テレビアニメ【鎧伝サムライトルーパー】(1988~1989年〔サンライズ〕企画・アニメーション制作・〔名古屋テレビ〕〔テレビ朝日〕系列)。主人公を含む5人の少年達は戦国武将などの末裔。鎧武者の戦士に変身し、悪の打倒を目指す。
(■戦国武将の末裔による刀剣テレビアニメより)
昭和から平成へと移り変わる頃、ロボットアニメブームの落ち着きと入れ替わるように家庭用ゲームが大きく発展します。家庭用ゲームを中心にゲーム文化のテレビアニメへの影響が大きくなっていく時代、漫画文化と常に共存してきたテレビアニメ文化ではバトルスーツもの、美少年ものに刀剣は息づきます。
平成へ年号が変わることになる前年、テレビアニメ【鎧伝サムライトルーパー】(よろいでんさむらいとるーぱー:1988~1989年〔サンライズ〕企画・アニメーション制作・〔名古屋テレビ〕〔テレビ朝日〕系列)が放送されます(全39話)。
物語の舞台は現代の東京。主人公は少年・真田遼(さなだりょう)です。彼を含む5人の少年達は鎧擬亜(よろいぎあ)を身にまとう鎧武者の戦士(サムライトルーパー)へと変身し、悪の打倒を目指します。
少年達は戦国武将などの末裔です。真田遼は真田忍軍(さなだにんぐん)の末裔、羽柴当麻(はしばとうま)は豊臣秀吉(とよとみひでよし)の流れを組む羽柴家の末裔、伊達征士(だてせいじ)は伊達政宗(だてまさむね)の末裔、毛利伸(もうりしん)は毛利元就(もうりもとなり)の末裔です。秀麗黄(シュウレイファン)はチンギス・ハーンの末裔ともされます。
また、彼らの味方として、柳生十兵衛(やぎゅうじゅうべえ)の末裔にあたる日本人とフランス人との間に生まれた女子大学生、ナスティ柳生(なすてぃやぎゅう)が寄り添います。
最強の敵は妖邪界(ようじゃかい)の帝王・阿羅醐(あらご)です。阿羅醐は新宿上空に突如現れた阿羅醐城を拠点とし、妖邪四天王を従え、人間界の支配を目論みます。
声優は順に、草尾毅(くさおたけし)、竹村拓(たけむらひろし)、佐々木望(ささきのぞむ)、中村大樹(なかむらだいき) 、西村智博(にしむらともひろ:現・西村朋紘)、日下部かおり(くさかべかおり)、笹岡繁蔵(ささおかしげぞう)が務めました。
鎧伝サムライトルーパーの原作は矢立肇(やたてはじめ:サンライズの共同ペンネーム)。漫画版とのメディアミックスでもありました。
監督は池田成(いけだまさし)と浜津守(はまつまもる)、脚本は鳥海尽三(とりうみじんぞう)・渡邊由自(わたなべゆうじ)・園田英樹(そのだひでき)他、シリーズ構成は高橋良輔(たかはしりょうすけ)、キャラクターデザイン・作画監督チーフは塩山紀生(しおやまのりお)、鎧デザインは岡本英郎(おかもとひでお)、デザイン協力は金山明博(かなやまあきひろ)、美術はデザインオフィス・メカマンです。
サムライトルーパーの5人それぞれの武器と必殺技は、烈火剣(れっかけん)による双炎斬(そうえんざん)、翔破弓(しょうはきゅう)による真空波(しんくうは)、光輪剣(こうりんけん)による雷光斬(らいこうざん)、二条槍(にじょうそう)による超流破(ちょうりゅうは)、金剛杖(こんごうじょう)による岩鉄砕(がんてつさい)です。
主人公の真田遼は二振りの烈火剣を愛刀とし、必殺技・双炎斬(そうえんざん)を繰り出します。
新宿に現われた妖邪と戦うサムライトルーパー達。妖邪にナスティ柳生と少年・山野純が人質に取られ、苦境に陥る。真田遼、苦しむ人質の姿を見て怒りがこみ上げてくる。
真田遼
「おのれ」
妖邪
「死ねぇ。何だこの熱さは」熱気を帯びた真田遼、妖邪に立ち向かっていく。
妖邪
「これが鎧の力」背負っていた二振りの烈火剣を抜く真田遼。烈火剣の頭を合わせて一振りの状態に。そして上空に飛び上がり、光を帯びた烈火剣が放つ光を妖邪に降り注ぐ。
真田遼
「双炎斬」降り注いだ力で妖邪は消滅する。
テレビアニメ【鎧伝サムライトルーパー】「第1話 ねらわれた大東京」
サムライトルーパーの5人は阿羅醐によって、富士山(烈火のリョウ)、秋芳洞(光輪のセイジ)、鳴門の渦潮(水滸のシン)、大雪山(金剛のシュウ)、天橋立(天空のトウマ)に閉じ込められます。けれどもそこで鎧に力をたくわえたことで必殺技が強力なものとなります。
真田遼と同様に剣を武器とする伊達征士は、光輪剣を愛刀とし、必殺技・雷光斬を繰り出します。封じ込められていた秋芳洞の氷の柱から解放されることで、さらなる力を得ました。
秋芳洞の氷の柱に封じ込められていた伊達征士。真田遼、救出に来る。そこに妖邪四天王のひとり那唖挫(なあざ)が現れ、戦いが始まる。苦戦する真田遼、伊達征士に救いを求めるように氷の柱を拳で打つ。想いが通じ、伊達征士、氷の柱から解放される。
那唖挫
「光輪」
伊達征士
「妖邪共、貴様らの好きにはさせん」
那唖挫
「ほざけ」と、伊達征士を攻めるが、那唖挫は手にする二振りが跳ね飛ばされる。
伊達征士
「雷光斬」と、光輪剣を天高く掲げると光が集まる。
那唖挫
「何だ」光輪剣に周囲が吹き飛ばされる程の光の力が集まる。伊達征士、光輪剣を振り、三回目に振り下ろした力で生じた光を那唖挫に放つ。
伊達征士
「とりゃぁ」降り注いだ力で那唖挫は消滅する。
テレビアニメ【鎧伝サムライトルーパー】「第5話 復活!光の戦士」
妖邪四天王は、鬼魔将・朱天童子(しゅてんどうじ)、毒魔将・那唖挫(なあざ)、闇魔将・悪奴弥守(あぬびす)、幻魔将・螺呪羅(らじゅら)です。
声優はそれぞれ、梁田清之(やなだきよゆき)、二又一成(ふたまたいっせい)、松本保典(まつもとやすのり)、小杉十郎太(こすぎじゅうろうた)です。
それぞれ武器と必殺技は、邪鬼鎌(じゃきがま)による紅雷閃(こうらいせん)、蛇牙剣(じゃがけん)による六節大蛇(ろくせつおろち)、黒狼剣(こくろうけん)による暗黒跳飛切り(あんこくちょうひぎり)、六足長刀(むそくなぎなた)による投蜘網(とうちもう)です。
那唖挫の愛刀・蛇牙剣は二振りで、その動きによって六振りに見える幻覚を生み、真田遼を苦しめます。
ナスティ柳生の祖父が勤める大学の研究室近郊。妖邪四天王からの最初の敵・朱天童子を倒した真田遼、次に那唖挫と戦う。
那唖挫
「鎧をまとったところで貴様なぞこの那唖挫様の敵ではないわ」と、那唖挫、両手に持った蛇牙剣を十字に重ねたのち、両手を広げ、ゆっくりと下げる。
那唖挫
「蛇牙剣」
真田遼
「何だ」片手に三振りずつ、計六振りの剣が見える。
那唖挫
「死ね」真田遼の鎧を傷付け、吹き飛ばす。
テレビアニメ【鎧伝サムライトルーパー】「第4話 毒魔将 那唖挫の罠」
悪奴弥守の愛刀・黒狼剣は光を吸い取る力を有し、伊達征士を苦しめます。
阿羅醐城攻めの直前。新宿駅の地下。伊達征士と悪奴弥守との二度目の戦い。
悪奴弥守
「俺が闇を支配する闇魔将と呼ばれる意味を教えてやろう」周囲が闇に満たされる。
悪奴弥守
「はぁ」
伊達征士
「これは」
山野純
「お姉ちゃん、悪奴弥守の周りがどんどん暗くなっていくよ」
ナスティ柳生
「悪奴弥守の刀が周りの光を吸い取ってる」
悪奴弥守
「(笑)この闇が俺に味方しているのだ。我が黒狼剣は光を吸い取り、暗黒を力に変える。お前の力など俺の前では何の役にも立たぬと言うことだ」テレビアニメ【鎧伝サムライトルーパー】「第12話 セイジ!暗闇の死闘」
9つの鎧には心(善なるもの)があります。
サムライトルーパー達は仁・智・礼・信・義、妖邪四天王は忠・悌・孝・忍です。江戸時代後期に曲亭馬琴(滝沢馬琴)が記した長編読本【南総里見八犬伝】からの着想です。
鎧はもともとひとつでした。1千年前に現われた阿羅醐を武将・迦雄須(かおす)が倒した際、阿羅醐の鎧を9つの心(善なるもの)にわけました。それから1千年後、現代に悪がはびこったことで9つのうち4つが悪の鎧となり、阿羅醐復活へと通じました。迦雄須の声優は、若本規夫(わかもとのりお)が務めます。
第1部<人間界>編では阿羅醐退治後、真田遼が新たに獲得した白い鎧・輝煌帝(きこうてい)の争奪が描かれます。輝煌帝は、人の世を庇護するために存在する三種の神器のひとつでもありました。
争奪戦の敵は、妖邪・沙嵐坊(さらんぼう)、妖邪剣士・剣舞卿(けんぶきょう)です。声優はそれぞれ、郷里大輔(ごうりだいすけ)と市川治(いちかわおさむ)が務めます。
輝煌帝は、サムライトルーパーの5人の力と鎧の力とが結集して誕生しました。その代わりこれまでの真田遼の愛刀・烈火剣では力不足となり、新たな剣が必要となります。それが、青木ヶ原(富士の樹海)で結界に守護される伝説の二振りの剣・剛烈剣(ごうれつけん)でした。ふたつ目の三種の神器です。剣舞卿が所有しています。
青木ヶ原(富士の樹海)に剣舞卿、その姿を現わす。
剣舞卿
「この地上界にも輝煌帝のまといし物が残されていたという伝説は本当らしいな。その三つの神器のうちのひとつ、剛烈剣を持つ私こそ、白い鎧がふさわしい。今宵の満月は私に微笑んでくれる。黒炎王、時の流れを、今、剛烈剣が導くのだ」テレビアニメ【鎧伝サムライトルーパー】「第22話 剣舞卿の挑戦」
そして、第2部<妖邪界>編では毛利伸 ・伊達征士・秀麗黄が妖邪界にさらわれたことで、真田遼と羽柴当麻による仲間の奪還が描かれます。
彼らをさらったのは、迦遊羅(かゆら)です。妖邪界ではずっと生き続けていた阿羅醐に盲目的に従っています(記憶を奪われた迦遊羅の正体は迦雄須一族)。彼女は釵(さい)を長くした二振りの星麗剣(せいれいけん)と必殺技・嵐星斬(らんせいざん)で、真田遼と羽柴当麻の前に立ちはだかります。
迦遊羅の声優は、勝生真沙子(かつきまさこ)が務めました。
毛利伸 、伊達征士、秀麗黄をさらった迦遊羅。今度は真田遼と羽柴当麻と戦う。
迦遊羅
「次は私の番ですね。星屑よ鳴け。星麗剣吠えろ。我が必殺の嵐星斬」
と星麗剣を操り、空へと吹き上げたエネルギーを、一気に降り注ぐ。
真田遼
「何だ」
羽柴当麻
「これは」嵐星斬の力が真田遼と羽柴当麻を襲う。
真田遼
「あぁー」
羽柴当麻
「うぁー」テレビアニメ【鎧伝サムライトルーパー】「第28話 謎の女妖邪カユラ出現」
鎧伝サムライトルーパーは放送終了の年、オリジナル・ビデオ・アニメーション(OVA)化されます。
【鎧伝サムライトルーパー 外伝】(1989年〔サンライズ〕企画・アニメーション制作・〔CBS・ソニーグループ〕販売)、【鎧伝サムライトルーパー 輝煌帝伝説】(1989~1990年〔サンライズ〕企画・アニメーション制作・〔CBS・ソニーグループ〕販売)、【鎧伝サムライトルーパー MESSAGE】(1990年〔サンライズ〕企画・アニメーション制作・〔CBS・ソニーグループ〕販売)と続きました。
また、サムライトルーパー5人の声優によるユニット・NG5も結成され、女性を中心に人気を博しました。
鎧伝サムライトルーパーの制作の背景には、車田正美(くるまだまさみ)の少年漫画【聖闘士星矢】(1986~1990年〔週刊少年ジャンプ〕連載)のテレビアニメ版のヒットがありました(1986~1989年)。少年達が聖衣(クロス)と呼ばれる防具を身にまとい、女神アテナのために闘う物語です。テレビアニメ版ではキャラクターデザインを荒木伸吾(あらきしんご)と姫野美智(ひめのみち)が務めました。
「バトルスーツもの」とも呼ばれることになるこの同傾向のアニメは同じ時期、ハードスーツが登場するOVA【バブルガムクライシス】(1987~1991年〔アートミック〕〔AIC〕・アニメーション制作・〔東映ビデオ〕販売)、テレビアニメ【超音戦士ボーグマン】(1988年〔葦プロダクション〕アニメーション制作・〔日本テレビ〕系列)などが制作されています。
超音戦士ボーグマンでは東京が壊滅した21世紀を舞台に、妖魔王の復活を目論む科学者による世界征服の動きに対し、3人の青年(男性2人・女性1名)がプロテクトスーツを着込んで戦士となって戦います。
同作ではキャラクターデザインを、きくちみちたか(菊池みちたか:菊池通隆)が担当しました。漫画家として麻宮騎亜(あさみやきあ)のペンネームで活躍し始めた時期にあたります。
また、当時は荻野真(おぎのまこと)による密教を題材にした青年漫画【孔雀王】(1985~1989年〔週刊ヤングジャンプ〕連載)も人気を博していました。実写映画化(1988年、1990年)、家庭用ゲーム化(1988年)、OVA化(1988~1991年)とメディアミックスがなされ、密教ブームの一翼を担います。
鎧伝サムライトルーパー、超音戦士ボーグマンが放送された翌年、テレビアニメ【天空戦記シュラト】(1989~1990年〔竜の子プロダクション〕アニメーション制作・〔テレビ東京〕系列)が放送されます(全38話)。
同作では、インド神話がモチーフとなりました。
主人公の高校生・日高秋亜人(ひだかしゅらと)は、デーヴァ神軍の調和神ヴィシュヌの導きによって神々の住む異世界・天空界に転生されます。そして獅子の神甲冑(シャクティ)を身にまとい、修羅王シュラトとして天空界を乱す悪と戦います。武器は三鈷杵(さんこしょ)、属性は光です。
日高秋亜人の声優は関俊彦(せきとしひこ)、ヴィシュヌの声優は島本須美(しまもとすみ)が務めました。
天空戦記シュラトの原案は美原轟(みはらごう)。漫画版とのメディアミックスでもありました。
チーフディレクターは西久保瑞穂(にしくぼみずほ)、シリーズ構成はテレビアニメ版の聖闘士星矢と同じ小山高生(こやまたかお)と、関島眞頼(せきじままより)。文芸担当はあかほりさとる。キャラクター原案は奥田万つ里(おくだまつり)、ゲストキャラ設定は菊池みちたかです。
天空戦記シュラトも放送終了後、OVA化されました(【天空戦記シュラト 天空界メモリアルズ】、【天空戦記シュラト 創世への暗闘】)。
天空戦記シュラトの主人公・日高秋亜人の現実世界での幼馴染の拳法仲間であり、異世界では現世での記憶を失い対立関係となるのが、黒木凱(くろきがい)です。狼の神甲冑をまとい、属性は風、剣を武器に日高秋亜人の命を何度も狙います。声優は子安武人(こやすたけひと)です。
同作は、日高秋亜人による幼馴染・黒木凱を現世と同じ関係を取り戻す物語と、天空界ではシュラトとガイが1万年前の前世の因縁に起因するひとつの座(創造主ブラフマー)を巡って争う物語となっています。
ガイは剣による必殺技・疾風魔狼剣(しっぷうまろうけん)で、シュラトを苦しめます。
異世界で初めて神甲冑をまとって戦うことになる日高秋亜人と黒木凱。一刀する黒木凱。それを三鈷杵で受け止める日高秋亜人。
日高秋亜人
「ガイ、何で俺達親友同士が戦わなければいけねぇんだ」
黒木凱
「シュラト、お前を殺す」
日高秋亜人
「どうしちまったんだよガイ。くそぉ」と、黒木凱を蹴り飛ばす。
日高秋亜人
「この分からず屋」と、さらに蹴り飛ばし、勢い余って二人は崖の下へ落下。崖下で再び戦いを始める。
黒木凱
「オン・バザラ・タマクカン・ヤシャ・ハーン」と、剣を空高く掲げる。光線が剣に集まる。上空に飛び上がる黒木凱。
黒木凱
「疾風魔狼剣」テレビアニメ【天空戦記シュラト】「第1話 オン・シュラ・ソワカ!」
ガイは、修羅王と同じく八部衆のひとり、夜叉王でした。けれども、デーヴァ神軍と対立するアスラ神軍の破壊神シヴァ(若本規夫)、そのシヴァに操られる雷帝インドラ(鈴置洋孝:すずおきひろたか)によって操られていました。それはシヴァが黒のソーマ(悪の心)を解き放ったことで起こりました。
バトルスーツものが流行したこの時期、【ケイブンシャの大百科別冊 美少年アニメビデオ】(1990年〔勁文社〕)が出版されます。
冒頭は鎧伝サムライトルーパー、そして天空戦記シュラトが続きました。
その他には、木根尚登(きねなおと:TMネットワーク)のファンタジー小説を原作とするOVA【CAROL】、高河ゆん(こうがゆん)のファンタジー漫画を原作とするOVA【アーシアン】、おおや和美(おおやかずみ)がキャラクター原案を務めたボーイズ・ラブ風アイドルものOVA【BE-BOY KIDNAPP’N IDOL】、星野架名(ほしのかな)の少女漫画を原作とするOVA【緑野原迷宮 Sparkling Phantom】(りょくのはららびりんす)、SFロボットアニメOVAの人気シリーズ【メガゾーン23 III】、藤川桂介(ふじかわけいすけ)の伝奇ファンタジー小説を原作とするOVA【宇宙皇子】(うつのみこ)、SFサイバーアクションOVA【電脳都市OEDO808】(サイバーシティ オーエド ハチマルハチ)が取り上げられました。
同著は、8年前に出版されたアニメージュ編集部編【アニメ美少年SPECIAL】(1982年〔徳間書店〕)に続きました。
アニメ美少年SPECIALでは1位から10位までは以下となっています。
マーズ(テレビアニメ【六神合体ゴッドマーズ】)、マーグ(テレビアニメ【六神合体ゴッドマーズ】)、一条輝(いちじょうひかる:テレビアニメ【超時空要塞マクロス】)、シャア・アズナブル(テレビアニメ【機動戦士ガンダム】)、星野鉄郎(ほしのてつろう:少年漫画【銀河鉄道999】)、アムロ・レイ(テレビアニメ【機動戦士ガンダム】)、ジャック・バルバロッサ・バンコラン(少女漫画【パタリロ】)、マライヒ(少女漫画【パタリロ】)、諸星あたる(もろぼしあたる:少年漫画【うる星やつら】)、面堂終太郎(めんどうしゅうたろう:少年漫画【うる星やつら】)です。
ロボットテレビアニメブームと入れ替わるように家庭用ゲーム文化が発展した時期、漫画と共存してきたテレビアニメ文化では、バトルスーツもの、美少年もののなかに刀剣は息づきました。そこでは、主人公側以上に敵方が刀剣を多く使用するなどが特徴でした。