遊楽部川の自然6 ウミネコ

 明治10(1878)年、開拓地調査のため遊楽部原野の調査をした旧尾張藩士は、遊楽部川について、「百石積格好の船は川筋へ入るを得ヘシ」(「遊楽部実況概略」)と報告している。百石船とはどのくらいの大きさなのか、見当も付かないが、昭和初期、琵琶湖で使用されていた百石船は長さ17~19メートル、米俵で250俵ほど積むことが出来た大きさの船である。このような船が入ることが出来るほど、昔の遊楽部川は、ゆったりと水量のある河口域を形成していたのだろうか。
 今日では、干潮になると場所によっては水深1メートル以下で、川の中ほどに広い中州ができ、ウミネコなどカモメ類の休み場所となっている。潮が満ちてくると、中州は水面下となり、カモメ類は水面や沖合の海面に移動することになるが、この時、カモメ類はにわかにあわただしくなる。上空から海面に向かってダイビングを繰り返すのである。干潮から満潮へ変化すると、潮の流れが出来、小さな魚が海面近くを泳いだりするのではないかと考えられる。カモメ類の魚の捕らえかたは、ミサゴのようにホバリングなどはしない。海面上空を飛び、魚を発見すると嘴から飛び込み、魚を捕らえ、食べるのである。

ウミネコの写真
ウミネコ(成鳥)

ウミネコの写真

魚を探して低く飛ぶウミネコ。(幼羽)
 ウミネコのダイビング写真
魚を見つけるとすぐにダイビングをする。

魚をくわえるウミネコの写真
嘴から海に入り、魚を捕らえすぐに飛び立つ
ダイビングしたとき、身体がすべて水の中に
入り込むほどに、深く潜るようなことはない。    

投稿者:ジョー問 


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