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瀬谷区版 公開:2022年9月15日 エリアトップへ

ゲンノショウコ文:山村卓也(瀬谷環境ネット) 写真:中村多加夫(同) 瀬谷の生き物だより152

公開:2022年9月15日

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 ゲンノショウコは昔から漢方薬として有名な植物で、子どもの頃に飲まされた人もいるだろう。苦味があるが飲めば下痢はじきに治まり、「ほら現の証拠だ」というのが名前の由来だという。なんとも愉快なネーミングだ。

 ハクサンフウロやグンナイフウロをはじめ高山植物として有名な花が多いフウロソウ科に属し、全国の山野や道端に広く自生している多年草の植物である。

 1・5cm程の5弁の花は、バランス良く整って大変愛らしい。関西地方は赤紫色の花が多く、関東地方は白花が多いと言われていたが、人為的な力が働いたのか関東でも赤紫の花も多く見かけるようになった。

 タネの散布方法はバネ仕掛けで、思い切り遠くへ放り投げる。投げ終わったあとの形が、御神輿の屋根の形に似ているので「ミコシグサ」という別名もある。

 和泉川沿いを歩くと、時々出会うのだが、雑草と一緒に刈られてしまうこともあり、悲しくなる。この秋足元を注意して歩き、上品な花や神輿の屋根を探してはどうだろうか。

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