ここだけは外せない!初めてのダブリン観光 厳選ポイント

ここだけは外せない!初めてのダブリン観光 厳選ポイント

更新日:2019/08/10 13:19

ぐれい クミコのプロフィール写真 ぐれい クミコ 通訳ガイド(英語)
ヨーロッパの西の果て「アイルランド」へは日本から直行便はなく、最短でも13〜14時間はかかる遠い道のりです。一度は行ってみたいな、どんな国なんだろうな、という方へ。アイルランドの首都ダブリンに初めて行くならここだけはおさえよう!そんな基本お勧めスポット情報をご紹介します。

ダブリン空港に降り立ったらまずは街の中心オコンネル像をめざそう!

ダブリン空港に降り立ったらまずは街の中心オコンネル像をめざそう!

写真:ぐれい クミコ

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まず基本情報として、アイルランドの公用語は英語とアイルランド語(ゲール語)。通貨はユーロ。日本との時差はサマータイムは8時間、冬は9時間です。年中通して気温差はあまりなく5℃〜20℃。

ダブリンの中心にはリフィー川という大きな川が流れていて、街を南北に分けています。こちらの写真はその川にかかるオコンネル橋の上、オコンネル像です。観光のスタートにはもってこいの場所。まずはこの中心地を目指してください!

ダブリン空港から市内中心部へのアクセスはバスかタクシーの2択です。タクシー乗り場は到着ターミナル出口から右手、出てすぐの場所で案内もでており分かりやすいでしょう。ラッシュアワーにさえ巻き込まれなければ、市内まで約30分ほど。30ユーロ〜40ユーロ。少しのチップを渡すのが一般的でこまかいおつりは返ってこないと思ってください。もちろん請求したらおつりは返してくれますが、ここは大らかなアイリッシュ文化と思って支払う方が、気持ちが良いかもしれませんね。

少しでも安く旅したい方はバスです。ダブリンバス社の運営する空港から市内を結ぶ直行便Air link(エアリンク)は片道6ユーロ、往復11ユーロ。前もってチケットを購入します。空港ターミナル内のSpar Shop(スパというキヨスクのようなお店)やトラベルインフォメーションセンターで買えます。

ダブリン空港に降り立ったらまずは街の中心オコンネル像をめざそう!

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この写真は街の北側。メアリーストリート。The Spire という大きな針のような尖塔がオコンネルストリートに立っていますので道に迷ったらこの塔を見ると便利です。

ダブリン空港に降り立ったらまずは街の中心オコンネル像をめざそう!

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こちらは街の南側、スティーブンス・グリーン・ショッピングセンターです。中心のオコンネルストリートを南に下り、ダブリン市内の目抜き通りのグラフトンストリートを抜けたとこにあります。隣にはセント・スティーブンス・グリーン・パークがあり市民と観光客の憩いの場となっています。

乗り降り自由のお手軽、観光バスを利用しよう!

乗り降り自由のお手軽、観光バスを利用しよう!

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街の中心部、オコンネルストリートに来たらこのような観光バスがたくさん発着しています。緑のバスは、ダブリンバス社のHop on Hop off市内の乗り降り自由バス。フレンドリーなドライバーさんが多く、全部のバスではありませんが日本語ガイドも付いています。

1日券:大人17.1ユーロ/子供7.2ユーロ
2日券:大人19.8ユーロ/子供9ユーロ

数ある観光バス会社の中でもアイルランド初心者の方におすすめなのが、3日券「DoDublin Card」。ダブリン空港から市内のエアリンクバス代も込みの、3日間乗り放題チケットです。(大人33ユーロ、子供16ユーロ)

33か所の停留所が乗り降り自由で市内観光を網羅しており、ウォーキングツアーに参加できたりレストランやショップで使えるクーポンも付いています。数日間の滞在予定の方には一番分かりやすい手段です。

値段は全てWebサイトの情報です。現地で購入も出来ますが、当日券は値段が違いがありますので前もっての確認をお勧めします。

ダブリン市内の歴史的建造物、ここだけはぜひ行きたいトップ3!

ダブリン市内の歴史的建造物、ここだけはぜひ行きたいトップ3!

写真:ぐれい クミコ

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ホップオン、ホップオフバス(乗り降り自由の観光バス)に乗ったら、絶対に降りて観光してもらいたい場所をご紹介します。

まずはここ「トリニティカレッジ(ダブリン大学)」です。日本で言うなら東大か京大といった名門大学。アイルランドでもっとも優秀な学生が集う大学の一つです。なぜ大学が観光名所?とお思いかもしれませんが、大学内にある図書館に「世界一美しい」と言われる1200年前につくられた「ケルズの書」(聖書)が収蔵されおり、観光客のお目当てはほぼこの図書館です。大学は1592年創立で400年以上の伝統があり、建造物としてして校舎を見学するのも価値があります。

ダブリン市内の歴史的建造物、ここだけはぜひ行きたいトップ3!

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次にお勧めしますのは「クライストチャーチ大聖堂」。1038年完成のダブリンで最も古い聖堂です。ダブリン市内にはたくさんの教会、聖堂がありますが、中でもロマネスク様式とゴシック様式の二つのアーチが重なる姿は世界的にも大変珍しく、非常に美しい建造物です。地下には中世からそのままの姿を残していると言われる地下礼拝堂もあり必見です。入場料は7ユーロ。(ネットでの事前予約は6.5ユーロ)

ダブリン市内の歴史的建造物、ここだけはぜひ行きたいトップ3!

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次は「ダブリン城」です。この城の敷地内に「The Dubhlinn Gardens(ダブリン・ガーデンズ)」と呼ばれる芝生の広場がありますが昔は池だったそうです。アイルランド語でDubh・linnダブ・リン= 英語でblack pool(黒い水たまり)があったことから由来してこの街がダブリンと言う名がついたと言われる場所です。

お城は元々10世紀にヴァイキングの砦があった所で、イギリスの支配下では政治の中心地、総督府が置かれていた場所です。現在もダブリン城はただの史跡ではなく、大統領の就任式や大きな国際会議場としても利用されています。

本場のギネスビールはマスト体験!アイリッシュ・グルメも!

本場のギネスビールはマスト体験!アイリッシュ・グルメも!

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アイルランドと言えばギネスビール、アイリッシュ・ウイスキーなどお酒を思い浮かべる方も少なくないでしょう。本場アイルランドの中でも一番おいしいギネスが飲めるのがここ「ギネスストアハウス」。乗り降り自由の観光バスの停留所の一つにもなっています。

醸造所に併設されたギネスビールのテーマパーク/博物館の様な施設で、ギネスの歴史や醸造の仕方など、見て楽しい展示がたくさんあります。最上階のパブでダブリン市内を一望しながら飲む出来たてのビールは、世界一美味しいギネス!と自信をもってお勧め出来ます。

本場のギネスビールはマスト体験!アイリッシュ・グルメも!

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「ギネスストアハウス」のギネスが美味しいのは分かるが、もっと地元の人ともふれあったり、本場アイルランドのアイリッシュパブを体験されたいかたは、ぜひテンプルバーへ。辺り一帯が、パブやレストランなどの激戦区。味やサービスをしのぐ飲食店ばかりです。

本場のギネスビールはマスト体験!アイリッシュ・グルメも!

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アイリッシュ・グルメと聞くと何を思い浮かべられるでしょうか。主食はじゃがいもなのでやはりじゃがいも料理は種類も豊富で日本人の口に合うものも多いです。その代表格「アイリッシュシチュー」。アイルランド人のソウルフードです。

こちらの写真はテンプルバーにある「BOXTY」というレストランのアイリッシュシチューの食べ比べプレート。アイルランドでは定番の、ソーダブレッドというイースト菌の代わりに重曹を使ったパンの食べ比べも出来ます。アイルランドらしい一品です!

ダブリン郊外へも足を延ばせるならぜひここへ!

ダブリン郊外へも足を延ばせるならぜひここへ!

写真:ぐれい クミコ

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こちらの写真はダブリン屈指の高級住宅地「Howth(ホウス)」の丘からアイリッシュ海を望んだ所。ダブリン湾に面した北側に突き出た半島で、街の中心部からおよそ40分ほどで自然豊かな絶景にたどり着けます。ダートと呼ばれる南北を結ぶ電車の北の終点なので、電車でも市内中心部から行きやすいですが、バスの方が半島の先端の方まで楽に行けるでしょう。

アイルランドと言えば妖精や自然豊かな緑のイメージを持って行かれる方は、ぜひ訪れて頂きたい場所です。漁港なので新鮮なシーフードを提供する有名レストランも多いです。

きっと何度も行きたくなるアイルランド、ダブリンの厳選ポイント

漢字表記では「愛蘭土」と書くことから、アイルランドは愛があり緑と自然豊かな国…なんてイメージですが、実際に訪れると人も自然もとても素朴でやさしい国と分かります。アイルランドの観光資源は、アイリッシュの人の良さだったり、音楽や酒、妖精でも住んでると感じられる風だったり、目に見えないものが多いのです。初めてアイルランドの首都ダブリンに行く方に、ぜひここだけはというお勧めスポットをご紹介しましたが、名所に足を運びながら目に見えないケルト的神秘や、アイルランド魂の良さにふれてもらいたいです。

2018年5月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2017/07/24−2017/08/21 訪問

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