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Windows Phoneの開発準備をしよう! (4/6)

■プロジェクトの作成

では、いよいよ開発ツール、Microsoft Visual Studio 2010 Express for Windows Phoneを起動してみましょう。起動すると画面には「Start Page」という表示のあるタブのついた画面が現れます。これは、最近の開発ツールではやり(?)のもので、プロジェクトの作成や、それまで利用したプロジェクトのアクセスなどが素早く行えるためのものです。

(※なお、ここでは初期のバージョンを使っているため英語表記で説明していますが、最新のWindows Phone SDK 7.1ではVisual Studio本体も日本語化されており、表示は日本語になっています。)

プロジェクトというのは、プログラム作成を行う際の単位となるものです。新しいプログラムを作成する際には、まずそのためのプロジェクトを作成し、そこに必要なファイルなどを追加して作っていきます。

このStart Pageから「New Project...」リンクをクリックするか、「File」メニューから「New Project..」を選ぶと、画面にプロジェクト作成のためのウインドウが現れます。このウインドウでは、作成するプロジェクトのテンプレートを選択し、新しいプロジェクトを作ります。左上の「Installed Templates」というところからテンプレートの種類を選ぶと、その種類のテンプレートが右側に一覧表示されるようになっています。

Installed Templatesには「Visual C#」と「Other Languages」という項目があります。Other Languagesには、更にその中に「Visual Basic」という項目があります。つまり、このVisual Studioでは、Visual C#(以後、C#と略)とVisual Basicの二種類のプログラミング言語が使える、というわけですね。それぞれの言語の中には、以下のような項目が用意されています。

Silverlight――Windows Phone用でないSilverlightアプリケーションを作るためのもの
Silverlight for Windows Phone――Windows PhoneのSilverlightアプリを作るためのもの
XNA Game Studio 4.0――XNAを利用したゲームを作成するためのもの

Windows Phoneのアプリを作成する場合には、「Silverlight for Windows Phone」を選択します。これを選ぶと、さらに右側にずらっとテンプレートが現れます。Windows Phoneのプログラムと一口にいっても、さまざままなテンプレートが用意されていることが分かります。これらはアプリ作成のためのものもありますし、それ以外のプログラムを作成するためのものもあります。アプリ作成の場合は、「…… Application」というように、最後にApplicationがついているテンプレートを選べばいいでしょう。

今回は、「Windows Phone Application」を選びます。これは、もっともスタンダードなアプリ用テンプレートです。これがアプリ作りの基本となるもので、それ以外のものは、特殊な機能を必要とする際に選ぶもの、と考えるとよいでしょう。

――では、Windows Phone Applicationテンプレートを選択し、下の方の「Name」にプロジェクト名、「Solution name:」にソリューション名(どっちも同じでOKです)を入力してOKしましょう。これでプロジェクトが作成されます。ここでは、「PhoneApp1」という名前にしておきました。

プロジェクトを新規作成すると、画面に「New Windows Phone Application」というダイアログが現れます。これは、ターゲットとなるWindows Phoneのプラットフォーム(要するにOSバージョン)を選択するものです。ダイアログのポップアップメニューから使いたいプラットフォームを選んで下さい。ここでは「Windows Phone 7.1」にしておきました。


(by. SYODA-Tuyano.)

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