ファッションジャーナリストのリチャード・バックリーが、米国ロサンゼルスの自宅で死去した。長年闘病生活を送っており、自然死だったという。享年72歳だった。
リチャード・バックリーはニューヨーク州ビンガムトンで生まれ、アメリカ、フランス、ドイツで育った。1979年に『New York Magazine』でキャリアをスタートし、『WWD』のファッションエディター、US版『VANITY FAIR』のソーシャルエディター、伊版『VOGUE』のコントリビューティングエディターなどとして活躍。その後、パリに拠点を移し、1999年から2005年まで『VOGUE HOMME INTERNATIONAL』の編集長を務めた。編集長退任後はロサンゼルス、ニューヨーク、サンタフェに移住し、夫のトム・フォードと息子のアレクサンダー・ジョン・バックリー・フォードとともに暮らしていた。
およそ1年半ぶりに開催されたトム フォード(TOM FORD)の2022年春夏のショーを見届けたバックリー。35年間連れ添った夫のトム・フォードと息子のアレクサンダー・ジョン・バックリー・フォードに看取られ、ロサンゼルスの自宅で安らかに生涯を終えたという。
Text: Nicole Phelps
From: VOGUE.COM
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