NHK札幌放送局
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支局・営業センター
2015年度NHK全体で行われた職制改正により、全国各地の報道室と通信部が廃止され「支局」に統合。併せて業務の外部委託を強力に推進してきた営業部門では拠点整理が行われ、道内各放送局の営業部が全廃され札幌局営業推進部に集約。4営業センター体制に再編された[8]。
2022年春より北海道内7局がそれぞれ担当するローカル枠の放送エリアを再編し、関係局の業務と体制の大幅な見直しを進める方針である。札幌放送局は室蘭放送局と統合し放送時間を拡大、7局体制を維持し地域サービスの強化を掲げる[9][10]。また、2023年4月1日付で組織改正を行い、「経営管理センター」と「メディアセンター」の2センター制に再編すると同時に道央以外の営業センター機能を函館局・旭川局・帯広局にそれぞれ移管する予定となっている[11]。
支局
営業センター
- 北海道中央(旧新札幌センターを本体に統合し移転。室蘭局管内も担当)
- 北海道南(函館局内に設置)
- 北海道北(旭川局内に設置。北見局管内も担当)
- 北海道東(帯広局内に設置。釧路局管内も担当)
地上デジタルテレビジョン放送に向けての対応
- 2006年6月1日の地上デジタル放送開始に向け、2005年度までにすべてのテレビスタジオがハイビジョン化された。また、2006年1月16日にマスター設備の更新を行った。
- ニュース取材については、ほぼすべてがハイビジョンカメラで撮影されている。
- さっぽろテレビ塔に設置されている天気カメラもハイビジョン化されている。
- 札幌地区で地上デジタル放送の本放送が開始される2006年6月1日10:00から、NHK札幌放送局と北海道内の民放テレビ5局(北海道放送・札幌テレビ放送・北海道テレビ放送・テレビ北海道・北海道文化放送)が共同制作した記念番組『我が家に地デジがやってきた』を放送した[注釈 3]。なお、NHK札幌放送局だけは10時からの全国ニュースを放送するため、5分遅れて10:05から番組を開始したほか、民放がCMを放送中は独自の「お知らせ」を放送した。
- 旭川・函館・室蘭・帯広・北見・釧路の各放送局で地上デジタル放送の本放送が開始された2007年10月1日には、北海道ローカルで『地デジひろがる北海道特集』を放送した。
- ワンセグにおける局名表記は総合テレビが「NHK携帯G・札幌」でEテレは全国共通の「NHK携帯2」。
- Gガイドなどにおける局名表記は総合テレビが「NHK総合n・札幌」で、Eテレが「NHK Eテレn・札幌」(n=マルチ編成の番号)。
音声多重放送
- テレビの音声多重放送は、民間放送事業者は長年、マイクロ波による北海道内の回線使用料のコスト高により、旧アナログ放送では札幌地区のみ、デジタル放送では、北海道全域で別々に実施されている。NHKは旧アナログ・デジタルともに北海道全域で受信可能となっている。これは、放送法に基づきNHKが全国で同一のサービスをあまねく提供する義務を負っていることによるものである。
- NHKが北海道全域で音声多重放送を開始した当初はアナログ回線で運用していたため、北海道内の回線使用料は民間放送事業者よりも倍以上かかったものの、事前に事業計画で予算を組んでいたことや、2004年3月末にNTT中継回線のデジタル回線移行で回線使用料が従来より削減できるようになったため、北海道全域で受信が可能となった。
- なお、北海道各局のデジタル中継回線への移行の際、民間放送事業者は2007年にNTTから北海道総合通信網に変更されたが、NHKは2004年3月末のデジタル回線移行後も引き続きNTT中継回線を使用している。これは、デジタル化に伴い回線の全国一元運用体制が敷かれたことも影響している。
注釈
- ^ その後、2012年9月25日に北海道テレビ放送が本社移転を発表し、2018年9月18日に移転した。
- ^ 等価交換するのは病院だった敷地の一部で、残りの部分(8丁目)は病院移転から間もなく札幌テレビ放送が所有。2000年に札幌メディアパーク・スピカをオープンさせていた。閉館後は跡地をヤマダデンキに貸与し「テックランド札幌本店」となっている。
- ^ かつて、テレビ北海道が開局する前に民間放送事業者4社による共同制作番組『おおーい北海道』が民放各局で同時放送された事例はあるが、NHK札幌放送局を含めた札幌地区6局全てが同じ放送を行うケースは初の試みであった。
- ^ 同ステレオ放送は、当時電電公社が同放送の技術規格を満たす回線が無かった為、1979年12月24日のPCMデジタル回線開通までの間、東京からダビングされて送られた番組パッケージ・テープを流して放送していた。
- ^ この日、放送のネット回線を運用する、電電公社の(奄美群島を含む一部離島を除く)全国カラーテレビジョン放送のネット中継網が3月20日に完成したことから、一部離島を除く全国のNHKのカラー放送未実施区域の総合・教育テレビが一斉に同放送を開始したことによるものである。
- ^ 夜間における国家間の放送混信を避けるための対策として、国際電気通信連合(ITU)勧告に基づき、AM放送帯域内の送信チャンネルを10KHzおきから9KHzおきにすることによって、チャンネル数を増やすためのもの。この日、南北アメリカを除く全世界で一斉に実施された。
- ^ これにより、今まで全国番組の同ステレオ放送に於ける、東京からダビングされて送られてきた、番組パッケージ・テープでの放送が廃止された。
- ^ 12:18.30からの北海道内各局別のローカル放送部分もそのまま札幌からの放送となるが省略されることがある。なお、平日でもまれに土日祝日同様すべてが札幌からの放送となる場合あり。
- ^ ただしラジオ第2放送は、『JOAB、NHK東京第2放送です。』とアナウンスされる。
- ^ 当初は2020年10月頃の予定だった。
- ^ 日によっては13:05 - 13:55に放送の『列島ニュース』の中で全国向けに録画ネットされる。
- ^ 5:56枠・6:28枠・11:57枠・17:57枠は気象情報のみ、12:15枠はニュースのみ。
- ^ 後者のパートは旭川・北見局は木曜・金曜、函館局と帯広局・釧路局エリアは金曜のみ非ネット(旭川・北見局は木曜・金曜、函館局と帯広局・釧路局エリアは金曜のみ19:00までの放送のため)。
- ^ ただし、プロ野球・北海道日本ハムファイターズのナイター中継時は、20:45頃以降は野球中継がサブチャンネルに迂回するため、メインチャンネルで通常通り放送される。
- ^ EPG上では『北海道のニュース・気象情報』と番組名は表記される。
- ^ また、右記のケース以外にも2019年4月1日は19:00からの『ニュース7』が新元号「令和」発表関連ニュースを中心に19:40まで拡大放送されたのに伴う特別編成のため5分繰り下げ・短縮(20:50 - 21:00)となったほか、同年6月7日は19:30 - 20:55に『北海道150年記念ドラマ 永遠のニシパ 〜北海道と名付けた男 松浦武四郎〜』(同年7月15日全国放送分の北海道地方向け先行放送)を、2020年3月11日は20:00 - 20:55に『NHKスペシャル 震災9年"変貌"する街で何が〜復興ハイウェーで変わる被災地』をそれぞれ放送のため10分繰り下げ・短縮(20:55 - 21:00)となった。
- ^ 5:55枠・6:28枠・11:57枠は気象情報のみ、12:10枠はニュースのみ。
- ^ 11:57枠は気象情報のみ、12:10枠はニュースのみ。
- ^ 7:57枠・11:57枠は気象情報のみ、12:10枠はニュースのみ。
- ^ 6:56枠・11:57枠は気象情報のみ、12:10枠はニュースのみ。
- ^ ただし、4月16日まではBS1で放送していた。
- ^ ただし、7月7日 - 17日は令和2年7月豪雨関連報道のため、同月23日・24日は祝日編成のためそれぞれ休止。
- ^ ただし、『ほっとニュース北海道』メインキャスターの瀬田宙大は担当することが無かった。
- ^ 2000年には、深川中継局の総合テレビ・FM放送と幌加内中継局の総合テレビも旭川放送局を親局へ変更された。Eテレはそれ以前から旭川放送局を親局としている。
出典
- ^ 平成25年度第13回定例市長記者会見記録“リンケージプラザ等跡地の交換について” (PDF). 札幌市 (2013年11月24日). 2015年6月13日閲覧。
- ^ a b 第1238回経営委員会“新札幌放送会館の整備方針・概要について” (PDF). 日本放送協会 (2015年5月26日). 2015年6月12日閲覧。
- ^ “第1238回経営委員会議事録”. 日本放送協会 (2015年5月26日). 2015年6月13日閲覧。
- ^ a b c d “NHK新札幌放送会館の竣工について”. NHK札幌放送局 (2020年2月28日). 2020年3月2日閲覧。
- ^ a b c “NHK札幌拠点放送局の移転について”. NHK札幌放送局 (2020年8月3日). 2021年5月29日閲覧。
- ^ 第1238回経営委員会“新札幌放送会館の整備方針・概要について” (PDF). 日本放送協会 (2021年6月7日). 2021年6月7日閲覧。
- ^ 札幌新放送会館のご案内
- ^ “NHK放送受信料窓口のご案内”. NHK札幌放送局. 2015年12月29日閲覧。
- ^ “NHK地方枠4エリアに 道内ニュース来春から 室蘭・北見・釧路は隣接局と統合”. 北海道新聞 (2021年4月12日). 2021年5月9日閲覧。
- ^ a b “NHK 地方局に異変/再編・撤退…災害時どうなる/地方の声 伝える役割は”. www.jcp.or.jp. 2022年1月24日閲覧。
- ^ a b “日本放送協会理事会議事録(2022年12月20日開催分)”. 日本放送協会. p. 2 (2023年1月13日). 2023年1月18日閲覧。
- ^ 「NHK札幌新放送会館の整備(第3回)送信設備概要、放送設備切り替え・運用」『映像情報メディア学会誌』第76巻第6号、映像情報メディア学会、2022年11月1日、691-692頁。
- ^ 日本放送協会総合放送文化研究所放送史編修部『NHK年鑑'65』日本放送出版協会、1965年、226,228頁。
- ^ 日本放送協会総合放送文化研究所放送史編修部『NHK年鑑'65』日本放送出版協会、1965年、233~5頁。
- ^ 日本放送協会総合放送文化研究所放送史編修部『NHK年鑑'66』日本放送出版協会、1966年、50頁。
- ^ a b c d 「札幌とともに半世紀 NHK札幌放送局のあゆみ」NHK札幌放送局(1984年)
- ^ カラー時代の玄関口へ道内各局に中継車配備 - 北海道新聞朝刊1968年7月31日18面
- ^ 「日本放送協会総合技術研究所『五十年史』(1981.03)」(渋沢社史データベース)(2024年3月29日閲覧)
- ^ 日本放送協会放送文化研究所放送情報調査部『NHK年鑑'91』日本放送出版協会、1991年、284頁。
- ^ ラジコでNHKラジオが聴ける4月12日(木)より、全国を対象に2018年度の実験配信を開始,株式会社radiko,2018年3月22日
- ^ “2019年度第1四半期業務報告” (PDF). 日本放送協会. 2021年1月7日閲覧。
- ^ “日本放送協会2019年度業務に関する監査委員会の活動結果報告書” (PDF). 日本放送協会. 2021年1月7日閲覧。
- ^ “「ご当地プラス」配信開始! - お知らせ - NHKプラス”. 日本放送協会 (2021年3月3日). 2021年3月3日閲覧。
- ^ “札幌新放送会館のご案内”. NHK. 2021年11月27日閲覧。
- ^ “ありがとう。札幌大通 旧放送会館”. NHK. 2021年11月27日閲覧。
- ^ “ありがとう。札幌大通 旧放送会館”. NHK. 2021年11月27日閲覧。
- ^ “新放送会館の正式オープンについて”. NHK. 2021年11月27日閲覧。
- ^ “日本放送協会理事会議事録(2022年3月7日開催分)”. 日本放送協会. p. 4 (2022年3月25日). 2022年3月25日閲覧。
- ^ “NHKオンライン 2024年度前半期 定時番組の部門種別(北海道ブロック)” (PDF). NHK. p. 13. 2024年4月1日閲覧。
- ^ 18:40 - 18:55はローカルパート『ほっとニュース道央いぶりDAYひだか』のキャスターも兼任。
- ^ NHK札幌総合&北海道教育テレビジョン クロージング 1992年6月
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