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甲府市の甲斐善光寺が所蔵する鎌倉幕府初代将軍・源頼朝(1147~99年)の木像の修復が完了した。頼朝の最古の木像とされる。近年は、頼朝の実像に最も近いとされ、歴史の教科書にも掲載されており、今後は修復後の写真が使われる可能性もある。
修復が完了したのは、山梨県指定文化財の「木造源頼朝坐像」(高さ94・5センチ)。頼朝の死後、妻・北条政子の命で鎌倉時代に作られたと伝えられている。劣化が著しく、昨年5月から東京都世田谷区の文化財修理業「明古堂」で修復作業が行われていた。パーツごとに分解して汚れを取るなどし、欠損していた「玉眼」には、甲府市の職人が加工した天然の水晶を用いた。
同寺の吉原