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ソニーグループは11日、犬型ロボット・aibo(アイボ)を所有者から引き取り、病院や介護施設に提供する「里親プログラム」を始めた。「処分しづらい」という所有者と、患者や利用者への癒やし効果を期待する施設を仲介し、利用の拡大を図る。
ソニーが本体を引き取り、前の所有者のデータを抹消するなどの「治療(修理)」を施してから、希望する施設に提供する。引き取り手は、専用サーバーに接続するのに必要なサービス料などを支払う。希望する施設の募集は12月から始める予定だ。
アイボはAI(人工知能)を搭載し、飼い主とのやり取りなどを通じて成長する。人を見分けたり、飼い主の表情を読み取ったりすることもできる。1999年の発売後、業績不振で2006年に一時生産を止めたが、18年に新型を再発売した。