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山口きらら博記念公園「なぜ今、てこ入れ?」…類似施設は各地にあるのに県が再整備加速

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 山口県は2024年度、山口市の山口きらら博記念公園の再整備を加速させる。中国地方最大級のフラワーガーデンや大型遊具の導入など、計12億3900万円を24年度一般会計当初予算に計上した。ただ、似た施設が既に各地にあり、関係者からは「新たな“ハコモノ”を造る理由が十分に説明されていない」と疑問の声も上がる。(相良悠奨)

フラワーガーデンの整備予定地。手前一帯に季節に応じた花を植える予定
フラワーガーデンの整備予定地。手前一帯に季節に応じた花を植える予定

 県は公園を県民の交流や県外からの誘客の拠点とすることを目的に23年度、今後の再整備の方向性を示す基本構想の作成にあたり、今月下旬に策定した。

 24年度に整備予定のフラワーガーデンは、多目的ドーム正面の1・5ヘクタール超に季節に応じた花を植える予定で、25年春の公開を目指す。整備費約3億円のほか、手入れや植え替え費用で維持費は年数千万円を見込む。

 プール近くの広場には、大型遊具を新たに設置。一部を障害の有無にかかわらず、全ての子どもが安心して使えるインクルーシブ仕様とする方針で、事業費は約5億円。25年中の利用開始を目指している。

 構想は公園利用者へのアンケートで募った意見などを基に作成したとしており、村岡知事は2月下旬の記者会見で「『花で癒やしを得たい』『子どもが思いきり遊べるようにしてほしい』といった(県民の)願いを形にしたい」と強調する。

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