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北陸新幹線金沢―敦賀間の延伸開業に伴い、金沢方面と大阪を結ぶ在来線特急「サンダーバード」が15日、敦賀以北の北陸エリアでの運行を終えた。JR金沢駅では午後8時47分、宮下良和駅長の「出発進行」のかけ声で、金沢発の最終列車「サンダーバード50号」が出発。ホームは鉄道ファンらの拍手に包まれた。
サンダーバードは大阪と富山を結ぶ特急「雷鳥」の後継として1995年に運行を開始。2011年に雷鳥から完全に移行した。
石川県小松市の会社員中村美紀さん(47)は、電車が大好きな長男映斗ちゃん(4)と一緒に「ありがとう サンダーバード」と書いた手作りの旗を持って、最終列車に乗り込んだ。中村さんは「幼稚園の帰り道で、いつも手を振っていた電車がなくなるのはさみしい」と話していた。