2-STD-B21v5_5
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ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
デジタル 放 送 用 受 信 装 置<br />
RECEIVER FOR DIGITAL BROADCASTING<br />
標 準 規 格<br />
( 望 ましい 仕 様 )<br />
ARIB STANDARD<br />
( DESIRABLE SPECIFICATIONS )<br />
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
5.5 版<br />
平 成 11 年 10 月 26 日 策 定<br />
平 成 12 年 3 月 29 日 1.1 改 定<br />
平 成 12 年 12 月 14 日 1.2 改 定<br />
平 成 13 年 3 月 27 日 2.0 改 定<br />
平 成 13 年 5 月 31 日 3.0 改 定<br />
平 成 14 年 1 月 24 日 3.1 改 定<br />
平 成 14 年 7 月 25 日 3.2 改 定<br />
平 成 15 年 2 月 6 日 4.0 改 定<br />
平 成 15 年 6 月 5 日 4.1 改 定<br />
平 成 15 年 10 月 16 日 4.2 改 定<br />
平 成 16 年 5 月 25 日 4.3 改 定<br />
平 成 17 年 9 月 29 日 4.4 改 定<br />
平 成 18 年 9 月 28 日 4.5 改 定<br />
平 成 19 年 3 月 14 日 4.6 改 定<br />
平 成 20 年 12 月 12 日 4.7 改 定<br />
平 成 21 年 12 月 16 日 4.8 改 定<br />
平 成 22 年 4 月 26 日 4.9 改 定<br />
平 成 22 年 7 月 15 日 5.0 改 定<br />
平 成 23 年 12 月 6 日 5.1 改 定<br />
平 成 24 年 7 月 3 日 5.2 改 定<br />
平 成 25 年 3 月 19 日 5.3 改 定<br />
平 成 26 年 3 月 18 日 5.4 改 定<br />
平 成 26 年 7 月 31 日 5.5 改 定<br />
一 般 社 団 法 人 電 波 産 業 会<br />
Association of Radio Industries and Businesses
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
ま え が き<br />
一 般 社 団 法 人 電 波 産 業 会 は、 無 線 機 器 製 造 者 、 電 気 通 信 事 業 者 、 放 送 機 器 製 造 者 、 放 送 事 業 者 及<br />
び 利 用 者 の 参 加 を 得 て、 各 種 の 電 波 利 用 システムに 関 する 無 線 設 備 の 標 準 的 な 仕 様 等 の 基 本 的 な 要<br />
件 を「 標 準 規 格 」として 策 定 している。<br />
「 標 準 規 格 」は、 周 波 数 の 有 効 利 用 及 び 他 の 利 用 者 との 混 信 の 回 避 を 図 る 目 的 から 定 められる 国<br />
の 技 術 基 準 と、 併 せて 無 線 設 備 、 放 送 設 備 の 適 性 品 質 、 互 換 性 の 確 保 等 、 無 線 機 器 製 造 者 、 電 気 通<br />
信 事 業 者 、 放 送 機 器 製 造 者 、 放 送 事 業 者 及 び 利 用 者 の 利 便 を 図 る 目 的 から 策 定 される 民 間 の 任 意 基<br />
準 を 取 りまとめて 策 定 される 民 間 の 規 格 である。<br />
本 標 準 規 格 は、「デジタル 放 送 用 受 信 装 置 」について 策 定 されたもので、 策 定 段 階 における 公 正 性<br />
及 び 透 明 性 を 確 保 するため、 内 外 無 差 別 に 広 く 無 線 機 器 製 造 者 、 電 気 通 信 事 業 者 、 放 送 機 器 製 造 者 、<br />
放 送 事 業 者 及 び 利 用 者 の 利 害 関 係 者 の 参 加 を 得 た 当 会 の 規 格 会 議 の 総 意 により 策 定 されたものであ<br />
る。<br />
本 標 準 規 格 が、 無 線 機 器 製 造 者 、 電 気 通 信 事 業 者 、 放 送 機 器 製 造 者 、 放 送 事 業 者 及 び 利 用 者 に 積<br />
極 的 に 活 用 されることを 希 望 する。<br />
注 意 :<br />
本 標 準 規 格 では、 本 標 準 規 格 に 係 わる 必 須 の 工 業 所 有 権 に 関 して 特 別 の 記 述 は 行 われていないが、<br />
当 該 必 須 の 工 業 所 有 権 の 権 利 所 有 者 は、「 本 標 準 規 格 に 係 わる 工 業 所 有 権 である 別 表 1 及 び 別 表 2<br />
に 掲 げる 権 利 は、 別 表 1 及 び 別 表 2 に 掲 げる 者 の 保 有 するところのものであるが、 本 規 格 を 使 用 す<br />
る 者 に 対 し、 別 表 1 の 場 合 には 一 切 の 権 利 主 張 をせず、 無 条 件 で 当 該 別 表 1 に 掲 げる 権 利 の 実 施 を<br />
許 諾 し、 別 表 2 の 場 合 には 適 切 な 条 件 の 下 に、 非 排 他 的 かつ 無 差 別 に 当 該 別 表 2 に 掲 げる 権 利 の 実<br />
施 を 許 諾 する。ただし、 本 標 準 規 格 を 使 用 する 者 が 本 標 準 規 格 で 規 定 する 内 容 の 全 部 又 は 一 部 が 対<br />
象 となる 必 須 の 工 業 所 有 権 を 所 有 し、かつ、その 権 利 を 主 張 した 場 合 、その 者 についてはこの 限 り<br />
ではない。」 旨 表 明 している。<br />
別 表 1 ( 第 一 号 選 択 )<br />
(なし)
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
別 表 2 ( 第 二 号 選 択 )<br />
特 許 出 願 人 発 明 の 名 称 出 願 番 号 等 備 考<br />
松 下 電 器 産 業 ( 株 ) デジタル 放 送 方 法 およびその 受 信 特 願 平 10-28372 日 本<br />
装 置<br />
放 送 局 システム 及 び 受 信 機 特 願 平 10-195093 日 本<br />
チャンネル 設 定 方 法 、 及 びデジタル 特 許 出 願 2000-15076 日 本<br />
放 送 受 信 システム(*)<br />
日 本 放 送 協 会 放 送 用 受 信 機 特 許 第 2592462 日 本<br />
放 送 用 受 信 機 特 許 第 2945670 日 本<br />
統 合 放 送 受 信 機 特 開 平 9-312811 日 本<br />
絶 対 位 相 検 出 器 およびディジタル 特 開 平 9-186730 日 本<br />
変 調 波 復 調 装 置<br />
ディジタル 伝 送 方 式 および 送 信 、 受 特 開 平 9-321813 日 本<br />
信 装 置<br />
AFC 回 路 、キャリア 再 生 回 路 およ<br />
び 受 信 装 置<br />
特 開 平 11-98432 日 本<br />
アメリカ 他<br />
階 層 化 伝 送 ディジタル 復 調 器 特 開 平 11-163957 日 本<br />
ディジタル 放 送 受 信 機 特 開 平 11-168520 日 本<br />
送 信 装 置 および 受 信 装 置 特 開 平 11-177537 日 本<br />
アメリカ 他<br />
デジタルデータの 受 信 装 置 特 許 2912323 日 本<br />
アメリカ 他<br />
受 信 装 置 特 開 2000-4409 日 本<br />
デジタル 送 信 装 置 および 受 信 装 置 特 許 2991694 日 本<br />
デジタル 放 送 受 信 装 置 特 願 平 10-313154 日 本<br />
アメリカ 他<br />
同 期 捕 捉 回 路 特 許 3017983 日 本<br />
誤 り 訂 正 復 号 回 路 (*4) 特 許 1585258 日 本<br />
誤 り 訂 正 復 号 方 式 (*4) 特 許 1587162 日 本 、<br />
アメリカ、カナダ、<br />
韓 国<br />
誤 り 検 出 回 路 (*4) 特 許 1587174 日 本 、<br />
アメリカ<br />
誤 り 訂 正 復 号 方 式 (*4) 特 許 1707686 日 本 、<br />
アメリカ、カナダ、<br />
韓 国<br />
直 交 周 波 数 分 割 多 重 ディジタル 信<br />
号 送 信 装 置 および 受 信 装 置 (*4)<br />
特 許 2904986 日 本 、<br />
アメリカ、<br />
イギリス、<br />
ドイツ、フランス
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
特 許 出 願 人 発 明 の 名 称 出 願 番 号 等 備 考<br />
日 本 放 送 協 会<br />
符 号 化 変 調 装 置 および 復 調 装 置 特 許 2883238 日 本<br />
(*4)<br />
放 送 方 式 および 送 受 信 機 (*4) 特 開 平 8-294098 日 本<br />
ディジタル 信 号 の 送 信 方 法 、 受 信 方<br />
法 、 送 信 装 置 および 受 信 装 置 (*4)<br />
ディジタル 信 号 伝 送 方 法 および 受<br />
信 機 (*4)<br />
デジタル 信 号 送 信 装 置 、およびデジ<br />
タル 信 号 受 信 装 置 (*4)<br />
直 交 周 波 数 分 割 多 重 伝 送 方 式 とそ<br />
の 送 信 装 置 及 び 受 信 装 置 (*4)<br />
特 開 平 9-46307<br />
特 開 平 10-93521<br />
特 開 平 10-336158<br />
日 本<br />
日 本<br />
日 本<br />
特 許 3083159 日 本 、<br />
中 国 、 韓 国 、<br />
台 湾<br />
デジタル 信 号 受 信 装 置 (*4) 特 許 2975932 日 本<br />
送 信 装 置 および 受 信 装 置 (*4) 特 開 2000-101543 日 本<br />
直 交 周 波 数 分 割 多 重 伝 送 方 式 とそ 特 開 2000-236313 日 本<br />
の 送 信 装 置 及 び 受 信 装 置 (*4)<br />
OFDM 受 信 装 置 (*4) 特 開 平 11-355240 日 本<br />
OFDM 信 号 復 調 装 置 (*4) 特 開 2000-13353 日 本<br />
カシオ 計 算 機 株 式<br />
会 社<br />
日 本 電 気 株 式 会 社<br />
受 信 機 特 願 昭 60-200035 日 本<br />
テレビジョン 受 像 機 の 選 局 プログ 特 願 昭 60-200040 日 本<br />
ラム 装 置<br />
番 組 情 報 送 受 信 システム 特 願 昭 60-200033 日 本<br />
画 像 信 号 の 動 き 補 償 フレーム 間 予 特 許 1890887 号 日 本<br />
測 符 号 化 ・ 復 元 化 方 法 とその 装 置<br />
(*1)<br />
圧 縮 記 録 画 像 の 再 生 方 式 (*1) 特 許 2119938 号 日 本 、 米 国 、<br />
イギリス、<br />
ドイツ、<br />
フランス、オラ<br />
ンダ、カナダ<br />
圧 縮 記 録 画 像 の 対 話 型 再 生 方 式 (*1) 特 許 2134585 号 日 本 、 米 国 、<br />
イギリス、<br />
ドイツ、<br />
フランス、オラ<br />
ンダ、カナダ<br />
適 応 変 換 符 号 化 復 号 化 の 方 法 及 び<br />
装 置 (*1)<br />
特 許 2638208 号 日 本 、 米 国 、<br />
イギリス、<br />
ドイツ、<br />
フランス<br />
符 号 化 方 式 及 び 復 号 方 式 (*1) 特 許 2820096 号 日 本 、 米 国 、<br />
韓 国 、<br />
オーストラリア
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
特 許 出 願 人 発 明 の 名 称 出 願 番 号 等 備 考<br />
日 本 電 気 株 式 会 社 フレーム 同 期 制 御 回 路 (*4) 特 許 第 2998716 号 日 本<br />
日 本 ビクター㈱<br />
ガードインターバル 相 関 器 及 びそ<br />
の 相 関 取 得 方 法 (*4)<br />
直 交 周 波 数 分 割 多 重 復 調 装 置 、 及 び<br />
直 交 周 波 数 分 割 多 重 復 調 における<br />
シンボルの 位 相 誤 差 の 補 正 方 法 (*4)<br />
再 生 プロテクト 方 法 及 びプロテク<br />
ト 再 生 装 置 (*2)<br />
特 許 第 3082757 号<br />
特 許 第 3090137 号<br />
日 本 、イギリス、<br />
ドイツ、フランス、<br />
スウェーデン<br />
日 本<br />
特 許 2853727 号 日 本 、 米 国 、 独 、<br />
英 、 仏 、 韓 国 、<br />
インド、 中 国<br />
情 報 記 録 方 法 及 び 情 報 記 録 媒 体 (*2) 特 許 3102416 号 日 本<br />
直 交 周 波 数 分 割 多 重 信 号 送 受 信 装<br />
置 (*4)<br />
特 許 第 2790239 号 日 本 、<br />
アメリカ、イギリス、<br />
ドイツ、フランス<br />
特 許 第 2874729 号 日 本 、<br />
アメリカ<br />
特 許 第 3055540 号 日 本<br />
直 交 周 波 数 分 割 多 重 信 号 送 受 信 装<br />
置 (*4)<br />
直 交 周 波 数 分 割 多 重 信 号 送 受 信 装<br />
置 (*4)<br />
直 交 周 波 数 分 割 多 重 信 号 送 受 信 装 特 許 第 3055541 号 日 本<br />
置 (*4)<br />
直 交 周 波 数 分 割 多 重 信 号 の 送 受 信 特 開 2000-224142 日 本<br />
システム(*4)<br />
マスプロ 電 工 ㈱ 衛 星 受 信 用 コンバータ(*3) 特 願 平 11-325803 号 日 本<br />
㈱ 次 世 代 デジタル<br />
テレビジョン 放 送<br />
システム 研 究 所<br />
衛 星 受 信 コンバータ、ブロックコン 特 願 2000-177344 号<br />
バータ、ダウンコンバータ 及 び 衛 星<br />
受 信 システム(*3)<br />
ARIB <strong>STD</strong>-B21 3.0 版 について 包 括 確 認 書 を 提 出 (*4)<br />
モトローラ㈱ ARIB <strong>STD</strong>-B21 4.0 版 について 包 括 確 認 書 を 提 出 (*5)<br />
ARIB <strong>STD</strong>-B21 4.2 版 について 包 括 確 認 書 を 提 出 (*6)<br />
ARIB <strong>STD</strong>-B21 4.3 版 について 包 括 確 認 書 を 提 出 (*7)<br />
日 本 フィリップス㈱ ARIB <strong>STD</strong>-B21 4.3 版 について 包 括 確 認 書 を 提 出 (*7)<br />
( 株 )フィリップス<br />
エレクトロニクス<br />
ジャパン<br />
日 本 放 送 協 会<br />
財 団 法 人 エヌエイ<br />
チケイエンジニア<br />
リングサービス<br />
ARIB <strong>STD</strong>-B21 4.4 版 について 包 括 確 認 書 を 提 出 (*8)<br />
地 上 デジタルテレビジョン 放 送 に<br />
おける 緊 急 速 報 を 受 信 する 受 信 機 、<br />
及 び 緊 急 速 報 を 送 信 する 送 信 装 置<br />
(*9)<br />
地 上 デジタルテレビジョン 放 送 に<br />
おける 緊 急 速 報 を 受 信 する 受 信 機 、<br />
及 び 緊 急 速 報 を 送 信 する 送 信 装 置<br />
(*9)<br />
特 開 2009-213105<br />
特 開 2009-272954<br />
日 本<br />
日 本<br />
日 本
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
特 許 出 願 人 発 明 の 名 称 出 願 番 号 等 備 考<br />
QUALCOMM<br />
Incorporated<br />
ARIB <strong>STD</strong>-B21 4.9 版 について 包 括 確 認 書 を 提 出 (*10)<br />
ARIB <strong>STD</strong>-B21 5.0 版 について 包 括 確 認 書 を 提 出 (*11)<br />
ARIB <strong>STD</strong>-B21 5.1 版 について 包 括 確 認 書 を 提 出 (*12)<br />
Method and apparatus for<br />
overhead messaging in a wireless<br />
communication system (*13)<br />
JP 2004-533152<br />
ソニー 株 式 会 社 ARIB <strong>STD</strong>-B21 5.4 版 について 包 括 確 認 書 を 提 出 (*14)<br />
US<br />
7,349,425;AU<br />
;BR;CA;CN;<br />
DE;EP;FI;FR<br />
;GB;ID;IL;IN<br />
;IT;KR;MX;N<br />
O;RU;SE;SG;<br />
TW;UA<br />
ARIB <strong>STD</strong>-B21 5.5 版 について 包 括 確 認 書 を 提 出 (*15)<br />
(*) ARIB <strong>STD</strong>-B21 1.1 版 の 改 定 部 分 について 有 効<br />
(*1) ARIB <strong>STD</strong>-B21 1.1 版 の 改 定 部 分 について 有 効 ( 平 成 12 年 12 月 14 日 提 出 )<br />
(*2) ARIB <strong>STD</strong>-B21 1.2 版 より 有 効 ( 平 成 13 年 3 月 15 日 提 出 )<br />
(*3) ARIB <strong>STD</strong>-B21 2.0 版 の 改 定 部 分 について 有 効<br />
(*4) ARIB <strong>STD</strong>-B21 3.0 版 の 改 定 部 分 について 有 効<br />
(*5) ARIB <strong>STD</strong>-B21 4.0 版 の 改 定 部 分 について 有 効<br />
(*6) ARIB <strong>STD</strong>-B21 4.2 版 の 改 定 部 分 について 有 効 ( 平 成 15 年 10 月 9 日 受 付 )<br />
(*7) ARIB <strong>STD</strong>-B21 4.3 版 の 改 定 部 分 について 有 効 ( 平 成 16 年 3 月 30 日 受 付 )<br />
(*8) ARIB <strong>STD</strong>-B21 4.4 版 の 改 定 部 分 について 有 効 ( 平 成 17 年 9 月 27 日 受 付 )<br />
(*9) ARIB <strong>STD</strong>-B21 4.8 版 の 改 定 部 分 について 有 効 ( 平 成 21 年 12 月 7 日 受 付 )<br />
(*10) ARIB <strong>STD</strong>-B21 4.9 版 の 改 定 部 分 について 有 効 ( 平 成 22 年 4 月 16 日 受 付 )<br />
(*11) ARIB <strong>STD</strong>-B21 5.0 版 の 改 定 部 分 について 有 効 ( 平 成 22 年 7 月 8 日 受 付 )<br />
(*12) ARIB <strong>STD</strong>-B21 5.1 版 の 改 定 部 分 について 有 効 ( 平 成 23 年 11 月 29 日 受 付 )<br />
(*13) ARIB <strong>STD</strong>-B21 4.9 版 の 改 定 部 分 について 有 効 ( 平 成 22 年 10 月 22 日 受 付 )<br />
(*14) ARIB <strong>STD</strong>-B21 5.4 版 の 改 定 部 分 について 有 効 ( 平 成 26 年 3 月 11 日 受 付 )<br />
(*15) ARIB <strong>STD</strong>-B21 5.5 版 の 改 定 部 分 について 有 効 ( 平 成 26 年 7 月 24 日 受 付 )
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
目<br />
次<br />
第 1 章 一 般 事 項 ·········································································································· 1<br />
1.1 目 的 ·················································································································· 1<br />
1.2 適 用 範 囲 ············································································································ 1<br />
1.3 参 照 文 書 ············································································································ 1<br />
1.3.1 準 拠 文 書 ······································································································· 1<br />
1.3.2 関 連 文 書 ······································································································· 3<br />
1.4 用 語 ·················································································································· 4<br />
1.4.1 定 義 ············································································································· 4<br />
第 2 章 受 信 装 置 の 構 成 ································································································· 5<br />
第 3 章 周 囲 条 件 ·········································································································· 7<br />
第 4 章 衛 星 デジタル 放 送 受 信 装 置 各 部 の 定 格 及 び 仕 様 ······················································· 8<br />
4.1 衛 星 受 信 アンテナ ································································································ 8<br />
4.2 コンバータ ········································································································· 8<br />
4.3 接 続 ケーブル ······································································································ 9<br />
4.4 DIRDの 仕 様 ······································································································· 9<br />
4.4.1 IF 入 力 ········································································································· 9<br />
4.4.2 中 間 周 波 数 ···································································································· 9<br />
4.4.3 中 間 周 波 数 帯 域 幅 ·························································································· 9<br />
4.4.4 第 2 局 部 発 振 周 波 数 ······················································································· 9<br />
4.4.5 フロントエンド 信 号 処 理 ················································································· 9<br />
4.4.6 トランスポート 処 理 ····················································································· 10<br />
4.4.7 コンディショナルアクセス ············································································ 10<br />
4.4.8 メモリ ········································································································ 10<br />
4.4.9 映 像 復 号 処 理 及 び 出 力 ··················································································· 11<br />
4.4.10 音 声 復 号 処 理 及 び 出 力 ·················································································· 11<br />
4.4.11 基 本 データデコーダ ····················································································· 11<br />
4.4.12 EPG 機 能 ··································································································· 11<br />
4.4.13 高 速 デジタルインタフェース ········································································· 11<br />
4.4.14 CA モジュールインタフェース ······································································· 11<br />
4.4.15 外 部 インタフェース ····················································································· 11<br />
4.4.16 リモコン 及 びチャンネルアクセス ·································································· 12<br />
i
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
第 5 章 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 受 信 装 置 各 部 の 定 格 及 び 仕 様 ··································· 13<br />
5.1 受 信 アンテナ ···································································································· 13<br />
5.2 DIRDの 仕 様 ····································································································· 14<br />
5.2.1 入 力 ··········································································································· 14<br />
5.2.2 第 1 中 間 周 波 数 ···························································································· 14<br />
5.2.3 受 信 周 波 数 同 期 範 囲 ······················································································ 14<br />
5.2.4 受 信 クロック 同 期 範 囲 ··················································································· 14<br />
5.2.5 受 信 チューナー 部 の 特 性 ················································································ 15<br />
5.2.6 フロントエンド 信 号 処 理 ················································································ 16<br />
5.2.7 トランスポート 処 理 ······················································································ 19<br />
5.2.8 コンディショナルアクセス ············································································· 19<br />
5.2.9 メモリ ········································································································ 20<br />
5.2.10 映 像 復 号 処 理 及 び 出 力 ················································································· 20<br />
5.2.11 音 声 復 号 処 理 及 び 出 力 ················································································· 20<br />
5.2.12 基 本 データデコーダ ···················································································· 20<br />
5.2.13 EPG 機 能 ·································································································· 21<br />
5.2.14 高 速 デジタルインタフェース ········································································ 21<br />
5.2.15 CA モジュールインタフェース ······································································ 21<br />
5.2.16 外 部 インタフェース ···················································································· 21<br />
5.2.17 リモコン 及 びチャンネルアクセス ·································································· 22<br />
5.2.18 地 震 動 警 報 情 報 の 受 信 機 能 ··········································································· 22<br />
第 6 章 映 像 ・ 音 声 の 復 号 処 理 及 び 出 力 ·········································································· 23<br />
6.1 映 像 復 号 処 理 及 び 出 力 ························································································ 23<br />
6.1.1 ビデオデコード ···························································································· 23<br />
6.1.2 映 像 信 号 出 力 の 形 式 ······················································································ 26<br />
6.1.3 映 像 信 号 出 力 ······························································································· 32<br />
6.1.4 コピープロテクション ··················································································· 35<br />
6.2 音 声 復 号 処 理 及 び 出 力 ························································································ 35<br />
6.2.1 音 声 復 号 処 理 ······························································································· 35<br />
6.2.2 音 声 モード 識 別 及 び 表 示 ················································································ 37<br />
6.2.3 音 声 出 力 ····································································································· 37<br />
6.3 衛 星 デジタル 放 送 における 階 層 変 調 の 受 信 装 置 機 能 ················································· 38<br />
6.3.1 階 層 変 調 信 号 ······························································································· 38<br />
ii
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
6.3.2 階 層 変 調 の 識 別 ···························································································· 38<br />
6.3.3 階 層 変 調 の 受 信 処 理 ····················································································· 38<br />
6.3.4 階 層 変 調 における 低 階 層 映 像 の 表 示 ································································ 38<br />
6.4 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 におけるMP@LL 動 画 及 び 静 止 画 の 表 示 ······················ 39<br />
6.4.1 MP@LL 動 画 及 び 静 止 画 の 運 用 ······································································· 39<br />
6.4.2 受 信 装 置 における 表 示 ·················································································· 39<br />
第 7 章 基 本 データデコーダの 仕 様 ················································································ 47<br />
第 8 章 EPGの 仕 様 ·································································································· 48<br />
第 9 章 高 速 デジタルインタフェースの 仕 様 ···································································· 49<br />
9.1 シリアルインタフェース 仕 様 ··············································································· 49<br />
9.1.1 インタフェース 信 号 の 名 称 、 機 能 、ピン 配 置 ···················································· 49<br />
9.1.2 信 号 電 圧 レベル、インピーダンス ··································································· 49<br />
9.1.3 コネクタ ····································································································· 50<br />
9.1.4 シリアルインタフェースのプロトコル ····························································· 50<br />
9.1.5 デスクリプタ、コマンド、チューナモデル ······················································· 50<br />
9.1.6 シリアルインタフェースの 入 出 力 トランスポートストリーム ······························· 89<br />
9.1.7 シリアルインタフェースにおける 番 組 配 列 情 報 の 基 本 構 成 及 び 識 別 子 の 運 用 基 準 ···· 89<br />
9.1.8 シリアルインタフェースの 番 組 配 列 情 報 のデータ 構 造 と 定 義 ······························· 92<br />
9.1.9 パーシャルトランスポートストリームに 使 用 するテーブルの 運 用 方 法 に 関 するガイドライ<br />
ン ··········································································································· 100<br />
9.2 IPインタフェース 仕 様 ······················································································· 102<br />
9.2.1 物 理 インタフェース・プロトコルスタック 仕 様 ················································ 102<br />
9.2.2 コンテンツ 出 力 仕 様 ···················································································· 102<br />
9.2.3 チューナ 記 述 の 仕 様 ···················································································· 104<br />
9.2.4 コンテンツの 選 択 制 御 ················································································· 106<br />
第 10 章 CA モジュールインタフェースの 仕 様 ······························································ 110<br />
第 11 章 双 方 向 通 信 機 能 の 仕 様 ·················································································· 111<br />
11.1 双 方 向 通 信 における 伝 送 フェーズ ······································································ 111<br />
11.1.1 回 線 接 続 / 切 断 フェーズ ············································································· 111<br />
11.1.2 リンク 確 立 / 終 結 フェーズ ·········································································· 111<br />
11.1.3 データ 転 送 フェーズ ··················································································· 111<br />
11.2 視 聴 情 報 収 集 用 プロトコル ··············································································· 112<br />
11.2.1 リンク 確 立 / 終 結 フェーズのプロトコル ························································ 112<br />
iii
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
11.2.2 データ 転 送 フェーズのプロトコル ································································· 112<br />
11.2.3 シーケンス ······························································································· 112<br />
11.3 データ 放 送 サービス 及 びデータ 配 信 用 プロトコル ················································ 113<br />
11.3.1 リンク 確 立 / 終 結 フェーズのプロトコル ························································ 113<br />
11.3.2 データ 転 送 フェーズのプロトコル ································································· 113<br />
11.4 インタフェース ······························································································ 119<br />
11.4.1 加 入 電 話 回 線 (PSTN) 用 インタフェース ······················································ 119<br />
11.4.2 ISDN 用 インタフェース ············································································· 120<br />
11.4.3 Ethernet 用 インタフェース ········································································ 122<br />
11.5 TCP/IPを 用 いた 双 方 向 通 信 に 必 要 な 機 能 ··························································· 123<br />
11.5.1 自 動 接 続 機 能 ····························································································· 123<br />
11.5.2 自 動 切 断 機 能 ····························································································· 123<br />
11.5.3 視 聴 者 設 定 情 報 要 素 設 定 機 能 ········································································ 123<br />
11.5.4 通 信 セキュリティ 機 能 ·················································································· 123<br />
11.5.5 提 示 機 能 ··································································································· 124<br />
11.5.6 回 線 切 断 機 能 ····························································································· 124<br />
11.5.7 双 方 向 接 続 用 情 報 要 素 保 持 機 能 ····································································· 124<br />
第 12 章 ダウンロード 機 能 ························································································ 130<br />
12.1 用 語 の 定 義 とサービス 内 容 ·············································································· 130<br />
12.1.1 用 語 の 定 義 ······························································································ 130<br />
12.1.2 サービス 内 容 ··························································································· 130<br />
12.2 ダウンロードに 関 する 伝 送 方 式 ········································································ 131<br />
12.2.1 告 知 情 報 の 伝 送 方 式 ·················································································· 131<br />
12.2.2 コンテンツの 伝 送 方 式 ··············································································· 138<br />
12.3 受 信 機 の 望 ましい 仕 様 ····················································································· 145<br />
12.3.1 必 要 な 機 能 ······························································································ 145<br />
12.3.2 必 要 なハードウェア 規 模 ・ 性 能 ··································································· 147<br />
第 13 章 DIRD の 信 号 処 理 機 能 ·················································································· 148<br />
13.1 番 組 配 列 情 報 ································································································· 148<br />
13.2 放 送 / 非 放 送 の 識 別 ························································································ 148<br />
13.3 同 時 処 理 するPIDの 数 ····················································································· 148<br />
13.4 スクランブル 用 に 設 定 できるスクランブル 鍵 の 数 ················································ 148<br />
iv
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
13.5 番 組 選 択 のフロー ··························································································· 148<br />
第 14 章 受 信 装 置 各 部 の 性 能 ····················································································· 151<br />
14.1 衛 星 受 信 アンテナ ··························································································· 151<br />
14.2 衛 星 コンバータ ······························································································ 152<br />
14.3 衛 星 DIRD ····································································································· 152<br />
第 15 章 共 用 化 受 信 装 置 (オプション) ······································································ 153<br />
15.1 デジタル 放 送 受 信 装 置 の 共 用 化 及 びインターオペラビリティ 接 続 部 ························ 153<br />
15.1.1 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 受 信 アダプターと 衛 星 デジタル 放 送 受 信 装 置 の 共 用 化<br />
及 びインターオペラビリティ 接 続 部 ····························································· 153<br />
15.2 ベースバンド 部 ······························································································ 159<br />
第 16 章 サーバー 型 放 送 受 信 機 能 ··············································································· 160<br />
16.1 サーバー 型 放 送 受 信 装 置 の 基 本 構 成 ··································································· 160<br />
16.2 サーバー 型 放 送 受 信 装 置 各 部 の 仕 様 ··································································· 161<br />
16.2.1 蓄 積 機 能 ·································································································· 161<br />
16.2.2 映 像 信 号 処 理 及 び 出 力 の 形 式 ······································································· 161<br />
16.2.3 音 声 復 号 処 理 及 び 出 力 ················································································ 161<br />
16.2.4 双 方 向 通 信 機 能 の 仕 様 ················································································ 161<br />
16.3 サーバー 型 放 送 受 信 装 置 の 信 号 処 理 機 能 ····························································· 161<br />
16.3.1 コンテンツ 蓄 積 のフロー ··············································································· 162<br />
16.3.2 蓄 積 済 みコンテンツ 選 択 のフロー ································································· 162<br />
第 17 章 権 利 保 護 機 能 ······························································································ 166<br />
付 属<br />
付 属 -1 映 像 フォーマットの 切 替 方 法 ······································································ 167<br />
付 属 -2 高 速 デジタルインタフェース ······································································ 175<br />
付 属 -3 ダウンロード 機 能 ····················································································· 189<br />
付 属 -4 AAC デコーダにおけるダウンミックス 処 理 について ······································ 224<br />
付 属 -5 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 との 受 信 機 共 用 化 について ······························ 226<br />
付 属 -6 広 帯 域 CS デジタル 放 送 受 信 アンテナシステムと 留 意 点 ·································· 246<br />
付 属 -7 ITU-R 勧 告 BO.1213 に 記 載 されたアンテナ 特 性 ··········································· 249<br />
付 属 -8 測 定 時 に 衛 星 中 継 器 または 同 等 の 伝 送 路 を 用 意 できない 場 合 の<br />
DIRD の 望 ましい 性 能 基 準 ········································································· 251<br />
付 属 -9 双 方 向 通 信 ······························································································ 256<br />
v
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
付 属 -10 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 の 受 信 装 置 の 性 能 について ·························· 273<br />
付 属 -11 サーバー 型 放 送 サービス 毎 信 号 処 理 ························································· 280<br />
付 録 ················································································································ 283<br />
付 録 -1 ··················································································································· 285<br />
付 録 -2 ··················································································································· 307<br />
添 付 資 料<br />
改 定 履 歴 表<br />
vi
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
第 1 章 一 般 事 項<br />
1.1 目 的<br />
本 標 準 規 格 は、デジタル 放 送 用 受 信 装 置 の 基 本 的 な 機 能 、 定 格 及 び 性 能 を 規 定 することを 目 的 と<br />
する。<br />
1.2 適 用 範 囲<br />
本 標 準 規 格 は、11.7GHz を 超 え 12.2GHz 以 下 の 周 波 数 の 電 波 を 使 用 する 衛 星 基 幹 放 送 局 を 用 い<br />
て 行 う 標 準 テレビジョン 放 送 、 高 精 細 度 テレビジョン 放 送 、 超 短 波 放 送 及 びデータ 放 送 のうちデジ<br />
タル 放 送 ( 以 下 「BS デジタル 放 送 」という。)、12.2GHz を 超 え 12.75GHz 以 下 の 周 波 数 の 電 波 を<br />
使 用 する 衛 星 基 幹 放 送 局 を 用 いて 行 う 帯 域 幅 34.5MHz の 標 準 テレビジョン 放 送 、 高 精 細 度 テレビ<br />
ジョン 放 送 、 超 短 波 放 送 及 びデータ 放 送 ( 以 下 「 広 帯 域 CS デジタル 放 送 」という。) 及 び 地 上 基 幹<br />
放 送 局 を 用 いて 行 う 標 準 テレビジョン 放 送 のうちデジタル 放 送 及 び 高 精 細 度 テレビジョン 放 送 ( 以<br />
下 「 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 」という。)の 受 信 装 置 に 適 用 する。<br />
受 信 装 置 としては、 上 記 デジタル 放 送 のうちから 単 一 の 放 送 だけを 受 信 する 受 信 装 置 、 複 数 の 放<br />
送 を 受 信 する 受 信 装 置 、 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 の 受 信 においては 固 定 受 信 、 移 動 受 信 、 携<br />
帯 受 信 を 行 なう 各 種 受 信 装 置 が 考 えられる。<br />
本 標 準 規 格 は、BS デジタル 放 送 用 受 信 装 置 、BS デジタル 放 送 と 広 帯 域 CS デジタル 放 送 の 共 用<br />
受 信 装 置 ( 以 下 「BS・ 広 帯 域 CS デジタル 放 送 共 用 受 信 装 置 」という。) 及 び 地 上 デジタルテレビジ<br />
ョン 放 送 を 屋 外 固 定 受 信 アンテナで 受 信 し、 大 型 ディスプレイに 表 示 する 標 準 受 信 装 置 に 関 し 規 定<br />
する。 小 型 の 簡 易 受 信 装 置 、 車 載 受 信 装 置 、 携 帯 受 信 装 置 等 に 関 しては 本 標 準 規 格 を 準 用 あるいは<br />
参 照 することとする。<br />
BS デジタル 放 送 用 受 信 装 置 と BS・ 広 帯 域 CS デジタル 放 送 共 用 受 信 装 置 を 総 称 して、 衛 星 デジ<br />
タル 放 送 受 信 装 置 と 記 す。 又 、BS デジタル 放 送 用 受 信 装 置 と BS・ 広 帯 域 CS デジタル 放 送 共 用 受<br />
信 装 置 を 区 分 する 必 要 がある 場 合 には【BS】は BS デジタル 放 送 用 受 信 装 置 を【BS・CS】は BS・<br />
広 帯 域 CS デジタル 放 送 共 用 受 信 装 置 を 示 す。<br />
1.3 参 照 文 書<br />
1.3.1 準 拠 文 書<br />
(1) ARIB <strong>STD</strong>-B10「デジタル 放 送 に 使 用 する 番 組 配 列 情 報 」 標 準 規 格<br />
(2) ARIB <strong>STD</strong>-B20「 衛 星 デジタル 放 送 の 伝 送 方 式 」 標 準 規 格<br />
(3) ARIB <strong>STD</strong>-B24「デジタル 放 送 におけるデータ 放 送 符 号 化 方 式 と 伝 送 方 式 」 標 準 規 格<br />
(4) ARIB <strong>STD</strong>-B25「デジタル 放 送 におけるアクセス 制 御 方 式 」 標 準 規 格<br />
(5) ARIB <strong>STD</strong>-B31「 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 の 伝 送 方 式 」 標 準 規 格<br />
(6) ARIB <strong>STD</strong>-B32「デジタル 放 送 における 映 像 符 号 化 、 音 声 符 号 化 及 び 多 重 化 方 式 」 標 準 規 格<br />
-1-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
(7) ARIB <strong>STD</strong>-B38「サーバー 型 放 送 における 符 号 化 、 伝 送 及 び 蓄 積 制 御 方 式 」 標 準 規 格<br />
(8) ARIB(RCR) <strong>STD</strong>-33「 小 電 力 データ 通 信 システム/ワイヤレスLANシステム」 標 準 規 格<br />
(9) ARIB <strong>STD</strong>-T66「 第 二 世 代 小 電 力 データ 通 信 システム/ワイヤレス LAN システム」 標 準 規 格<br />
(10) ARIB <strong>STD</strong>-T71「 広 帯 域 移 動 アクセスシステム(CSMA)」 標 準 規 格<br />
(11) JEITA 規 格 :CP-4120「デジタルチューナとテレビジョン 受 信 機 の D 端 子 接 続 」<br />
Interface between Digital Tuner and Television Receiver using D-Connector<br />
(12) JEITA 規 格 :RC-5237「デジタル 放 送 映 像 信 号 用 (Y,PB,PR) 接 続 用 D 端 子 コネクタ」<br />
D-Connector for Digital Broadcasting Component Video Signal (Y,PB,PR) connection<br />
(13) JEITA 規 格 :CP-6101「デジタルモニタインタフェース GVIF(Gigabit Video Interface)」<br />
(14) 昭 和 60 年 郵 政 省 告 示 第 399 号 「 端 末 等 設 備 規 則 」<br />
(15) Rec. ITU-R BO.1213-1 「 Reference receiving earth station antenna pattern for the<br />
broadcasting-satellite service in the 11.7-12.75 GHz band」<br />
(16) Rec. ITU-R BT.419-3「Directivity and polarization discrimination of antennas in the<br />
reception of television broadcasting」<br />
(17) Rec. ITU-T H.222.0|ISO/IEC 13818-1:2006: Information technology - Generic coding of<br />
moving pictures and associated audio information: Systems(「MPEG-2 システム 規 格 」)<br />
(18) Rec. ITU-T H.262|ISO/IEC 13818-2:2000: Information technology -- Generic coding of<br />
moving pictures and associated audio information: Video (「MPEG-2 Video 規 格 」)<br />
(19) Rec. ITU-T H.264|ISO/IEC 14496-10:2012: Advanced video coding for generic<br />
audiovisual services(「MPEG-4 AVC 規 格 」)<br />
(20) ISO/IEC 13818-7:2006 Information technology -- Generic coding of moving pictures and<br />
associated audio information -- Part 7: Advanced Audio Coding (AAC)<br />
(21) ISO/IEC 13818-7:2006/Cor.1:2009 Information technology -- Generic coding of moving<br />
pictures and associated audio information -- Part 7: Advanced Audio Coding (AAC),<br />
TECHNICAL CORRIGENDUM 1((13)と 合 わせて、「MPEG-2 AAC 規 格 」)<br />
(22) ISO/IEC 13818-3:1998 Information technology -- Generic coding of moving pictures and<br />
associated audio information: Audio(「MPEG-2 BC 規 格 」)<br />
(23) ISO/IEC 14496-3:2009 Information technology -- Coding of audio-visual objects -- Part 3:<br />
Audio<br />
(24) ISO/IEC 13818-1:2007/AMD 1:2007 Transport of MPEG-4 streaming text and MPEG-4<br />
lossless audio over MPEG-2 systems<br />
(25) ISO/IEC 23003-1:2007 Information technology -- MPEG audio technologies – Part 1:<br />
MPEG Surround<br />
(26) IEC 61937-6 (2006-01) Digital audio – Interface for non-linear PCM encoded audio<br />
bitstreams applying IEC 60958 – Part 6: Non-linear PCM bitstreams according to the<br />
MPEG-2 AAC and MPEG-4 AAC audio formats<br />
-2-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
(27) IEC 61883-1:Consumer audio/video equipment - Digital interface -<br />
Part1:General、Part4:MPEG2-TS data transmission<br />
(28) HDMI Licensing LLC:High-Definition Multimedia Interface Specification<br />
(29) DDWG(Digital Display Working Group):Digital Visual Interface(DVI 端 子 )<br />
(30) Bluetooth SIG 規 格 :Advanced Audio Distribution Profile (A2DP)<br />
(31) IEEE Std 1394-1995「IEEE Standard for a High Performance Serial Bus」<br />
(32) DLNA Networked Device Interoperability Guidelines expanded: October 2006(DLNA ガ<br />
イドライン)、Volume 1: Architectures and Protocols、Volume 2: Media Format Profiles<br />
1.3.2 関 連 文 書<br />
(1) 総 務 省 令 「 標 準 テレビジョン 放 送 等 のうちデジタル 放 送 に 関 する 送 信 の 標 準 方 式 ( 平 成 23 年<br />
総 務 省 令 第 87 号 )」( 以 下 「 省 令 」)<br />
(2) 総 務 省 告 示 「 関 連 情 報 のうち 総 務 大 臣 が 別 に 告 示 する 情 報 を 定 める 件 」( 平 成 23 年 第 298 号 )<br />
(3) 総 務 省 告 示 「 関 連 情 報 の 構 成 及 び 送 出 手 順 、PES パケット、セクション 形 式 、TS パケット、<br />
IP パケット 及 び TLV パケットの 送 出 手 順 、 伝 送 制 御 信 号 及 び 識 別 子 の 構 成 並 びに 緊 急 情 報<br />
記 述 子 の 構 成 を 定 める 件 」( 平 成 23 年 第 299 号 )( 一 部 改 正 : 平 成 24 年 総 務 省 告 示 第 298 号 )<br />
(4) 総 務 省 告 示 「 送 出 手 順 並 びに 音 声 信 号 のうち PES パケットによるものの 圧 縮 手 順 及 び 送 出 手<br />
順 を 定 める 件 」( 平 成 23 年 第 300 号 )<br />
(5) 総 務 省 告 示 「 映 像 信 号 のうちセクション 形 式 によるもの 及 び 音 声 信 号 のうちセクション 形 式<br />
によるものの 送 出 手 順 を 定 める 件 」( 平 成 23 年 第 301 号 )<br />
(6) 総 務 省 告 示 「スクランブルの 方 式 を 定 める 件 」( 平 成 23 年 第 302 号 )<br />
(7) 総 務 省 告 示 「TMCC シンボル 及 び AC シンボルの 配 置 並 びに 時 間 インターリーブ 及 び 周 波 数<br />
インターリーブの 構 成 を 定 める 件 ( 省 令 第 11 条 、 第 12 条 関 連 )」( 平 成 23 年 総 務 省 告 示 第<br />
303 号 )<br />
(8) 総 務 省 告 示 「TMCC 情 報 の 構 成 を 定 める 件 ( 省 令 第 13 条 関 連 )」( 平 成 23 年 総 務 省 告 示 第<br />
304 号 )<br />
(9) 総 務 省 告 示 「 地 震 動 警 報 情 報 の 構 成 を 定 める 件 ( 省 令 別 表 第 18 号 関 連 )」( 平 成 23 年 総 務 省<br />
告 示 第 306 号 )<br />
(10) ARIB <strong>STD</strong>-B1「CS デジタル 放 送 用 受 信 装 置 」 標 準 規 格 ( 望 ましい 仕 様 )<br />
(11) ARIB <strong>STD</strong>-B16「CS デジタル 放 送 用 標 準 共 用 受 信 機 」 標 準 規 格<br />
(12) ARIB <strong>STD</strong>-B29「 地 上 デジタル 音 声 放 送 の 伝 送 方 式 」 標 準 規 格<br />
(13) ARIB <strong>STD</strong>-B30「 地 上 デジタル 音 声 放 送 用 受 信 装 置 」 標 準 規 格<br />
(14) ARIB <strong>STD</strong>-B46「セグメント 連 結 伝 送 方 式 による 地 上 マルチメディア 放 送 の 伝 送 方 式 」 標 準<br />
規 格<br />
(15) ARIB <strong>STD</strong>-B53「セグメント 連 結 伝 送 方 式 による 地 上 マルチメディア 放 送 用 受 信 装 置 」 標 準<br />
-3-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
規 格 ( 望 ましい 仕 様 )<br />
(16) ARIB <strong>STD</strong>-B55「エリア 放 送 の 伝 送 方 式 」 標 準 規 格<br />
1.4 用 語<br />
1.4.1 定 義<br />
(1)BS デジタル 放 送 :<br />
省 令 第 5 章 第 2 節 で 規 定 される 11.7GHz を 超 え 12.2GHz 以 下 の 周 波 数 の 電 波 を 使 用 する 衛 星<br />
基 幹 放 送 局 を 用 いて 行 う 広 帯 域 伝 送 方 式 による 標 準 テレビジョン 放 送 、 高 精 細 度 テレビジョン 放<br />
送 、 超 短 波 放 送 及 びデータ 放 送 のうちデジタル 放 送<br />
(2) 広 帯 域 CS デジタル 放 送 :<br />
省 令 第 6 章 第 3 節 で 規 定 される 12.2GHz を 超 え 12.75GHz 以 下 の 周 波 数 の 電 波 を 使 用 する 衛<br />
星 基 幹 放 送 局 を 用 いて 行 う 広 帯 域 伝 送 方 式 による 標 準 テレビジョン 放 送 、 高 精 細 度 テレビジョン<br />
放 送 、 超 短 波 放 送 及 びデータ 放 送<br />
(3) 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 :<br />
省 令 第 3 章 で 規 定 される 地 上 基 幹 放 送 局 を 用 いて 行 う 標 準 テレビジョン 放 送 のうちデジタル<br />
放 送 及 び 高 精 細 度 テレビジョン 放 送<br />
-4-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
第 2 章 受 信 装 置 の 構 成<br />
ここでいう「 受 信 装 置 」の 基 本 構 成 を 図 2-1 に 示 す。<br />
(1) 衛 星 受 信 装 置 は 下 記 により 構 成 される。<br />
1 衛 星 受 信 アンテナ 2 コンバータ 3 DIRD<br />
4 コンバータと DIRD との 接 続 ケーブル<br />
ただし、 衛 星 受 信 アンテナ(フィードホーンを 含 む)とコンバータは 一 体 形 で 構 成 してもよい。<br />
(2) 地 上 受 信 装 置 は 下 記 により 構 成 される。<br />
5 地 上 受 信 アンテナ 3 DIRD 6 地 上 受 信 アンテナと DIRD との 接 続 ケーブル<br />
図 2-2 に DIRD の 基 本 構 成 を 示 す。<br />
1 衛 星 受 信 アンテナ<br />
2 4 3DIRD<br />
コンバータ IF 入 力 デコーダ 映 像 出 力 HDTV・SDTV<br />
接 続 ケーブル デスクランブラ 等 音 声 出 力 映 像 ・ 音 声<br />
表 示 装 置<br />
5 地 上 受 信 アンテナ 6 接 続 ケーブル CA モジュール<br />
高 速 デジタル 別 体 型 データ<br />
入 出 力<br />
デコーダ<br />
DVCR<br />
パソコン 等<br />
デジタル 放 送 用 受 信 装 置<br />
通 信 回 線 接 続<br />
図 2-1 受 信 装 置 の 基 本 構 成<br />
-5-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
インターオペラビリティ 接 続 部<br />
衛 星 フロントエンド<br />
地 上 アダプター、CS、CATVのTS<br />
チューナーパック 復 調 ・ 復 号 デインターリーブ リードソロモンTS<br />
選 局 直 交 検 波 (8PSK 等 ) フレーム 分 離 復 号<br />
デスクランブラ<br />
TMCC 復 号<br />
地 上 フロントエンド<br />
チューナーパック 復 調 ・ 復 号 デインターリーブ TS TS<br />
選 局 検 波 (64QAM 等 ) 階 層 処 理 再 生<br />
エネルギー 逆 拡 散 等<br />
TMCC 復 号<br />
CA MPEG2 EPG、 基 本 データ<br />
デスクランブル DEMUX デコーダー<br />
CAモジュール 映 像 復 号 HD 映 像 出 力<br />
MODEM<br />
音 声 復 号<br />
HD→SD D/C<br />
SD 映 像 出 力<br />
音 声 出 力<br />
図 2-2 DIRD の 基 本 構 成<br />
高 速 デジタル 入 出 力<br />
-6-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
第 3 章 周 囲 条 件<br />
特 記 しない 限 り 下 記 の 範 囲 における 規 定 とする。<br />
(1) アンテナ 及 びコンバータ<br />
周 囲 温 度 -30゜C~+50゜C<br />
湿 度 20%~90%<br />
(2) DIRD<br />
周 囲 温 度 0゜C~+40゜C<br />
湿 度 30%~90%<br />
但 し、 車 載 型 受 信 機 においては、-10゜C~+60゜C( 参 考 値 )で 動 作 が 可 能 であること。<br />
-7-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
第 4 章 衛 星 デジタル 放 送 受 信 装 置 各 部 の 定 格 及 び 仕 様<br />
本 章 記 載 中 、【BS】は BS デジタル 放 送 のみの 受 信 装 置 、【BS・CS】は、BS・ 広 帯 域 CS デジタ<br />
ル 放 送 共 用 受 信 装 置 の 場 合 の 定 格 及 び 仕 様 を 示 す。<br />
4.1 衛 星 受 信 アンテナ<br />
表 4-1<br />
項 目 定 格<br />
受 信 周 波 数 範 囲<br />
【BS】11.71023~12.16669GHz<br />
【BS・CS】11.71023~12.74825GHz<br />
受 信 偏 波<br />
【BS】 右 旋 円 偏 波<br />
【BS・CS】 右 旋 / 左 旋 円 偏 波<br />
アンテナ 口 径<br />
所 要 アンテナ 口 径 は 受 信 条 件 により 異 なるため、 定 格 口 径 は 規<br />
定 しない。<br />
出 力 構 造<br />
コンバータとの 一 体 型 では 適 用 しない。<br />
ただしコンバータと 一 体 にしない 場 合 は、WRJ-120 型 導 波 管 、<br />
BRJ-120 フランジ、 防 水 型 とする。<br />
4.2 コンバータ<br />
表 4-2<br />
項 目 定 格<br />
入 力 構 造<br />
受 信 アンテナとの 一 体 型 には 適 用 しない。<br />
ただし 受 信 アンテナと 一 体 にしない 場 合 は、WRJ-120 型 導 波<br />
管 、BRJ-120 フランジ、 防 水 用 パッキング 付 とする。<br />
入 力 信 号 レベル 範 囲 1チャンネル 当 たり:BS 帯 域 : -90~-70dBm<br />
:CS 帯 域 : -94~-70dBm<br />
総 合 利 得<br />
BS 帯 域 :52dB±4dB<br />
CS 帯 域 :52dB±6dB<br />
中 間 周 波 数<br />
BS 帯 域 :1032.23~1488.69MHz<br />
CS 帯 域 :1575.75~2070.25MHz(※CS 左 旋 の 一 条 方 式 につ<br />
いては 付 属 参 照 )<br />
第 1 局 部 周 波 数 10.678GHz(※CS 左 旋 の 一 条 方 式 については 付 属 参 照 )<br />
出 力 インピーダンス 75Ω<br />
出 力 構 造<br />
高 周 波 同 軸 C15 形 コネクタ 相 当 の 防 水 型 レセプタクル<br />
電 源<br />
【BS】DC+15V +10% -12%<br />
4W 以 下<br />
【BS・CS】 右 旋 円 偏 波 DC13.5~16.5V(15V)4W 以 下<br />
左 旋 円 偏 波 DC9.5~12.0V(11V)3W 以 下<br />
-8-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
4.3 接 続 ケーブル<br />
表 4-3<br />
項 目 定 格<br />
種 類<br />
S-4C-FB 相 当 以 上<br />
ケーブルの 長 さ 最 長 30m を 想 定<br />
広 帯 域 化 に 伴 いケーブルなどで 生 じるロスについては、コンバータ<br />
と DIRD の 間 にブースタをいれることにより 補 償 する。<br />
接 続 コネクタ コンバータ 側 : 高 周 波 同 軸 C15 形 防 水 プラグ<br />
DIRD 側 :F 形 プラグ<br />
4.4 DIRD の 仕 様<br />
DIRD は 下 記 仕 様 を 満 たさねばならない。<br />
4.4.1 IF 入 力<br />
・ 入 力 端 子 構 造 : 高 周 波 同 軸 C15 形 コネクタ 相 当 のレセプタクル<br />
・インピーダンス :75Ω<br />
・ 受 信 周 波 数 :【BS】1032~1489MHz<br />
【BS・CS】1032~2071MHz<br />
・ 入 力 信 号 レベル :-61dBm~-28dBm<br />
4.4.2 中 間 周 波 数<br />
・ 中 間 周 波 数 :402.78MHz、479.5MHz のいずれか、またはダイレクトコンバージョ<br />
ンとする。ただし、 地 上 テレビジョン UHF 放 送 の 周 波 数 にあたるこ<br />
とから、 直 接 波 妨 害 への 配 慮 が 必 要 である。<br />
4.4.3 中 間 周 波 数 帯 域 幅<br />
・ 占 有 帯 域 幅 34.5MHz に 適 合 すること。<br />
4.4.4 第 2 局 部 発 振 周 波 数<br />
・ 受 信 周 波 数 の 上 側<br />
4.4.5 フロントエンド 信 号 処 理<br />
・チャンネル 選 択 :チャンネル 選 択 制 御 信 号 により、IF の 中 からチャンネル 選 択 を 行 う。<br />
・ 復 調 : 変 調 波 から 復 調 を 行 う。クロック 再 生 、クロック 分 配 、 同 期 捕 捉 によ<br />
りスーパーフレーム、フレーム、パケットなど 必 要 なタイミングを 生<br />
成 する。キャリア 同 期 のためのバースト 信 号 を 除 去 する。<br />
-9-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
・ 波 形 成 形 :ロールオフ 率 0.35、レーズドコサイン 特 性 で 送 受 ルート 配 分 とする。<br />
送 信 側 で x/sin(x)のアパーチャ 補 正 が 行 われていることとする。<br />
・ 誤 り 訂 正 内 符 号 :トレリス/ビタビ 復 号 を 行 う。<br />
・TMCC 復 号 : 復 号 信 号 から TMCC 部 を 取 り 出 し、 復 号 する。<br />
・フレーム 再 構 成 : 復 号 信 号 からフレーム 構 造 を 再 構 成 する。<br />
・エネルギー 逆 拡 散 :M 系 列 15 次 PN 信 号 の 逆 拡 散 を 行 う。<br />
・ 誤 り 訂 正 外 符 号 : 短 縮 化 リードソロモン(204,188)の 復 号 を 行 う。<br />
※ 位 相 基 準 バースト 信 号 での 情 報 伝 送 については、ARIB <strong>STD</strong> B-20 では「 可 能 であるが、 詳<br />
細 は 将 来 の 課 題 とされている。」と 規 定 されている。DIRD の 設 計 ・ 製 造 に 当 たっては、この<br />
規 定 を 考 慮 すること。 将 来 情 報 伝 送 が 行 われても、DIRD がデコードする 必 要 はない。<br />
4.4.6 トランスポート 処 理<br />
フレーム 構 成 された TS パケットストリーム(48 スロット 分 )から、TS 選 択 信 号 により 選 択 さ<br />
れた TS パケットを 選 択 し、 出 力 する。<br />
DIRD は ISO/IEC13818-1 で 規 定 されるセクション 形 式 データのうち、 下 記 3 つの 形 式 に 対 応 す<br />
るセクションフィルタリング 機 能 を 有 することを 必 須 とする。<br />
(1) セクションが 1 TS パケットで 構 成 される 場 合<br />
(2) 複 数 セクションが 1 TS パケットで 構 成 される 場 合<br />
( 但 し 1 TS パケットに 含 まれるセクションの 最 大 個 数 は 10)<br />
(3) 1 セクションが 複 数 TS パケットにまたがって 構 成 されている 場 合<br />
4.4.7 コンディショナルアクセス<br />
第 10 章 に 記 述 。<br />
4.4.8 メモリ<br />
4.4.8.1 データ 放 送 コンテンツ 用 メモリ<br />
データ 放 送 のコンテンツ 用 メモリとして、2M バイト 以 上 の 揮 発 性 メモリを 持 つこと。<br />
4.4.8.2 DIRD プログラム 格 納 用 メモリ<br />
プログラムコード 格 納 用 不 揮 発 性 メモリを 持 つこと。<br />
4.4.8.3 全 受 信 装 置 共 通 データ 格 納 用 メモリ<br />
受 信 装 置 共 通 データの 不 揮 発 性 メモリ 領 域 としてジャンル 表 、 番 組 特 性 表 、 予 約 語 等 の 格 納 領 域<br />
として BS 用 受 信 装 置 は 10K バイト、BS・ 広 帯 域 CS 共 用 受 信 装 置 は 30K バイト、 地 上 ・BS・ 広<br />
帯 域 CS 共 用 受 信 装 置 は 40K バイトを 確 保 すること。なお、 各 種 共 用 受 信 装 置 では、 全 ての 伝 送 メ<br />
-10-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
ディアで 共 通 に 運 用 されるジャンルコード 表 及 び 予 約 語 表 等 のメモリに 関 しては 共 用 しても 良 い。<br />
更 に、ロゴデータを 格 納 するデータ 領 域 を 確 保 すること。ロゴデータについては 6 種 類 のロゴタイ<br />
プのうち、どれを 格 納 するかは 受 信 装 置 の 実 装 に 依 存 する。ロゴタイプ 別 の 所 要 メモリ 容 量 を 表 4-4<br />
に 示 す。<br />
表 4-4 ロゴデータのサイズ<br />
(BS、 広 帯 域 CS それぞれ ロゴ 300 種 、サービス 数 1000)<br />
HD ラージ (1/2 圧 縮 ) 354KB<br />
HD スモール (3/4 圧 縮 ) 300KB<br />
SD4:3 ラージ (1/2 圧 縮 ) 397KB<br />
SD4:3 スモール (3/4 圧 縮 ) 267KB<br />
SD16:9 ラージ (1/2 圧 縮 ) 300KB<br />
SD16:9 スモール (3/4 圧 縮 ) 202KB<br />
4.4.9 映 像 復 号 処 理 及 び 出 力<br />
第 6 章 に 記 述 。<br />
4.4.10 音 声 復 号 処 理 及 び 出 力<br />
第 6 章 に 記 述 。<br />
4.4.11 基 本 データデコーダ<br />
第 7 章 に 記 述 。<br />
4.4.12 EPG 機 能<br />
第 8 章 に 記 述 。<br />
4.4.13 高 速 デジタルインタフェース<br />
第 9 章 に 記 述 。<br />
4.4.14 CA モジュールインタフェース<br />
第 10 章 に 記 述 。<br />
4.4.15 外 部 インタフェース<br />
(1) IF 入 力<br />
IF 入 力 端 子 を 1 系 統 設 けること。<br />
-11-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
(2) IC カードスロット<br />
第 10 章 に 記 述 。<br />
(3) 双 方 向 通 信 機 能<br />
第 11 章 に 記 述<br />
(4) 高 速 デジタルインターフェース<br />
高 速 デジタルインタフェースを 1 つ 設 けること。<br />
(5) 映 像 出 力 ( 受 信 装 置 ・ 受 像 機 一 体 型 を 除 く)<br />
第 6 章 に 記 述 。<br />
(6) 音 声 出 力 ( 受 信 装 置 ・ 受 像 機 一 体 型 を 除 く)<br />
第 6 章 に 記 述 。<br />
4.4.16 リモコン 及 びチャンネルアクセス<br />
リモコンの 形 状 、キー、チャンネルアクセス 方 法 等 については 規 定 しない。ただし、 基 本 機 能 ( 電<br />
源 /チャンネルアクセス/システム 設 定 等 )のキーについては、できる 限 り 共 通 化 し、ユーザの 便<br />
宜 を 図 ることが 望 ましい。<br />
(1) 必 要 なボタン<br />
デジタル 放 送 サービスを 享 受 するためには 下 記 のボタンを 最 低 限 備 えることが 望 ましい。<br />
・ 電 源 ボタン(フル 電 源 オンと 待 機 状 態 とを 切 り 換 えるボタン)<br />
・テンキー、EPG キー、 決 定 キー、チャンネルのアップ・ダウンキー、メニューキー<br />
・「 上 移 動 」「 下 移 動 」「 右 移 動 」「 左 移 動 」(ジョイスティック 等 でも 可 )<br />
BS・CS 共 用 受 信 装 置 の 場 合 には、 上 記 に 加 え 下 記 ボタンを 備 えることが 望 ましい。<br />
・ネットワーク 切 替 ボタン<br />
(2) チャンネルアクセス<br />
チャンネルアクセス 方 法 は 規 定 せずに 商 品 企 画 に 任 せる。ただし、サービス id 及 びチャンネ<br />
ル 呼 称 ・ロゴは 事 業 者 により 指 定 される。このサービス id の 数 字 入 力 によりチャンネルアクセ<br />
スするか、テンキー、チャンネル 呼 称 キーによりチャンネルアクセスするか 等 の 方 法 も 商 品 企<br />
画 に 任 せる。<br />
-12-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
第 5 章 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 受 信 装 置 各 部 の 定 格 及 び 仕 様<br />
5.1 受 信 アンテナ<br />
表 5-1 受 信 アンテナの 定 格<br />
項 目 定 格<br />
受 信 周 波 数 範 囲 UHF 13ch ~ 62 ch (470 MHz ~ 770 MHz)<br />
受 信 偏 波<br />
水 平 または 垂 直<br />
アンテナゲイン アンテナゲインは 受 信 条 件 により 異 なるため 規 定 しない ( 注 1)<br />
指 向 特 性 指 向 特 性 は 受 信 条 件 により 異 なるため 規 定 しない ( 注 2)<br />
( 注 1) 屋 外 に 固 定 的 に 設 置 する 場 合 ( 固 定 受 信 )は、14 素 子 八 木 アンテナ 相 当 (7dB/ UHF<br />
13 ch) 以 上 のアンテナゲインを 有 することが 望 ましい。<br />
( 注 2) 屋 外 に 固 定 的 に 設 置 する 場 合 は、ITU-R 勧 告 BT.419-3 に 規 定 されるとおりとする<br />
ことが 望 ましい( 下 図 参 照 )。<br />
0<br />
- 5<br />
dB<br />
- 10<br />
- 15<br />
- 20<br />
0° 10° 20° 30° 40° 50° 60° 70° 80° 180°<br />
Angle relative to direction of main response<br />
図 5-1 アンテナの 指 向 特 性 (ITU-R 勧 告 BT.419-3より 抜 粋 )<br />
-13-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
5.2 DIRD の 仕 様<br />
DIRD は 下 記 の 仕 様 を 満 たさねばならない。<br />
5.2.1 入 力<br />
・ インピーダンス :75Ω<br />
・ 受 信 周 波 数 :UHF 13ch~62 ch<br />
・ 中 心 周 波 数 :473+1/7 MHz(13 ch)、479+1/7 MHz(14ch)、<br />
・・・・、767+1/7 MHz(62 ch)<br />
据 え 置 き 型 受 信 機 等 で、 共 同 受 信 が 想 定 される 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 用 受 信 機 の 受<br />
信 チャンネル 範 囲 については、UHF 帯 に 加 えて、SHB 帯 (C23ch~C63ch)を 含 めることが 望<br />
まれる。また、VHF 帯 (1ch~12ch) 及 び MID 帯 (C13ch~C22ch)についても 受 信 チャンネ<br />
ル 範 囲 に 含 めることが 望 まれる。<br />
地 上 デジタルテレビジョン 放 送 の 受 信 装 置 の 性 能 については、 付 属 -10 を 参 照 のこと。<br />
5.2.2 第 1 中 間 周 波 数<br />
・ 中 心 周 波 数 :57 MHz( 周 波 数 反 転 )<br />
・ 局 部 発 信 周 波 数 : 受 信 周 波 数 の 上 側<br />
5.2.3 受 信 周 波 数 同 期 範 囲<br />
・ 受 信 周 波 数 同 期 範 囲 :±30 kHz 以 上<br />
5.2.4 受 信 クロック 同 期 範 囲<br />
・ 受 信 クロック 同 期 範 囲 :±20 ppm 以 上<br />
-14-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
5.2.5 受 信 チューナー 部 の 特 性<br />
13 セグメントを 受 信 するチューナー 部 及 び 中 央 部 の 1 セグメントを 部 分 受 信 するチューナー<br />
部 は、 下 記 の 性 能 を 満 足 すること。<br />
・ 最 小 入 力 レベル :-75 dBm 以 下 ( 目 標 値 ) ( 付 属 -10 参 照 )<br />
・ 最 大 入 力 レベル :-20 dBm 以 上<br />
但 し、1 セグメント 受 信 機 における 入 力 レベルを 1 セグメントあたりの 電 力 で 測 定 する 場 合 に<br />
は、 帯 域 幅 相 当 分 (13 分 の 1、-11 dB) 減 じるものとする。<br />
表 5-2 13セグメント 受 信 機 の 妨 害 波 抑 圧 レベル<br />
妨 害 波 項 目 妨 害 抑 圧 比<br />
同 一 チャンネル<br />
18 dB 以 下<br />
アナログテレビジョン 下 隣 接 ( 妨 害 波 が 下 側 ) -33 dB 以 下<br />
上 隣 接 ( 妨 害 波 が 上 側 )<br />
-35 dB 以 下<br />
同 一 チャンネル<br />
24 dB 以 下<br />
デジタルテレビジョン 下 隣 接 ( 妨 害 波 が 下 側 ) -26 dB 以 下<br />
上 隣 接 ( 妨 害 波 が 上 側 )<br />
-29 dB 以 下<br />
( 注 ) 測 定 に 使 用 する 伝 送 パラメータは、Mode 3、ガード 比 1/8、 時 間 インターリーブなし、<br />
変 調 64QAM、 内 符 号 7/8 とする( 付 属 参 照 )。<br />
1 セグメント 受 信 機 の 場 合 にも、 上 記 値 を 満 足 することとするが、アナログテレビジョンから<br />
の 同 一 チャンネル 混 信 では、 中 央 部 のセグメントは 映 像 ・ 音 声 キャリアとは 周 波 数 位 置 が 異 なる<br />
ことから、 性 能 の 向 上 が 期 待 される。<br />
また、 隣 接 チャンネルからの 妨 害 についても、 周 波 数 位 置 が 離 れることから、 性 能 の 向 上 が 期<br />
待 される。<br />
-15-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
5.2.6 フロントエンド 信 号 処 理<br />
(1) 13 セグメント 受 信 機 の 信 号 処 理<br />
・ 受 信 ブロック 図 の 概 要<br />
アンテナ<br />
~<br />
57MHz<br />
IF 回 路<br />
~<br />
A/D<br />
直 交<br />
復 調<br />
FFT<br />
同 期<br />
再 生<br />
キャリア 復 調<br />
差 動 復 調<br />
SP 復 調<br />
周 波 数<br />
デインター<br />
リーブ<br />
時 間<br />
デインター<br />
リーブ<br />
デマッピング<br />
QPSK<br />
16QAM<br />
64QAM<br />
フレーム<br />
抽 出<br />
TMCC<br />
復 号<br />
AC<br />
復 号<br />
階 層<br />
分 割<br />
ビット<br />
デインターリーブ<br />
ビット<br />
デインターリーブ<br />
デパンクチャ<br />
デパンクチャ<br />
階 層<br />
合 成<br />
ビタビ<br />
復 号<br />
階 層<br />
分 割<br />
バイト<br />
デインターリーブ<br />
バイト<br />
デインターリーブ<br />
エネルギー<br />
逆 拡 散<br />
エネルギー<br />
逆 拡 散<br />
TS<br />
再 生<br />
RS<br />
復 号<br />
ビット<br />
デインターリーブ<br />
デパンクチャ<br />
バイト<br />
デインターリーブ<br />
エネルギー<br />
逆 拡 散<br />
・チャンネル 選 択 : UHF テレビ 放 送 チャンネルを 指 定<br />
・ 同 期 再 生 : チャンネル 選 択 された 信 号 を 直 交 復 調 し、 同 期 再 生 により Mode、ガー<br />
ドインターバル 長 に 応 じて OFDM シンボル 同 期 及 び FFT サンプル 周<br />
波 数 を 再 生 する。<br />
モード、ガードインターバル 長 が 未 知 の 場 合 には、OFDM 信 号 のガー<br />
ド 期 間 の 相 関 性 等 により 判 別 することもできる。<br />
・FFT:<br />
OFDM シンボルのうち、 有 効 シンボルに 相 当 する 期 間 について FFT を<br />
実 施 する。その 際 、 受 信 信 号 のマルチパスの 状 況 を 考 慮 し、 適 切 な 期 間<br />
で FFT 処 理 を 実 施 すること。<br />
・フレーム 抽 出 : FFT 出 力 の TMCC 信 号 のうちのフレーム 同 期 信 号 を 抽 出 する。<br />
・TMCC 復 号 : TMCC 信 号 から TMCC 情 報 を 抽 出 し、 各 種 制 御 を 実 施 する。<br />
・AC 復 号 :<br />
AC 信 号 の 受 信 機 能 を 備 える 場 合 には、FFT 出 力 のセグメント No.0 の<br />
AC 信 号 のうち 構 成 識 別 が 地 震 動 警 報 情 報 の 伝 送 であることを 示 すと<br />
き(「001」、「110」)、 地 震 動 警 報 情 報 を 抽 出 する。 構 成 識 別 がそれ 以 外<br />
である 場 合 には、AC 信 号 を 復 号 しない。なお、 地 震 動 警 報 情 報 とは、<br />
ARIB <strong>STD</strong>-B31「 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 の 伝 送 方 式 標 準 規 格 」<br />
-16-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
に 定 義 するものである。<br />
・キャリア 復 調 : TMCC 情 報 に 応 じ、DQPSK 用 に 差 動 復 調 や、QPSK、16QAM、64QAM<br />
用 にスキャッタードパイロット(SP)を 用 いた 同 期 復 調 を 行 い、 振 幅 、<br />
及 び 位 相 情 報 を 検 出 する。<br />
・デインターリーブ: 周 波 数 及 び 時 間 デインターリーブ 処 理 を 施 す。<br />
・デマッピング: キャリア 復 調 された 情 報 から QPSK、16QAM、64QAM のデマッピン<br />
グを 実 施 し、ビット 情 報 を 抽 出 する。<br />
・ 階 層 分 割 : TMCC 情 報 より、 階 層 伝 送 を 実 施 している 場 合 には 各 階 層 に 分 割 する。<br />
なお、 分 割 は、TS パケットの 同 期 バイト(47H)の 次 のバイトから、<br />
次 の TS パケットの 同 期 バイトまでの 204 バイトを 単 位 とする。<br />
・ビットデインターリーブ: 分 割 された 階 層 ごとに、ビットデインターリーブ 処 理 を 施 す。<br />
・デパンクチュアード: 分 割 された 階 層 ごとに、TMCC 情 報 により 指 定 された 畳 み 込 み 符 号 化<br />
率 に 応 じ、 畳 み 込 み 符 号 のビット 補 間 を 行 う。<br />
・ビタビ 復 号 : デパンクチュアードされた 情 報 から 符 号 化 率 1/2 のビタビ 復 号 を 実 施<br />
する。<br />
ビタビ 復 号 は 性 能 向 上 のため 軟 判 定 処 理 を 行 う。<br />
また、 畳 み 込 み 符 号 による 誤 り 伝 播 を 避 けるため、TS パケットの 同 期<br />
バイト(47H)が 既 知 であることを 利 用 し 終 端 処 理 を 行 う。<br />
・バイトデインターリーブ: バイト 単 位 のデインターリーブ 処 理 を 施 す。<br />
・エネルギー 逆 拡 散 : 15 次 の M 系 列 PN 信 号 と、TS パケットの 同 期 バイトを 除 くビット 単<br />
位 で 排 他 的 論 理 和 により 逆 拡 散 を 行 う。<br />
なお、 同 期 バイト 期 間 もシフトレジスタは 動 作 し、OFDM 伝 送 フレー<br />
ムごとに 初 期 化 する。<br />
・TS 再 生 : トランスポートストリーム 再 生 のための 処 理 を 行 う。<br />
この 際 、TS パケットの 順 番 及 び PCR の 時 間 的 位 置 が 送 信 側 と 同 じに<br />
保 たれなければならない。<br />
・RS 復 号 : 短 縮 化 リードソロモン 符 号 RS (204,188)の 復 号 を 行 う。<br />
その 際 、 訂 正 後 の 誤 りが 検 出 された 場 合 には、トランスポートストリー<br />
ムの 先 頭 から 9 ビット 目 (2 バイト 目 の MSB)の transport_error_<br />
indicator を「1」にセットする。<br />
-17-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
(2) 1 セグメント 受 信 機 の 信 号 処 理<br />
地 上 デジタルテレビジョン 放 送 において、13 個 のセグメントのうち、 中 央 部 のセグメント(セ<br />
グメント 番 号 0)のみを 部 分 受 信 階 層 として 伝 送 することが 可 能 である。<br />
このような 信 号 を 受 信 する 場 合 、(1)で 示 した 13 セグメント 受 信 機 で 受 信 することは 可 能 で<br />
あるが、 特 に 消 費 電 力 軽 減 を 目 的 に、FFT サイズを 減 らすなど 動 作 クロックを 遅 くし、1 セグ<br />
メントのみを 受 信 することが 可 能 である。<br />
・ 受 信 ブロック 図 の 概 要<br />
アンテナ<br />
~<br />
57MHz<br />
IF 回 路<br />
~<br />
A/D<br />
直 交<br />
復 調<br />
FFT<br />
同 期<br />
再 生<br />
キャリア 復 調<br />
差 動 復 調<br />
SP 復 調<br />
周 波 数<br />
デインター<br />
リーブ<br />
時 間<br />
デインター<br />
リーブ<br />
デマッピング<br />
QPSK<br />
16QAM<br />
64QAM<br />
フレーム<br />
抽 出<br />
TMCC<br />
復 号<br />
AC<br />
復 号<br />
ビット<br />
デインターリーブ<br />
デパンクチャ<br />
ビタビ<br />
復 号<br />
バイト<br />
デインターリーブ<br />
エネルギー<br />
逆 拡 散<br />
TS<br />
再 生<br />
RS<br />
復 号<br />
・チャンネル 選 択 :<br />
UHF テレビ 放 送 チャンネルを 指 定<br />
・ 同 期 再 生 : (1)と 同 じ<br />
部 分 受 信 部 は 13 セグメントのうち 中 央 部 のみであることから、チャン<br />
ネル 指 定 で 選 択 することが 可 能 。<br />
・FFT:<br />
・フレーム 抽 出 :<br />
・TMCC 復 号 :<br />
・AC 復 号 :<br />
・キャリア 復 調 :<br />
(1)と 同 じ<br />
なお、FFT 分 点 数 は、256 点 (Mode 1)、512 点 (Mode 2) 及 び 1024<br />
点 (Mode 3) 程 度 に 設 定 することが 望 ましい。<br />
(1)と 同 じ<br />
(1)と 同 じ<br />
(1)と 同 じ<br />
(1)と 同 じ<br />
なお、1 セグメントの 場 合 には、1 つの 階 層 であることから、 同 時 に 復<br />
-18-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
調 処 理 を 実 施 する 必 要 はない。<br />
・デインターリーブ: (1)と 同 じ<br />
・デマッピング: (1)と 同 じ<br />
・ビットデインターリーブ: (1)と 同 じ<br />
・デパンクチュアード: (1)と 同 じ<br />
・ビタビ 復 号 : (1)と 同 じ<br />
・バイトデインターリーブ: (1)と 同 じ<br />
・エネルギー 逆 拡 散 : (1)と 同 じ<br />
・TS 再 生 :<br />
(1)と 同 じ<br />
・RS 復 号 :<br />
(1)と 同 じ<br />
5.2.7 トランスポート 処 理<br />
DIRD は ISO/IEC13818-1 で 規 定 されるセクション 形 式 データのうち、 下 記 3 つの 形 式 に 対 応 す<br />
るセクションフィルタリング 機 能 を 有 することを 必 須 とする。<br />
(1) セクションが 1 TS パケットで 構 成 される 場 合<br />
(2) 複 数 セクションが 1 TS パケットで 構 成 される 場 合<br />
( 但 し 1 TS パケットに 含 まれるセクションの 最 大 個 数 は 10)<br />
(3) 1 セクションが 複 数 TS パケットにまたがって 構 成 されている 場 合<br />
5.2.8 コンディショナルアクセス<br />
第 10 章 に 記 述 。<br />
-19-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
5.2.9 メモリ<br />
5.2.9.1 データ 放 送 コンテンツ 用 メモリ<br />
データ 放 送 のコンテンツ 用 メモリとして、2M バイト 以 上 の 揮 発 性 メモリを 持 つこと。<br />
5.2.9.2 DIRD プログラム 格 納 用 メモリ<br />
プログラムコード 格 納 用 不 揮 発 性 メモリを 持 つこと。<br />
5.2.9.3 全 受 信 装 置 共 通 データ 格 納 用 メモリ<br />
受 信 装 置 共 通 データの 不 揮 発 性 メモリ 領 域 としてジャンル 表 、 番 組 特 性 表 、 予 約 語 等 の 格 納 領 域<br />
として 地 上 用 受 信 装 置 は 10K バイト、 地 上 ・BS・ 広 帯 域 CS 共 用 受 信 装 置 は 40K バイトを 確 保 す<br />
ること。なお、 共 用 受 信 装 置 では、 全 ての 伝 送 メディアで 共 通 に 運 用 されるジャンルコード 表 及 び<br />
予 約 語 表 等 のメモリに 関 しては 共 用 しても 良 い。<br />
ロゴデータについては 6 種 類 のロゴタイプのうち、どれを 格 納 するかは 受 信 装 置 の 実 装 に 依 存 する。<br />
ロゴタイプ 別 の 所 要 メモリ 容 量 を 表 5-3 に 示 す。 衛 星 ・ 地 上 共 用 受 信 機 においては 更 に 前 章 の 表<br />
4-4 に 示 す 数 値 をプラスすることになる。<br />
さらに、 周 波 数 リスト・ 変 更 情 報 の 格 納 領 域 を 確 保 すること。 運 用 については 本 書 付 属 -3 及 び<br />
ARIB TR-B14「 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 運 用 規 定 」 技 術 資 料 を 参 照 のこと。<br />
表 5-3 ロゴデータのサイズ<br />
( 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 の ロゴ 180 種 、サービス 数 480)<br />
HD ラージ (1/2 圧 縮 ) 211KB<br />
HD スモール (3/4 圧 縮 ) 179KB<br />
SD4:3 ラージ (1/2 圧 縮 ) 237KB<br />
SD4:3 スモール (3/4 圧 縮 ) 159KB<br />
SD16:9 ラージ (1/2 圧 縮 ) 179KB<br />
SD16:9 スモール (3/4 圧 縮 ) 120KB<br />
5.2.10 映 像 復 号 処 理 及 び 出 力<br />
第 6 章 に 記 述 。<br />
5.2.11 音 声 復 号 処 理 及 び 出 力<br />
第 6 章 に 記 述 。<br />
5.2.12 基 本 データデコーダ<br />
第 7 章 に 記 述 。<br />
-20-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
5.2.13 EPG 機 能<br />
第 8 章 に 記 述 。<br />
5.2.14 高 速 デジタルインタフェース<br />
第 9 章 に 記 述 。<br />
5.2.15 CA モジュールインタフェース<br />
第 10 章 に 記 述 。<br />
5.2.16 外 部 インタフェース<br />
(1) アンテナ 入 力<br />
アンテナ 入 力 端 子 を 1 系 統 設 けること。<br />
(2) IC カードスロット<br />
第 10 章 に 記 述 。<br />
(3) 双 方 向 通 信 機 能<br />
第 11 章 に 記 述<br />
(4) 高 速 デジタルインターフェース<br />
高 速 デジタルインタフェースを 1 つ 設 けること( 受 信 装 置 ・ 受 像 機 一 体 型 では 任 意 )。<br />
(5) 映 像 出 力 ( 受 信 装 置 ・ 受 像 機 一 体 型 を 除 く)<br />
第 6 章 に 記 述 。<br />
(6) 音 声 出 力 ( 受 信 装 置 ・ 受 像 機 一 体 型 を 除 く)<br />
第 6 章 に 記 述 。<br />
-21-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
5.2.17 リモコン 及 びチャンネルアクセス<br />
リモコンの 形 状 、キー、チャンネルアクセス 方 法 等 については 規 定 しない。ただし、 基 本 機 能 ( 電<br />
源 /チャンネルアクセス/システム 設 定 等 )のキーについては、できる 限 り 共 通 化 し、ユーザの 便<br />
宜 を 図 ることが 望 ましい。<br />
(1) 必 要 なボタン<br />
デジタル 放 送 サービスを 享 受 するためには 下 記 のボタンを 最 低 限 備 えることが 望 ましい。<br />
・ 電 源 ボタン(フル 電 源 オンと 待 機 状 態 とを 切 り 換 えるボタン)<br />
・テンキー、EPG キー、 決 定 キー、チャンネルのアップ・ダウンキー、メニューキー<br />
・「 上 移 動 」「 下 移 動 」「 右 移 動 」「 左 移 動 」(ジョイスティック 等 でも 可 )<br />
衛 星 放 送 との 共 用 受 信 装 置 の 場 合 には、 上 記 に 加 え 下 記 ボタンを 備 えることが 望 ましい。<br />
・ネットワーク 切 替 ボタン<br />
(2) チャンネルアクセス<br />
チャンネルアクセス 方 法 は 規 定 せずに 商 品 企 画 に 任 せる。ただし、サービス id 及 びチャンネ<br />
ル 呼 称 ・ロゴは 事 業 者 により 指 定 される。このサービス id の 数 字 入 力 によりチャンネルアクセ<br />
スするか、テンキー、チャンネル 呼 称 キーによりチャンネルアクセスするか 等 の 方 法 も 商 品 企<br />
画 に 任 せる。<br />
5.2.18 地 震 動 警 報 情 報 の 受 信 機 能<br />
AC 信 号 の 受 信 機 能 を 備 える 場 合 には、セグメント No.0(13 セグメントのうちの 中 央 のセグメ<br />
ント)の AC 信 号 を 受 信 して、AC 信 号 のうち 構 成 識 別 を 識 別 する 機 能 を 有 するものとする。 識 別<br />
の 結 果 、 構 成 識 別 の 値 が 地 震 動 警 報 情 報 の 伝 送 を 示 す 値 (「001」、「110」)である 場 合 には、AC 復<br />
号 動 作 を 行 う。<br />
なお、 構 成 識 別 を 含 む AC 信 号 のビット 割 当 ては、ARIB <strong>STD</strong>-B31「 地 上 デジタルテレビジョン<br />
放 送 の 伝 送 方 式 標 準 規 格 」に 基 づくものとする。<br />
-22-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
第 6 章 映 像 ・ 音 声 の 復 号 処 理 及 び 出 力<br />
6.1 映 像 復 号 処 理 及 び 出 力<br />
6.1.1 ビデオデコード<br />
表 6-1 ( sequence_display_extension により 表 示 領 域 を 指 定 しない 場 合 ) 及 び 表 6-2<br />
(sequence_display_extension により 表 示 領 域 を 指 定 する 場 合 )に 示 す 符 号 化 パラメータの 制 約 条<br />
件 を 満 足 する MPEG-2(ISO/IEC 13818-2)ストリームをデコードできなければならない。なお、<br />
映 像 、 音 声 のデコード 開 始 制 御 及 び 出 力 制 御 は 各 PES Header 内 の PTS, DTS によって 制 御 するこ<br />
ととし、vbv_delay によるデコード 制 御 は 行 わないものとする。 表 6-1 及 び 表 6-2 における MPEG-2<br />
符 号 化 パラメータの 各 コード 番 号 の 意 味 を 表 6-3 に 示 す。<br />
デコード 後 に 生 成 される 映 像 信 号 の 実 画 像 のあるラインの 位 置 は 表 6-4 に 示 すとおりとする。<br />
表 6-3 表 6-1 及 び 表 6-2 における MPEG-2 符 号 化 パラメータの 各 コード 番 号 の 意 味<br />
Aspect_ratio_information 2 = 4:3 表 示 3 = 16:9 表 示<br />
Frame_rate_code 4 = 30/1.001 Hz 7 = 60/1.001 Hz<br />
Progressive_sequence 0 = 飛 越 走 査 方 式 1 = 順 次 走 査 方 式<br />
Color_primaries<br />
1 = ITU-R 勧 告 BT.709 (BT.1361)の 規 定 値<br />
Transfer_characteristics 1 = ITU-R 勧 告 BT.709 (BT.1361)の 規 定 値<br />
Matrix_coefficients<br />
1 = ITU-R 勧 告 BT.709 (BT.1361)の 規 定 値<br />
表 6-4 実 画 像 のあるラインの 位 置<br />
映 像 出 力 信 号 フォーマット デコードされるライン 数 実 画 像 のあるラインの 位 置<br />
480i 480<br />
ライン 番 号 23~262<br />
と<br />
ライン 番 号 286~525<br />
480p 480 ライン 番 号 45~524<br />
720p 720 ライン 番 号 26~745<br />
1080i 1080<br />
ライン 番 号 21~560<br />
と<br />
ライン 番 号 584~1123<br />
-23-
Vertical_<br />
size_value<br />
表 6-1 符 号 化 パラメータの 制 約 条 件 1 (sequence_display_extension により 表 示 領 域 を 指 定 しない 場 合 )<br />
Sequence_header の 制 約 条 件<br />
Horizontal_<br />
Size_value<br />
aspect_rati<br />
o_<br />
Frame_<br />
Rate_cod<br />
1080 ( 注 1) 1920, 1440 3 4 ( 注 3)<br />
720 1280 3 7 ( 注 3)<br />
sequence_<br />
extension<br />
の 制 約 条 件<br />
progressive_<br />
sequence<br />
0<br />
1<br />
sequence_display_extension の 制 約 条 件<br />
( 注 4)<br />
color_<br />
primaries<br />
transfer_<br />
characteristics<br />
matrix_<br />
coefficients<br />
その 他 のパラメータ ( 注 6)<br />
MP@HL 用 に 規 定 された 値<br />
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
480 720 3 7 ( 注 3)<br />
1<br />
1 ( 注 5)<br />
1 ( 注 5)<br />
1 ( 注 5)<br />
MP@H14L 用 に 規 定 された<br />
値<br />
720, 544,<br />
3<br />
480<br />
480<br />
( 注 2)<br />
2<br />
4 ( 注 3)<br />
0 MP@ML 用 に 規 定 された 値<br />
-24-<br />
( 注 1) MPEG-2 符 号 化 方 式 (ITU-T H.262)において 実 際 には 1088 本 が 符 号 化 される。エンコーダで 有 効 ラインの 下 に 8 ライン 分 の 架 空 の 映 像 データ(ダミー<br />
データ)を 付 加 し、 実 際 には 1088 本 分 の 映 像 データとして 符 号 化 処 理 される。デコーダでは 1088 本 分 の 映 像 データの 内 、 上 からの 1080 本 、すなわち<br />
ダミーデータを 除 いた 1080 本 の 有 効 ラインを 持 つ 映 像 信 号 として 出 力 する。<br />
( 注 2) horizontal_size_value が 544 サンプルの 場 合 は、720 サンプルの 場 合 とセンター 位 置 は 同 じで、 実 映 像 データ 540 サンプルとその 両 側 に 架 空 の 映 像 デ<br />
ータ( 黒 信 号 を 基 本 とする)を 2 サンプルずつ 付 けた 544 サンプルで 構 成 される。<br />
( 注 3) フィルム 素 材 の 場 合 、frame_rate_code は 変 えずに repeat_first_field, top_field_first, progressive_frame のフラグをコントロールするエンコードがな<br />
されている 場 合 がある。<br />
( 注 4) sequence_display_extension が 伝 送 されない 場 合 、display_vertical_size 及 び display_horizontal_size の 各 々の 値 は、sequence_header で 示 される<br />
vertical_size_value, horizontal_size_value の 値 と 等 しいものとして 受 信 側 で 処 理 する。 但 し、horizontal_size_value が 544 サンプルの 場 合 は、<br />
display_horizontal_size が 540 として 伝 送 された 場 合 と 同 様 に 両 側 の 2 サンプルずつを 除 いた 540 サンプルの 領 域 を 表 示 するように 処 理 する。<br />
( 注 5) sequence_display_extension が 伝 送 されない 場 合 、color_primaries, transfer_characteristics, matrix_coefficients の 各 値 は“1”と 等 しいものとして 受 信<br />
側 で 処 理 する。<br />
( 注 6) Main Profile の 各 レベルに 対 して ITU-T H.262(ISO/IEC 13818-2)で 規 定 された 値 が 使 用 される。 但 し、bit_rate_value は、MP@HL 及 び MP@H14L<br />
では BS デジタル 放 送 で 伝 送 可 能 な 最 大 容 量 以 下 とし、MP@ML では 15Mbps 以 下 とする。 可 変 ビットレートで 運 用 するものとし、vbv_delay は 常 に<br />
0xFFFF とする。
表 6-2 符 号 化 パラメータの 制 約 条 件 2 (sequence_display_extension により 表 示 領 域 を 指 定 する 場 合 )<br />
-25-<br />
vertical_<br />
size_value<br />
sequence_header のパラメータ 値<br />
horizontal_<br />
size_value<br />
Aspect_<br />
Ratio_<br />
information<br />
( 注 3)<br />
frame_<br />
rate_code<br />
( 注 4)<br />
sequence_<br />
extension の<br />
パラメータ 値<br />
progressive_<br />
sequence<br />
display_<br />
vertical_<br />
size<br />
sequence_display_extension のパラメータ 値<br />
display_<br />
horizontal<br />
_size<br />
( 注 5)<br />
1920, 1440<br />
1440<br />
color_<br />
primaries<br />
transfer_<br />
characteristics<br />
matrix_<br />
coefficients<br />
その 他 の<br />
パラメータ<br />
( 注 7)<br />
1920, 1440 3<br />
1080<br />
1920<br />
4 0 1080<br />
( 注 1)<br />
2<br />
MP@HL 用 に<br />
1440 1080<br />
規 定 された 値<br />
3<br />
1280<br />
720 1280<br />
7 1 720<br />
2 960<br />
3<br />
720 1<br />
1<br />
1<br />
480 720<br />
7 1 480<br />
MP@H14L 用 に<br />
2 540 ( 注 6) ( 注 6) ( 注 6) 規 定 された 値<br />
480<br />
720,544,480 3<br />
720,540,480<br />
( 注 2)<br />
720 2<br />
480<br />
4 0<br />
540<br />
720,544,480 2<br />
( 注 2)<br />
720,540,480<br />
3 360<br />
MP@ML 用 に<br />
規 定 された 値<br />
( 注 1) MPEG-2 符 号 化 方 式 (ITU-T H.262)において 実 際 には 1088 本 が 符 号 化 される。エンコーダで 有 効 ラインの 下 に 8 ライン 分 の 架 空 の 映 像 データ(ダミ<br />
ーデータ)を 付 加 し、 実 際 には 1088 本 分 の 映 像 データとして 符 号 化 処 理 される。デコーダでは 1088 本 分 の 映 像 データの 内 、 上 からの 1080 本 、す<br />
なわちダミーデータを 除 いた 1080 本 の 有 効 ラインを 持 つ 映 像 信 号 として 出 力 する。<br />
( 注 2) horizontal_size_value が 544 サンプルの 場 合 は、720 サンプルの 場 合 とセンター 位 置 は 同 じで、 実 映 像 データ 540 サンプルとその 両 側 に 架 空 の 映 像<br />
データ( 黒 信 号 を 基 本 とする)を 2 サンプルずつ 付 けた 544 サンプルで 構 成 される。<br />
( 注 3) sequence_display_extension が 伝 送 される 場 合 、aspect_ratio_information は display_vertical_size と display_horizontal_size で 指 定 される 領 域 の<br />
アスペクト 比 を 表 すことが MPEG-2 規 格 で 規 定 されている。<br />
( 注 4) フィルム 素 材 の 場 合 、frame_rate_code は 変 えずに repeat_first_field, top_field_first, progressive_frame のフラグをコントロールするエンコードが<br />
なされている 場 合 がある。<br />
( 注 5) display_horizontal_size の1つの 欄 内 に 複 数 の 数 字 がある 場 合 、horizontal_size_value の 各 値 に 対 し、それと 同 じ 値 ( 但 し horizontal_size_value が<br />
544 のときは 540)のみが 選 択 可 能 であることを 意 味 する。<br />
( 注 6) sequence_display_extension の 中 の color_primaries, transfer_characteristics, matrix_coefficients が 伝 送 されない 場 合 、 各 値 はそれぞれ“1”と 等 し<br />
いものとして 受 信 側 で 処 理 される。<br />
( 注 7) Main profile の 各 レベルに 対 して ITU-T H.262(ISO/IEC 13818-2)で 規 定 された 値 を 採 用 する。 但 し、bit_rate_value は、MP@HL 及 び MP@H14L<br />
では BS デジタル 放 送 で 伝 送 可 能 な 最 大 容 量 以 下 とし、MP@ML では 15Mbps 以 下 とする。 可 変 ビットレートで 運 用 するものとし、vbv_delay は 常<br />
に 0xFFFF とする。<br />
ARIB <strong>STD</strong>-B21
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
6.1.2 映 像 信 号 出 力 の 形 式<br />
(1) ディスプレイ 接 続 用 の 映 像 出 力<br />
受 信 装 置 は、ディスプレイ 接 続 用 映 像 信 号 として、デコードするストリームの 映 像 符 号 化 パ<br />
ラメータ 値 の 設 定 に 関 わらず、1080i、720p、480p、480i 信 号 の 何 れか1つ 以 上 の 形 式 で<br />
出 力 する。<br />
受 信 装 置 は 接 続 されるディスプレイが 表 示 可 能 な 映 像 信 号 形 式 、 及 びその 形 式 が 480i 信 号<br />
の 場 合 には 接 続 されるディスプレイのアスペクト 比 (4:3 または 16:9)に 応 じてスイッチャブ<br />
ルに 変 更 できる 機 能 を 有 するものとする。<br />
デコードするストリームの Sequence_display_extension のパラメータ 値 と 映 像 信 号 出 力 と<br />
の 関 係 は、480i 信 号 で 出 力 する 場 合 は 表 6-5 に 従 うものとし、1080iまたは 480p 信 号 で 出<br />
力 する 場 合 は 表 6-6、720p 信 号 で 出 力 する 場 合 は 表 6-7 に 従 うものとする。 但 し、データ 放 送<br />
や EPG を 表 示 する 場 合 はこの 規 定 の 適 用 外 とする。<br />
(2) 録 画 用 の 映 像 出 力<br />
受 信 装 置 は、ディスプレイ 接 続 用 映 像 信 号 の 出 力 と 同 時 に、 録 画 用 映 像 信 号 として NTSC 映<br />
像 信 号 (コンポジット 映 像 信 号 と Y/C 映 像 信 号 )を 出 力 する。 録 画 用 映 像 出 力 は、デコードす<br />
るストリームの Sequence_display_extension のパラメータ 値 と 接 続 されるディスプレイのア<br />
スペクト 比 (4:3 または 16:9)に 応 じて、 表 6-5 に 示 す 処 理 が 施 された 信 号 であることが 望 ま<br />
しい。<br />
なお、 録 画 用 映 像 出 力 にはデータ 放 送 、EPG の 表 示 は 含 まれなくて 良 い。<br />
-26-
表 6-5 デコードするストリームの Sequence_display_extension のパラメータ 値 と 映 像 信 号 出 力 との 関 係 1<br />
-27-<br />
参<br />
考<br />
図<br />
Sequence Header のパラメータ 値<br />
vertical_<br />
size_value<br />
(A)<br />
Horizontal<br />
_<br />
size_value<br />
(B)<br />
1920<br />
aspect_<br />
ratio_<br />
information<br />
Sequence<br />
extension の<br />
パラメータ 値<br />
progressive<br />
_sequence<br />
Sequence<br />
Display extension<br />
のパラメータ 値<br />
display_<br />
vertical_<br />
size (C)<br />
display_<br />
horizontal<br />
_size (D)<br />
4:3 モニター( 水 平 720 画 素 )に 対 し<br />
480i 信 号 形 式 で 出 力 する 場 合<br />
垂 直<br />
縮 小 ・ 拡 大 率<br />
(L: line)<br />
水 平<br />
縮 小 ・ 拡 大 率<br />
備<br />
考<br />
16:9 モニター( 水 平 720 画 素 )に 対 し<br />
480i 信 号 形 式 で 出 力 する 場 合<br />
垂 直<br />
縮 小 ・ 拡 大 率<br />
水 平<br />
縮 小 ・ 拡 大 率<br />
(S: sample)<br />
1080<br />
1920<br />
B×(3/8)<br />
B×(3/8)<br />
3 0 1080<br />
A×(1/3)+120L 黒<br />
A×(4/9)<br />
1440 1440 B×(1/2) B×(1/2)<br />
720 1280 3 1 720 1280 A×(1/2)+120L 黒 B×(9/16) A×(2/3) B×(9/16)<br />
1 480 720 3 1 480 720 A×(3/4)+120L 黒 B×1 1 A×1 B×1<br />
720<br />
720<br />
B×1<br />
B×1<br />
480 544 3 0 480 540 A×(3/4)+120L 黒 D×(4/3) A×1 D×(4/3)<br />
480 480 B×(3/2) B×(3/2)<br />
1080<br />
1920<br />
1440<br />
D×(1/2)<br />
B×(3/8)<br />
2 0 1080<br />
A×(4/9)<br />
A×(4/9)<br />
1440 1080 D×(2/3) B×(1/2)<br />
2 720 1280 2 1 720 960 A×(2/3) D×(3/4) 3 A×(2/3) B×(9/16)<br />
480 720 2 1 480 540 A×1 D×(4/3) A×1 B×1<br />
480 720 2 0 480 540 A×1 D×(4/3) A×1 B×1<br />
720<br />
720<br />
B×1<br />
B×(3/4)+180S 黒<br />
または B×1<br />
3 480 544 2 0 480 540 A×1<br />
D×(4/3) 5 A×1<br />
D×1+180S 黒<br />
または D×(4/3)<br />
480 480 B×(3/2)<br />
B×(9/8)+180S 黒<br />
または B×(3/2)<br />
720<br />
720<br />
B×1<br />
C×(4/3) B×1<br />
4 480 544 3 0 360 540 A×1<br />
D×(4/3) 7 または D×(4/3)<br />
480 480 B×(3/2) A×1 B×(3/2)<br />
注 1: Sequence display extension がある 場 合 、aspect ratio information は display_vertical_size(C)と display_horizontal_size(D)で 指 定 される 領 域 の<br />
アスペクト 比 を 表 すことが MPEG 規 格 で 規 定 されている。<br />
注 2: Sequence_display_extension が 伝 送 されない 場 合 、display_vertical_size(C) 及 び display_horizontal_size(D)の 各 々の 値 は、Sequence_Header<br />
で 示 される vertical_size_value(A), horizontal_size_value(B)の 値 と 等 しいものとして 受 信 側 で 処 理 するものとする。 但 し Bが 544 の 場 合 は、D<br />
が 540 の 場 合 と 同 様 に 両 側 の 2 サンプルずつを 除 いた 540 サンプルの 領 域 を 表 示 するように 信 号 処 理 をする。 万 が 一 、D が 544 として 送 出 され<br />
た 場 合 、 受 信 装 置 は D が 送 出 されなかった 場 合 と 同 様 に 処 理 する。<br />
注 3: Picture_display_extension の Frame_Center_Horizontal_Offset(FCHO) 及 び Frame_Center_Vertical_Offset(FCVO)が 常 時 ゼロで 運 用 されるこ<br />
とを 前 提 に 受 信 装 置 の 機 能 制 限 をしても 良 い。Picture_display_extension が 送 信 されない 場 合 、FCHO 及 び FCVO はゼロと 解 釈 する。<br />
注 4: S1(4:3 モニターで 垂 直 偏 向 振 幅 が 変 更 できるタイプ) 対 応 機 器 は、ここで 規 定 する 4:3 モニターの 拡 大 ・ 縮 小 率 の 適 用 対 象 外 とする。<br />
注 5: 参 考 図 として 図 6-1 を 参 照 のこと。<br />
備<br />
考<br />
2<br />
4<br />
6<br />
8<br />
ARIB <strong>STD</strong>-B21
-28-<br />
参<br />
考<br />
図<br />
1<br />
2<br />
Sequence Header のパラメータ 値<br />
vertical_<br />
size_value<br />
(A)<br />
3 480<br />
4 480<br />
Horizontal<br />
size_value<br />
(B)<br />
表 6-6 デコードするストリームの Sequence_display_extension のパラメータ 値 と 映 像 信 号 出 力 との 関 係 2<br />
aspect_<br />
ratio_<br />
information<br />
Sequence<br />
extension の<br />
パラメータ 値<br />
progressive<br />
_sequence<br />
Sequence<br />
Display extension<br />
のパラメータ 値<br />
display_<br />
vertical_<br />
size (C)<br />
display_<br />
horizontal<br />
_size (D)<br />
16:9 モニター( 水 平 1920 画 素 )に 対 し<br />
1080i 信 号 形 式 で 出 力 する 場 合<br />
垂 直<br />
縮 小 ・ 拡 大 率<br />
水 平<br />
縮 小 ・ 拡 大 率<br />
(S: sample)<br />
備<br />
考<br />
16:9 モニター( 水 平 720 画 素 )に 対 し<br />
480p 信 号 形 式 で 出 力 する 場 合<br />
垂 直<br />
縮 小 ・ 拡 大 率<br />
水 平<br />
縮 小 ・ 拡 大 率<br />
(S: sample)<br />
1080<br />
1920<br />
1920<br />
B×1<br />
B×(3/8)<br />
3 0 1080<br />
A×1<br />
A×(4/9)<br />
1440 1440 B×(4/3) B×(1/2)<br />
720 1280 3 1 720 1280 A×(3/2) B×(3/2) A×(2/3) B×(9/16)<br />
480 720 3 1 480 720 A×(9/4) B×(8/3) 9 A×1 B×1<br />
720<br />
720<br />
B×(8/3)<br />
B×1<br />
480 544 3 0 480 540 A×(9/4) D×(32/9) A×1 D×(4/3)<br />
480 480 B×4 B×(3/2)<br />
1080<br />
1920<br />
1440<br />
B×1<br />
B×(3/8)<br />
2 0 1080<br />
A×1<br />
A×(4/9)<br />
1440 1080 B×(4/3) B×(1/2)<br />
720 1280 2 1 720 960 A×(3/2) B×(3/2) 10 A×(2/3) B×(9/16)<br />
480 720 2 1 480 540 A×(9/4) B×(8/3) A×1 B×1<br />
480 720 2 0 480 540 A×(9/4) B×(8/3) A×1 B×1<br />
720<br />
720<br />
B×2+480S 黒<br />
B×(3/4)+180S 黒<br />
544 2 0 480 540 A×(9/4) D×(8/3)+480S 黒 11 A×1 D×1+180S 黒<br />
480 480 B×3+480S 黒 B×(9/8)+180S 黒<br />
720<br />
720<br />
B×(8/3)<br />
B×1<br />
544 3 0 360 540 C×3<br />
D×(32/9) 12 C×(4/3) D×(4/3)<br />
480 480 B×4 B×(3/2)<br />
注 1: Sequence display extension がある 場 合 、aspect ratio information は display_vertical_size(C)と display_horizontal_size(D)で 指 定 される 領 域 のア<br />
スペクト 比 を 表 すことが MPEG 規 格 で 規 定 されている。<br />
注 2: Sequence_display_extension が 伝 送 されない 場 合 、display_vertical_size(C) 及 び display_horizontal_size(D)の 各 々の 値 は、Sequence_Header で 示<br />
される vertical_size_value(A), horizontal_size_value(B)の 値 と 等 しいものとして 受 信 側 で 処 理 するものとする。 但 し Bが 544 の 場 合 は、D が 540<br />
の 場 合 と 同 様 に 両 側 の 2 サンプルずつを 除 いた 540 サンプルの 領 域 を 表 示 するように 信 号 処 理 をする。 万 が 一 、D が 544 として 送 出 された 場 合 、<br />
受 信 装 置 は D が 送 出 されなかった 場 合 と 同 様 に 処 理 する。<br />
注 3: Picture_display_extension の Frame_Center_Horizontal_Offset(FCHO) 及 び Frame_Center_Vertical_Offset(FCVO)が 常 時 ゼロで 運 用 されること<br />
を 前 提 に 受 信 装 置 の 機 能 制 限 をしても 良 い。Picture_display_extension が 送 信 されない 場 合 、FCHO 及 び FCVO はゼロと 解 釈 する。<br />
注 4: 参 考 図 として 図 6-1 を 参 照 のこと。<br />
備<br />
考<br />
9<br />
10<br />
11<br />
12<br />
ARIB <strong>STD</strong>-B21
-29-<br />
参<br />
考<br />
図<br />
表 6-7 デコードするストリームの Sequence_display_extension のパラメータ 値 と 映 像 信 号 出 力 との 関 係 3<br />
Sequence Header のパラメータ 値<br />
Vertical_<br />
size_value<br />
(A)<br />
horizontal<br />
size_value<br />
(B)<br />
1920<br />
aspect_<br />
ratio_<br />
information<br />
Sequence<br />
extension の<br />
パラメータ 値<br />
progressive<br />
_sequence<br />
Sequence<br />
Display extension<br />
のパラメータ 値<br />
display_<br />
vertical_<br />
size (C)<br />
display_<br />
horizontal<br />
_size (D)<br />
16:9 モニター( 水 平 1280 画 素 )に 対 し<br />
720p 信 号 形 式 で 出 力 する 場 合<br />
垂 直<br />
縮 小 ・ 拡 大 率<br />
水 平<br />
縮 小 ・ 拡 大 率<br />
(S: sample)<br />
B×(2/3)<br />
1080<br />
1920<br />
3 0 1080<br />
A×(2/3)<br />
1440 1440 B×(8/9)<br />
720 1280 3 1 720 1280 A×1 B×1<br />
480 720 3 1 480 720 A×(3/2) B×(16/9)<br />
1<br />
720<br />
720<br />
B×(16/9)<br />
480 544 3 0 480 540 A×(3/2) D×(64/27)<br />
480 480 B×(8/3)<br />
1080<br />
1920<br />
1440<br />
B×(2/3)<br />
2 0 1080<br />
A×(2/3)<br />
1440 1080 B×(8/9)<br />
2 720 1280 2 1 720 960 A×1 B×1<br />
480 720 2 1 480 540 A×(3/2) B×(16/9)<br />
480 720 2 0 480 540 A×(3/2) B×(16/9)<br />
720<br />
720<br />
B×(4/3)+320S 黒<br />
3 480 544 2 0 480 540 A×(3/2) D×(16/9)+320S 黒<br />
480 480 B×2+320S 黒<br />
720<br />
720<br />
B×(16/9)<br />
4 480 544 3 0 360 540 C×2<br />
D×(64/27)<br />
480 480 B×(8/3)<br />
注 1: Sequence display extension がある 場 合 、aspect ratio information は display_vertical_size(C)と display_horizontal_size(D)で 指 定 される 領 域<br />
のアスペクト 比 を 表 すことが MPEG 規 格 で 規 定 されている。<br />
注 2: Sequence_display_extension が 伝 送 されない 場 合 、display_vertical_size(C) 及 び display_horizontal_size(D)の 各 々の 値 は、Sequence_Header<br />
で 示 される vertical_size_value(A), horizontal_size_value(B)の 値 と 等 しいものとして 受 信 側 で 処 理 するものとする。 但 し Bが 544 の 場 合 は、<br />
D が 540 の 場 合 と 同 様 に 両 側 の 2 サンプルずつを 除 いた 540 サンプルの 領 域 を 表 示 するように 信 号 処 理 をする。 万 が 一 、D が 544 として 送 出 さ<br />
れた 場 合 、 受 信 装 置 は D が 送 出 されなかった 場 合 と 同 様 に 処 理 する。<br />
注 3: Picture_display_extension の Frame_Center_Horizontal_Offset(FCHO) 及 び Frame_Center_Vertical_Offset(FCVO)が 常 時 ゼロで 運 用 される<br />
ことを 前 提 に 受 信 装 置 の 機 能 制 限 をしても 良 い。Picture_display_extension が 送 信 されない 場 合 、FCHO 及 び FCVO はゼロと 解 釈 する。<br />
注 4: 参 考 図 として 図 6-1 を 参 照 のこと。<br />
表 6-5、 表 6-6 及 び 表 6-7 における MPEG2 符 号 化 パラメータの 各 コード 番 号 の 意 味<br />
aspect_ratio_information 2 = 4:3 表 示 、 3 = 16:9 表 示<br />
progressive_sequence 0 = 飛 越 走 査 方 式 、 1 = 順 次 走 査 方 式<br />
備<br />
考<br />
9<br />
10<br />
11<br />
12<br />
ARIB <strong>STD</strong>-B21
-30-<br />
[ 備 考 ]<br />
1.スクイーズ 形 式 で 送 信 された 画 像 を 4:3 モニターでレターボックス 形 式 で 表 示 する 場 合 を 示 す。 垂 直 方 向 は A× 縮 小 率 =360 であり、 黒 み(ゼ<br />
ロ 信 号 )の 120 本 の 走 査 線 が 付 加 される( 図 6-11を 参 照 )。<br />
2.スクイーズ 形 式 で 送 信 された 画 像 を 480iの 16:9 モニターでフル 画 面 表 示 する 場 合 を 示 す( 図 6-11を 参 照 )。<br />
3.D で 指 定 された 範 囲 の 映 像 データから 有 効 サンプル 数 720 を 生 成 し、4:3 モニターでフル 画 面 表 示 する 場 合 を 示 す( 図 6-12を 参 照 )。<br />
4.スクイーズ 形 式 で 送 信 された 画 像 を 480iの 16:9 モニターで 表 示 する 場 合 を 示 す。 送 信 された 実 画 像 部 分 のアスペクト 比 が 4:3 で、その 両<br />
側 に 黒 みがある 贋 16:9 映 像 の 場 合 、 有 効 サンプル 数 720 は、[90 サンプル 分 の 黒 み]+[540 サンプル 分 の 実 画 像 ]+[90 サンプル 分 の 黒 み]に<br />
より 構 成 される( 図 6-12を 参 照 )。<br />
5.アスペクト 比 4:3 で 送 信 された 画 像 を 4:3 モニターでフル 画 面 表 示 する 場 合 を 示 す( 図 6-13を 参 照 )。<br />
6.アスペクト 比 4:3 で 送 信 された 画 像 を 480iの 16:9 モニターで 表 示 する 場 合 を 示 す。B(D)× 拡 大 ・ 縮 小 率 =540 として、[90 サンプル 分 の<br />
黒 み]+[540 サンプル 分 の 実 画 像 ]+[90 サンプル 分 の 黒 み]により 構 成 するスクイーズ 形 式 の 信 号 を 用 いる 場 合 、 及 び 4:3 モニター 用 と 同 じ<br />
形 式 の 信 号 を 用 いてモニター 側 の 偏 向 系 の 工 夫 により 表 示 される 場 合 を 示 す( 図 6-13を 参 照 )。<br />
7.レターボックス 形 式 で 送 信 された 画 像 を 4:3 モニターでレターボックス 形 式 で 表 示 する 場 合 を 示 す( 図 6-14を 参 照 )。<br />
8.レターボックス 形 式 で 送 信 された 実 画 像 部 分 のアスペクト 比 が 16:9 の 映 像 信 号 ( 有 効 走 査 線 360 本 )を、 有 効 走 査 線 480 本 のスクイーズ 形 式<br />
の 信 号 に 変 換 してスクイーズ 形 式 の 信 号 を 用 いて 480iの 16:9 モニターでフル 画 面 表 示 する 場 合 、 及 び 4:3 モニター 用 と 同 じ 形 式 の 信 号 を<br />
用 いてモニター 側 の 偏 向 系 の 工 夫 により 表 示 される 場 合 を 示 す( 図 6-14を 参 照 )。<br />
9.スクイーズ 形 式 で 送 信 された 画 像 を 1080i、480pまたは 720pの 16:9 モニターでフル 画 面 表 示 する 場 合 を 示 す( 図 6-11を 参 照 )。<br />
10.スクイーズ 形 式 で 送 信 された 画 像 を 1080i、480pまたは 720pの 16:9 モニターで 表 示 する 場 合 を 示 す。 送 信 された 実 画 像 部 分 のアスペク<br />
ト 比 が 4:3 で、その 両 側 に 黒 みがある 贋 16:9 映 像 の 場 合 、1080i 信 号 の 有 効 サンプル 数 1920 は、[240 サンプル 分 の 黒 み]+[1440 サンプル<br />
分 の 実 画 像 ]+[240 サンプル 分 の 黒 み]により 構 成 される。 同 様 に、480p 信 号 の 有 効 サンプル 数 720 は[90 サンプル 分 の 黒 み]+[540 サンプ<br />
ル 分 の 実 画 像 ]+[90 サンプル 分 の 黒 み]、720p 信 号 の 有 効 サンプル 数 1280 は[160 サンプル 分 の 黒 み]+[960 サンプル 分 の 実 画 像 ]+[160 サ<br />
ンプル 分 の 黒 み]により 構 成 される。( 図 6-12を 参 照 )。<br />
11.アスペクト 比 4:3 で 送 信 された 画 像 を 1080i、480pまたは 720pの 16:9 モニターで 表 示 する 場 合 を 示 す。1080iの 有 効 サンプル 数 1920<br />
は[240 サンプル 分 の 黒 み]+[1440 サンプル 分 の 実 画 像 ]+[240 サンプル 分 の 黒 み]、480p 信 号 の 有 効 サンプル 数 720 は[90 サンプル 分 の 黒<br />
み]+[540 サンプル 分 の 実 画 像 ]+[90 サンプル 分 の 黒 み]、720p 信 号 の 有 効 サンプル 数 1280 は[160 サンプル 分 の 黒 み]+[960 サンプル 分 の<br />
実 画 像 ]+[160 サンプル 分 の 黒 み]により 構 成 されたスクイーズ 形 式 の 信 号 で、 各 16:9 モニターに 入 力 する( 図 6-13を 参 照 )。<br />
12.レターボックス 形 式 で 送 信 された 実 画 像 部 分 のアスペクト 比 が 16:9 の 映 像 信 号 ( 有 効 走 査 線 360 本 )を、 有 効 走 査 線 1080 本 (1080i 信 号 の<br />
場 合 )、480 本 (480p 信 号 の 場 合 )または 720 本 (720p 信 号 の 場 合 )のスクイーズ 形 式 の 信 号 に 変 換 して、1080i、480pまたは 720pの 16:9<br />
モニターでフル 画 面 表 示 する 場 合 を 示 す( 図 6-14を 参 照 )。<br />
ARIB <strong>STD</strong>-B21
映 像 ソース<br />
1 16:9 の 番 組 1<br />
C、D の 各 値 が A、B の 各 値 と<br />
同 じ 場 合 (C、D が 送 信 されな<br />
い 場 合 を 含 む)<br />
4:3 モニターには<br />
レターボックス<br />
形 式 で 出 力 する<br />
480i 信 号<br />
4:3 モニタに 表 示 する 場 合<br />
16:9 モニターに<br />
はそのまま 表 示 す<br />
る<br />
480i/p、1080i、720p 信 号<br />
16:9 モニタに 表 示 する 場 合<br />
216:9 の 番 組 2<br />
D の 値 が B の 値 の 3/4 に 設 定 さ<br />
れている 場 合 (4:3 番 組 にサイド<br />
パネルを 付 加 した 贋 16:9 番 組 の<br />
場 合 を 含 む)<br />
4:3 モニターには<br />
両 サイドパネルを<br />
捨 て、480×720 の<br />
フル 画 面 表 示<br />
16:9 モニターに<br />
はそのまま 表 示 す<br />
る<br />
グレー 部 分 は 実 映 像 がある 場 合 と 黒 パネ<br />
-31-<br />
34:3 の 番 組<br />
C の 値 が A の 値 と 同 じ 場 合<br />
(レターボックス 形 式 でも C が 送 出<br />
されないか、A の 値 と 同 じ 場 合 は3<br />
に 属 する)<br />
4:3 モニターには<br />
4:3 の 番 組 をその<br />
まま 表 示 する<br />
ルの 場 合 があることを 示 している<br />
16:9 モニターにはサ<br />
イドパネルを 付 加 し<br />
て 表 示 するか、480i<br />
ではモニター 側 の 偏<br />
向 系 の 工 夫 により 表<br />
示 する<br />
4レターボックス 形 式 の 4:3 番 組<br />
C の 値 が A の 3/4 の 値 に 設 定 してあ<br />
る 場 合<br />
4:3 モニターには<br />
そのまま 表 示 する<br />
図 6-1 アスペクト 比 4:3/16:9 のモニターにおける 望 ましい 表 示 形 式<br />
16:9 モニターには 垂<br />
直 方 向 に 4/3, 2, 3 倍<br />
し、 有 効 走 査 線 480,<br />
720, 1080 本 にして 表<br />
示 するか、480iでは<br />
モニター 側 の 偏 向 系<br />
の 工 夫 により 表 示 す<br />
る<br />
ARIB <strong>STD</strong>-B21
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
6.1.3 映 像 信 号 出 力<br />
6.1.3.1 アナログ 出 力<br />
映 像 表 示 用 として、 少 なくとも 1 系 統 の 映 像 出 力 端 子 を 装 備 すること。( 受 像 機 一 体 型 はオプシ<br />
ョンとする)コンポーネント 信 号 (Y,PB,PR)の 出 力 端 子 を 装 備 する 場 合 は、 少 なくとも 1 系 統 の D<br />
端 子 を 装 備 することが 望 ましい。<br />
但 し、D 端 子 を 装 備 するデジタル 放 送 受 信 装 置 は、 以 下 の( 社 ) 電 子 情 報 技 術 産 業 協 会 (JEITA)〔 旧<br />
( 社 ) 日 本 電 子 機 械 工 業 会 (EIAJ)〕 規 格 に 従 うこと。<br />
JEITA 規 格 : CP-4120<br />
「デジタルチューナとテレビジョン 受 信 機 の D 端 子 接 続 」<br />
Interface between Digital Tuner and Television Receiver using D-Connector<br />
JEITA 規 格 : RC-5237<br />
「デジタル 放 送 映 像 信 号 用 (Y,PB,PR) 接 続 用 D 端 子 コネクタ」<br />
D-Connector for Digital Broadcasting Component Video Signal (Y,PB,PR) connection<br />
以 下 の 表 に、 想 定 される 出 力 信 号 の 形 式 を 記 述 する。<br />
(1) 1080i コンポーネント 出 力<br />
信 号 の 形 式 輝 度 (Y)/ 色 差 信 号 RGB 信 号<br />
出 力 レベル<br />
測 色 パラメータ<br />
Y :+700mV<br />
PB,PR:±350mV<br />
同 期 信 号 :±300mV<br />
Y に 重 畳<br />
表 6-8 参 照<br />
インピーダンス 75Ω 75Ω<br />
700mVp-p<br />
同 期 信 号 :–300mV<br />
(VD,HD) G,B,R に 重 畳 しない<br />
コネクタ D 端 子 が 望 ましい RCA ピン×3、 同 期 信 号 ピン×2<br />
(2) 720p コンポーネント 出 力<br />
信 号 の 形 式 輝 度 (Y)/ 色 差 信 号 RGB 信 号<br />
出 力 レベル<br />
測 色 パラメータ<br />
Y :+700mV<br />
PB,PR:±350mV<br />
同 期 信 号 :±300mV<br />
Y に 重 畳<br />
表 6-8 参 照<br />
インピーダンス 75Ω 75Ω<br />
700mVp-p<br />
同 期 信 号 :–300mV<br />
(VD,HD) G,B,R に 重 畳 しない<br />
コネクタ D 端 子 が 望 ましい RCA ピン×3、 同 期 信 号 ピン×2<br />
-32-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
(3) 480p コンポーネント 出 力<br />
信 号 の 形 式 輝 度 (Y)/ 色 差 信 号 RGB 信 号<br />
出 力 レベル<br />
測 色 パラメータ<br />
Y :+700mV<br />
PB,PR:±350mV<br />
同 期 信 号 :-300mV<br />
Y に 重 畳<br />
表 6-8 参 照<br />
インピーダンス 75Ω 75Ω<br />
700mVp-p<br />
同 期 信 号 :–300mV<br />
(VD,HD) G,B,R に 重 畳 しない<br />
コネクタ D 端 子 が 望 ましい RCA ピン×3、 同 期 信 号 ピン×2<br />
(4) 480i コンポーネント 出 力<br />
信 号 の 形 式 輝 度 (Y)/ 色 差 信 号 RGB 信 号<br />
出 力 レベル<br />
Y :+700mV<br />
PB,PR:±350mV<br />
同 期 信 号 :-300mV<br />
Y に 重 畳<br />
測 色 パラメータ 表 6-8 参 照<br />
インピーダンス 75Ω 75Ω<br />
700mVp-p<br />
同 期 信 号 :–300mV<br />
(VD,HD) G,B,R に 重 畳 しない<br />
コネクタ D 端 子 が 望 ましい RCA ピン×3、 同 期 信 号 ピン×2<br />
(5) NTSC コンポジット 出 力<br />
信 号 形 式<br />
出 力 レベル<br />
インピーダンス<br />
コネクタ<br />
NTSC コンポジット 信 号<br />
1.0Vp-p 正 極 性<br />
75Ω<br />
RCA ピン<br />
(6) NTSC Y/C(S 映 像 ) 出 力<br />
信 号 形 式 NTSC Y/C 信 号<br />
出 力 レベル<br />
輝 度 信 号 :1.0Vp-p<br />
バースト 信 号 :286 mVp-p<br />
インピーダンス 75Ω<br />
コネクタ<br />
S 映 像 端 子 (ミニ DIN 4 ピン)<br />
-33-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
表 6-8 測 色 パラメータ<br />
項 目 480i 、480p 1080i、720p<br />
3 原 色 色 度<br />
CIE 色 度 座 標 は 以 下 の 通 りとする。<br />
x y<br />
G 0.310 0.595<br />
B 0.155 0.070<br />
R 0.630 0.340<br />
CIE 色 度 座 標 は 以 下 の 通 りとする。<br />
x y<br />
G 0.300 0.600<br />
B 0.150 0.060<br />
R 0.640 0.330<br />
基 準 白 色<br />
D65 とする。CIE 色 度 座 標 は 以 下 の<br />
通 りとする。<br />
x = 0.3127 y = 0.3290<br />
Y,PB,PR の 方 程 式 は、 以 下 のとおり。<br />
D65 とする。CIE 色 度 座 標 は 以 下 の 通<br />
りとする。<br />
x = 0.3127 y = 0.3290<br />
Y,PB,PR の 方 程 式 は、 以 下 のとおり。<br />
輝 度 (Y)/ 色<br />
差 信 号 方 程<br />
式<br />
ガンマ 補 正<br />
特 性<br />
Y = 0.587×G + 0.114×B + 0.299×<br />
R<br />
Pb = 0.564×( B – Y )<br />
Pr = 0.713×( R – Y )<br />
但 し、G,B,R は、それぞれガンマ 補 正<br />
された 後 の 信 号 とする。<br />
Vc= 1.099XLc(^0.4500)- 0.099<br />
(0.018 ≦ Lc ≦ 1)<br />
= 4.500XLc<br />
(0 ≦ Lc ≦ 0.018)<br />
Y =0.7152×G + 0.0722×B + 0.2126<br />
×R<br />
Pb = 0.5389×( B – Y )<br />
Pr = 0.6350×( R – Y )<br />
但 し、G,B,R は、それぞれガンマ 補 正 さ<br />
れた 後 の 信 号 とする。<br />
Vc= 1.099XLc(^0.4500)- 0.099<br />
(0.018 ≦ Lc ≦ 1)<br />
= 4.500XLc<br />
(0 ≦ Lc ≦ 0.018)<br />
ただし、Vc は 映 像 信 号 カメラ 出 力 、<br />
Lc はカメラの 入 力 光 である。<br />
いずれも、 基 準 白 色 にて 正 規 化 した 値<br />
とする。<br />
ただし、Vc は 映 像 信 号 カメラ 出 力 、Lc<br />
はカメラの 入 力 光 である。<br />
いずれも、 基 準 白 色 にて 正 規 化 した 値 と<br />
する。<br />
備 考 : 本 規 格 は、 端 子 名 称 を 規 定 するものではない。<br />
:(5) 及 び(6)に 関 しては、 輝 度 (Y)/ 同 期 信 号 は、+714mV / -286mV の V/S 比<br />
が 守 られること<br />
: 本 規 格 は、BS デジタル 放 送 を 意 識 した 物 であり、また 許 容 偏 差 については、 特 に 規<br />
定 するものではない。<br />
6.1.3.2 フォーマット 種 別 の 識 別 出 力<br />
フォーマット 種 別 識 別 信 号 の 出 力 は、オプションとする。 但 し、D 端 子 を 採 用 すれば、フォーマ<br />
ット 識 別 信 号 (480i、480p、720p、1080i)とアスペクト 比 をテレビジョン 受 信 装 置 に 伝 送 するこ<br />
とが 可 能 である。<br />
-34-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
6.1.3.3 デジタル 出 力<br />
(1) デジタル 映 像 出 力<br />
DVI 端 子 を 装 備 する 受 信 装 置 は、DDWG(Digital Display Working Group)の 発 行 する Digital<br />
Visual Interface に 準 拠 すること。<br />
また、GVIF (Gigabit Video Interface) を 装 備 する 受 信 装 置 は、JEITA〔 一 般 社 団 法 人 電 子<br />
情 報 技 術 産 業 協 会 〕の 発 行 するデジタルモニタインタフェース GVIF(CP-6101)に 準 拠 すること。<br />
(2) デジタル 映 像 音 声 出 力<br />
HDMI 端 子 を 装 備 する 受 信 装 置 は、HDMI Licensing, LLC 発 行 の High-Definition<br />
Multimedia Interface Specification に 準 拠 すること。<br />
また、 無 線 によるデジタル 映 像 音 声 出 力 機 能 については、 運 用 規 定 で 定 める 出 力 方 式 に 従 った<br />
ものを 装 備 することができる。<br />
6.1.4 コピープロテクション<br />
運 用 規 定 で 定 めるコピーガードマネージメントシステムを 塔 載 すること。<br />
6.2 音 声 復 号 処 理 及 び 出 力<br />
以 下 の 規 定 は、 特 に 断 りのない 限 り、1 音 声 エレメンタリーストリームに 対 して 適 応 する。<br />
6.2.1 音 声 復 号 処 理<br />
MPEG2-AAC(ISO/IEC 13818-7)の LC プロファイル、ADTS(Audio Data Transport Stream)<br />
形 式 に 準 拠 すること。さらに、 以 下 の 制 約 条 件 に 従 うものとする。<br />
(1) サンプリング 周 波 数 :48kHz、44.1kHz、32kHz、24kHz、22.05kHz、16kHz に 対 応 すること。<br />
(2) 量 子 化 ビット 数 :16 ビットでの 再 生 に 対 応 すること。<br />
(3) 復 号 可 能 チャンネル 数 :1ADTS あたり 5.1 チャンネルまでの AAC ストリームに 対 応 する<br />
こと。<br />
(4) 最 大 多 重 ADTS 数 : 同 一 番 組 内 で 最 大 8 個 の ADTS ストリーム 多 重 に 対 応 すること<br />
(5) 音 声 デコード 機 能 :モノ、ステレオ、マルチチャンネルステレオ(3/1、3/2、3/2+LFE)、<br />
2 音 声 (デュアルモノ)の 音 声 モードをデコードすること。<br />
注 : マルチチャンネルステレオの(3/1、3/2、3/2+LFE)は、 想 定 される 前 方 / 後 方 スピーカへの 音 声 チャン<br />
ネル 数 を 表 す( 例 :3/1=3 前 方 +1 後 方 、3/2=3 前 方 +2 後 方 )。LFE は Low Frequency Effects の 略<br />
で、 低 域 強 調 チャンネルを 表 す。<br />
(6) 送 信 側 での 音 声 モード 及 び 符 号 化 パラメータ 切 替 時 の 復 号 処 理<br />
ARIB <strong>STD</strong>-B32 に 従 い、 音 声 パラメータ 切 替 時 の 無 音 時 間 の 範 囲 内 で、 異 音 を 出 すことなく<br />
正 常 動 作 に 復 帰 すること。<br />
-35-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
(7) マルチチャンネルから 2 チャンネルステレオへのダウンミックス 機 能<br />
(7-1) 2 チャンネルステレオへのダウンミックス 処 理<br />
2 チャンネルステレオ 再 生 機 能 を 持 つ 受 信 装 置 がマルチチャンネル 音 声 ストリームを 再 生 す<br />
る 場 合 、 表 6-DM1 にあるダウンミックス 処 理 を 行 うこと。ただし、この 処 理 によりオーバー<br />
ロードになる 可 能 性 があるが、このような 場 合 でも 異 音 を 発 生 させないこと( 最 大 音 声 レベル<br />
以 上 の 場 合 でも 折 り 返 さないこと)。<br />
注 : 上 記 の 機 能 を 実 現 する 方 法 として、クリップ 処 理 を 行 う 簡 易 的 な 方 法 の 他 に、AAC デコーダ 以 降 のボ<br />
リューム 調 整 を 自 動 的 に 行 う 方 法 、 量 子 化 ビット 数 を 上 方 に 増 やすことによりオーバーロードを 起 こ<br />
させない 方 法 などが 想 定 されるが、その 実 現 方 法 については 商 品 企 画 マターとする。<br />
表 6-DM1 2 チャンネルステレオへのダウンミックス 音 声 信 号 の 計 算 式<br />
受 信 した AAC ストリームのビット 値<br />
matrix_mix<br />
down_idx_<br />
present<br />
pseudo_<br />
surround<br />
_enable<br />
matrix_<br />
mixdown<br />
_idx<br />
受 信 機 における 信 号 処 理<br />
k の 値 ダウンミックス 音 声 信 号 の 計 算 式 : 注 1)<br />
1 0/1 : 注 5)<br />
0 注 6)<br />
0 1/√2<br />
1 1/2<br />
2 1/2√2<br />
3 0<br />
Set1: 注 2)、 注 3)<br />
Lt= L+1/√2*C+k*Ls<br />
Rt= R+1/√2*C+k*Rs<br />
Set3: 注 3)、 注 4)<br />
Lt= L+1/√2*C+1/√2*Ls<br />
Rt= R+1/√2*C+1/√2*Rs<br />
注 1) L は 3/2 方 式 音 声 の 左 前 方 チャンネル、C は 中 央 チャンネル、R は 右 前 方 チャンネル、Ls は 左 後 方 チャン<br />
ネル、Rs は 右 後 方 チャンネルを 表 し、Lt、Rt はダウンミックスにより 生 成 されるステレオ 音 声 左 チャン<br />
ネル、 右 チャンネルを 表 す。<br />
注 2) 上 記 の 計 算 式 は、ISO/IEC 13818-7 規 格 の 8.5.4.2Matrix-mixdown process に 記 載 されている 計 算 式 と<br />
係 数 が 異 なる。 詳 細 は 付 属 -4 を 参 照 のこと。<br />
注 3) 3/2+LFE マルチチャンネルステレオにおいて LFE 信 号 が 伝 送 される 場 合 も、Set1 または Set3 の 計 算 式<br />
を 用 いる。<br />
注 4) 3/1 方 式 音 声 の 場 合 はkを 送 信 できないため、ダウンミックス 処 理 は、Set3 において Ls と Rs を 3/1 方 式<br />
のサラウンド 信 号 S に 置 き 換 えた 式 で 表 現 される(S=Ls=Rs)。<br />
注 5) pseudo_surround_enable の 値 に 関 わらず、Set1 の 計 算 式 を 用 いる。ただし、(7-2)に 示 すように、<br />
pseudo_surround_enable = 1 の 場 合 は、オプションとして Set2 を 追 加 することができる。<br />
注 6) PCE 未 取 得 時 は、matrix_mixdown_idx_present = 0 と 同 様 のダウンミックス 処 理 を 行 うこと。<br />
(7-2) 外 部 擬 似 サラウンドプロセッサ 用 ダウンミックス 処 理<br />
外 部 の 擬 似 サラウンドプロセッサによりサラウンド 音 声 再 生 を 行 うため、2 チャンネルステ<br />
レオ 信 号 にダウンミックスする 場 合 は、オプションとして 表 6-DM2 のダウンミックス 処 理 を<br />
追 加 することができる。<br />
表 6-DM2 外 部 擬 似 サラウンドプロセッサ 用 ダウンミックス 音 声 信 号 の 計 算 式<br />
受 信 した AAC ストリームのビット 値<br />
受 信 機 における 信 号 処 理<br />
-36-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
matrix_mix<br />
down_idx_<br />
present<br />
pseudo_<br />
surround<br />
_enable<br />
matrix_<br />
mixdown<br />
_idx<br />
k の 値<br />
ダウンミックス 音 声 信 号 の 計 算 式<br />
1 1<br />
0 1/√2<br />
1 1/2<br />
2 1/2√2<br />
Set2: 注 )<br />
Lt= L+1/√2*C-k(Ls+Rs)<br />
Rt= R+1/√2*C+k(Ls+Rs)<br />
3 0<br />
注 ) 上 記 の 計 算 式 は、ISO/IEC 13818-7 規 格 の 8.5.4.2Matrix-mixdown process に 記 載 されている 計 算 式 と 係<br />
数 が 異 なる。 詳 細 は 付 属 -4 を 参 照 のこと。<br />
(7-3) ステレオ 音 場 拡 大 用 ダウンミックス 処 理<br />
2 チャンネルステレオ 再 生 でサラウンドステレオ 音 場 を 擬 似 的 に 再 現 するため、オプション<br />
としてダウンミックス 処 理 を 追 加 することができる。ダウンミックス 処 理 方 法 の 詳 細 は 商 品 企<br />
画 マターとするが、 次 の 機 能 を 満 足 すること。<br />
・ 2 チャンネルステレオ 音 声 ストリームから 生 成 された 音 声 の 音 量 と、マルチチャンネル 音<br />
声 ストリームをデコードし、ダウンミックスによって 生 成 された 2 チャンネルステレオ 音<br />
声 の 音 量 は 可 能 な 限 り 同 等 であること。<br />
・ ダウンミックス 時 に 音 量 を 保 つようにすることによりオーバーロードになる 可 能 性 があ<br />
るが、このような 場 合 でも 異 音 を 発 生 させないこと。<br />
6.2.2 音 声 モード 識 別 及 び 表 示<br />
(1) モノ、ステレオ、マルチチャンネルステレオ(3/1、3/2、3/2+LFE)、2 音 声 (デュアルモノ)<br />
の 音 声 モードに 対 し、それらの 識 別 及 び 表 示 に 対 応 すること。 但 し、 複 数 音 声 エレメンタリス<br />
トリームで 構 成 される 番 組 全 体 の 音 声 モードは 上 記 の 音 声 モードの 組 み 合 わせとする。<br />
(2) 2 カ 国 語 /2 音 声 モードの 識 別 及 び 表 示 に 対 応 すること。<br />
(3) モード1/モード2/モード3の 識 別 及 び 表 示 に 対 応 すること。<br />
6.2.3 音 声 出 力<br />
6.2.3.1 音 声 出 力 機 能<br />
2 チャンネルステレオ 以 上 の 音 声 出 力 機 能 を 有 すること。<br />
6.2.3.2 アナログ 音 声 出 力<br />
(1) 出 力 レベル : 250mVrms±3dB(FS -18dB 時 )<br />
(2) 出 力 インピーダンス : 2.2kΩ 以 下<br />
(3) 負 荷 インピーダンス : 10 kΩ<br />
(4) 出 力 端 子 構 造 : RCA ピンコネクタ<br />
6.2.3.3 マルチチャンネル 用 音 声 出 力 インタフェース<br />
-37-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
IEC 61937-6 (2006-01) Digital audio – Interface for non-linear PCM encoded audio<br />
bitstreams applying IEC 60958 – Part 6: Non-linear PCM bitstreams according to the MPEG-2<br />
AAC and MPEG-4 AAC audio formats に 準 拠 、あるいは IEEE-1394 出 力 を 持 つことを 推 奨 する。<br />
6.2.3.4 Bluetooth 音 声 出 力<br />
Bluetooth 機 能 により 音 声 出 力 を 行 う 受 信 機 は、Bluetooth SIG 規 格 の Advanced Audio<br />
Distribution Profile (A2DP)※1に 準 拠 すること。<br />
※1: http://www.bluetooth.org/foundry/adopters/document/A2DP_Spec_V1_0/<br />
6.3 衛 星 デジタル 放 送 における 階 層 変 調 の 受 信 装 置 機 能<br />
6.3.1 階 層 変 調 信 号<br />
階 層 変 調 信 号 は 標 準 規 格 (ARIB <strong>STD</strong>-B20)に 基 づいて、 送 信 される。<br />
6.3.2 階 層 変 調 の 識 別<br />
(1) 受 信 MPEG ストリーム PMT 内 の 階 層 伝 送 記 述 子 により 階 層 変 調 の 有 無 を 識 別 する。つま<br />
り 階 層 伝 送 記 述 子 の reference_PID により 階 層 構 造 を 持 つ 全 てのストリームについて 参 照 先<br />
のエレメンタリストリーム PID を 取 得 して 識 別 する。<br />
(2) 階 層 は 2 段 階 とする。 階 層 伝 送 記 述 子 の quality_level により 高 階 層 と 低 階 層 を 識 別 する。<br />
(3) 高 階 層 、 低 階 層 のそれぞれの 信 号 は 同 一 TS 内 ・ 同 一 サービス 識 別 内 で 伝 送 される。<br />
6.3.3 階 層 変 調 の 受 信 処 理<br />
(1) 受 信 信 号 の 誤 り 率 またはそれに 相 当 する 指 標 が 一 定 値 を 越 える 場 合 に、 高 階 層 から 低 階 層 に<br />
自 動 的 に 切 り 替 えて 表 示 する。<br />
(2) 同 一 情 報 の 映 像 を 高 階 層 と 低 階 層 で 同 時 送 信 している 場 合 、 高 階 層 と 低 階 層 の 映 像 は、 同 時<br />
に 受 信 装 置 内 で 表 示 ・ 出 力 する 機 能 は 必 要 としない。また、 音 声 についても 同 様 とする。<br />
6.3.4 階 層 変 調 における 低 階 層 映 像 の 表 示<br />
映 像 出 力 信 号 の 形 式 については、6.1.2 の 規 定 に 従 うものとする。なお、 低 階 層 映 像 ストリームの<br />
sequence_display_extension のパラメータ 値 と 映 像 信 号 出 力 との 関 係 は、 縮 小 動 画 において 480i<br />
信 号 で 出 力 する 場 合 は 表 6-9 に、1080i または 480p 信 号 で 出 力 する 場 合 は 表 6-10 に、720p 信 号 で<br />
出 力 する 場 合 は 表 6-11 に 従 うことが 望 ましい。また、 静 止 画 において 480i 信 号 で 出 力 する 場 合 は<br />
表 6-12 に、1080i または 480p 信 号 で 出 力 する 場 合 は 表 6-13 に、720p 信 号 で 出 力 する 場 合 は 表 6-14<br />
に 従 うことが 望 ましい。 但 し、マルチメディア 符 号 化 により 表 示 する 場 合 はこの 規 定 の 適 用 外 とす<br />
る。<br />
-38-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
6.4 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 における MP@LL 動 画 及 び 静 止 画 の 表 示<br />
6.4.1 MP@LL 動 画 及 び 静 止 画 の 運 用<br />
MP@LL 動 画 及 び 静 止 画 は、 標 準 規 格 (ARIB <strong>STD</strong>-B31)に 基 づいて 送 信 運 用 され、 階 層 伝 送 に<br />
おける 移 動 サービスの 映 像 符 号 化 として 運 用 可 能 である。<br />
6.4.2 受 信 装 置 における 表 示<br />
映 像 出 力 信 号 の 形 式 については、6.1.2 の 規 定 に 従 うものとする。<br />
なお、MP@LL 動 画 及 び 静 止 画 ストリームの sequence_display_extension のパラメータ 値 と 映 像<br />
信 号 出 力 との 関 係 は、 縮 小 動 画 において 480i 信 号 で 出 力 する 場 合 は 表 6-9 に、1080i または 480p<br />
信 号 で 出 力 する 場 合 は 表 6-10 に、720p 信 号 で 出 力 する 場 合 は 表 6-11 に 従 うことが 望 ましい。また、<br />
静 止 画 において 480i 信 号 で 出 力 する 場 合 は 表 6-12 に、1080i または 480p 信 号 で 出 力 する 場 合 は<br />
表 6-13 に、720p 信 号 で 出 力 する 場 合 は 表 6-14 に 従 うことが 望 ましい。<br />
但 し、マルチメディア 符 号 化 により 表 示 する 場 合 は、この 規 定 の 適 用 外 とする。<br />
-39-
参<br />
考<br />
図<br />
sequence_header のパラメータ 値<br />
vertical_<br />
size_value<br />
(A)<br />
horizontal_<br />
size_value<br />
(B)<br />
表 6-9 縮 小 動 画 の sequence_display_extension のパラメータ 値 と 映 像 出 力 信 号 との 関 係 (1)<br />
Aspect_ratio<br />
_<br />
Information<br />
sequence_<br />
extension の<br />
パラメータ 値<br />
progressive_<br />
sequence<br />
sequence_<br />
display_extension<br />
のパラメータ 値<br />
display_<br />
vertical_<br />
size (C)<br />
display_<br />
horizontal<br />
_size (D)<br />
1<br />
240 360<br />
240 352 3 1<br />
2 480 720<br />
480i 信 号 4:3 モニター( 水 平<br />
720 画 素 )に 出 力 する 場 合<br />
垂 直<br />
拡 大 ・ 縮<br />
小 率<br />
(L:line)<br />
A×(3/2)<br />
+120L 黒<br />
A×(3/4)<br />
+300L 黒<br />
3<br />
240 360 A×2<br />
240 352 2 1<br />
A×1<br />
4 480 720<br />
+240L 黒<br />
水 平<br />
拡 大 ・<br />
縮 小 率<br />
(S:sample)<br />
B×2<br />
+16S 黒<br />
B×1<br />
+368S 黒<br />
B×2<br />
+16S 黒<br />
B×1<br />
+368S 黒<br />
備 考<br />
480i 信 号 16:9 モニター( 水 平<br />
720 画 素 )に 出 力 する 場 合<br />
垂 直<br />
拡 大 ・ 縮<br />
小 率<br />
(L:line)<br />
1 A×2<br />
2<br />
A×1<br />
+240L 黒<br />
3 A×2<br />
4<br />
A×1<br />
+240L 黒<br />
水 平<br />
拡 大 ・<br />
縮 小 率<br />
(S:sample)<br />
B×2<br />
+16S 黒<br />
B×1<br />
+368S 黒<br />
B×(3/2)<br />
+192S 黒<br />
B×(3/4)<br />
+456S 黒<br />
備 考<br />
5<br />
6<br />
7<br />
8<br />
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
-40-<br />
参<br />
考<br />
図<br />
Sequence_header のパラメータ 値<br />
vertical_<br />
size_value<br />
(A)<br />
horizontal_<br />
size_value<br />
(B)<br />
表 6-10 縮 小 動 画 の sequence_display_extension のパラメータ 値 と 映 像 出 力 信 号 との 関 係 (2)<br />
Aspect_ratio<br />
_<br />
Information<br />
sequence_<br />
extension の<br />
パラメータ 値<br />
progressive_<br />
sequence<br />
sequence_<br />
display_extension<br />
のパラメータ 値<br />
display_<br />
vertical_<br />
size (C)<br />
display_<br />
horizontal<br />
_size (D)<br />
480p 信 号 16:9 モニター( 水 平<br />
720 画 素 )に 出 力 する 場 合<br />
垂 直<br />
拡 大 ・ 縮<br />
小 率<br />
(L:line)<br />
1<br />
240 360 A×2<br />
240 352 3 1<br />
A×1<br />
2 480 720<br />
+240L 黒<br />
3<br />
240 360 A×2<br />
240 352 2 1<br />
A×1<br />
4 480 720<br />
+240L 黒<br />
水 平<br />
拡 大 ・<br />
縮 小 率<br />
(S:sample)<br />
B×2<br />
+16S 黒<br />
B×1<br />
+368S 黒<br />
B×(3/2)<br />
+192S 黒<br />
B×(3/4)<br />
+456S 黒<br />
備 考<br />
1080i 信 号 16:9 モニター( 水 平<br />
1920 画 素 )に 出 力 する 場 合<br />
垂 直<br />
拡 大 ・ 縮<br />
小 率<br />
(L:line)<br />
5 A×(9/2)<br />
6<br />
A×(9/4)<br />
+540L 黒<br />
7 A×(9/2)<br />
8<br />
A×(9/4)<br />
+540L 黒<br />
水 平<br />
拡 大 ・<br />
縮 小 率<br />
(S:sample)<br />
B×(16/3)<br />
+43S 黒<br />
B×(8/3)<br />
+982S 黒<br />
B×4<br />
+512S 黒<br />
B×2<br />
+1216S 黒<br />
備 考<br />
5<br />
6<br />
7<br />
8
-41-<br />
参<br />
考<br />
図<br />
表 6-11 縮 小 動 画 の sequence_display_extension のパラメータ 値 と 映 像 出 力 信 号 との 関 係 (3)<br />
sequence_header のパラメータ 値<br />
vertical_<br />
size_value<br />
(A)<br />
Horizontal<br />
_<br />
Size_value<br />
(B)<br />
aspect_ratio<br />
_<br />
information<br />
sequence_<br />
extension の<br />
パラメータ 値<br />
progressive_<br />
sequence<br />
sequence_<br />
display_extension<br />
のパラメータ 値<br />
display_<br />
vertical_<br />
size (C)<br />
display_<br />
horizontal<br />
_size (D)<br />
720p 信 号 16:9 モニター( 水 平 1280 画<br />
素 )に 出 力 する 場 合<br />
垂 直<br />
拡 大 ・<br />
縮 小 率<br />
(L:line)<br />
1<br />
240 360 A×3<br />
240 352 3 1<br />
A×(3/2)<br />
2 480 720<br />
+360L 黒<br />
3<br />
240 360 A×3<br />
240 352 2 1<br />
A×(3/2)<br />
4 480 720<br />
+360L 黒<br />
水 平<br />
拡 大 ・<br />
縮 小 率<br />
(S:sample)<br />
B×(32/9)<br />
+29S 黒<br />
B×(16/9)<br />
+655S 黒<br />
B×(8/3)<br />
+342S 黒<br />
B×(4/3)<br />
+811S 黒<br />
注 1: sequence_display_extension が 伝 送 されない 場 合 、display_vertical_size(C) 及 び display_horizontal_size(D) の 各 々の 値 は、<br />
sequence_header で 示 される vertical_size_value(A), horizontal_size_value(B)の 値 と 等 しいものとして 受 信 側 で 処 理 するものとする。<br />
但 し B が 352 の 場 合 は、D が 360 の 場 合 と 同 様 に 信 号 処 理 をする。D が 352 として 送 出 された 場 合 には、 受 信 装 置 は D が 送 出 されなか<br />
った 場 合 と 同 様 に 処 理 する。<br />
備 考<br />
5<br />
6<br />
7<br />
8<br />
注 2: picture_display_extension の frame_center_horizontal_offset(FCHO) 及 び frame_center_vertical_offset(FCVO)が 常 時 ゼロで 運 用 され<br />
ることを 前 提 に 受 信 装 置 の 機 能 制 限 をしても 良 い。picture_display_extension が 送 信 されない 場 合 、FCHO 及 び FCVO はゼロと 解 釈 す<br />
る。<br />
注 3: S1(4:3 モニターで 垂 直 偏 向 振 幅 が 変 更 できるタイプ) 対 応 機 器 は、ここで 規 定 する 4:3 モニターの 拡 大 ・ 縮 小 率 の 適 用 対 象 外 とする。<br />
ARIB <strong>STD</strong>-B21
[ 備 考 ]<br />
1.アスペクト 比 16:9 で 送 信 された 画 像 を 4:3 モニターでレターボックス 形 式 で 表 示 する 場 合 を 示 す( 図 1を 参 照 )<br />
2.アスペクト 比 16:9 で 送 信 された 画 像 を 4:3 モニターでウィンドウ 表 示 する 場 合 を 示 す( 図 2を 参 照 )<br />
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
3.アスペクト 比 4:3 で 送 信 された 画 像 を 4:3 モニターでフル 画 面 表 示 する 場 合 を 示 す( 図 3を 参 照 )<br />
4.アスペクト 比 4:3 で 送 信 された 画 像 を 4:3 モニターでウィンドウ 表 示 する 場 合 を 示 す( 図 4を 参 照 )<br />
5.アスペクト 比 16:9 で 送 信 された 画 像 を 16:9 モニターでフル 画 面 表 示 する 場 合 を 示 す( 図 1を 参 照 )<br />
6.アスペクト 比 16:9 で 送 信 された 画 像 を 16:9 モニターでウィンドウ 表 示 する 場 合 を 示 す( 図 2を 参 照 )<br />
-42-<br />
7.アスペクト 比 4:3 で 送 信 された 画 像 を 16:9 モニターで 表 示 する 場 合 を 示 す。 実 画 像 領 域 をモニター 中 央 に 配 置 し、その 両<br />
側 を 黒 みとする( 図 3を 参 照 )<br />
8.アスペクト 比 4:3 で 送 信 された 画 像 を 16:9 モニターでウィンドウ 表 示 する 場 合 を 示 す( 図 4を 参 照 )
-43-<br />
参<br />
考<br />
図<br />
sequence_header のパラメータ 値<br />
vertical_<br />
size_value<br />
(A)<br />
horizontal_<br />
size_value<br />
(B)<br />
表 6-12 静 止 画 の sequence_display_extension のパラメータ 値 と 映 像 出 力 信 号 との 関 係 (1)<br />
aspect_ratio<br />
_<br />
information<br />
sequence_<br />
extension の<br />
パラメータ 値<br />
progressive_<br />
sequence<br />
sequence_<br />
display_extension<br />
のパラメータ 値<br />
display_<br />
vertical_<br />
size (C)<br />
display_<br />
horizontal<br />
_size (D)<br />
480i 信 号 4:3 モニター( 水 平 720<br />
画 素 )に 出 力 する 場 合<br />
垂 直<br />
拡 大 ・<br />
縮 小 率<br />
(L:line)<br />
水 平<br />
拡 大 ・<br />
縮 小 率<br />
(S:sample)<br />
B×(3/8)<br />
備 考<br />
480i 信 号 16:9 モニター( 水 平<br />
720 画 素 )に 出 力 する 場 合<br />
垂 直<br />
拡 大 ・<br />
縮 小 率<br />
(L:line)<br />
水 平<br />
拡 大 ・<br />
縮 小 率<br />
(S:sample)<br />
B×(3/8)<br />
1920<br />
1920 A×(1/3)<br />
1080<br />
3 0 1080<br />
A×(4/9)<br />
1440 1440 +120L 黒 B×(1/2) B×(1/2)<br />
A×(3/4)<br />
480 720 3 1 480 720<br />
B×1 A×1 B×1<br />
+120L 黒<br />
1<br />
1<br />
A×(3/4)<br />
480 720 3 0 480 720<br />
B×1 A×1 B×1<br />
+120L 黒<br />
A×(3/2) B×2<br />
B×2<br />
240 360<br />
A×2<br />
+120L 黒 +16S 黒<br />
+16S 黒<br />
240 352 3 1<br />
A×(3/4) B×1<br />
A×1 B×1<br />
2 480 720<br />
2<br />
+300L 黒 +368S 黒<br />
+240L 黒 +368S 黒<br />
480 720 2 0 480 720 A×1 B×1<br />
3<br />
B×2<br />
240 360 A×2<br />
+16S 黒<br />
240 352 2 1<br />
A×1 B×1<br />
4 480 720<br />
+240L 黒 +368S 黒<br />
3<br />
4<br />
A×1<br />
A×2<br />
A×1<br />
+240L 黒<br />
B×(3/4)<br />
+180S 黒<br />
B×(3/2)<br />
+192S 黒<br />
B×(3/4)<br />
+456S 黒<br />
備 考<br />
5<br />
6<br />
7<br />
8<br />
ARIB <strong>STD</strong>-B21
-44-<br />
参<br />
考<br />
図<br />
sequence_header のパラメータ 値<br />
vertical_<br />
size_value<br />
(A)<br />
horizontal_<br />
size_value<br />
(B)<br />
表 6-13 静 止 画 の sequence_display_extension のパラメータ 値 と 映 像 出 力 信 号 との 関 係 (2)<br />
aspect_ratio<br />
_<br />
information<br />
sequence_<br />
extension の<br />
パラメータ 値<br />
progressive_<br />
sequence<br />
sequence_<br />
display_extension<br />
のパラメータ 値<br />
display_<br />
vertical_<br />
size (C)<br />
display_<br />
horizontal<br />
_size (D)<br />
480p 信 号 16:9 モニター( 水 平 720<br />
画 素 )に 出 力 する 場 合<br />
垂 直<br />
拡 大 ・<br />
縮 小 率<br />
(L:line)<br />
水 平<br />
拡 大 ・<br />
縮 小 率<br />
(S:sample)<br />
B×(3/8)<br />
備 考<br />
1080i 信 号 16:9 モニター( 水 平<br />
1920 画 素 )に 出 力 する 場 合<br />
垂 直<br />
拡 大 ・<br />
縮 小 率<br />
(L:line)<br />
水 平<br />
拡 大 ・<br />
縮 小 率<br />
(S:sample)<br />
B×1<br />
1920<br />
1920<br />
1080<br />
3 0 1080<br />
A×(4/9)<br />
A×1<br />
1440 1440 B×(1/2) B×(4/3)<br />
480 720 3 1 480 720 A×1 B×1 A×(9/4) B×(8/3)<br />
1<br />
5<br />
480 720 3 0 480 720 A×1 B×1 A×(9/4) B×(8/3)<br />
B×2<br />
B×(16/3)<br />
240 360 A×2<br />
A×(9/2)<br />
+16S 黒<br />
+43S 黒<br />
240 352 3 1<br />
A×1 B×1<br />
A×(9/4) B×(8/3)<br />
2 480 720<br />
6<br />
+240L 黒 +368S 黒<br />
+540L 黒 +982S 黒<br />
480 720 2 0 480 720 A×1<br />
3<br />
240 360 A×2<br />
240 352 2 1<br />
A×1<br />
4 480 720<br />
+240L 黒<br />
B×(3/4)<br />
+180S 黒<br />
B×(3/2)<br />
+192S 黒<br />
B×(3/4)<br />
+456S 黒<br />
7<br />
8<br />
A×(9/4)<br />
A×(9/2)<br />
A×(9/4)<br />
+540L 黒<br />
B×2<br />
+480S 黒<br />
B×4<br />
+512S 黒<br />
B×2<br />
+1216S 黒<br />
備 考<br />
5<br />
6<br />
7<br />
8<br />
ARIB <strong>STD</strong>-B21
-45-<br />
参<br />
考<br />
図<br />
1<br />
表 6-14 静 止 画 の sequence_display_extension のパラメータ 値 と 映 像 出 力 信 号 との 関 係 (3)<br />
sequence_header のパラメータ 値<br />
vertical_<br />
size_value<br />
(A)<br />
Horizontal_<br />
Size_value<br />
(B)<br />
aspect_ratio<br />
_<br />
information<br />
sequence_<br />
extension の<br />
パラメータ 値<br />
progressive_<br />
sequence<br />
sequence_<br />
display_extension<br />
のパラメータ 値<br />
display_<br />
vertical_<br />
size (C)<br />
display_<br />
horizontal<br />
_size (D)<br />
720p 信 号 16:9 モニター( 水 平<br />
1280 画 素 )に 出 力 する 場 合<br />
垂 直<br />
拡 大 ・<br />
縮 小 率<br />
(L:line)<br />
水 平<br />
拡 大 ・<br />
縮 小 率<br />
(S:sample)<br />
B×(2/3)<br />
1080<br />
1920<br />
1920<br />
3 0 1080<br />
A×(2/3)<br />
1440 1440 B×(8/9)<br />
480 720 3 1 480 720 A×(3/2) B×(16/9)<br />
480 720 3 0 480 720 A×(3/2) B×(16/9)<br />
240 360 A×3<br />
240 352 3 1<br />
A×(3/2)<br />
2 480 720<br />
+360L 黒<br />
480 720 2 0 480 720 A×(3/2)<br />
3<br />
240 360 A×3<br />
240 352 2 1<br />
A×(3/2)<br />
4 480 720<br />
+360L 黒<br />
B×(32/9)<br />
+29S 黒<br />
B×(16/9)<br />
+655S 黒<br />
B×(4/3)<br />
+320S 黒<br />
B×(8/3)<br />
+342S 黒<br />
B×(4/3)<br />
+811S 黒<br />
備 考<br />
5<br />
6<br />
7<br />
8<br />
注 1: sequence_display_extension が 伝 送 されない 場 合 、display_vertical_size(C) 及 び display_horizontal_size(D) の 各 々の 値 は、<br />
sequence_header で 示 される vertical_size_value(A), horizontal_size_value(B)の 値 と 等 しいものとして 受 信 側 で 処 理 するものとする。<br />
但 し B が 352 の 場 合 は、D が 360 の 場 合 と 同 様 に 信 号 処 理 をする。D が 352 として 送 出 された 場 合 には、 受 信 装 置 は D が 送 出 されな<br />
かった 場 合 と 同 様 に 処 理 する。<br />
注 2: picture_display_extension の frame_center_horizontal_offset(FCHO) 及 び frame_center_vertical_offset(FCVO)が 常 時 ゼロで 運 用 され<br />
ることを 前 提 に 受 信 装 置 の 機 能 制 限 をしても 良 い。picture_display_extension が 送 信 されない 場 合 、FCHO 及 び FCVO はゼロと 解 釈 す<br />
る。<br />
注 3: S1(4:3 モニターで 垂 直 偏 向 振 幅 が 変 更 できるタイプ) 対 応 機 器 は、ここで 規 定 する 4:3 モニターの 拡 大 ・ 縮 小 率 の 適 用 対 象 外 とする。<br />
ARIB <strong>STD</strong>-B21
[ 備 考 ]<br />
1.アスペクト 比 16:9 で 送 信 された 画 像 を 4:3 モニターでレターボックス 形 式 で 表 示 する 場 合 を 示 す( 図 1を 参 照 )<br />
2.アスペクト 比 16:9 で 送 信 された 画 像 を 4:3 モニターでウィンドウ 表 示 する 場 合 を 示 す( 図 2を 参 照 )<br />
3.アスペクト 比 4:3 で 送 信 された 画 像 を 4:3 モニターでフル 画 面 表 示 する 場 合 を 示 す( 図 3を 参 照 )<br />
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
4.アスペクト 比 4:3 で 送 信 された 画 像 を 4:3 モニターでウィンドウ 表 示 する 場 合 を 示 す( 図 4を 参 照 )<br />
5.アスペクト 比 16:9 で 送 信 された 画 像 を 16:9 モニターでフル 画 面 表 示 する 場 合 を 示 す( 図 1を 参 照 )<br />
6.アスペクト 比 16:9 で 送 信 された 画 像 を 16:9 モニターでウィンドウ 表 示 する 場 合 を 示 す( 図 2を 参 照 )<br />
7.アスペクト 比 4:3 で 送 信 された 画 像 を 16:9 モニターで 表 示 する 場 合 を 示 す。 実 画 像 領 域 をモニター 中 央 に 配 置 し、その 両<br />
側 を 黒 みとする( 図 3を 参 照 )<br />
8.アスペクト 比 4:3 で 送 信 された 画 像 を 16:9 モニターでウィンドウ 表 示 する 場 合 を 示 す( 図 4を 参 照 )<br />
-46-<br />
表 6-9~14 における MPEG-2 符 号 化 パラメータの 各 コード 番 号 の 意 味<br />
aspect_ratio_information 2 = 4:3 表 示 、 3 = 16:9 表 示<br />
progressive_sequence 0 = 飛 越 走 査 方 式 、 1 = 順 次 走 査 方 式<br />
[ 参 考 図 ]<br />
type エンコーダ 入 力 画 像 4:3 モニター 16:9 モニター<br />
1<br />
2<br />
16:9<br />
3<br />
4<br />
4:3
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
第 7 章 基 本 データデコーダの 仕 様<br />
基 本 データデコーダの 仕 様 は、「ARIB <strong>STD</strong>-B24」に 基 づくこと。<br />
-47-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
第 8 章 EPGの 仕 様<br />
SI を 利 用 した EPG の 機 能 ( 番 組 表 表 示 、 番 組 検 索 、 番 組 予 約 など)や EPG ユーザインタフェ<br />
ースなどは 原 則 としてメ-カ-の 商 品 企 画 マタ-である。しかし、EPG は 視 聴 者 が 所 望 するサービ<br />
スを 効 率 よく 選 択 するための 非 常 に 有 効 なデジタル 放 送 特 有 の 機 能 であり、 受 信 装 置 において 出 来<br />
る 限 り 利 便 性 の 高 い EPG を 有 することとする。EPG 機 能 に 対 する 規 定 及 びガイドラインについて<br />
は 放 送 事 業 者 仕 様 とする。<br />
-48-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
第 9 章 高 速 デジタルインタフェースの 仕 様<br />
高 速 デジタルインタフェースとして、シリアルインタフェース 仕 様 と IP インタフェース 仕 様 を<br />
以 下 のとおりとする。<br />
9.1 シリアルインタフェース 仕 様<br />
シリアルインタフェースは、IEEE1394 仕 様 とし、IEEE Std 1394-1995「IEEE Standard for a<br />
High Performance Serial Bus」に 準 拠 する。 必 要 に 応 じ 原 技 術 資 料 を 参 照 されたい。<br />
9.1.1 インタフェース 信 号 の 名 称 、 機 能 、ピン 配 置<br />
信 号 は、2 組 のツイスト・ペア・インタフェース(TPA/TPA*、TPB/TPB*)と、 電 源 ペア(VP<br />
/VG)で 構 成 される。<br />
表 9-1 信 号 の 名 称 、 機 能 、ピン 配 置<br />
ピン 番 号<br />
コネクタ:4 ピン コネクタ:6 ピン<br />
名 称<br />
機 能<br />
- 1 VP 電 源<br />
- 2 VG GND<br />
1 3 TPB* 受 信 時 のストローブ、 送 信 時 の<br />
2 4 TPB データ( 差 動 ペア)<br />
3 5 TPA* 受 信 時 のデータ、 送 信 時 ストロ<br />
4 6 TPA ーブ( 差 動 ペア)<br />
*:アクティブ・ロー 信 号 。<br />
TPA と TPA*、TPB と TPB*は、 差 動 ペアとなっている 標 準 の<br />
信 号 と 反 転 の 信 号 (*)を 指 す。<br />
9.1.2 信 号 電 圧 レベル、インピーダンス<br />
表 9-2 差 動 出 力 信 号 の 振 幅<br />
最 大 最 小 単 位<br />
265 172 mV<br />
-49-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
信 号<br />
表 9-3 差 動 受 信 信 号 の 振 幅<br />
S100(mV) ※ S200(mV)<br />
※<br />
S400(mV)<br />
※<br />
最 大 最 小 最 大 最 小 最 大 最 小<br />
調 停 の 間 260 173 262 171 265 168<br />
クロックに 同 期 したデータの 受 信 260 142 260 132 260 118<br />
※ :シリアルバスのビット 転 送 速 度 を 示 すコード。<br />
S100 … 98.304Mbit/s<br />
S200 … 196.608Mbit/s<br />
S400 … 393.216Mbit/s<br />
表 9-4 差 動 入 力 インピーダンス<br />
最 大 最 小 単 位<br />
受 信 モード 111 109 Ω<br />
送 信 モード 111 105 Ω<br />
9.1.3 コネクタ<br />
1394 コネクタ(4 ピン、6 ピン)<br />
ピン 数 は、DIRD と 外 部 機 器 とのシステムを 考 慮 し 実 装 を 行 うこととする。<br />
9.1.4 シリアルインタフェースのプロトコル<br />
プロトコルは、IEC61883 仕 様 とし、IEC61883-1、4 に 準 拠 する。<br />
必 要 に 応 じ 原 技 術 資 料 (IEC61883-1:Consumer audio/video equipment - Digital interface -<br />
Part1:General、IEC61883-4:Consumer audio/video equipment - Digital interface - Part4:<br />
MPEG2-TS data transmission)を 参 照 されたい。<br />
9.1.5 デスクリプタ、コマンド、チューナモデル<br />
衛 星 デジタル 放 送 受 信 装 置 及 び 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 受 信 装 置 は 1394 Trade<br />
Association( 以 下 1394TA)における AV/C Tuner Subunit の 以 下 の 機 能 を 実 装 する。<br />
Tuner Subunit の 仕 様 は 1394TA における AV/C Digital Interface Command Set General<br />
Specification Version 4.1( 以 下 AV/C General)、AV/C Descriptor Mechanism Specification Version<br />
1.0( 以 下 AV/C Descriptor)、AV/C Tuner Model and Command Set Version 2.0( 以 下 AV/C Tuner)、<br />
AV/C Tuner Broadcast System Specification - Digital Video Broadcast(DVB) Version 1.0( 以 下<br />
Tuner DVB) 及 び Enhancements to the AV/C Broadcast System Specification - Digital Video<br />
Broadcast (DVB) Version 1.0( 以 下 Enhancements Tuner DVB)に 準 拠 し、Enhancements Tuner<br />
DVB の Profile1:The Simplest Tuner Without Lists and Selection by DSIT で 規 定 される 機 能 をサ<br />
ポートする。<br />
-50-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
9.1.5.1 デスクリプタ<br />
9.1.5.1.1 衛 星 デジタル 放 送 受 信 装 置 のデスクリプタ<br />
Enhancements Tuner DVB の Profile1 に 準 拠 する 衛 星 デジタル 放 送 受 信 装 置 は AV/C General、<br />
AV/C Descriptor 及 び AV/C Tuner で 規 定 される 表 9-5 の 二 つのデスクリプタをサポートしなけれ<br />
ばならない。<br />
Tuner Subunit Identifier Descriptor の 詳 細 については AV/C General 及 び AV/C Tuner を 参 照 の<br />
こと。<br />
Tuner Status Descriptor の 詳 細 については AV/C Tuner を 参 照 のこと。<br />
表 9-5 必 須 のデスクリプタ<br />
デスクリプタ<br />
descripto<br />
記 述<br />
サポート<br />
r _type<br />
Tuner Subunit Identifier Descriptor 0x00 Tuner Subunit の 能 力 / 特 徴 を 示 す 必 須<br />
Tuner Status Descriptor 0x80 Tuner Subunit の 状 態 を 示 す 必 須<br />
以 下 に 各 デスクリプタの 構 造 を 示 す。<br />
(1) Tuner Subunit Identifier Descriptor<br />
Tuner Subunit Identifier Descriptor は 表 9-6 の 構 造 となる。 基 本 構 造 は AV/C General で<br />
規 定 され、subunit_dependent_information の 構 造 は AV/C Tuner で 規 定 される。<br />
表 9-6 Tuner Subunit Identifier Descriptor<br />
構 造 ビット 数 値 ( 注 1)<br />
descriptor_length 16<br />
generation_ID 8 0x02<br />
size_of_list_ID 8 0x02<br />
size_of_object_ID 8 0x06<br />
size_of_object_position 8 0x02<br />
number_of_root_object_lists 16 [0x0000]<br />
subunit_dependent_length 16<br />
subunit_dependent_information{<br />
number_of_systems 8<br />
for (i=0; i< number_of_systems; i++) {<br />
system[i]_specification {<br />
specification_length 16<br />
system_id 8 0x20<br />
implementation_profile_id 8 0x10<br />
number_of_subsystem_labels 8<br />
for (j=0; j< number_of_subsystem_labels; j++) {<br />
subsystem_label_length 8 0x09<br />
-51-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
Subsystem_label[1-9] 72 BS の 場 合 “JPNBS0004”<br />
広 帯 域 CS の 場 合<br />
“JPNCSxxxx”( 別 途 技 術<br />
資 料 参 照 )<br />
}<br />
multiplex_preferred_selection_flags 16 0x0000<br />
service_preferred_selection_flags 8 0x28<br />
number_of_antennas 8 [0x01]<br />
for (k=0; k< number_of_antennas; k++) {<br />
antenna[k]_specification {<br />
mobile, movable, reserved, transport 8 0x01<br />
input_plug 8 [0x9E]<br />
system_specific_antenna_range_spec_length 16 0x0007<br />
system_specific_antenna_range_spec<br />
Selection_attribute_range_specification_for_A{<br />
list_flag, range_flag, size_of_attribute(s) 8 0x00<br />
}<br />
Selection_attribute_range_specification_for_B{<br />
list_flag, range_flag, size_of_attribute(s) 8 0x00<br />
}<br />
Selection_attribute_range_specification_for_C{<br />
list_flag, range_flag, size_of_attribute(s) 8 0x00<br />
}<br />
Selection_attribute_range_specification_for_D{<br />
list_flag, range_flag, size_of_attribute(s) 8 0x00<br />
}<br />
Selection_attribute_range_specification_for_E{<br />
list_flag, range_flag, size_of_attribute(s) 8 0x00<br />
}<br />
Selection_attribute_range_specification_for_F{<br />
list_flag, range_flag, size_of_attribute(s) 8 0x00<br />
}<br />
Selection_attribute_range_specification_for_G{<br />
list_flag, range_flag, size_of_attribute(s) 8 0x00<br />
}<br />
}<br />
}<br />
system_specific_info_length 8 0x01<br />
system_specific_info{<br />
DVB_specification_version 8 0x11<br />
}<br />
}<br />
}<br />
}<br />
manufacturer_dependent_length 16 0x0000<br />
注 1: Tuner Subunit Identifer Descriptor で 固 定 値 が 挿 入 される field、 及 びオプションで 値 が<br />
設 定 可 能 であるがデフォルト 値 が 規 定 されている field(デフォルト 値 は[ ]で 表 示 )に 設 定 すべ<br />
き 値 を 記 述 する。 以 下 に 説 明 のある field については 該 当 する 説 明 も 参 照 。<br />
-52-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
・generation_ID<br />
generation_ID は AV/C General で 規 定 され、 表 9-7 に 示 す 値 とする。<br />
値<br />
0x02<br />
表 9-7 generation_ID<br />
意 味<br />
AV/C Descriptor Ver1.0 に 準 拠 した Descriptor 構 造<br />
・size_of_list_ID, size_of_object_position<br />
size_of_list_ID 及 び size_of_object_position は AV/C Tuner で 規 定 され、それぞれ 表 9-8 に 示 す<br />
値 とする。<br />
表 9-8 size_of_list_ID 及 び size_of_object_positon<br />
項 目<br />
値<br />
size_of_list_ID<br />
0x02<br />
size_of_object_position<br />
0x02<br />
・size_of_object_ID<br />
size_of_object_ID は Tuner DVB で 規 定 される service object ID の 制 限 (6 bytes)から 決 まり、 表<br />
9-9 に 示 す 値 とする。<br />
項 目<br />
size_of_object_ID<br />
表 9-9 size_of_object_ID<br />
値<br />
0x06<br />
・number_of_root_object_lists<br />
number_of_root_object_lists は、Profile1 では object list を 持 たないことが 基 本 のため 通 常<br />
0x0000 となるが、オプションとして object list を 持 つ 場 合 、あるいは Profile1 以 外 の Profile で<br />
object list を 持 つ 場 合 には、root object list の 数 がこのフィールドの 値 となる。<br />
・system_id<br />
system_id は AV/C Tuner で 規 定 され、 表 9-10 に 示 す 値 とする。<br />
値<br />
0x20<br />
表 9-10 system_id<br />
意 味<br />
DVB 準 拠 の 放 送 システム<br />
-53-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
・implementation_profile_id<br />
Profile 1 を 示 す implementation_profile_id は Enhancements Tuner DVB で 規 定 され、 表 9-11<br />
に 示 す 値 とする。<br />
値<br />
0x10<br />
表 9-11 implementation_profile_id<br />
意 味<br />
Profile1:The Simplest Tuner without Lists and<br />
Selection by DSIT<br />
・number_of_subsystem_labels<br />
DVB に 準 拠 した 衛 星 放 送 ( 例 えば BS/CS)をそれぞれ 区 別 して、 複 数 個 の subsystem_label を 持 つ<br />
ことができる。( 複 数 放 送 対 応 受 信 装 置 の 場 合 )<br />
・subsystem_label<br />
衛 星 デジタル 放 送 受 信 装 置 が 受 信 可 能 な 放 送 サービスを 区 別 ( 通 知 )する 手 段 として、DVB に 準 拠<br />
する 衛 星 放 送 ( 例 えば BS/CS)をそれぞれ 区 別 して、 受 信 可 能 なサービスをすべて 列 挙 する。<br />
subsystem_label は label 長 を 9 文 字 固 定 とし、それぞれの network_id に 一 対 一 に 対 応 する label<br />
値 とする。ただし、 使 用 できる 文 字 は ASCII code の 英 数 文 字 である。BS デジタル 放 送 は<br />
subsystem_label=JPNBS0004(0004 は network_id)とする。(CS については”JPNCSxxxx”とする。<br />
( 別 途 ARIB 技 術 資 料 参 照 ))コントローラが subsystem_label を 検 出 する 場 合 は、 複 数 の system、<br />
subsystem を 持 つこと 及 び Profile 1 以 上 の 拡 張 (List のサポートなど)を 考 慮 しなければならな<br />
い。<br />
・multiplex/service_preferred_selection_flags<br />
subsystem_label とあわせて 受 信 装 置 が 選 局 に 必 要 な 最 低 限 の attribute に 対 応 する bit に"1"を<br />
セットする。( 完 全 な 選 局 ができる 最 低 限 の 組 合 せ)<br />
衛 星 デジタル 放 送 では 少 なくとも 表 9-12 の2つの attribute に”1”をセットする。<br />
表 9-12 “1”をセットする attribute<br />
attribute<br />
指 定 する selection_flags<br />
org_network_id<br />
service_preferred_selection_flags<br />
service_id<br />
service_preferred_selection_flags<br />
・number_of_antennas<br />
衛 星 デジタル 放 送 受 信 装 置 は、モデル 上 は 一 つの antenna 及 び input_plug を 持 つものとして 扱<br />
う。すなわち antenna の 切 り 替 えは 行 わない。<br />
-54-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
・antenna_specification<br />
external_input_plug_number には 0x80~0x9E の 値 を 設 定 可 能 であるが、0x9E を 使 うことを 推<br />
奨 する。<br />
衛 星 デジタル 放 送 受 信 装 置 (unit)の antenna の external_antenna_input_plug と Tuner Subunit<br />
の antenna_destination_plug の 接 続 は Tuner Subunt Identifier Descriptor と DIRECT SELECT<br />
INFORMATION TYPE コマンド( 以 下 DSIT コマンド)で 明 示 される 為 、unit の input_plug と<br />
Tuner Subunit の antenna_destination_plug との 接 続 を 指 示 する AV/C general CONNECT<br />
control コマンドはサポートせず、 衛 星 デジタル 放 送 受 信 装 置 は response として”NOT<br />
IMPLEMENTED”を 返 す。<br />
・transport<br />
衛 星 デジタル 放 送 の 場 合 transport は AV/C Tuner で 規 定 され、 表 9-13 に 示 す 値 とする。<br />
表 9-13 transport<br />
値<br />
001 衛 星 デジタル 放 送<br />
意 味<br />
・system_specific_info<br />
system_specific_info に Enhancements Tuner DVB で 規 定 される DVB_specification_version を<br />
記 述 する。<br />
system_specific_info は 表 9-14 に 示 す 値 になる。<br />
表 9-14 system_specific_info<br />
項 目<br />
値<br />
system_specific_info<br />
0x11<br />
(2) Tuner Status Descriptor<br />
Tuner Status Descriptor は 表 9-15 の 構 造 となる。 基 本 構 造 は AV/C Tuner で 規 定 される。<br />
(antenna 入 力 (input=0)の 場 合 の 構 造 )<br />
表 9-15 Tuner Status Descriptor<br />
構 造 ビット 数 値 ( 注 1)<br />
descriptor_length 16<br />
general_tuner_status{<br />
antenna_input_info_length 8 0x0C<br />
antenna_input_info{<br />
active_system_id 8 0x20<br />
searching, moving, no_RF, reserved(5bits) 8<br />
-55-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
input=0, selected_antenna(7bits) 8<br />
antenna_general_system_info{<br />
BER 32 [0x00000000]<br />
signal_strength 8 [0xFF]<br />
raster_frequency(2bits)<br />
RF_frequency(22bits)<br />
2<br />
22<br />
0x2<br />
[0x000000]<br />
manufacturer_dependent_info_length 8 0x00<br />
}<br />
}<br />
system_specific_multiplex_selection_length 8 0x11<br />
system_specific_multiplex_selection{<br />
system_specific_multiplex_attributes_valid_flags{<br />
reserved_field, polarization, orbital_position,<br />
RF_freq_raster, symbol_rate, FEC_outer, FEC_inner,<br />
modulation<br />
8 [0x00]<br />
network_id, reserved(7bits) 8 [0x00]<br />
}<br />
system_specific_multiplex_selection_attributes{<br />
currently_available, selected, reserved(6bits) 8<br />
polarization(2bits), west_east, reserved(5bits) 8 [0x00]<br />
orbital_position_upper 8 [0x00]<br />
orbital_position_lower 8 [0x00]<br />
raster_frequency<br />
RF_frequency<br />
2<br />
22<br />
symbol_rate,<br />
20<br />
reserved(4bits)<br />
4<br />
FEC_outer 8 [0x00]<br />
FEC_inner 8 [0x00]<br />
modulation, reserved(3bits) 8 [0x00]<br />
network_id 16 [0x0000]<br />
}<br />
}<br />
demux_input_info_length 8<br />
demux_input_info{}<br />
}<br />
number_of_source_plugs 8<br />
for (i=0; i< number_of_source_plugs; i++) {<br />
source_plug_status[i]{<br />
source_plug 8<br />
attributes 8 0x00<br />
input, reserved(7bits) 8 0x00<br />
data_status_length 8 0x00<br />
data_status{}<br />
info_type_status_length 8<br />
info_type_status{<br />
status 8<br />
number_of_selection_specifications 8<br />
for (j=0; j< number_of_selection_specifications; j++) {<br />
dsit_selection_specification[j]{<br />
specification_length 8<br />
information_type 8 0x83<br />
system_specific_service_attributes_valid_flags{<br />
0x2<br />
[0x000000]<br />
[0x00000]<br />
0x0<br />
-56-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
reserved_fields, CA_output, org_network,<br />
8 [0x28]<br />
transport_id, service_id, bouquet_id,<br />
reserved(2bits)<br />
}<br />
system_specific_service_selection_attributes{<br />
currently_available, reserved(7bits) 8<br />
}<br />
}<br />
}<br />
}<br />
}<br />
CA_output, reserved(7bits) 8 0x00<br />
org_network_id 16<br />
transport_stream_id 16 [0x0000]<br />
service_id 16<br />
bouquet_id 16 [0x0000]<br />
}<br />
number of components 8<br />
for (k=0; k< number_of_components; k++) {<br />
system_specific_component_attributes[k]{<br />
}<br />
system_specific_component_attributes_valid_ flags{<br />
reserved_fields, PID, stream_content,<br />
component_type, iso_639_lang_code,<br />
component_tag, reserved(2bits)<br />
8 [0x04]<br />
}<br />
system_specific_component_selection_attributes{<br />
currently_available, reserved(7bits) 8<br />
reserved 8 [0x00]<br />
component_tag 8<br />
}<br />
}<br />
注 1: Tuner Status Descriptor で 固 定 値 が 挿 入 される field、 及 びオプションで 値 が 設 定 可 能 で<br />
あるがデフォルト 値 が 規 定 されている field(デフォルト 値 は[ ]で 表 示 )について 値 を 記 述 する。<br />
以 下 に 説 明 のある field は 該 当 する 説 明 も 参 照 。<br />
・active_system_id<br />
active_system_id は 受 信 中 の 放 送 システムに 対 応 する system_id の 値 を 記 述 する。<br />
active_system_id の 設 定 値 については、Tuner Subunit Identifier Descriptor の system_id を 参 照<br />
のこと。<br />
・searching, moving, no_RF<br />
searching, moving, no_RF の 各 フラグの 機 能 を 表 9-16 に 示 す。なお、no_RF の 値 ( 状 態 )は 衛 星<br />
デジタル 放 送 受 信 装 置 のフロントエンドのロック 状 態 を 反 映 し、アンロック 状 態 の 場 合 に no_RF=1<br />
-57-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
となる。また、 衛 星 デジタル 放 送 受 信 装 置 が 動 作 していない 場 合 にも、no_RF=1 とする。<br />
表 9-16 antenna_input_info の 表 示 フラグ<br />
フラグ<br />
フラグの 意 味<br />
searching 選 局 動 作 中 =1<br />
moving 常 に"0" ( 衛 星 放 送 アンテナは 固 定 式 )<br />
no_RF<br />
アンテナ 信 号 入 力 がない( 停 波 中 を 含 む)=1<br />
・antenna_input_info<br />
antenna destination plug が 接 続 されている 場 合 に antenna_input_info が 存 在 する。<br />
antenna destination plug が 接 続 されていない 場 合 は antenna_input_info は 存 在 しない<br />
(antenna_input_info_length=0x00) 。 また、system_specific_multiplex_selection の 各 field は 無<br />
効 。<br />
・selected_antenna<br />
selected_antenna は 接 続 されているアンテナの Tuner Subunit Identifier Descriptor で 指 定 され<br />
る antenna_specication のインデックス 値 とする。<br />
通 常 は antenna_specication は 一 つだけ 定 義 されているので、selected_antenna=0x00 である。<br />
・antenna_general_system_info<br />
antenna_general_system_info の 各 field の 設 定 はオプションとし、 値 を 設 定 しない 機 器 は 表 9-17<br />
に 示 すデフォルト 値 を 入 れる。(デフォルト 値 は 基 本 的 に 各 field の 設 定 可 能 な 最 良 値 とする。) こ<br />
れらの 各 field を 使 用 する 機 器 は 値 を 設 定 して 出 力 しても 良 い。<br />
”searching”もしくは”no_RF”ビットが"1"にセットされている 場 合 には<br />
antenna_general_system _info の 各 field は 無 効 である。<br />
表 9-17 antenna_general_system_info<br />
antenna_general_system_info デフォルト 値 記 述<br />
BER (bit error rate) 0x00000000 左 のデフォルト 値 もしくは 正 しい 値 を 設 定<br />
する。<br />
signal_strength 0xFF 左 のデフォルト 値 もしくは 正 しい 値 を 設 定<br />
する。<br />
{raster_frequency(2bits),<br />
RF_frequency(22bits)}<br />
0x800000 左 のデフォルト 値 もしくは 正 しい 値 を 設 定<br />
する。<br />
ただし raster_frequency=0x2(4kHz)は 固 定<br />
( 以 下 の raster_frequency の 説 明 参 照 )<br />
manufacturer_dependent_info_leng<br />
th<br />
0x00<br />
manufacturer_dependent_info は 使 用 しな<br />
い<br />
-58-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
・raster_frequency<br />
Tuner Status Descriptor の antenna_general_input_info 及 び system_specific _multiplex_<br />
selection_attributes の 受 信 周 波 数 の 表 示 では raster_frequency=0x2(4kHz)とする。<br />
受 信 周 波 数 は(RF_frequency)*(raster_frequency)(Hz)で 表 される。<br />
・system_specific_multiplex/service_attributes_valid_flags<br />
Tuner Subunit Identifier Descriptor の multiplex/service_preferred_selection_flags で"1"に 指<br />
定 されている attribute に 対 応 する system_specific_multiplex/service_attributes_valid_flags のビ<br />
ッ ト を "1"(valid) に 設 定 す る 。 さ ら に Tuner Subunit Identifier Descriptor の<br />
multiplex/service_preferred_selection_flags で"1"に 指 定 されている attribute 以 外 でオプショナル<br />
に 受 信 装 置 が 対 応 可 能 (DSIT コマンドの 選 局 の attribute として 使 用 可 能 )な attribute については、<br />
対 応 する system_specific_multiplex/ service_attributes_valid_flags のビットを"1"(valid)に 設 定<br />
する。その 他 の flag については"0"とする。<br />
これらの flags を 確 認 することで、コントローラは 受 信 装 置 が DSIT コマンドでどの attribute を<br />
受 け 付 けられるかを 知 ることができる。<br />
・system_specific_component_attributes_valid_flags<br />
Tuner Status Descriptor の system_specific_component_attributes は source_plug から 出 力 さ<br />
れている component (Elementary Stream( 以 下 ES))の 情 報 を 表 示 する。なお 表 示 に 使 用 する<br />
attributes は component_tag を 必 須 とし、DSIT コマンドで service with specified components の<br />
information_type をサポートし、かつ PID 指 定 の component(ES) 選 択 をサポートする 受 信 装 置 は、<br />
PID 指 定 の DSIT コマンドに 対 する status 表 示 で PID を 使 用 することができる。<br />
・system_specific_multiplex/service/component_selection_attributes<br />
Tuner Subunit Identifier Descriptor の multiplex/service_preferred_selection_flags で"1"に 指<br />
定 されている attribute、 及 び 受 信 装 置 が DSIT コマンドで 対 応 可 能 な attribute について 受 信 装 置<br />
の status を 表 示 する。<br />
system_specific_multiplex/service/component_attributes_valid_flags が "0" に 指 定 された<br />
attribute は 無 効 とする。<br />
・currently_available, selected<br />
currently_available: system_specific_multiplex_selection_attributes では 通 常 は<br />
antenna_input_ info の no_RF と 同 じ 情 報 ( 値 は"0"と"1"が 反 転 する)を 表 示 する。ただし 何 らかの 理<br />
由 で Tuner Subunit が 正 常 な 選 局 動 作 を 行 えない 状 態 にある 場 合 (たとえば 受 信 装 置 がロックされ<br />
て 自 由 にチャネルを 変 更 できない 状 態 等 )には"0"をセットして no_RF と 異 なる 状 態 を 示 すことも 可<br />
-59-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
能 とする。<br />
system_specific_service_selection_attributes では 該 当 する service が 休 止 中 や 未 契 約 の 時 など<br />
に"0"をセットする。<br />
表 9-18 に 各 selection_attributes に"0"がセットされる 理 由 の 例 をあげる。<br />
表 9-18 currently_available フラグのセット 例<br />
currently_available 意 味 ( 例 )<br />
multiplex_selection_attributes トランスポンダが 停 止 、 正 常 な 選 局 動 作 をできない 状 態<br />
service_selection_attributes<br />
service の 休 止 、 未 契 約<br />
component_selection_attributes 該 当 する component(ES)が 出 力 できない<br />
selected: 常 に"1"<br />
・demux_input_info<br />
demux destination plug から 入 力 (input=1)がある 場 合 の demux_input_info の 構 造 を 表 9-19 に<br />
示 す。<br />
demux_destination_plug からの 入 力 が 無 い 場 合 は demux_input_info は 存 在 しない。<br />
(demux_input_info_length=0x00)<br />
表 9-19 demux_input_info の 構 造<br />
構 造 ビット 数 値 ( 注 2)<br />
demux_input_info{<br />
active_system 8 0x20<br />
searching, reserved(7bits) 8<br />
input=1, reserved(7bits) 8 0x80<br />
}<br />
注 2: Tuner Status Descriptor で 固 定 値 が 挿 入 される field に 設 定 すべき 値 を 記 述 する。 説 明 の<br />
ある field については 該 当 する 説 明 も 参 照 。<br />
・input<br />
source_plug_status の input ビットは antenna destination plug から 入 力 されている 場 合 は<br />
input=0, demux destination plug から 入 力 されている 場 合 は input=1 を 設 定 する。<br />
・data_status<br />
data_status field は 使 用 しない。<br />
data_status_length は 常 に"0"である。<br />
-60-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
・status<br />
status の field は source_plug の 出 力 状 態 に 応 じて 表 9-20 に 示 す 値 を 設 定 する。<br />
status<br />
0x00<br />
0x10<br />
0x20<br />
表 9-20 status の 意 味<br />
意 味<br />
source_plug に 出 力 されている service, component(ES)は 無 い<br />
指 定 された 全 ての service, component(ES)が 出 力 されている<br />
指 定 された service, component(ES)のうち 一 部 が 出 力 されている<br />
・number_of_selection_specifications<br />
衛 星 デジタル 放 送 の 入 力 が 存 在 しない 場 合 には、number_of_selection_specifications を 0x00 と<br />
するとともに 直 前 の status の 値 も 0x00 とする。さらに、antenna_input_info の no_RF を"1"、<br />
system_specific_multiplex_selection の currently_available を"0"にする。 例 えば、 衛 星 デジタル<br />
放 送 以 外 を 受 信 中 で 衛 星 デジタル 放 送 受 信 装 置 が 動 作 していない 場 合 には、 上 記 のようになる。<br />
また、 何 らかの 状 況 でサービスが 休 止 と 判 断 できる 場 合 も number_of_selection_specification を<br />
0x00 とするとともに 直 前 の status の 値 も 0x00 としても 良 い。<br />
・information_type<br />
information_type の field は 表 9-21 の 値 を 設 定 する。<br />
表 9-21 information_type の 意 味<br />
information_type<br />
意 味<br />
0x83<br />
component(ES)の 情 報 (system_specific_<br />
component_attributes)が 表 示 されている<br />
・CA_output<br />
CA_output は Tuner Status Descriptor では 常 に"0"<br />
9.1.5.1.2 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 受 信 装 置 のデスクリプタ<br />
Enhancements Tuner DVB の Profile1 に 準 拠 する 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 受 信 装 置 は、<br />
AV/C General、AV/C Descriptor 及 び AV/C Tuner で 規 定 される 表 9-22 の 二 つのデスクリプタをサ<br />
ポートしなければならない。<br />
Tuner Subunit Identifier Descriptor の 詳 細 については、AV/C Descriptor 及 び AV/C Tuner を 参<br />
照 のこと。<br />
Tuner Status Descriptor の 詳 細 については、AV/C Tuner を 参 照 のこと。<br />
-61-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
デスクリプタ<br />
表 9-22 必 須 のデスクリプタ<br />
descriptor<br />
_type<br />
記 述<br />
サポート<br />
Tuner Subunit Identifier Descriptor 0x00 Tuner Subunit の 能 力 / 特 徴 を 示 必 須<br />
す<br />
Tuner Status Descriptor 0x80 Tuner Subunit の 状 態 を 示 す 必 須<br />
以 下 に 各 デスクリプタの 構 造 を 示 す。<br />
(1) Tuner Subunit Identifier Descriptor<br />
Tuner Subunit Identifier Descriptor は 表 9-23 の 構 造 となる。 Tuner Subunit Identifier<br />
Descriptor の 基 本 構 造 は AV/C Descriptor で 規 定 され、subunit_dependent_infomation の 構 造<br />
は AV/C Tuner で 規 定 される。<br />
表 9-23 Tuner Subunit Identifier Descriptor<br />
構 造<br />
ビット<br />
数<br />
値 ( 注 1)<br />
descriptor_length 16<br />
generation_ID 8 0x02<br />
size_of_list_ID 8 0x02<br />
size_of_object_ID 8 0x06<br />
size_of_object_position 8 0x02<br />
number_of_root_object_lists 16 [0x0000]<br />
subunit_dependent_length 16<br />
subunit_dependent_information{<br />
number_of_systems 8<br />
for (i=0; i< number_of_systems; i++) {<br />
system[i]_specification {<br />
specification_length 16<br />
system_id 8 0x20<br />
implementation_profile_id 8 0x10<br />
number_of_subsystem_labels 8<br />
for (j=0; j< number_of_subsystem_labels; j++) {<br />
subsystem_label_length 8 0x09<br />
subsystem_label[1-9] 72 JPNTB7FFF<br />
}<br />
multiplex_preferred_selection_flags 16 0x0000<br />
service_preferred_selection_flags 8 0x2C<br />
number_of_antennas 8 [0x01]<br />
for (k=0; k< number_of_antennas; k++) {<br />
antenna[k]_specification {<br />
mobile, movable, reserved(3bits), transport(3bits) 8 0x03<br />
external_input_plug_number 8 [0x9D]<br />
system_specific_antenna_range_specification_length 16 0x0007<br />
system_specific_antenna_range_specification<br />
selection_attribute_range_specification_for_A{<br />
-62-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
list_flag, range_flag, size_of_attribute(s) 8 0x00<br />
}<br />
selection_attribute_range_specification_for_B{<br />
list_flag, range_flag, size_of_attribute(s) 8 0x00<br />
}<br />
selection_attribute_range_specification_for_C{<br />
list_flag, range_flag, size_of_attribute(s) 8 0x00<br />
}<br />
selection_attribute_range_specification_for_D{<br />
list_flag, range_flag, size_of_attribute(s) 8 0x00<br />
}<br />
selection_attribute_range_specification_for_E{<br />
list_flag, range_flag, size_of_attribute(s) 8 0x00<br />
}<br />
selection_attribute_range_specification_for_F{<br />
list_flag, range_flag, size_of_attribute(s) 8 0x00<br />
}<br />
selection_attribute_range_specification_for_G{<br />
list_flag, range_flag, size_of_attribute(s) 8 0x00<br />
}<br />
}<br />
}<br />
system_specific_info_length 8 0x01<br />
system_specific_info{<br />
DVB_specification_version 8 0x11<br />
}<br />
}<br />
}<br />
}<br />
manufacturer_dependent_length 16 0x0000<br />
注 1: Tuner Subunit Identifer Descriptor で 固 定 値 が 挿 入 される field、 及 びオプションで 値<br />
が 設 定 可 能 であるがデフォルト 値 が 規 定 されている field(デフォルト 値 は[ ]で 表 示 )に<br />
設 定 すべき 値 を 記 述 する。 以 下 に 説 明 のある field については 該 当 する 説 明 も 参 照 。<br />
・generation_ID<br />
generation_ID は AV/C Descriptor で 規 定 され、 表 9-24 に 示 す 値 とする。<br />
表 9-24 generation_ID<br />
値<br />
0x02<br />
意 味<br />
AV/C Descriptor(AV/C Descriptor Mechanism Specification<br />
Version 1.0)に 準 拠 した descriptor 構 造<br />
・size_of_list_ID, size_of_object_position<br />
size_of_list_ID 及 び size_of_object_position は AV/C Tuner で 規 定 され、それぞれ 表 9-25 に 示 す<br />
値 とする。<br />
-63-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
表 9-25 size_of_list_ID 及 び size_of_object_positon<br />
項 目<br />
値<br />
size_of_list_ID<br />
0x02<br />
size_of_object_position<br />
0x02<br />
・size_of_object_ID<br />
size_of_object_ID は Tuner DVB で 規 定 される service object ID の 制 限 (6bytes)から 決 まり、 表<br />
9-26 に 示 す 値 とする。<br />
項 目<br />
size_of_object_ID<br />
表 9-26 size_of_object_ID<br />
値<br />
0x06<br />
・number_of_root_object_lists<br />
number_of_root_object_lists は、Profile1 では object list を 持 たないことが 基 本 の 為 通 常 0x0000<br />
となるが、オプションとして object list を 持 つ 場 合 、あるいは Profile1 以 外 の Profile で object list<br />
を 持 つ 場 合 には、root object list の 数 がこのフィールドの 値 となる。<br />
・system_id<br />
system_id は AV/C Tuner で 規 定 され、 表 9-27 に 示 す 値 とする。<br />
値<br />
0x20<br />
表 9-27 system_id<br />
意 味<br />
DVB 準 拠 の 放 送 システム<br />
・implementation_profile_id<br />
Profile1 を 示 す implementation_profile_id は Enhancements Tuner DVB で 規 定 され、 表 9-28<br />
に 示 す 値 とする。<br />
値<br />
0x10<br />
表 9-28 implementation_profile_id<br />
意 味<br />
Profile1:The Simplest Tuner without Lists and<br />
Selection by DSIT<br />
・number_of_subsystem_labels<br />
DVB に 準 拠 した 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 受 信 装 置 では、number_of_subsystem_labels は<br />
"1"となる。<br />
地 上 デジタルテレビジョン 放 送 に 加 えて、BS デジタル 放 送 にも 対 応 した 受 信 装 置 の 場 合 は、 地<br />
上 デジタルテレビジョン 放 送 のネットワークの 数 である 1 に BS デジタル 放 送 のネットワークの 数<br />
1を 加 えた 値 を、 広 帯 域 CS デジタル 放 送 にも 対 応 した 受 信 装 置 の 場 合 は、 地 上 デジタルテレビジ<br />
-64-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
ョン 放 送 のネットワークの 数 である 1 に 対 応 する CS デジタル 放 送 のネットワークの 数 を 加 えた 値<br />
を 設 定 する。<br />
また、 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 に 加 えて、BS デジタルと 広 帯 域 CS デジタルの 両 放 送 にも<br />
対 応 した 複 数 デジタル 放 送 受 信 装 置 の 場 合 には、 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 のネットワークの<br />
数 である 1 に、 対 応 する BS デジタル 放 送 ならびに 広 帯 域 CS デジタル 放 送 のネットワークの 数 を<br />
加 えた 値 を 設 定 する。<br />
・subsystem_label<br />
地 上 デジタルテレビジョン 放 送 受 信 装 置 が 受 信 可 能 な 放 送 サービスを 区 別 ( 通 知 )する 手 段 として、<br />
DVB に 準 拠 する 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 ならびに 衛 星 デジタル 放 送 ( 例 えば BS デジタル 放<br />
送 や 広 帯 域 CS デジタル 放 送 )をそれぞれ 区 別 して、 受 信 可 能 なサービスをすべて 列 挙 する。<br />
subsystem_label は label 長 を 9 文 字 固 定 とし、 受 信 可 能 な 放 送 サービスの network_id に 一 対 一<br />
に 対 応 する label 値 を 設 定 する。ただし、 使 用 できる 文 字 は ASCII code の 英 数 文 字 である。 地 上 デ<br />
ジタルテレビジョン 放 送 は subsystem_label="JPNTB7FFF" とする。( BS デジタル 放 送 は<br />
"JPNBS0004"、 広 帯 域 CS デジタル 放 送 は"JPNCSxxxx"(xxxx 部 分 は 広 帯 域 CS デジタル 放 送 の<br />
network_id であり、 別 途 ARIB 技 術 資 料 参 照 )と 設 定 する。)<br />
コントローラは、subsystem_label を 読 出 す 場 合 には、 受 信 装 置 が 複 数 の system、subsystem に<br />
対 応 していること、 及 び Profile 1 以 上 の 拡 張 ( 例 えば List のサポート 等 )に 対 応 していることを<br />
考 慮 しなければならない。<br />
・multiplex/service_preferred_selection_flags<br />
subsystem_label に 列 記 した 受 信 可 能 な 個 別 の 放 送 サービスに 対 応 して、 受 信 装 置 が 選 局 に 必 要<br />
な 最 低 限 の attribute に 対 応 する bit に"1"を 設 定 する。<br />
地 上 デジタルテレビジョン 放 送 受 信 装 置 においては、org_network_id と service_id ならびに<br />
org_network_id と 4 桁 番 号 の 組 み 合 わせによる 選 局 をサポートすることとし、 少 なくとも 表 9-29<br />
の 3 つの attribute に"1"を 設 定 する。<br />
地 上 デジタルテレビジョン 放 送 受 信 装 置 は、4 桁 番 号 による 選 局 が 可 能 なことを 示 す 為 に、<br />
bouquet_id attribute を 用 い、この attribute に"1"を 設 定 する。<br />
attribute<br />
org_network_id<br />
service_id<br />
bouquet_id 注 2<br />
表 9-29 "1"をセットする attribute<br />
指 定 する selection_flags<br />
service_preferred_selection_flags<br />
service_preferred_selection_flags<br />
service_preferred_selection_flags<br />
注 2: 本 field の 名 称 は 便 宜 上 AV/C Tuner に 定 義 されている bouquet_id のまま<br />
とする。<br />
-65-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
・number_of_antennas<br />
地 上 デジタルテレビジョン 放 送 受 信 装 置 は、AV/C モデル 上 は 一 つの antenna 及 び input_plug<br />
を 持 つものとして 扱 う。すなわち antenna の 切 り 替 えは 行 わない。<br />
・antenna_specification<br />
external_input_plug_number には 0x80~0x9E の 値 を 設 定 可 能 であるが、 地 上 デジタルテレビ<br />
ジョン 放 送 受 信 装 置 の 場 合 には、0x9D を 使 うことを 推 奨 する。(BS デジタルと 広 帯 域 CS デジタル<br />
放 送 受 信 装 置 の 場 合 には、external_input_plug_number として 0x9E を 使 うことが 推 奨 されてい<br />
る。)<br />
地 上 デジタルテレビジョン 放 送 受 信 装 置 を 構 成 する AV/C モデルとして、unit の<br />
external_antenna_input_plug と Tuner Subunit の antenna_destination_plug の 接 続 は、Tuner<br />
Subunit Identifier Descriptor と DIRECT SELECT INFORMATION TYPE コマンド( 以 下 DSIT<br />
コマンド)で 明 示 される 為 、unit の input_plug と Tuner Subunit の antenna_destination_plug と<br />
の 接 続 を 指 示 する AV/C general CONNECT control コマンドはサポートせず、 地 上 デジタルテレ<br />
ビジョン 放 送 受 信 装 置 は response として"NOT IMPLEMENTED"を 返 す。<br />
・transport<br />
地 上 デジタルテレビジョン 放 送 の 場 合 transport は AV/C Tuner で 規 定 され、 表 9-30 に 示 す 値 と<br />
する。<br />
表 9-30 transport<br />
値<br />
意 味<br />
011 terrestrial( 地 上 波 )による 放 送<br />
・system_specific_info<br />
system_specific_info には、Enhancements Tuner DVB で 規 定 される<br />
DVB_specification_version を 記 述 する。<br />
system_specific_info は 表 9-31 に 示 す 値 になる。<br />
項 目<br />
system_specific_info<br />
表 9-31 system_specific_info<br />
値<br />
0x11<br />
(2) Tuner Status Descriptor<br />
地 上 デジタルテレビジョン 放 送 受 信 装 置 における Tuner Status Descriptor は、 表 9-32 の 構 造<br />
となる。 基 本 構 造 は AV/C Tuner で 規 定 される。<br />
-66-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
表 9-32 Tuner Status Descriptor<br />
(antenna 入 力 (input=0)の 場 合 の 構 造 )<br />
構 造 ビット 数 値 ( 注 1)<br />
descriptor_length 16<br />
general_tuner_status{<br />
antenna_input_info_length 8 0x0C<br />
antenna_input_info{<br />
active_system_id 8 0x20<br />
searching, moving, no_RF, reserved(5bits) 8<br />
input(=0), selected_antenna(7bits) 8<br />
antenna_general_system_info{<br />
BER 32 [0x00000000]<br />
signal_strength 8 [0xFF]<br />
raster_frequency(2bits)<br />
RF_frequency(22bits)<br />
2<br />
22<br />
0x2<br />
[0x000000]<br />
manufacturer_dependent_info_length 8 0x00<br />
}<br />
}<br />
system_specific_multiplex_selection_length 8 0x0C<br />
system_specific_multiplex_selection{<br />
system_specific_multiplex_attributes_valid_flags{<br />
reserved_field, center_frequency, bandwidth,<br />
constellation, hierarchy_info, code_rate-HP_stream,<br />
8 [0x00]<br />
code_rate-LP_stream, guard_interval<br />
network_id, transmission_mode,<br />
other_frequency_flag, reserved(5bits)<br />
8 [0x00]<br />
}<br />
system_specific_multiplex_selection_attributes{<br />
currently_available, selected, reserved(6bits) 8<br />
center_frequency 32 [0x00000000]<br />
bandwidth(3bits), reserved(5bits) 8 [0x00]<br />
constellation(2bits), hierarchy_info(3bits),<br />
code_rate-HP_stream(3bits)<br />
8 [0x00]<br />
code_rate-LP_stream(3bits), guard_interval(2bits),<br />
transmission_mode(2bits), other_frequency_flag<br />
8 [0x00]<br />
network_id 16 [0x0000]<br />
}<br />
}<br />
demux_input_info_length 8<br />
demux_input_info{ }<br />
}<br />
number_of_source_plugs 8<br />
for (i=0; i< number_of_source_plugs; i++) {<br />
source_plug_status[i]{<br />
source_plug_number 8<br />
attributes 8 0x00<br />
input, reserved(7bits) 8 0x00<br />
data_status_length 8 0x00<br />
data_status{ }<br />
info_type_status_length 8<br />
info_type_status{<br />
status 8 [0x00/10/20]<br />
-67-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
}<br />
}<br />
}<br />
number_of_selection_specifications 8<br />
for (j=0; j< number_of_selection_specifications; j++) {<br />
dsit_selection_specification[j]{<br />
specification_length 8<br />
information_type 8 0x83<br />
system_specific_service_attributes_valid_flags{<br />
}<br />
}<br />
reserved_fields, CA_output, org_network,<br />
transport_id, service_id, bouquet_id,<br />
reserved(2bits)<br />
8 [0x2C]<br />
}<br />
system_specific_service_selection_attributes{<br />
currently_available, reserved(7bits) 8<br />
CA_output, reserved(7bits) 8 0x00<br />
org_network_id 16<br />
transport_stream_id 16 [0x0000]<br />
service_id 16<br />
bouquet_id 16<br />
}<br />
number_of_components 8<br />
for (k=0; k< number_of_components; k++) {<br />
system_specific_component_attributes[k]{<br />
system_specific_component_attributes_valid_flags{<br />
}<br />
}<br />
reserved_fields, PID, stream_content,<br />
component_type, iso_639_lang_code,<br />
component_tag, reserved(2bits)<br />
8 [0x04]<br />
}<br />
system_specific_component_selection_attributes{<br />
currently_available, reserved(7bits) 8<br />
reserved 8 [0x00]<br />
component_tag 8<br />
}<br />
注 1: Tuner Status Descriptor で 固 定 値 が 挿 入 される field、 及 びオプションで 値 が 設 定 可 能 で<br />
あるがデフォルト 値 が 規 定 されている field(デフォルト 値 は[ ]で 表 示 )について 値 を 記 述<br />
する。 以 下 に 説 明 のある field は 該 当 する 説 明 も 参 照 のこと。<br />
・active_system_id<br />
active_system_id には、 受 信 中 の 放 送 システムに 対 応 する system_id の 値 を 設 定 する。<br />
active_system_id の 設 定 値 については、Tuner Subunit Identifier Descriptor の system_ID を 参 照<br />
のこと。<br />
・searching, moving, no_RF<br />
searching, moving, no_RF の 各 フラグの 機 能 を 表 9-33 に 示 す。<br />
-68-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
searching フラグの 値 が"1"の 期 間 中 の network_id、service_id ならびに bouquet_id の 各 field の<br />
設 定 値 は、 受 信 装 置 の 実 装 依 存 とする。(コントローラは、 選 局 状 態 を 確 認 する 目 的 で Tuner Status<br />
Descriptor の network_id/service_id/bouquet_id の 各 field を 読 出 す 場 合 、searching=0 となるま<br />
で 待 つこと。)<br />
no_RF の 値 ( 状 態 )は 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 受 信 装 置 のフロントエンドのロック 状 態 を 反<br />
映 し、アンロック 状 態 の 場 合 に no_RF=1 となる。 また 地 上 デジタルテレビジョン 受 信 装 置 が 動 作<br />
をしていない 場 合 にも、no_RF=1 とする。<br />
・antenna_input_info<br />
表 9-33 antenna_input_info の 表 示 フラグ<br />
フラグ<br />
フラグの 意 味<br />
searching 選 局 動 作 中 =1<br />
moving 常 に"0" ( 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 アンテナは 固 定 式 )<br />
no_RF<br />
アンテナ 信 号 入 力 がない( 停 波 中 を 含 む)=1<br />
antenna destination plug が、unit の external_antenna_input_plug と 接 続 されている 場 合<br />
(input =0)に、antenna_input_info が 存 在 する。 前 記 の 接 続 が 無 い 場 合 には、antenna_input_info<br />
は 存 在 しない。(antenna_input_info_length=0x00) またその 場 合 、system_specific_multiplex_<br />
selection の 各 field は 無 効 である。<br />
・selected_antenna<br />
selected_antenna は、 接 続 されているアンテナの Tuner Subunit Identifier Descriptor で 指 定 さ<br />
れる antenna_specification のインデックス 値 とする。<br />
地 上 デジタルテレビジョン 放 送 受 信 装 置 では、antenna_specification は 一 つだけ 定 義 されている<br />
ので、selected_antenna=0x00 である。<br />
・antenna_general_system_info<br />
antenna_general_system_info の 各 field の 設 定 はオプションとし、 値 を 設 定 しない 機 器 は 表 9-34<br />
に 示 すデフォルト 値 を 入 れる。<br />
searching もしくは no_RF ビットが"1"にセットされている 場 合 には、antenna_general_system_<br />
info の 各 field は 無 効 である。<br />
表 9-34 antenna_general_system_info<br />
antenna_general_system_info デフォルト<br />
記 述<br />
値<br />
BER (bit error rate) 0x00000000 左 のデフォルト 値 もしくは 正 しい 値 を 設 定 する。<br />
signal_strength 0xFF 左 のデフォルト 値 もしくは 正 しい 値 を 設 定 する。<br />
-69-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
{raster_frequency(2bits),<br />
RF_frequency(22bits)}<br />
manufacture_dependent_info<br />
_length<br />
0x800000<br />
0x00<br />
左 のデフォルト 値 もしくは 正 しい 値 を 設 定 する。<br />
ただし raster_frequency=0x2(4kHz)は 固 定 。<br />
( 以 下 の raster_frequency の 説 明 参 照 )<br />
manufacture_dependent_info は 地 上 デジタルテ<br />
レビジョン 放 送 受 信 装 置 では 使 用 しない。<br />
・raster_frequency<br />
raster_frequency filed の 値 の 割 当 ては、Tuner DVB にて 規 定 される。<br />
Tuner Status Descriptor の antenna_general_input_info の 受 信 周 波 数 の 表 示 では<br />
raster_frequency=0x2(4kHz)とする。<br />
受 信 周 波 数 は(RF_frequency)*(raster_frequency)(Hz)で 表 される。<br />
・system_specific_multiplex/service_attributes_valid_flags<br />
Tuner Subunit Identifier Descriptor の multiplex/service_preferred_selection_flags で"1"に 指<br />
定 されている attribute に 対 応 する system_specific_multiplex/service_attributes_ valid_flags の<br />
ビットを"1"(valid)に 設 定 する。さらに Tuner Subunit Identifier Descriptor の multiplex/<br />
service_preferred_ selection_flags で"1"に 指 定 されている attribute 以 外 でオプショナルに 受 信 装<br />
置 が 対 応 可 能 (DSIT コマンドの 選 局 の attribute として 使 用 可 能 )な attribute については、 対 応 す<br />
る system_specific_multiplex/service_attributes_valid_flags のビットを"1"(valid)に 設 定 する。そ<br />
の 他 の flag については"0"とする。<br />
コントローラは、 前 記 の flags を 確 認 することで、 受 信 装 置 が DSIT コマンドでどの attribute を<br />
受 け 付 けられるかを 知 ることができる。<br />
・system_specific_component_attributes_valid_flags<br />
Tuner Status Descriptor の system_specific_component_attrinbutes は source_plug から 出 力 さ<br />
れている component (Elementary Stream( 以 下 ES))の 情 報 を 設 定 する。 なお 設 定 に 使 用 する<br />
attributes は component_tag を 必 須 とし、DSIT コマンドで service with specified componets の<br />
information_type をサポートし、かつ PID 指 定 の componet(ES) 選 択 をサポートする 受 信 装 置 は、<br />
PID 指 定 の DSIT コマンドに 対 する status 表 示 で PID を 使 用 することができる。<br />
・system_specific_multiplex/service/component_selection_attributes<br />
Tuner Subunit Identifier Descriptor の multiplex/service_preferred_selection_flags で"1"に 設<br />
定 されている attribute、 及 び 受 信 装 置 が DSIT コマンドで 対 応 可 能 な attribute について 受 信 装 置<br />
の status を 設 定 する。<br />
system_specific_multiplex/service/component_attributes_valid_flags<br />
が "0" に 指 定 された<br />
attribute は 無 効 とする。<br />
-70-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
・currently_available, selected<br />
currently_available: system_specific_multiplex_selection_attributes では 通 常 は antenna_<br />
input_info の no_RF と 同 じ 情 報 ( 値 は"0"と"1"が 反 転 する)を 設 定 する。ただし 何 らかの 理 由 で Tuner<br />
Subunit が 正 常 な 選 局 動 作 を 行 えない 状 態 にある 場 合 ( 例 えば 受 信 装 置 がロックされて 自 由 にチャ<br />
ネルを 変 更 できない 状 態 等 )には"0"を 設 定 して、no_RF と 異 なる 状 態 を 示 すことも 可 能 とする。<br />
system_specific_service_selection_attributes では、 該 当 する service が 休 止 中 や 未 契 約 の 時 など<br />
に"0"を 設 定 する。<br />
表 9-35 に 各 selection_attributes の currently_available に"0"が 設 定 される 理 由 の 例 を 挙 げる。<br />
表 9-35 currently_available フラグのセット 例<br />
currently_available 意 味 ( 例 )<br />
multiplex_selection_attributes トランスポンダが 停 止 、 正 常 な 選 局 動 作 をできない 状 態<br />
service_selection_attributes<br />
service の 休 止 、 未 契 約<br />
component_selection_attributes<br />
該 当 する component(ES)が 出 力 できない<br />
selected は 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 受 信 装 置 においては、 常 に"1"を 設 定 する。<br />
・demux_input_info<br />
demux destination plug から 入 力 (input=1)がある 場 合 の demux_input_info の 構 造 を 表 9-36 に<br />
示 す。<br />
demux_destination_plug からの 入 力 が 無 い 場 合 には、demux_input_info は 存 在 しない。<br />
(demux_input_info_length==0x00)<br />
表 9-36 demux_input_info の 構 造<br />
構 造<br />
ビット<br />
数<br />
値 ( 注 1)<br />
demux_input_info{<br />
active_system 8 0x20<br />
searching, reserved(7bits) 8<br />
input(=1), reserved(7bits) 8 0x80<br />
}<br />
注 1: Tuner Status Descriptor で 固 定 値 が 挿 入 される field に 設 定 すべき 値 を 記 述 する。<br />
説 明 のある field については 該 当 する 説 明 も 参 照 のこと。<br />
・input<br />
source_plug_status の input ビットは、antenna destination plug から 入 力 されている 場 合 は<br />
input=0, demux destination plug から 入 力 されている 場 合 は input=1 を 設 定 する。<br />
・data_status<br />
data_status の field は、 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 受 信 装 置 の 場 合 には 使 用 しない。<br />
data_status_length は 常 に"0"である。<br />
-71-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
・status<br />
status の field は、source_plug の 出 力 状 態 に 応 じて 表 9-37 に 示 す 値 を 設 定 する。<br />
status<br />
0x00<br />
0x10<br />
0x20<br />
表 9-37 status の 意 味<br />
意 味<br />
source_plug に 出 力 されている service, component(ES)は 無 い<br />
指 定 された 全 ての service, component(ES)が 出 力 されている<br />
指 定 された service, component(ES)のうち 一 部 が 出 力 されている<br />
・number_of_selection_specifications<br />
地 上 デジタルテレビジョン 放 送 の 入 力 が 存 在 しない 場 合 には、<br />
number_of_selection_specifications を 0x00 とするとともに 直 前 の status の 値 も 0x00 とする。さ<br />
ら に 、 antenna_input_info の no_RF を "1" 、 system_specific_multiplex_selection の<br />
currently_available を"0"にする。 例 えば、 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 以 外 を 受 信 中 で 地 上 デ<br />
ジタルテレビジョン 放 送 受 信 装 置 が 動 作 していない 場 合 には、 上 記 のようになる。また、 何 らかの<br />
状 況 でサービスが 休 止 と 判 断 できる 場 合 も number_of_selection_specification を 0x00 とするとと<br />
もに 直 前 の status の 値 も 0x00 としても 良 い。<br />
・information_type<br />
information_type の field は、 表 9-38 の 値 を 設 定 する。<br />
inforamtion_type<br />
0x83<br />
表 9-38 information_type の 意 味<br />
意 味<br />
component(ES)の 情 報 (system_specific_<br />
conmponent_attributes)が 表 示 されている<br />
・CA_output<br />
CA_output は、 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 受 信 装 置 の Tuner Status Descriptor では、 常 に<br />
"0"とする。<br />
・org_network_id/service_id/bouquet_id<br />
org_network_id は 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 全 体 をあらわす network_id を 設 定 する。<br />
service_id は、 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 受 信 装 置 が 選 局 動 作 を 完 了 し、 現 在 選 局 中 の service<br />
に 対 応 した service_id を 設 定 する。<br />
bouquet_id には、 上 記 service_id で 指 定 される service に 割 当 てられた 4 桁 番 号 を 設 定 する。<br />
service_id に 設 定 可 能 な 値 、ならびに bouquet_id に 設 定 可 能 な 値 は、ARIB 技 術 資 料 を 参 照 の<br />
こと。<br />
-72-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
9.1.5.2 AV/C コマンド<br />
9.1.5.2.1 衛 星 デジタル 放 送 受 信 装 置 の AV/C コマンド<br />
Enhancements Tuner DVB の Profile1 に 準 拠 する 衛 星 デジタル 放 送 受 信 装 置 は 以 下 のコマンド<br />
を 必 須 でサポートしなければならない。コマンドは AV/C General コマンド、AV/C Descriptor コ<br />
マンドならびに AV/C Tuner コマンドに 分 けられる。<br />
各 コマンドの 詳 細 は、AV/C General、AV/C Descriptor ならびに AV/C Tuner を 参 照 のこと。<br />
(1) AV/C General コマンド<br />
衛 星 デジタル 放 送 受 信 装 置 は 表 9-39 の AV/C General コマンドを 少 なくともサポートする。<br />
表 9-39 必 須 AV/C General コマンド<br />
Opcode 値 Command<br />
記 述<br />
サポート<br />
Type<br />
UNIT INFO 0x30 STATUS - 必 須<br />
SUBUNIT INFO 0x31 STATUS - 必 須<br />
POWER 0xB2 CONTROL/<br />
STATUS<br />
電 源 制 御 (CONTROL)・<br />
状 態 (STATUS)<br />
必 須 ( 注 1)<br />
注 1: 衛 星 デジタル 放 送 受 信 装 置 がチューナ 単 体 の 場 合 には、Unit に 対 する POWER command<br />
のサポートを 必 須 とし、Tuner Subunit に 対 する POWER command のサポートはオプシ<br />
ョンとする。またチューナ 単 体 受 信 装 置 でない 場 合 には、Tuner Subunit に 対 する POWER<br />
command のサポートを 必 須 とする。<br />
チューナ 単 体 の 衛 星 デジタル 放 送 受 信 装 置 において、Tuner Subunit に 対 する POWER<br />
command もサポートする 場 合 には、Unit に 対 する POWER command に 対 しても Tuner<br />
Subunit に 対 する POWER command に 対 しても、 同 様 の 内 部 動 作 をするものとし、また<br />
遷 移 後 も 同 様 の 状 態 を 示 すこととする。<br />
上 記 においてチューナ 単 体 の 受 信 装 置 とは、Tuner Subunit 以 外 に 入 出 力 機 能<br />
(source/destination_plug)を 持 つ subunit を 含 まない 装 置 とし、 複 数 の Tuner Subunit が 実<br />
装 されている 場 合 も、 本 ガイドラインにおけるチューナ 単 体 受 信 装 置 の 対 象 からは 除 外 する。<br />
コントローラは、 上 記 以 外 の 衛 星 デジタル 放 送 受 信 装 置 ( 複 合 受 信 装 置 )の 場 合 には、Unit<br />
に 対 する POWER command はサポートされている 場 合 も、サポートされていない 場 合 も<br />
あることに 注 意 すること。<br />
(2) AV/C Descriptor コマンド<br />
衛 星 デジタル 放 送 受 信 装 置 は、 表 9-40 の AV/C Descriptor コマンドをサポートする。<br />
-73-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
表 9-40 必 須 AV/C Descriptor コマンド<br />
Opcode 値 Command<br />
記 述<br />
サポート<br />
Type<br />
OPEN 0x08 CONTROL Descriptor のアクセス 権 を 取 得 ・ 開 放 する 必 須 ( 注 1)<br />
DESCRIPTOR<br />
OPEN 0x08 STATUS Descriptor のアクセス 状 態 を 調 べる 必 須<br />
DESCRIPTOR<br />
READ<br />
DESCRIPTOR<br />
0x09 CONTROL Descriptor からのデータを 読 み 込 む 必 須<br />
注 1:OPEN DESCRIPTOR コマンドについては、read_open subfunction(0x01) 及 び close<br />
subfunction(0x00)のみをサポートする。<br />
(3) AV/C Tuner コマンド<br />
衛 星 デジタル 放 送 受 信 装 置 は 表 9-41 の AV/C Tuner コマンドをサポートする。<br />
表 9-41 必 須 AV/C Tuner コマンド<br />
Opcode 値 Command<br />
Type<br />
記 述<br />
DIRECT SELECT<br />
INFORMATION<br />
TYPE (DSIT)<br />
0xC8 CONTROL 選 局<br />
(ただし、replace subfunction<br />
は 必 須 )<br />
サポート<br />
Complete<br />
service は<br />
必 須<br />
DIRECT SELECT INFORMATION TYPE コマンドでは subfunction が replace(0xD2)、 及 び<br />
information_type が” selecting a complete service” (0x82)のサポートを 必 須 とする。<br />
1DIRECT SELECT INFORMATION TYPE コマンド<br />
DIRECT SELECT INFORMATIOIN TYPE コマンドは AV/C Tuner で 規 定 される。<br />
表 9-42 に DSIT コマンドの 構 造 を 示 す。information_type が service with specified components<br />
(オプション, 0x83)の 場 合 の 例 を 示 す。complete service の 場 合 は number_of_components 以 下<br />
の fields が 存 在 しない 点 及 び information_type が 異 なる 点 (0x82)を 除 き 構 造 は 同 一 である。<br />
表 9-42 DIRECT SELECT INFORMATION TYPE コマンド<br />
(Service with specified components(information_type=0x83)の 場 合 )<br />
構 造<br />
ビット 値 ( 注 1)<br />
数<br />
DIRECT SELECT INFORMATION TYPE 8 0xC8<br />
source_plug 8<br />
subfunction 8 [0xD2]<br />
status 8 0xFF<br />
system_id 8 0x20<br />
-74-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
input, antenna_number(7bits) 8<br />
system_specific_search_flags{<br />
orb_pos, main_freq_up, main_freq_down, service_id, 8 [0x00]<br />
reserved(4bits)<br />
}<br />
system_specific_multiplex_selection_length 8 0x11<br />
system_specific_multiplex_selection{<br />
system_specific_multiplex_attributes_valid_flags{<br />
reserved_field, pol, orb_pos, RF_freq_raster,<br />
8 [0x00]<br />
symbol_rate, FEC_outer, FEC_inner, modulation<br />
network_id, reserved(7bits) 8 [0x00]<br />
}<br />
system_specific_multiplex_selection_attributes{<br />
currently_available, selected, reserved(6bits) 8 0x00<br />
polarization(2bits),<br />
west_east, reserved(5bits)<br />
8 [0x0]<br />
[0x00]<br />
orbital_position_upper 8 [0x00]<br />
orbital_position_lower 8 [0x00]<br />
raster_frequency(2bits),<br />
RF_frequency(22bits)<br />
24 0x2<br />
[0x000000]<br />
symbol_rate, reserved(4bits) 24 [0x000000]<br />
FEC_outer 8 [0x00]<br />
FEC_inner 8 [0x00]<br />
modulation, reserved(3bits) 8 [0x00]<br />
network_id<br />
16 [0x0000]<br />
}<br />
}<br />
number_of_dsit_selection_specifications 8<br />
dsit_selection_specification [0]{<br />
specification_length 8<br />
information_type 8<br />
system_specific_service_attributes_valid_flags{<br />
reserved_fields, CA_output, org_network, transport_id,<br />
service_id, bouquet_id, reserved(2bits)<br />
8 [0x28]<br />
}<br />
system_specific_service_selection_attributes{<br />
currently_available, reserved(7bits) 8 0x00<br />
CA_output, reserved(7bits) 8 0x00<br />
org_network_id 16<br />
transport_stream_id 16 [0x0000]<br />
service_id 16<br />
bouquet_id<br />
16 [0x0000]<br />
}<br />
number_of_components 8<br />
for (i=0; i< number_of_components; i++) {<br />
system_specific_component_attributes[i]{<br />
system_specific_component_attributes_valid_flags{<br />
reserved_fields, PID, stream_content, component_type, 8 [0x04]<br />
iso_639_lang_code, component_tag, reserved(2bits)<br />
}<br />
system_specific_component_selection_attributes{<br />
currently_available, reserved(7bits) 8 0x00<br />
-75-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
}<br />
}<br />
}<br />
}<br />
reserved 8 [0x00]<br />
component_tag 8<br />
注 1: DSIT コマンドで 固 定 値 を 設 定 する field、 及 びオプションで 値 が 設 定 可 能 であるがデフォ<br />
ルト 値 が 規 定 されている field(デフォルト 値 は[ ]で 表 示 )について 値 を 記 述 する。 以 下 に 説 明<br />
のある field は 該 当 する 説 明 も 参 照 。<br />
・source_plug<br />
Tuner Subunit が 選 局 した service を 出 力 する source plug の 番 号 を 指 定 する。<br />
・subfunction<br />
replace (subfunction=0xD2)のみをサポート 必 須 とする。 他 の subfunction (clear, remove,<br />
append, new)はオプションとする。<br />
・input<br />
antenna destination plug からの 入 力 を 選 択 する 場 合 は input=0, demux destination plug から<br />
の 入 力 を 選 択 する 場 合 は input=1 を 指 定 する。<br />
・antenna_number<br />
input=0 の 場 合 、antenna_number は 接 続 されているアンテナの Tuner Subunit Identifier<br />
Descriptor で 指 定 される antenna_spec のインデックス 値 とする。 通 常 は antenna_spec は 一 つだ<br />
け 定 義 されているので、antenna_number=0x00 である。<br />
input=1 の 場 合 、antenna_number field は 意 味 を 持 たない。antenna_number=0x00 とする。<br />
・system_specific_search_flags<br />
“1”にセットされた flag に 対 応 する system_specific_multiplex/service_selection_attributes につ<br />
いて 設 定 された 値 からサーチ 動 作 を 開 始 する。<br />
衛 星 デジタル 放 送 受 信 装 置 では”service_id”のサーチのみオプションでサポート 可 能 とし、この 場<br />
合 の system_specific_search_flags の 値 は、0x10 となる。<br />
ただし、サーチの 方 向 は system_specific_selection_attributes で 指 定 された”service_id”の 値 か<br />
ら 増 加 する 方 向 にサーチを 行 うのみとする。<br />
・information_type<br />
complete service (information_type=0x82)を 必 須 とする。service with specified components<br />
-76-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
(information_type=0x83)はオプションとする。<br />
衛 星 デジタル 放 送 受 信 装 置 が service with specified components をサポートしない 場 合 に、コン<br />
トローラが service with specified components の DSIT コマンドを 実 行 した 場 合 は、 受 信 装 置 は<br />
response で”NOT IMPLEMENTED”を 返 す。<br />
・system_specific_multiplex/service/component_attributes_valid_flags<br />
対 応 する system_specific_multiplex/service/component_selection_attributes で、 選 局 の 為 の 有<br />
効 な 値 がセットされている attribute を 示 す。ただし、 使 用 可 能 な attribute は Tuner Status<br />
Descriptor の system_specific_multiplex/service_attributes_valid_flags が "1" となっている<br />
attribute のみである。<br />
なお、flag が"0"の attribute は 無 効 として 扱 う。<br />
・currently_available, selected<br />
currently_available, selected は DSIT コマンドでは 常 に”0”とする。( 意 味 を 持 たない)<br />
・raster_frequency<br />
DSIT コマンドでは raster_frequency=0x2(4kHz)とする。<br />
DSIT コマンドでの 周 波 数 は(RF_frequency)*(raster_frequency)(Hz)で 表 される。<br />
・system_specific_component_selection_attributes<br />
selecting a service with specified component (information_type=0x83)はオプションであるが、<br />
これを 指 定 する 場 合 には、system_specific_component_selection_attributes はデフォルトで<br />
component_tag を 指 定 する。(PID 指 定 の selection はオプションとする。)<br />
選 局 で 要 求 される component をすべて 指 定 する。number_of_components で 指 定 された 回 数<br />
system_specific_component_selection_attributes を 繰 り 返 す。<br />
2DIRECT SELECT INFORMATION TYPE コマンド response<br />
・Response コード<br />
”NOT IMPLEMENTED”の response を 返 す 場 合 は、コントローラから 受 け 取 った DSIT コマン<br />
ドの opcode 及 び operand をそのまま 付 加 した response を 返 す。( 注 :AV/C Tuner の DSIT コマ<br />
ンドの 記 載 があいまい)DSIT コマンド 受 信 時 の response として INTERIM を 使 用 しない。<br />
衛 星 デジタル 放 送 受 信 装 置 は、コントローラからの DSIT コマンドを 受 信 した 際 に、<br />
org_network_id と service_id の 両 方 が 正 しく 指 定 された 場 合 のみ 正 常 な 選 局 動 作 を 行 うことがで<br />
きる。<br />
サポートしていない org_network_id が DSIT コマンドで 指 定 された 場 合 、 選 局 は 行 われない。<br />
-77-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
サポートしていないことが 100msec 以 内 に 判 断 できる 場 合 には NOT IMPLEMENTED を 返 す。<br />
100msec 以 内 に 判 断 できない 場 合 には、サポートの 有 無 に 関 係 なく、また 選 局 動 作 の 終 了 を 待 たず<br />
に ACCEPTED を 返 してもよいが、100msec 以 内 に 判 断 できるようにすることが 望 ましい。<br />
コントローラからの DSIT コマンドに 対 して、 選 局 動 作 の 終 了 を 待 たずに ACCEPTED を 返 す 場<br />
合 には、 次 項 の status field を"0x01"に 設 定 すると 同 時 に、 直 ちに Tuner Status Descriptor の<br />
searching を"1"とし、 選 局 が 完 了 した 時 点 で"0"としなければならない。<br />
DSIT コマンドに 対 して ACCEPTED を 返 したにもかかわらず、 無 効 な org_network_id や<br />
service_id が 指 定 された 等 の 理 由 により、 選 局 動 作 を 行 わない 衛 星 デジタル 放 送 受 信 装 置 も 存 在 す<br />
る。したがって、コントローラは、ターゲットが 指 定 した 動 作 を 完 了 したかどうかを 確 実 に 判 断 す<br />
るためには、currently_available フラグだけでなく、org_network_id や service_id も 確 認 する 必<br />
要 がある。<br />
・status<br />
コントローラからの DSIT コマンドに 対 する response 及 びその 後 のコントローラに 期 待 される<br />
動 作 の 関 係 を 表 9-43 に 示 す。<br />
DSIT コマンド 受 信 時 の<br />
受 信 装 置 の 状 態<br />
表 9-43 DSIT コマンド response<br />
Response<br />
コード<br />
Response<br />
フレーム 中 の<br />
status field<br />
コントローラの 動 作<br />
DSIT コマンドに 従 って 選 局 ACCEPTED 0x00 ‐<br />
一 部 のパラメータを 受 信 装<br />
置 が 判 断 して 選 局<br />
ACCEPTED 0x01 選 局 の 状 態 の 確 認 が 必 要 ならば Tuner<br />
Status Descriptor を 確 認 する。( 注 1)<br />
選 局 が 終 了 しない 時 点 で<br />
ACCEPTED を 返 す<br />
ACCEPTED 0x01 選 局 の 状 態 の 確 認 が 必 要 ならば Tuner<br />
Status Descriptor を 確 認 する。( 注 1)<br />
選 局 できない REJECTED 0xFF ‐<br />
サポートしていない NOT<br />
IMPLEMEN<br />
TED<br />
0xFF ‐<br />
注 1: コントローラは 以 下 の 動 作 手 順 で Tuner Status Descriptor の 確 認 を 行 う。<br />
1. Tuner Status descriptor の searching=0 の 状 態 になるまで 待 つ。<br />
また、searching ビットが"0"になるまで 確 認 を 繰 り 返 す。<br />
2. Tuner Status Descriptor の info_type_status 内 にある status field 及 び information_type<br />
field の 確 認 を 行 う。Tuner Status Descriptor の status 及 び information_type には<br />
source_plug への 出 力 状 態 が 表 示 されており、それぞれの 意 味 は 9.1.5.1.1 の(2) Tuner Status<br />
Descritpor の 表 9-20 及 び 表 9-21 を 参 照 。<br />
-78-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
9.1.5.2.2 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 受 信 装 置 の AV/C コマンド<br />
Enhancements Tuner DVB の Profile1 に 準 拠 する 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 受 信 装 置 は 以<br />
下 のコマンドを 必 須 でサポートしなければならない。コマンドは AV/C General コマンド、AV/C<br />
Descriptor コマンドならびに AV/C Tuner コマンドに 分 けられる。<br />
各 コマンドの 詳 細 は、AV/C General、AV/C Descriptor ならびに AV/C Tuner を 参 照 のこと。<br />
(1) AV/C General コマンド<br />
ートする。<br />
地 上 デジタルテレビジョン 放 送 受 信 装 置 は 表 9-44 の AV/C General コマンドを 少 なくともサポ<br />
表 9-44 必 須 AV/C General コマンド<br />
Opcode 値 Command<br />
記 述<br />
サポート<br />
Type<br />
UNIT INFO 0x30 STATUS - 必 須<br />
SUBUNIT INFO 0x31 STATUS - 必 須<br />
POWER 0xB2 CONTROL/<br />
STATUS<br />
電 源 制 御 (CONTROL)・<br />
状 態 (STATUS)<br />
必 須 ( 注 1)<br />
注 1: 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 受 信 装 置 がチューナ 単 体 の 場 合 には、Unit に 対 する<br />
POWER command のサポートを 必 須 とし、Tuner Subunit に 対 する POWER command<br />
のサポートはオプションとする。 またチューナ 単 体 受 信 装 置 でない 場 合 には、Tuner<br />
Subunit に 対 する POWER command のサポートを 必 須 とする。<br />
チューナ 単 体 の 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 受 信 装 置 において、Tuner Subunit に<br />
対 する POWER command もサポートする 場 合 には、Unit に 対 する POWER command<br />
に 対 しても Tuner Subunit に 対 する POWER command に 対 しても、 同 様 の 内 部 動 作 を<br />
するものとし、また 遷 移 後 も 同 様 の 状 態 を 示 すこととする。<br />
上 記 においてチューナ 単 体 の 受 信 装 置 とは、Tuner Subunit 以 外 に 入 出 力 機 能<br />
(source/destination_plug)を 持 つ subunit を 含 まない 装 置 とし、 複 数 の Tuner Subunit<br />
が 実 装 されている 場 合 も、 本 ガイドラインにおけるチューナ 単 体 受 信 装 置 の 対 象 からは<br />
除 外 する。<br />
コントローラは、 上 記 以 外 の 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 受 信 装 置 ( 複 合 受 信 装 置 )<br />
の 場 合 には、Unit に 対 する POWER command はサポートされている 場 合 も、サポート<br />
されていない 場 合 もあることに 注 意 すること。<br />
(2) AV/C Descriptor コマンド<br />
地 上 デジタルテレビジョン 放 送 受 信 装 置 は、 表 9-45 の AV/C Descriptor コマンドをサポート<br />
する。<br />
-79-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
表 9-45 必 須 AV/C Descriptor コマンド<br />
Opcode 値 Command<br />
記 述<br />
サポート<br />
Type<br />
OPEN 0x08 CONTROL Descriptor のアクセス 権 を 取 得 ・ 開 放 必 須 ( 注 1)<br />
DESCRIPTOR<br />
する<br />
OPEN 0x08 STATUS Descriptor のアクセス 状 態 を 調 べる 必 須<br />
DESCRIPTOR<br />
READ<br />
DESCRIPTOR<br />
0x09 CONTROL Descriptor からのデータを 読 み 込 む 必 須<br />
注 1:OPEN DESCRIPTOR コマンドについては、read_open subfunction(0x01) 及 び close<br />
subfunction(0x00)のみをサポートする。<br />
る。<br />
(3) AV/C Tuner コマンド<br />
地 上 デジタルテレビジョン 放 送 受 信 装 置 は、 表 9-46 の AV/C Tuner コマンドをサポートす<br />
表 9-46 必 須 AV/C Tuner コマンド<br />
Opcode 値 Command<br />
Type<br />
記 述<br />
DIRECT SELECT<br />
INFORMATION<br />
TYPE (DSIT)<br />
0xC8 CONTROL 選 局<br />
(ただし、replace subfunction<br />
は 必 須 )<br />
サポート<br />
Complete<br />
service は<br />
必 須<br />
DIRECT SELECT INFORMATION TYPE コマンドでは subfunction が replace(0xD2)、 及 び<br />
information_type が” selecting a complete service” (0x82)のサポートを 必 須 とする。<br />
1DIRECT SELECT INFORMATION TYPE コマンド<br />
DIRECT SELECT INFORMATIOIN TYPE コマンドは AV/C Tuner で 規 定 される。<br />
表 9-47 に DSIT コマンドの 構 造 を 示 す。information_type が service with specified components<br />
(オプション, 0x83)の 場 合 の 例 を 示 す。complete service の 場 合 は number_of_components 以 下<br />
の fields が 存 在 しない 点 及 び information_type が 異 なる 点 (0x82)を 除 き 構 造 は 同 一 である。<br />
表 9-47 DIRECT SELECT INFORMATION TYPE コマンド<br />
(service with specified components(information_type=0x83)の 場 合 )<br />
構 造 ビット 数 値 ( 注 1)<br />
DIRECT SELECT INFORMATION TYPE 8 0xC8<br />
source_plug 8<br />
subfunction 8 [0xD2]<br />
status 8 0xFF<br />
-80-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
system_id 8 0x20<br />
input, antenna_number(7bits) 8<br />
system_specific_search_flags{<br />
orb_pos, main_freq_up, main_freq_down, service_id, 8 [0x00]<br />
reserved(4bits)<br />
}<br />
system_specific_multiplex_selection_length 8 0x11<br />
system_specific_multiplex_selection{<br />
system_specific_multiplex_attributes_valid_flags{<br />
reserved_field, center_frequency, bandwidth, constellation,<br />
hierarchy_info, code_rate-HP_stream, code_rate-LP_stream,<br />
guard_interval<br />
network_id, transmission_mode,<br />
other_frequency_flag, reserved(5bits)<br />
8 [0x00]<br />
8 [0x00]<br />
}<br />
system_specific_multiplex_selection_attributes{<br />
currently_available, selected, reserved(6bits) 8 0x00<br />
center_frequency<br />
bandwidth(3bits), reserved(5bits)<br />
32<br />
8<br />
[0x00000000]<br />
[0x00]<br />
constellation(2bits), hierarchy_info(3bits), 8 [0x00]<br />
code_rate-HP_stream(3bits)<br />
code_rate-LP_stream(3bits), guard_interval(2bits),<br />
transmission_mode(2bits), other_frequency_flag<br />
8 [0x00]<br />
network_id<br />
16 [0x0000]<br />
}<br />
}<br />
number_of_dsit_selection_specifications 8<br />
for (i=0; i< number_of_dsit_selection_specifications; i++) {<br />
dsit_selection_specification [i]{<br />
specification_length<br />
information_type<br />
system_specific_service_attributes_valid_flags{<br />
reserved_fields, CA_output, org_network, transport_id,<br />
service_id, bouquet_id, reserved(2bits)<br />
}<br />
system_specific_service_selection_attributes{<br />
currently_available, reserved(7bits)<br />
CA_output, reserved(7bits)<br />
org_network_id<br />
transport_stream_id<br />
service_id<br />
bouquet_id<br />
}<br />
number_of_components<br />
8<br />
8<br />
8<br />
8<br />
8<br />
16<br />
16<br />
16<br />
16<br />
[0x28/0x24<br />
(/0x2C)]<br />
0x00<br />
0x00<br />
[0x0000]<br />
[0x0000]<br />
8<br />
for (j=0; j< number_of_components; j++) {<br />
system_specific_component_attributes[j]{<br />
system_specific_component_attributes_valid_flags{<br />
reserved_fields, PID, stream_content, component_type, 8 [0x04]<br />
iso_639_lang_code, component_tag, reserved(2bits)<br />
}<br />
system_specific_component_selection_attributes{<br />
currently_available, reserved(7bits) 8 0x00<br />
-81-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
}<br />
}<br />
}<br />
reserved 8 [0x00]<br />
component_tag 8<br />
}<br />
}<br />
注 1: DSIT コマンドで 固 定 値 を 設 定 する field、 及 びオプションで 値 が 設 定 可 能 であるがデフォ<br />
ルト 値 が 規 定 されている field(デフォルト 値 は[ ]で 表 示 )について 値 を 記 述 する。 以 下 に 説 明<br />
のある field は 該 当 する 説 明 も 参 照 。<br />
・source_plug<br />
Tuner Subunit が 選 局 した service を 出 力 する source plug の 番 号 を 指 定 する。<br />
・subfunction<br />
replace (subfunction=0xD2)のみをサポート 必 須 とする。 他 の subfunction (clear, remove,<br />
append, new)はオプションとする。<br />
・input<br />
antenna destination plug からの 入 力 を 選 択 する 場 合 は input=0, demux destination plug から<br />
の 入 力 を 選 択 する 場 合 は input=1 を 指 定 する。<br />
・antenna_number<br />
input=0 の 場 合 、antenna_number は 接 続 されているアンテナの Tuner Subunit Identifier<br />
Descriptor で 指 定 される antenna_spec のインデックス 値 とする。 通 常 は antenna_spec は 一 つだ<br />
け 定 義 されているので、antenna_number=0x00 である。<br />
input=1 の 場 合 、antenna_number field は 意 味 を 持 たない。antenna_number=0x00 とする。<br />
・system_specific_search_flags<br />
“1”にセットされた flag に 対 応 する system_specific_multiplex/service_selection_attributes につ<br />
いて 設 定 された 値 からサーチ 動 作 を 開 始 する。<br />
地 上 デジタルテレビジョン 放 送 受 信 装 置 では”service_id”のサーチのみオプションでサポート 可<br />
能 とし、この 場 合 の system_specific_search_flags の 値 は、0x10 となる。<br />
ただし、サーチの 方 向 は system_specific_selection_attributes で 指 定 された”service_id”の 値 か<br />
ら 増 加 する 方 向 にサーチを 行 うのみとする。<br />
-82-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
・information_type<br />
complete service (information_type=0x82)を 必 須 とする。service with specified components<br />
(information_type=0x83)はオプションとする。<br />
地 上 デジタルテレビジョン 放 送 受 信 装 置 が service with specified components をサポートしない<br />
場 合 に、コントローラが service with specified components の DSIT コマンドを 実 行 した 場 合 は、<br />
受 信 装 置 は response で”NOT IMPLEMENTED”を 返 す。<br />
・system_specific_multiplex/service/component_attributes_valid_flags<br />
対 応 する system_specific_multiplex/service/component_selection_attributes で、 選 局 の 為 の 有<br />
効 な 値 がセットされている attribute を 示 す。ただし、 使 用 可 能 な attribute は Tuner Status<br />
Descriptor の system_specific_multiplex/service_attributes_valid_flags が "1" となっている<br />
attribute のみである。<br />
地 上 デジタルテレビジョン 放 送 の 場 合 、system_specific_service_attributes_valid_flags の<br />
org_network は 常 に"1"とする。<br />
なお、flag が"0"の attribute は 無 効 として 扱 う。<br />
・currently_available, selected<br />
currently_available, selected は DSIT コマンドでは 常 に”0”とする。( 意 味 を 持 たない)<br />
・org_network_id/service_id/bouquet_id<br />
コントローラは、service_id により 選 局 要 求 をする 場 合 には、system_specific_service_selection_<br />
attributes_valid_flags の org_network 及 びに service_id の flag を"1"に 設 定 し、 所 望 のサービスに<br />
対 応 した org_network_id 及 び service_id の 値 を 設 定 する。なお、org_network_id(0x7FFF)の 値 に<br />
は、 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 全 体 を 表 す org_network_id の 値 を 設 定 する。<br />
4 桁 番 号 により 選 局 要 求 をする 場 合 には、system_specific_service_selection_attributes_<br />
valid_flags の org_network_id 及 び bouquet_id の flag を"1"に 設 定 し、 所 望 のサービスに 対 応 した<br />
org_network_id、 及 び bouquet_id に 4 桁 番 号 を 設 定 する。なお、bouquet_id に 設 定 可 能 な 値 は、<br />
ARIB 技 術 資 料 を 参 照 のこと。<br />
地 上 デジタルテレビジョン 放 送 受 信 装 置 は、system_specific_service_selection_attributes_valid<br />
_flags の service_id 及 び bouquet_id とも"1"に 設 定 されていて、かつ service_id 及 び bouquet_id<br />
の 両 attributes ともに 有 効 な 値 に 設 定 されていた 場 合 、service_id を 優 先 して 選 局 動 作 を 行 うもの<br />
とする。service_id で 正 常 な 選 局 動 作 が 行 われなかった 場 合 に、bouquet_id を 用 いて 選 局 動 作 を 行<br />
うか 否 かは、 受 信 装 置 の 実 装 に 依 存 する。<br />
-83-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
・system_specific_component_selection_attributes<br />
selecting a service with specified component (information_type=0x83)はオプションであるが、<br />
これを 指 定 する 場 合 には、system_specific_component_selection_attributes はデフォルトで<br />
component_tag を 指 定 する。(PID 指 定 の selection はオプションとする。)<br />
選 局 で 要 求 される component をすべて 指 定 する。number_of_components で 指 定 された 回 数<br />
system_specific_component_selection_attributes を 繰 り 返 す。<br />
2DIRECT SELECT INFORMATION TYPE コマンド response<br />
・Response コード<br />
”NOT IMPLEMENTED”の response を 返 す 場 合 は、コントローラから 受 け 取 った DSIT コマン<br />
ドの opcode 及 び operand をそのまま 付 加 した response を 返 す。( 注 :AV/C Tuner の DSIT コマ<br />
ンドの 記 載 があいまい)DSIT コマンド 受 信 時 の response として INTERIM を 使 用 しない。<br />
地 上 デジタルテレビジョン 放 送 受 信 装 置 は、コントローラからの DSIT コマンドを 受 信 した 際 に、<br />
org_network_id と、service_id もしくは bouquet_id(4 桁 番 号 )の 組 み 合 わせが 正 しく 指 定 された 場<br />
合 のみ、 正 常 な 選 局 動 作 を 行 うことができる。<br />
サポートしていない org_network_id が DSIT コマンドで 指 定 された 場 合 、 選 局 は 行 われない。<br />
サポートしていないことが 100msec 以 内 に 判 断 できる 場 合 には NOT IMPLEMENTED を 返 す。<br />
100msec 以 内 に 判 断 できない 場 合 には、サポートの 有 無 に 関 係 なく、また 選 局 動 作 の 終 了 を 待 たず<br />
に ACCEPTED を 返 してもよいが、100msec 以 内 に 判 断 できるようにすることが 望 ましい。<br />
コントローラからの DSIT コマンドに 対 して、 選 局 動 作 の 終 了 を 待 たずに ACCEPTED を 返 す 場<br />
合 には、 次 項 の status field を"0x01"に 設 定 すると 同 時 に、 直 ちに Tuner Status Descriptor の<br />
searching を"1"とし、 選 局 が 完 了 した 時 点 で"0"としなければならない。<br />
DSIT コマンドに 対 して ACCEPTED を 返 したにもかかわらず、 無 効 な org_network_id、<br />
service_id もしくは bouquet_id(4 桁 番 号 )が 指 定 された 等 の 理 由 により、 選 局 動 作 を 行 わない 地 上<br />
デジタルテレビジョン 放 送 受 信 装 置 も 存 在 する。したがってコントローラは、ターゲットが 指 定 し<br />
た 動 作 を 完 了 したかどうかを 確 実 に 判 断 するためには、currently_available フラグだけでなく、<br />
org_network_id と service_id もしくは bouquet_id(4 桁 番 号 )も 確 認 する 必 要 がある。<br />
・status<br />
コントローラからの DSIT コマンドに 対 する response 及 びその 後 のコントローラに 期 待 される<br />
動 作 の 関 係 を 表 9-48 に 示 す。<br />
-84-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
DSIT コマンド 受 信 時 の<br />
受 信 装 置 の 状 態<br />
表 9-48 DSIT コマンド response<br />
Response<br />
コード<br />
Response<br />
フレーム 中 の<br />
status field<br />
コントローラの 動 作<br />
DSIT コマンドに 従 って 選 局 ACCEPTED 0x00 ‐<br />
一 部 のパラメータを 受 信 装<br />
置 が 判 断 して 選 局<br />
ACCEPTED 0x01 選 局 の 状 態 の 確 認 が 必 要 ならば Tuner<br />
Status Descriptor を 確 認 する。( 注 1)<br />
選 局 が 終 了 しない 時 点 で<br />
ACCEPTED を 返 す<br />
ACCEPTED 0x01 選 局 の 状 態 の 確 認 が 必 要 ならば Tuner<br />
Status Descriptor を 確 認 する。( 注 1)<br />
選 局 できない REJECTED 0xFF ‐<br />
サポートしていない NOT<br />
IMPLEME<br />
NTED<br />
0xFF ‐<br />
注 1: コントローラは 以 下 の 動 作 手 順 で Tuner Status Descriptor の 確 認 を 行 う。<br />
1. Tuner Status Descriptor の searching=0 の 状 態 になるまで 待 つ。<br />
また、searching ビットが"0"になるまで 確 認 を 繰 り 返 す。<br />
2. Tuner Status Descriptor の info_type_status 内 にある status field 及 び information_type<br />
field の 確 認 を 行 う。Tuner Status Descriptor の status 及 び information_type には<br />
source_plug への 出 力 状 態 が 表 示 されており、それぞれの 意 味 は 9.1.5.1.2 の(2) Tuner Status<br />
Descritpor の 表 9-37 及 び 表 9-38 を 参 照 。<br />
9.1.5.3 Tuner モデル(demux destination plug の 接 続 について)<br />
Tuner subuit は antenna destination plug と demux destination plug の 二 つの 入 力 plug を 持 ち、<br />
antenna destination plug は 衛 星 デジタル 放 送 受 信 装 置 または 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 受 信<br />
装 置 (Unit)の external(antenna) input plug と 接 続 され、demux destination plug は external (non<br />
antenna) input plug、serial bus input plug もしくは 他 の subunit source plug と 必 要 に 応 じて 接<br />
続 することができる。<br />
図 9-1 に Tuner Subunit の 接 続 のモデル 図 を 示 す。<br />
-85-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
external<br />
(antenna)<br />
input plug<br />
antenna<br />
destination<br />
plug<br />
Tuner Subunit<br />
serial bus output plug<br />
もしくは<br />
external output plug<br />
もしくは 他 の subunit<br />
の destination plug<br />
demux<br />
destination<br />
plug<br />
SW1<br />
source<br />
plugs<br />
(1 つもしくは 複 数 )<br />
serial bus output plug もしくは<br />
external output plug もしくは<br />
他 の subunit の destination plug<br />
serial bus input plug もしくは<br />
external (non antenna) input plug<br />
もしくは 他 の subunit の source plug<br />
図 9-1 Tuner Subunit モデル 図<br />
(1) demux destination plug からのストリーム 受 信<br />
demux destination plug に 接 続 可 能 なプラグ(external (non antenna) input plug、serial<br />
bus input plug もしくは 他 の subunit source plug)と demux destination plug 間 は、 前 述 の<br />
接 続 可 能 なプラグから 受 信 したストリームを Tuner Subunit で 規 定 されている Demux 機 能 を<br />
使 用 して 選 択 動 作 を 行 っているときのみ 接 続 することとする。( 図 9-1 の SW1 の 動 作 )<br />
(2) Tuner Subunit の 接 続 モデル 例<br />
衛 星 デジタル 放 送 受 信 装 置 または 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 受 信 装 置 (Unit)の 接 続 モデ<br />
ルの 例 として、Tuner Subunit を 一 つ 内 蔵 するモデルを 図 9-2 に 例 示 する。<br />
Tuner Subunit は 二 つの 入 力 plug(antenna destination plug 及 び demux destination plug)と 一<br />
つの 出 力 plug(source plug)があり、antenna destination plug は 衛 星 デジタル 放 送 受 信 装 置 または<br />
地 上 デジタルテレビジョン 放 送 受 信 装 置 の external (antenna) input plug と 接 続 され、demux<br />
destination plug は SW1 を 介 して 衛 星 デジタル 放 送 受 信 装 置 または 地 上 デジタルテレビジョン 放<br />
送 受 信 装 置 の serial bus input plug と 接 続 可 能 である。source plug は SW2 を 介 して 衛 星 デジタル<br />
放 送 受 信 装 置 または 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 受 信 装 置 の 二 つの output plug(serial bus<br />
output plug 及 び external output plug(analog output))と 接 続 可 能 である。<br />
-86-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
・SW1 の 動 作<br />
1. serial bus input plug から 入 力 されるストリームを Tuner Subunit の Demux 機 能 を 使 用 し<br />
て 選 択 動 作 を 行 う 場 合 、 接 続 (オン)する。<br />
2. serial bus input plug から 入 力 されるストリームに 対 して Tuner Subunit の 機 能 を 使 用 しな<br />
い 場 合 ( 例 えば 一 つの service のみを 含 み Demux で 選 択 不 要 なストリームの 受 信 )、 切 断 (オフ)<br />
する。<br />
・SW2 の 動 作<br />
serial bus output plug 及 び external output plug から 出 力 するストリームを 選 択 する。<br />
1. Tuner Subunit からのストリームを 出 力 する 場 合 、Tuner Subunit の source plug と 接 続 す<br />
る。<br />
2. serial bus input plug からの 入 力 ストリームを Tuner Subunit の Demux 機 能 を 使 用 しない<br />
で 出 力 する 場 合 、serial bus input plug と 接 続 する。<br />
3. serial bus output plug と external output plug(analog output)には、 同 時 にストリームが 出<br />
力 されているとは 限 らない。<br />
external<br />
(antenna)<br />
input plug<br />
antenna<br />
destination<br />
plug<br />
Tuner Subunit<br />
demux<br />
destination<br />
plug<br />
SW1<br />
source<br />
plug<br />
SW2<br />
serial bus output<br />
plug<br />
external output<br />
plug<br />
(analog output)<br />
Unit<br />
serial bus input<br />
plug<br />
図 9-2 Tuner Subunit 接 続 モデル( 例 )<br />
上 記 構 成 において、 例 えば antenna からの 入 力 がなく、serial bus input plug から demux 機 能<br />
を 必 要 としない 信 号 が 入 力 された 時 、Tuner Status Descriptor の source_plug_status の input フ<br />
ラグは"0"、status は"0x00"、number_of_selection_specifications は"0x00"、antenna_input_info<br />
-87-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
の no_RF は"1"、system_specific_multiplex_selection の currently_available は"0"になる。<br />
(3) demux destination plug から 受 信 時 のコマンド<br />
衛 星 デジタル 放 送 受 信 装 置 または 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 受 信 装 置 の Tuner Subunit<br />
が demux destination plug からストリームを 受 信 している 時 は、 衛 星 デジタル 放 送 受 信 装 置 ま<br />
たは 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 受 信 装 置 が 正 常 に 選 局 を 行 えるストリームの 場 合 のみコ<br />
ントローラからの DSIT コマンドを 受 け 付 ける。その 場 合 の 選 択 動 作 の 制 御 を 行 う DSIT コマ<br />
ンドは 以 下 の 規 定 を 満 足 することとする。ただし、 以 下 で 規 定 されていない field は 9.1.5.2.の<br />
(2)の1の 規 定 に 従 うこととする。<br />
demux destination plug から 受 信 したストリームの 選 択 時 の DSIT コマンドは 衛 星 デジタル<br />
放 送 受 信 装 置 では 表 9-42 に、 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 受 信 装 置 では 表 9-47 に 示 される<br />
構 造 となる。<br />
・input<br />
demux destination plug からの 入 力 を 選 択 する 場 合 は input=1 を 指 定 する。<br />
・antenna_number<br />
input=1 の 場 合 、antenna_number の field は 意 味 を 持 たない。antenna_number=0x00 とする。<br />
・system_specific_multiplex_selection<br />
demux destination plug からの 入 力 を 選 択 する 場 合 、system_specific_multiplex _selection に 含<br />
まれるすべてのパラメータは 意 味 を 持 たない。<br />
system_specific_multiplex_selection_attributes_valid_ flag は 常 に"0x00"とする。<br />
・system_specific_service_attributes_valid_flags<br />
system_specific_service_selection_attributes で、 選 択 の 為 に 有 効 な 値 がセットされている<br />
attribute を 示 す。ただし、 使 用 可 能 な attribute は org_network_id を 除 く Tuner Status Descriptor<br />
の system_ specific_service_attributes_valid_flags が"1"となっている attribute のみである。<br />
(org_network_id に 対 応 する flag は"0"とする。) なお、flag が"0"の attribute は 無 効 として 扱 う。<br />
・service_id<br />
demux destination plug から 入 力 されるストリームに 含 まれる service の 中 から 選 局 する<br />
service_id を 指 定 する。<br />
-88-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
9.1.6 シリアルインタフェースの 入 出 力 トランスポートストリーム<br />
シリアルインタフェースの 出 力 トランスポートストリームとしては、デマックス 前 のすべてのト<br />
ランスポートストリームまたはパーシャルトランスポートストリームがあり、 入 力 トランスポート<br />
ストリームも 同 様 である。パーシャルトランスポートストリームとは 特 別 に 選 択 された1つあるい<br />
はいくつかの 番 組 に 関 係 しないトランスポートパケットを MPEG2 のトランスポートパケットから<br />
取 り 除 くことによって 得 られたビットストリームのことである。<br />
パーシャルトランスポートストリームで 使 用 する 番 組 配 列 情 報 の 基 本 構 成 及 び 識 別 子 の 運 用 基 準 、<br />
番 組 配 列 情 報 のデータ 構 造 と 定 義 、テーブルの 運 用 方 法 に 関 するガイドラインについては 9.1.7、<br />
9.1.8、9.1.9 節 のとおりとする。<br />
9.1.7 シリアルインタフェースにおける 番 組 配 列 情 報 の 基 本 構 成 及 び 識 別 子 の 運 用 基 準<br />
9.1.7.1 シリアルインタフェースの 番 組 配 列 情 報 の 種 類<br />
(1) テーブルの 種 類<br />
シリアルインタフェースに 使 用 するテーブルの 種 類 は 表 9-49 による。<br />
テーブル 名<br />
DIT<br />
(Discontinuity Information Table)<br />
SIT<br />
(Selection Information Table)<br />
表 9-49 テーブルの 名 称 と 機 能<br />
機 能 の 概 要<br />
パーシャルトランスポートストリームで 伝 送 される 番<br />
組 の 番 組 配 列 情 報 が 不 連 続 かもしれない 変 化 点 を 指 示<br />
パーシャルトランスポートストリームで 伝 送 される 番<br />
組 に 関 する 情 報 の 指 示<br />
(2) 記 述 子 の 種 類<br />
シリアルインタフェースに 使 用 する 記 述 子 の 種 類 は 表 9-50 による。<br />
表 9-50 記 述 子 の 名 称 と 機 能<br />
記 述 子 名<br />
機 能 の 概 要<br />
パーシャルトランスポートストリーム 記 述 子 パーシャルトランスポートストリーム<br />
(Partial Transport Stream Descriptor)<br />
に 関 する 記 述<br />
ネットワーク 識 別 記 述 子<br />
ネットワーク 識 別 に 関 する 記 述<br />
(Network Identification Descriptor)<br />
パーシャルトランスポートストリームタイム 記 述 子 パーシャルトランスポートストリーム<br />
(PartialTS time Descriptor)<br />
タイムに 関 する 記 述<br />
9.1.7.2 シリアルインタフェースの 番 組 配 列 情 報 の 伝 送<br />
(1) テーブルを 伝 送 する PID<br />
表 9-49 に 規 定 するテーブルを 伝 送 するトランスポートストリームパケットの PID 値 は 表 9-51 に<br />
よる。<br />
-89-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
表 9-51 PID の 割 当<br />
PID<br />
テーブル<br />
0x001E<br />
DIT<br />
0x001F<br />
SIT<br />
(2) テーブルの 識 別 子 及 び 送 出 の 基 準<br />
表 9-49 に 規 定 するテーブルのテーブル ID 及 び 送 出 レベルは 表 9-52 による。<br />
表 9-52 テーブル ID の 割 当 及 び 送 出 の 基 準<br />
Table_id テーブル 送 出 レベル 送 出 頻 度<br />
0x7E DIT 必 須 パーシャルトランスポートストリームが 不 連 続 にな<br />
った 時 に 2 つのトランスポートストリームを 連 続 し<br />
て 送 出<br />
0x7F SIT 必 須 NIT の 送 出 頻 度 に 準 ずる(1 回 /10 秒 以 上 )<br />
(3) SIT で 伝 送 する 記 述 子 の 識 別 子 及 び 送 出 の 基 準<br />
SIT で 伝 送 する 記 述 子 のタグ 値 、 記 述 子 及 び 送 出 レベルは 表 9-53 による。 衛 星 デジタル 放 送 受 信<br />
装 置 、 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 受 信 装 置 において、SIT で 送 出 することが 可 能 な 記 述 子 につ<br />
いては ARIB 技 術 資 料 を 参 照 のこと。なお、 本 書 に 規 定 のない 記 述 子 については ARIB <strong>STD</strong>-B10<br />
を 参 考 にする。<br />
表 9-53 SIT で 送 出 する 記 述 子 のタグ 値 及 び 送 出 の 基 準<br />
タグ 値 記 述 子 送 出 レベル<br />
0x42 スタッフ 記 述 子 任 意<br />
0x47 ブーケ 名 記 述 子 任 意<br />
0x48 サービス 記 述 子 任 意<br />
0x49 国 別 受 信 可 否 記 述 子 任 意<br />
0x4A リンク 記 述 子 任 意<br />
0x4B NVOD 基 準 サービス 記 述 子 任 意<br />
0x4C タイムシフトサービス 記 述 子 任 意<br />
0x4D 短 形 式 イベント 記 述 子 任 意<br />
0x4E 拡 張 形 式 イベント 記 述 子 任 意<br />
0x4F タイムシフトイベント 記 述 子 任 意<br />
0x50 コンポーネント 記 述 子 任 意<br />
0x51 モザイク 記 述 子 任 意<br />
0x53 CA 識 別 記 述 子 任 意<br />
0x54 コンテント 記 述 子 任 意<br />
0x55 パレンタルレート 記 述 子 任 意<br />
0x63 パーシャルトランスポートストリーム 記 述 子 必 須<br />
0xC2 ネットワーク 識 別 記 述 子 必 須<br />
0xC3 パーシャルトランスポートストリームタイム 記 述 子 任 意<br />
0xC4 音 声 コンポーネント 記 述 子 任 意<br />
-90-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
0xC5 ハイパーリンク 記 述 子 任 意<br />
0xC7 データコンテンツ 記 述 子 任 意<br />
0xCD TS 情 報 記 述 子 任 意<br />
0xCE 拡 張 ブロードキャスター 名 記 述 子 任 意<br />
0xD5 シリーズ 記 述 子 任 意<br />
0xD6 イベントグループ 記 述 子 任 意<br />
0xD8 ブロードキャスター 記 述 子 任 意<br />
0xD9 コンポーネントグループ 記 述 子 任 意<br />
9.1.7.3 シリアルインタフェースの 番 組 配 列 情 報 のデータ 構 造<br />
(1) テーブルのデータ 構 造<br />
表 9-49 に 定 めるテーブルは MPEG-2 Systems(ITU- H.222.0、ISO/IEC 13818-1)で 規 定<br />
されるセクション 形 式 に 従 うこととし、そのデータ 構 造 は 図 9-3、 図 9-4 による。<br />
データ 構 造 の 各 区 分 の 意 味 付 けは ARIB <strong>STD</strong>-B10 及 び 使 用 条 件 は 本 標 準 規 格 ARIB<br />
<strong>STD</strong>-B21 に 規 定 する。<br />
テーブル<br />
識 別<br />
セクション<br />
シンタクス<br />
指 示<br />
セクション<br />
長<br />
変 化<br />
フラグ<br />
‘0X7E’<br />
8<br />
‘0’<br />
1<br />
‘1’<br />
1<br />
‘11’<br />
2<br />
12 1<br />
‘1111111’<br />
7<br />
図 9-3 DIT のデータ 構 造<br />
テーブル<br />
識 別<br />
セクション<br />
シンタクス<br />
指 示<br />
セクション<br />
長<br />
バージョン<br />
番 号<br />
カレント<br />
ネクスト<br />
指 示<br />
セクション<br />
番 号<br />
最 終<br />
セクション<br />
番 号<br />
‘0X7F’<br />
8<br />
‘1’<br />
1<br />
‘1’<br />
1<br />
‘11’<br />
2<br />
12<br />
‘0XFF’<br />
16<br />
‘11’<br />
2<br />
5<br />
1 8 8<br />
伝 送 情 報<br />
ループ 長<br />
記 述 子<br />
領 域<br />
サービス<br />
識 別<br />
進 行 状 態<br />
サービス<br />
ループ 長<br />
記 述 子<br />
領 域<br />
CRC<br />
‘1111’<br />
4<br />
12<br />
8×N<br />
16<br />
‘1’<br />
1 3<br />
12 8×N<br />
32<br />
繰 り 返 し<br />
図 9-4 SIT のデータ 構 造<br />
-91-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
(2) 記 述 子 のデータ 構 造<br />
パーシャルトランスポートストリーム、ネットワーク 識 別 、パーシャルトランスポートスト<br />
リームタイムの 各 記 述 子 は MPEG-2 Systems(ITU- H.222.0、ISO/IEC 13818-1)で 示 される<br />
形 式 に 従 うこととし、そのデータ 構 造 は 図 9-5、 図 9-6、 図 9-7 による。<br />
データ 構 造 の 各 区 分 の 意 味 付 け 及 び 使 用 条 件 は 別 途 規 定 する。<br />
記 述 子<br />
タグ<br />
記 述 子<br />
長<br />
ピーク<br />
レート<br />
最 小<br />
総 スムー<br />
ジング<br />
レート<br />
最 大<br />
総 スムー<br />
ジング<br />
バッファ<br />
‘0X63’<br />
8<br />
8<br />
‘11’<br />
2 22<br />
‘11’<br />
2<br />
22<br />
‘11’<br />
2<br />
14<br />
図 9-5 パーシャルトランスポートストリーム 記 述 子 のデータ 構 造<br />
記 述 子<br />
タグ<br />
記 述 子<br />
長<br />
国 コード<br />
メディア<br />
タイプ<br />
ネットワーク<br />
ID<br />
プライベート<br />
データ<br />
‘0XC2<br />
8<br />
8<br />
24<br />
16<br />
16<br />
8xN<br />
図 9-6 ネットワーク 識 別 記 述 子 のデータ 構 造<br />
記 述 子<br />
タグ<br />
記 述 子<br />
長<br />
イベントバ<br />
ージョン<br />
番 号<br />
イベントス<br />
タート 時 間<br />
継 続 時 間<br />
オフセット リザーブ<br />
オフセット<br />
フラグ<br />
他 記 述 子<br />
状 態<br />
現 在 時 刻 フ<br />
ラグ<br />
現 在 時 刻<br />
‘0XC3’<br />
8<br />
8 8 40<br />
24 24 5<br />
1<br />
1 1 40<br />
図 9-7 パーシャルトランスポートストリームタイム 記 述 子 のデータ 構 造<br />
9.1.8 シリアルインタフェースの 番 組 配 列 情 報 のデータ 構 造 と 定 義<br />
9.1.8.1 シリアルインタフェースの 番 組 配 列 情 報 の 解 説<br />
シリアルインタフェース 上 のパーシャルトランスポートストリームに 必 要 とされる PSI と SI デ<br />
ータについて 述 べる。<br />
PSI データはパーシャルトランスポートストリーム 内 のストリームを 正 しく 表 わすために 必 要 と<br />
される PAT、PMT に 制 限 されなければならない。<br />
パーシャルトランスポートストリームは SIT と DIT 以 外 の SI テーブルを 伝 送 してはいけない。<br />
また SIT と DIT の 使 用 はパーシャルトランスポートストリームに 制 限 されており、 放 送 されるト<br />
ランスポートストリーム 上 に 直 接 これらのテーブルを 符 号 化 してはいけない。( 例 えば、SIT が 挿 入<br />
されたトランスポートストリームをデータカルーセル 伝 送 として 伝 送 する 場 合 には、トランスポー<br />
-92-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
トストリーム 上 に 直 接 SIT が 乗 るわけではない)<br />
ビットストリーム 内 の SIT の 存 在 はそのビットストリームがシリアルインタフェースからきたパ<br />
ーシャルトランスポートストリームであることを 示 す。この 場 合 、DIRD は 放 送 のトランスポート<br />
ストリームで 必 要 とされる SI 情 報 を 期 待 するべきではなく、SIT で 伝 送 される 情 報 に 頼 るべきであ<br />
る。<br />
(1) 選 択 情 報 テーブル(SIT)<br />
SIT はパーシャルトランスポートストリームのストリームの 情 報 を 提 供 するのに 必 要 な SI<br />
情 報 の 要 約 を 提 供 する。<br />
(2) 不 連 続 情 報 テーブル(DIT)<br />
DIT はパーシャルトランスポートストリームの SI 情 報 が 不 連 続 になる 変 化 点 で 挿 入 されな<br />
ければならない。<br />
9.1.8.2 シリアルインタフェースの 番 組 配 列 情 報 テーブル<br />
シリアルインタフェースに 使 用 するテーブルは ISO/IEC 13818-1 で 定 義 されているプライベー<br />
トセクションシンタックスを 用 いてコード 化 される。SIT は 最 大 4096bytes 長 である。<br />
シリアルインタフェース 上 のビットストリームは“ 完 全 な”トランスポートストリームか、 本 標<br />
準 規 格 (ARIB <strong>STD</strong>-B21)に 準 拠 する SI をもった“パーシャル”トランスポートストリームでな<br />
ければならない。パーシャルトランスポートストリームの 場 合 SI と PSI は 以 下 に 続 く 節 に 従 わな<br />
ければならない。<br />
パーシャルトランスポートストリームは 以 下 に 述 べる SIT と DIT 以 外 の SI テーブルを 伝 送 して<br />
はいけない。PSI はパーシャルトランスポートストリーム 内 のストリームを 正 しく 表 すために 必 要<br />
とされる PAT、PMT に 制 限 されなければならない。<br />
ビットストリーム 内 の SIT の 存 在 はそのビットストリームがシリアルインタフェースからきたパ<br />
ーシャルトランスポートストリームであることを 示 す。この 場 合 、DIRD は 放 送 のトランスポート<br />
ストリームで 必 要 とされる SI 情 報 を 期 待 するべきではなく、SIT で 伝 送 される 情 報 に 頼 るべきであ<br />
る。<br />
SITは 放 送 ストリームに 含 まれるすべての 関 連 する SI 情 報 の 要 約 を 含 んでいる。DIT は SI 情 報<br />
が 不 連 続 になる 変 化 点 で 挿 入 されなければならない。SIT と DIT の 使 用 はパーシャルトランスポー<br />
トストリームに 制 限 されており、 放 送 で 使 用 してはいけない。<br />
(1) PID と table_id のコーディング<br />
DIT 及 び SIT テーブルのセクションを 伝 送 するトランスポートストリームパケットの PID<br />
値 を 表 9-54 に 示 す。<br />
-93-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
表 9-54 PID の 割 当<br />
テーブル<br />
PID 値<br />
DIT<br />
0x001E<br />
SIT<br />
0x001F<br />
表 9-55 は 本 規 格 で 定 義 するシリアルインタフェースに 使 用 するテーブル 識 別 に 使 用 される<br />
値 を 示 す。<br />
表 9-55 table_id の 割 当<br />
Table_id<br />
テーブル<br />
0x7E DIT<br />
0x7F SIT<br />
(2) テーブルの 定 義<br />
以 下 の 項 では、 各 種 テーブルのデータ 構 造 と 意 味 を 記 述 する。<br />
1 不 連 続 情 報 テーブル(DIT)(Discontinuity Information Table)<br />
DIT は SI 情 報 が 不 連 続 になる 変 化 点 で 挿 入 される。<br />
DIT は 表 9-56 のデータ 構 造 を 使 用 した 単 一 セクションから 構 成 される。この DIT セクシ<br />
ョンは、PID 値 0x001E のトランスポートストリームパケットにより 伝 送 され、またテーブ<br />
ル 識 別 値 は 0x7E とする。<br />
表 9-56 不 連 続 情 報 セクション<br />
データ 構 造 ビット 数 ビット 列 表 記<br />
Discontinuity_information_section(){<br />
Table_id 8 uimsbf<br />
section_syntax_indicator 1 bslbf<br />
reserved_future_use 1 bslbf<br />
reserved 2 bslbf<br />
section_length 12 uimsbf<br />
transition_flag 1 uimsbf<br />
reserved_future_use 7 bslbf<br />
}<br />
不 連 続 情 報 セクションの 意 味 :<br />
table_id(テーブル 識 別 ): 表 9-55 による。<br />
section_syntax_indicator(セクションシンタクス 指 示 ):セクションシンタクス 指 示 は 1 ビット<br />
のフィールドで、 常 に 0 とする。<br />
section_length(セクション 長 ):これは 12 ビットフィールドで、 常 に 0x001 とする。<br />
transition_flag( 変 化 フラグ):この 1 ビットフラグはトランスポートストリームの 変 化 の 種 類 を<br />
-94-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
示 す。このビットが"1"の 場 合 、その 変 化 が 元 のソースの 変 化 によることを 示 す。 元 のソースの 変<br />
化 は 元 のトランスポートストリームの 変 化 そしてまたはトランスポートストリーム 中 の 位 置 の 変<br />
化 ( 例 えば、タイムシフトの 場 合 )である。このビットが"0"の 場 合 、その 変 化 が 選 択 の 変 更 にの<br />
みによる、すなわち、 同 じ 位 置 で 同 じ 元 のトランスポートストリーム 内 での 変 化 であることを 示<br />
す。<br />
2 選 択 情 報 テーブル(SIT)(Selection Information Table)<br />
SIT はパーシャルトランスポートストリームで 伝 送 されるサービスとイベントを 表 す。<br />
SIT は 表 9-57 のデータ 構 造 を 使 用 して 選 択 情 報 セクションに 分 割 される。SIT の 一 部 分 と<br />
なるセクションはすべて、PID 値 0x001F のトランスポートパケットにより 伝 送 され、また、<br />
テーブル 識 別 値 は 0x7F とする。<br />
表 9-57 選 択 情 報 セクション<br />
データ 構 造 ビット 数 ビット 列 表 記<br />
selection_information_section(){<br />
table_id 8 uimsbf<br />
section_syntax_indicator 1 bslbf<br />
reserved_future_use 1 bslbf<br />
ISO_reserved 2 bslbf<br />
section_length 12 uimsbf<br />
reserved_future_use 16 bslbf<br />
ISO_reserved 2 bslbf<br />
version_number 5 uimsbf<br />
current_next_indicator 1 bslbf<br />
section_number 8 uimsbf<br />
last_section_number 8 uimsbf<br />
reserved_future_use 4 uimsbf<br />
transmission_info_loop_length 12 uimsbf<br />
for(i=0;i
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
section_syntax_indicator(セクションシンタクス 指 示 ):セクションシンタクス 指 示 は 1 ビット<br />
のフィールドで、 常 に"1"とする。<br />
section_length(セクション 長 ):これは 12 ビットフィールドとする。section_length はこのフ<br />
ィールドの 直 後 から CRC を 含 むセクションの 最 後 までのセクションのバイト 数 を 規 定 する。 全<br />
セクション 長 が 最 大 4096 バイトを 越 えないために、セクション 長 は 4093 バイトを 越 えてはなら<br />
ない。<br />
version_number(バージョン 番 号 ):この 5 ビットフィールドはテーブルのバージョン 番 号 であ<br />
る。バージョン 番 号 はテーブル 内 の 情 報 に 変 化 があった 場 合 に 1 加 算 される。その 値 が 31 にな<br />
った 場 合 は、0 に 戻 る。カレントネクスト 指 示 が"1"の 場 合 は、バージョン 番 号 は 現 在 のテーブル<br />
のバージョン 番 号 になる。カレントネクスト 指 示 が"0"の 場 合 は、バージョン 番 号 は 次 のテーブル<br />
のバージョン 番 号 になる。<br />
current_next_indicator(カレントネクスト 指 示 ):この1ビットの 指 示 が"1"の 場 合 、テーブル<br />
が 現 在 のテーブルであることを 示 し、"0"の 場 合 は、 送 られるテーブルはまだ 適 応 されず、 次 のテ<br />
ーブルとして 使 用 されることを 示 す。<br />
section_number(セクション 番 号 ):この 8 ビットフィールドはセクションの 番 号 を 示 す。セク<br />
ション 番 号 は、0x00 である。<br />
last_section_number( 最 終 セクション 番 号 ):この 8 ビットフィールドは 最 終 のセクション 番 号<br />
を 示 す。 最 終 セクション 番 号 は、0x00 である。<br />
transmission_info_loop_length( 伝 送 情 報 ループ 長 ):この 12 ビットフィールドはパーシャルト<br />
ランスポートストリームの 伝 送 パラメータを 記 述 するデスクリプタの 全 バイト 数 を 表 わす。<br />
service_id(サービス 識 別 ):これは 16 ビットフィールドで、トランスポートストリーム 内 の 他<br />
のサービスからこのサービスを 識 別 するためのラベルの 役 割 をする。サービス 識 別 はプログラム<br />
マップセクション 内 の 放 送 番 組 番 号 識 別 (program_number)に 等 しい。<br />
running_status( 進 行 状 態 ):この 3 ビットフィールドは 元 のストリームのイベントの 進 行 状 態<br />
を 表 す。これは、 元 のストリームの 現 在 のイベントの 進 行 状 態 である。もし 元 のストリームに 現<br />
在 のイベントが 存 在 しなければ、 状 態 は 非 実 行 中 と 考 えられる。 走 行 状 態 の 値 の 意 味 は ARIB<br />
<strong>STD</strong>-B10 に 定 義 されている。<br />
service_loop_length(サービスループ 長 ):この 12 ビットフィールドは 以 下 に 続 くパーシャルト<br />
ランスポートストリームに 含 まれるサービスとイベントの SI 関 連 情 報 を 含 むデスクリプタルー<br />
プの 全 バイト 長 を 規 定 する。<br />
CRC_32(CRC):これは ARIB <strong>STD</strong>-B10 の 付 録 B で 定 義 するデコーダにおいて、セクション 全<br />
体 を 処 理 した 後 にレジスタ 出 力 がゼロになるような CRC 値 を 含 む、32 ビットフィールドである。<br />
-96-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
9.1.8.3 シリアルインタフェースの 記 述 子<br />
ここではパーシャルトランスポートストリームのみに 見 られる 記 述 子 のデータ 構 造 について 述 べ<br />
る。 選 択 情 報 テーブル(SIT)の 伝 送 情 報 記 述 ループ(transmission information descriptor loop)<br />
はパーシャルトランスポートストリームを 再 生 することとコピーすることを 制 御 するとともに 管 理<br />
するために 必 要 とされるすべての 情 報 を 含 んでいる。 以 後 のデスクリプタはこの 情 報 を 表 すために<br />
提 案 された。<br />
(1) パーシャルトランスポートストリーム 記 述 子 (Partial Transport Stream descriptor)<br />
この 記 述 子 は、パーシャルトランスポートストリームを 記 録 するために 必 要 とされる 情 報 と<br />
して 用 いられる。( 表 9-58 参 照 )<br />
表 9-58 パーシャルトランスポートストリーム 記 述 子<br />
データ 構 造 ビット 数 ビット 列 表 記<br />
partial_transport_stream_descriptor(){<br />
descriptor_tag 8 uimsbf<br />
descriptor_length 8 uimsbf<br />
reserved_future_use 2 bslbf<br />
peak_rate 22 uimsbf<br />
reserved_future_use 2 bslbf<br />
minimum_overall_smoothing_rate 22 uimsbf<br />
reserved_future_use 2 bslbf<br />
maximum_overall_smoothing_buffer 14 uimsbf<br />
}<br />
パーシャルトランスポートストリーム 記 述 子 の 意 味 :<br />
peak_rate(ピークレート): 最 大 瞬 時 トランスポートパケットレート(すなわち、188 バイトを<br />
2 つの 連 続 するトランスポートストリームパケットのスタート 時 間 の 時 間 間 隔 で 除 算 したもので<br />
ある)。このピークレートの 上 限 が 少 なくとも 規 定 されるべきである。この 22 ビットフィールド<br />
は 400 ビット/ 秒 単 位 の 正 の 整 数 でコード 化 される。<br />
minimum_overall_smoothing_rate( 最 小 総 スムージングレート): 全 トランスポートストリーム<br />
の 最 小 総 スムージングバッファのリークレート(すべてのパケットが 含 まれる)。この 22 ビット<br />
フィールドは 400 ビット/ 秒 単 位 の 正 の 整 数 でコード 化 される。 値 0x3FFFFF は 最 小 スムージ<br />
ングレートが 未 定 義 であることを 示 すのに 用 いられる。<br />
maximum_overall_smoothing_buffer( 最 大 総 スムージングバッファ): 全 トランスポートストリ<br />
ームの 最 大 スムージングバッファサイズ(すべてのパケットが 含 まれる)。この 14 ビットフィー<br />
ルドは 1 バイト 単 位 の 正 の 整 数 でコード 化 される。 値 0x3FFF は 最 大 スムージングバッファサイ<br />
ズが 未 定 義 であることを 示 すのに 用 いられる。<br />
-97-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
(2) ネットワーク 識 別 記 述 子 (Network_identification_descriptor)<br />
この 記 述 子 は、パーシャルトランスポートストリームが 作 り 出 された 元 のネットワークを 明<br />
確 にするために 用 いられる。SIT の 伝 送 情 報 記 述 ループにのみに 挿 入 される。( 表 9-59 参 照 )<br />
表 9-59 ネットワーク 識 別 記 述 子<br />
データ 構 造 ビット 数 ビット 列 表 記<br />
network_identification_descriptor(){<br />
descriptor_tag 8 uimsbf<br />
descriptor_length 8 uimsbf<br />
country_code 24 bslbf<br />
media_type 16 bslbf<br />
network_id 16 uimsbf<br />
for(i=0; i
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
private_data(プライベートデータ):これは 8×N ビットのフィールドで、 個 別 に 定 義 された 値<br />
を 持 つ。<br />
(3) パーシャルトランスポートストリームタイム 記 述 子 (PartialTS time descriptor)<br />
Event の 時 間 情 報 、 及 び 送 出 した 時 の 時 間 情 報 を 記 述 することができる。SIT に 記 述 される。<br />
transmission_info_loop に 記 述 する 場 合 は、JST_time のみの 記 述 とし、event の 情 報 は 記 述 し<br />
ない。Event の 情 報 を 記 述 する 場 合 は、service_loop に 記 述 子 を 挿 入 する。SIT の 中 にこの 記<br />
述 子 を 複 数 挿 入 することは 好 ましくない。( 表 9-60 参 照 )<br />
表 9-60 パーシャルトランスポートストリームタイム 記 述 子<br />
データ 構 造 ビット 数 ビット 列 表 記<br />
PartialTS_time_descriptor(){<br />
descriptor_tag 8 uimsbf<br />
descriptor_length 8 uimsbf<br />
event_version_number 8 uimsbf<br />
event_start_time 40 bslbf<br />
duration 24 uimsbf<br />
offset 24 bslbf<br />
reserved 5 bslbf<br />
offset_flag 1 bslbf<br />
other_descriptor_status 1 bslbf<br />
JST_time_flag 1 bslbf<br />
if(JST_time_flag == 1){<br />
JST_time 40 bslbf<br />
}<br />
}<br />
パーシャルトランスポートストリームタイム 記 述 子 の 意 味 :<br />
event_version_number( 番 組 バージョン 番 号 ): 番 組 バージョン 番 号 は、SIT のサービスループ<br />
に 挿 入 された 場 合 に 有 効 となり、そのサービスループで 指 し 示 す 番 組 に 関 連 する SI 情 報 が 変 わ<br />
った 場 合 に+1 カウントアップする。 但 し、JST_time のみの 変 化 による 番 組 バージョン 番 号 の 更<br />
新 は 行 なってはいけない。DIT が 挿 入 されるストリームの 変 化 があった 場 合 で、DIT 前 後 で 送 出<br />
される 番 組 の 連 続 性 がある 場 合 は、 番 組 バージョン 番 号 の 連 続 性 を 保 証 して 送 出 することが 望 ま<br />
しい。<br />
event_start_time( 番 組 開 始 時 間 ):event の 開 始 時 間 を 記 述 する。 時 間 表 示 については、EIT に<br />
記 述 されている start_time と 同 じ。この 時 間 情 報 を 使 用 しない 場 合 は、all 1 を 記 述 。<br />
duration( 継 続 時 間 ):event の 継 続 時 間 を 記 述 する。 時 間 表 示 については、EIT に 記 述 されてい<br />
る duration と 同 じ。 時 間 情 報 を 記 述 しない 場 合 は、all 1 を 記 述 。<br />
offset(オフセット 時 間 ):オフセット 時 間 。event_start_time または JST_time がある 時 は、そ<br />
-99-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
の 時 間 にアプライされる。0x000000 の 時 、オフセットはアプライされない。 時 間 の 記 述 は、<br />
duration と 同 じ。<br />
offset_flag(オフセットフラグ):オフセット 時 間 分 進 めるか 遅 らせるかを 定 義 。<br />
0:event_start_time 及 び JST_time に offset の 値 を 足 した 時 間 で 運 用 。<br />
1:event_start_time 及 び JST_time に offset の 値 を 引 いた 時 間 で 運 用 。<br />
Other_descriptor_status( 他 記 述 子 ステータス):SIT で 使 われる<br />
partialTS_time_descriptor 以 外 の 状 態 を 記 述 する。<br />
0: 他 の descriptor は 変 化 していない。<br />
1: 他 の descriptor が 変 わっている 可 能 性 が 有 る。<br />
JST_time_flag(JST 時 間 フラグ):これが1となると、 続 くフィールドに JST_time が 現 れるこ<br />
とを 示 す。<br />
JST_time(JST 時 間 ): 現 在 の 時 刻 情 報 。TDT に 記 述 される JST_time を 誤 差 2 秒 以 内 で 記 述 する。<br />
9.1.9 パーシャルトランスポートストリームに 使 用 するテーブルの 運 用 方 法 に 関 するガイドライン<br />
トランスポートストリームから 作 成 するパーシャルトランスポートストリームは 本 標 準 規 格<br />
(ARIB <strong>STD</strong>-B21)で 記 述 された 選 択 情 報 テーブル(SIT) 以 外 の 番 組 配 列 情 報 (SI)データを 伝<br />
送 しない。SIT はパーシャルトランスポートストリームに 関 連 する 放 送 ストリームのすべての 番 組<br />
配 列 情 報 の 要 約 を 含 んでいる。パーシャル MPEG-2 トランスポートストリームを 正 しく 表 現 するた<br />
めに、 関 連 するすべての MPEG-2 PSI 情 報 がコード 化 されるべきである。<br />
ビットストリーム 内 の SIT の 存 在 は、そのビットストリームがシリアルインタフェースから 入 力<br />
されたパーシャルビットストリームであることを 示 す。このことは、パーシャルトランスポートス<br />
トリーム 中 に 必 須 の SI テーブルの 何 れかがなくても、DIRD が SIT のコード 化 された 情 報 だけを<br />
使 うことを 認 めている。<br />
SIT テーブルに 加 えて、 不 連 続 情 報 テーブル(DIT)と 呼 ばれる 第 2 のテーブルが 本 標 準 規 格<br />
(ARIB <strong>STD</strong>-B21)で 定 義 されている。このテーブルは 番 組 配 列 情 報 が 不 連 続 であるかもしれない<br />
変 化 点 で 挿 入 される。<br />
9.1.9.1 プログラムアソシエーションテーブル(PAT)<br />
PAT は 選 択 されたサービスのみを 記 述 する。さらに、network_PID 参 照 は、NIT_PID の 代 わり<br />
に SIT_PID の 値 をとるべきである。 選 択 されていないプログラム/サービスは 削 除 されるべきで<br />
ある。PAT は MPEG-2 のシステム 規 則 を 破 るべきでない。<br />
9.1.9.2 プログラムマップテーブル(PMT)<br />
PMTは MPEG-2 システムの 要 求 を 破 るべきでない。<br />
選 択 されたサービスに 関 して、PMT から 参 照 されるすべてのエレメンタリストリームが 選 択 さ<br />
れ、 変 更 されないときのみ、 対 応 する PMT セクションは 変 更 されなくてもよい。サービスが 参 照<br />
-100-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
するエレメンタリストリームが 削 除 されたり 変 更 された 場 合 、PMT セクションはこれを 反 映 する<br />
ために 修 正 されべきである。<br />
選 択 されていないサービスに 関 して、PMT セクションが 選 択 されたサービスの PMT セクション<br />
と 同 じ PID であるときのみ、 古 い PMT セクションがストリーム 中 に 残 ってもかまわない。それ 以<br />
外 の 場 合 にそれらは 削 除 されるべきである。<br />
また、デジタルコピー 制 御 記 述 子 が 含 まれる 場 合 には、PMT から 削 除 しないで 残 しておくべき<br />
である。<br />
9.1.9.3 番 組 配 列 情 報 テーブル(NIT, SDT, EIT, BAT, RST, TDT, TOT)<br />
これらのテーブルは 選 択 後 、 削 除 されるべきである。<br />
9.1.9.4 選 択 情 報 テーブル(SIT)<br />
SITはペイロードの 先 頭 から 開 始 するトランスポートストリームパケットでパケット 化 されるべ<br />
きである。すなわち、トランスポートストリームパケットヘッダのペイロードユニット 開 始 指 示<br />
(payload_unit_start_indicator)が"1"にセットされ、ポインタフィールドが"0x00"にセットされ<br />
たパケットである。さらに、( 可 能 であるなら)SIT を 単 一 のトランスポートストリームパケットで<br />
パケット 化 することが 望 ましい。<br />
SIT の 伝 送 情 報 ループ(transmission_info_loop)はパーシャルトランスポートストリーム 記 述<br />
子 (partial_transport_stream_descriptor)を 含 むべきである。<br />
以 下 に 続 くループは 選 択 されたサービスのすべての 番 組 識 別 を 含 むべきである。サービスループ<br />
はもとの EIT と SDT からのデスクリプタを 含 んでもよい。<br />
9.1.9.5 不 連 続 情 報 テーブル(DIT)<br />
変 化 点 において、ビットストリームはあらゆる 番 組 配 列 情 報 (PAT、PMT を 含 む)に 関 して 不 連<br />
続 であるかもしれない。DIT テーブルはこの 変 化 点 に 挿 入 されなければならない。<br />
パーシャルビットストリームに 不 連 続 が 発 生 する 度 に、その 変 化 点 で PID が 0x001E の2つのト<br />
ランスポートパケットが 直 接 挿 入 されなければならない。そして、そのパケットの 間 に 他 のパケッ<br />
トが 入 ることはない。 独 立 した 伝 送 /ストレージに 起 こる 連 続 した 変 化 に 対 し、MPEG-2 の 連 続 性<br />
カウンタの 制 限 に 準 拠 することを 保 証 するため、 最 初 のパケットは 不 連 続 フラグ<br />
(discontinuity_flag)が"1"にセットされた 184 バイトのアダプテーションフィールドスタッフィ<br />
ングをもたなければならない。2 番 目 のトランスポートパケットは DIT を 含 まなければならなく、<br />
不 連 続 フラグは"1"にセットしてはいけない。<br />
シリアルインタフェースにおける 番 組 配 列 情 報 の 基 本 構 成 及 び 識 別 子 の 運 用 基 準 、 番 組 配 列 情 報<br />
のデータ 構 造 と 定 義 、パーシャルトランスポートストリームに 使 用 するテーブルの 運 用 方 法 に 関 す<br />
るガイドラインについては、EP-DVB、EBU が 作 成 し、ETSI において 発 行 された ETSI ETS 300468<br />
-101-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
「Digital Video Broadcasting(DVB);Specification for Service Information (SI) in DVB systems」、<br />
ETR211「Digital Video Broadcasting (DVB); implementation guidelines for the use of MPEG-2<br />
systems;Guidelines on implementation and usage of service information」によっている。 必 要<br />
に 応 じ 原 技 術 資 料 を 参 照 されたい。<br />
9.2 IP インタフェース 仕 様<br />
9.2.1 物 理 インタフェース・プロトコルスタック 仕 様<br />
9.2.1.1 物 理 インタフェース 仕 様<br />
(1)10BASE-T、100BASE-TX、1000BASE-T<br />
8 ピンモジュラージャック(RJ-45)を 装 備 すること。<br />
コネクタのピンアサインは「11.4.3 Ethernet 用 インタフェース」の 図 11-8 を 参 照 のこと。コ<br />
ネクタ 形 状 図 は EIA/TIA の 規 格 を 参 照 のこと。<br />
(2) 無 線 LAN<br />
RCR <strong>STD</strong>-33、ARIB <strong>STD</strong>-T66 または ARIB <strong>STD</strong>-T71 に 準 拠 すること。<br />
(3)HDMI Ethernet Channel<br />
HDMI Licensing.LLC 発 行 の High-Definition Multimedia Interface Specification に 準 拠 する<br />
こと。<br />
9.2.1.2 プロトコルスタック 仕 様<br />
衛 星 デジタル 放 送 受 信 装 置 及 び 地 上 デジタル 放 送 受 信 装 置 は、DLNA Networked Device<br />
Interoperability Guidelines expanded: October 2006( 以 下 DLNA ガイドライン)Volume 1:<br />
Architectures and Protocols の 7.1 Networking and Connectivity 及 び 7.2 Device Discovery<br />
and Control、7.3 Media Management、7.4 Media Transport で 規 定 する DMS(Digital Media<br />
Server) 仕 様 に 準 拠 したプロトコルスタックを 実 装 すること。<br />
9.2.2 コンテンツ 出 力 仕 様<br />
9.2.2.1 コンテンツの 伝 送 プロトコル<br />
コンテンツの 出 力 の 伝 送 プロトコルは HTTP(Hypertext Transfer Protocol)を 使 用 し、その 仕 様<br />
は DLNA ガイドライン Volume 1 の 7.4 Media Transport に 規 定 する DMS 仕 様 に 準 拠 すること。<br />
-102-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
9.2.2.2 パケットフォーマット<br />
衛 星 デジタル 放 送 受 信 装 置 及 び 地 上 デジタル 放 送 受 信 装 置 から、コンテンツをパーシャルトラン<br />
スポートストリームで 伝 送 する 場 合 の 伝 送 パケットフォーマットを 表 9-61 に 示 す。<br />
表 9-61<br />
伝 送 パケットフォーマット<br />
データ 構 造 ビット 数 ビット 列 表 記<br />
Content Packet {<br />
header {<br />
“0x00”<br />
user_defined<br />
byte_length<br />
}<br />
for (i=0; i
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
<strong>STD</strong>-B24 第 二 編 8.1.4」に 記 載 のタイムスタンプ 付 き TS 形 式 とする。<br />
コンテンツを、プログラムストリームなどのパーシャルトランスポートストリーム 以 外 で 伝 送 す<br />
る 場 合 には、DLNA ガイドライン Volume 2 に 準 拠 すること。<br />
9.2.2.4 MIME-Type<br />
表 9-61 の 伝 送 パケットにより 構 成 されるストリームの MIME-Type を、<br />
application/X-arib-cp;CONTENTFORMAT=<br />
とする。ただし、の 部 分 には 表 9-61 の payload に 格 納 されるコンテンツの<br />
MIME-Type を 記 述 する。<br />
また、DLNA で 規 定 されている MIME-Type を 記 述 することもできる。その 場 合 には 9.2.4 を<br />
参 照 のこと。<br />
コンテンツを、プログラムストリームなどのパーシャルトランスポートストリーム 以 外 で 伝 送 す<br />
る 場 合 には、DLNA ガイドライン Volume 2 に 準 拠 すること。<br />
9.2.3 チューナ 記 述 の 仕 様<br />
衛 星 デジタル 放 送 受 信 装 置 及 び 地 上 デジタル 放 送 受 信 装 置 のチューナ 記 述 は DLNA ガイドライ<br />
ン Volume 1 における 7.3 Media Management で 規 定 する DMS 仕 様 に 準 拠 する。 以 下 に 受 信 装 置<br />
で 受 信 した 情 報 から CDS(ContentDirectory service)を 提 供 するための 追 加 仕 様 を 記 載 する。<br />
・ 文 字 コード<br />
受 信 装 置 においては、 受 信 した8 単 位 符 号 の SI 情 報 を CDS で 用 いる 際 に、チューナ 記 述 で 使 用<br />
する 文 字 コードを DLNA ガイドライン Volume 1 に 従 って UTF-8(UCS Transformation Format)<br />
で 符 号 化 する。<br />
SI 情 報 などの 文 字 は CDS の property に 展 開 する 際 、 一 旦 UCS(Universal Character Set)へ 変<br />
換 した 後 UTF-8 で 符 号 化 する。 但 し UCS の combining character と decompose form は 使 用 して<br />
はならない。<br />
8 単 位 符 号 から UCS への 変 換 は、ARIB <strong>STD</strong>-B24 第 一 編 第 2 部 「 付 録 規 定 E UCS と 8 単 位<br />
符 号 、EUC-JP、シフト JIS の 変 換 ならびに、 拡 張 文 字 ・DRCS との 対 応 」の 定 義 に 準 拠 する。<br />
・チューナの 記 述 方 法<br />
受 信 装 置 は 自 身 が 装 備 している 衛 星 デジタル 放 送 (BS デジタル 放 送 、 広 帯 域 CS デジタル 放 送 )、<br />
および 地 上 デジタル 放 送 の 各 チューナを 表 すチューナ container を 持 つ。<br />
-104-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
・チューナ container とチャンネル item<br />
チューナ container とチャンネル item の property のうち、 本 規 定 に 固 有 な property を 以 下 の 名<br />
前 空 間 を 使 って 定 義 する。<br />
xmlns:arib="urn:schemas-arib-or-jp:elements-1-0/"<br />
・ 受 信 装 置 のチューナ container の property<br />
チューナ container は 表 9-62 の property を 持 つこと。 各 property の 具 体 的 な 記 述 方 法 について<br />
は ARIB 技 術 資 料 を 参 照 のこと。<br />
表 9-62 チューナcontainerのproperty<br />
property 名 実 装 property<br />
property の 記 述<br />
レベル type<br />
dc:title 必 須 string 各 放 送 システムの 名 称 を 表 す。<br />
arib:objectType 必 須 string IP インタフェース 対 応 の 地 上 デジタル 放 送<br />
受 信 装 置 、BS デジタル 放 送 受 信 装 置 、 及 び<br />
広 帯 域 CS デジタル 放 送 受 信 装 置 は、それぞ<br />
れ 半 角 文 字 列 で“ARIB_TB”、 “ARIB_BS”、<br />
及 び”ARIB_CS”と 記 述 する。<br />
「dc:」の property は Dublin Core Metadata Initiative で 規 定<br />
・ 受 信 装 置 のチャンネル item の property<br />
衛 星 デジタル 放 送 受 信 装 置 及 び 地 上 デジタル 放 送 受 信 装 置 において 用 いる、チャンネル item の<br />
property、 実 装 レベル 及 び property の 記 述 は 表 9-63 による。 各 property の 具 体 的 な 記 述 方 法 につ<br />
いては ARIB 技 術 資 料 を 参 照 のこと。<br />
表 9-63 チャンネルitemのproperty<br />
property 名<br />
実 装 property<br />
property の 記 述<br />
レベル type<br />
arib:objectType 必 須 string IP インタフェース 対 応 の 地 上 デジタ<br />
ル 放 送 受 信 装 置 、BS デジタル 放 送 受<br />
信 装 置 、 及 び 広 帯 域 CS デジタル 放 送<br />
受 信 装 置 は、それぞれ 半 角 文 字 列 で<br />
“ARIB_TB”、“ARIB_BS”、 及 び<br />
”ARIB_CS”と 記 述 する。<br />
-105-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
dc:title 必 須 string 番 組 名 を 表 す。<br />
upnp:genre 必 須 string dc:title で 表 わされる 番 組 が 属 するジ<br />
ャンルを 表 す。<br />
upnp:channelName 必 須 string サービス( 編 成 チャンネル) 名 を 表 す。<br />
upnp:channelNr 必 須 integer チャンネル 番 号 を 表 す。<br />
upnp:scheduledStartTime 任 意 string 番 組 の 開 始 時 刻 を 表 す。<br />
upnp:scheduledEndTime 任 意 string 番 組 の 終 了 時 刻 を 表 す。<br />
dc:description 任 意 string 番 組 記 述 を 表 す。<br />
arib:longDescription 任 意 string 番 組 の 詳 細 説 明 を 表 す。<br />
res@resolution 任 意 pattern 出 力 するコンテンツの 解 像 度 を 表 す。<br />
string<br />
upnp:rating 任 意 string 視 聴 年 齢 の 制 限 を 表 す。<br />
upnp:icon 任 意 URI 当 該 チャンネルのロゴの URL を 表<br />
す。<br />
upnp:icon@arib:resolution 任 意 pattern<br />
string<br />
当 該 チャンネルのロゴのサイズを 表<br />
す。<br />
arib:videoComponentType 任 意 unsigned 映 像 コンポーネントの 種 別 を 表 す。<br />
integer<br />
arib:audioComponentType 任 意 unsigned 音 声 コンポーネントの 種 別 を 表 す。<br />
integer<br />
unsigned<br />
integer<br />
arib:audioComponentType<br />
@qualityIndicator<br />
任 意<br />
音 声 コンポーネントの 音 質 モードを<br />
表 す。<br />
arib:copyControlInfo 任 意 CSV 番 組 の 記 録 や 出 力 の 制 御 に 関 する 情<br />
string 報 を 表 す。<br />
arib:dataProgramInfo 任 意 boolean データ 放 送 の 存 在 を 表 す。<br />
arib:dataProgramInfo@sync 任 意 boolean データ 放 送 の 番 組 連 動 を 表 す。<br />
arib:multiViewInfo 任 意 boolean マルチビューテレビ(MVTV)の 運 用 を<br />
表 す。<br />
arib:captionInfo 任 意 boolean 字 幕 ・ 文 字 スーパーの 運 用 を 表 す。<br />
arib:multiESInfo 任 意 boolean 映 像 ESまたは 音 声 ESが 複 数 であ<br />
ることを 表 す。<br />
arib:caProgramInfo 任 意 boolean 番 組 が 有 料 か 無 料 かを 表 す。<br />
arib:caProgramInfo@price 任 意 CSV 有 料 番 組 の 購 入 金 額 ( 視 聴 のみ、 録 画<br />
string 購 入 )を 表 す。<br />
arib:caProgramInfo@available 任 意 boolean 有 料 番 組 の 契 約 ( 購 入 )を 表 す。<br />
「upnp:」の property は UPnP Forum で 規 定<br />
9.2.4 コンテンツの 選 択 制 御<br />
衛 星 デジタル 放 送 および 地 上 デジタル 放 送 でサービスされるコンテンツを 受 信 装 置 からストリー<br />
ム 出 力 させるには、DLNA ガイドライン Volume 1 の 7.3 Media Management で 定 義 されている<br />
protocolInfo を 用 いてコンテンツの 選 択 制 御 を 行 う。<br />
protocolInfo は、’:’’:’’:’ の 4 つのフィー<br />
-106-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
ルドから 構 成 される。<br />
ここで、 第 1 フィールドの は、コンテンツを 出 力 する 時 のプロトコルを 表 す。<br />
第 2 フィールドの は、 出 力 プロトコルに 依 存 するフィールドであり、HTTP の 場 合<br />
には“*”(アスタリスク)を 記 述 する。<br />
第 3 フィールドの は、 出 力 プロトコルに 依 存 するフィールドであり、HTTP<br />
の 場 合 はコンテンツ 自 身 のフォーマットを 表 す。<br />
第 4 フィールドの は、 付 加 情 報 を 表 す。<br />
衛 星 デジタル 放 送 および 地 上 デジタル 放 送 でサービスされるコンテンツを 受 信 装 置 からパーシャ<br />
ルトランスポートストリーム 出 力 させる 場 合 、protocolInfo の 第 4フィールドには<br />
ARIB.OR.JP_PN で 示 されるパラメータを 記 述 する。ARIB.OR.JP_PN は、 当 該 コンテンツの 出 力<br />
仕 様 を 表 わすプロファイル( 符 号 化 方 式 、 伝 送 パケットフォーマットおよびストリームフォーマッ<br />
ト)を 表 し、DLNA ガイドライン Volume 1 の 7.3.40 MM other-param の 規 定 に 従 い、 以 下 の 書 式<br />
で 記 述 する。<br />
ARIB.OR.JP_PN=<br />
には、コンテンツの 出 力 仕 様 を 識 別 するためのプロファイルを 記 述 する。このほ<br />
か 第 4フィールドには、DLNA ガイドライン Volume 1 で 定 められたパラメータなどを 追 加 挿 入 す<br />
ることができる。その 際 の 追 加 挿 入 の 方 法 については DLNA ガイドライン Volume 1 の 7.3.30 MM<br />
protocolInfo values: 4th field を 参 照 のこと。<br />
この ARIB.OR.JP_PN を 用 いて、パーシャルトランスポートストリーム 出 力 のプロトコルが<br />
HTTP の 場 合 に、protocolInfo は 以 下 のように 表 わされる。<br />
http-get:*:application/X-arib-cp;CONTENTFORMAT=:ARIB.OR.JP_PN<br />
=<br />
ここで、 各 フィールドは DLNA ガイドライン Volume 1 の 7.3 Media Management で 定 義 され<br />
ている protocolInfo の 規 定 に 準 拠 して、それぞれ、 以 下 のように 記 述 する。<br />
第 1 フィールド: 出 力 プロトコルの HTTP を 表 す http-get を 記 述 する。<br />
第 2 フィールド: “*”(アスタリスク)を 記 述 する。<br />
第 3 フィールド: MIME-type を 記 述 する。<br />
第 4 フィールド: パーシャルトランスポートストリームの 場 合 には ARIB.OR.JP_PN を<br />
記 述 する。<br />
-107-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
当 該 コンテンツの 符 号 化 方 式 が、 本 規 格 の「 第 6 章 映 像 ・ 音 声 の 復 号 処 理 および 出 力 」に 記 載<br />
された 符 号 化 パラメータの 制 約 条 件 を 満 足 する MPEG2-Video ( ISO/IEC13818-2)および<br />
MPEG2-AAC(ISO/IEC13818-7)であり、 伝 送 パケットフォーマットおよびストリームフォーマ<br />
ットが 本 規 格 の 9.2.2.2 に 記 載 されている 伝 送 パケットフォーマットおよび 9.2.2.3 に 記 載 されてい<br />
るタイムスタンプ 付 TS 形 式 に 準 拠 している 場 合 には ARIB.OR.JP_PN=MPEG_TTS_CP と 表 す。<br />
なお、ARIB.OR.JP_PN を 使 用 するに、 下 記 の DLNA.ORG_PN を 使 用 するを 併 記 し<br />
てもよい。その 場 合 、DLNA ガイドライン Volume 1 の 7.3.57 MM DIDL-Lite Multiple Res:<br />
Formats の 規 定 に 従 うこと。<br />
衛 星 デジタル 放 送 および 地 上 デジタル 放 送 でサービスされるコンテンツを 受 信 装 置 から DLNA<br />
ガイドライン Volume 2 で 定 めたパーシャルトランスポートストリームおよびそれ 以 外 のストリー<br />
ムフォーマットで 出 力 させる 場 合 、protocolInfo の 第 4フィールドには DLNA.ORG_PN で 示 され<br />
るパラメータを 記 述 する。<br />
この DLNA.ORG_PN を 用 いて、ストリーム 出 力 のプロトコルが HTTP の 場 合 に、protocolInfo<br />
は 以 下 のように 表 わされる。<br />
http-get:*::DLNA.ORG_PN=<br />
ここで、 各 フィールドは DLNA ガイドライン Volume 1 の 7.3 Media Management で 定 義 され<br />
ている protocolInfo の 規 定 に 準 拠 して、それぞれ、 以 下 のように 記 述 する。<br />
第 1 フィールド: 出 力 プロトコルの HTTP を 表 す http-get を 記 述 する。<br />
第 2 フィールド: “*”(アスタリスク)を 記 述 する。<br />
第 3 フィールド: 下 記 DLNA.ORG_PN に 対 応 した MIME-type を 記 述 する。<br />
第 4 フィールド: DLNA ガイドライン Volume 1 の 7.3.31 MM pn-param の 規 定 に 従 い<br />
DLNA.ORG_PN で 示 されるパラメータを 記 述 する。<br />
パーシャルトランスポートストリーム 出 力 以 外 で 例 えばプログラムストリームを 出 力 する 場 合 、<br />
protocolInfo は 以 下 のように 表 わされる。<br />
http-get:*:video/mpeg:DLNA.ORG_PN=<br />
・HTTP ヘッダの Content-Type ヘッダフィールド<br />
HTTP リクエストまたは HTTP レスポンスの HTTP ヘッダに 挿 入 する Content-Type ヘッダフ<br />
ィールドの MIME-type は protocolInfo の 第 3 フィールドで 使 用 される MIME-type と 同 じである。<br />
パーシャルトランスポートストリーム 出 力 の 場 合 は、 以 下 の 通 りである。<br />
Content-Type: application/X-arib-cp;CONTENTFORMAT=<br />
-108-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
パーシャルトランスポートストリーム 出 力 以 外 で 例 えばプログラムストリーム 出 力 の 場 合 は、 以<br />
下 の 通 りである。<br />
Content-Type: video/mpeg<br />
-109-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
第 10 章 CA モジュールインタフェースの 仕 様<br />
CA モジュールインタフェースとして、デジタル 放 送 におけるアクセス 制 御 方 式 「ARIB<br />
<strong>STD</strong>-B25」に 基 づく CA インタフェースを 備 えることが 望 ましい。<br />
-110-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
第 11 章 双 方 向 通 信 機 能 の 仕 様<br />
視 聴 情 報 収 集 、デ-タ 放 送 、デ-タ 配 信 のための 双 方 向 通 信 機 能 の 仕 様 は、 次 のとおりである。<br />
ARIB 標 準 規 格 「<strong>STD</strong>-B24」「<strong>STD</strong>-B25」も 参 照 のこと。<br />
BS サービス 受 信 のために、 電 話 回 線 用 接 続 端 子 及 び 電 話 回 線 用 アース 端 子 、または 携 帯 電 話 か<br />
PHS 接 続 端 子 を1 系 統 設 け、11.2 に 述 べる 視 聴 情 報 収 集 用 プロトコルを 備 えること。また、 双 方<br />
向 通 信 機 能 については、 本 章 に 述 べるインタフェース 等 を 設 けること。<br />
11.1 双 方 向 通 信 における 伝 送 フェーズ<br />
公 衆 網 / 移 動 体 網 ( 以 下 公 衆 網 等 と 表 現 )を 利 用 した 双 方 向 通 信 は、1 回 線 接 続 フェーズ、2リ<br />
ンク 確 立 フェーズ、3データ 転 送 フェーズ、4リンク 終 結 フェーズ、5 回 線 切 断 フェーズに 分 類 す<br />
ることができる。<br />
伝 送 フェーズを 図 11-1 に 示 す。<br />
フェーズ1 フェーズ2 フェーズ3 フェーズ4 フェーズ5<br />
回 線 接 続<br />
リンク 確 立 データ 転 送 リンク 終 結 回 線 切 断<br />
図 11-1 伝 送 フェーズ<br />
11.1.1 回 線 接 続 / 切 断 フェーズ<br />
DIRD が、 公 衆 網 等 を 利 用 してセンターとの 接 続 / 切 断 をするフェーズ。モデム 等 に 対 して AT<br />
コマンド 等 を 用 いて 回 線 接 続 / 切 断 を 行 う。<br />
11.1.2 リンク 確 立 / 終 結 フェーズ<br />
回 線 接 続 後 、DIRD とセンターのデータ 転 送 リンクを 確 立 したり、データ 転 送 終 了 後 DIRD と<br />
センター 間 のリンクを 終 結 するフェーズ。プロトコルにより 本 フェーズを 不 要 とする 場 合 がある。<br />
11.1.3 データ 転 送 フェーズ<br />
リンク 確 立 後 、 指 定 された 通 信 手 順 により、DIRD とセンター 間 でデータ 通 信 を 行 うフェーズ。<br />
-111-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
11.2 視 聴 情 報 収 集 用 プロトコル<br />
11.2.1 リンク 確 立 / 終 結 フェーズのプロトコル<br />
X.28 に 準 拠 した 手 順 で 行 なう。(11.2.3 参 照 )<br />
このフェーズで 視 聴 情 報 収 集 センターのホスト 番 号 を 指 定 する。<br />
11.2.2 データ 転 送 フェーズのプロトコル<br />
視 聴 情 報 収 集 用 プロトコルスタックを 表 11-1 に 示 す。<br />
レイヤ<br />
アプリケーション 層<br />
データリンク 層<br />
物 理 層<br />
※1 11.2.3 参 照<br />
表 11-1 視 聴 情 報 収 集 用 プロトコルスタック<br />
プロトコルスタック<br />
視 聴 情 報 収 集 用 アプリケーション<br />
BASIC 系 手 順 ※1、コードインディペンデントモード<br />
公 衆 網 携 帯 電 話 ※2 PHS ※2<br />
V.22bis 以 上 、<br />
MNP4 以 上<br />
PDC<br />
※3<br />
※2 携 帯 電 話 、PHS の 物 理 層 は DIRD 側 の 通 信 方 式 を 表 記 。<br />
PIAFS<br />
※4<br />
※3 デジタル 携 帯 電 話 の 通 信 方 式 ( 回 線 交 換 方 式 )(PDC:Personal Digital Cellular)セン<br />
ター 側 モデムとの 通 信 は、 公 衆 網 と 同 様 のプロトコルとなる。<br />
※4 PHS のデータ 通 信 方 式 (PIAFS:PHS Internet Access Forum Standard)<br />
11.2.3 シーケンス<br />
DIRD と 視 聴 情 報 収 集 センターを 接 続 する 収 集 ネットワークを 利 用 して 視 聴 情 報 の 収 集 を 行 な<br />
う 場 合 の、DIRD と 収 集 ネットワークの 接 続 及 びデータ 転 送 シーケンスを 定 める。<br />
視 聴 情 報 収 集 システムを 図 11-2 に 示 す。<br />
DIRD<br />
モデム<br />
公 衆 網<br />
収 集 ネットワーク<br />
アクセスポイント<br />
視 聴 情 報<br />
収 集 センター<br />
DIRD<br />
移 動 体 網<br />
ADP※<br />
※ 携 帯 電 話 /PHS(PIAFS) 用 データ 通 信 アダプタ<br />
シーケンス 規 定 範 囲<br />
網 プロトコル<br />
図 11-2 視 聴 情 報 収 集 システム<br />
シーケンスの 詳 細 については、「<strong>STD</strong>-B25」を 参 照 のこと。<br />
-112-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
11.3 データ 放 送 サービス 及 びデータ 配 信 用 プロトコル<br />
プロトコルの 具 体 的 選 定 にあたっては、デ-タ 放 送 サ-ビス 等 のアプリケ-ション 内 容 によっ<br />
てそれに 最 もふさわしいものを 適 用 する。<br />
データ 放 送 サービス 等 の 将 来 の 拡 張 性 を 考 慮 し、ダウンロード 等 によるプロトコルの 変 更 が 行<br />
なえる 機 能 を 備 えること。<br />
11.3.1 リンク 確 立 / 終 結 フェーズのプロトコル<br />
プロトコルスタックを 表 11-2 に 示 す。<br />
レイヤ<br />
アプリケーション 層<br />
データリンク 層<br />
物 理 層<br />
表 11-2 プロトコルスタック<br />
プロトコルスタック<br />
サービスに 応 じて 選 定<br />
X.28 一 部 準 拠 手 順<br />
(ホスト 番 号 指 定 機 能 必 要 )<br />
11.3.2 参 照<br />
11.3.2 データ 転 送 フェーズのプロトコル<br />
11.3.2.1 低 速 モデム 及 び 通 信 用 プロトコル<br />
低 速 モデム 用 として、 簡 易 なテキスト 通 信 が 行 なえるテキスト 通 信 用 プロトコル 及 びある 程 度<br />
高 度 な 通 信 が 行 なえるバイナリー 転 送 用 プロトコルの 中 から 選 択 すること。<br />
テキスト 通 信 用 プロトコルを 表 11-3 に、バイナリー 転 送 用 通 信 プロトコルを 表 11-4 に 示 す。<br />
表 11-3 テキスト 通 信 用 プロトコル<br />
レイヤ<br />
プロトコルスタック<br />
アプリケーション 層 サービスに 応 じて 選 定<br />
データリンク 層 無 手 順 (TTY 手 順 )<br />
物 理 層<br />
V.22bis 以 上 、MNP4 以 上<br />
表 11-4 バイナリー 転 送 用 通 信 プロトコル<br />
レイヤ<br />
プロトコルスタック<br />
アプリケーション 層 サービスに 応 じて 選 定<br />
データリンク 層 BASIC 手 順 (JIS X5002)<br />
コードインディペンデントモード<br />
物 理 層<br />
V.22bis 以 上 、MNP4 以 上<br />
レイヤ<br />
アプリケーション 層<br />
データリンク 層<br />
物 理 層<br />
プロトコルスタック<br />
サービスに 応 じて 選 定<br />
HDLC 手 順 (JIS X5104、X5105、X5106)<br />
V.22bis 以 上 、MNP4 以 上<br />
-113-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
レイヤ<br />
プロトコルスタック<br />
アプリケーション 層 サービスに 応 じて 選 定<br />
データリンク 層 BASIC 系 手 順 ※<br />
コードインディペンデントモード<br />
物 理 層<br />
V.22bis 以 上 、MNP4 以 上<br />
※ 必 要 な 機 能 のみを 実 装<br />
レイヤ<br />
プロトコルスタック<br />
アプリケーション 層 サービスに 応 じて 選 定<br />
データリンク 層 PPP in HDLC-like<br />
Framing(RFC1662)<br />
物 理 層<br />
V.22bis 以 上<br />
レイヤ<br />
アプリケーション 層<br />
トランスポート 層<br />
ネットワーク 層<br />
データリンク 層<br />
物 理 層<br />
プロトコルスタック<br />
HTTP1.0 サブセットを 代 用<br />
-<br />
-<br />
V.22bis 以 上 、MNP4 以 上<br />
注 :MNP4 の 必 要 性 については、データ 放 送 サービス 等 の 内 容 による。<br />
11.3.2.2 高 速 モデム 及 び 通 信 用 プロトコル<br />
高 速 モデム 用 として、より 高 度 な 通 信 が 行 なえるバイナリー 転 送 用 プロトコルの 中 から 選 択 する<br />
こと。さらに 低 速 モデム 用 プロトコルとして 選 択 されたプロトコルを 備 えること。<br />
注 : 高 速 モデムを 用 いて、 低 速 モデムで 提 供 されているサ-ビスを 受 信 する 場 合 は、ネゴシェ-<br />
ション 時 間 を 省 くため、 低 速 モデムと 同 じ 変 調 方 式 及 び 通 信 速 度 での 発 呼 機 能 を 備 えること。<br />
テキスト 通 信 用 プロトコルを 表 11-5 に、バイナリー 転 送 用 プロトコルを 表 11-6 に 示 す。<br />
表 11-5 テキスト 通 信 用 プロトコル<br />
レイヤ<br />
プロトコルスタック<br />
アプリケーション 層 サービスに 応 じて 選 定<br />
データリンク 層 無 手 順 (TTY 手 順 )<br />
物 理 層<br />
V.34 以 上 、V.42bis<br />
表 11-6 バイナリー 転 送 用 通 信 プロトコル<br />
レイヤ<br />
プロトコルスタック<br />
アプリケーション 層 サービスに 応 じて 選 定<br />
データリンク 層 BASIC 手 順 (JIS X5002)<br />
コードインディペンデントモード<br />
物 理 層<br />
V.34 以 上 、V.42bis<br />
-114-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
レイヤ<br />
アプリケーション 層<br />
データリンク 層<br />
物 理 層<br />
プロトコルスタック<br />
サービスに 応 じて 選 定<br />
HDLC 手 順 (JIS X5104、X5105、X5106)<br />
V.34 以 上 、V.42bis<br />
レイヤ<br />
プロトコルスタック<br />
アプリケーション 層 サービスに 応 じて 選 定<br />
データリンク 層 BASIC 系 手 順 ※<br />
コードインディペンデントモード<br />
物 理 層<br />
V.34 以 上 、V.42bis<br />
※ 必 要 な 機 能 のみを 実 装<br />
レイヤ<br />
アプリケーション 層<br />
データリンク 層<br />
物 理 層<br />
レイヤ<br />
アプリケーション 層<br />
トランスポート 層<br />
ネットワーク 層<br />
データリンク 層<br />
物 理 層<br />
レイヤ<br />
アプリケーション 層<br />
トランスポート 層<br />
ネットワーク 層<br />
データリンク 層<br />
物 理 層<br />
プロトコルスタック<br />
サービスに 応 じて 選 定<br />
PPP in HDLC-like Framing(RFC1662)<br />
V.34 以 上 、V.42bis<br />
プロトコルスタック<br />
HTTP1.0 サブセットを 代 用<br />
-<br />
-<br />
V.34 以 上 、V.42bis<br />
プロトコルスタック<br />
HTTP1.0(RFC1945), HTTP1.1(RFC2616),Telnet, FTP, NNTP, SMTP,<br />
POP3, DNS(RFC1123) 等 の 中 からサービスに 応 じて 選 定<br />
TCP(RFC793) , UDP(RFC768)<br />
IP(RFC791)/ICMP(RFC792)<br />
PPP(RFC1661,1662)/IPCP(RFC1332)<br />
PAP(RFC1334)/CHAP(RFC1994),<br />
PPP Internet Protocol Control Protocol Extensions for Name Server<br />
Addresses(RFC1877)<br />
CCP(RFC1962)<br />
V.34 以 上 、V.42bis<br />
-115-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
11.3.2.3 ISDN 用 通 信 プロトコル<br />
(1) ISDN-DSU-TA 接 続<br />
ISDN-DSU-TA 接 続 のプロトコルスタックを 表 11-7 に 示 す。<br />
表 11-7 ISDN-DSU-TA 接 続 のプロトコルスタック<br />
チャネル 種 別 B チャネル D チャネル<br />
レイヤ プロトコルスタック プロトコルスタック<br />
アプリケーション 層 HTTP1.0(RFC1945),<br />
サービスに 応 じて 選 定<br />
HTTP1.1(RFC2616),Telnet, FTP,<br />
NNTP, SMTP, POP3, DNS(RFC1123)<br />
等 の 中 からサービスに 応 じて 選 定<br />
トランスポート 層 TCP(RFC793) , UDP(RFC768)<br />
ネットワーク 層 IP(RFC791)/ICMP(RFC792) TTC JT-Q.931 X.25(パケットレベル)<br />
(※1)<br />
データリンク 層 PPP(RFC1661,1662)/IPCP(RFC1332) TTC JT-Q.921<br />
PAP(RFC1334)/CHAP(RFC1994),<br />
PPP Internet Protocol Control<br />
Protocol Extensions for Name Server<br />
Addresses(RFC1877)<br />
CCP(RFC1962)<br />
物 理 層 (※2) RS-232C<br />
USB<br />
※1: Dch パケット 呼 制 御 フェーズで 使 用 する。<br />
※2: TA に 実 装 された 物 理 インタフェースと 同 一 規 格 とする。<br />
(2) ISDN-DSU-(TA 内 蔵 ) 接 続<br />
ISDN-DSU-(TA 内 蔵 ) 接 続 のプロトコルスタックを 表 11-8 に 示 す。<br />
表 11-8 ISDN-DSU-(TA 内 蔵 ) 接 続 のプロトコルスタック<br />
チャネル 種 別 B チャネル D チャネル<br />
レイヤ プロトコルスタック プロトコルスタック<br />
アプリケーション 層 HTTP1.0(RFC1945),<br />
サービスに 応 じて 選 定<br />
HTTP1.1(RFC2616),Telnet, FTP,<br />
NNTP, SMTP, POP3, DNS(RFC1123)<br />
等 の 中 からサービスに 応 じて 選 定<br />
トランスポート 層 TCP(RFC793) , UDP(RFC768)<br />
ネットワーク 層 IP(RFC791)/ICMP(RFC792) TTC JT-Q.931 X.25(パケットレベル)<br />
(※1)<br />
データリンク 層 PPP(RFC1661,1662)/IPCP(RFC1332) TTC JT-Q.921<br />
PAP(RFC1334)/CHAP(RFC1994),<br />
PPP Internet Protocol Control<br />
Protocol Extensions for Name Server<br />
Addresses(RFC1877)<br />
CCP(RFC1962)<br />
物 理 層<br />
TTC JT-I.430<br />
※1: Dch パケット 呼 制 御 フェーズで 使 用 する。<br />
-116-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
11.3.2.4 Ethernet 用 通 信 プロトコル<br />
リターン 回 線 として ISDN,ADSL,FTTH,CATV を 利 用 する 場 合 。<br />
(1) ネットワーク 終 端 装 置 に 直 接 接 続<br />
ネットワーク 終 端 装 置 に 直 接 接 続 する 際 のプロトコルスタックを 表 11-9 に 示 す。<br />
表 11-9 ネットワーク 終 端 装 置 に 直 接 接 続 する 際 のプロトコルスタック<br />
プロトコルスタック<br />
アプリケーション 層 HTTP1.0(RFC1945), HTTP1.1(RFC2616),Telnet, FTP, NNTP, SMTP,<br />
POP3, DNS(RFC1123),DHCP 等 の 中 からサービスに 応 じて 選 定<br />
トランスポート 層 TCP(RFC793) , UDP(RFC768)<br />
ネットワーク 層 IP(RFC791)/ICMP(RFC792)<br />
データリンク 層 PPP(RFC1661,1662)/PPPoE(RFC2516) /IPCP(RFC1332) (※1)<br />
PAP(RFC1334)/CHAP(RFC1994),<br />
PPP Internet Protocol Control Protocol Extensions for Name Server<br />
Addresses(RFC1877)<br />
IEEE802.2/ARP(RFC826)<br />
CCP(RFC1962)<br />
物 理 層<br />
IEEE802.3<br />
※1: 常 時 接 続 サービス 利 用 では PPP/PPPoE/IPCP が 必 要<br />
(2) ルータ 接 続<br />
ルータ 接 続 する 際 のプロトコルスタックを 表 11-10 に 示 す。<br />
表 11-10 ルータ 接 続 する 際 のプロトコルスタック<br />
プロトコルスタック<br />
アプリケーション 層 HTTP1.0(RFC1945), HTTP1.1(RFC2616),Telnet, FTP, NNTP, SMTP,<br />
POP3, DNS(RFC1123),DHCP 等 の 中 からサービスに 応 じて 選 定<br />
トランスポート 層 TCP(RFC793) , UDP(RFC768)<br />
ネットワーク 層 IP(RFC791)/ICMP(RFC792)<br />
データリンク 層 IEEE802.2/ARP(RFC826)<br />
物 理 層 (※1) IEEE802.3 (※2)<br />
IEEE802.11 (※3)<br />
※1: ダイヤルアップルータに 具 備 された 物 理 インタフェースと 同 一 規 格 とする。<br />
※2: 10BASE-T、100BASE-TX<br />
※3: 無 線 LAN<br />
11.3.2.5 携 帯 電 話 /PHS(PIAFS)を 利 用 したデータ 通 信 用 プロトコル<br />
携 帯 電 話 のデータ 通 信 機 能 、 及 び PHS(PIAFS)のデータ 通 信 機 能 を 利 用 したテキスト 通 信 用<br />
プロトコル 及 びバイナリー 転 送 用 プロトコルの 中 から 選 択 すること。<br />
テキスト 通 信 用 プロトコルを 表 11-11 に、バイナリー 転 送 用 通 信 プロトコルを 表 11-12 に 示 す。<br />
-117-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
表 11-11 テキスト 通 信 用 プロトコル<br />
レイヤ<br />
プロトコルスタック<br />
アプリケーション 層 サービスに 応 じて 選 定<br />
データリンク 層 無 手 順 (TTY 手 順 )<br />
物 理 層 ※1 携 帯 電 話 PHS<br />
PDC<br />
PIAFS<br />
表 11-12 バイナリー 転 送 用 通 信 プロトコル<br />
レイヤ<br />
プロトコルスタック<br />
アプリケーション 層 サービスに 応 じて 選 定<br />
データリンク 層 BASIC 手 順 (JIS X5002)<br />
コードインディペンデントモード<br />
物 理 層 ※1 携 帯 電 話 PHS<br />
PDC<br />
PIAFS<br />
レイヤ<br />
プロトコルスタック<br />
アプリケーション 層 サービスに 応 じて 選 定<br />
データリンク 層 HDLC 手 順 (JIS X5104、X5105、X5106)<br />
物 理 層 ※1 携 帯 電 話 PHS<br />
PDC<br />
PIAFS<br />
レイヤ<br />
プロトコルスタック<br />
アプリケーション 層 サービスに 応 じて 選 定<br />
データリンク 層 BASIC 系 手 順 ※2<br />
コードインディペンデントモード<br />
物 理 層 ※1 携 帯 電 話 PHS<br />
PDC<br />
PIAFS<br />
レイヤ<br />
プロトコルスタック<br />
アプリケーション 層 サービスに 応 じて 選 定<br />
データリンク 層 PPP in HDLC-like<br />
Framing(RFC1662)<br />
物 理 層 ※1 携 帯 電 話 PHS<br />
PDC<br />
PIAFS<br />
レイヤ<br />
プロトコルスタック<br />
アプリケーション 層<br />
トランスポート 層<br />
HTTP 1.0 サブセットを 代 用<br />
ネットワーク 層 -<br />
データリンク 層 -<br />
物 理 層 ※1 携 帯 電 話 PHS<br />
PDC<br />
PIAFS<br />
レイヤ<br />
アプリケーション 層<br />
トランスポート 層<br />
ネットワーク 層<br />
プロトコルスタック<br />
HTTP 1.0(RFC1945), HTTP1.1(RFC2616), Telnet, FTP, NNTP, SMTP,<br />
POP3, DNS(RFC1123) 等 の 中 からサービスに 応 じて 選 定<br />
TCP(RFC793) , UDP(RFC768)<br />
IP(RFC791)/ICMP(RFC792)<br />
-118-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
データリンク 層 PPP(RFC1661,1662)/IPCP(RFC1332)<br />
PAP(RFC1334)/CHAP(RFC1994),<br />
PPP Internet Protocol Control Protocol Extensions for Name Server<br />
Addresses(RFC1877)<br />
LCP Extensions(RFC1570)<br />
CCP(RFC1962)<br />
物 理 層 ※1 携 帯 電 話 PHS<br />
PDC PDC-P 等 ※3 DS CDMA, PIAFS<br />
CDMA Cellular CDMA Cellular MC CDMA<br />
System<br />
System<br />
※1 物 理 層 は DIRD 側 の 通 信 方 式 を 表 記 。<br />
携 帯 電 話 (PDC)/PHS(PIAFS)とセンターとの 通 信 は、 移 動 体 網 またはセンターでア<br />
ナログ 通 信 に 変 換 される 場 合 がある。<br />
※2 BASIC 系 手 順 は 必 要 な 機 能 のみを 実 装 。<br />
※3 携 帯 電 話 のパケット 交 換 方 式<br />
11.4 インタフェース<br />
11.4.1 加 入 電 話 回 線 (PSTN) 用 インタフェース<br />
加 入 電 話 回 線 との 接 続 用 には, 図 11-3 に 示 すジャックユニットを DIRD に 装 備 すること。<br />
( 単 位 :mm)<br />
注 (1) コンタクトスプリング 形 状 は 一 例 を 示 す。<br />
注 (2) コンタクトスプリングは 最 大 6 芯 であるが、コンタクトスプリングが 装 着 されてい<br />
ない 場 合 は 必 ずしも 必 要 ではない。<br />
図 11-3 ジャックユニット( 昭 和 60 年 郵 政 省 告 示 第 399 号 )<br />
-119-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
11.4.1.1 公 衆 網 に 接 続 するための 技 術 基 準<br />
JATEに 適 合 すること。<br />
11.4.1.2 ダイヤル 機 能<br />
モデムは、DP10/DP20/PB の 各 ダイヤルモードに 対 応 すること。<br />
11.4.1.3 PBX 対 応 機 能<br />
モデムは、0~9,#,<br />
を 前 置 番 号 として 発 信 可 能 なこと。<br />
11.4.1.4 メッセージ 表 示 機 能<br />
視 聴 情 報 収 集 時 に 加 入 電 話 回 線 が 接 続 されておらず 発 呼 できない 場 合 、 加 入 電 話 回 線 の 接 続 を<br />
促 すメッセージを 表 示 する 機 能 を 有 すること。<br />
11.4.2 ISDN 用 インタフェース<br />
11.4.2.1 ジャックユニット<br />
DSU、または TA と 対 向 するインタフェースを 装 備 すること。<br />
(1) EIA/TIA-232-E(RS-232C)<br />
D-sub25 ピンを 装 備 すること。<br />
コネクタのピンアサインを 図 11-4 に 示 す。<br />
コネクタ 形 状 図 は EIA/TIA の 規 格 を 参 照 すること。<br />
ピン 番 号 JIS 略 号 慣 用 略 号 信 号<br />
1 - FG<br />
2 SD TxD 送 信 データ<br />
3 RD RxD 受 信 データ<br />
4 RS RTS 送 信 要 求<br />
5 CS CTS 送 信 可<br />
6 DR DSR 通 信 相 手 レディ<br />
7 SG GND グランド<br />
8 CD DCD キャリア 信 号<br />
15 ST2 送 信 信 号 エレメントタイミング(DCE)<br />
17 RT 受 信 信 号 エレメントタイミング(DCE)<br />
20 ER DTR 端 末 レディ<br />
22 CI RI リングインジケータ( 着 呼 表 示 )<br />
24 ST1 送 信 信 号 エレメントタイミング(DTE)<br />
図 11-4:ピンアサイン(RS-232C)<br />
-120-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
(2) USB(Ver1.0 以 上 )<br />
シリーズ A プラグを 装 備 すること。<br />
コネクタの 形 状 図 を 図 11-5 に、コネクタのピンアサインを 図 11-6 に 示 す。<br />
12.50±0.10<br />
8.88±0.20<br />
R0.32±0.13<br />
(Typical)<br />
11.10±0.10<br />
R0.64±0.13<br />
(Typical)<br />
8.38±0.08<br />
0.50±0.10<br />
1.84±0.05<br />
1 2 3 4<br />
5.12±0.10<br />
0.38±0.13<br />
30°±2°<br />
0.64±0.13<br />
1.00±0.05 1.00±0.05<br />
4.98±0.25<br />
3.50±0.05<br />
30°±2° 0.50±0.10<br />
図 11-5:コネクタ 形 状 (USB)<br />
ピン 番 号<br />
信 号 名<br />
1 Vcc<br />
2 -D<br />
3 +D<br />
4 グランド<br />
図 11-6:ピンアサイン(USB)<br />
(3) S/T 点<br />
8ピンモジュラージャック(RJ-45)を 装 備 すること。<br />
コネクタのピンアサインを 図 11-7 に 示 す。<br />
-121-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
コネクタ 形 状 図 は EIA/TIA の 規 格 を 参 照 のこと。<br />
ピン 番 号 端 子 名 称 機 能 極 性 DSU 端 子 名<br />
TE 側<br />
1 a - +<br />
2 b - -<br />
3 c 送 信 + TA<br />
4 f 受 信 + RA<br />
5 e 受 信 - RB<br />
6 d 送 信 - TB<br />
7 g -<br />
8 h -<br />
図 11-7:ピンアサイン(RJ-45)<br />
11.4.3 Ethernet 用 インタフェース<br />
(1) 10BASE-T,100BASE-TX<br />
8ピンモジュラージャック(RJ-45)を 装 備 すること。<br />
コネクタのピンアサインを 図 11-8 に 示 す。<br />
コネクタ 形 状 図 は EIA/TIA の 規 格 を 参 照 のこと。<br />
ピン 番 号 MDI 信 号<br />
1 TD+<br />
2 TD-<br />
3 RD+<br />
4 未 使 用<br />
5 未 使 用<br />
6 RD-<br />
7 未 使 用<br />
8 未 使 用<br />
図 11-8:ピンアサイン(RJ-45)<br />
(2) 無 線 LAN<br />
ARIB RCR‐<strong>STD</strong>-33、または RCR-<strong>STD</strong>-T66 に 準 拠 すること。<br />
11.4.4 携 帯 電 話 /PHS(PIAFS) 用 インタフェース<br />
携 帯 電 話 /PHS(PIAFS) 用 インタフェースを 装 備 すること。<br />
11.4.4.1 インタフェース 規 格<br />
-122-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
規 格<br />
PC Card Standard<br />
EIA/TIA-232-E(RS-232C)<br />
11.4.4.2 携 帯 電 話 /PHS(PIAFS) 用 インタフェース 搭 載 時 に DIRD が 具 備 すべき 機 能<br />
(1) 視 聴 情 報 収 集 時 に 携 帯 電 話 /PHS(PIAFS)が 接 続 されておらず 発 呼 できない 場 合 、 携 帯 電<br />
話 /PHS(PIAFS)の 接 続 を 促 すメッセージを 表 示 する 機 能 。<br />
(2) 一 般 電 話 回 線 または 携 帯 電 話 /PHS(PIAFS)の 回 線 を 選 択 する 機 能 。<br />
(3) 使 用 する 回 線 に 応 じて 通 信 事 業 者 識 別 番 号 を 制 御 する 機 能 。<br />
(4) 携 帯 電 話 /PHS(PIAFS) 用 データ 通 信 アダプタのドライバソフトをインストールする 機 能 。<br />
( 例 :ドライバソフトを 放 送 波 や 電 話 回 線 を 利 用 してダウンロードする 機 能 )<br />
11.5 TCP/IP を 用 いた 双 方 向 通 信 に 必 要 な 機 能<br />
11.5.1 自 動 接 続 機 能<br />
ISP へ 接 続 するためダイヤルアップする 接 続 形 態 の 場 合 、 受 信 装 置 の 11.5.7 の 設 定 情 報 によ<br />
って、 必 要 に 応 じて 自 動 的 に 接 続 することが 望 ましい。<br />
11.5.2 自 動 切 断 機 能<br />
ISP へ 接 続 するためダイヤルアップする 接 続 形 態 の 場 合 、 受 信 装 置 の 11.5.7 の 設 定 情 報 によ<br />
って、 必 要 に 応 じて 一 定 時 間 のパケット 送 受 がない 場 合 に 自 動 的 に 回 線 を 切 断 することが 望<br />
ましい。<br />
11.5.3 視 聴 者 設 定 情 報 要 素 設 定 機 能<br />
視 聴 者 設 定 情 報 要 素 を 設 定 、 変 更 、 消 去 ができるユーザインターフェースを 持 つことが 望 ま<br />
しい。<br />
11.5.4 通 信 セキュリティ 機 能<br />
(1) 双 方 向 通 信 時 のセキュリティ 通 信 として、TLS を 用 いることが 望 ましい。<br />
(2) 認 証 局 (CA 局 )の 発 行 する 公 開 鍵 を 保 持 する。<br />
(3) TLS で 必 要 となる「ルート CA 証 明 書 」を 保 持 する。<br />
(4) 「ルート CA 証 明 書 」を 更 新 する 手 段 を 有 すること。<br />
(5) TLS で 用 いるアルゴリズムセットは 運 用 規 定 とする。<br />
-123-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
11.5.5 提 示 機 能<br />
双 方 向 通 信 時 には 以 下 の 提 示 がされることが 望 ましい。<br />
(1) 回 線 接 続 確 立 時 には、 接 続 される 旨 をその 接 続 先 とともに 表 示 する。<br />
(2) 回 線 接 続 中 には 視 聴 者 に 認 識 できる 表 示 (フロントパネルの LED や OSD など)を 行 な<br />
う。<br />
(3) エラーが 発 生 した 場 合 は、LED 表 示 する。<br />
11.5.6 回 線 切 断 機 能<br />
回 線 使 用 中 において、 明 示 的 に 回 線 を 切 断 する 機 能 を 持 つことが 望 ましい。<br />
11.5.7 双 方 向 接 続 用 情 報 要 素 保 持 機 能<br />
受 信 装 置 に 搭 載 された 回 線 接 続 手 段 に 応 じて、 受 信 装 置 内 の 不 揮 発 メモリに 以 下 の 情 報 要 素<br />
を 保 持 することが 望 ましい。<br />
11.5.7.1 視 聴 者 設 定 情 報<br />
(1) 共 通 情 報<br />
共 通 情 報 の 内 容 を 表 11-13 に 示 す。<br />
表 11-13 共 通 情 報<br />
情 報 要 素 設 定 主 体 内 容 値<br />
郵 便 番 号 視 聴 者 受 信 装 置 の 存 在 する 場 所 7 桁 の 文 字 列<br />
の 郵 便 番 号<br />
優 先 利 用 回 線 種 別 視 聴 者 視 聴 者 の 選 択 した 回 線 種 別 -PSTN<br />
-ISDN<br />
-PHS<br />
[PIAFS2.0/PIAFS2.1]<br />
- 携 帯 電 話<br />
[PDC/CDMACelluar<br />
System/DS-CDMA/<br />
MC-CDMA]<br />
-Ethernet<br />
通 信 事 業 者 識 別 視 聴 者 通 信 事 業 者 を 選 択 最 大 7 桁 の 文 字 列<br />
固 定 優 先 接 続 解 除 番 号 視 聴 者 固 定 優 先 接 続 を 一 時 的 に<br />
無 効 にする 場 合 付 加<br />
-122 付 加<br />
- 無 付 加<br />
発 信 者 番 号 通 知 番 号 視 聴 者 発 信 者 番 号 を 通 知 する/し<br />
ないを 選 択<br />
-184 付 加<br />
-186 付 加<br />
- 無 付 加<br />
外 線 捕 捉 番 号 視 聴 者 PBX 等 に 収 容 された 場<br />
合 、 外 線 を 捕 捉 するための<br />
番 号<br />
最 大 4 桁 の 文 字 列<br />
-124-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
ダイヤル 種 別 視 聴 者 電 話 回 線 のダイヤル 種 別 -DP10pps<br />
-DP20pps<br />
-PB<br />
(2)TCP/IP 関 連 情 報<br />
1 ISP 接 続 情 報<br />
ISP 接 続 情 報 の 内 容 を 表 11-14 に 示 す。<br />
表 11-14 ISP 接 続 情 報<br />
情 報 要 素 設 定 主 体 内 容 値<br />
ISP 名 視 聴 者 ISP の 名 称 最 大 64 桁 の 文 字 列<br />
AP 電 話 番 号 視 聴 者 ISP の AP 電 話 番 号 最 大 30 桁 の 文 字 列<br />
ユーザ ID 視 聴 者 ISP のユーザ ID 最 大 64 桁 の 文 字 列<br />
パスワード 視 聴 者 ISP のパスワード 最 大 32 桁 の 文 字 列<br />
ヘッダの 圧 縮 視 聴 者 ヘッダ 圧 縮 機 能 の 使 用 有<br />
無<br />
- 使 用 する<br />
- 使 用 しない<br />
ソフトウエア 圧 縮 の 有 無 視 聴 者 ソフトウエア 圧 縮 の 有 無 - 圧 縮 有 り<br />
- 圧 縮 無 し<br />
DNS-IP アドレス<br />
視 聴 者 ISP のプライマリ DNS サ 32bit で 表 される 数 値<br />
(プライマリ)<br />
ーバの IP アドレス<br />
DNS-IP アドレス<br />
視 聴 者 ISP のセカンダリ DNS サ 32bit で 表 される 数 値<br />
(セカンダリ)<br />
ーバの IP アドレス<br />
無 通 信 切 断 タイマ 値 視 聴 者 無 通 信 時 自 動 切 断 するま<br />
での 時 間<br />
運 用 規 定<br />
2 固 定 IP 接 続 情 報<br />
固 定 IP 接 続 情 報 の 内 容 を 表 11-15 に 示 す。<br />
表 11-15 固 定 IP 接 続 情 報<br />
情 報 要 素 設 定 主 体 内 容 値<br />
IP アドレス 視 聴 者 固 定 IP アドレスの 視 聴 者 32bit で 表 される 数 値<br />
による 設 定 情 報 。<br />
サブネットマスク 視 聴 者 固 定 IP アドレスの 場 合 に 32bit で 表 される 数 値<br />
必 要 となる 情 報<br />
デフォルトゲートウエイアドレス 視 聴 者 ルータの IP アドレス、ま<br />
たは ISP のデフォルトゲ<br />
ートウエイのアドレス<br />
32bit で 表 される 数 値<br />
3 接 続 形 態 情 報<br />
接 続 形 態 情 報 の 内 容 を 表 11-16 に 示 す。<br />
-125-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
表 11-16 接 続 形 態 情 報<br />
情 報 要 素 設 定 主 体 内 容 値<br />
IP アドレス 取 得 指 定 視 聴 者 Ethernet 接 続 での IP アド<br />
レス 取 得 のためのプロトコ<br />
ル 等<br />
-DHCP プロトコ<br />
ル<br />
- 固 定 IP アドレス<br />
-PPP/PPPoE プロ<br />
トコル<br />
4 TCP/IP アプリケーション 設 定 情 報<br />
TCP/IP アプリケーション 設 定 情 報 の 内 容 を 表 11-17 に 示 す。<br />
表 11-17 TCP/IP アプリケーション 設 定 情 報<br />
情 報 要 素 設 定 主 体 内 容 値<br />
SMTP サーバ 名 /アドレス 視 聴 者 ISP の SMTP サーバ 名 /<br />
アドレス<br />
最 大 128 桁 の 文 字 列<br />
または、<br />
32bit で 表 される 数 値<br />
POP サーバ 名 /アドレス 視 聴 者 ISP の POP サーバ 名 /ア<br />
ドレス<br />
メールアドレス 視 聴 者 ISP に 登 録 されたメール<br />
アドレス<br />
メールパスワード 視 聴 者 ISP に 登 録 されたメール<br />
パスワード<br />
HTTPProxy サーバ 名 /アドレス 視 聴 者 ISP の HTTPProxy サー<br />
バ 名 /アドレス<br />
HTTPProxy サーバポート 番 号 視 聴 者 ISP の HTTPProxy サー<br />
バポート 番 号<br />
FTPProxy サーバ 名 /アドレス 視 聴 者 ISP の FTPProxy サーバ<br />
名 /アドレス<br />
FTPProxy サーバポート 番 号 視 聴 者 ISP の FTPProxy サーバ<br />
ポート 番 号<br />
最 大 128 桁 の 文 字 列<br />
または、<br />
32bit で 表 される 数 値<br />
最 大 70 桁 の 文 字 列<br />
最 大 32 桁 の 文 字 列<br />
最 大 128 桁 の 文 字 列<br />
または、<br />
32bit で 表 される 数 値<br />
16bit で 表 される 数 値<br />
最 大 128 桁 の 文 字 列<br />
または、<br />
32bit で 表 される 数 値<br />
16bit で 表 される 数 値<br />
11.5.7.2 通 信 関 連 情 報<br />
通 信 関 連 情 報 の 内 容 を 表 11-18 に 示 す。<br />
-126-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
表 11-18 通 信 関 連 情 報<br />
情 報 要 素 設 定 主 体 内 容 値<br />
回 線 種 別 DIRD DIRD に 接 続 可 能 な 回 線<br />
種 別<br />
-PSTN<br />
-ISDN<br />
-PHS<br />
[PIAFS2.0/PIAFS2.1]<br />
- 携 帯 電 話<br />
[PDC/CDMACelluarSys<br />
tem/DS-CDMA/MC-CD<br />
MA]<br />
-Ethernet<br />
物 理 層 プロトコル DIRD DIRD に 実 装 された 物 理<br />
層 プロトコル 種 別<br />
データリンク・ 転 送 プロトコル DIRD DIRD に 実 装 されたデー<br />
タリンク・ 転 送 プロトコ<br />
ル 種 別<br />
セキュリティクラス DIRD DIRD に 実 装 されたセキ<br />
ュリティクラス<br />
-V.22bis/V.34 以 上<br />
-PDC<br />
-CDMACellarSystem<br />
-PDC-P<br />
-PIAFS32k<br />
-PIAFS64k<br />
-DS-CDMA<br />
-MC-CDMA<br />
-Ethernet<br />
-PPP<br />
-BASIC 系<br />
-PPPoE<br />
-IEEE802.3<br />
-IEEE802.11<br />
-セキュリティなし<br />
-CAS<br />
-TLS<br />
11.5.7.3 セキュリティ 通 信 関 連 情 報<br />
セキュリティ 通 信 関 連 情 報 の 内 容 を 表 11-19 に 示 す。<br />
表 11-19 セキュリティ 通 信 関 連 情 報<br />
情 報 要 素 設 定 主 体 内 容 値<br />
実 装 セキュリティ DIRD DIRD に 実 装 されたセキ 運 用 規 定<br />
ュリティ 種 別<br />
ルート CA 証 明 書 DIRD 受 信 装 置 が 使 用 する CA<br />
局 の 証 明 書<br />
運 用 規 定<br />
11.5.7.4 通 信 デバイス 情 報<br />
以 下 の 情 報 はメーカ 出 荷 時 に 設 定 されることが 望 ましい。<br />
(1)モデム<br />
モデムの 内 容 を 表 11-20 に 示 す。<br />
-127-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
表 11-20 モデム<br />
情 報 要 素<br />
変 調 モード<br />
V.34 以 上<br />
自 動 フォールダウン<br />
する<br />
V.8/V.8bis/V.32AnnexA オートモード<br />
使 用 する<br />
エラー 訂 正 モード V.42<br />
データ 圧 縮 モード<br />
V.42bis<br />
自 動 応 答<br />
しない<br />
ダイヤルトーン 検 出 待 ち 時 間<br />
3s<br />
第 2 ダイヤルトーン 検 出 待 ち 時 間<br />
3s<br />
ダイヤル 後 キャリア 待 ち 時 間<br />
50s<br />
エスケープコード<br />
+ <br />
CR コード<br />
CR <br />
LF コード<br />
LF <br />
BS コード<br />
BS <br />
キャリア 断 検 出 時 間<br />
1s<br />
無 通 信 切 断 タイマ 時 間<br />
設 定 しない<br />
ネゴシエーション 失 敗 時 の 処 理<br />
回 線 切 断<br />
設 定 値<br />
(2)TA<br />
TA の 内 容 を 表 11-21 に 示 す。<br />
情 報 要 素<br />
TA の 通 信 速 度<br />
通 信 モード 設 定<br />
無 通 信 切 断 タイマ 時 間<br />
通 信 形 式<br />
自 動 着 信<br />
MP 通 信<br />
ダイヤル 後 相 手 応 答 待 ち 時 間<br />
エスケープコード<br />
CR コード<br />
LF コード<br />
BS コード<br />
表 11-21 TA<br />
設 定 値<br />
64kbps<br />
非 同 期 - 同 期 PPP 変 換<br />
設 定 しない<br />
Bch 回 線 交 換<br />
しない<br />
使 用 しない<br />
50s<br />
+ <br />
CR <br />
LF <br />
BS <br />
(3)Ethernet<br />
Ethernet の 内 容 を 表 11-22 に 示 す。<br />
表 11-22 Ethernet<br />
情 報 要 素 設 定 値 ( 設 定 範 囲 )<br />
結 線 切 替<br />
MDI<br />
通 信 方 式 自 動 検 出 ( 全 二 重 / 半 二 重 )<br />
フレーム 形 式<br />
自 動 検 出 (IEEE802.3/DIX(EthernetⅡ))<br />
MTU サイズ<br />
自 動 検 出 (1492Byte /1500Byte)<br />
-128-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
(4)Ethernet( 無 線 LAN)<br />
Ethernet( 無 線 LAN)の 内 容 を 表 11-23 に 示 す。<br />
表 11-23 Ethernet( 無 線 LAN)<br />
情 報 要 素<br />
通 信 方 式<br />
半 二 重<br />
フレーム 形 式<br />
IEEE802.11<br />
MTU サイズ<br />
2312Byte<br />
設 定 値<br />
-129-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
第 12 章 ダウンロード 機 能<br />
メモリに 格 納 するソフトウェア/データの 更 新 を 行 うためのダウンロード 機 能 の 望 ましい 仕 様 は<br />
次 のとおりとする。ここでは、まずダウンロードに 関 する 情 報 の 伝 送 方 式 を 規 定 し、それを 受 信 し<br />
更 新 を 行 なう 受 信 機 としての 望 ましい 仕 様 を 規 定 する。<br />
12.1 用 語 の 定 義 とサービス 内 容<br />
12.1.1 用 語 の 定 義<br />
告 知 情 報 :ダウンロードのサービス id、スケジュール 情 報 、 更 新 対 象 の 受 信 機 種 別 など 告 知 に<br />
使 用 される 情 報 。SDTT を 使 って 送 信 される。<br />
受 信 機 情 報 : 受 信 機 のメーカーID、 機 種 番 号 、グループ 番 号 、バージョン 番 号 等 の 情 報 。 出 荷<br />
時 にフラッシュメモリ 等 の 不 揮 発 性 メモリに 設 定 されている。<br />
強 制 ダウンロード: 強 制 実 行 が 要 求 されるダウンロード。<br />
任 意 ダウンロード: 実 行 可 能 なダウンロードを 選 択 画 面 に 表 示 し、 視 聴 者 の 選 択 内 容 に 従 って<br />
実 行 するダウンロード。<br />
12.1.2 サービス 内 容<br />
12.1.2.1 受 信 機 内 情 報 更 新 サービス<br />
本 標 準 規 格 での 受 信 機 内 情 報 更 新 サービスとはメモリに 格 納 する 以 下 のサービスとする。<br />
(1) エンジニアリングサービス(12.1.2.2 参 照 )<br />
(2) 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 において 各 局 の TS の CDT による PNG ロゴサービス<br />
(3) 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 において 各 局 の TS の SDT のロゴ 伝 送 記 述 子 により 伝 送 される<br />
簡 易 ロゴサービス<br />
(4) 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 において、 全 局 の TS の 強 階 層 用 SDTT により 伝 送 される、 携<br />
帯 受 信 機 向 けの 受 信 機 ソフトウェアの 更 新 の 必 要 性 や 手 法 及 びリパッキングに 関 する 情 報 を<br />
伝 送 するサービス<br />
なお、EPG やデータサービス、 映 像 / 音 声 サービスなどでメモリに 格 納 するサービスは 本 標 準 規 格<br />
での 受 信 機 内 情 報 更 新 サービスには 含 まない。<br />
12.1.2.2 エンジニアリングサービス<br />
エンジニアリングサービスとはデータカルーセルにより 伝 送 される 以 下 のサービスとする。 原 則<br />
としてエンジニアリングサービスは 全 局 の TS で 伝 送 される SDTT により 告 知 が 行 われる。<br />
(1) 受 信 装 置 ソフトウェアの 機 能 更 新<br />
受 信 装 置 ソフトウェアの 機 能 更 新 及 び 追 加 を 行 なう( 地 上 デジタルテレビジョン、BS/ 広 帯 域<br />
CS デジタル 放 送 )。<br />
-130-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
(2) 共 通 データの 更 新<br />
受 信 装 置 において 共 通 的 に 使 用 されているデータを 更 新 する。<br />
・ジャンルコード 表 、 番 組 特 性 コード 表 、 予 約 語 表 ( 地 上 デジタルテレビジョン、BS/ 広 帯 域<br />
CS デジタル 放 送 )。<br />
・ロゴデータ(BS/ 広 帯 域 CS デジタル 放 送 )。<br />
・ 周 波 数 リスト・ 変 更 情 報 ( 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 )。<br />
(3) 限 定 受 信 機 能 の 更 新<br />
受 信 装 置 内 の 限 定 受 信 機 能 の 機 能 更 新 及 び 追 加 を 行 う。なお、 限 定 受 信 機 能 の 機 能 更 新 ・ 追 加<br />
の 詳 細 については、ARIB <strong>STD</strong>-B61 第 二 編 で 規 定 される。<br />
12.2 ダウンロードに 関 する 伝 送 方 式<br />
ここでは、ダウンロードのスケジュール 等 を 知 らせる 告 知 情 報 とダウンロードコンテンツの 伝<br />
送 方 式 について 規 定 する。<br />
12.2.1 告 知 情 報 の 伝 送 方 式<br />
12.2.1.1 ソフトウェアダウンロードトリガーテーブル(Software Download Trigger Table)<br />
ダウンロードの 告 知 情 報 通 知 のために、ソフトウェアダウンロードトリガーテーブル(Software<br />
Download Trigger Table)を 用 いる。 但 し、12.2.2.2 節 のセクション 形 式 で 送 出 されるダウンロー<br />
ドコンテンツにはソフトウェアダウンロードトリガーテーブルは 使 用 しない。<br />
表 12-1 ソフトウェアダウンロードトリガテーブルのデータ 構 造<br />
データ 構 造 ビット 数 ビット 列 表 記<br />
software_download_trigger_section(){<br />
table_id<br />
section_syntax_indicator<br />
reserved_future_use<br />
reserved<br />
section_length<br />
table_id_ext<br />
reserved<br />
version_number<br />
current_next_indicator<br />
section_number<br />
last_section_number<br />
transport_stream_id<br />
original_network_id<br />
service_id<br />
num_of_contents<br />
for(i=0;i
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
}<br />
download_level<br />
version_indicator<br />
content_description_length<br />
maker_id_flag<br />
reserved<br />
schedule_description_length<br />
schedule_time-shift_information<br />
for(j=0;j
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
ブテーブル 内 の 情 報 に 変 化 があった 場 合 に1 加 算 される。その 値 が 31 になった 場 合 、0 に 戻 る。<br />
current_next_indicator(カレントネクスト 指 示 ):1<br />
section_number(セクション 番 号 ):セクションの 番 号 を 表 す。<br />
last_section_number( 最 終 セクション 番 号 ):セクションが 属 するサブテーブルの 最 後 のセクショ<br />
ンの 番 号 を 規 定 する。<br />
transport_stream_id(トランスポートストリーム 識 別 ):トランスポートストリームを 分 配 システ<br />
ム 内 の 他 の 多 重 から 識 別 するラベル。<br />
original_network_id(オリジナルネットワーク 識 別 ): 元 の 分 配 システムのネットワーク 識 別 を 規<br />
定 するラベル。<br />
service_id(サービス 識 別 ):ダウンロードの 際 に、ダウンロードコンテンツが 伝 送 されるサービス<br />
を 識 別 するためのラベル。<br />
num_of_contents:このテーブルで 告 知 されているダウンロードコンテンツの 数 を 示 す。<br />
group:group_id が 格 納 される。<br />
target_version:ダウンロードの 際 に、アップデート 対 象 となるコンテンツのバージョン 番 号 を 示 す。<br />
new_version:ダウンロードの 際 に、 今 回 ダウンロードされるコンテンツのバージョン 番 号 を 示 す<br />
download_level(ダウンロードレベル):01 の 場 合 は 強 制 ダウンロード、00 の 場 合 は 任 意 ダウンロ<br />
ード。<br />
version_indicator(バージョン 指 示 ): 以 下 の 通 り<br />
00: 全 バージョンが 対 象 (バージョン 指 定 は 無 効 )。<br />
01: 指 定 されたバージョン 以 降 が 対 象 。<br />
02: 指 定 されたバージョン 以 前 が 対 象 。<br />
03: 指 定 されたバージョンのみが 対 象 。<br />
content_description_length():スケジュールループと 記 述 子 ループの 合 計 のバイト 長 。<br />
maker_id_flag:table_id_ext に 記 載 の 値 が 拡 張 maker_id 領 域 の 場 合 は 0 に、それ 以 外 は 1 とする。<br />
schedule_description_length(スケジュール 記 述 長 ):スケジュールループのバイト 長 。 全 受 信 機<br />
共 通 データで、この 値 が 0 の 場 合 は、 対 象 となるダウンロードコンテンツが 伝 送 されていることを<br />
示 す。<br />
schedule_time-shift_information(スケジュール 時 間 シフト 情 報 ): 以 下 の 通 り<br />
0: 複 数 の service_id で 同 一 ダウンロードコンテンツを 同 一 スケジュールで 送 出<br />
1~12: 複 数 の service_id で 同 一 ダウンロードコンテンツを 各 service_id 毎 に 1~12 時 間<br />
の 時 間 シフトを 行 って 送 出<br />
13~14: リザーブ<br />
15: 単 一 の service_id でダウンロードコンテンツを 送 出<br />
なお、 複 数 の service_id でダウンロードコンテンツを 送 出 する 場 合 の service_id の 特 定 方 法 など 詳<br />
細 運 用 は 本 標 準 規 格 付 属 -3「ダウンロード 機 能 」、 及 び 事 業 者 運 用 規 程 を 参 照 のこと。<br />
-133-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
start_time( 開 始 時 間 ):ダウンロードの 配 信 の 開 始 時 間 を 日 本 標 準 時 (JST)と 修 正 ユリウス 日 (MJD)<br />
で 示 す。<br />
duration( 継 続 時 間 ): 配 信 継 続 時 間<br />
descriptor(): 表 12-2 で 示 すダウンロードコンテンツ 記 述 子 、 表 12-3 で 示 すネットワークダウンロ<br />
ードコンテンツ 記 述 子 及 び ARIB <strong>STD</strong>-B61 第 二 編 で 規 定 されるダウンロード 保 護 記 述 子 を 格 納 す<br />
る。<br />
表 12-2 ダウンロードコンテンツ 記 述 子 の 構 造<br />
データ 構 造 ビット 数 ビット 列 表 記<br />
Download_content_descriptor () {<br />
descriptor_tag<br />
descriptor_length<br />
reboot<br />
add_on<br />
compatibility_flag<br />
module_info_flag<br />
text_info_flag<br />
reserved<br />
component_size<br />
download_id<br />
time_out_value_DII<br />
leak_rate<br />
reserved<br />
component_tag<br />
if (compatibility_flag == ‘1’) {<br />
compatibilityDescriptor()<br />
}<br />
if (module_info_flag == ‘1’){<br />
num_of_modules<br />
for (i=0; i
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
descriptor_tag:ダウンロードコンテンツ 記 述 子 を 示 す 識 別 値 。 値 は 0xC9。<br />
reboot:ダウンロード 終 了 時 に 受 信 機 を 再 起 動 する 必 要 があるか 否 かを 指 示 する。<br />
1ならば 再 起 動 、0 ならば 継 続 動 作 。<br />
add_on: 既 存 のモジュールの 書 き 換 えなのか、 追 加 なのかを 示 す。<br />
1ならば 追 加 、0 ならば 書 き 換 え。<br />
compatibility_flag: 記 述 子 中 の CompatibilityDescriptor()の 有 無 を 示 すフラグ。<br />
1ならば CompatibilityDescriptor()が 符 号 化 され、0 ならば 符 号 化 されない。<br />
module_info_flag: 記 述 子 中 のモジュール 毎 の 情 報 の 有 無 を 示 すフラグ。<br />
1ならばモジュール 毎 の 情 報 が 符 号 化 され、0 ならば 符 号 化 されない。<br />
text_info_flag: 記 述 子 末 尾 のサービス 記 述 の 有 無 を 示 すフラグ。<br />
1ならばサービス 記 述 が 符 号 化 され、0 ならば 符 号 化 されない。<br />
component_size(コンポーネントサイズ):カルーセルで 伝 送 データサイズの 合 計 ( 単 位 はバイト)<br />
download_id(ダウンロード 識 別 ):このダウンロードの 受 け 付 け 番 号 を 識 別 する 目 的 で 設 定 された、<br />
ダウンロード 識 別 を 指 定 する。ここで 指 定 されたダウンロード 識 別 は 実 際 の 配 信 時 の DII/DDB に<br />
も 指 定 される。<br />
time_out_value_DII(DII タイムアウト 値 ): 当 該 カルーセルの DII の 全 セクション 受 信 に 対 する 推<br />
奨 すべきタイムアウト 値 ( 単 位 はミリ 秒 )。<br />
leak_rate(リークレート): 受 信 機 のトランスポートバッファのリークレート。 単 位 は 50bytes/s。<br />
reserved( 予 約 ):この 3 ビットのフィールドは 将 来 のための 予 約 である。<br />
component_tag(コンポーネントタグ):この 8 ビットのフィールドには PMT のストリーム 識 別 記<br />
述 子 で 与 えられる、 対 応 するストリームのコンポーネントタグの 値 が 入 る。<br />
compatibilityDescriptor():DII 内 の compatibilityDescriptor とまったく 同 等 のものが 入 る。SDTT<br />
における table_id_ext/group で 特 定 できないようなダウンロード 対 象 の 特 定 はここで 行 う。<br />
number_of_modules:モジュールの 数 を 示 す。<br />
module_id:ダウンロードにおけるファイル 伝 送 に 用 いられるモジュール 識 別 。<br />
module_size: 当 該 モジュールのバイト 長 を 表 わす。0 は 不 定 長 。<br />
module_info_length:module_info_byte のバイト 長 。<br />
module_info_byte:DII にて 記 述 される type 記 述 子 、Name 記 述 子 、Info 記 述 子 、Control 記 述 子<br />
のうち 必 要 なものを 格 納 する。<br />
private_data_length:private_data_byte のバイト 長 。<br />
private_data_byte:この 領 域 の 使 い 方 は 本 標 準 規 格 の 範 囲 外 である。<br />
ISO_639_language_code( 言 語 コード):サービス 記 述 で 使 用 される 文 字 記 述 の 言 語 を 識 別 する。<br />
text_length(サービス 記 述 長 ):サービス 記 述 の 長 さ( 単 位 :バイト)<br />
text_char(サービス 記 述 ): 伝 送 されるダウンロードコンテンツのサービスに 関 する 記 述<br />
-135-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
表 12-3 ネットワークダウンロードコンテンツ 記 述 子 の 構 造<br />
データ 構 造 ビット 数 ビット 列 表 記<br />
Network_download_content_descriptor () {<br />
descriptor_tag<br />
descriptor_length<br />
reboot<br />
add_on<br />
compatibility_flag<br />
text_info_flag<br />
reserved<br />
component_size<br />
session_protcol_number<br />
session_id<br />
retry<br />
connect_timer<br />
address_type<br />
if (address_type == 0x00){<br />
ipv4_address<br />
port_number<br />
}<br />
if (address_type == 0x01){<br />
ipv6_address<br />
port_number<br />
}<br />
if (address_type == 0x02){<br />
URL_length<br />
for (i=0; i
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
1ならば 再 起 動 、0 ならば 継 続 動 作 。<br />
add_on: 既 存 のモジュールの 書 き 換 えなのか、 追 加 なのかを 示 す。<br />
1ならば 追 加 、0 ならば 書 き 換 え。<br />
compatibility_flag: 記 述 子 中 の CompatibilityDescriptor()の 有 無 を 示 すフラグ。<br />
1ならば CompatibilityDescriptor()が 符 号 化 され、0 ならば 符 号 化 されない。<br />
text_info_flag: 記 述 子 末 尾 のサービス 記 述 の 有 無 を 示 すフラグ。<br />
1ならばサービス 記 述 が 符 号 化 され、0 ならば 符 号 化 されない。<br />
reserved:この 4 ビットフィールドは 将 来 のための 予 約 である。<br />
component_size: 伝 送 データサイズの 合 計 ( 単 位 はバイト)。<br />
session_protcol_number:ネットワークダウンロードの 際 に 使 用 する 通 信 のプロトコル 番 号 を 示 す。<br />
session_id:ネットワークダウンロードの 際 に 使 用 する 通 信 のセッション 識 別 を 示 す。<br />
retry: 通 信 サーバへ 再 接 続 を 行 う 際 の 上 限 回 数 を 示 す。<br />
connect_timer: 通 信 サーバへのアクセスの 負 荷 分 散 を 想 定 した 接 続 遅 延 パラメータ。 付 属 -3 に 関<br />
連 記 載 がある。<br />
address_type: 通 信 サーバのアドレス 情 報 の 種 類 を 示 し、 表 12-4 の 割 り 当 てに 従 う。<br />
表 12-4 address_type<br />
値<br />
意 味<br />
0x00 IPv4 のアドレスであることを 示 す。<br />
0x01 IPv6 のアドレスであることを 示 す。<br />
0x02 URL を 示 す。<br />
ipv4_address: 通 信 サーバの IPv4 アドレスを 示 す。<br />
port_number: 通 信 サーバのポート 番 号 を 示 す。<br />
ipv6_address: 通 信 サーバの IPv6 アドレスを 示 す。<br />
URL_length: 通 信 サーバの URL のバイト 長 を 示 す。<br />
URL_byte: 通 信 サーバの URL の 文 字 列 を 示 す。<br />
compatibilityDescriptor():compatibilityDescriptor が 入 る。<br />
private_data_length:private_data_byte のバイト 長 を 示 す。<br />
private_data_byte:この 領 域 の 使 い 方 は 本 標 準 規 格 の 範 囲 外 である。<br />
ISO_639_language_code: 以 下 の text_char で 使 用 される 文 字 記 述 の 言 語 を 識 別 する。<br />
text_length:text_char のバイト 長 を 示 す。<br />
text_char: 伝 送 されるダウンロードコンテンツのサービスに 関 する 記 述 。<br />
-137-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
12.2.1.2 table_id_ext の 割 当 て<br />
table_id_ext の 割 当 てを 表 12-5 に 示 す。<br />
表 12-5<br />
table_id_ext の 割 当 て<br />
table_id_ext の 値<br />
内 容<br />
CompatibilityDescriptor<br />
での model_id 指 定<br />
0xFFFF reserved -<br />
0xFFFE BS 共 通 データ -<br />
0xFFFD * -<br />
0xFFFC BS/ 広 帯 域 CS 共 通 データ -<br />
0xFFFB * -<br />
0xFFFA<br />
地 上 デジタルテレビジョン 放 送 用 共 通 データ<br />
-<br />
(ジャンルコード、 予 約 語 、 番 組 特 性 )<br />
0xFFF9 * -<br />
0xFFF8<br />
地 上 デジタルテレビジョン 放 送 用 共 通 データ<br />
-<br />
( 周 波 数 リスト・ 変 更 情 報 )<br />
0xFF00~0xFFF7 * -<br />
0xFE00~0xFEFF 限 定 受 信 機 能 の 更 新 あり<br />
0xF000~0xFDFF reserved_future_use ( 必 要 に 応 じて 利 用 )<br />
0xE000~0xEFFF 拡 張 maker_id(16 ビット) あり<br />
0x0000~0xDFFF maker_id(8 ビット)+model_id(8 ビット) -<br />
*: 受 信 機 共 通 データ(テスト 用 を 含 む)として、 別 途 事 業 者 運 用 規 定 で 規 定 される。<br />
maker_id( 製 造 者 識 別 )、 拡 張 maker_id については、 一 般 社 団 法 人 電 波 産 業 会 が 管 理 運 用 する。<br />
12.2.1.3 SDTT の 伝 送<br />
地 上 デジタルテレビジョン 放 送 は、 複 数 の 伝 送 パラメータを 持 つ 信 号 を 同 時 に 伝 送 する 階 層 伝<br />
送 が 可 能 である。 誤 り 耐 性 の 強 い 伝 送 方 式 を 用 いた 強 階 層 で 携 帯 受 信 機 に 向 けて 信 号 を 送 出 し、<br />
大 容 量 伝 送 が 可 能 な 伝 送 方 式 を 用 いた 弱 階 層 で、 固 定 受 信 機 に 向 けて 信 号 を 送 出 することができ<br />
る。この 場 合 、 受 信 対 象 となる 受 信 機 毎 に、 異 なる 内 容 の SDTT(Software Download Trigger<br />
Table)を 送 出 することを 可 能 とする。このため 強 階 層 、 弱 階 層 で 送 出 する SDTT を 識 別 する 目<br />
的 で、 各 SDTT に 異 なる PID を 付 与 する(ARIB <strong>STD</strong>-B10 参 照 )。 但 し、SDTT のデータ 構 造 、<br />
Table_id は 同 一 とする。<br />
12.2.2 コンテンツの 伝 送 方 式<br />
ダウンロードコンテンツは、データカルーセル、 及 びセクションテーブルでの 伝 送 が 可 能 である。<br />
12.2.2.1 ダウンロードコンテンツ・データカルーセル 伝 送 方 式<br />
ここでは、DSM-CC データカルーセル 伝 送 規 程 へのダウンロードにおける 追 加 規 定 について 述<br />
べる。<br />
ダウンロードコンテンツ 本 体 は DSM-CC データカルーセルの DDB を 用 いて 伝 送 される。 全 受<br />
-138-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
信 機 共 通 データに 関 するデータフォーマットは「 付 属 (ダウンロード 機 能 )」の Appendix.A で 規<br />
定 するが、それ 以 外 については、ここでは 規 定 しない。<br />
(1) DII における CompatibilityDescriptor の 追 加<br />
DSM-CC データカルーセルでダウンロード 対 象 の 機 種 を 特 定 するための 追 加 規 定 について 述<br />
べる。CompatibilityDescriptor のセマンティクス 及 びシンタックスを 用 いるとする。シンタッ<br />
クスを 表 12-6 に 示 す。<br />
表 12-6 Compatibility Descriptor フォーマット<br />
Syntax<br />
バイト 数<br />
CompatibilityDescriptor(){<br />
compatibilityDescriptorLength<br />
2<br />
descriptorCount<br />
2<br />
for ( i=0 ; i
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
場 合 )は、subDescriptor()の additionalInformation 領 域 に model_id を 記 載 する。ただし、 記<br />
載 の 構 造 等 については、 本 標 準 規 格 では 規 定 しない。<br />
表 12-7 に 機 種 情 報 の 識 別 フィールドを 示 す。<br />
表 12-7 識 別 フィールド<br />
フィールド<br />
内 容<br />
ビッ<br />
ト 数<br />
specifierType *1 0xFF 0xFE 0xFD 0xFC 8<br />
specifierData() 0x819282 24<br />
model<br />
(maker_id)に<br />
相 当<br />
(model_id)に<br />
相 当<br />
( 拡 張<br />
maker_id)に<br />
相 当<br />
限 定 受 信 機 能 の<br />
更 新 に 相 当 *2<br />
受 信 機 共 通 デ<br />
ータ( 拡 張 用 )<br />
に 相 当 *2<br />
version (group_id)に 割 り 当 て 4<br />
(version_id)に 相 当 12<br />
*1:specifierType の 値 は、ISO/IEC 13818-6 において reserved とされている。<br />
*2: 受 信 機 共 通 データ( 拡 張 用 )とは、table_id_ext の 上 位 8 ビットが 0xFF 以 外 の 受 信 機 共<br />
通 データ。 値 の 運 用 は 本 標 準 規 格 では 規 定 しない。<br />
version フィールドは、12 ビットの version_id と、4 ビットの group_id(グループ 識 別 )とし<br />
て 割 り 当 てることとする。ここで group_id は 発 電 所 の 負 荷 軽 減 のため、ダウンロード 対 象 受 信<br />
機 を 分 散 させるために 設 けている。<br />
Virtual Machine に 対 してモデル ID を 規 定 し、それに 基 づいて 全 ての 受 信 機 に 対 してのダウン<br />
ロードを 行 わせることも 可 能 である。<br />
specifierType が 0xFE の 場 合 において、model フィールドに 記 載 される 拡 張 maker_id に 対 応<br />
する model_id は、subDescriptor()の additionalInformation 領 域 に 記 載 する。ただし、 記 載 の<br />
構 造 等 については、 本 標 準 規 格 では 規 定 しない。<br />
specifierTypeが 0xFD の 場 合 、subDescriptor()の additionalInformation 領 域 に 補 足 分 類 等 を<br />
記 載 する。ただし、 記 載 の 構 造 等 については、 本 標 準 規 格 では 規 定 しない。<br />
8<br />
8<br />
(2) DII の Module Info の 記 述 子 の 追 加<br />
ダウンロードコンテンツの 情 報 は、DSM-CC データカルーセルの DII メッセージ 内 の Module<br />
Info を 用 いて 記 述 する。 既 に 規 定 されているいくつかの 記 述 子 を 用 いて 伝 送 を 行 う。 表 12-8 に<br />
DII(DownloadInfoIndication Message)フォーマットを 示 す。<br />
表 12-8 DII( Download Info Indication Message )フォーマット<br />
Syntax<br />
バイト 数<br />
DownloadInfoIndication(){<br />
dsmccMessageHeader()<br />
downloadId 4<br />
-140-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
}<br />
blockSize<br />
windowSize<br />
ackPeriod<br />
tCDownloadWindow<br />
tCDownloadScenario<br />
compatibilityDescriptor()<br />
numberOfModules<br />
for ( i=0 ; i< NumberOfModules ; i++ ){<br />
moduleId<br />
moduleSize<br />
moduleVersion<br />
moduleInfoLength<br />
for ( j=0 ; j< moduleInfoLength ; j++ ){<br />
moduleInfoByte<br />
}<br />
}<br />
privateDataLength<br />
for ( i=0 ; i< privateDataLength ; i++ ){<br />
privateDataByte<br />
}<br />
2<br />
1<br />
1<br />
4<br />
4<br />
2<br />
2<br />
4<br />
1<br />
1<br />
1<br />
2<br />
1<br />
moduleInfoByte に 記 述 される 記 述 子 について、 以 下 に 説 明 する。<br />
Type 記 述 子 にダウンロードを 示 すモジュールの 型 を 規 定 する。これにより、そのモジュールが<br />
データサービスのコンテンツデータか、ダウンロードのコンテンツであるかを 識 別 する。モジュ<br />
ールの 型 は RFC2046 で 規 定 されている“Media Type”に 従 って 記 述 される。<br />
例 .application/x-download =ダウンロードコンテンツであることを 示 す。<br />
どのようなモジュールの 型 を 定 義 するかは、RFC2046 に 従 っている 限 り、 受 信 機 によって 自<br />
由 に 規 定 しても 良 いとする。<br />
Name 記 述 子 にはモジュールの 名 前 を 入 れることとする。これは 受 信 機 内 で 一 意 にそのモジュ<br />
ールを 特 定 することが 可 能 な 名 前 とする。 例 えば、 受 信 機 の 全 てのソフトウェアコンポーネント<br />
がモジュール 単 位 でファイルシステム 上 で 特 定 できるようになっていれば、この Name 記 述 子 に<br />
そのダウンロード 対 象 のファイルのパスを 記 述 する。<br />
Info 記 述 子 にはさらに 付 加 的 なモジュールに 対 する 情 報 を 入 れる。 Info 記 述 子 での 情 報 内 容<br />
は PlainText とする。 任 意 のバイトデータをモジュールに 対 して 付 加 する 場 合 は Control 記 述 子<br />
を 運 用 する。<br />
12.2.2.2 ダウンロードコンテンツ・セクション 伝 送 方 式<br />
ダウンロードコンテンツをセクション 形 式 で 伝 送 する 場 合 は CDT(Common Data Table)を 用<br />
いる。<br />
(1) 全 受 信 機 共 通 データテーブル(CDT)(Common Data Table)<br />
CDTは、そのテーブルを 受 信 する 全 ての 受 信 機 を 対 象 として、 不 揮 発 性 メモリに 格 納 すべき 共 通<br />
-141-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
データをセクション 形 式 で 伝 送 するために 用 いる。 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 では、 事 業 者 の<br />
サービスロゴデータは CDT 内 の data_module_byte にロゴデータを 配 置 して 伝 送 する。ロゴデー<br />
タフォーマットは「 付 属 (ダウンロード 機 能 )」の Appendix.A を 参 照 のこと。<br />
CDT については、ARIB <strong>STD</strong>-B10 も 参 照 のこと。<br />
CDT のデータ 構 造 を 表 12-9 に 示 す。<br />
表 12-9 CDT シンタックス<br />
データ 構 造<br />
ビット 数<br />
ビット 列<br />
表 記<br />
common_data_section(){<br />
table_id 8 uimsbf<br />
section_syntax_indicator 1 bslbf<br />
reserved_future_use 1 bslbf<br />
reserved 2 bslbf<br />
section_length 12 uimsbf<br />
download_data_id 16 uimsbf<br />
reserved 2 bslbf<br />
version_number 5 uimsbf<br />
current_next_indicator 1 bslbf<br />
section_number 8 uimsbf<br />
last_section_number 8 uimsbf<br />
original_network_id 16 uimsbf<br />
data_type 8 uimsbf<br />
reserved_future_use 4 bslbf<br />
descriptors_loop_length 12 uimsbf<br />
for(i=0;i
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
download_data_id(ダウンロードデータ 識 別 ): これは 16 ビットのフィールドで、 全 受 信 機 共<br />
通 データのダウンロードデータ 識 別 を 指 定 する。ダウンロードデータ 識 別 は、オリジナルネットワ<br />
ーク 識 別 (original_network_id) 毎 にユニークとする。サービスロゴの 場 合 は、この 値 は SDT に<br />
配 置 される 後 述 のロゴ 伝 送 記 述 子 に 記 載 の download_data_id の 値 と 一 致 する。<br />
version_number(バージョン 番 号 ):この 5 ビットのフィールドはサブテーブルのバージョン 番 号<br />
である。バージョン 番 号 はサブテーブル 内 の 情 報 に 変 化 があった 場 合 に 1 加 算 される。その 値 が 31<br />
になった 場 合 は、その 次 は 0 に 戻 る。カレントネクスト 指 示 が「1」の 場 合 は、バージョン 番 号 は<br />
テーブル 識 別 とネットワーク 識 別 で 定 義 される 現 在 のサブテーブルのバージョン 番 号 になる。カレ<br />
ントネクスト 指 示 が「0」の 場 合 は、バージョン 番 号 はテーブル 識 別 とネットワーク 識 別 で 定 義 さ<br />
れる 次 のサブテーブルのバージョン 番 号 になる。<br />
current_next_indicator(カレントネクスト 指 示 ):この 1 ビットの 指 示 は、それが「1」の 場 合 は<br />
サブテーブルが 現 在 のサブテーブルであることを 示 す。「0」の 場 合 は、 送 られるサブテーブルはま<br />
だ 適 用 されず、 次 のサブテーブルとして 使 用 されることを 示 す。<br />
section_number(セクション 番 号 ):この 8 ビットのフィールドはセクションの 番 号 を 表 す。サブ<br />
テーブル 中 の 最 初 のセクションのセクション 番 号 は、0x00 である。セクション 番 号 は、 同 一 のテー<br />
ブル 識 別 とネットワーク 識 別 を 持 つセクションの 追 加 ごとに 1 加 算 される。<br />
last_section_number( 最 終 セクション 番 号 ):この 8 ビットのフィールドは、そのセクションが 属<br />
するサブテーブルの 最 後 のセクション(すなわち、 最 大 のセクション 番 号 を 持 つセクション)の 番<br />
号 を 規 定 する。<br />
original_network_id(オリジナルネットワーク 識 別 ):この 16 ビットのフィールドは、 元 の 分 配 シ<br />
ステムのネットワーク 識 別 を 規 定 するラベルの 役 割 をする。<br />
data_type(データ 属 性 ):この 8 ビットのフィールドは、 伝 送 されているダウンロードデータの 種<br />
類 を 示 す。0x01 はロゴデータとし、 運 用 詳 細 は 本 標 準 規 格 付 属 -3「ダウンロード 機 能 」、 及 び 放 送<br />
事 業 者 規 程 を 参 照 のこと。それ 以 外 は 将 来 拡 張 とする。<br />
descriptors_length( 記 述 子 長 ):これは、12 ビットのフィールドで、 後 続 の 記 述 子 の 全 バイト 長 を<br />
規 定 する。<br />
data_module_byte(データモジュールバイト):data_type 毎 に 定 義 されるシンタックスによりダ<br />
ウンロードデータを 記 載 する。サービスロゴの 場 合 は 本 標 準 規 格 付 属 -3「ダウンロード 機 能 」、 及 び<br />
放 送 事 業 者 規 程 を 参 照 のこと。<br />
CRC_32(CRC):これは ARIB <strong>STD</strong>-B10 の 付 録 B で 定 義 するデコーダにおいて、セクション 全 体<br />
を 処 理 した 後 にレジスタ 出 力 がゼロになるような CRC 値 を 含 む、32 ビットのフィールドである。<br />
(2) ダウンロードデータの 特 定 方 法<br />
ダウンロードデータはダウンロードデータ 識 別 で 特 定 される。ダウンロードデータ 識 別 は、ダウ<br />
ンロードデータの 内 容 や 目 的 に 応 じて、 記 述 子 などを 用 いて 特 定 する。 地 上 デジタルテレビジョン<br />
-143-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
放 送 では、SDT(Service Description Table)に 配 置 されるロゴ 伝 送 記 述 子 (Logo transmission<br />
descriptor)を 用 いてサービスロゴデータを 特 定 する。<br />
ロゴ 伝 送 記 述 子 については、ARIB <strong>STD</strong>-B10 も 参 照 のこと。ロゴ 伝 送 記 述 子 のデータ 構 造 を 表<br />
12-10 に 示 す。<br />
表 12-10 ロゴ 伝 送 記 述 子 シンタックス<br />
データ 構 造 ビット 数 ビット 列<br />
表 記<br />
logo_transmission_descriptor(){<br />
descriptor_tag 8 uimsbf<br />
descriptor_length 8 uimsbf<br />
logo_transmission_type 8 uimsbf<br />
if(logo_transmission_type == 0x01){<br />
reserved_future_use 7 bslbf<br />
logo_id 9 uimsbf<br />
reserved_future_use 4 bslbf<br />
logo_version 12 uimsbf<br />
download_data_id 16 uimsbf<br />
}<br />
else if(logo_transmission_type == 0x02){<br />
reserved_future_use 7 bslbf<br />
logo_id 9 uimsbf<br />
}<br />
else if(logo_transmission_type == 0x03){<br />
for(i=0;i
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
logo_id(ロゴ 識 別 ):この 9 ビットは 当 該 サービスに 定 義 するロゴデータのID 値 を 記 載 する。<br />
download_data_id(ダウンロードデータ 識 別 ):この 16 ビットはダウンロードされるデータの 識<br />
別 を 表 す。ロゴデータが 配 置 されている CDT の table_id_extension の 値 と 一 致 する。<br />
logo_version(ロゴバージョン 番 号 ):この 12 ビットは 当 該 logo_id のバージョン 番 号 を 記 載 する。<br />
CDT 内 の data_module_byte()のロゴバージョン 番 号 と 同 一 値 が 付 与 される( 本 標 準 規 格 付 属 -3「ダ<br />
ウンロード 機 能 」、 及 び 放 送 事 業 者 規 程 を 参 照 )。<br />
logo_char( 簡 易 ロゴ 用 文 字 列 ):この 8 ビットは 簡 易 ロゴ 用 の 8 単 位 符 号 文 字 列 を 記 載 する。<br />
12.3 受 信 機 の 望 ましい 仕 様<br />
ここでは、 受 信 機 内 情 報 更 新 サービスの 実 現 のために 必 要 な 受 信 機 の 機 能 とハードウェア 規<br />
模 ・ 性 能 について 記 す。<br />
12.3.1 必 要 な 機 能<br />
ここでは 受 信 機 内 情 報 更 新 サービスを 受 信 するために 受 信 機 が 備 えるべき 機 能 項 目 を 挙 げる。<br />
(1) 告 知 情 報 によるダウンロード 予 約 機 能<br />
・ 告 知 情 報 を 運 用 状 況 に 合 せて 受 信 し、ダウンロードコンテンツの 受 信 実 行 を 予 約 する 機 能 。<br />
・ 受 信 した 告 知 情 報 の 内 容 を 解 析 し、 全 受 信 機 共 通 データのダウンロードか 受 信 機 情 報 に 合 致<br />
する 受 信 機 ソフトウェアのダウンロードかを 判 定 し、ダウンロード 実 行 の 予 約 の 可 否 を 判 断<br />
する。<br />
・ 告 知 情 報 の 内 容 が 強 制 ダウンロードであり、 利 用 者 の 許 諾 情 報 が 予 め 設 定 されている 時 には、<br />
利 用 者 が 意 識 することなく、ダウンロード 実 行 を 予 約 する。<br />
・ 告 知 情 報 が 選 択 ダウンロードであれば、 利 用 者 に 任 意 ダウンロードの 選 択 内 容 を 表 示 し、 選<br />
択 できる 操 作 手 段 を 提 供 し、 利 用 者 の 選 択 した 情 報 に 基 づきダウンロード 実 行 を 予 約 する。<br />
(2) ダウンロードコンテンツの 受 信 機 能<br />
(ア) データカルーセル 形 式 ダウンロードコンテンツの 場 合<br />
・ 告 知 情 報 をもとに DSM-CC データカルーセルで 送 られるダウンロードコンテンツを 受 信 し、<br />
ダウンロードコンテンツを 不 揮 発 性 メモリ 上 に 格 納 する 機 能 1。<br />
・ 受 信 したダウンロードコンテンツの 内 容 の 正 当 性 、 適 合 性 を 評 価 し、 告 知 情 報 に 基 づきダウ<br />
ンロードコンテンツを 不 揮 発 性 メモリに 格 納 する。<br />
・ダウンロードは 告 知 情 報 に 基 づいて 実 施 する。スケジュール 情 報 がある 場 合 2にはスタンバイ<br />
中 にスケジュール 情 報 に 基 づきダウンロードを 行 なう。スケジュール 情 報 がない 場 合 には、<br />
電 源 OFF の 操 作 が 行 なわれた 場 合 にダウンロードを 試 みる。<br />
1 強 制 ダウンロードにおいては、ユーザに 不 利 益 を 及 ぼさない 注 意 が 必 要 であり、『 付 属 (ダウンロード 機 能 )の 強 制 ダウンロード<br />
の 取 り 扱 い』に 例 を 示 す。<br />
2 「スケジュール 情 報 がある 場 合 」とは SDTT 内 のスケジュール 情 報 のループ 数 が 0 でない 場 合 であり、「スケジュール 情 報 が<br />
ない 場 合 」とはそれが 0 となっている 場 合 を 指 す。<br />
-145-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
・ダウンロードコンテンツの 受 信 によって 現 在 行 っている 番 組 視 聴 に 影 響 を 及 ぼさないこと。<br />
例 えば 現 在 視 聴 している TS など 受 信 機 が 選 局 できる TS 内 にダウンロードすべきダウンロ<br />
ードコンテンツが 伝 送 されている 時 にダウンロードコンテンツ 受 信 を 実 行 する、ダウンロー<br />
ドによって 書 換 えられたソフトウェアの 再 起 動 は 電 源 OFF(スタンバイ) 時 に 実 行 するなど。<br />
(イ) セクション 形 式 ダウンロードコンテンツの 場 合<br />
・ダウンロードコンテンツの 受 信 によって 現 在 行 っている 番 組 視 聴 に 影 響 を 及 ぼさないこと。<br />
例 えば 現 在 視 聴 している TS など 受 信 機 が 選 局 できる TS 内 にダウンロードすべきダウンロ<br />
ードコンテンツが 伝 送 されている 時 にダウンロード 受 信 を 実 行 する。または、 電 源 スタンバ<br />
イ 中 に 取 得 すること。<br />
・ 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 においてロゴデータをダウンロードする 時 は、SDT に 配 置 さ<br />
れたロゴ 伝 送 記 述 子 を 受 信 し、ロゴ 伝 送 タイプに 応 じて 必 要 となるロゴデータを 受 信 する。<br />
(ウ) 通 信 サーバ(ネットワーク)からのダウンロードコンテンツの 場 合<br />
・ 告 知 情 報 をもとに、(6)に 示 す 通 信 機 能 を 使 って 通 信 サーバから 送 られるダウンロードコンテ<br />
ンツを 受 信 し、 不 揮 発 性 メモリに 格 納 する 機 能 。<br />
・ 受 信 したダウンロードコンテンツの 内 容 の 正 当 性 、 適 合 性 を 評 価 し、 告 知 情 報 に 基 づきダウ<br />
ンロードコンテンツを 不 揮 発 性 メモリに 格 納 する。<br />
・ダウンロードは、 告 知 情 報 に 基 づき、スケジュール 情 報 に 沿 ってダウンロードを 行 う。 通 信<br />
サーバからのダウンロードは、 視 聴 中 でもダウンロードすることは 可 能 であるが、ダウンロ<br />
ードコンテンツの 受 信 によって 番 組 視 聴 などに 影 響 を 及 ぼさないこと。<br />
(3) 異 常 発 生 時 の 状 態 回 復 機 能<br />
・ダウンロードコンテンツの 受 信 中 の 電 源 オンオフ、 処 理 中 断 やデータ 異 常 認 知 などの 異 常 状<br />
態 を 認 識 し、 受 信 機 を 正 常 状 態 へ 回 復 する 機 能 。<br />
・ダウンロード 処 理 時 に 異 常 状 態 を 認 識 した 時 、 書 き 込 まれたダウンロードコンテンツの 内 容<br />
を 無 効 にし、ダウンロードコンテンツの 再 取 得 に 必 要 な 状 態 設 定 を 確 保 する。<br />
・ 安 全 性 確 保 のためにダウンロードによる 書 換 えのための 領 域 を 2 つ 用 意 する 2 バンク 方 式 に<br />
おいては、 異 常 状 態 時 にダウンロード 処 理 前 のプログラムを 実 行 すること。 書 換 えない 固 有<br />
プログラム 領 域 とダウンロードによる 書 換 え 領 域 を 1 つ 備 える 1 バンク+α 方 式 においては、<br />
異 常 状 態 時 に 固 有 プログラムを 実 行 し 最 低 限 の 機 能 を 保 証 すること<br />
(4) ダウンロード 実 行 の 許 諾 機 能<br />
・ 受 信 機 の 利 用 者 に 対 し、ダウンロード 機 能 の 実 行 を 許 諾 する 操 作 手 段 を 提 供 し、 利 用 者 の 許<br />
諾 情 報 を 保 持 する 機 能 。<br />
(5) 電 源 制 御 機 能<br />
・ 告 知 情 報 に 基 づき、 自 身 のタイマにてコンテンツ 情 報 の 受 信 に 必 要 な 回 路 の 電 源 を 入 れ、コ<br />
ンテンツをダウンロードし、ダウンロード 終 了 時 に 立 ち 上 げた 電 源 を 切 る 電 源 制 御 機 能 、 及<br />
び 電 源 OFF 操 作 時 に 必 要 な 回 路 の 通 電 を 保 持 し、コンテンツをダウンロードし、ダウンロ<br />
-146-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
ード 終 了 時 に 電 源 を 切 る 電 源 制 御 機 能 。<br />
(6) 通 信 機 能<br />
・ 通 信 サーバからのダウンロードに 対 応 する 場 合 は、11.4 に 示 すインタフェース 及 び 11.5 に<br />
示 す TCP/IP を 用 いた 通 信 機 能 を 有 すること。<br />
12.3.2 必 要 なハードウェア 規 模 ・ 性 能<br />
12.3.1 の 機 能 を 遂 行 するための 備 えるべきハードウェア 仕 様<br />
(1) 告 知 情 報 及 びダウンロードコンテンツの 受 信 のために、 伝 送 速 度 に 追 随 できるメモリバッフ<br />
ァを 確 保 すること。<br />
(2) 「 付 属 (ダウンロード 機 能 )」の Appendix A に 詳 述 する 受 信 機 共 通 データのメモリ 領 域 とし<br />
て 少 なくとも 予 約 語 等 の 格 納 領 域 として BS 用 受 信 装 置 は 10K バイト、BS・ 広 帯 域 CS 共 用<br />
受 信 装 置 は 30K バイト、 地 上 用 受 信 装 置 は 10K バイト、 地 上 ・BS・ 広 帯 域 CS 共 用 受 信 装<br />
置 は 40K バイトを 確 保 すること。なお、 各 種 共 用 受 信 装 置 では、 全 ての 伝 送 メディアで 共 通<br />
に 運 用 されるジャンルコード 表 及 び 予 約 語 表 等 のメモリに 関 しては 共 用 しても 良 い。<br />
さらに EPG 等 で 用 いるロゴデータを 格 納 するデータ 領 域 3を 確 保 すること。また 地 上 用 受<br />
信 装 置 では、 周 波 数 リスト・ 変 更 情 報 の 格 納 領 域 を 確 保 すること。 運 用 については 本 標 準 規<br />
格 付 属 -3 及 び ARIB 技 術 資 料 「 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 運 用 規 定 」を 参 照 のこと。<br />
(3) ダウンロード 処 理 の 異 常 発 生 時 の 対 策 として、 不 揮 発 性 メモリ 2 バンクを 用 いてダウンロー<br />
ド 前 の 状 態 への 後 戻 りを 可 能 とする 2 バンク 方 式 またはダウンロードによる 書 換 え 領 域 1 バ<br />
ンクと 固 有 プログラムをメモリ 上 に 常 駐 させる 1 バンク+α 方 式 のメモリ 構 成 を 持 つこと。<br />
3 詳 細 なデータ 容 量 に 関 しては「 付 属 (ダウンロード 機 能 )」の Appendix. A を 参 照 のこと。<br />
-147-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
第 13 章 DIRD の 信 号 処 理 機 能<br />
13.1 番 組 配 列 情 報<br />
省 令 で 規 定 される PSI を 含 み、 別 途 ARIB で 定 義 される 番 組 配 列 情 報 の 内 、 必 須 情 報 として 規 定<br />
される 情 報 の 受 信 ・ 提 示 機 能 を 持 つものとする。<br />
13.2 放 送 / 非 放 送 の 識 別<br />
別 途 規 定 されるシステム 管 理 記 述 子 により、 図 13-1 に 示 すフローに 従 い 放 送 と 定 義 される 信 号 を<br />
選 別 できる 機 能 を 有 するものとする。<br />
13.3 同 時 処 理 する PID の 数<br />
本 線 系 コンポーネントを 含 み 12 以 上 とする。<br />
13.4 スクランブル 用 に 設 定 できるスクランブル 鍵 の 数<br />
奇 数 鍵 と 偶 数 鍵 を 1 対 として 8 対 以 上 とする。<br />
13.5 番 組 選 択 のフロー<br />
図 13-2 のフローにより 番 組 選 択 を 行 うものとする。<br />
-148-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
開 始<br />
SMD あり?<br />
あり<br />
Smid 上 位 2bit?<br />
00<br />
SMid 中 位 6bit?<br />
一 致<br />
Smid 下 位 8bit?<br />
一 致<br />
なし<br />
00 以 外<br />
オプション 機 能<br />
不 一 致<br />
不 一 致<br />
全 機 能 を 告 示 レベルの 受 信 不 能 例 外 処 理 受 信 不 可<br />
活 かして 受 信 機 能 のみで 受 信 ( 技 術 方 式 不 一 致 ) ( 非 放 送 利 用 など) ( 受 信 対 象 外 )<br />
SMD:システム 管 理 記 述 子<br />
Smid:システム 管 理 識 別 子<br />
[ 備 考 ] システム 管 理 識 別 子<br />
16bit<br />
2 6 8<br />
制 度 分 類 00: 一 般 エンドユーザ( 放 送 など)<br />
01:クローズドユーザ(CATV 配 信 など)<br />
10: 業 務 用 ( 通 信 など)<br />
11:Reserved<br />
技 術 分 類 1( 告 示 レベルの 技 術 方 式 の 識 別 )<br />
00 0010:BSデジタル 方 式 の 技 術 方 式<br />
00 0011: 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 の 技 術 方 式<br />
00 0100: 広 帯 域 CS デジタル 放 送 の 技 術 方 式<br />
00 0101: 地 上 デジタル 音 声 放 送 の 技 術 方 式<br />
その 他 :Reserved<br />
技 術 分 類 2( 民 間 レベルの 技 術 方 式 の 識 別 )<br />
0000 0001:( 例 )ARIB 方 式<br />
その 他 :Reserved<br />
図 13-1 放 送 / 非 放 送 の 識 別 フロー<br />
-149-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
開 始<br />
NIT 受 信<br />
ネットワーク 情 報 表 示<br />
ネットワーク 選 択<br />
自 ネットワーク?<br />
他<br />
ネットワーク 移 動<br />
自<br />
番 組 配 列 情 報 (NIT 含 む) 受 信<br />
番 組 情 報 表 示<br />
編 成 チャンネル 選 択<br />
自 ストリーム?<br />
他<br />
伝 送 チャンネル 移 動<br />
自<br />
PAT 受 信<br />
PMT 受 信<br />
システム 管 理 ID?<br />
放 送<br />
ECM 受 信<br />
限 定 受 信 処 理 ?<br />
受 信 可<br />
番 組 要 素 信 号 受 信<br />
非 放 送<br />
受 信 不 可<br />
受 信 可 受 信 不 可 例 外 処 理<br />
[ 注 ]<br />
(1) 基 本 フローのみ 記 述 。 受 信 装 置 付 加 機 能 として 分 岐 / 短 絡 ルートなどを 設 けることも 可 。<br />
(2) 適 切 な NIT・ 番 組 配 列 情 報 を 含 む 放 送 を 受 信 する 時 には、 例 外 処 理 へ 進 むことはない。<br />
(3) 例 外 処 理 では、 正 しく 放 送 電 波 を 捕 捉 するための 再 設 定 、 非 放 送 利 用 時 の 特 殊 処 理 (システム 管 理 IDの<br />
アップロード 等 )などの 処 理 を 行 う。<br />
図 13-2 番 組 選 択 の 基 本 フロー<br />
-150-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
第 14 章 受 信 装 置 各 部 の 性 能<br />
衛 星 デジタル 放 送 受 信 装 置 各 部 の 性 能 は、 表 14.1~14.3 のとおりとする。<br />
地 上 デジタルテレビジョン 放 送 受 信 装 置 各 部 の 性 能 は、 第 5 章 に 示 す、 更 に 付 属 -10 地 上 デ<br />
ジタルテレビジョン 放 送 の 受 信 装 置 の 性 能 について、を 参 照 すること。<br />
14.1 衛 星 受 信 アンテナ<br />
表 14-1 衛 星 受 信 アンテナの 望 ましい 性 能<br />
項 目 性 能<br />
G/T<br />
13dB/K 以 上 であること<br />
指 向 性 有 効 口 径 90cm 未 満<br />
有 効 口 径 90cm 以 上<br />
図 14-2 の A カーブの 値 以 上 であること<br />
図 14-2 の A’カーブの 値 以 上 であること<br />
交 差 偏 波 特 性<br />
図 14-2 の B カーブの 値 以 上 であること<br />
VSWR<br />
アンテナ 単 体 では 受 信 帯 域 内 で 1.3 以 下<br />
コンバータとの 一 体 型 ではコンバータ 出 力 で<br />
2.5 以 下 とする<br />
図 14-1 指 向 性 及 び 交 差 偏 波 特 性 のカーブ<br />
衛 星 軌 道 及 び 資 源 の 逼 迫 によって、 将 来 、 我 が 国 の 衛 星 放 送 に 干 渉 妨 害 を 与 える 外 国 衛 星 が 出 現<br />
する 可 能 性 がある。その 際 の 我 が 国 と 外 国 衛 星 との 干 渉 妨 害 回 避 のための 国 際 調 整 を 考 慮 すると、<br />
アンテナ 特 性 は、 現 在 の 放 送 衛 星 プランの 前 提 条 件 となっている ITU-R 勧 告 BO.1213 を 満 たすこ<br />
とが 期 待 される。 付 属 -7に、ITU-R 勧 告 BO.1213 を 示 す。<br />
-151-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
14.2 衛 星 コンバータ<br />
表 14-2 衛 星 コンバータの 望 ましい 性 能<br />
項 目 性 能<br />
雑 音 指 数<br />
1.2dB 以 下<br />
入 力 VSWR<br />
受 信 帯 域 内 で 2.5 以 下<br />
受 信 帯 域 内 利 得 偏 差<br />
BS、 広 帯 域 CS 各 受 信 帯 域 内 で 4dB(p-p) 以 下<br />
BS・ 広 帯 域 CS 受 信 帯 域 内 で 6dB(p-p) 以 下<br />
受 信 チャンネル 内 利 得 偏 差 受 信 チャンネル 帯 域 内 で 1dB(p-p) 以 内<br />
出 力 VSWR<br />
受 信 帯 域 内 で 2.5 以 下<br />
局 部 発 振 周 波 数 漂 動<br />
±1.5MHz 以 内 (-30゜~+50゜C)<br />
局 部 発 振 出 力 の 漏 洩<br />
受 信 入 力 端 で-30dBm 以 下<br />
-52dBc/Hz(1kHz) 以 下<br />
局 発 位 相 雑 音<br />
-70dBc/Hz(5kHz) 以 下<br />
-80dBc/Hz(10kHz) 以 下<br />
相 互 変 調 レベル<br />
-70dBm 入 力 2 信 号 において-55dB 以 下<br />
イメージ 妨 害 抑 圧 比<br />
31dB 以 上<br />
14.3 衛 星 DIRD<br />
表 14-3 衛 星 DIRD の 望 ましい 性 能<br />
項 目 性 能<br />
局 部 発 振 漏 洩 電 力 入 力 端 において-55dBm 以 下<br />
入 力 VSWR<br />
受 信 帯 域 内 で 2.5 以 下<br />
受 信 限 界 CN 比<br />
CN 比 11dB( 雑 音 帯 域 幅 28.9MHz 白 色 雑 音 のみ)の 条 件<br />
において 受 信 劣 化 が 検 知 されないこと。<br />
なお、 測 定 に 用 いる 放 送 波 信 号 は、 希 望 波 ・ 妨 害 波 とも 衛 星<br />
中 継 器 と 同 等 の 伝 送 路 を 通 過 させた 信 号 とする。<br />
妨 害 排 除 能 力<br />
8PSK、CN 比 17dB( 限 界 +6dB: 雑 音 帯 域 幅 28.9MHz)の<br />
状 態 において 下 記 を 満 足 すること。<br />
なお、 測 定 に 用 いる 放 送 波 信 号 は、 希 望 波 ・ 妨 害 波 とも 衛 星<br />
中 継 器 と 同 等 の 伝 送 路 を 通 過 させた 信 号 とする。<br />
同 一 チャンネル*<br />
隣 接 チャンネル*<br />
隣 隣 接 チャンネル*<br />
相 互 変 調<br />
スプリアス<br />
第 2 局 発 イメージ<br />
AFC 特 性<br />
DU 比 13dB で 受 信 劣 化 が 検 知 されない。<br />
DU 比 8dB で 受 信 劣 化 が 検 知 されない。<br />
DU 比 -3dB で 受 信 劣 化 が 検 知 されない。<br />
DU 比 -3dB で 受 信 劣 化 が 検 知 されない。<br />
26MHz~7GHz の 範 囲 で DU 比 -3dB で 不 要 波 による 受 信 劣<br />
化 が 検 知 されない。<br />
DU 比 -3dB で 受 信 劣 化 が 検 知 されない。<br />
入 力 信 号 周 波 数 の±1.5MHz 変 化 に 対 し 受 信 劣 化 が 検 知 され<br />
ないこと<br />
* 妨 害 波 は、 希 望 波 と 同 じシンボルレート・フィルター 特 性 のデジタル 変 調 波 とする。<br />
なお 測 定 時 に 衛 星 中 継 器 または 同 等 の 伝 送 路 を 用 意 できない 場 合 は、 付 属 -8に 示 す 基 準 を 満 足<br />
することとする。<br />
-152-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
第 15 章 共 用 化 受 信 装 置 (オプション)<br />
15.1 デジタル 放 送 受 信 装 置 の 共 用 化 及 びインターオペラビリティ 接 続 部<br />
デジタル 放 送 受 信 装 置 を 他 メディアと 共 用 する 場 合 は 本 章 の 規 定 による。 地 上 デジタルテレビジ<br />
ョン 放 送 と 衛 星 デジタル 放 送 受 信 装 置 の 共 用 化 及 び TS インタフェースにあたるインターオペラビ<br />
リティ 接 続 部 に 関 しては 15.1.1 の 通 りとする。 狭 帯 域 CS デジタル 放 送 、デジタル CATV との 受 信<br />
装 置 の 共 用 化 及 び TS インタフェースにあたるインターオペラビリティ 接 続 部 に 関 しては 検 討 中 で<br />
ある。<br />
15.1.1 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 受 信 アダプターと 衛 星 デジタル 放 送 受 信 装 置 の 共 用 化 及 び<br />
インターオペラビリティ 接 続 部<br />
15.1.1.1 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 と 衛 星 デジタル 放 送 受 信 装 置 の 共 用 化<br />
「 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 共 用 化 BS デジタル 放 送 受 信 装 置 及 び 地 上 デジタルテレビジョ<br />
ン 放 送 共 用 化 BS・ 広 帯 域 CS デジタル 放 送 共 用 受 信 装 置 ( 以 下 これらを「 共 用 化 BS/BS・ 広 帯 域<br />
CS デジタル 受 信 装 置 」とも 呼 ぶ。)」は、あらかじめ「 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 受 信 アダプ<br />
ター( 以 下 「 地 上 アダプター」とも 呼 ぶ。)」との 接 続 部 及 び 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 の 受 信<br />
機 能 を 装 備 する 必 要 がある。 本 規 格 での 規 格 化 範 囲 は 次 の 通 りとする。<br />
地 上 デジタルテレビジョン 放 送<br />
共 用 化 BS/BS・ 広 帯 域 CS デジタル 受 信 装 置<br />
地 上 アダプター<br />
インタフェース<br />
図 15-1 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 との 共 用 化 ブロック<br />
本 規 格 での 規 格 化 範 囲 は、 上 記 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 共 用 化 BS/BS・ 広 帯 域 CS デジタル<br />
受 信 装 置 とインタフェースについてであり、 地 上 アダプターについては 地 上 デジタルテレビジョン 放 送<br />
受 信 装 置 の 規 格 に 準 ずる。 地 上 アダプターのデスクリプタ、コマンド、チューナモデルについては、 付<br />
属 -5 の「 地 上 アダプターのデスクリプタ、コマンド、チューナモデル」の 項 を 参 照 のこと。<br />
15.1.1.2 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 受 信 共 用 化 インタフェース<br />
(1) シリアルインタフェース 仕 様 及 び 入 力 ストリーム<br />
シリアルインタフェースは、IEEE1394 仕 様 とし、IEEE Std 1394-1995「IEEE Standard for a<br />
High Performance Serial Bus」に 準 拠 する。<br />
共 用 化 BS/BS・ 広 帯 域 CS デジタル 受 信 装 置 は、 地 上 アダプターで 選 局 されたフル TS を 受 信<br />
することとする。<br />
-153-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
共 用 化 BS/BS・ 広 帯 域 CS デジタル 受 信 装 置 から 地 上 アダプターを 選 局 、 受 信 サーチするため<br />
に、 受 信 周 波 数 を 送 信 する DSIT コマンド、 地 上 アダプターの 状 態 を 知 るための Tuner Status<br />
Descriptor、 地 上 アダプターを 認 識 するための Tuner Subunit Identifier Descriptor を 以 下 に 規 定<br />
する。<br />
(2) コマンド<br />
共 用 化 BS/BS・ 広 帯 域 CS デジタル 受 信 装 置 は、1394 Trade Association における AV/C<br />
Descriptor Mechanism Specification ( 以 下 AV/C Descriptor)、AV/C Tuner Model and Command<br />
Set ( 以 下 AV/C Tuner) 、 AV/C Tuner Broadcast System Specification – Digital Video<br />
Broadcast(DVB) 及 び Enhancements to the AV/C Broadcast System Specification – Digital<br />
Video Broadcast(DVB)に 準 拠 し、AV/C Tuner の Profile E0:Conformant_implementation で 規<br />
定 される 機 能 を 備 える 地 上 アダプターの 選 局 を 制 御 するために、 以 下 のコマンドをサポートしなけ<br />
ればならない。なお、AV/C Descriptor コマンドの 詳 細 は AV/C Descriptor を、AV/C Tuner コマン<br />
ドの 詳 細 は AV/C Tuner を 参 照 のこと。<br />
表 15-1 に 示 す AV/C Descripter コマンドを 少 なくともサポートする。<br />
表 15-1 必 須 AV/C Descriptorコマンド<br />
Opcode 値 Command<br />
Type<br />
記 述<br />
OPEN<br />
0x08 CONTROL Descriptor のアクセ<br />
DESCRIPTOR<br />
ス 権 を 取 得 する<br />
OPEN<br />
0x08 STATUS Descriptor のアクセ<br />
DESCRIPTOR<br />
ス 状 態 を 調 べる<br />
READ<br />
0x09 CONTROL Descriptor からデー<br />
DESCRIPTOR<br />
タを 読 み 込 む<br />
注 1: OPEN DESCRIPTOR コマンドは read_open subfunction(0x01) 及 び close<br />
subfunction(0x00)のみをサポートする。<br />
サポート<br />
必 須 ( 注 1)<br />
必 須<br />
必 須<br />
地 上 アダプター 選 局 のために 表 15-2 の AV/C Tuner コマンドをサポートする。<br />
表 15-2 必 須 AV/C Tunerコマンド<br />
Opcode 値 Command Type 記 述 サポート<br />
DIRECT SELECT<br />
INFORMATION TYPE<br />
(DSIT)<br />
0xC8 CONTROL 周 波 数 選 局<br />
(replace subfunction<br />
は 必 須 )<br />
必 須 ( 注 1)<br />
注 1: DIRECT SELECT INFORMATION TYPE コマンドは subfunction が<br />
replace(0xD2)のサポートを 必 須 とする。<br />
-154-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
(3) DIRECT SELECT INFORMATION TYPE(DSIT)コマンド<br />
表 15-3 に DSIT コマンドの system_specific_multiplex_selection フィールドの 構 造 を 示 す。 地<br />
上 アダプターの 選 局 は center_frequency を 用 いて 行 う。<br />
表 15-3 system_specific_multiplex_selectionフィールド<br />
構 造<br />
ビット<br />
数<br />
system_specific_multiplex_selection{<br />
system_specific_multiplex_attributes_valid_flags{<br />
reserved_field, center_frequency, bandwidth,<br />
8<br />
constellation, hierarchy_info, code_rate-HP_steram,<br />
code_rate-LP_stream, guard_interval<br />
network_id, transmission_mode, other_frequency_flag, 8<br />
reserved (5bits)<br />
}<br />
system_specific_multiplex_selection_attributes{<br />
currently_available, selected, reserved (6bits) 8<br />
center_frequency 32<br />
bandwidth(3bits), reserved(5bits) 8<br />
constellation(2bits), hierarchy_info(3bits),<br />
8<br />
code_rate-HP_stream(3bits)<br />
code_rate-LP_stream(3bits), guard_interval(2bits),<br />
8<br />
transmission_mode(2bits), other_frequency_flag<br />
network_id 16<br />
}<br />
}<br />
・system_specific_multiplex_attributes_valid_flags<br />
地 上 アダプターの 選 局 では center_frequency を 使 用 するので、 少 なくとも<br />
center_frequency フィールドを“1”とする。<br />
・center_frequency<br />
選 局 する 放 送 の 中 心 周 波 数 (center frequency)を 指 定 する。center_frequency フィールドは 32 ビ<br />
ットの 大 きさで 単 位 は 10Hz である。( 付 属 -5の「 受 信 周 波 数 」の 項 を 参 照 のこと。)<br />
共 用 化 BS/BS・ 広 帯 域 CS デジタル 受 信 装 置 からの DSIT コマンドに 対 する 地 上 アダプターの<br />
response を 表 15-4 に 示 す。<br />
-155-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
表 15-4 DSITコマンド response<br />
DSIT コマンド 受 信 時 の<br />
地 上 アダプターの 状 態<br />
Response<br />
コード<br />
Response フレーム 中 の<br />
status (HEX)<br />
コマンドに 従 って 選 局 ACCEPTED 0x00<br />
選 局 が 終 了 しない 時 点 で<br />
ACCEPTED<br />
0x01<br />
ACCEPTED を 返 す ( 注 1)<br />
選 局 できない REJECTED 0xFF<br />
サポートしていない NOT IMPLEMENTED 0xFF<br />
注 1: 共 用 化 BS/BS・ 広 帯 域 CS デジタル 受 信 装 置 は 地 上 アダプターの 選 局 状 態 の 確 認 を<br />
Tuner Status Descriptor を 用 いて、 以 下 の 動 作 手 順 で 行 うことができる。<br />
1. antenna_input_info の searching フィールドが“0”になったことを 確 認 する。<br />
searching フィールドが“0”になるまで Tuner Status Descriptor の 確 認 を 繰 り 返 す。<br />
2. system_specific_multiplex_selection_attributes の currently_available フィールド<br />
の 確 認 を 行 う。<br />
3. system_specific_multiplex_selection_attributes の center_frequency フィールドで<br />
選 局 した 放 送 の 中 心 周 波 数 の 確 認 を 行 う。<br />
4. 受 信 状 態 情 報 が 必 要 な 場 合 には antenna_general_system_info の<br />
signal_strength フィールドの 値 を 確 認 する。<br />
(4) デスクリプタ<br />
共 用 化 BS/BS・ 広 帯 域 CS デジタル 受 信 装 置 は 地 上 アダプターの 識 別 と、その 状 態 を 知 るため<br />
に、 表 15-5 の 二 つのデスクリプタにアクセスする 機 能 を 持 つ。Tuner Subunit Identifier Descriptor<br />
と Tuner Status Descriptor の 詳 細 については AV/C Tuner を 参 照 のこと。<br />
表 15-5 デスクリプタ<br />
デスクリプタ descriptor<br />
記 述<br />
サポート<br />
_type<br />
Tuner Subunit Identifier 0x00 Tuner Subunit の 能 力 / 特 徴 を 示 す 必 須<br />
Descriptor<br />
Tuner Status Descriptor 0x80 Tuner Subunit の 状 態 を 示 す 必 須<br />
地 上 アダプターは Tuner Subunit Identifier Descriptor をサポートし、その 中 の<br />
system_specification ループの subsystem_label を 少 なくともサポートしなければならない。<br />
・subsystem_label<br />
受 信 可 能 な 放 送 システムを 列 挙 するフィールドであり、label 長 が 9 文 字 、 使 用 される 文 字 は<br />
ASCII code の 英 数 文 字 で 表 され、 地 上 アダプターでは 表 15-6 に 示 す 値 となる。 共 用 化 BS/BS・<br />
広 帯 域 CS デジタル 受 信 装 置 は、この subsystem_label により、 地 上 アダプターであることを 識<br />
-156-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
別 する。<br />
値<br />
JPNTBADPT<br />
表 15-6 subsystem_label<br />
意 味<br />
地 上 アダプター<br />
また、 地 上 アダプターは Tuner Status Descriptor をサポートし、その 中 の antenna_input_info<br />
の searching フィールド、antenna_general_system_info の signal_strength フィールドと、<br />
system_specific_multiplex_selection_attributes の currently_available フ ィ ー ル ド 、<br />
center_frequency フィールドを 少 なくともサポートしなければならない。<br />
・searching<br />
searching フィールドの 機 能 を 表 15-7 に 示 す。<br />
表 15-7 searchingフィールド<br />
フィールド<br />
意 味<br />
searching 選 局 動 作 中 =1<br />
searching=1( 選 局 動 作 中 ) の 時 、 共 用 化 BS / BS ・ 広 帯 域 CS デジタル 受 信 装 置 は<br />
currently_available、signal_strength の 各 フィールドを 無 効 として 扱 う。<br />
・signal_strength<br />
signal_strength の 機 能 を 表 15-8 に 示 す。 signal_strength は 地 上 アダプターの 受 信 状 態 の 情<br />
報 を 表 し、 数 値 が 大 きくなるほど 受 信 状 態 が 良 好 であることを 示 し、 最 大 値 を 255 とする。<br />
currently_available=0 の 時 、 共 用 化 BS/BS・ 広 帯 域 CS デジタル 受 信 装 置 は signal_strength<br />
フィールドを 無 効 として 扱 う。<br />
表 15-8 signal_strengthフィールド<br />
フィールド<br />
意 味<br />
signal_strength<br />
地 上 アダプターの 受 信 状 態 (0~255)<br />
・currently_available フィールド<br />
currently_available の 機 能 を 表 15-9 に 示 す。<br />
表 15-9 currently_availableフィールド<br />
フィールド<br />
意 味<br />
currently_available 正 常 な 選 局 動 作 が 完 了 ( 正 常 に 受 信 中 )=1<br />
-157-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
・center_frequency<br />
center_frequency は 地 上 アダプターが 現 在 受 信 中 の 放 送 の 中 心 周 波 数 を 表 示 する。<br />
表 15-10 center_frequencyフィールド<br />
フィールド<br />
意 味<br />
Center_frequency 受 信 している 中 心 周 波 数 を 表 示 ( 単 位 は 10Hz)<br />
15.1.1.3 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 受 信 共 用 化 BS/BS・ 広 帯 域 CS デジタル 受 信 装 置 の 拡 張<br />
機 能<br />
(1) 受 信 アンテナ 方 向 調 整 及 び 受 信 状 態 情 報 の 表 示<br />
「 受 信 アンテナ 方 向 調 整 時 」は、リモコンから 受 信 チャンネルを 指 定 し、 地 上 アダプターに 受 信<br />
周 波 数 を 送 り、READ DESCRIPTOR コマンドを 用 いて 定 期 的 に 地 上 アダプターから 受 信 状 態 情<br />
報 を 取 得 し、その 受 信 状 態 情 報 を 表 示 すること。<br />
受 信 状 態 情 報 は signal_strength フィールドの 値 として 伝 送 される。 表 示 内 容 は 一 例 として、<br />
受 信 状 態 情 報 (0~255)に 応 じた「バー 表 示 」とするが、 表 示 方 法 は 商 品 企 画 とする。<br />
(2) EPG について<br />
ARIB 技 術 資 料 を 参 照 のこと。BS-EPG 及 び 広 帯 域 CS-EPG に 加 えてのメモリーが 必 要 となるが、<br />
商 品 企 画 とする。<br />
(3) 受 信 サーチ 及 び service_id に 基 づく 受 信 機 能<br />
リモコン 等 からの「 受 信 サーチ」 指 令 を 受 けて、 受 信 地 点 における 全 可 能 受 信 チャンネルをサーチ<br />
機 能 により 受 信 し「service_id に 基 づく 周 波 数 テーブル」を 作 成 する。 新 局 ・ 新 中 継 局 設 置 等 により<br />
再 サーチを 指 示 する 機 能 をリモコン 等 に 装 備 する。 受 信 サーチの 手 順 の 一 例 を 以 下 に 示 す。<br />
1「 受 信 サーチ」 指 令 により、 共 用 化 BS/BS・ 広 帯 域 CS デジタル 受 信 装 置 は、「 受 信 サーチ 中<br />
( 表 示 内 容 は 任 意 )」を 表 示 し、DSIT コマンドを 用 いて 一 番 低 い 物 理 チャンネルの 中 心 周 波 数<br />
を 地 上 アダプターに 設 定 する。<br />
2 地 上 アダプターより、「 受 信 可 能 ( 選 局 )」ステータスと「 受 信 状 態 情 報 」を READ DESCRIPTOR<br />
コマンドを 用 いて 取 得 する。「サーチ 中 」ステータスが 送 られて 来 る 間 は 待 機 する。サーチ 状 態<br />
が 終 了 し 受 信 可 能 状 態 であれば、 当 該 周 波 数 の「service_id に 基 づく 周 波 数 テーブル( 周 波 数 、<br />
service_id、 受 信 状 態 情 報 等 よりなる)」を 作 成 し、 次 の 周 波 数 に 移 る。また、 受 信 不 可 ( 選 局<br />
できない) 状 態 であれば、 次 の 周 波 数 に 移 る。<br />
3 共 用 化 BS/BS・ 広 帯 域 CS デジタル 受 信 装 置 は、DSIT コマンドを 用 いて 次 の 周 波 数 を 指 定 し<br />
-158-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
て 地 上 アダプターに 設 定 する。<br />
4 順 次 このようなサーチを 行 い、 以 前 受 信 した 周 波 数 と 同 一 な network_id で、 以 前 より 受 信 状 態<br />
情 報 が 良 い 周 波 数 があったら 共 用 化 BS/BS・ 広 帯 域 CS デジタル 受 信 装 置 側 で 以 前 の 周 波 数 テ<br />
ーブル 部 分 を 抹 消 して 新 しい 周 波 数 テーブルに 更 新 する。<br />
5 一 番 高 い 周 波 数 のサーチが 終 了 したら 共 用 化 BS/BS・ 広 帯 域 CS デジタル 受 信 装 置 は「 受 信 サ<br />
ーチ 中 」 表 示 を 非 表 示 としサーチ 動 作 を 終 了 する。<br />
通 常 の 受 信 時 は 地 上 アダプター 側 に service_id が 指 定 するサービスを 含 む 受 信 周 波 数 を 送 信 し、<br />
地 上 アダプターからフル TS を 受 信 する。「サーチ 中 」はその 旨 を 表 示 し、「 受 信 不 可 」( 当 該 サービ<br />
スが 停 止 中 もある)ならばその 旨 を 表 示 し 次 の 選 択 を 指 示 する。<br />
(4) メモリーについて<br />
BS デジタル 放 送 受 信 機 能 や 広 帯 域 CS デジタル 放 送 受 信 機 能 に 加 えて 地 上 デジタルテレビジョ<br />
ン 放 送 受 信 機 能 が 付 加 されることから、メモリーについても 拡 張 が 必 要 になると 思 われるが、 商 品<br />
企 画 とする。<br />
(5) リモコンについて<br />
リモコンについては 商 品 企 画 とするが、BS デジタル 放 送 受 信 や 広 帯 域 CS デジタル 放 送 受 信 等<br />
との 操 作 の 共 通 性 が 望 まれる。 最 低 限 リモコン 操 作 により「BS」「 広 帯 域 CS」「 地 上 」のメディア<br />
選 択 が 行 え、その 結 果 を 画 面 表 示 する 機 能 が 必 要 である。その 他 の 機 能 については、 付 属 -5の「リ<br />
モコン 機 能 について」の 項 を 参 照 のこと。<br />
15.2 ベースバンド 部<br />
TS インタフェース 以 降 のベースバンド 部 については、 本 規 格 に 加 えて、<br />
・ 狭 帯 域 CS デジタル 放 送 との 共 用 受 信 装 置 については、ARIB 規 格 B1、B16 の 規 格 を 満 たすこと。<br />
・デジタル CATV 放 送 との 共 用 受 信 装 置 については、JCTEA、<strong>STD</strong>-007 の 規 格 を 満 たすこと。<br />
-159-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
第 16 章 サーバー 型 放 送 受 信 機 能<br />
標 準 規 格 <strong>STD</strong>-B38 に 規 定 される「サーバー 型 放 送 」の 受 信 を 実 現 するために、 前 章 まで 述 べた<br />
受 信 機 機 能 に 追 加 する 通 信 機 能 やコンテンツ 蓄 積 機 能 等 の 受 信 機 仕 様 を 以 下 に 規 定 する。<br />
16.1 サーバー 型 放 送 受 信 装 置 の 基 本 構 成<br />
<strong>STD</strong>-B38 に 規 定 されるサーバー 型 放 送 を 受 信 する「サーバー 型 DIRD」の 基 本 構 成 を 図 16-1 に<br />
示 す。<br />
衛 星 フロントエンド<br />
チューナーパック<br />
選 局 直 交 検 波<br />
地 上 フロントエンド<br />
チューナーパック<br />
選 局 検 波<br />
復 調 ・ 復 号<br />
(8PSK 等 )<br />
TMCC 復 号<br />
復 調 ・ 復 号<br />
(64QAM 等 )<br />
TMCC 復 号<br />
インターオペラビリティ 接 続 部<br />
地 上 アダプター、CS、CATVのTS<br />
デインターリーブ<br />
フレーム 分 離<br />
リードソロモン TS<br />
復 号<br />
デスクランブラ<br />
デインターリーブ<br />
階 層 処 理<br />
エネルギー 逆 拡 散 等<br />
TS<br />
再 生<br />
TS<br />
( 限 定 受 信 ) ( 限 定 再 生 )<br />
CA<br />
デスクランブル<br />
限 定 受 信<br />
関 連 情 報<br />
処 理<br />
(CA モジュール)<br />
蓄 積 装 置<br />
CA<br />
デスクランブル<br />
限 定 再 生<br />
関 連 情 報<br />
処 理<br />
MPEG2<br />
DEMUX<br />
EPG、 基 本 データ<br />
デコーダ<br />
映 像 復 号<br />
HD→SD D/C<br />
HD 映 像 出 力<br />
SD 映 像 出 力<br />
MODEM<br />
音 声 復 号<br />
音 声 出 力<br />
高 速 デジタル 入 出 力<br />
図 16-1 サーバー 型 DIRD の 基 本 構 成<br />
-160-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
16.2 サーバー 型 放 送 受 信 装 置 各 部 の 仕 様<br />
16.2.1 蓄 積 機 能<br />
<strong>STD</strong>-B38 で 規 定 されたサーバー 型 放 送 を 受 信 する 蓄 積 機 能 を 設 けること。<br />
また、 第 17 章 に 規 定 される 権 利 保 護 機 能 を 有 すること。<br />
16.2.2 映 像 信 号 処 理 及 び 出 力 の 形 式<br />
サーバー 型 放 送 受 信 装 置 は、 蓄 積 された 映 像 の 状 態 として 以 下 の 2 つの 場 合 が 存 在 する。<br />
1 ストリーム 型 コンテンツの 映 像 をリアルタイム 視 聴 可 能 なまま 蓄 積 を 行 う 場 合<br />
2 1 以 外 の ARIB <strong>STD</strong>-B24 第 三 篇 で 規 定 されたメディアタイプに 応 じた 映 像 ファイルの 蓄 積<br />
を 行 う 場 合<br />
上 記 1の 場 合 においては、6.1.1、6.1.2 に 同 じ。<br />
2においては 規 定 の 適 用 外 とする。<br />
16.2.3 音 声 復 号 処 理 及 び 出 力<br />
サーバー 型 放 送 受 信 装 置 は、 蓄 積 された 音 声 の 状 態 として 以 下 の2つの 場 合 が 存 在 する。<br />
1 ストリーム 型 コンテンツの 音 声 をリアルタイム 視 聴 可 能 なまま 蓄 積 を 行 う 場 合<br />
2 1 以 外 の ARIB <strong>STD</strong>-B24 第 三 篇 で 規 定 されたメディアタイプに 応 じた 音 声 ファイルの 蓄 積<br />
を 行 う 場 合<br />
上 記 1の 場 合 においては、6.2.1、6.2.2、6.2.3 に 同 じ。<br />
2においては 規 定 の 適 用 外 とする。<br />
16.2.4 双 方 向 通 信 機 能 の 仕 様<br />
参 照 するコンテンツがストリーム 型 のためのプロトコルとして、バイナリー 転 送 HTTP の 用 アプ<br />
リケーション 層 、ISDN-DSU-TA 接 続 のプロトコル B チャネルのアプリケーション 層 、<br />
ISDN-DSU-(TA 内 蔵 ) 接 続 のプロトコル B チャネルのアプリケーション 層 、Ethernet 用 通 信 ネッ<br />
トワーク 終 端 装 置 に 直 接 接 続 する 際 のプロトコルのアプリケーション 層 、Ethernet 用 通 信 ルータ 接<br />
続 する 際 のプロトコルのアプリケーション 層 、 携 帯 電 話 /PHS(PIAFS)を 利 用 したデータ 通 信 バ<br />
イナリー 転 送 用 通 信 プロトコルのアプリケーション 層 にそれぞれ RTP、RTCP、RSVP、RTSP を<br />
追 加 する。<br />
16.3 サーバー 型 放 送 受 信 装 置 の 信 号 処 理 機 能<br />
ARIB <strong>STD</strong>-B25 に 記 載 されているストリーム 型 コンテンツ、ファイル 型 コンテンツを 受 信 / 蓄 積<br />
し、 蓄 積 されたコンテンツを 選 択 後 に 再 生 表 示 を 行 う。 各 々の 処 理 を 以 下 に 示 す。<br />
-161-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
16.3.1 コンテンツ 蓄 積 のフロー<br />
図 16-2 のフローによりコンテンツの 蓄 積 を 行 うものとする。<br />
16.3.2 蓄 積 済 みコンテンツ 選 択 のフロー<br />
16.3.2.1 ストリーム 型 コンテンツ 選 択 のフロー<br />
図 16-3 のフローにより 蓄 積 されたストリーム 型 コンテンツの 選 択 を 行 うものとする。<br />
16.3.2.2 ファイル 型 コンテンツ 選 択 のフロー<br />
図 16-4 のフローにより 蓄 積 されたファイル 型 コンテンツの 選 択 を 行 うものとする。<br />
-162-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
開 始<br />
NIT 受 信<br />
ネットワーク 情 報 表 示<br />
ネットワーク 選 択<br />
自 ネットワーク?<br />
他<br />
ネットワーク 移 動<br />
自<br />
番 組 配 列 情 報 (NIT 含 む) 受 信<br />
番 組 情 報 表 示<br />
編 成 チャンネル 選 択<br />
他<br />
自 ストリーム?<br />
自<br />
伝 送 チャンネル 移 動<br />
PAT 受 信<br />
PMT 受 信<br />
システム 管 理 ID?<br />
放 送<br />
ECM 受 信<br />
限 定 受 信 処 理 ?<br />
非 放 送<br />
受 信 不 可<br />
受 信 可<br />
限 定 再 生 処 理 ?<br />
蓄 積 不 可<br />
蓄 積 可<br />
番 組 要 素 信 号 受 信<br />
蓄 積 可 蓄 積 不 可 受 信 不 可 例 外 処 理<br />
【 注 】<br />
(1) 基 本 フローのみ 記 述 。 受 信 装 置 付 加 機 能 として 分 岐 / 短 絡 ルートなどを 設 けることも 可 。<br />
(2) 適 切 な NIT ・ 番 組 配 列 情 報 を 含 む 放 送 を 受 信 する 時 には、 例 外 処 理 へ 進 むことはない。<br />
(3) 例 外 処 理 では、 正 しく 放 送 電 波 を 捕 捉 するための 再 設 定 、 非 放 送 利 用 時 の 特 殊 処 理 (システム 管 理 ID<br />
のアップロード 等 )などの 処 理 を 行 う。<br />
図 16-2 コンテンツ 蓄 積 の 基 本 フロー<br />
-163-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
開 始<br />
PAT 抽 出<br />
PMT 抽 出<br />
ECM 抽 出<br />
限 定 再 生 処 理 ?<br />
再 生 不 可<br />
再 生 可<br />
番 組 要 素 信 号 抽 出<br />
再 生 可<br />
再 生 不 可<br />
【 注 】<br />
(1) 基 本 フローのみ 記 述 。 受 信 装 置 付 加 機 能 として 分 岐 / 短 絡 ルートなどを 設 けることも 可 。<br />
図 16-3 ストリーム 型 コンテンツ 選 択 の 基 本 フロー<br />
-164-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
開 始<br />
コンテンツ 情 報 ヘッダ 処 理 ?<br />
なし<br />
あり<br />
限 定 再 生 関 連 情 報 抽 出<br />
限 定 再 生 処 理 ?<br />
再 生 不 可<br />
再 生 可<br />
コンテンツ 要 素 信 号 抽 出<br />
再 生 可<br />
再 生 不 可<br />
再 生 可<br />
【 注 】<br />
(1) 基 本 フローのみ 記 述 。 受 信 装 置 付 加 機 能 として 分 岐 / 短 絡 ルートなどを 設 けることも 可 。<br />
図 16-4 ファイル 型 コンテンツ 選 択 の 基 本 フロー<br />
-165-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
第 17 章 権 利 保 護 機 能<br />
コンテンツ 等 の 権 利 保 護 情 報 及 びその 機 能 については、 平 成 14 年 3 月 及 び9 月 の 情 報 通 信 審 議 会 技<br />
術 分 科 会 で、その 技 術 的 条 件 が 答 申 されている。ARIBとしては 基 本 的 に 答 申 に 基 づいて 規 格 化 し<br />
て 来 ており、デジタルコピー 制 御 記 述 子 及 びコンテント 利 用 記 述 子 については 標 準 規 格 <strong>STD</strong>-B10に<br />
規 定 している。<br />
今 後 の 規 格 化 ・ 運 用 規 定 化 の 指 針 も 含 めて 答 申 を 付 録 に 添 付 する。<br />
-166-
付 属<br />
解 説 とガイドライン<br />
目<br />
次<br />
付 属 -1 映 像 フォーマットの 切 替 方 法 ···························································· 167<br />
付 属 -2 高 速 デジタルインタフェース ···························································· 175<br />
付 属 -3 ダウンロード 機 能 ··········································································· 189<br />
付 属 -4 AAC デコーダにおけるダウンミックス 処 理 について ····························· 224<br />
付 属 -5 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 との 受 信 装 置 共 用 化 について ·················· 226<br />
付 属 -6 広 帯 域 CS デジタル 放 送 受 信 アンテナシステムと 留 意 点 ························· 246<br />
付 属 -7 ITU-R 勧 告 BO.1213 に 記 載 されたアンテナ 特 性 ·································· 249<br />
付 属 -8 測 定 時 に 衛 星 中 継 器 または 同 等 の 伝 送 路 を 用 意 できない 場 合 の<br />
DIRD の 望 ましい 性 能 基 準 ································································ 251<br />
付 属 -9 双 方 向 通 信 ···················································································· 256<br />
付 属 -10 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 の 受 信 装 置 の 性 能 について ·················· 273<br />
付 属 -11 サーバー 型 放 送 サービス 毎 信 号 処 理 ················································ 280
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
付 属 -1 映 像 フォーマットの 切 替 方 法<br />
ある1つのサービス ID に 対 して、 映 像 ストリームのフォーマット(1080i、720p、480p、480i<br />
等 )が 変 更 される 際 に、シームレスな 表 示 もしくは 違 和 感 の 少 ない 表 示 を 実 現 する 方 法 を 記 載 す<br />
る。<br />
これを 実 現 するためには、 送 信 側 、 受 信 側 双 方 での 信 号 処 理 が 密 接 に 関 係 するため、ここでは<br />
受 信 側 だけでなく 送 信 側 の 運 用 方 法 についても 記 載 している。 完 全 シームレス 切 替 が 実 現 可 能 な<br />
送 信 側 の 運 用 方 法 (A)と 簡 易 的 な 運 用 方 法 (B)に 分 け、それぞれに 対 応 する 受 信 側 の 望 ましい<br />
処 理 方 法 を 記 載 するが、ARIB 標 準 規 格 <strong>STD</strong>-B32 に 推 奨 されている 以 下 の 運 用 が 送 信 側 で 行 われ<br />
ることが 前 提 となっている。なお、ここでは SDTV から HDTV に 切 り 替 える 場 合 のみを 記 載 して<br />
いるが、HDTV から SDTV への 切 替 や、SDTV-SDTV 間 (480i⇔480p)もしくは HDTV-HDTV 間<br />
(1080i⇔720p)の 切 替 においても 送 信 側 、 受 信 側 とも 同 様 に 処 理 できる。<br />
SDTV-HDTV 間 、SDTV-SDTV 間 、HDTV-HDTV 間 等 、すべての 映 像 フォーマットの 変 更 に<br />
おいて、 異 なるフォーマットの 映 像 ストリームの ES_PID は 切 替 の 前 後 で 必 ず 異 なる 番 号 を 使 用<br />
し、ここに 記 載 された 運 用 方 法 を 用 いて 送 出 されることが 推 奨 されている。<br />
以 下 に、SDTV から HDTV に 切 り 替 える 場 合 の 運 用 方 法 を 記 載 する。<br />
[ 前 提 条 件 ]<br />
SDTV 3ch から HDTV 1ch への 切 替 え、または HDTV 1ch から SDTV 3ch への 切 替 において、<br />
連 続 表 示 を 望 む 放 送 局 は、 次 のとおり 送 出 する。<br />
・ HDTV 放 送 時 にも SDTV と 同 じ service_ID を 指 定 する PMT を 同 じ 数 だけ 送 出 すること。<br />
・ HDTV の ES_PID は 新 PMT 送 出 開 始 時 に 放 送 されている 全 てのコンポーネントの PID と<br />
異 なる 値 に 設 定 すること。<br />
・ SDTV, HDTV 番 組 の PMT ともビデオデコードコントロール 記 述 子 を 含 むこと。<br />
これらの 条 件 を 満 たす 場 合 の 例 として、ここでは 各 番 組 の service_id、ES_PID の 値 として 次 の<br />
ように 設 定 する。<br />
SDTV1 番 組 : service_id=01 ES_PID=101 HDTV 番 組 :service_id=01<br />
ES_PID=104<br />
SDTV2 番 組 : service_id=02 ES_PID=102 HDTV 番 組 :service_id=02<br />
ES_PID=104<br />
SDTV3 番 組 : service_id=03 ES_PID=103 HDTV 番 組 :service_id=03<br />
ES_PID=104<br />
-167-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
ビデオデコードコントロール 記 述 子<br />
データ 構 造 ビット 数 ビット 列 表 記<br />
video_decode_control_descriptor(){<br />
descriptor_tag<br />
descriptor_length<br />
still_picture_flag<br />
sequence_end_code_flag<br />
video_encode_format<br />
reserved<br />
}<br />
8<br />
8<br />
1<br />
1<br />
4<br />
2<br />
uimsbf<br />
uimsbf<br />
bslbf<br />
bslbf<br />
bslbf<br />
bslbf<br />
still_picture_flag:<br />
1: 静 止 画 (MPEG-I フレーム)を 伝 送<br />
0: 動 画 を 伝 送<br />
sequence_end_code_flag:<br />
1: sequence_end_code が 送 信 される stream<br />
0: sequence_end_code が 送 信 されない stream<br />
video_encode_format: 0000: 1080 p<br />
0001: 1080 i<br />
0010: 720 p<br />
0011: 480 p<br />
0100: 480 i<br />
0101: 240 p<br />
0110: 120 p<br />
0111: reserved<br />
1000~1111:video_encode_format の 拡 張 用<br />
reserved 2bit:<br />
将 来 の 拡 張 用<br />
[A] 完 全 シームレス 切 替 を 実 現 可 能 な 運 用 方 法 (sequence_end_code を 送 出 する 方 法 )<br />
〇 送 出 側 運 用<br />
1. SDTV/HDTV 切 替 時 刻 を 仮 に 時 刻 T1とする。SDTVのPMTはvideo_decode_conrol_descriptor<br />
を 含 むものとする(sequence_end_code_flag : 1 、 video_encode_format : 0100(480i),<br />
0011(480p))。<br />
2. SDTV 3 台 , HDTV 1 台 のエンコーダは、PCR と PTS(,DTS)は 同 期 させ、 切 り 替 わり 時<br />
に PCR は 連 続 させる。<br />
3. HDTV 番 組 の PMT(ES_PID=104 を 指 定 )は、 切 替 時 刻 T1 より 1 秒 前 ( 標 準 値 )から 送 出 を 始 める。<br />
HDTV の PMT は video_decode_conrol_descriptor を 含 むものとする(sequence_end_code_flag:<br />
1、video_encode_format:0001(1080i), 0010(720p))。( 注 1)<br />
4. SDTV ストリームの 送 出 は、 切 替 時 刻 直 前 に GOP の 末 尾 として 終 了 し、 最 後 に<br />
sequence_end_code を 付 加 する。( 注 2)<br />
5. 切 替 時 刻 になったら MUX 装 置 内 では SDTV 用 TS の 多 重 化 をやめ、HDTV 用 TS の 多 重 化<br />
-168-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
を 始 める。HDTV ストリームに 切 替 えられた 後 、できるだけ 早 く HDTV の sequence_header<br />
が 送 られることが 望 ましい。GOP を 先 頭 とし、 最 初 の GOP を closed GOP とする。SDTV<br />
ストリームの sequence_end_code と HDTV ストリームの sequence_header_code との 間 は<br />
ヌルデータが 多 重 される。( 注 2)<br />
( 注 1): 新 PMT の 送 出 開 始 タイミングについて<br />
・ 無 料 放 送 のみ 考 えれば、 番 組 切 換 時 刻 T1 より 0.5 秒 以 上 前 に 新 PMT を 送 出 すれば、<br />
受 信 装 置 は 十 分 応 答 できる。 送 出 側 運 用 は 正 秒 単 位 で 行 うのが 通 例 なので、T1 より 1<br />
秒 前 に 新 PMT を 送 出 する 事 を 標 準 とする。 受 信 装 置 側 では、0.5~2 秒 前 の 間 のどこか<br />
で 新 PMT の 送 出 が 開 始 されれば 問 題 無 い。<br />
・ 有 料 放 送 を 考 慮 した 場 合 、 切 換 対 象 となる 鍵 が 多 い 場 合 、IC カードの 応 答 時 間 を 考 え<br />
ると、2 秒 前 に 新 ECM を 送 っても 間 に 合 わない 場 合 も 考 えられる。しかし、2 秒 より<br />
もっと 前 に 新 PMT を 送 ると、そのタイミングで 選 局 した 人 は、 長 い 間 、 画 が 出 ないと<br />
いう 不 具 合 が 生 じる。よって、 新 PMT の 送 出 は、0.5~2 秒 前 の 間 のどこかとし、 鍵 の<br />
共 通 化 や 一 時 的 ノンスクランブル 等 の 工 夫 をする 事 によって、このタイミングでも 問 題<br />
無 いような CAS の 運 用 を 行 うことが 望 ましい。<br />
( 注 2): 放 送 局 におけるスケジュールの 秒 単 位 制 御 では、GOP 長 やフレーム/フィールド 周 波<br />
数 59.94Hz により GOP の 末 尾 のタイミングと 秒 単 位 のタイミングは 一 般 的 に 一 致 しな<br />
いため、ストリームの 終 了 ・ 開 始 タイミングは 制 御 タイミングより 多 少 前 後 する。SDTV<br />
ストリーム 終 了 と HDTV ストリーム 開 始 のギャップは 受 信 側 のデコーダバッファがア<br />
ンダーフローしないように 十 分 小 さくしなければならない。<br />
〇 受 信 装 置 側 運 用<br />
A-Ⅰ) シームレス 切 替 対 応 型 受 信 装 置 の 場 合<br />
1. 新 たなバージョンの PMT を 取 得 する。<br />
2. PMT 記 述 子 の 内 容 により、SDTV から HDTV への 切 替 で sequence_end_code が 送 信 さ<br />
れるストリームであることを 判 別 したら、Demux は SDTV・HDTV 両 方 の ES_PID のス<br />
トリームを 同 時 に AV デコーダに 入 力 するような 設 定 になる。 但 し、 実 データは 送 出 タイ<br />
ミングによりダブって 入 力 されることはなく、SDTV のストリームデータが 終 了 後 、HDTV<br />
のストリームデータがバッファに 貯 まる。<br />
3. ビデオデコーダは sequence_end_code を 取 得 したら 画 像 をフリーズし、 音 声 ミュート 状 態<br />
にする。<br />
4. HDTV 用 ストリームの sequence_header を 取 得 したらデコーダは 自 動 追 従 して 適 切 なデ<br />
-169-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
コードをする。 正 常 な 映 像 ・ 音 声 が 出 力 可 能 な 状 態 になったら、 画 面 フリーズ・ 音 声 ミュ<br />
ートを 解 除 する。( 見 かけ 上 シームレスに 表 示 されるためには、バッファがアンダーフロ<br />
ーにならないように SDTV ストリーム 終 了 後 、 速 やかに HDTV ストリームが 受 信 される<br />
必 要 がある。この 場 合 、フリーズ 画 面 は 表 示 されない。SDTV ストリーム 終 了 から HDTV<br />
ストリーム 開 始 までの 時 間 が 十 分 に 小 さくなく、バッファがアンダーフローした 場 合 、<br />
sequence_end_code の 直 前 に 送 信 された 映 像 がフリーズ 表 示 される。)<br />
5. HDTV デコードが 開 始 されたことを 確 認 したら AV デコーダに 入 力 する ES_PID は HDTV<br />
用 のみにする。<br />
A-Ⅱ) シームレス 切 替 未 対 応 受 信 装 置 の 場 合<br />
1. 新 たなバージョンの PMT を 取 得 する。<br />
2. PMT 記 述 子 の 内 容 により、SDTV から HDTV への 切 替 であることを 判 別 したら<br />
(sequence_end_code の 有 無 に 拘 わらず)、 映 像 はフリーズまたは 黒 画 面 、 音 声 はミュー<br />
トする。<br />
3. ビデオデコーダは SDTV のデコードを 停 止 する。<br />
4. Demux は SDTV の ES_PID を 持 つストリームの 受 信 を 停 止 し、HDTV の ES_PID を 持<br />
つストリームをデコーダバッファに 入 力 するように 設 定 される。<br />
5. ビデオデコーダの sequence_header モニタレジスタをホスト CPU で 監 視 して HDTV ス<br />
トリームが 入 力 されるのを 待 つ。<br />
6. HDTV 用 ストリームの sequence_header を 取 得 したらデコーダは HDTV デコードを 開 始<br />
し、 正 常 な 映 像 ・ 音 声 が 出 力 可 能 な 状 態 になったら、 映 像 のフリーズまたは 黒 画 面 、 音 声<br />
のミュートを 解 除 する。<br />
〇 注 意 事 項<br />
シームレス 切 替 未 対 応 受 信 装 置 で 新 PMT 受 信 時 点 での 画 面 をフリーズさせる 機 種 が 存 在 する 場<br />
合 、 新 PMT 送 出 開 始 の 0.5 秒 (バッファでの 遅 延 量 ) 以 上 前 からフリーズ 状 態 でもフリッカの 目 立<br />
たない 映 像 を 送 出 することが 望 ましい。<br />
-170-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
送 出 側<br />
切 替 時 刻 T1<br />
sequence_end_code<br />
SD-ENC1 出 力<br />
SD-ENC2 出 力<br />
SD-ENC3 出 力<br />
HD-ENC 出 力<br />
SD1 番 組<br />
PID=101<br />
SD2 番 組<br />
PID=102<br />
SD3 番 組<br />
PID=103<br />
エンコーダから 出 力 されても MUX で<br />
捨 てられる 部 分<br />
エンコーダから 出 力 されても MUX で<br />
捨 てられる 部 分<br />
エンコーダから 出 力 されても MUX で<br />
捨 てられる 部 分<br />
エンコーダから 出 力 されても MUX で<br />
捨 てられる 部 分<br />
HD 番 組<br />
PID=104<br />
-2sec<br />
-1sec<br />
( 標 準 値 )<br />
新 PMT<br />
-0.5sec<br />
HD sequence_header<br />
この 部 分 はヌルパケットが<br />
多 重 されている<br />
MUX 出 力<br />
SD1~3 番 組<br />
HD 番 組<br />
新 PSI 送 出 開 始<br />
可 能 期 間<br />
1.5sec<br />
シームレス 対 応 受 信 装 置 の 場 合 SDHD<br />
stream 切 替<br />
バッファがアンダーフローしないよう<br />
にこのギャップを 十 分 小 さくするとフ<br />
リーズ 画 面 はなくなる。<br />
DeMUX 出 力<br />
SD1(SD2,SD3) 番 組<br />
PID=101(102,103)<br />
実 データは 出 力 されない<br />
実 データは 出 力 されない<br />
HD 番 組<br />
PID=104<br />
DEC 出 力<br />
SD1(SD2,SD3) 番 組<br />
HD 番 組<br />
フリーズの 可 能 性 あり<br />
シームレス 未 対 応 受 信 装 置 の 場 合 :SD→HD<br />
DeMUX 出 力<br />
SD1(SD2,SD3) 番 組<br />
PID=101(102,103)<br />
HD のデータ 待 ち<br />
HD 番 組<br />
PID=104<br />
DEC 出 力<br />
SD1(SD2,SD3) 番 組<br />
フリーズ 画 像 ・ 黒 画 面<br />
HD 番 組<br />
図 1-1 SDTV/HDTV 完 全 シームレス 切 替 が 可 能 な 送 信 ・ 受 信 側 のタイミング 概 念 図<br />
(video_decode_control_descriptor の sequence_end_code_flag が 1 の 場 合 の 処 理 )<br />
-171-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
[B] SDTV/HDTV 切 替 の 簡 易 的 な 運 用 方 法 (sequence_end_code を 送 出 しない 方 法 )<br />
ここでは SDTV 3 台 , HDTV 1 台 のエンコーダは 非 同 期 で 動 作 しており、SDTV/HDTV 切 り<br />
替 わり 時 に PCR は 不 連 続 になることを 前 提 としているが、エンコーダが 同 期 運 転 されたり、<br />
PCR が 連 続 するシステムの 方 が 望 ましい。<br />
〇 送 出 側 運 用<br />
1 HDTV 本 番 組 が 始 まる 時 間 の 1.0 秒 前 を、SDTV/HDTV 切 替 時 刻 とし、 仮 に 時 刻 T1 とす<br />
る 。 SDTV の PMT は video_decode_conrol_descriptor を 含 む も の と す る<br />
(sequence_end_code_flag:0、video_encode_format:0100(480i), 0011(480p))。<br />
2 SDTV ストリームは、 切 替 時 刻 T1 を 基 準 として、HDTV 番 組 の PMT 送 出 予 定 時 刻 の 0.5<br />
秒 以 上 前 から 黒 画 面 またはフリーズ 表 示 されても 良 いような 静 止 画 を 送 出 する。 音 声 は 無<br />
音 を 送 出 する。<br />
3 HDTV ストリームのエンコーダは、 切 替 時 刻 T1 より 1 秒 以 上 前 から 映 像 は 静 止 画 、 音 声<br />
は 無 音 を 出 力 し 始 める。<br />
4 HDTV 番 組 の PMT(ES_PID=104 を 指 定 )は、 切 替 時 刻 T1 より 1~0.2 秒 前 から 送 出 を 始<br />
める。HDTV の PMT は video_decode_conrol_descriptor を 含 むものとする<br />
(sequence_end_code_flag:0、video_encode_format:0001(1080i), 0010(720p))。( 注<br />
1)<br />
5 切 替 時 刻 T1 になったら MUX 装 置 内 では SD 用 TS の 多 重 化 をやめ、HDTV 用 TS の 多<br />
重 化 を 始 める。SDTV ストリームの 送 出 は、 切 替 時 刻 直 前 に GOP の 末 尾 として 終 了 する<br />
ことが 望 ましい( 最 後 に sequence_end_code を 付 加 しても 良 い)。HDTV ストリームに 切<br />
替 えられた 後 、できるだけ 早 く HDTV の sequence_header が 送 られることが 望 ましい。<br />
6 HDTV 番 組 の 開 始 時 刻 ( 切 替 時 刻 の 1.0 秒 後 )までは、 映 像 は 静 止 画 、 音 声 は 無 音 の 送 出 を<br />
続 ける。T1+1 秒 後 から HDTV 本 番 組 がスタートする。<br />
( 注 1):「[A] 完 全 シームレス 切 替 を 実 現 可 能 な 運 用 方 法 」の 注 1を 参 照 のこと。<br />
〇 受 信 装 置 側 運 用<br />
シームレス 切 替 対 応 受 信 装 置 において A-1 で 記 載 された 方 法 で 信 号 処 理 を 行 うと、SDTV スト<br />
リームが 突 然 途 中 で 終 了 し、 伝 送 上 で 大 きなエラーが 発 生 した 場 合 と 同 様 な 状 況 となる。デコー<br />
ダの 性 能 によってはエラー 発 生 前 のデコード 画 像 をフリーズ 表 示 できず、ブロックエラーのある<br />
表 示 画 面 が 生 じることも 想 定 されるため、sequence_end_code_flag が 0 の 場 合 には、シームレス<br />
切 替 対 応 受 信 装 置 も、 未 対 応 受 信 装 置 と 同 様 に 以 下 のように 信 号 処 理 することを 推 奨 する。<br />
1 新 たなバージョンの PMT を 取 得 する。<br />
2 PMT 記 述 子 の 内 容 により SDTV から HDTV への 切 替 であることを 判 別 したら、 映 像 は<br />
フリーズまたは 黒 画 面 、 音 声 はミュートする。<br />
3 ビデオデコーダは SDTV のデコードを 停 止 する。<br />
-172-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
4 Demux は SDTV の ES_PID を 持 つストリームの 受 信 を 停 止 し、HDTV の ES_PID を 持<br />
つストリームをデコーダバッファに 入 力 するように 設 定 される。<br />
5 ビデオデコーダの sequence_header モニタレジスタをホスト CPU で 監 視 して HDTV ス<br />
トリームが 入 力 されるのを 待 つ。<br />
6 HDTV 用 ストリームの sequence_header を 取 得 したらデコーダは HDTV デコードを 開 始<br />
し、 正 常 な 映 像 ・ 音 声 が 出 力 可 能 な 状 態 になったら、 映 像 のフリーズまたは 黒 画 面 、 音 声<br />
のミュートを 解 除 する。<br />
-173-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
送 出 側<br />
新 PMT 送 出 開 始 時 刻<br />
の 0.5 秒 以 上 前<br />
切 替 時 刻 T1<br />
-0.2 sec<br />
1.0sec:HD 本 番 組 開 始 時 刻<br />
SD-ENC1 出 力<br />
SD1<br />
番 組<br />
SD1<br />
黒 画 面 ・ 静 止 画 / 無 音<br />
エンコーダから 出 力 されても MUX で<br />
捨 てられる 部 分<br />
SD-ENC2 出 力<br />
SD2<br />
番 組<br />
SD2<br />
黒 画 面 ・ 静 止 画 / 無 音<br />
エンコーダから 出 力 されても MUX で<br />
捨 てられる 部 分<br />
SD-ENC3 出 力<br />
SD3<br />
番 組<br />
SD3<br />
黒 画 面 ・ 静 止 画 / 無 音<br />
エンコーダから 出 力 されても MUX で<br />
捨 てられる 部 分<br />
HD-ENC 出 力<br />
エンコーダから 静 止 画 のデータが 出 力<br />
されているが MUX で 捨 てられる 部 分<br />
-1.0sec<br />
新 PMT<br />
-0.2sec<br />
stream 切 替<br />
HD<br />
静 止 画 / 無 音<br />
HD sequence_header<br />
HD<br />
本 番 組<br />
MUX 出 力<br />
SD1~3<br />
番 組<br />
SD1~3<br />
黒 画 面 ・ 静 止 画 / 無 音<br />
HD<br />
静 止 画 / 無 音<br />
HD<br />
本 番 組<br />
新 PSI 送 出 開 始 期 間<br />
シームレス 切 替 対 応 ・ 未 対 応 受 信 装 置<br />
DeMUX 出 力<br />
SD1(SD2,SD3) 番 組<br />
PID=101(102,103)<br />
受 信 装 置 PSI 取<br />
得<br />
処 理 期 間<br />
HD のデータ 待 ち<br />
HD 番 組<br />
PID=104<br />
受 信 装 置 異 常 デコード 期 間<br />
500ms(1 GOP) 以 下<br />
DEC 出 力<br />
SD1~3<br />
番 組<br />
SD1~3<br />
黒 画 面 ・ 静 止 画<br />
/ 無 音<br />
SD1~3<br />
黒 画 面 ・フリーズ<br />
/ 無 音<br />
HD<br />
静 止 画 / 無 音<br />
HD<br />
本 番 組<br />
図 1-2<br />
SDTV/HDTV の 簡 易 的 な 切 替 方 法 における 送 信 ・ 受 信 側 の タイミング 概 念 図<br />
(video_decode_control_descriptor の sequence_end_code_flag が 0 の 場 合 の 処 理 )<br />
-174-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
付 属 -2 高 速 デジタルインタフェース<br />
高 速 デジタルインタフェースは、 拡 張 デコーダの 他 にデータ 放 送 等 テレビジョン 受 信 以 外 の 端 末<br />
機 器 への 接 続 を 目 的 とする。このためには、インタフェース 規 格 は 家 庭 内 でのデジタルストリーム<br />
分 配 に 適 するとともに、 将 来 に 備 え、 今 後 開 発 される 周 辺 デジタル 機 器 とのインタフェースに 適 合<br />
することが 望 ましい。 今 回 の 議 論 においても 国 内 外 デジタル 受 信 装 置 の 検 討 状 況 や、パソコン 等 の<br />
周 辺 機 器 で 使 用 されるインタフェースを 前 提 に 検 討 を 行 った。<br />
現 時 点 でのインタフェースの 技 術 動 向 は、MPEG データ 等 の 高 速 、 大 容 量 転 送 を 目 的 に 開 発 が 進<br />
み、DIRD の 接 続 される 周 辺 機 器 との 構 成 を 満 足 する 技 術 仕 様 が 出 てきている。<br />
インタフェース 仕 様 の 選 定 条 件 としては、 接 続 が 容 易 、 大 容 量 データ 転 送 可 能 、 安 価 なインタフ<br />
ェース、パソコンとの 親 和 性 、ホームネットワークへの 期 待 、 双 方 向 性 、 技 術 規 格 がオープン、 統<br />
一 規 格 、 複 数 機 器 間 での 接 続 可 能 などを 条 件 とした。また、 既 にデジタル 放 送 が 行 われている CS<br />
放 送 の 受 信 装 置 標 準 規 格 (ARIB <strong>STD</strong>-B1)との 互 換 性 を 持 たせることとした。その 結 果 、IEEE1394<br />
(IEEE Std 1394-1995 準 拠 )を 選 定 し、プロトコルとして IEC61883-1、4 を 採 用 した。コマンド、<br />
デスクリプタは、1394TA で 審 議 されている「AV/C Digital Interface Command Set Specification」、<br />
「AV/C Descriptor Mechanism Specification」に 準 拠 することとした。<br />
コマンドについては、 外 部 機 器 から 制 御 するために Tuner(DIRD)コマンドを 規 定 した。1394TA<br />
「AV/C Tuner Model and Command 」 及 び「Enhancements to the AV/C Broadcast System<br />
Specification-Digital Video Broadcast (DVB)」に 準 拠 し、Enhancements to the AV/C Broadcast<br />
System Specification の Profile1:The Simplest Tuner Without Lists and Selection by DSIT で 規<br />
定 される 機 能 をサポートすることにした。また、デスクリプタについてもサポートすべきデスクリ<br />
プタとして、「Tuner Subunit Identifier Descriptor」と「Tuner Status Descriptor」を 規 定 した。<br />
さらに、Tuner Subunit の 入 出 力 プラグの 接 続 について 接 続 モデルを 規 定 した。また、DIRD 機 能<br />
として EPG からの 予 約 に 対 するコマンドの 規 定 ( 外 部 機 器 コマンド)の 問 題 が 指 摘 された。 基 本<br />
的 には、DIRD が 外 部 機 器 コマンドの 1394TA コマンド 規 格 に 沿 ったコマンド 機 能 搭 載 により、 各<br />
外 部 機 器 間 での interoperability の 確 保 は 可 能 と 考 えるが、 現 時 点 では 商 品 企 画 、アプリケーショ<br />
ンを 明 確 にすることは 難 しいため、また 1394TA においては 予 約 関 連 のコマンドがまだ 規 定 されて<br />
いないことも 考 慮 し、EPG 予 約 機 能 などに 必 要 な 外 部 機 器 のコマンド 規 定 は 今 後 の 課 題 とした。た<br />
だし、 別 紙 に DIRD-VCR のシステム 構 成 におけるコマンド 例 を 参 考 とし 記 載 した。 記 載 コマンド<br />
のサポートレベルは 商 品 企 画 により 異 なるため、コマンドのみ 記 載 した。コマンドは、1394TA「AV/C<br />
Tape Recorder/Player Subunit Specification」を 参 考 とした。<br />
シリアルインタフェースの 信 号 仕 様 は、 出 力 信 号 形 態 としてデマックス 前 の 全 てのトランスポー<br />
トストリームまたはパーシャルトランスポートストリームとし、 外 部 機 器 から DIRD への 入 力 信 号<br />
形 態 も 全 てのトランスポートストリームまたはパーシャルトランスポートストリームとした。 信 号<br />
内 容 は、 全 てのトランスポートストリーム 出 力 は、 現 パラレルインタフェース 仕 様 と 同 様 とし、パ<br />
-175-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
ーシャルトランスポートストリーム 出 力 は、デスクランブル 出 力 とする。スクランブル 出 力 につい<br />
ては、 契 約 に 関 する 個 別 情 報 が 二 次 使 用 ( 記 録 再 生 など)された 場 合 に、 二 次 使 用 時 点 での 契 約 情<br />
報 等 との 扱 いについて 問 題 点 の 指 摘 があり、パーシャルトランスポートストリームのスクランブル<br />
出 力 については 今 後 の 課 題 とした。しかし、スクランブル 出 力 に 関 しては、DIRD が 新 たに 番 組 情<br />
報 から 高 速 デジタルインタフェースの 信 号 出 力 を 制 限 する 機 能 が 加 わり、 出 力 制 御 を 事 業 者 により<br />
運 用 面 から 対 応 することが 可 能 である。<br />
コネクタは、IEEE Std 1394 準 拠 コネクタとし、4 ピンコネクタ 又 は 6 ピンコネクタとする。<br />
IEEE1394 インタフェースは、MPEG データ 等 のコンテンツデータを 転 送 するインタフェースと<br />
して 選 定 したが、コンテンツの 著 作 権 保 護 のために 十 分 なるコピープロテクション 機 能 が 求 められ<br />
る。DIRD の IEEE1394 インタフェースのデジタルコピープロテクション 方 式 は 放 送 事 業 者 仕 様 と<br />
した。<br />
一 方 で、 昨 今 、 家 庭 内 における IP (Internet Protocol) 網 が 目 覚 しく 普 及 を 始 めている。そうし<br />
た 背 景 の 下 、デジタル 放 送 受 信 装 置 の 魅 力 を 上 げ、 更 なる 普 及 促 進 を 目 指 すためにも、 今 後 ホーム<br />
ネットワーク 内 におけるホームサーバーといった 商 品 カテゴリの 普 及 が 望 まれる。ホームネットワ<br />
ークとは、 家 庭 内 で 機 器 間 接 続 し、コンテンツや 制 御 情 報 、その 他 データをやり 取 りすることでユ<br />
ーザ 利 便 性 の 向 上 を 図 るためものである。 上 述 の 状 況 からホームネットワークとしての 伝 送 路 とし<br />
て、 今 回 新 たに IP インタフェースを 選 定 した。<br />
機 器 接 続 やチャンネル 選 局 、コンテンツ 伝 送 などの 制 御 仕 様 については、DLNA(Digital Living<br />
Network Alliance)で 規 定 される DLNA Networked Device Interoperability Guidelines expanded:<br />
October 2006( 以 下 DLNA ガイドライン)に 準 拠 することとした。 特 にチャンネル 選 局 などに 利<br />
用 するチューナ 記 述 について、サポートすべきプロパティを 規 定 するとともに、 新 たに 追 加 すべき<br />
プロパティを 規 定 した。またチューナ 記 述 で 用 いる 文 字 コードは、SI 情 報 で 使 用 する8 単 位 符 号 か<br />
ら CDS(ContentDirectory service)で 使 用 する UTF-8 への 変 換 規 則 を 規 定 した。<br />
IP インタフェースの 信 号 仕 様 は、 出 力 信 号 形 態 としてはパーシャルトランスポートストリームと<br />
し、その 伝 送 フォーマットを 規 定 した。<br />
物 理 インタフェースは、 有 線 インタフェースについては 10BASE-T, 100BASE-TX または<br />
1000BASE-T とし、8 ピンモジュラージャック(RJ-45)を 装 備 することとした。また 無 線 インタフェ<br />
ースについては、802.11a/b/g に 対 応 する ARIB 規 格 として RCR <strong>STD</strong>-33、ARIB <strong>STD</strong>-T66 または<br />
ARIB <strong>STD</strong>-T71 に 準 拠 することとした。<br />
伝 送 プロトコルは HTTP(Hypertext Transfer Protocol)を 用 いることとしている。デジタル 放 送<br />
受 信 装 置 よりストリームを 受 け 取 る DMP(Digital Media Player)においては、HTTP/1.1 を 使 用 す<br />
ることが 推 奨 される。RTP(Real-Time Transport Protocol)は 使 用 するアプリケーションが 明 確 にな<br />
った 時 点 で 審 議 することとした。<br />
-176-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
IEEE1394 インタフェース 同 様 、IP インタフェースにおいても、コンテンツの 著 作 権 保 護 のため<br />
に 十 分 なるコピープロテクション 機 能 が 求 められる。DIRD の IP インタフェースのデジタルコピ<br />
ープロテクション 方 式 は 放 送 事 業 者 仕 様 とした。<br />
デジタル 放 送 受 信 機 は 様 々なフォーマットでデジタル 放 送 を 蓄 積 する 機 能 を 有 するようになっ<br />
ており、それに 対 応 するために IP インタフェースの 出 力 信 号 形 態 として、パーシャルトランスポ<br />
ートストリームに 加 え、DLNA ガイドライン Volume 2: Media Format Profiles で 定 められたスト<br />
リームフォーマットを 使 用 可 能 とした。<br />
次 に、 高 速 デジタルインタフェース(シリアルインタフェース)でのシステム 構 成 例 を 図 2-1~<br />
図 2-5 に、DIRD-Tape Recorder/Player システム 構 成 例 におけるコマンドの 参 考 を 図 2-6 及 び 表<br />
2-1~ 表 2-4 に 示 す。<br />
また、 高 速 デジタルインタフェース(IP インタフェース)でのシステム 構 成 例 を 図 2-7~ 図 2-9<br />
に 示 す。<br />
-177-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
IRD( 高 速 デジタルインタフェース)システム 構 成 例<br />
高 速 デジタルインタフェース(シリアルインタフェース)のシステム 構 成 例 を 示 す。<br />
:トランスポートストリーム 信 号<br />
TV or MONITOR<br />
V/L/R<br />
V/L/R<br />
IF-in<br />
DIRD<br />
1394(MPEG)<br />
IC card<br />
MPEG Decoder<br />
1 DIRD 出 力 データは、 全 てのトランスポートストリームまたはパーシャルトランス<br />
ポートストリームのデスクランブルトランスポートストリーム。<br />
2 MPEG Decoder は、 外 部 デコーダの 一 例 。<br />
図 2-1 外 部 デコーダ 接 続<br />
-178-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
:トランスポートストリーム 信 号<br />
: 制 御 信 号<br />
TV or MONITOR<br />
V/L/R<br />
V/L/R<br />
IF-in<br />
DIRD<br />
1394(MPEG)<br />
IC card-A<br />
IF-in<br />
RF-in<br />
DVCR<br />
DIRD 内 蔵<br />
IC card-B<br />
1 DVCR は、DEMUX、CA 以 降 の 処 理 内 蔵 。<br />
2 DIRD の 制 御 機 能 は、 事 業 者 の 運 用 仕 様 あるいはコマンド 仕 様 による。<br />
3 DIRD 出 力 データは、 全 てのトランスポートストリームまたはパーシャルトランスポート<br />
ストリーム。<br />
4 IC card-A 及 び B は、 同 一 の 場 合 も 考 えられる。<br />
図 2-2 DVCR( 再 生 機 能 付 ) 接 続<br />
-179-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
:トランスポートストリーム 信 号<br />
: 制 御 信 号<br />
TV or MONITOR<br />
V/L/R<br />
V/L/R<br />
IF-in<br />
DIRD<br />
1394(MPEG)<br />
IC card<br />
RF-in<br />
DVCR<br />
1 DIRD 出 力 データは、 全 てのトランスポートストリームまたはパーシャルトランスポート<br />
ストリーム。<br />
2 DIRD 入 力 データは、 全 てのトランスポートストリームまたはパーシャルトランスポート<br />
ストリーム。<br />
3 DIRD の 制 御 機 能 は、 事 業 者 の 運 用 仕 様 あるいはコマンド 仕 様 による。<br />
4 スクランブルトランスポートストリームデータは、 蓄 積 - 再 生 において ECM/EMM など<br />
の CA 情 報 の 扱 いに 注 意 をする 必 要 がある。<br />
図 2-3 DVCR( 蓄 積 ) 接 続<br />
-180-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
:トランスポートストリーム 信 号<br />
: 制 御 信 号<br />
MONITOR<br />
パソコン<br />
1394(MPEG)<br />
V/L/R<br />
IF-in<br />
DIRD<br />
IC card<br />
1 DIRD 出 力 データは、 全 てのトランスポートストリームまたはパーシャルトランスポートス<br />
トリーム。<br />
2 DVCR アプリケーションにおいては、DVCR システムに 同 様 。<br />
図 2-4 パソコン 接 続<br />
-181-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
:トランスポートストリーム 信 号<br />
: 制 御 信 号<br />
MONITOR<br />
パソコン<br />
1394(MPEG)<br />
IC card<br />
V/L/R<br />
IF-in<br />
DIRD<br />
1394(MPEG)<br />
RF-in<br />
DVCR<br />
1 DIRD 出 力 データは、 全 てのトランスポートストリームまたはパーシャルトランスポート<br />
ストリーム。<br />
2 DVCR アプリケーションにおいては、DVCR システムに 同 様 。<br />
図 2-5 DVCR+パソコンシステム 接 続<br />
-182-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
DIRD-Tape Recorder/Player 接 続 システムにおけるコマンドについて( 一 例 )<br />
DIRD-Tape Recorder/Player のシステム 構 成 例 を 図 2-6 に 示 す。 構 成 例 における 制 御 コマンド<br />
案 を 以 下 に、Tape Recorder/Player Subunit を 制 御 するためのコマンドの 例 を 示 す。1394 Trade<br />
Association における AV/C Digital Interface Command Set に 準 拠 するものとし、 必 要 に 応 じ 原 技<br />
術 資 料 1394TA「AV/C Tape Recorder/Player Subunit Specification Version2.1FC1」を 参 照 され<br />
たい。<br />
:トランスポートストリーム 信 号<br />
: 制 御 信 号<br />
TV or MONITOR<br />
V/L/R<br />
V/L/R<br />
IF-in<br />
DIRD<br />
1394(MPEG)<br />
IC card<br />
RF-in<br />
Tape Recorder/Player<br />
図 2-6<br />
1. Tape Recorder/Player Subunit においてサポートが 必 須 とされているコマンド<br />
受 信 装 置 が、Tape Recorder/Player subunit においてサポートが 必 須 とされている 以 下 のような<br />
コマンドを 使 用 することによって、 再 生 、 録 画 、 停 止 などの Tape Recorder/Player の 基 本 的 な 機<br />
能 を 制 御 することができるようになる。( 表 2-1~ 表 2-2 参 照 )<br />
-183-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
表 2-1<br />
Unit commands<br />
Opcode 値 Command Type Comments<br />
UNIT INFO 30 STATUS -<br />
SUBUNIT INFO 31 STATUS -<br />
表 2-2<br />
Tape Recorder/Player Subunit commands ( 必 須 コマンド)<br />
Opcode 値 Command<br />
Comments<br />
Type<br />
PLAY / FASTEST C3 / 3F CONTROL 早 送 り 再 生 (CUE)<br />
FORWARD<br />
PLAY / FASTEST C3 / 4F CONTROL 巻 き 戻 し 再 生 (REVIEW)<br />
REVERSE<br />
PLAY / FORWARD C3 / 75 CONTROL 再 生 ( 標 準 速 )<br />
PLAY / FORWARD C3 / 7D CONTROL 再 生 一 時 停 止<br />
PAUSE<br />
RECORD / RECORD C2 / 75 CONTROL 録 画<br />
RECORD / RECORD C2 / 7D CONTROL 録 画 一 時 停 止<br />
PAUSE<br />
WIND / STOP C4 / 60 CONTROL 停 止<br />
WIND / REWIND C4 / 65 CONTROL 巻 き 戻 し<br />
WIND / FAST C4 / 75 CONTROL 早 送 り<br />
FORWARD<br />
INPUT SIGNAL<br />
MODE<br />
79 STATUS Tape Recorder/Player Subunit の 入<br />
力 信 号 フォーマットの 設 定 状 態 を 調 べる<br />
OUTPUT SIGNAL<br />
MODE<br />
78 STATUS Tape Recorder/Player Subunit の 出<br />
力 信 号 フォーマットの 設 定 状 態 を 調 べる<br />
TRANSPORT STATE D0 STATUS Tape Recorder/Player の 動 作 状 態 ( 再<br />
生 中 、 録 画 中 など)を 調 べる<br />
2.より 確 実 な 制 御 を 行 うためのコマンド<br />
受 信 装 置 が、 上 記 1 の 必 須 コマンドに 加 えて 以 下 のコマンドを 使 用 すれば、 番 組 の 記 録 再 生 をよ<br />
り 確 実 に 実 行 させることが 可 能 となる。なお、コメントに 記 載 している Support level は 1394TA<br />
で 規 定 されているものである。Support level が 推 奨 または 任 意 のコマンドは、Tape<br />
Recorder/Player Subunit がサポートしていない 場 合 がある。( 表 2-3~ 表 2-4 参 照 )<br />
表 2-3<br />
Common unit and Subunit commands<br />
Opcode 値 Command Type Comments<br />
POWER B2 CONTROL 電 源 制 御 ( 任 意 )<br />
-184-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
表 2-4<br />
Tape Recorder/Player Subunit commands (より 確 実 な 制 御 を 行 うためのコマンド)<br />
Opcode 値 Command<br />
Comments<br />
Type<br />
TAPE RECORDING D2 CONTROL 記 録 フォーマットを 設 定 する( 任 意 )<br />
FORMAT<br />
(D-VHS)<br />
TAPE RECORDING<br />
FORMAT<br />
(D-VHS)<br />
D2 STATUS 記 録 フォーマットの 設 定 状 態 を 調 べる(D-VHS<br />
では 必 須 )<br />
TAPE PLAYBACK<br />
FORMAT<br />
(D-VHS)<br />
D3 STATUS 再 生 フォーマットの 設 定 状 態 を 調 べる(D-VHS<br />
では 必 須 )<br />
INPUT SIGNAL<br />
MODE<br />
79 CONTROL Tape Recorder/Player Subunit の 入 力 信<br />
号 フォーマットを 設 定 する( 任 意 )<br />
TRANSPORT<br />
STATE<br />
D0 NOTIFY Tape Recorder/Player Subunit の 動 作 状<br />
態 ( 再 生 中 、 録 画 中 など)の 変 化 を 通 知 さ<br />
せる( 任 意 )<br />
MEDIUM INFO DA STATUS メディアの 情 報 を 取 得 する( 推 奨 )<br />
POWER コマンドは、Tape Recorder/Player の 電 源 の 制 御 に 使 用 されるものである。 受 信 装 置 が<br />
このコマンドを 利 用 することにより、 予 約 録 画 時 等 に Tape Recorder/Player の 電 源 制 御 を 行 うこと<br />
が 可 能 となる。<br />
TAPE RECORDING FORMAT / TAPE PLAYBACK FORMAT コマンドは、D-VHS において<br />
<strong>STD</strong>/HS/LS などの 記 録 モードの 設 定 に 関 して 使 用 されるものである。<br />
INPUT SIGNAL MODE コマンドは、D-VHS のデジタル/アナログ 設 定 、 及 び DV の 記 録 モー<br />
ドの 設 定 に 関 して 使 用 されるものである。<br />
受 信 装 置 がこれらのコマンドを 利 用 することにより、 現 在 設 定 されている 記 録 モードの 確 認 や、<br />
番 組 の 伝 送 レートに 応 じた 記 録 モードの 設 定 を 行 うことが 可 能 となる。<br />
TRANSPORT STATE(NOTIFY)コマンドは、Tape Recorder/Player Subunit の 動 作 状 態 の 変<br />
化 を 通 知 させるために 使 用 されるものである。 受 信 装 置 がこのコマンドを 利 用 することにより、<br />
Tape Recorder/Player Subunit の 動 作 状 態 に 変 化 が 起 きたことが 認 識 できるようになる。 例 えば、<br />
テープエンドになったために Tape Recorder/Player Subunit の 動 作 状 態 が 録 画 から 停 止 へと 変 わ<br />
ったなどという 場 合 に、 受 信 装 置 側 でこれを 認 識 することが 可 能 となる。なお、 変 化 後 の 動 作 状 態<br />
を 確 認 するには、TRANSPORT STATE(STATUS)コマンド( 必 須 コマンド)を 使 用 する 必 要 が<br />
ある。<br />
MEDIUM INFO(STATUS)コマンドは、 現 在 挿 入 されているカセットに 関 する 情 報 を 取 得 す<br />
るために 使 用 されるものである。カセットに 関 する 情 報 としては、カセットのタイプ<br />
(DVCR/VHS/8mm など)、さらにその 種 類 (VHS タイプであれば、S-VHS/D-VHS テープなど)、<br />
及 び、 書 き 込 み 禁 止 の 状 態 がある。そして、 受 信 装 置 がこのコマンドを 利 用 することにより、<br />
RECORD コマンドの 発 行 によって 記 録 を 指 示 する 際 に、カセットの 状 態 ( 記 録 可 能 な 状 態 かどう<br />
か)を 確 認 することが 可 能 となる。<br />
-185-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
高 速 デジタルインタフェース(IP インタフェース)のシステム 構 成 例 を 示 す。<br />
:トランスポートストリーム 信 号<br />
: 制 御 信 号<br />
TV or MONITOR<br />
V/L/R<br />
V/L/R<br />
IF-in<br />
DIRD<br />
Ethernet/ 無 線 LAN<br />
IC card<br />
MPEG Decoder<br />
1 DIRD 出 力 データはパーシャルトランスポートストリーム。<br />
2 MPEG Decoder は、 外 部 デコーダの 一 例 。<br />
図 2-7 外 部 デコーダ 接 続<br />
-186-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
:トランスポートストリーム 信 号<br />
: 制 御 信 号<br />
TV or MONITOR<br />
V/L/R<br />
V/L/R<br />
IF-in<br />
DIRD<br />
Ethernet/ 無 線 LAN<br />
IC card<br />
Recorder<br />
1 Recorder は DIRD 内 蔵 の 場 合 を 含 む<br />
2 DIRD 出 力 データはパーシャルトランスポートストリーム。<br />
3 DIRD 入 力 データはパーシャルトランスポートストリーム。<br />
図 2-8 レコーダ 接 続 1(DIRD からレコーダを 制 御 )<br />
-187-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
:トランスポートストリーム 信 号<br />
: 制 御 信 号<br />
TV or MONITOR<br />
V/L/R<br />
V/L/R<br />
IF-in<br />
DIRD<br />
Ethernet/ 無 線 LAN<br />
IC card<br />
Recorder<br />
1 DIRD 出 力 データはパーシャルトランスポートストリーム。<br />
2 DIRD 入 力 データはパーシャルトランスポートストリーム。<br />
3 DIRD の 制 御 機 能 は、 事 業 者 の 運 用 仕 様 あるいはコマンド 仕 様 による。<br />
図 2-9 レコーダ 接 続 2(レコーダから DIRD を 制 御 )<br />
-188-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
付 属 -3 ダウンロード 機 能<br />
1 はじめに<br />
1.1 本 付 属 の 目 的 と 位 置 づけ<br />
ここでは 本 標 準 規 格 の 第 12 章 「ダウンロード 機 能 の 仕 様 」についての 解 説 、 及 び 運 用 のガイド<br />
ラインを 示 す。 運 用 の 詳 細 は 各 事 業 者 の 運 用 規 程 を 参 照 されたい。<br />
1.2 規 格 の 背 景 と 概 要 ・ 特 徴<br />
ダウンロードの 伝 送 手 段 としては、 放 送 電 波 、 通 信 ネットワーク、カードなどの 蓄 積 モジュール<br />
が 考 えられるが、 本 標 準 規 格 では、 伝 送 コストの 観 点 からは 低 廉 な 放 送 電 波 を、さらにインターネ<br />
ットの 普 及 を 鑑 みて 通 信 ネットワークを 対 象 とした。<br />
伝 送 方 式 としては、 放 送 においてはマルチメディアサービスの 伝 送 プロトコルである DSM-CC<br />
データカルーセル、 及 びセクション 形 式 を 用 いることとする。 世 界 標 準 方 式 である MPEG の<br />
DSM-CC 規 格 の 採 用 により、 様 々な 伝 送 ・ 蓄 積 メディアとも 整 合 性 が 得 られる。<br />
また 本 方 式 ではダウンロードの 形 態 やダウンロードの 更 新 先 の 指 定 に 柔 軟 な 選 択 性 が 確 保 されて<br />
いる。ダウンロード 形 態 としては、 視 聴 者 の 選 択 により 更 新 を 行 う 選 択 型 、 強 制 的 に 行 う 強 制 型 、<br />
通 常 番 組 視 聴 時 に 所 望 のデータが 到 達 したときに 番 組 視 聴 に 影 響 を 及 ぼさずにダウンロードを 行 う<br />
自 動 型 、 番 組 非 視 聴 時 にダウンロードスケジュールの 告 知 情 報 に 基 づいて 受 信 装 置 立 ち 上 げ 動 作 を<br />
行 いダウンロードを 行 う 告 知 型 などが 選 択 可 能 である。 更 新 先 としては、 機 種 ごと、 機 種 の 集 合 体<br />
であるグループごと、 全 受 信 装 置 対 象 などが 指 定 可 能 である。さらに 全 受 信 プログラム 更 新 、 指 定<br />
されたモジュール 単 位 での 更 新 など 柔 軟 な 更 新 モジュールの 選 択 も 可 能 である。 但 しモジュール 単<br />
位 での 更 新 を 実 現 するには、 受 信 装 置 でのモジュール 管 理 機 能 が 必 要 となるが、これを 全 受 信 装 置<br />
に 課 すものではない( 後 述 する 全 受 信 装 置 共 通 データ 更 新 を 除 く)。<br />
ダウンロードスケジュールの 告 知 の 手 法 としては、 全 ストリームに 送 出 される SDTT(Software<br />
Download Trigger Table)を 用 いる。SDTT に 配 置 できる 記 述 子 として、 従 前 のダウンロードコンテ<br />
ンツ 記 述 子 に 加 えて、ネットワークダウンロードコンテンツ 記 述 子 を 追 加 した。この 記 述 子 の 導 入<br />
によって、ダウンロード 伝 送 路 が 放 送 であるか 通 信 ネットワークであるかを 識 別 することが 可 能 にな<br />
る。 放 送 の 場 合 は、ダウンロードデータが 伝 送 される original_network_id を、 通 信 ネットワークの<br />
場 合 はサーバのアドレスや URL を SDTT 内 の 記 述 子 に 記 述 する。 受 信 装 置 は 取 得 した SDTT により、<br />
指 定 の 伝 送 チャネルに 移 動 する。これにより 例 えば 広 帯 域 CS で 配 信 される SDTT に 基 づいて BS か<br />
らダウンロードコンテンツを 取 得 するなどメディア 横 断 的 なダウンロード 運 用 が 可 能 となる。さらに、<br />
放 送 のみからのダウンロードなのか、 通 信 ネットワークのみからのダウンロードなのか、あるいは 両<br />
方 からのダウンロードなのかなど 優 先 度 を 付 けたダウンロードの 指 定 も 可 能 である。<br />
地 上 デジタルテレビジョン 放 送 ではダウンロードデータが 伝 送 される 放 送 ネットワークは 地 域 毎<br />
に 異 なることが 想 定 される。この 場 合 、SDTT に 記 載 する network_id、transport_stream_id は 全<br />
-189-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
国 共 通 に 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 固 有 の 値 を 記 載 し、 受 信 装 置 は NIT に 記 載 された 受 信 装 置<br />
内 情 報 更 新 サービスの network_id、transport_stream_id をもとにコンテンツを 取 得 することも 可<br />
能 である。これにより 各 放 送 局 での SDTT の 内 容 書 き 換 えの 作 業 を 省 くことができる。<br />
また 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 の 携 帯 受 信 装 置 など、ダウンロードコンテンツの 配 信 ・ 取 得<br />
が 困 難 な 場 合 は、SDTT のみを 配 信 し、 視 聴 者 への 告 知 のみを 行 うことも 可 能 である。<br />
更 に 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 のエンジニアリングサービスでは、 特 定 TS で 実 施 した 場 合 、<br />
ある 時 期 、ある 地 域 にて、その TS が 受 信 できない 受 信 装 置 内 情 報 更 新 サービスの 難 視 状 態 が 発 生<br />
することが 予 想 される。これを 救 済 するためには、 複 数 または 全 ての TS においてエンジニアリン<br />
グサービスを 実 施 することが 望 ましい。 複 数 または 全 ての TS においてエンジニアリングサービス<br />
を 実 施 する 場 合 、 全 ての TS がダウンロードコンテンツを 同 じ 時 刻 に 送 出 するよりも、 各 々の TS<br />
が 送 出 時 刻 をずらして 送 出 することにより、 受 信 機 会 が 増 え、 受 信 装 置 内 情 報 更 新 サービスの 受 信<br />
確 度 の 向 上 につながる。 複 数 の TS で 送 出 時 刻 をずらして 送 出 する 場 合 は、SDTT のスケジュール<br />
時 間 シフト 情 報 を 利 用 する。 運 用 の 詳 細 は 事 業 者 仕 様 を 参 照 されたい。<br />
次 世 代 CAS においては、 限 定 受 信 機 能 をソフトウェア 化 し、 放 送 や 通 信 を 使 ってダウンロード<br />
することでその 機 能 やセキュリティの 維 持 改 善 を 図 ることが 行 われる。 限 定 受 信 機 能 をソフトウェ<br />
ア 化 したものを CAS プログラムと 呼 ぶが、そのダウンロード 告 知 は 受 信 装 置 ソフトウェアと 同 様<br />
に SDTT で 行 う。CAS プログラムのダウンロードにあたっては、 放 送 経 由 に 加 えて 通 信 経 由 での<br />
ダウンロードが 可 能 になるなどより 確 度 の 高 いダウンロードが 必 要 との 要 求 が 挙 げられており、 通<br />
信 ネットワークでのダウンロードが 重 要 になる。なお、CAS プログラムのダウンロードに 関 しては、<br />
ARIB <strong>STD</strong>-B61 に 規 定 されている。<br />
次 にデジタル 放 送 でのダウンロード 方 式 においては 信 頼 性 の 確 保 が 極 めて 重 要 である。この 観 点<br />
からは 受 信 装 置 への 2 バンクの 不 揮 発 メモリの 実 装 が 望 ましいが、 本 標 準 規 格 では、2 バンクを 必<br />
須 とはせず、「 最 低 限 必 要 な 音 声 ・ 映 像 ・ダウンロードが 受 信 できるレベルの 機 能 だけを、マスク<br />
ROM に 確 保 するなど、ダウンロードに 失 敗 しても 最 低 限 の 受 信 装 置 機 能 を 確 保 すると 共 に、 修 復<br />
ダウンロードが 可 能 とすること」を 必 須 とする。また 全 ての 受 信 装 置 に 漏 れなくダウンロードする<br />
ことや、 全 ての 受 信 装 置 のバージョン 管 理 は 不 可 能 である。 従 って 本 規 定 に 基 づく 受 信 装 置 内 情 報<br />
更 新 サービスには、ダウンロードされていない 受 信 装 置 でも 旧 来 の 動 作 を 保 証 する 上 位 互 換 性 、ど<br />
のバージョンの 受 信 装 置 でも 最 新 のバージョンにアップデートできる 仕 組 みを 課 すこととする。さ<br />
らに 規 格 で 規 定 されているハード 規 模 ・ 性 能 の 制 限 のもとで 実 現 できる 範 囲 内 での 受 信 装 置 内 情 報<br />
更 新 サービスに 制 約 する。<br />
ところで、SDTT の table_id_ext に 記 載 する maker_id(8 ビット)については、 将 来 的 に 枯 渇<br />
する 可 能 性 が 指 摘 されており、maker_id を 16 ビット 長 に 拡 張 する「 拡 張 maker_id」を 導 入 した。<br />
拡 張 maker_id は、table_id_ext の 上 位 8 ビットの 値 で 示 される 領 域 に 振 り 分 けられるが、 合 わせ<br />
-190-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
て 拡 張 maker_id であるかどうかを 示 すフラグ(maker_id_flag)についても SDTT に 導 入 した。<br />
また、Compatibility Descriptor の model フィールドに 記 載 する 値 についても 拡 張 maker_id を 導<br />
入 し、それを 示 す 目 的 として specifierType の 値 を 拡 張 した。なお、 拡 張 maker_id に 対 応 する<br />
model_id については、subDescriptor()の additionalInformation 領 域 に 記 載 することにした。 一 般<br />
に model_id は、 受 信 装 置 メーカー 等 が 管 理 することが 多 いと 思 われるので、model_id を<br />
additionalInformation 領 域 に 記 載 する 構 造 等 については、 本 標 準 規 格 では 規 定 しない。<br />
最 後 に、 規 格 における 受 信 装 置 内 情 報 更 新 サービスの 内 容 について 述 べる。 本 規 定 でのダウンロ<br />
ードの 更 新 対 象 は、メモリに 格 納 するプログラムまたはデータとする。さらにサービス 内 容 として<br />
は、 各 受 信 装 置 を 対 象 とした 受 信 ソフトウェアの 機 能 修 正 や 更 新 と、 全 受 信 装 置 共 通 のデータ 更 新<br />
に 大 別 される。 各 受 信 装 置 ソフトウェアを 対 象 としたサービスにはソフトウェアの 機 能 更 新 、 応 答<br />
速 度 の 向 上 など 様 々なレベルのものが 想 定 されるが、ダウンロードとして 全 取 り 換 え/モジュール<br />
単 位 などの 更 新 範 囲 や、ダウンロードデータフォーマットなどについては 規 定 しない。 全 受 信 装 置<br />
共 通 のデータ 更 新 には、ジャンルテーブルやロゴ、 予 約 語 、 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 での 周<br />
波 数 リスト・ 変 更 情 報 (Appendix A.6 参 照 )などがあり、 該 当 するデータを 各 伝 送 メディア、また<br />
は 全 伝 送 メディアの 全 ての 受 信 装 置 が 共 通 にモジュール 単 位 で 更 新 できる。<br />
2 受 信 装 置 内 情 報 更 新 サービス<br />
2.1 受 信 装 置 内 情 報 更 新 サービスの 定 義<br />
放 送 のデジタル 化 によるマルチメディアサービスの 登 場 とともに、 受 信 装 置 はソフトウェアによ<br />
る 処 理 を 有 することになる。このことは、 受 信 装 置 のなかのソフトウェアを 更 新 ・ 追 加 することに<br />
より、ハードウェアを 換 えることなく、より 高 度 なサービスや 受 信 装 置 機 能 の 実 現 が 可 能 となるこ<br />
とを 意 味 する。これにより、 各 受 信 装 置 の 機 能 や 全 受 信 装 置 共 通 データの 更 新 、あるいは 新 サービ<br />
ス 用 受 信 装 置 プログラムの 追 加 等 のサービスを 行 うことが 可 能 となる。<br />
放 送 や 通 信 などを 用 いて、そのような 受 信 装 置 のなかのソフトウェアを 更 新 することを 可 能 とす<br />
るのが、ソフトウェアダウンロードサービスである。<br />
ソフトウェアダウンロードに 対 応 できる 受 信 装 置 は、 放 送 などから 内 蔵 ソフト 等 のプログラムデ<br />
ータを 受 信 し、それに 基 づいて 受 信 装 置 のソフトウェアを 更 新 ・ 追 加 することが 可 能 である。<br />
本 方 式 では、ソフトウェアダウンロードサービスによって 更 新 対 象 とされるものは、 不 揮 発 メモ<br />
リに 格 納 されるプログラムもしくはデータとする。<br />
2.2 要 求 条 件<br />
今 後 の 放 送 メディアの 円 滑 な 発 展 を 考 慮 して、ソフトウェアダウンロードを 実 現 するための 全 体<br />
システムとしての 要 求 条 件 は 以 下 のものが 考 えられる。<br />
-191-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
(1) 柔 軟 なソフトウェアダウンロードの 実 現<br />
ソフトウェアダウンロードの 内 容 によって、ダウンロード 対 象 を 受 信 装 置 個 別 /グループ/ 全<br />
機 種 といったように 柔 軟 に 選 べる 方 式 であること。また、モジュールもしくはファイル 単 位<br />
での 部 分 的 な 受 信 装 置 ソフトウェアの 更 新 にも 対 応 可 能 であること。さらに 受 信 装 置 ソフト<br />
ウェアの 全 取 り 替 えも 可 能 であること。<br />
(2) ダウンロード 前 後 の 動 作 の 継 続 性<br />
ソフトウェアダウンロードによって、ある 時 点 から 完 全 に 全 ての 受 信 装 置 が 更 新 されるとい<br />
うことはありえない。そこで、 受 信 装 置 機 能 のソフトウェアダウンロードによる 更 新 の 前 後<br />
で、 受 信 装 置 の 動 作 あるいはサービス 受 信 の 継 続 が 保 証 されること。<br />
(3) 伝 送 の 効 率 化<br />
ソフトウェアダウンロードによるトラフィック 量 を 低 減 できる 方 式 であること。つまり、サ<br />
ービス 提 供 時 間 、 伝 送 容 量 などを 可 能 な 限 り 低 減 できること。<br />
(4) 放 送 メディア 間 での 共 通 性<br />
衛 星 放 送 、 地 上 放 送 、ケーブルテレビなどの 放 送 メディア 間 の 共 通 性 を 考 慮 すること。<br />
(5) 他 メディアとの 共 通 性<br />
通 信 系 及 びパッケージ 系 メディアとの 整 合 性 を 高 めるように、 可 能 な 限 り 更 新 するメディア<br />
に 依 存 しないダウンロード 手 法 となるように 考 慮 すること。<br />
(6) 国 際 標 準 性<br />
国 際 標 準 に 準 拠 するなど、 国 際 的 な 共 通 性 を 考 慮 すること。<br />
(7) 将 来 への 拡 張 性<br />
将 来 における 新 技 術 に 基 づいたサービスの 登 場 に 対 して 柔 軟 に 対 応 することができるように<br />
考 慮 すること。その 場 合 、その 時 点 での 技 術 動 向 を 展 望 した 上 で 実 現 が 可 能 な 技 術 を 採 用 す<br />
ること。<br />
(8) 認 証 (セキュリティ、ウイルスチェックなど)<br />
作 為 的 な 偽 ダウンロード 情 報 等 を 受 信 しても、その 影 響 を 極 力 最 小 限 度 に 留 められる 受 信 方<br />
式 を 実 現 できること。よって、 送 られてくるものが 正 当 なものかどうか 認 証 できる 機 構 を 有<br />
していること。<br />
(9) ダウンロードするコンテンツの 受 信 装 置 (プラットフォーム) 非 依 存 性<br />
ダウンロードするコンテンツは、 受 信 装 置 (プラットフォーム)の 種 類 に 依 らず、 受 信 可 能 で<br />
あること。<br />
以 上 のような 要 求 条 件 を 満 たすことが 望 まれる。<br />
このなかで、 本 方 式 で 満 たしている 要 求 条 件 は 以 下 の 項 目 である。<br />
-192-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
(1) 柔 軟 なソフトウェアダウンロードの 実 現<br />
伝 送 方 式 としては、DSM-CC データカルーセル、またはセクション 形 式 をベースに、ダウン<br />
ロード 対 象 や 更 新 範 囲 などに 関 する 情 報 を 付 加 することにより、 柔 軟 なダウンロードが 可 能<br />
となっている。さらに、 通 信 を 使 ったダウンロードにも 対 応 可 能 なものとなっている。<br />
(2) ダウンロード 前 後 の 動 作 の 継 続 性<br />
サービス 方 式 が 常 に 上 位 互 換 であることを 保 証 することにより 満 たす。<br />
(3) 伝 送 の 効 率 化<br />
SDTT(Software Download Trigger Table)による 告 知 情 報 に 基 づくダウンロードスケジュ<br />
ーリングにより 効 率 化 を 図 っている。<br />
(4) 放 送 メディア 間 での 共 通 性<br />
本 方 式 は 伝 送 方 式 として MPEG2-TS として 完 結 しており、どの 放 送 メディアにも 適 用 可 能<br />
なものとなっている。<br />
(5) 他 メディアとの 共 通 性<br />
本 方 式 は 伝 送 方 式 として DSM-CC データカルーセル、またはセクション 形 式 をベースにし<br />
ており、 必 ずしも MPEG2-TS に 特 化 したものではなく、 他 メディアからのダウンロードも<br />
可 能 なものとなっている。また、 通 信 を 使 ったダウンロードについては、IP(Internet<br />
Protocol)を 採 用 するなど 共 通 性 に 配 慮 した。<br />
(6) 国 際 標 準 性<br />
MPEG2-SYSTEMS 及 び DSM-CC データカルーセル、またはセクション 形 式 をベースにし<br />
ている。また、 通 信 を 使 ったダウンロードについては、IP(Internet Protocol)を 採 用 した。<br />
(7) 将 来 への 拡 張 性<br />
伝 送 方 式 として、 受 信 装 置 ソフトウェアの 部 分 的 更 新 / 全 取 り 替 え 更 新 が 可 能 になっており、<br />
将 来 的 な 受 信 装 置 ソフトウェアの 更 新 にも 対 応 可 能 となっている。<br />
(8) 認 証 (セキュリティ、ウイルスチェックなど)<br />
第 三 者 による 不 正 利 用 を 防 止 するため、データ 放 送 サービス 用 の 限 定 受 信 方 式 が 適 用 できる。<br />
2.3 ダウンロードのサービス 内 容<br />
ソフトウェアダウンロードを 用 いて 実 施 されるサービスの 候 補 としては 以 下 のものがある。<br />
(1) 受 信 装 置 ソフトウェアの 機 能 更 新<br />
受 信 装 置 ソフトウェアの 機 能 更 新 もしくはバグフィックスなどを 行 なう。<br />
(2) 共 通 データの 更 新<br />
全 受 信 装 置 において 共 通 的 に 使 用 されているデータを 更 新 する。<br />
(3) CAS プログラムの 更 新 および 追 加<br />
(4) 将 来 的 に、 放 送 サービスと 同 期 して 受 信 装 置 内 で 動 作 するプログラム 等 を、 受 信 装 置 ソフトウ<br />
-193-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
ェアとして 更 新 ・ 追 加 する。<br />
(1)、(2)、(3)に 関 しては 本 方 式 に 含 まれる。(2)の 更 新 対 象 としては、ジャンルコード 表 、 番 組 特<br />
性 コード 表 、ロゴデータ、 予 約 語 表 、 周 波 数 リスト・ 変 更 情 報 などが 候 補 となる。これらを 全 受 信<br />
装 置 で 共 通 に 更 新 するためには 次 のことを 規 定 する 必 要 がある。<br />
• 各 データについて 上 位 互 換 を 保 つデータフォーマット<br />
• 各 データを 全 受 信 装 置 で 認 識 させるための DSM-CC 内 の 記 述 子 内 容<br />
これらの 共 通 データに 関 するソフトウェアダウンロード 方 式 については、Appendix A に 詳 細 を<br />
示 す。<br />
(4)に 関 しては 受 信 装 置 (プラットフォーム) 毎 に 対 応 するプログラムをダウンロードさせること<br />
は 伝 送 方 式 としては 可 能 であるが、 現 実 的 ではない。これを 実 現 するには、 異 なる 受 信 装 置 でも 共<br />
通 にプログラムを 受 信 し 実 行 できる 何 らかの 機 構 が 必 要 である。そのためには、 全 受 信 装 置 で 共 通<br />
に 実 行 できるような 仮 想 マシン(VM)を 規 定 する 必 要 がある。<br />
しかしながら、どのような 仮 想 マシンを 採 用 するかは 現 時 点 では 困 難 であり、 今 回 の 規 格 範 囲 に<br />
は 含 めないとする。 今 のところ JavaVM がひとつの 候 補 であるが、これに 関 しては 今 後 の 検 討 課 題<br />
とする。<br />
なお、 受 信 装 置 メーカーによる 受 信 ソフトウェア 更 新 においての 独 自 の 通 信 回 線 の 利 用 は、 受 信<br />
装 置 メーカーのマターであり、この 規 格 範 囲 には 含 めない。 全 受 信 装 置 共 通 データの 更 新 において<br />
通 信 回 線 も 可 能 とする 場 合 は、 事 業 者 での 規 定 が 必 要 となる。これについては 各 放 送 事 業 者 仕 様 を<br />
参 照 されたい。<br />
3 ダウンロード 伝 送 方 式<br />
3.1 告 知 情 報<br />
3.1.1 告 知 の 目 的<br />
受 信 装 置 にソフトウェアダウンロードを 行 うにあたり、いつ 行 われるかわからない 受 信 装 置 内 情<br />
報 更 新 サービスを 常 時 受 信 装 置 が 監 視 することは、 電 力 消 費 量 を 増 大 させる。いつ、どこで、どの<br />
受 信 装 置 あてにダウンロードが 行 われるのかを 告 知 することによって、 受 信 装 置 は 番 組 予 約 と 同 様<br />
の 動 作 をすることによって、 受 信 装 置 の 省 電 力 化 及 びダウンロードの 高 効 率 化 が 可 能 になる。<br />
3.1.2 告 知 内 容<br />
告 知 する 項 目 は 以 下 のものが 考 えられる。<br />
-194-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
• スケジュール 情 報<br />
いつ( 日 時 及 び 放 送 時 間 )、どこ(オリジナルネットワーク id、トランスポートストリーム id、<br />
サービス id、カルーセルの download_id、 通 信 サーバのアドレス 等 )でダウンロードされるか<br />
を 与 える 情 報 。<br />
• スケジュール 時 間 シフト 情 報<br />
各 放 送 対 象 地 域 内 でダウンロードコンテンツが 単 一 エンジニアリングサービスで 伝 送 されてい<br />
るか、 複 数 のエンジニアリングサービスで 伝 送 されているか、また 複 数 のエンジニアリングサ<br />
ービスで 伝 送 されている 場 合 のスケジュールの 時 間 シフト 単 位 等 を 与 える 情 報 。<br />
• コンテンツ 情 報<br />
プログラムか、 共 通 データファイルかなどの 情 報 。DII の MIB 中 の Name 及 び Type 記 述 子 、<br />
CompatibilityDescriptor 中 の DescriptorType 等 で 表 現 される 情 報 。<br />
• 対 象 となる 受 信 装 置 の 識 別<br />
受 信 装 置 のメーカー 識 別 、モデル 識 別 、グループ 識 別 などで 構 成 される 受 信 装 置 の 識 別 情 報 。<br />
全 受 信 装 置 が 対 象 の 場 合 は、 特 定 の 識 別 番 号 により 行 うことが 可 能 である。<br />
• バージョン<br />
ダウンロードされるコンテンツのバージョン 情 報 。これを 与 えることで、 受 信 装 置 がそのコン<br />
テンツを 取 得 すべきか 否 かを 判 断 可 能 にする。<br />
• 重 要 性 の 度 合 い(ダウンロードレベル)<br />
強 制 ダウンロードあるいは 選 択 ダウンロードの 識 別 。これを 与 えることでダウンロードを 行 う<br />
か 否 かの 判 断 に 人 間 の 判 断 を 介 在 させることを 可 能 にする。<br />
• 送 られるコンテンツの 性 質<br />
追 加 / 上 書 きの 区 別 、 更 新 後 の 再 起 動 の 必 要 性 を 与 える 情 報 。これを 与 えることでダウンロード<br />
後 の 空 きメモリの 把 握 や 継 続 動 作 を 行 っていてもよいコンテンツかどうかの 判 断 を 受 信 装 置 に<br />
させることを 可 能 にする。<br />
• 人 間 あるいは 受 信 装 置 に 伝 えるコンテンツの 説 明<br />
選 択 ダウンロードなどの 時 に、そのコンテンツの 説 明 をして 人 間 あるいは 受 信 装 置 の 判 断 を 助<br />
ける 情 報<br />
3.1.3 SDTT の 運 用 例<br />
以 下 に SDTT の 運 用 例 を 参 考 として 示 す。<br />
(1) 放 送 による 受 信 装 置 ソフトウェアの 更 新 の 場 合<br />
受 信 装 置 ソフトウェアのシステムバージョンをもってダウンロード 対 象 を 特 定 する。その 場<br />
合 の compatibilityDescriptor は 次 のような 内 容 になっている。<br />
-195-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
表 3-3-1 受 信 装 置 ソフトウェア 更 新 の 場 合 の Compatibility Descriptor の 内 容<br />
フィールド 値 ビット 数 備 考<br />
descriptorType 0x01 8 “hardware”(DSM-CC 規 定 による)<br />
specifierData() 0x819282 24<br />
model<br />
version<br />
maker_id<br />
model_id<br />
group_id<br />
version_id<br />
8<br />
8<br />
4<br />
12<br />
メーカーを 識 別 するための 値<br />
受 信 装 置 モデルを 識 別 するための 値<br />
ダウンロードをグループ 化 するための 値<br />
システムバージョンの 値<br />
version_id で 示 されたシステムバージョン 値 以 下 のバージョン 値 をもつ 受 信 装 置 をダウンロー<br />
ドの 対 象 とする 場 合 、 例 えば 以 下 のように 記 述 する。<br />
-196-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
表 3-3-2 放 送 による 受 信 装 置 ソフトウェア 更 新 の 場 合 の 記 述 例<br />
フィールド 値 ビッ<br />
備 考<br />
ト 数<br />
table_id_ext<br />
上 述 の maker_id に 相 当<br />
上 述 の model_id に 相 当<br />
8<br />
8<br />
=ダウンロードのターゲットとな<br />
る 受 信 装 置 の 識 別 値<br />
service_id 16 = ダウンロードが 実 施 されるサー<br />
ビスの 識 別 値<br />
num_of_contents 1 8 SDTT 内 のコンテンツの 個 数<br />
コンテンツ#1<br />
Group<br />
target_version<br />
上 述 の group_id に 相 当<br />
上 述 の version_id に 相 当<br />
4<br />
12 =ターゲットとなる 受 信 装 置 ソフ<br />
トのシステムバージョンを 示 す。<br />
new_version 12 = 伝 送 される 受 信 装 置 ソフトのバ<br />
ージョン<br />
download_level “01” 2 =” 強 制 受 信 ”<br />
version_indicator 0x02 2 =target_version 以 前 が 対 象<br />
schedule_description_length 16 12 =スケジュール 情 報 2つ 分<br />
#1 start_time 0x c8f1 123000 40 =1999/9/20 12:30:00<br />
Duration 0x001000 24 = 00:10:00<br />
#2 start_time 0x c8f1 193000 40 =1999/9/20 19:30:00<br />
Duration 0x001000 24 = 00:10:00<br />
ダウンロードコンテンツ 記 述 子<br />
Reboot “1” 1 = 再 起 動 あり<br />
add_on “0” 1 = 書 き 換 え<br />
:<br />
num_of_modules 1 16<br />
module_info_byte<br />
必 要 に 応 じて Type 記 述 子 や Name 記 述 子 などを 用 いて、 各 モジュール<br />
の 種 類 や 名 前 などの 情 報 がここに 格 納 される。<br />
Text_char =”○○ 社 の 受 信 装 置 △△△モデルのシステム 更 新 ”<br />
この 例 では、1999/9/20 12:30:00~12:40:00 と 19:30:00~19:40:00 にダウンロードコンテンツ<br />
を 伝 送 するカルーセルが 送 出 される。<br />
(2) 共 通 データの 更 新 の 場 合<br />
共 通 データを 示 す maker_id と model_id を 割 り 当 てることによって、(1)のときと 同 様 なバー<br />
ジョン 管 理 を 行 うものとする。これは 全 受 信 装 置 対 応 で 更 新 が 行 なわれる。<br />
具 体 的 には、 共 通 データを 示 す model 値 を 用 意 する(BS は 0xfffe、BS/ 広 帯 域 CS は 0xfffc、<br />
地 上 デジタルテレビジョン(ジャンルコード、 予 約 語 、 番 組 特 性 )は 0xfffa)。version_id は<br />
共 通 データのいずれかが 変 更 ・ 追 加 するたびにインクリメンタルにバージョン 値 が 更 新 され<br />
-197-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
一 元 的 に 管 理 されるものとする。この 場 合 のバージョン 管 理 の 様 子 を 図 3-3-1 に 示 す。<br />
事 業 者 A のロゴ<br />
ver1.0<br />
ver1.0<br />
ver1.1<br />
ver1.1<br />
事 業 者 B のロゴ<br />
ver1.0<br />
ver1.1<br />
ver1.1<br />
ver1.1<br />
事 業 者 C のロゴ<br />
ver1.0<br />
ver1.0<br />
ver1.0<br />
ver1.0<br />
予 約 語<br />
ver1.0<br />
ver1.0<br />
ver1.0<br />
ver1.1<br />
ジャンル 表<br />
共 通 データの<br />
バージョン 管 理<br />
ver1.0 ver1.0<br />
ver1.0<br />
ver1.0<br />
= = = =<br />
ver 1.0 ver 1.1 ver 1.2 ver 1.3<br />
共 通 データ 全 体 で<br />
一 元 的 に<br />
バージョン 管 理 を<br />
行 なう。<br />
共 通 データの 世 代<br />
図 3-3-1 共 通 データにおけるバージョン 管 理<br />
但 し、 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 ではロゴは CDT を 用 いて 別 途 伝 送 される。<br />
また、 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 での 周 波 数 リスト・ 変 更 情 報 については maker_id、model_id<br />
は 0xfff8 とし、バージョン 値 は 他 の 共 通 データ(ジャンルコード、 予 約 語 、 番 組 特 性 )とは 別 に 個<br />
別 に 管 理 ・ 付 与 される。<br />
共 通 データの 更 新 の 場 合 の 記 述 子 は 次 のような 構 造 になっている<br />
表 3-3-3 共 通 データ 更 新 の 場 合 の 記 述 子<br />
フィールド 値 ビット 数 備 考<br />
descriptorType 0x01 8 “hardware”(DSM-CC 規 定 による)<br />
specifierData() 0x819282 24<br />
model 16 = 0xfffe (BS 共 通 データ 4 であることを 示 す)<br />
= 0xfffc (BS/ 広 帯 域 CS 共 通 データ 5 であることを 示 す)<br />
= 0xfffa ( 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 用 共 通 データ<br />
(ジャンルコード、 予 約 語 、 番 組 特 性 )であることを 示 す)<br />
= 0xfff8 ( 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 用 共 通 データ( 周<br />
波 数 リスト・ 変 更 情 報 )であることを 示 す)<br />
version group_id<br />
version_id<br />
4<br />
12<br />
ダウンロードをグループ 化 するための 値<br />
更 新 対 象 となる 共 通 データのバージョン 値<br />
4 BS 専 用 全 受 信 機 共 通 データ(BSロゴなど)、 及 び 全 メディア 全 受 信 機 共 通 データ(ジャンルコード(content_nibble)など)。<br />
5 広 帯 域 CS 専 用 全 受 信 機 共 通 データ(CSロゴ、CS 独 自 ジャンル(user_nibble)など)、 及 び 全 メディア 全 受 信 機 共 通 データ(ジ<br />
ャンルコード(content_nibble)など)。<br />
-198-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
共 通 データに 対 して version_id で 示 されたバージョン 値 以 下 のバージョン 値 をもつ 受 信 装 置 をダ<br />
ウンロードの 対 象 とする。その 場 合 、 例 えば 次 のように 記 述 する。<br />
表 3-3-4 BS 共 通 データ 更 新 の 場 合 の 記 述 例<br />
フィールド 値 ビッ<br />
ト 数<br />
備 考<br />
table_id_ext 0xfffe 8 =BS 共 通 データを 示 す 識 別 値<br />
8<br />
service_id 16 = ダウンロードが 実 施 されるサ<br />
ービスの 識 別 値<br />
num_of_contents 1 8 SDTT 内 のコンテンツの 個 数<br />
コンテンツ#1<br />
Group<br />
target_version<br />
上 述 の group_id に 相 当<br />
上 述 の version_id に 相 当<br />
4<br />
12<br />
= 共 通 データの 場 合 は 常 に 0<br />
=ターゲットとなる 共 通 データバ<br />
ージョンを 示 す。<br />
new_version 12 = 伝 送 される 共 通 データのバージ<br />
ョン<br />
download_level “01” 2 =” 強 制 受 信 ”<br />
version_indicator 0x02 2 =target_version 以 前 が 対 象<br />
schedule_description_length 0 12 = 現 在 ダウンロードコンテンツ<br />
が 伝 送 中 であることを 示 す。<br />
ダウンロードコンテンツ 記 述 子<br />
Reboot “0” 1 = 再 起 動 なし<br />
add_on “0” 1 = 書 き 換 え<br />
:<br />
num_of_modules 2 16<br />
module_info_byte 必 要 に 応 じて Name 記 述 子 などを 用 いて、 各 モジュールの 種 類 や 名 前<br />
などの 情 報 がここに 格 納 される。 例 えば、<br />
モジュール#1:<br />
module_name = ”GENRE”<br />
モジュール#2:<br />
module_name = ”KEYWORD”<br />
text_char =” 共 通 データ 更 新 (2001/11/20 版 )”<br />
schedule_description_length=0 の 場 合 は、ダウンロードコンテンツを 伝 送 しているカルーセル<br />
が 現 在 送 出 中 であることを 示 す。この 場 合 、 上 記 の SDTT はこのカルーセルが 送 出 されている 間<br />
( 初 回 第 一 周 回 から 最 終 回 最 終 周 回 まで) 送 出 されるものとする。<br />
-199-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
(3) 選 択 的 ダウンロードの 場 合<br />
受 信 者 が SDTT で 告 知 されるダウンロードリストから 任 意 に 選 んでダウンロードを 行 なわせ<br />
る 場 合 は、(1)と 同 様 なバージョン 管 理 でダウンロード 対 象 の 特 定 を 行 うが、ダウンロード 対<br />
象 となる 受 信 装 置 は version_id で 示 されたバージョン 値 と 等 しい 受 信 装 置 モデルのみとする。<br />
これは version_inidicator にて 指 定 する。<br />
表 3-3-5 選 択 的 ダウンロードの 場 合 の 記 述 子<br />
フィールド 値 ビット 数 備 考<br />
descriptorType 0x01 8 “hardware”(DSM-CC 規 定 による)<br />
specifierData() 0x819282 24<br />
model<br />
maker_id<br />
model_id<br />
8<br />
8<br />
メーカーを 識 別 するための 値<br />
受 信 装 置 モデルを 識 別 するための 値<br />
version<br />
group_id<br />
version_id<br />
4<br />
12<br />
ダウンロードをグループ 化 するための 値<br />
システムバージョンの 値<br />
選 択 的 ダウンロードでは version_id で 示 されたシステムバージョン 値 と 等 しいバージョン 値 を<br />
もつ 受 信 装 置 のみをダウンロードの 対 象 とする。この 場 合 、 例 えば 次 のように 記 述 する。<br />
table_id_ext<br />
表 3-3-6 選 択 的 ダウンロードの 場 合 の 記 述 例<br />
フィールド 値 ビッ<br />
ト 数<br />
上 述 の maker_id に 相 当<br />
備 考<br />
上 述 の model_id に 相 当 8 装 置 の 識 別 値<br />
service_id 16 = ダウンロードが 実 施 されるサービスの<br />
識 別 値<br />
num_of_contents 2 8 SDTT 内 のコンテンツの 個 数<br />
8<br />
=ダウンロードのターゲットとなる 受 信<br />
コンテンツ#1<br />
Group<br />
target_version<br />
上 述 の group_id に 相 当<br />
上 述 の version_id に 相 当<br />
4<br />
12 =ターゲットとなる 受 信 装 置 システムの<br />
バージョンを 示 す。<br />
new_version 12 = 伝 送 されるソフトウェアのバージョン<br />
download_level “00” 2 =” 任 意 受 信 ”<br />
version_indicator 0x03 2 =target_version のみが 対 象<br />
schedule_description_length 12 =スケジュールループのバイト 長<br />
…<br />
スケジュール 情 報 を 格 納<br />
ダウンロードコンテンツ 記 述 子<br />
Reboot “0” 1 = 再 起 動 なし<br />
add_on “1” 1 = 追 加<br />
:<br />
num_of_modules 2 16<br />
-200-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
module_info_byte 必 要 に 応 じて Type 記 述 子 や Name 記 述 子 などを 用 いて、 各 モジュールの 種 類<br />
や 名 前 などの 情 報 がここに 格 納 される。 例 えば、<br />
モジュール#1:<br />
module_type = ”application/octet-stream”<br />
module_name = ”app/game.exe”<br />
module_info = “ゲーム: 本 体 ”<br />
モジュール#2:<br />
module_type = ”application/octet-stream”<br />
module_name = ”dev/8port-controler.dll”<br />
module_info = ”8 人 同 時 対 戦 用 リモコンドライバ”<br />
Text_chartext_char =”ゲーム for ××× 受 信 装 置 ”<br />
コンテンツ#2<br />
Group<br />
target_version<br />
上 述 の group_id に 相 当<br />
上 述 の version_id に 相 当<br />
4<br />
12 =ターゲットとなる 受 信 装 置 システムの<br />
バージョンを 示 す。<br />
new_version 12 = 伝 送 されるソフトウェアのバージョン<br />
download_level “00” 2 =” 任 意 受 信 ”<br />
version_indicator 0x03 2 =target_version のみが 対 象<br />
schedule_description_length 12<br />
…<br />
ダウンロードコンテンツ 記 述 子<br />
Reboot “0” 1 = 再 起 動 なし<br />
add_on “0” 1 = 書 き 換 え<br />
:<br />
num_of_modules 1 16<br />
module_info_byte 必 要 に 応 じて Type 記 述 子 や Name 記 述 子 などを 用 いて、 各 モジュールの 種 類<br />
や 名 前 などの 情 報 がここに 格 納 される。 例 えば、<br />
module_type = ”application/octet-stream”<br />
module_name = ”app/mailer.exe”<br />
module_info = “ツール:メーラー (IPv6 対 応 )”<br />
text_char =”メーラー(IPv6 版 ) for ××× 受 信 装 置 ”<br />
-201-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
3.1.4 ダウンロードコンテンツの 運 用 例<br />
(1) DII の Module Info の 運 用<br />
Name 記 述 子 について、ダウンロードコンテンツが 受 信 装 置 ソフトウェア(プログラム)の 場 合 、<br />
モジュール 単 位 で 表 現 されていない 実 装 が 行 われている 場 合 は、この 記 述 子 を 特 に 使 う 必 要 はない。<br />
しかし、 共 通 データの 場 合 には 必 要 である。ただし、 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 での 周 波 数 ・<br />
リスト 変 更 情 報 では Name 記 述 子 は 使 用 せず、Control 記 述 子 のみを 運 用 する。<br />
(2) 複 数 TS 時 差 送 出 ダウンロードコンテンツの 運 用 例<br />
地 上 デジタルテレビジョン 放 送 において、 受 信 装 置 内 情 報 更 新 サービスの 難 視 状 態 を 救 済 するた<br />
めに、 複 数 または 全 ての TS において、 各 々の TS がダウンロードコンテンツの 送 出 時 刻 をずらし<br />
て 運 用 する 場 合 のガイドラインを 示 す。 複 数 TS 時 差 送 出 時 の 送 出 モデルを 図 3-3-2 に 示 す。<br />
例 えば service_id が 0xfff0~0xfff3 の4つの service_id でダウンロードコンテンツを 時 差 送 出 す<br />
るとする。この 際 、SDTT に 記 載 されるスケジュール 情 報 には 0xfff0 のスケジュールを 基 本 スケジ<br />
ュールとし、その 値 が 記 載 される。SDTT 内 schedule time-shift information で 指 定 された 時 間 シ<br />
フト 単 位 を d 時 間 とした 場 合 、service_id が 0xfff1 のスケジュールは 0xfff0 のスケジュールに 対 し<br />
d 時 間 ずらし、0xfff2 のスケジュールは 2d 時 間 、0xfff3 のスケジュールは 3d 時 間 と 順 次 ずらして<br />
送 出 する。<br />
週 替 わり 日 替 わり 日 替 わり<br />
service_id:<br />
0xfff0<br />
Xn-1<br />
Xn<br />
Xn+1<br />
Xn+2<br />
d<br />
service_id:<br />
0xfff1<br />
Xn-1<br />
Xn<br />
Xn+1<br />
Xn+2<br />
2d<br />
service_id:<br />
0xfff2<br />
Xn-1<br />
Xn<br />
Xn+1<br />
Xn+2<br />
Xn:n 日 に 送 出 されるダウンロードコンテンツ<br />
d : 時 間 シフト 単 位 (SDTT 内 schedule time-shift information( 仮 称 )で 指 定 )<br />
図 3-3-2 複 数 TS 時 差 送 出 の 送 出 モデル<br />
運 用 については 別 途 ARIB 技 術 資 料 「 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 運 用 規 定 」を 参 照 のこと。<br />
-202-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
4 受 信 装 置 ソフトウェアアップロード 方 式<br />
4.1 概 要<br />
本 章 では、 受 信 装 置 もしくは 受 信 装 置 ソフトウェアの 製 造 者 から 放 送 事 業 者 へダウンロードデー<br />
タを 提 出 する 際 の 望 ましいソフトウェアアップロード 方 式 例 について 解 説 する。 人 為 的 ミス 等 によ<br />
り 不 正 なデータが 放 送 されることを 防 ぐ 観 点 から、 基 本 的 には CRC もしくはチェックサムの 付 加<br />
された Section 形 式 での 提 出 が 推 奨 される。これにより、 以 下 のようなトラブルを 防 ぐことができ<br />
る。<br />
header や CRC/チェックサムの 付 加 などにおける 放 送 事 業 者 側 での 加 工 ミス<br />
提 出 時 の 通 信 回 線 や 記 録 媒 体 の 問 題 、 放 送 事 業 者 側 での 処 理 の 問 題 等 に 起 因 するデータ 化 けやデ<br />
ータ 落 ち<br />
放 送 事 業 者 による 提 出 データ 受 入 時 の CRC/チェックサム 検 査 、 及 び 受 信 装 置 による CRC/チ<br />
ェックサム 検 査 により 不 正 なデータを 検 知 することができる。<br />
他 製 造 者 への 被 害<br />
放 送 事 業 者 による 提 出 データ 受 入 時 の maker_id の 確 認 により、 他 製 造 者 への 被 害 を 防 止 できる。<br />
4.2 提 出 形 態<br />
規 格 書 「12 章 ダウンロード 機 能 」に 規 定 する 伝 送 方 式 に 準 拠 した 下 記 の 3 種 類 のモジュールを<br />
最 低 限 提 出 するものとする。 具 体 的 な 提 出 の 形 態 としては 記 録 媒 体 によるオフライン 提 出 、 通 信 回<br />
線 等 を 用 いたオンライン 提 出 が 想 定 されるが、ダウンロードデータ 管 理 上 必 要 な 付 加 ファイル、 媒<br />
体 の 物 理 / 論 理 フォーマット、 通 信 プロトコル 等 については 本 規 定 の 対 象 外 とし、 放 送 事 業 者 の 運<br />
用 に 依 存 するものとする。<br />
(1) DII<br />
規 格 書 「12 章 ダウンロード 機 能 」に 規 定 する DII(DownloadInfoIndication)メッセージ<br />
を Section 形 式 で 提 出 する。<br />
table_id …… DownloadInfoIndication()<br />
= 0x3B<br />
dsmccMessageHeader()<br />
messageId=0x1002<br />
transactionId<br />
downloadId ……<br />
CRC_32<br />
または<br />
checksum<br />
図 3-4-1 DII セクション<br />
(2) DDB<br />
規 格 書 「12 章 ダウンロード 機 能 」に 規 定 する DDB(DownloadDataBlock)メッセージの<br />
Section 形 式 の 集 合 を 提 出 する。<br />
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ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
DDB セクション<br />
DDB セクション<br />
table_id<br />
= 0x3C<br />
…… DownloadDataBlock()<br />
dsmccDownloadDataHeader()<br />
messageId=0x1003<br />
downloadId<br />
……<br />
CRC_32<br />
または<br />
checksum<br />
………<br />
………<br />
図 3-4-2 DDB セクション<br />
(3) SDTT<br />
規 格 書 「12 章 ダウンロード 機 能 」に 規 定 する SDTT(Software Download Trigger Table)<br />
を Section 形 式 で 提 出 する。ただし、スケジュール 情 報 に 関 しては 初 回 分 のみを 作 成 すること<br />
とし、それ 以 降 のスケジュール 情 報 変 更 分 については 放 送 事 業 者 が 作 成 するものとする。<br />
table_id …… Download_content_descriptor()<br />
= 0xC3 Tag<br />
=0xC9<br />
download_id<br />
図 3-4-3 SDTT セクション<br />
……<br />
CRC_32<br />
4.3 放 送 事 業 者 による 受 入 検 査<br />
放 送 事 業 者 は、 提 出 された 3 種 類 の Section データの CRC/チェックサム 検 査 の 他 、 下 記 の 受<br />
入 検 査 を 行 った 上 で 送 出 を 行 う。<br />
DII、SDTT 上 のダウンロード 識 別 (download_id)が 規 定 の 値 になっているかチェック。<br />
DII 上 のコンパチビリティ 記 述 子 (compatibilityDescriptor())のデータ 構 造 の 正 当 性 チェック<br />
と maker_id のチェック。<br />
SDTT 上 のダウンロードコンテンツ 記 述 子 (download_content_descriptor())のデータ 構 造 の 正<br />
当 性 チェックと maker_id のチェック。<br />
4.4 パラメータの 事 前 取 得<br />
製 造 者 はアップロードデータを 作 成 / 提 出 する 上 で、 事 前 に 放 送 事 業 者 から 必 要 なパラメータの<br />
割 当 てを 受 ける 必 要 がある。パラメータの 例 としては 下 記 のものが 挙 げられる。<br />
service_id<br />
transport_stream_id<br />
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ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
original_network_id<br />
download_id<br />
leak_rate<br />
start_time<br />
duration<br />
5 ダウンロード 方 式 運 用 ガイドライン<br />
5.1 受 信 装 置 ガイドライン<br />
5.1.1 受 信 装 置 ダウンロード 動 作 シナリオ<br />
5.1.1.1 概 要<br />
ここでは、ダウンロード 伝 送 路 が 放 送 である 場 合 のソフトウェアダウンロードにおける 受 信 装 置<br />
の 動 作 シナリオ 例 について 解 説 する。ダウンロード 伝 送 方 式 では、SI 追 加 規 定 、DSM-CC データ<br />
カルーセル 方 式 における DII 等 のテーブルについての 規 定 が 行 われており、 本 動 作 シナリオ 例 はダ<br />
ウンロード 伝 送 方 式 に 則 したものである。<br />
ダウンロードの 対 象 となるソフトウェアは、アプリケーション、ライブラリ、OS、ドライバ、デ<br />
ータ 等 の 受 信 装 置 ソフトウェアであり、 上 記 ソフトウェアは、フラッシュメモリ 上 に 格 納 されるこ<br />
とを 想 定 している。<br />
ソフトウェアダウンロードは、 主 に 受 信 装 置 ソフトウェア・データのバグフィックス、バージョ<br />
ンアップを 目 的 としている。<br />
5.1.1.2 用 語 の 定 義<br />
設 定 情 報 :ダウンロードに 関 する 受 信 装 置 の 設 定 情 報 。 視 聴 者 が 選 択 設 定 する。<br />
ホットスタンバイ 状 態 :リモコン 等 で 受 信 装 置 の 電 源 は OFF されているが、 受 信 が 可 能 な 状 態 を<br />
示 す。<br />
ダウンロード 完 了 フラグ:ダウンロードが 完 了 したかどうかを 示 すフラグ。フラッシュメモリ 等 の<br />
不 揮 発 性 メモリにセットされる。<br />
起 動 フラグ: 起 動 するバンクを 示 すフラグ。フラッシュメモリ 等 の 不 揮 発 性 メモリにセットされる。<br />
ダウンロード 情 報 :DII 中 の compatibilityDescriptor に 記 載 されたダウンロードに 関 する 情 報 。<br />
ダウンロードモジュール 情 報 :DII 中 の ModuleInfoByte に 記 載 されたダウンロードされるモジュ<br />
ールに 関 する 情 報 。<br />
5.1.1.3 フラッシュメモリの 実 装 方 法<br />
受 信 装 置 におけるフラッシュメモリの 実 装 方 法 は、ARIB <strong>STD</strong>-B16 の[ダウンロード 処 理 方 式 と<br />
メモリ 容 量 ]で 記 載 の 2 バンク 型 を 推 奨 する。2 バンク 型 を 推 奨 する 理 由 は、 以 下 の 様 な 受 信 装 置<br />
異 常 に 対 しての 信 頼 性 確 保 と 自 動 ダウンロードを 実 現 するためである。<br />
-205-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
● 受 信 装 置 異 常<br />
1) ダウンロードした 受 信 装 置 ソフトウェアに 欠 陥 があり、 受 信 装 置 が 正 常 に 動 作 しなくなる<br />
場 合<br />
2) 受 信 装 置 ソフトウェアのフラッシュメモリ 書 き 込 み 中 に、 予 期 しない 異 常 ( 停 電 、 視 聴 者<br />
の 誤 操 作 等 )が 起 こり、 受 信 装 置 ソフトウェアが 破 壊 された 場 合<br />
● 自 動 ダウンロード<br />
番 組 視 聴 中 で、 視 聴 中 の TS 内 にダウンロードすべきサービスが 重 畳 されている 場 合 に、 視 聴<br />
者 に 気 づかれずダウンロードを 実 現 する 場 合<br />
上 記 2 バンク 型 では、 任 意 のタイミングで、 以 前 格 納 されている 受 信 装 置 ソフトウェアへの 後 戻<br />
りが 可 能 なため、 受 信 装 置 の 正 常 動 作 、 起 動 等 の 保 証 が 可 能 である。また、 任 意 のタイミングで、<br />
一 方 のフラッシュメモリ 上 の 受 信 装 置 ソフトウェアを 変 更 することが 可 能 なため、 現 在 動 作 中 のプ<br />
ログラムを 停 止 することなく、 視 聴 者 が 意 識 しない 自 動 ダウンロードを 実 現 することが 可 能 である。<br />
尚 、 自 動 ダウンロードを 実 現 するには、1 チューナ 搭 載 の 受 信 装 置 では、 全 トランスポンダにダ<br />
ウンロードに 関 連 する 全 てのテーブル 情 報 を 伝 送 する 必 要 がある。<br />
また、 受 信 装 置 の 異 常 等 の 不 具 合 が 発 生 した 場 合 でも、 特 定 の 固 定 プログラムを 用 いることによ<br />
って、 受 信 装 置 を 復 帰 させることが 可 能 である。この 固 定 プログラムはダウンロードが 最 低 限 機 能<br />
するものであり、 書 き 換 えることはできない。<br />
この 方 法 により、フラッシュメモリの 容 量 を 1 バンク+αとする 事 ができる。また、プログラム<br />
を DRAM 上 で 実 行 させる 事 により 自 動 ダウンロードも 可 能 である。<br />
加 えて、 不 揮 発 性 メモリに 書 き 込 み 始 めたときには、 書 き 込 みが 終 了 するまで 視 聴 者 の 受 信 装 置<br />
操 作 を 拒 否 しても 良 い。<br />
5.1.1.4 ダウンロード 実 行 可 否 と 実 行 結 果 の 判 定 例<br />
(1) ダウンロード 実 行 可 否 判 定 例<br />
告 知 情 報 によるダウンロード 実 行 判 定 は、 以 下 の 条 件 を 全 て 満 たした 場 合 、 実 行 処 理 される。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
告 知 情 報 の model の 上 位 8 ビットが 受 信 装 置 のメーカーID と 一 致<br />
告 知 情 報 の model の 下 位 8 ビットが 受 信 装 置 の 機 種 番 号 と 一 致<br />
告 知 情 報 の group が 受 信 装 置 のグループ 番 号 と 一 致<br />
告 知 情 報 の target_version 及 び version_indeicator が 指 定 するバージョン 番 号 のソフトウェア<br />
を 持 つ<br />
-206-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
尚 、 判 定 に 必 要 な、メーカーID、 機 種 番 号 、グループ 番 号 、バージョン 番 号 は、 受 信 装 置 情<br />
報 として 受 信 装 置 のフラッシュメモリ 等 の 不 揮 発 性 メモリに 格 納 される。なお 全 受 信 装 置 共 通<br />
データの 場 合 にはメーカーID=0xff、 機 種 番 号 =0xfe(BS)、0xfc(BS/ 広 帯 域 CS)、0xfa( 地 上<br />
デジタルテレビジョン)として 扱 う。<br />
(2) 強 制 / 任 意 ダウンロード<br />
強 制 / 任 意 ダウンロードの 判 定 は、 前 述 (1)の 実 行 可 否 判 定 後 、 告 知 情 報 の download_level<br />
により 実 行 判 定 する。 判 定 には、 上 記 告 知 情 報 の 他 に、 視 聴 者 の 設 定 等 による、「ダウンロード<br />
を 告 知 する/しない」、「ダウンロードを 実 行 する/しない」 等 の 設 定 情 報 を 使 用 する。 上 記 設<br />
定 情 報 は、 視 聴 者 が 受 信 装 置 の 設 定 メニュー 等 を 用 いて 行 う。 判 定 例 を 表 3-5-1 に 示 す。<br />
表 3-5-1 ダウンロード 実 行 形 態 の 判 定 例<br />
告 知 情 報 設 定 情 報 判 定<br />
download_level = 0x1<br />
( 強 制 ダウンロード)<br />
告 知 する 実 行 する 視 聴 者 にダウンロードの 告 知 を 行<br />
い、 強 制 ダウンロードを 実 行 する<br />
実 行 しない 視 聴 者 にダウンロードの 告 知 を 行<br />
うが、ダウンロードは 実 行 しない。<br />
告 知 しない 実 行 する 視 聴 者 にダウンロードの 告 知 を 行<br />
わず、 強 制 ダウンロードを 実 行 する<br />
実 行 しない 視 聴 者 にダウンロードの 告 知 を 行<br />
わず、ダウンロードも 実 行 しない。<br />
download_level = 0x0<br />
( 任 意 ダウンロード)<br />
告 知 する 実 行 する 視 聴 者 にダウンロードの 告 知 を 行<br />
った 後 、 選 択 メニューを 表 示 し、ダ<br />
ウンロードを 実 行 する<br />
実 行 しない 視 聴 者 にダウンロードの 告 知 のみ<br />
を 行 う<br />
告 知 しない 実 行 する 視 聴 者 にダウンロードの 告 知 を 行<br />
わず、 選 択 メニューを 表 示 し、ダウ<br />
ンロードを 実 行 する<br />
実 行 しない 視 聴 者 にダウンロードの 告 知 を 行<br />
わず、 選 択 メニューによる 選 択 ダウ<br />
ンロードも 実 行 しない<br />
尚 、 上 記 設 定 情 報 は、 強 制 / 任 意 ダウンロードの 判 定 を 説 明 するための 一 例 であり、 各 メーカー<br />
の 実 装 方 法 に 依 存 する。<br />
-207-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
(3) 電 源 ON/OFF 時 の 判 定 例<br />
受 信 装 置 の 電 源 が ON の 場 合 、 上 記 記 載 の(1)、(2)のダウンロード 判 定 を 行 う。 受 信 装 置 の<br />
電 源 が OFF の 場 合 は、 以 下 の 3 通 りの 判 定 がある。<br />
●スタンバイ 状 態 1<br />
映 像 ・ 音 声 デコーダなどは OFF 状 態 であるが、ダウンロード 受 信 は 可 能 な 状 態 。 告 知 情 報 を<br />
受 信 し、 上 記 記 載 の(1)、(2)のダウンロード 判 定 を 行 う。<br />
●スタンバイ 状 態 2<br />
全 ての 受 信 が 不 可 能 な 状 態 。 但 し 告 知 情 報 に 基 づきダウンロード 開 始 時 刻 にダウンロード 処 理<br />
が 起 動 できるようにセットされたタイマーは 動 作 している。タイマに 従 い 受 信 装 置 を 起 動 し、<br />
ダウンロードを 実 行 する。<br />
● 上 記 以 外<br />
受 信 装 置 の 主 電 源 が 立 ち 上 がっていない 為 、 全 てのダウンロードの 実 行 が 不 可 能 。<br />
(4) 伝 送 誤 り/ 停 電 時 の 実 行 結 果 の 判 定 例<br />
ダウンロードソフトウェアの 伝 送 誤 りに 対 するデータチェックは、CRC チェックを 用 いる。<br />
ダウンロードの 実 行 判 定 は、ダウンロードソフトウェアのサイズをチェックし、 上 記 サイズの<br />
ソフトウェアをフラッシュメモリに 格 納 した 際 に、ダウンロードの 完 了 を 意 味 するダウンロー<br />
ド 完 了 フラグをセットする。 受 信 装 置 はダウンロード 完 了 フラグが 立 っていない 場 合 、ダウン<br />
ロードが 不 完 全 に 終 了 したものと 見 なす。ダウンロード 完 了 フラグはフラッシュメモリ 等 の 不<br />
揮 発 性 メモリに 格 納 するものとする。<br />
ARIB <strong>STD</strong>-B16 で 規 定 されている 一 次 バッファリング 型 のデータチェックの 場 合 、ダウンロ<br />
ードソフトウェアをフラッシュへ 格 納 した 後 、RAM 上 に 展 開 されたダウンロードソフトウェ<br />
アとフラッシュメモリ 上 に 格 納 したダウンロードソフトウェアとのデータ 比 較 により 完 了 を 判<br />
定 し、ダウンロード 完 了 フラグをセットする。<br />
完 了 フラグのセットと 同 時 に、2 バンク 型 の 受 信 装 置 では 起 動 フラグをセットする。<br />
5.1.1.5 動 作 シナリオ 例<br />
ダウンロード 伝 送 路 が 放 送 である 場 合 のソフトウェアダウンロードによる 受 信 装 置 の 動 作 シナリ<br />
オ 例 を、 図 3-5-1 に 示 す。 以 下 、 基 本 的 な 動 作 シナリオについて 説 明 する。<br />
-208-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
受 信 機<br />
RAM<br />
CRC<br />
10 3<br />
実 行 判 定<br />
9<br />
4<br />
スタンバイ 状 態 の 制 御<br />
6<br />
ダウンロード ID のチェック<br />
7<br />
ダウンロード 情 報 チェック<br />
告 知 情 報 の 取 得<br />
1<br />
ダウンロード 情 報 の 取 得<br />
5<br />
Software<br />
Download Trigger<br />
Table(SDTT)<br />
DownloadInfoIndication(DII)<br />
放 送 局<br />
12<br />
起 動 フラグのセット<br />
13<br />
リセット<br />
ソフトウェアの 取 得<br />
8<br />
DownloadDataBlock(DDB)<br />
ソフトウェア 情 報 の 取 得<br />
2<br />
11<br />
10<br />
Flash ROM<br />
受 信 機 ソフトウェア 情 報<br />
(メーカーID、 機 種 番 号 、<br />
グループ 番 号 、バージョン 情 報 等 )<br />
バンク1<br />
バンク2<br />
ダウンロード<br />
ソフトウェア<br />
図 3-5-1 受 信 装 置 のダウンロード 実 行 手 順 例<br />
1. SDTT を 受 信 し、そこに 記 載 されている 告 知 情 報 を 取 得 する。<br />
2. 現 在 の 受 信 装 置 ソフトウェア 情 報 である 受 信 装 置 情 報 (メーカーID、 機 種 番 号 、グループ 番 号 、<br />
バージョン 情 報 等 )をフラッシュメモリから 読 み 込 む。<br />
3. 告 知 情 報 と 受 信 装 置 情 報 、 設 定 情 報 を 比 較 してダウンロードの 実 行 判 定 を 行 う。 実 行 可 能 な 場<br />
合 は、 以 下 のケースに 分 けられる。<br />
● 強 制 ダウンロードの 場 合<br />
受 信 装 置 をダウンロード 告 知 可 能 状 態 とするとともに、ダウンロード 開 始 時 刻 にダウンロード<br />
処 理 を 起 動 できるようタイマーをセットする。<br />
● 選 択 ダウンロードの 場 合<br />
受 信 装 置 をダウンロード 告 知 可 能 状 態 とし、 視 聴 者 の 操 作 によってダウンロードの 内 容 を 表 示 した<br />
選 択 画 面 を 表 示 し、 視 聴 者 がダウンロードの 選 択 を 行 う。 選 択 後 、 強 制 ダウンロードと 同 様 に、ダ<br />
ウンロード 開 始 時 刻 にダウンロード 処 理 を 起 動 できるようタイマーをセットする。<br />
実 行 不 可 の 場 合 は、 中 断 処 理 を 行 う。 尚 、 実 行 可 否 判 定 、 強 制 / 選 択 ダウンロードの 判 定 に<br />
ついては、5.1.1.4 の(1)、(2)を 参 照 のこと。<br />
4. 尚 、タイマーがセットされた 後 で 電 源 を OFF された 時 はスタンバイ 状 態 2に 移 行 する。<br />
5. 上 記 開 始 時 刻 にスタンバイ 状 態 2 の 受 信 装 置 はスタンバイ 状 態 1 に 移 行 し、ダウンロード 処 理<br />
を 起 動 する。 番 組 視 聴 中 の 場 合 は 自 動 ダウンロードに 基 づきダウンロード 処 理 を 起 動 する。ま<br />
-209-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
ず DII ( DownloadInfoIndication )を 受 信 し、DII 中 のダウンロード 情 報<br />
compatibilityDescriptor を 取 得 する。<br />
6. DII 取 得 判 定 は、download_content_descriptor 中 の download_id と DII 中 の downloadId が<br />
一 致 するかどうかで 行 う。 該 当 する DII を 受 信 できない 場 合 、 再 度 SDTT を 受 信 し、 新 しい<br />
download_id を 持 つ download_content_descriptor を 探 して、 新 しいダウンロードの 告 知 情 報<br />
を 取 得 する。 取 得 後 、3 以 下 を 実 行 する。<br />
7. 告 知 情 報 の model、version 情 報 等 とダウンロード 情 報 の model、version 情 報 等 のチェックを<br />
行 い、 実 際 のダウンロードが 告 知 情 報 と 同 じかどうかの 判 定 を 行 う。<br />
8. 同 じ 判 定 の 場 合 は、ダウンロードモジュール 情 報 を 取 得 した 後 、DDB(DownloadDataBlock)<br />
を 受 信 し、 受 信 装 置 ソフトウェアを 取 得 する。それ 以 外 は、 中 断 処 理 を 行 う。<br />
9. 上 記 受 信 装 置 ソフトウェアを 一 旦 RAM 上 に 展 開 し、CRC チェックを 行 う。CRC チェックで<br />
エラーが 生 じた 場 合 、 再 度 取 得 処 理 を 行 う。<br />
10. ダウンロードした 受 信 装 置 ソフトウェアを 現 在 のダウンロード 専 用 メモリバンク(2 バンクの<br />
場 合 )に 格 納 し、ダウンロード 完 了 フラグをセットする。<br />
11. 受 信 装 置 の 受 信 装 置 情 報 を 更 新 する。<br />
12. 受 信 装 置 ソフトウェアの 起 動 フラグをダウンロード 専 用 メモリバンクに 変 更 する。<br />
13. 告 知 情 報 の reboot フィールドが 1 の 場 合 、 受 信 装 置 の 再 起 動 を 行 う。 再 起 動 のタイミングは、<br />
受 信 装 置 に 依 存 するものとする。<br />
上 記 動 作 シナリオ 例 は、 受 信 装 置 ソフトウェアの 一 括 ダウンロードを 記 載 したものである。 尚 、<br />
全 受 信 装 置 共 通 データにおいても、 電 源 OFF 時 にダウンロード 処 理 を 起 動 する 点 は 異 なるが、 上<br />
記 のものと 同 等 のシナリオで 動 作 可 能 である。ダウンロード 伝 送 方 式 では、モジュール 単 位 でのダ<br />
ウンロードも 可 能 であり、モジュール 単 位 のダウンロードはメーカーの 実 装 方 法 に 依 存 する。<br />
5.1.2 強 制 ダウンロードの 取 り 扱 い<br />
受 信 装 置 内 情 報 更 新 サービスにより 受 信 装 置 に 対 する 強 制 ダウンロードが 可 能 であるが、 強 制 ダ<br />
ウンロードにおけるユーザの 不 利 益 ( 動 作 不 能 や 操 作 手 段 の 変 更 など)を 回 避 するために、 受 信 装<br />
置 の 取 扱 説 明 書 、 場 合 によっては 放 送 事 業 者 による 十 分 な 告 知 が 必 要 である。<br />
5.1.3 複 数 TS 時 差 送 出 時 の 受 信 ガイドライン<br />
複 数 の TS でダウンロードコンテンツを 時 差 送 出 している 時 は、 受 信 装 置 は、SDTT のスケジュ<br />
ール 時 間 シフト 情 報 により 複 数 TS 時 差 送 出 を 確 認 すると 共 に、 時 間 シフト 単 位 を 取 得 する。 更 に、<br />
NIT により 受 信 可 能 なエンジニアリングサービスの service_id リストを 作 成 するとともに、SDTT<br />
に 記 述 されたスケジュール 情 報 を 基 本 スケジュールとし、 時 間 シフト 単 位 から、 受 信 できる 全 ての<br />
ダウンロード 開 始 時 刻 を 計 算 し、 複 数 予 約 し、ダウンロードを 実 行 する。<br />
-210-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
運 用 の 詳 細 は 放 送 事 業 者 運 用 規 程 を 参 照 のこと。<br />
5.1.4 通 信 ネットワークからのダウンロードに 関 するガイドライン<br />
5.1.4.1 通 信 サーバへのアクセスの 負 荷 分 散<br />
通 信 サーバへのアクセスの 負 荷 分 散 を 目 的 に、ネットワークダウンロードコンテンツ 記 述 子 に 24<br />
ビット 長 の 接 続 遅 延 パラメータ(connect_timer)を 設 けた。 受 信 装 置 は、 通 信 サーバへの 負 荷 分<br />
散 が 目 的 なので、 本 パラメータを 基 にして 受 信 装 置 ごとに 適 切 でランダムな 接 続 遅 延 を 行 えばよい<br />
が、 例 えば、 次 のような 遅 延 アルゴリズム(AIT:アプリケーション 制 御 情 報 で 規 定 されているア<br />
ルゴリズム)を 採 用 することが 考 えられる。<br />
AIT で 規 定 される 遅 延 アルゴリズムにおいて、connect_timer の 上 位 16 ビットは 遅 延 時 間 幅<br />
range( 単 位 は 秒 )とし、 下 位 8 ビットは 分 散 数 rate とする。 受 信 装 置 は、0 から rate までの 整 数<br />
値 のうちからランダムに 選 択 した 値 N を 基 に、 遅 延 時 間 T=N×range÷rate の 計 算 式 により 得 ら<br />
れた 値 T を 通 信 サーバへの 接 続 遅 延 時 間 ( 単 位 は 秒 )とする。<br />
5.1.4.2 ダウンロード 伝 送 路 の 切 り 替 え<br />
本 標 準 規 格 では、 放 送 からのダウンロードと 通 信 ネットワークからのダウンロードの 切 り 替 えに<br />
関 して 直 接 規 定 していない。 通 信 ネットワークからのダウンロード 利 用 は、ユーザ 側 の 通 信 環 境 の<br />
整 備 状 況 や、ダウンロードの 頻 度 および 通 信 ネットワークへの 負 荷 に 依 存 すると 考 えられるので、<br />
ダウンロード 伝 送 路 の 切 り 替 えに 関 しては 事 業 者 運 用 規 定 などで 適 切 に 規 定 することが 望 ましい。<br />
ここでは、SDTT の descriptor 領 域 にダウンロードコンテンツ 記 述 子 やネットワークダウンロー<br />
ドコンテンツ 記 述 子 が 記 載 されている 場 合 における、ダウンロード 伝 送 路 の 切 り 替 えの 例 を 以 下 に<br />
示 す。<br />
• SDTT の descriptor 領 域 にダウンロードコンテンツ 記 述 子 のみが 記 載 されている 場 合 のダウン<br />
ロードは、 放 送 経 由 でのダウンロードとする。<br />
• SDTT の descriptor 領 域 にネットワークダウンロードコンテンツ 記 述 子 のみが 記 載 されている<br />
場 合 のダウンロードは、 通 信 経 由 でのダウンロードとする。<br />
• SDTT の descriptor 領 域 にダウンロードコンテンツ 記 述 子 とネットワークダウンロードコンテ<br />
ンツ 記 述 子 の 両 方 が 記 載 されている 場 合 のダウンロードは、ダウンロードコンテンツ 記 述 子 の<br />
private_data_byte の 先 頭 1 バイトに download_priority を 記 述 し、ダウンロード 経 路 の 優 先 順<br />
などを 指 定 する。この 時 、ネットワークダウンロードコンテンツ 記 述 子 の private_data_byte<br />
は 利 用 しない。<br />
• download_priority の 詳 細 は 別 途 事 業 者 運 用 規 定 などで 規 定 することが 望 ましいが、 例 えば 次<br />
のような 運 用 が 考 えられる。<br />
download_priority=0x01: 最 初 に 放 送 ダウンロードを 実 施 し、スケジューリングしたすべて<br />
の 放 送 ダウンロードに 失 敗 した 場 合 は 通 信 ダウンロードに 切 り 替 える。<br />
-211-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
download_priority=0x02:スケジューリングしたダウンロード 時 刻 ごとに、 放 送 ダウンロー<br />
ドを 最 初 に 試 み、 放 送 ダウンロードに 失 敗 したら 直 ちに 通 信 ダウンロードに 切 り 替 える。<br />
download_priority=0x03:スケジューリングしたダウンロード 時 刻 ごとに、 通 信 ダウンロー<br />
ドを 最 初 に 試 み、 通 信 ダウンロードに 失 敗 したら 直 ちに 放 送 ダウンロードに 切 り 替 える。(この<br />
場 合 、 通 信 の 接 続 遅 延 によって 放 送 ダウンロードの 時 間 が 無 くならないような 運 用 上 の 配 慮 が<br />
必 要 。)<br />
5.1.4.3 通 信 プロトコルと session_protcol_number<br />
通 信 サーバからのダウンロードに 係 る 通 信 プロトコルは、ネットワークダウンロードコンテンツ<br />
記 述 子 の session_protcol_number で 指 定 するが、 受 信 装 置 が 自 身 の 受 信 装 置 ソフトウェアのみを<br />
扱 う 場 合 は、プライベート 利 用 として session_protcol_number を 適 宜 利 用 すればよい。<br />
しかし、 受 信 装 置 が 自 身 の 受 信 装 置 ソフトウェアに 加 えて CAS プログラムなど 共 通 のものを 通<br />
信 でダウンロードする 場 合 において、それぞれ 通 信 プロトコルが 異 なる 場 合 は、<br />
session_protcol_number が 重 複 しないように、 適 切 に 運 用 する 必 要 がある。<br />
session_protcol_number の 具 体 的 な 割 当 てについては、 別 途 事 業 者 運 用 規 定 などで 規 定 すること<br />
が 望 ましい。<br />
5.2 伝 送 ガイドライン<br />
5.2.1 受 信 装 置 内 情 報 更 新 サービスとトランスポートストリーム<br />
(1) エンジニアリングサービス(データカルーセル 形 式 )<br />
多 くの 受 信 装 置 は 同 時 には 単 一 トランスポートストリームしか 受 信 できないため、 映 像 や 音 声 の<br />
視 聴 と 同 時 に 受 信 装 置 内 情 報 更 新 サービスを 行 う 事 を 考 慮 する 場 合 は、 通 信 ネットワークからのダ<br />
ウンロード、またはすべてのトランスポートストリームにおいて 同 じダウンロードデータを 放 送 す<br />
る 受 信 装 置 内 情 報 更 新 サービスを 行 う 事 が 望 ましい。または、ダウンロード 専 用 のトランスポート<br />
ストリームが 可 能 であれば、 視 聴 者 が 映 像 や 音 声 を 試 聴 していない 時 に、そのトランスポートスト<br />
リームを 受 信 する 事 によりダウンロードサービスを 受 ける 事 が 出 来 る。<br />
(2) セクション 形 式 の 場 合<br />
地 上 デジタルテレビジョン 放 送 のロゴについては、 各 受 信 装 置 で 受 信 可 能 な TS のロゴのみ 格 納<br />
されれば 良 い。 従 って、エンジニアリングサービスではなく、 各 TS で TS に 含 まれるロゴを CDT<br />
(Common Data Table)を 用 いて 配 信 し、 受 信 装 置 で 随 時 更 新 する 事 とする。 更 に、BS デジタル<br />
のロゴ 種 別 (6 種 類 )に 加 えて、 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 では 携 帯 用 受 信 装 置 などを 対 象 と<br />
して 簡 易 ロゴ( 英 数 文 字 )の 運 用 も 追 加 する。 簡 易 ロゴ 用 の 文 字 伝 送 と CDT へのポインティング<br />
はロゴ 伝 送 記 述 子 を SDT サービスループに 格 納 し 各 TS で 配 信 する。<br />
-212-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
5.2.2 受 信 装 置 内 情 報 更 新 サービスの 放 送 頻 度 とスケジュール<br />
受 信 装 置 内 情 報 更 新 サービスによるダウンロードデータを 受 信 装 置 が 確 実 に 受 信 できるように、<br />
適 当 な 周 期 で 同 じデータを 定 常 的 に 放 送 する 必 要 がある。また、 告 知 を 有 効 に 使 った 場 合 には、 受<br />
信 装 置 内 情 報 更 新 サービスの 放 送 スケジュールを 組 み、ダウンロードデータをある 限 定 時 間 しか 放<br />
送 しないことも 可 能 である。 例 えば、 夜 中 に 受 信 装 置 内 情 報 更 新 サービスを 行 う 事 を 告 知 手 段 によ<br />
ってユーザに 知 らしめるとともに、その 告 知 内 容 を 受 信 装 置 のダウンロード 予 約 機 能 と 連 動 させる<br />
事 により、 夜 中 の 特 定 の 時 間 に 行 われる 受 信 装 置 内 情 報 更 新 サービスであったとしても、ダウンロ<br />
ードの 実 施 率 を 向 上 させる 事 が 可 能 になる。<br />
5.2.3 ソフトウェアダウンロードの 告 知<br />
放 送 電 波 の 帯 域 の 有 効 活 用 と 受 信 装 置 の 省 エネルギー 対 応 として、 受 信 装 置 内 情 報 更 新 サービス<br />
のスケジュール 告 知 とそれを 利 用 した 受 信 装 置 におけるダウンロード 予 約 機 能 が 実 現 できるように<br />
する。 告 知 内 容 については、ソフトウェアダウンロード 提 供 者 と 事 業 者 の 相 談 のうえ 決 定 し、 事 業<br />
者 全 体 の 運 用 基 準 に 則 った 運 用 が 望 ましい。<br />
5.2.4 受 信 装 置 内 情 報 更 新 サービスの 提 供 期 間<br />
受 信 装 置 内 情 報 更 新 サービスにおけるダウンロードデータの 提 供 期 間 は、 受 信 装 置 の 存 続 期 間 を<br />
考 慮 したうえで 長 期 間 の 存 続 が 望 ましい。また、 受 信 装 置 全 てが 常 に 最 新 のソフトウェアをダウン<br />
ロード 出 来 るように、ソフトウェアダウンロード 提 供 者 と 事 業 者 が 相 談 のうえ 適 当 な 提 供 期 間 を 決<br />
定 するのが 望 ましい。<br />
5.2.5 ダウンロードソフトウェアの 有 償 サービス<br />
当 面 はダウンロードソフトウェアの 有 償 サービスはこの 規 定 の 対 象 外 とするが、 将 来 有 償 サービ<br />
スが 行 われる 場 合 、 課 金 方 式 、スクランブル 方 式 等 について 検 討 する 必 要 がある。<br />
5.2.6 ダウンロードソフトウェアの 品 質 保 証<br />
ダウンロードデータの 内 容 がソフトウェアの 場 合 、そのソフトウェアの 品 質 確 保 のために 内 容 に<br />
応 じた 品 質 確 認 体 制 の 整 備 が 必 要 である。 例 えば、ダウンロードデータの 提 供 者 がメーカーである<br />
場 合 、ダウンロードするソフトウェアやデータを、それに 対 応 する 受 信 装 置 に 組 合 せた 場 合 の 動 作<br />
検 証 をそのメーカーが 責 任 を 持 って 行 い、 受 信 装 置 の 動 作 不 能 を 回 避 する 必 要 がある。また、VM<br />
を 使 用 したソフトウェアやデータの 場 合 は、そのソフトウェアやデータを 提 供 した 者 がコンフォー<br />
マンステストを 十 分 に 行 う 必 要 がある。このため、コンフォーマンスの 基 準 確 立 等 のための 規 定 の<br />
整 備 が 必 要 である。<br />
-213-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
5.2.7 ダウンロードソフトウェアの 受 け 渡 し<br />
4 章 の 受 信 装 置 ソフトウェアアップロード 方 式 に 従 って 行 うものとする。 事 業 者 側 は、そのダウ<br />
ンロードソフトウェアの 送 出 によって、ソフトウェアダウンロード 提 供 者 が 対 象 とする 受 信 装 置 以<br />
外 の 受 信 装 置 に 影 響 が 出 ないことを 確 認 するものとする。<br />
5.2.8 伝 送 コストの 負 担<br />
受 信 装 置 内 情 報 更 新 サービスにおけるダウンロードデータの 衛 星 伝 送 コスト 負 担 については、ソ<br />
フトウェアダウンロード 提 供 者 と 事 業 者 の 協 議 の 上 決 定 する。<br />
-214-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
Appendix A 全 受 信 装 置 共 通 データのデータフォーマット<br />
A.1 概 要<br />
以 下 に 示 す 全 受 信 装 置 共 通 データの 追 加 、 更 新 に 関 するダウンロード 方 式 について 規 定 する。<br />
ジャンルコード 表<br />
番 組 特 性 コード 表<br />
予 約 語 表<br />
ロゴデータ<br />
周 波 数 リスト・ 変 更 情 報<br />
尚 、 周 波 数 リスト・ 変 更 情 報 については A.6 を 参 照 のこと。<br />
A.2 更 新 の 必 要 性<br />
将 来 的 に 新 しい 番 組 形 態 や 新 しいジャンル 等 の 放 送 が 行 なわれることは 容 易 に 想 定 されるため、<br />
SI で 使 用 されるジャンルなどのコンテントコード 表 についても 何 らかの 更 新 手 段 が 必 要 である。ま<br />
た、サービスで 使 用 するロゴデータの 変 更 や 新 しいサービスの 開 始 に 伴 うロゴデータの 追 加 に 関 し<br />
ても 対 応 しておく 必 要 がある。<br />
A.3 共 通 データの 更 新 についての 基 本 方 針<br />
A.3.1 ジャンルコード 表 、 番 組 特 性 コード 表 の 更 新<br />
a. コンテンツコード 表 6は 共 通 データとして 定 義 され、 更 新 データも 共 通 データとして 扱 う。<br />
b. 更 新 前 との 整 合 性 、ダウンロード 非 対 応 の 受 信 装 置 、 蓄 積 メディアにおける 使 用 を 考 慮 して、<br />
一 度 定 義 した 領 域 の 変 更 は 行 なわず、 追 加 のみを 行 う。<br />
c. 新 規 にコンテンツコード 表 を 作 成 する 上 で、 追 加 が 容 易 になるように、 予 めリザーブエリアを<br />
確 保 しておくことが 望 ましい。<br />
d. コンテンツコード 表 は 16( 大 項 目 :level_1)×16( 中 項 目 :level_2)で 構 成 される。<br />
e. 各 テーブルを 定 義 する 上 で 内 容 の 記 述 について、 最 大 文 字 数 を 20 文 字 とする。 更 新 データの<br />
文 字 数 の 最 大 値 もこれに 準 ずる。<br />
A.3.2 予 約 語 表 の 更 新<br />
a. 予 約 語 は 文 字 列 の 共 通 表 現 形 式 として 定 義 される。<br />
b. 予 約 語 は SI の 拡 張 形 式 イベント 記 述 子 内 で 符 号 化 される 項 目 名 であり、コード 化 は 行 なわな<br />
いものとする。<br />
c. 予 約 語 について、 最 大 文 字 数 を 8 文 字 とする。 更 新 データの 文 字 数 の 最 大 値 もこれに 準 ずる。<br />
6 コンテンツコード 表 とは、EITにおけるコンテント 記 述 子 に 記 述 されるコード 表 のことで、ジャンルコード 表 は<br />
content_nibble_level_1(4ビット)とcontent_nibble_level2フィールド(4ビット)で、 番 組 特 性 コード 表 はuser_nibbleフィールド(8ビ<br />
ット)で 使 用 されるものである。<br />
-215-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
A.3.3 ロゴデータの 更 新<br />
a. BS/ 広 帯 域 CS デジタル 放 送 では、エンジニアリングダウンロードによりロゴの 配 信 が 行 われ<br />
るので、 全 ての 事 業 者 のロゴデータの 更 新 が 可 能 である。 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 では、<br />
各 TS で 各 事 業 者 のサービスロゴが 配 信 されるので、 受 信 装 置 の 設 置 場 所 で 受 信 できる 放 送 局 の<br />
ロゴデータの 更 新 のみを 行 う、ロゴデータの 更 新 は 追 加 及 び 一 度 定 義 したものの 変 更 がありう<br />
る。<br />
b. ロゴデータは 事 業 者 側 で 圧 縮 を 行 うが、 圧 縮 前 のデータサイズに 対 してラージロゴは 1/2 を、<br />
スモールロゴは 3/4 をロゴタイプ 毎 の 圧 縮 後 のデータサイズの 上 限 とする。また、 複 数 の<br />
service_id で 1 つのロゴデータを 共 有 することも 可 能 とする。BS では BS-5 衛 星 段 階 で 想 定 さ<br />
れる 事 業 者 数 とサービス 数 も 考 慮 し、 受 信 装 置 が 不 揮 発 性 メモリに 保 持 すべきサービス 数 を<br />
1000、ロゴデータを 300 種 とする。 広 帯 域 CS も BS と 同 じくサービス 数 を 1000、ロゴデータ<br />
を 300 種 とする。 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 では、サービス 数 を 480、ロゴデータは 180<br />
種 とする。ロゴデータはロゴ ID(9 ビット)によって 受 信 装 置 内 では 管 理 されるものとする。<br />
ロゴ ID は6 種 類 のロゴタイプ 全 てに 対 して 共 通 である。<br />
c. ロゴのサイズパターンを 表 3-A-1 に 示 す 7,8 。また NIT に 載 らないサービスのサイズパターンを<br />
送 ることはできない。<br />
d. 送 られてくる 6 種 類 のロゴデータのうち、どれを 取 得 するかは 受 信 装 置 の 実 装 に 依 存 する。ロ<br />
ゴタイプ 別 の 所 要 メモリ 容 量 を 表 3-A-2、3 に 示 す。<br />
表 3-A-1 送 出 するロゴマークのサイズパターン(ロゴタイプ)<br />
ロゴマークの 種 類<br />
縦 ドット<br />
横 ドット<br />
想 定 画 素 縦<br />
表 示 縦<br />
logo_type<br />
1 ロゴあたりの<br />
数<br />
数<br />
横 比<br />
横 比<br />
値<br />
所 要 メモリバイト 数<br />
HD ラージ 36 64 スクエアピクセル 9 : 16 0x05 1152<br />
HD スモール 27 48 スクエアピクセル 9 : 16 0x02 972<br />
SD4:3 ラージ 36 72 1.118 : 1 9 : 16 0x03 1296<br />
SD4:3 スモール 24 48 1.118 : 1 9 : 16 0x00 864<br />
SD16:9 ラージ 36 54 1.118 :<br />
9 : 16 0x04 972<br />
1.333<br />
SD16:9 スモール 24 36 1.118 :<br />
9 : 16 0x01 648<br />
1.333<br />
サービス 内 では、サイズパターンが 違 っても、デザイン 及 び 色 は 同 じとする。ロゴデータのデザ<br />
インに 用 いることが 出 来 る 色 は、 共 通 固 定 色 のみ(128 色 )とし、これ 以 外 の 色 は 使 用 出 来 ない。<br />
7 HDのロゴのサイズパターンは 画 面 解 像 度 として960x540 画 素 を 想 定 している。<br />
8 720PフォーマットについてはHDと 同 じ 物 を 使 用 する。<br />
-216-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
圧 縮 前 のロゴマークデータは 1 ドットの 色 を 8bit で 表 現 する。 共 通 固 定 色 が 規 定 された 固 定 的 なカ<br />
ラーパレットを 使 用 し、1 ドットの 色 の 値 と 実 際 に 表 示 する 際 の 色 との 変 換 を 行 う。 共 通 固 定 色 及 び<br />
カラーパレットは 放 送 事 業 者 仕 様 に 従 う。<br />
ロゴマークの 圧 縮 には「PNG」を 使 用 する。PNG は、「W3C 勧 告 1996/10/01 Version 1.0」 で<br />
規 定 され、 以 下 のフォーマットで 運 用 する。<br />
1) 使 用 するチャンクは IHDR、IDAT、IEND のみとする。<br />
2) IHDR には 以 下 通 り 記 述 する。<br />
幅 : 4 bytes ロゴの 横 ドット 数 を 記 述 。<br />
高 さ: 4 bytes ロゴの 縦 ドット 数 を 記 述 。<br />
色 深 度 : 1 byte =8 で 運 用 する。<br />
カラータイプ: 1 byte 放 送 事 業 者 仕 様 に 従 う<br />
圧 縮 方 法 : 1 byte =0 で 運 用 する。<br />
フィルタリングの 方 法 : 1 byte =0 で 運 用 する。<br />
インターレースの 方 法 : 1 byte =0 で 運 用 する。<br />
3) 上 記 以 外 のパラメータは 放 送 事 業 者 仕 様 に 従 う。<br />
4) 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 の 簡 易 ロゴについては 放 送 事 業 者 仕 様 に 従 う。<br />
表 3-A-2 BS/ 広 帯 域 CS デジタル 放 送 におけるロゴデータのサイズ<br />
(BS、 広 帯 域 CS それぞれロゴ 300 種 、サービス 数 1000)<br />
HD ラージ<br />
354KB<br />
HD スモール<br />
300KB<br />
SD4:3 ラージ<br />
397KB<br />
SD4:3 スモール<br />
267KB<br />
SD16:9 ラージ<br />
300KB<br />
SD16:9 スモール<br />
202KB<br />
計 算 方 法 ; 表 3-A-1「 送 出 するロゴマークのサイズパターン(ロゴタイプ)」の 1 ロゴあたりのバ<br />
イト 数 を 300 倍 し、 参 照 テーブルとして8Byte(original_network_id 、transport_stream_id 、<br />
service_id 、logo_id)を 1000 倍 して 加 算 。<br />
-217-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
表 3-A-3 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 におけるロゴデータのサイズ<br />
(ロゴ 180 種 、サービス 数 480)<br />
HD ラージ<br />
211KB<br />
HD スモール<br />
179KB<br />
SD4:3 ラージ<br />
237KB<br />
SD4:3 スモール<br />
159KB<br />
SD16:9 ラージ<br />
179KB<br />
SD16:9 スモール 120KB<br />
注 :KB 未 満 は 四 捨 五 入<br />
計 算 方 法 ; 表 3-A-1「 送 出 するロゴマークのサイズパターン(ロゴタイプ)」の 1 ロゴあたりのバイ<br />
ト 数 を 180 倍 し、 参 照 テーブルとして 8 バイト(original_network_id 、service_id 、logo_id、<br />
logo_version)を 480 倍 して 加 算 。<br />
A.3.4 周 波 数 リスト・ 変 更 情 報 配 信 に 伴 う 更 新<br />
周 波 数 リスト・ 変 更 情 報 の 運 用 は、A.6、 及 び ARIB 技 術 資 料 「 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 運<br />
用 規 定 」を 参 照 のこと。<br />
A.4 ダウンロードデータブロックの 使 用 法<br />
BS/ 広 帯 域 CS デジタル 放 送 では、ジャンルコード 表 、 番 組 特 性 コード 表 、 予 約 語 リスト、ロゴデ<br />
ータが 対 象 となる。 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 では、ジャンルコード 表 、 番 組 特 性 コード 表 、<br />
予 約 語 リスト、 周 波 数 リスト・ 変 更 情 報 が 対 象 となる。 周 波 数 リスト・ 変 更 情 報 については A.6 を<br />
参 照 のこと。<br />
ジャンルコード 表 、 番 組 特 性 コード 表 、 予 約 語 リストはそれぞれ 1 モジュールで 構 成 する。ロゴ<br />
データは6 種 類 のロゴタイプそれぞれでモジュールを 構 成 し、 各 モジュールは 更 新 する 全 てのロゴ<br />
ID のロゴデータを 含 む。ロゴデータは 6 種 類 すべてを 送 出 する。<br />
ダウンロードモジュールのデータフォーマットは、ジャンルコード 表 、 番 組 特 性 コード 表 、 予 約 語<br />
表 及 びロゴデータのそれぞれにおいて 異 なっている。これは、 告 知 情 報 における Name 記 述 子 によ<br />
って 判 別 され、その 対 応 を 表 3-A-4に 示 す。また、ロゴデータの 場 合 の Name 記 述 子 とロゴデータ<br />
の 対 応 を 表 3-A-5に 示 す。<br />
-218-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
表 3-A-4 Name 記 述 子 とダウンロード 内 容 との 対 応<br />
ダウンロード 内 容 Name 記 述 子 備 考<br />
ジャンルコード 表<br />
番 組 特 性 コード 表<br />
予 約 語<br />
チャンネルロゴ<br />
CS ジャンルコード<br />
CS 予 約 語<br />
CS チャンネルロゴ<br />
GENRE<br />
FEATURE<br />
KEYWORD<br />
LOGO-xx<br />
CS_GENRE<br />
CS_KEYWORD<br />
CS_LOGO-xx<br />
表 A-5 を 参 照 (content_nibble を 使 用 )<br />
表 A-5 を 参 照<br />
表 A-6 を 参 照<br />
表 A-7 を 参 照 。xx には logo_type が 入 る<br />
表 A-5 を 参 照 (user_nibble を 使 用 )<br />
表 A-6 を 参 照<br />
表 A-7 を 参 照 。xx には logo_type が 入 る<br />
HD ラージ<br />
HD スモール<br />
SD4:3 ラージ<br />
SD4:3 スモール<br />
SD16:9 ラージ<br />
SD16:9 スモール<br />
CS_HD ラージ<br />
CS_HD スモール<br />
CS_SD4:3 ラージ<br />
CS_SD4:3 スモール<br />
CS_SD16:9 ラージ<br />
CS_SD16:9 スモール<br />
表 3-A-5 ロゴデータの Name 記 述 子 とダウンロード 内 容 との 対 応<br />
ロゴの 種 類 logo_type 値 Name 記 述 子<br />
0x05<br />
LOGO-05<br />
0x02<br />
LOGO-02<br />
0x03<br />
LOGO-03<br />
0x00<br />
LOGO-00<br />
0x04<br />
LOGO-04<br />
0x01<br />
LOGO-01<br />
0x05<br />
0x02<br />
0x03<br />
0x00<br />
0x04<br />
0x01<br />
CS_LOGO-05<br />
CS_LOGO-02<br />
CS_LOGO-03<br />
CS_LOGO-00<br />
CS_LOGO-04<br />
CS_LOGO-01<br />
共 通 データに 関 する、DII の CompatibilityDescriptor の 記 述 例 としては、DescriptorType=0x01<br />
の model フィールド(16 ビット)で 全 受 信 装 置 共 通 であることを 示 す ID(BS:0xfffe、 広 帯 域 CS:<br />
0xfffc)を 定 義 することが 考 えられる。この 場 合 、version フィールドのバージョン 識 別 (12 ビッ<br />
ト)には、ダウンロードされる 共 通 データ 全 体 のバージョン 値 が 格 納 される。<br />
-219-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
A.5 データフォーマット<br />
A.5.1 ジャンルコード 表 、 番 組 特 性 コード 表 の 場 合<br />
データ 構 造<br />
表 3-A-6 ジャンルコード 表 、 番 組 特 性 コード 表 のシンタックス<br />
バイト 数<br />
CommonTableDataModule(){<br />
number_of_loop<br />
for(i=0; i< number_of_loop; i++){<br />
table_code<br />
level_1_name_length<br />
for(j=0; j
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
A.5.2 予 約 語 表 の 場 合<br />
データ 構 造<br />
表 3-A-7 予 約 語 表 のシンタックス<br />
バイト 数<br />
KeywordTableDataModule(){<br />
number_of_loop<br />
for(i=0; i< number_of_loop; i++){<br />
name_length<br />
for(j=0; j
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
A.5.3 ロゴデータの 場 合 (BS/ 広 帯 域 CSデジタル 放 送 の 場 合 )<br />
表 3-A-8 ロゴデータのシンタックス(BS/ 広 帯 域 CS デジタル 放 送 の 場 合 )<br />
データ 構 造<br />
バイト 数<br />
LogoDataModule(){<br />
logo_type<br />
number_of_loop<br />
for(i=0; i< number_of_loop; i++){<br />
logo_id<br />
number_of_services<br />
for ( j=0; j
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
A.5.4 ロゴデータの 場 合 ( 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 の 場 合 )<br />
CDT の data_module_byte に 下 記 のフォーマットで 記 載 する。<br />
表 3-A-9 data_module_byte()シンタックス<br />
データ 構 造 bit ビット 列 表 記<br />
data_module_byte(){<br />
logo_type 8 uimsbf<br />
reserved_future_use 7 bslbf<br />
logo_id 9 uimsbf<br />
reserved_future_use 4 bslbf<br />
logo_version 12 uimsbf<br />
data_size 16 uimsbf<br />
for( i=0;i
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
付 属 -4 AAC デコーダにおけるダウンミックス 処 理 について<br />
AAC デコーダにおける 音 声 復 号 処 理 ( 本 標 準 規 格 本 編 6.2.1 項 )のマルチチャンネルから 2 チ<br />
ャンネルステレオへのダウンミックス 機 能 に 関 する 規 定 に 関 しては、 本 標 準 規 格 5.3 版 ( 平 成 25<br />
年 3 月 19 日 改 定 )において、ダウンミックス 音 声 信 号 の 計 算 式 における 全 体 係 数 a を 撤 廃 する 改<br />
定 を 実 施 した。<br />
本 標 準 規 格 5.2 版 以 前 の 規 定 においては、 全 体 係 数 a=1/√2 と 規 定 しており、それに 基 づくデジ<br />
タル 放 送 受 信 装 置 も 存 在 することから、 本 付 属 に、5.2 版 以 前 のダウンミックス 規 定 とその 背 景 と、<br />
5.3 版 における 全 体 係 数 a 撤 廃 の 経 緯 および 基 本 方 針 を 解 説 する。<br />
●5.2 版 以 前 のダウンミックス 規 定 とその 背 景<br />
本 標 準 規 格 5.2 版 以 前 のダウンミックス 処 理 規 定 を 以 下 に 抜 粋 し 解 説 する。<br />
( 旧 ) 表 6-DM1 2 チャンネルステレオへのダウンミックス 音 声 信 号 の 計 算 式 ( 一 部 省 略 )<br />
受 信 した AAC ストリームのビット 値<br />
matrix_mix<br />
down_idx_<br />
present<br />
pseudo_<br />
surround<br />
_enable<br />
matrix_<br />
mixdown<br />
_idx<br />
k の 値<br />
受 信 機 における 信 号 処 理<br />
ダウンミックス 音 声 信 号 の 計 算 式<br />
1 0/1<br />
0<br />
0 1/√2<br />
1 1/2<br />
2 1/2√2<br />
3 0<br />
Set1<br />
Lt= a*(L+1/√2*C+k*Sl)<br />
Rt= a*(R+1/√2*C+k*Sr)<br />
a=1/√2<br />
Set3<br />
Lt= (1/√2)*(L+1/√2*C+1/√2*Sl)<br />
Rt= (1/√2)*(R+1/√2*C+1/√2*Sr)<br />
5.2 版 以 前 ( 旧 規 定 )においては、ダウンミックス 音 声 信 号 の 計 算 式 に 全 体 係 数 a=1/√2(=0.707)<br />
が 存 在 している。 旧 規 定 は、ISO/IEC 13818-7(MPEG-2 AAC 規 格 )8.5.4.2 Matrix-mixdown<br />
process に 記 載 の、いかなる 場 合 においてもオーバーフローを 発 生 させない 計 算 式 (この 場 合 、 全<br />
体 係 数 a=1/(1+0.707+0.707)=0.414 となる)に 対 して、2 チャンネルステレオ 音 声 番 組 のステレオ<br />
音 声 とマルチチャンネルステレオ 音 声 番 組 をダウンミックス 処 理 して 生 成 されたステレオ 音 声 との<br />
音 量 があまり 変 わらないように、 簡 易 的 にステレオ 音 声 信 号 を 生 成 するため、 以 下 の 要 求 条 件 に 基<br />
づき 規 定 されたものである。<br />
(1) ダイナミックレンジ :ビットが 有 効 利 用 されること<br />
(2) オーバーフロー :オーバーフローの 発 生 確 率 が 低 いこと<br />
(3) 音 の 大 きさの 統 一 :2ch 受 信 装 置 で 2ch 番 組 と 5ch 番 組 を 受 けたときに、 音 の 大 きさがあ<br />
-224-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
まり 変 わらないこと<br />
この 要 求 条 件 に 基 づき、 全 体 係 数 a=1/√2 と 規 定 したことにより、マルチチャンネルステレオ<br />
音 声 番 組 をダウンミックス 処 理 して 生 成 したステレオ 音 声 の 聴 取 レベルの 低 下 は 3dB となる。こ<br />
れは 上 述 の MPEG-2 AAC 規 格 のダウンミックス 音 声 信 号 の 計 算 式 に 比 べれば 音 量 差 が 小 さくな<br />
る 方 向 であり、 当 時 の 結 論 として、この 音 量 差 は 許 容 範 囲 であるとしていた。<br />
●5.3 版 における 全 体 係 数 a 撤 廃 の 経 緯 および 基 本 方 針<br />
上 述 の 通 り、 旧 規 定 策 定 時 においては 全 体 係 数 a=1/√2 によるダウンミックスステレオ 音 声 の<br />
聴 取 レベルの 低 下 は 許 容 範 囲 とされたが、 一 方 、 当 時 は 音 声 レベルに 関 する 運 用 ガイドラインが<br />
存 在 しなかったこともあり、 番 組 制 作 側 でステレオ 受 信 機 における 聴 取 レベルの 3dB 低 下 が 許 容<br />
されない 場 合 もあったため、 全 体 係 数 a の 存 在 が 結 果 的 にマルチチャンネルステレオ 番 組 の 音 声<br />
レベルを 揃 えられない 一 つの 要 因 となっていた。<br />
全 体 係 数 a の 見 直 しの 直 接 の 契 機 は、「デジタルテレビ 放 送 番 組 におけるラウドネス 運 用 規 定 」<br />
(ARIB TR-B32、 平 成 23 年 3 月 1.0 版 策 定 )の 策 定 である。<br />
ARIB 技 術 資 料 TR-B32 は、 人 の 感 じる 音 の 大 きさ(ラウドネス)の 測 定 方 法 等 が ITU-R より<br />
勧 告 されたことを 受 けて、デジタルテレビ 放 送 におけるラウドネスの 運 用 基 準 と 最 大 許 容 ピーク<br />
レベルの 技 術 要 件 を 取 りまとめたものである。この 技 術 資 料 では、ITU-R 勧 告 BS.1770 Annex 1<br />
に 準 拠 し 測 定 される 番 組 の 平 均 ラウドネス 値 の 目 標 値 (ターゲットラウドネス 値 )を-24LKFS、<br />
ITU-R 勧 告 BS.1770 Annex 2 に 準 拠 し 測 定 されるトゥルーピークの 最 大 許 容 値 を-1dBTP として<br />
いる。<br />
上 述 の ITU-R 勧 告 および ARIB 技 術 資 料 は、2 チャンネルステレオ、マルチチャンネルステレ<br />
オにかかわらず 同 一 の 規 定 を 目 指 している。また、デジタルテレビ 放 送 において、この 技 術 資 料<br />
に 基 づく 運 用 が 行 われた 場 合 、 全 体 として 音 声 レベルが 下 がる 方 向 となり、オーバーフロー 対 策<br />
としての 全 体 係 数 a を 撤 廃 しても 基 本 的 に 問 題 はないことが 期 待 される。そのため、 平 成 23 年<br />
に 全 体 係 数 a の 見 直 しに 関 する 問 題 提 起 があり、 検 討 の 結 果 、 全 体 係 数 a を 撤 廃 した 方 が 番 組 間<br />
において 音 の 大 きさが 揃 い、より 良 い 視 聴 環 境 が 実 現 するとの 結 論 となり、 本 標 準 規 格 5.3 版 に<br />
おいて 改 定 が 行 われた。<br />
本 標 準 規 格 の 改 定 にあたっての 基 本 方 針 は 以 下 の 通 りである。<br />
(1) ダウンミックス 全 体 係 数 a を 撤 廃 する。<br />
(2) ダウンミックスに 伴 うオーバーフロー 対 策 については、 制 作 ・ 送 出 側 、 受 信 側 双 方 に 対 して<br />
注 意 喚 起 を 行 うことで 対 応 する<br />
本 改 定 によって、デジタル 放 送 の 制 作 ・ 送 出 側 、デジタル 放 送 受 信 装 置 側 の 双 方 において 統 一<br />
的 な 音 声 レベルの 運 用 の 推 進 が 期 待 される。<br />
-225-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
付 属 -5 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 との 受 信 装 置 共 用 化 について<br />
1 インターオペラビリティの 位 置 付 けとインタフェース、 地 上 アダプターの 位 置 付 け<br />
地 上 デジタルテレビジョン 放 送 開 始 前 から 市 場 投 入 が 予 想 される 地 上 デジタルテレビジョン 放<br />
送 共 用 化 BS/BS・ 広 帯 域 CS デジタル 受 信 装 置 で 将 来 地 上 アダプターを 接 続 することにより、 基<br />
本 的 な 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 を 受 信 できることが 本 規 格 化 の 目 的 である。 地 上 デジタルテ<br />
レビジョン 放 送 では 固 定 受 信 と 移 動 体 受 信 が 想 定 されるが、BS/BS・ 広 帯 域 CS デジタル 放 送 受<br />
信 と 共 用 と 言 う 観 点 から 固 定 受 信 を 前 提 とした。<br />
わが 国 のデジタル 放 送 規 格 化 にあたっては、「 情 報 源 符 号 化 部 はメディア 横 断 的 とする」ことを<br />
基 本 として 来 た。 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 の 規 格 化 にあたっても BS/BS・ 広 帯 域 CS デジ<br />
タル 放 送 の 規 格 を 基 本 として 検 討 した。 従 って、 本 共 用 規 格 でも「 情 報 源 復 号 化 部 は BS/BS・ 広<br />
帯 域 CS デジタル 受 信 と 基 本 的 に 共 通 である」ことが 確 認 された。その 上 で、インターオペラビリ<br />
ティインタフェースを 受 信 機 能 のどこに 置 くかについて 検 討 し、「フル TS インタフェース」「パー<br />
シャル TS インタフェース」から「デコード 後 の 映 像 ・ 音 声 ・データのベースバンドインタフェー<br />
ス」までの 様 々なインタフェース 点 が 審 議 されたが、 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 のサービスに<br />
ついては 未 だ 不 確 定 部 分 があることから、「 現 時 点 での BS/BS・ 広 帯 域 CS デジタル 放 送 受 信 装 置<br />
機 能 での 受 信 を 可 能 とする」ことを 前 提 に、「フル TS インタフェース」を 採 用 した。これにより、<br />
地 上 デジタルテレビジョン 放 送 共 用 化 BS/BS・ 広 帯 域 CS デジタル 受 信 装 置 はあらかじめ 地 上 ア<br />
ダプターとの 接 続 部 及 び 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 の 受 信 機 能 を 装 備 する 必 要 がある。 地 上 ア<br />
ダプターについては、 第 5 章 、 第 15 章 と 付 属 -10 を 参 照 のこと。<br />
2 地 上 アダプターの 機 能 と 制 御 について<br />
地 上 アダプターの 機 能 と 制 御 については 第 5 章 、 第 15 章 と 付 属 -10 を 参 照 のこととするが、イ<br />
ンタフェース 設 計 のための 機 能 は 以 下 の 通 りとする。<br />
1 地 上 アダプターは 共 用 化 BS/BS・ 広 帯 域 CS デジタル 受 信 装 置 からの 受 信 周 波 数 情 報 により、<br />
自 己 の 局 発 周 波 数 ドリフト 分 を 考 慮 して、 周 波 数 微 調 整 を 行 い、 当 該 周 波 数 の 受 信 を 行 う。<br />
地 上 アダプター 内 の「 受 信 周 波 数 パラメータテーブル」に 当 該 周 波 数 のパラメータがあらかじ<br />
め 記 憶 されていたら、テーブルに 記 憶 されている 受 信 パラメータにより 受 信 を 試 みる。パラメー<br />
タ 通 りで 受 信 可 能 であったら、「 受 信 可 能 」ステータス・「 受 信 状 態 情 報 」とともに 受 信 したフル<br />
TS を 共 用 化 BS/BS・ 広 帯 域 CS デジタル 受 信 装 置 に 伝 送 する。<br />
テーブルに 当 該 周 波 数 に 対 応 するパラメータが 記 憶 されていない 場 合 、またはテーブルのパラ<br />
メータで 受 信 できない 場 合 は、 当 該 周 波 数 においてモード・ガードインターバルのパラメータを<br />
順 次 変 えてサーチする。このサーチ 中 は 共 用 化 BS/BS・ 広 帯 域 CS デジタル 受 信 装 置 のチュー<br />
ナーステータス 情 報 取 得 に 対 して「サーチ 中 」ステータスを 応 答 する。あるパラメータの 組 み 合<br />
わせで 受 信 できたら、そのパラメータと 周 波 数 を「 受 信 周 波 数 パラメータテーブル」に 記 憶 する<br />
-226-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
とともに、フル TS を 共 用 化 BS/BS・ 広 帯 域 CS デジタル 受 信 装 置 に 伝 送 する。また、 共 用 化<br />
BS/BS・ 広 帯 域 CS デジタル 受 信 装 置 のチューナーステータス 情 報 取 得 に 対 して「 受 信 可 能 」<br />
ステータスと「 受 信 状 態 情 報 」を 応 答 する。<br />
パラメータをサーチしても 当 該 周 波 数 での 受 信 が 不 可 能 であったら、 共 用 化 BS/BS・ 広 帯 域<br />
CS デジタル 受 信 装 置 のチューナーステータス 情 報 取 得 に 対 して「 受 信 不 可 」ステータスと「 受<br />
信 状 態 情 報 」を 応 答 する。TS 伝 送 は 行 わない。<br />
なお、パラメータについては ARIB 技 術 資 料 を 参 照 のこと。<br />
2 共 用 化 BS/BS・ 広 帯 域 CS デジタル 受 信 装 置 からの 要 求 に 基 づき「 受 信 状 態 情 報 」を 共 用 化<br />
BS/BS・ 広 帯 域 CS デジタル 受 信 装 置 に 送 信 する。<br />
3 TMCC 情 報 の 内 、「 起 動 制 御 信 号 ( 緊 急 警 報 放 送 用 起 動 フラグ)」がオンになったら、 地 上 アダ<br />
プターのブザー 及 び LED 表 示 にて 緊 急 警 報 放 送 があることを 報 せる。<br />
3 インタフェースにおけるコマンド 等<br />
(1) 選 局 、 受 信 サーチ<br />
共 用 化 BS/BS・ 広 帯 域 CS デジタル 受 信 装 置 から 地 上 アダプターへの 選 局 及 び 受 信 サーチ 動<br />
作 は、インターオペラビリティを 確 保 するという 観 点 から、 現 在 規 格 化 されているコマンドを 使<br />
って 行 うこととした。 選 局 動 作 において、 受 信 周 波 数 を 共 用 化 BS/BS・ 広 帯 域 CS デジタル 受<br />
信 装 置 から 地 上 アダプターに 送 信 し、 地 上 アダプターがモード・ガードインターバル 等 を 順 次 変<br />
更 して 受 信 周 波 数 での 選 局 を 独 立 して 行 うものとする。 受 信 サーチ 動 作 においては、 受 信 サーチ<br />
開 始 コマンドが 規 格 化 されていないので、 共 用 化 BS/BS・ 広 帯 域 CS デジタル 受 信 装 置 が 地 上<br />
アダプターの 選 局 動 作 を 用 いて 行 うこととした。その 方 法 については、 本 文 及 び 付 属 -5 の 項 目<br />
2 に 記 載 されている。<br />
(2) コマンド<br />
共 用 化 BS/BS・ 広 帯 域 CS デジタル 受 信 装 置 から 地 上 アダプターへ 送 信 する DSIT コマンド、<br />
地 上 アダプターの 受 信 状 態 を 知 るための Tuner Status Descriptor、 共 用 化 BS/BS・ 広 帯 域 CS<br />
デジタル 受 信 装 置 が 地 上 アダプターを 認 識 するための Tuner Subunit Identifier Descriptor を 使<br />
用 する。 詳 細 は 付 属 -5 の 項 目 11 を 参 照 のこと。<br />
(3) 受 信 状 態 情 報<br />
受 信 状 態 情 報 を 地 上 アダプターから 共 用 化 BS/BS・ 広 帯 域 CS デジタル 受 信 装 置 に 送 り、そ<br />
れを 表 示 することが 必 要 である。 受 信 状 態 情 報 は「signal_strength」 情 報 として 地 上 アダプター<br />
から 共 用 化 BS/BS・ 広 帯 域 CS デジタル 受 信 装 置 に 伝 送 され、 本 文 の 例 で 示 すように 共 用 化 BS<br />
/BS・ 広 帯 域 CS デジタル 受 信 装 置 のバー 表 示 等 で 表 示 する。signal_strength に 関 しては、 付<br />
属 -5 の 項 目 11 を 参 照 のこと。<br />
(4) 接 続 確 立 と TS 出 力<br />
地 上 アダプターと 共 用 化 受 信 装 置 の Point-to-Point Connection については、 共 用 化 BS/BS・<br />
-227-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
広 帯 域 CS デジタル 受 信 装 置 から 接 続 を 確 立 するものとし、 地 上 アダプター 側 からは 接 続 確 立 を<br />
行 わない。また、 地 上 アダプターは、Broadcast-out Connection を 行 わない。<br />
また、 地 上 アダプターは Point-to-Point Connection されたのみでは、フル TS は 出 力 しない。<br />
接 続 後 の 選 局 コマンド(DSIT)により 地 上 アダプターが 正 常 に 選 局 を 行 ったときに、フル TS を 出<br />
力 する。したがって、 地 上 アダプターへの 選 局 コマンドにより 選 局 動 作 が 行 われ、その 後 に<br />
Point-to-Point Connection を 行 ってもフル TS は 出 力 されない。<br />
(5) コピープロテクション<br />
地 上 アダプターから 共 用 化 BS/BS・ 広 帯 域 CS デジタル 受 信 装 置 へのコンテンツデータ 転 送<br />
において、コンテンツの 著 作 権 保 護 のために 十 分 なるコピープロテクション 機 能 が 求 められる。<br />
ここでのコピープロテクション 方 式 は、 放 送 事 業 者 仕 様 とした。<br />
(6) 高 速 デジタルインタフェースシステム 構 成 例<br />
共 用 化 BS/BS・ 広 帯 域 CS デジタル 受 信 装 置 と 地 上 アダプターの 接 続 における 高 速 デジタル<br />
インタフェースのシステム 構 成 例 を 示 す。<br />
: トランスポートストリーム 信 号<br />
: 制 御 信 号<br />
TV OR MONITOR<br />
V/L/R<br />
IF-in<br />
DIRD<br />
( 共 用 化 BS/BS・ 広 帯 域<br />
CSデジタル 受 信 装 置 )<br />
1394<br />
(MPEG)<br />
IC card<br />
RF-in<br />
地 上 アダプター<br />
1 地 上 アダプターは、DEMUX、 CA 以 降 の 処 理 を 内 蔵 しない。<br />
2 地 上 アダプター 出 力 データは、 全 てのトランスポートストリーム。<br />
3 DIRD 入 力 データは、 全 てのトランスポートストリーム。<br />
図 5-1 地 上 アダプター 接 続<br />
-228-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
4 EPG、service_id、network_id 等 について<br />
(1) EPG について<br />
EPG については、ARIB 技 術 資 料 を 参 照 のこと。SI 情 報 のスキャン 方 法 、EPG 合 成 方 法 、 表 示 方<br />
法 、EPG 機 能 等 については 共 用 化 BS/BS・ 広 帯 域 CS デジタル 受 信 装 置 の 商 品 企 画 とする。<br />
(2) service_id の 割 り 付 けについて<br />
ARIB 技 術 資 料 を 参 照 のこと。<br />
(3) network_id の 割 り 付 け 及 び NIT 運 用 について<br />
ARIB 技 術 資 料 を 参 照 のこと。<br />
5 音 声 ハーフレートについて<br />
地 上 デジタルテレビジョン 放 送 では「 音 声 ハーフレート」が 提 案 されているが、 共 用 化 BS/BS・<br />
広 帯 域 CS デジタル 受 信 装 置 では 音 声 ハーフレート 機 能 は 必 須 としないこととした。<br />
6 TMCC 情 報 の 伝 送 について<br />
TMCC 情 報 の 伝 送 については、「 起 動 制 御 信 号 ( 緊 急 警 報 放 送 起 動 用 フラグ)」と「 伝 送 パラメー<br />
タ 切 替 指 標 」の 必 要 性 が 検 討 された。 両 者 とも IEEE1394 上 での 規 格 はなく、 必 要 であれば 新 規 の<br />
規 格 化 が 必 要 であった。<br />
「 起 動 制 御 信 号 ( 緊 急 警 報 放 送 起 動 用 フラグ)」については、 実 効 として、 共 用 化 BS/BS・ 広<br />
帯 域 CS デジタル 受 信 装 置 に 伝 送 されても 共 用 化 BS/BS・ 広 帯 域 CS デジタル 受 信 装 置 がオン 状<br />
態 でなければ 意 味 が 無 いこと 等 により、 地 上 アダプターにおいて 同 フラグがオンになったら、ブザ<br />
ー 及 び LED 表 示 で 視 聴 者 に 報 せることの 方 が 良 いとの 結 論 に 達 した。 従 って、 同 フラグのインタ<br />
フェース 上 の 伝 送 は 特 に 規 定 しない。<br />
「 伝 送 パラメータ 切 替 指 標 」については、 共 用 化 BS/BS・ 広 帯 域 CS デジタル 受 信 装 置 側 での<br />
利 用 としては 意 味 はあるが、 共 用 化 BS/BS・ 広 帯 域 CS デジタル 受 信 装 置 規 格 として 必 須 のレベ<br />
ルでないとし、インタフェース 上 の 伝 送 は 特 に 規 定 しない。<br />
7 受 信 周 波 数<br />
共 用 化 BS/BS・ 広 帯 域 CS デジタル 受 信 装 置 から 地 上 アダプターに 伝 送 される 各 チャンネルの<br />
中 心 周 波 数 情 報 は、アナログテレビジョンチャンネルプランでの 中 心 周 波 数 +1/7MHz である。<br />
8 リモコン 機 能 について<br />
リモコンは 商 品 企 画 に 任 せるが、 次 のような 機 能 を 有 することが 望 ましい。<br />
1 受 信 サーチで 受 信 したチャンネルを 任 意 にリモコンボタンに 設 定 、 削 除 、 変 更 ができること。<br />
2 受 信 再 サーチが 指 示 できること。<br />
3アンテナ 方 向 調 整 動 作 及 び 受 信 チャンネルの 指 示 ができること。<br />
-229-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
9 受 信 サーチ 時 の 周 波 数 スキャンのフローの 一 例<br />
START<br />
最 初 の 周 波 数<br />
IEEE1394<br />
Tuning 命 令 実 行<br />
( 引 数 : 中 心 周 波 数 )<br />
受 信 周 波 数<br />
チューナーステータス<br />
チェック<br />
サーチ 中<br />
READ<br />
DESCRIPTOR<br />
コマンド<br />
OFDM<br />
同 期 確 立<br />
モード、GI サーチ<br />
ステータス<br />
Tuner Status Descriptor<br />
選 局 できない<br />
選 局 できた<br />
NIT、<br />
フル TS<br />
SI-EPG 受 信<br />
受 信 Status 出 力<br />
TMCC 受 信<br />
周 波 数 -PSI/SI 対 応 表 作 成<br />
周 波 数 -パラメータ 対 応 表 作 成<br />
TS 受 信<br />
Not END<br />
次 の 周 波 数<br />
END<br />
END<br />
共 用 化 BS/BS・ 広 帯 域 CS デジタル 受 信 装 置 側<br />
地 上 アダプター 側<br />
図 5-2 受 信 サーチ 時 の 周 波 数 スキャンのフローの 一 例<br />
-230-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
10 共 用 化 BS/BS・ 広 帯 域 CSデジタル 受 信 装 置 及 び 地 上 アダプターで 蓄 積 すべきパラメータ 情 報<br />
表 5-1 共 用 化 BS/BS・ 広 帯 域 CS デジタル 受 信 装 置 及 び 地 上 アダプターで 蓄 積 すべき<br />
パラメータ 情 報<br />
パラメータ 受 信 装 置 地 上 アダプター 備 考<br />
周 波 数 ○ ○ 中 心 周 波 数 (オフセット 含 む)<br />
受 信 状 態 情 報 ○ signal_strength<br />
モード<br />
○<br />
ガードインターバル<br />
○<br />
NIT ○ 受 信 可 能 な 全 ての 周 波 数 毎 の<br />
network_id/<br />
version_number / service_id<br />
( 含 まれるもの 全 て)<br />
SI-EPG ○ 全 周 波 数 スキャンにより 各 局 情<br />
報 を 収 集 ・ 蓄 積<br />
11 地 上 アダプターのデスクリプタ、コマンド、チューナモデル<br />
地 上 アダプターは 1394 Trade Association( 以 下 1394TA)における AV/C Tuner Subunit の 以 下 の<br />
機 能 を 実 装 する。<br />
Tuner Subunit の 仕 様 は 1394TA における AV/C Digital Interface Command Set General<br />
Specification Version4.1( 以 下 AV/C General) 、 AV/C Descriptor Mechanism Specification<br />
Version1.0( 以 下 AV/C Descriptor)、AV/C Tuner Model and Command Set Version2.0( 以 下 AV/C<br />
Tuner) 、 AV/C Tuner Broadcast System Specification-Digital Video Broadcast(DVB)<br />
Version1.0( 以 下 Tuner DVB) 及 び Enhancements to the AV/C Broadcast System<br />
Specification-Digital Video Broadcast(DVB) Version1.0( 以 下 Enhancements Tuner DVB)に 準 拠<br />
し、Enhancements Tuner DVB の Profile1:The Simplest Tuner Without Lists and Selection by<br />
DSIT で 規 定 される 機 能 をサポートする。<br />
(1) デスクリプタ<br />
Enhancements Tuner DVB の Profile1 に 準 拠 する 地 上 アダプターは AV/C General、AV/C<br />
Descriptor 及 び AV/C Tuner で 規 定 される 表 5-2 の 二 つのデスクリプタをサポートしなければなら<br />
ない。<br />
Tuner Subunit Identifier Descriptor の 詳 細 については AV/C General 及 び AV/C Tuner を 参 照 の<br />
こと。<br />
Tuner Status Descriptor の 詳 細 については AV/C Tuner を 参 照 のこと。<br />
-231-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
表 5-2 必 須 のデスクリプタ<br />
デスクリプタ descriptor_type 記 述 サポート<br />
Tuner Subunit<br />
Identifier Descriptor<br />
0x00 Tuner Subunit の 能 力 / 特 徴 を 示 す 必 須<br />
Tuner Status<br />
Descriptor<br />
0x80 Tuner Subunit の 状 態 を 示 す 必 須<br />
以 下 に 各 デスクリプタの 構 造 を 示 す。<br />
Tuner Subunit Identifier Descriptor<br />
Tuner Subunit Identifier Descriptor は 表 5-3 の 構 造 となる。 基 本 構 造 は AV/C Descriptor で 規 定<br />
され、subunit_dependent_information の 構 造 は AV/C Tuner で 規 定 される。<br />
表 5-3 Tuner Subunit Identifier Descriptor<br />
構 造 ビット 数<br />
注<br />
値 1<br />
descriptor length 16 0x002B<br />
generation_ID 8 0x02<br />
size_of_list_ID 8 0x02<br />
size_of_object_ID 8 0x06<br />
size_of_object_position 8 0x02<br />
number_of_root_object_lists 16 0x0000<br />
subunit_dependent_length 16 0x0021<br />
subunit_dependent_information{<br />
number_of_systems 8 0x01<br />
for (i=0; i
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
list_flag, range_flag, size_of_attribute(s) 8 0x00<br />
}<br />
selection_attribute_range_specification_for_B{<br />
list_flag, range_flag, size_of_attribute(s) 8 0x00<br />
}<br />
selection_attribute_range_specification_for_C{<br />
list_flag, range_flag, size_of_attribute(s) 8 0x00<br />
}<br />
selection_attribute_range_specification_for_D{<br />
list_flag, range_flag, size_of_attribute(s) 8 0x00<br />
}<br />
selection_attribute_range_specification_for_E{<br />
list_flag, range_flag, size_of_attribute(s) 8 0x00<br />
}<br />
selection_attribute_range_specification_for_F{<br />
list_flag, range_flag, size_of_attribute(s) 8 0x00<br />
}<br />
selection_attribute_range_specification_for_G{<br />
list_flag, range_flag, size_of_attribute(s) 8 0x00<br />
}<br />
}<br />
}<br />
system_specific_info_length 8 0x01<br />
system_specific_info{<br />
DVB_specification_version 8 0x11<br />
}<br />
}<br />
}<br />
}<br />
manufacturer_dependent_length 16 0x0000<br />
注 1: Tuner Subunit Identifer Descriptor で 固 定 値 が 挿 入 される field、 及 びオプションで 値 が<br />
設 定 可 能 であるがデフォルト 値 が 規 定 されている field(デフォルト 値 は[ ]で 表 示 )に 設 定<br />
すべき 値 を 記 述 する。 以 下 に 説 明 のある field については 該 当 する 説 明 も 参 照 。<br />
・generation_ID<br />
generation_ID は AV/C Descriptor で 規 定 され、 表 5-4 に 示 す 値 とする。<br />
値<br />
0x02<br />
表 5-4 generation_ID<br />
意 味<br />
AV/C Descriptor (AV/C Descriptor Mechanism<br />
Specification Version 1.0) に 準 拠 した descriptor 構 造<br />
・size_of_list_ID, size_of_object_position<br />
size_of_list_ID 及 び size_of_object_position は AV/C Tuner で 規 定 され、それぞれ 表 5-5 に 示 す 値<br />
とする。<br />
-233-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
表 5-5 size_of_list_ID, size_of_object_position<br />
項 目<br />
値<br />
size_of_list_ID<br />
0x02<br />
size_of_object_position<br />
0x02<br />
・size_of_object_ID<br />
size_of_object_ID は Tuner DVB で 規 定 される service object ID の 制 限 (6bytes)から 決 まり、<br />
表 5-6 に 示 す 値 とする。<br />
表 5-6 size_of_object_ID<br />
項 目<br />
size_of_object_ID<br />
値<br />
0x06<br />
・number_of_root_object_lists<br />
number_of_root_object_lists は、Profile1 では object list を 持 たないことが 基 本 のため、<br />
number_of_root_object_lists には 0x0000 を 設 定 する。<br />
・number_of_systems<br />
地 上 アダプターが 受 信 可 能 な 放 送 システムは 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 のみであるため、<br />
number_of_systems には 0x01 を 設 定 する。<br />
・system_id<br />
system_id は AV/C Tuner で 規 定 され、 表 5-7 に 示 す 値 とする。<br />
値<br />
0x20<br />
表 5-7 system_id<br />
意 味<br />
DVB 準 拠 の 放 送 システム<br />
・implementation_profile_id<br />
Profile1 を 示 す implementation_profile_id は Enhancements Tuner DVB で 規 定 され、 表 5-8 に<br />
示 す 値 とする。<br />
値<br />
0x10<br />
表 5-8 implementation_profile_id<br />
意 味<br />
Profile1:The Simplest Tuner without Lists and Selection<br />
by DSIT<br />
-234-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
・number_of_subsystem_labels<br />
地 上 アダプターが 受 信 可 能 な 放 送 システムは 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 のみであるため、<br />
number_of_subsystem_labels には 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 のネットワーク 数 である 0x01 を<br />
設 定 する。<br />
表 5-9 number_of_subsystem_labels<br />
項 目<br />
値<br />
number_of_subsystem_labels<br />
0x01<br />
・subsystem_label<br />
受 信 可 能 な 放 送 システムを 列 挙 するフィールドであり、label 長 が 9 文 字 、 使 用 される 文 字 は ASCII<br />
code の 英 数 文 字 で 表 され、 地 上 アダプターでは 表 5-10 に 示 す 値 とする。<br />
値<br />
JPNTBADPT<br />
表 5-10 subsystem_label<br />
意 味<br />
地 上 アダプター<br />
・multiplex/service_preferred_selection_flags<br />
地 上 アダプターは 中 心 周 波 数 指 定 による 選 局 (DSIT コマンド)をサポートするため、<br />
multiplex_preferred_selection_flags と service_preferred_selection_flags は 表 5-11 に 示 す 値 をデ<br />
フォルト 値 とする。<br />
表 5-11 multiplex/service_preferred_selection_flags<br />
項 目<br />
値<br />
multiplex_preferred_selection_flags<br />
[0x4000]<br />
service_preferred_selection_flags<br />
[0x00]<br />
・number_of_antennas<br />
地 上 アダプターは、AV/C モデル 上 は 一 つの antenna を 持 つとして 扱 う。すなわち antenna の 切<br />
り 換 えは 行 わない。<br />
表 5-12 number_of_antennas<br />
項 目<br />
number_of_antennas<br />
値<br />
0x01<br />
・transport<br />
-235-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
地 上 デジタルテレビジョン 放 送 の 場 合 、transport は AV/C Tuner で 規 定 され、 表 5-13 に 示 す 値<br />
とする。<br />
表 5-13 transport<br />
値<br />
意 味<br />
011 terrestrial( 地 上 波 )による 放 送<br />
・external_input_plug_number<br />
external_input_plug_number は、 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 受 信 装 置 の 場 合 は 0x9D を 使 う<br />
ことが 推 奨 されているため、 地 上 アダプターの 場 合 も 同 じ 値 0x9D を 使 うことを 推 奨 する。<br />
・system_specific_info<br />
system_specific_info には、Enhancements Tuner DVB で 規 定 される DVB_specification_version<br />
を 記 述 する。<br />
system_specific_info は 表 5-14 に 示 す 値 になる。<br />
表 5-14 system_specific_info<br />
項 目<br />
system_specific_info<br />
値<br />
0x11<br />
Tuner Status Descriptor<br />
地 上 アダプターにおける Tuner Status Descriptor は、 表 5-15 の 構 造 となる。 基 本 構 造 は AV/C<br />
Tuner で 規 定 される。<br />
表 5-15 Tuner Status Descriptor<br />
構 造 ビット 数<br />
注<br />
値 1<br />
descriptor_length 16 0x0021<br />
general_tuner_status{<br />
antenna_input_info_length 8 0x0C<br />
antenna_input_info{<br />
active_system_id 8 0x20<br />
searching, moving, no_RF, reserved(5bits) 8<br />
input(=0), selected_antenna(7bits) 8 0x00<br />
antenna_general_system_info{<br />
BER 32 [0x00000000]<br />
signal_strength 8<br />
raster_frequency(2bits) 2 0x2<br />
RF_frequency(22bits) 22 0x000000<br />
manufacturer_dependent_info_length 8 0x00<br />
}<br />
}<br />
-236-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
system_specific_multiplex_selection_length 8 0x0C<br />
system_specific_multiplex_selection{<br />
system_specific_multiplex_attributes_valid_flags{<br />
reserved_filed, center_frequency, bandwidth,<br />
constellation, hierarchy_info, code_rate_HP_stream,<br />
8 [0x40]<br />
code_rate_LP_stream, guard_interval<br />
network_id, transmission_mode,<br />
other_frequency_flag, reserved(5bits)<br />
8 [0x00]<br />
}<br />
system_specific_multiplex_selection_attributes{<br />
currently_available, selected, reserved(6bits) 8 [0x40]<br />
center_frequency 32 [0x00000000]<br />
bandwidth(3bits), reserved(5bits) 8 [0x00]<br />
constellation(2bits), hierarchy_info(3bits),<br />
code_rate_HP_stream(3bits)<br />
8 [0x00]<br />
code_rate_LP_stream(3bits), guard_interval(2bits),<br />
transmission_mode(2bits), other_frequency_flag<br />
8 [0x00]<br />
network_id 16 [0x0000]<br />
}<br />
}<br />
demux_input_info_length 8 0x00<br />
demux_input_info{ }<br />
}<br />
number_of_source_plugs 8 0x01<br />
for (i=0; i
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
場 合 に no_RF=1 となる。また、 地 上 アダプターが 動 作 していない 場 合 にも、no_RF=1 とする。<br />
searching=1 の 時 、 共 用 化 BS/BS・ 広 帯 域 CS デジタル 受 信 装 置 は currently_available,<br />
signal_strength を 無 効 として 扱 う。<br />
表 5-16 antenna_input_info の 表 示 フラグ<br />
フラグ<br />
フラグの 意 味<br />
searching 選 局 動 作 中 =1<br />
moving 常 に"0" ( 地 上 アダプターのアンテナは 固 定 式 )<br />
no_RF<br />
アンテナ 信 号 入 力 がない( 停 波 中 を 含 む)=1<br />
・antenna_input_info<br />
antenna destination plug が 常 に 接 続 されているとし、antenna_input_info は 必 ず 存 在 する。<br />
・selected_antenna<br />
selected_antenna は、 接 続 されているアンテナの Tuner Subunit Identifire Descriptor で 指 定 さ<br />
れる antenna_specification のインデックス 値 とする。<br />
地 上 アダプターでは、antenna_specification<br />
selected_antenna==0x00 である。<br />
は 一 つだけ 定 義 されているため、<br />
・antenna_general_system_info<br />
antenna_general_system_info の 各 field の 値 を 表 5-17 に 示 す。<br />
searching もしくは no_RF ビットが”1”にセットされている 場 合 には antenna_general_system<br />
_info の 各 field は 無 効 である。<br />
BER を 使 用 する 機 器 は 値 を 設 定 して 出 力 しても 良 い。<br />
signal_strength の 値 は、 受 信 C/N、 受 信 電 界 強 度 、BER 情 報 等 いずれを 適 用 してもよいが、<br />
数 値 が 大 きくなるほど 受 信 状 態 が 良 好 であるとし、 最 大 値 を 255 とする。<br />
表 5-17 antenna_general_system_info<br />
antenna_general_system_info 値 記 述<br />
BER (bit error rate) [0x00000000] 左 のデフォルト 値 もしくは 正 しい 値 を 設 定 す<br />
る。<br />
signal_strength<br />
地 上 アダプターの 受 信 状 態 (0~255)<br />
( 最 大 値 を 255 とするように 設 定 する)<br />
{raster_frequency(2bits),<br />
RF_frequency(22bits)}<br />
0x800000 地 上 アダプターでは RF_frequency は 未 使 用<br />
とし、 左 の 値 を 設 定 する。<br />
ただし raster_frequency=0x2(4kHz)は 固 定<br />
manufacturer_dependent_info_len<br />
gth<br />
0x00<br />
manufacturer_dependent_info 地 上 アダプ<br />
ターでは 使 用 しない。<br />
-238-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
・raster_frequency<br />
raster_frequency filed の 値 の 割 当 ては、Tuner DVB にて 規 定 される。 地 上 アダプターでは、Tuner<br />
Status Descriptor の antenna_general_input_info について raster_frequency を 0x2(4kHz) 固 定 と<br />
し、RF_frequency は 使 用 しないものとする。<br />
・system_specific_multiplex_attributes_valid_flags<br />
Tuner Subunit Identifier Descriptor の multiplex/service_preferred_selection_flags で"1"に 設<br />
定 されている attribute、 及 び 地 上 アダプターが DSIT コマンドで 対 応 可 能 な attribute について 地<br />
上 アダプターの status を 設 定 する。 表 5-18 に 設 定 例 を 示 す。<br />
system_specific_multiplex_attributes_valid_flags で"0"に 指 定 された attribute は 無 効 として 扱<br />
う。<br />
表 5-18 system_specific_multiplex_attributes_valid_flags<br />
項 目<br />
値<br />
reserved_filed, center_frequency,<br />
bandwidth, constellation,<br />
[0x40]<br />
hierarchy_info, code_rate_HP_stream,<br />
code_rate_LP_stream, guard_interval,<br />
network_id, transmission_mode,<br />
[0x00]<br />
other_frequency_flag, reserved(5bits)<br />
・currently_available, selected<br />
currently_available の 機 能 を 表 5-19 に 示 す。system_specific_multiplex_selection_attributes<br />
の currently_available では、antenna_input_info の no_RF と 同 じ 情 報 ( 値 は”0”と”1”が 反 転 する)<br />
を 設 定 する。ただし 何 らかの 理 由 で Tuner Subunit が 正 常 な 選 局 動 作 を 行 えない 状 態 にある 場 合 ( 例<br />
えば 地 上 アダプター 内 部 動 作 の 都 合 により 外 部 からの 選 局 動 作 に 応 答 できない 状 態 など)には”0”を<br />
設 定 し、no_RF と 異 なる 状 態 を 示 すことも 可 能 とする。<br />
selected は 地 上 アダプターでは 常 に”1”を 設 定 する。<br />
表 5-19 currently_available<br />
項 目<br />
意 味<br />
Currently_available 正 常 な 選 局 動 作 が 完 了 ( 正 常 に 受 信 中 )=1<br />
・center_frequency<br />
center_frequency には 地 上 アダプターが 現 在 受 信 中 の 放 送 の 中 心 周 波 数 を 設 定 する。<br />
-239-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
項 目<br />
center_frequency<br />
表 5-20 center_frequency<br />
意 味<br />
受 信 している 中 心 周 波 数 ( 単 位 は 10Hz)<br />
(2) コマンド<br />
Enhancements Tuner DVB の Profile1 に 準 拠 する 地 上 アダプターは 以 下 のコマンドを 必 須 でサ<br />
ポートしなければならない。コマンドは AV/C General コマンド、AV/C Descriptor コマンド、AV/C<br />
Tuner コマンドに 分 けられる。<br />
各 コマンドの 詳 細 は AV/C General、AV/C Descriptor、AV/C Tuner を 参 照 のこと。<br />
AV/C General コマンド<br />
地 上 アダプターは 表 5-21 の AV/C General コマンドをサポートする。<br />
表 5-21 必 須 AV/C General コマンド<br />
Opcode<br />
値<br />
Command<br />
Type<br />
記 述<br />
サポート<br />
UINT INFO 0x30 STATUS - 必 須 ( 注 1)<br />
SUBUNIT INFO 0x31 STATUS - 必 須<br />
POWER 0xB2<br />
CONTROL/ 電 源 制 御 (CONTROL)・<br />
STATUS 状 態 (STATUS)<br />
必 須 ( 注 2)<br />
注 1:UNIT INFO status response の unit_type は Tuner(00101b)とする。<br />
注 2:POWER command は、Unit に 対 する POWER command のサポートを 必 須 とし、Tuner<br />
Subunit に 対 する POWER command のサポートはオプションとする。<br />
Tuner Subunit に 対 する POWER command もサポートする 場 合 には、Unit に 対 する<br />
POWER command に 対 しても Tuner Subunit に 対 する POWER command に 対 しても、<br />
同 様 の 内 部 動 作 をするものとし、 遷 移 後 も 同 様 の 状 態 を 示 すこととする。<br />
また、 商 品 企 画 によっては、 地 上 アダプターの 電 源 が 完 全 に OFF となっており、POWER<br />
ON の CONTROL コマンドを 受 信 できない 状 態 がある 場 合 も 考 えられるが、 地 上 アダプタ<br />
ーの 電 源 がONの 状 態 で CONTROL コマンドを 受 け 付 けるのであればコマンドそのもの<br />
はサポートされているとする。<br />
AV/C Descriptor コマンド<br />
地 上 アダプターは 表 5-22 の AV/C Descriptor コマンドをサポートする。<br />
-240-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
Opcode<br />
OPEN<br />
DESCRIPTOR<br />
OPEN<br />
DESCRIPTOR<br />
READ<br />
DESCRIPTOR<br />
値<br />
0x08<br />
0x08<br />
0x09<br />
表 5-22 必 須 AV/C Descriptor コマンド<br />
Command<br />
Type<br />
CONTROL<br />
STATUS<br />
CONTROL<br />
記 述<br />
Descriptor のアクセス 権 を 取<br />
得 する<br />
Descriptor のアクセス 状 態 を<br />
調 べる<br />
Descriptor からデータを 読 み<br />
込 む<br />
サポート<br />
必 須 ( 注 1)<br />
注 1: OPEN DESCRIPTOR コマンドについては、read_open subfunction(0x01) 及 び close<br />
subfunction(0x00)のみをサポートする。<br />
必 須<br />
必 須<br />
AV/C Tuner コマンド<br />
地 上 アダプターは 表 5-23 の AV/C Tuner コマンドをサポートする。<br />
Opcode<br />
DIRECT SELECT<br />
INFORMATION<br />
TYPE(DSIT)<br />
表 5-23 必 須 AV/C Tuner コマンド<br />
値<br />
Command<br />
Type<br />
記 述<br />
周 波 数 選 局<br />
0xC8 CONTROL (ただし、replace subfunction<br />
は 必 須 )<br />
サポート<br />
必 須<br />
注 1<br />
注 1: DIRECT SELECT INFORMATION TYPE コマンドは subfunction が replace(0xD2)のサ<br />
ポートを 必 須 とする。<br />
1DIRECT SELECT INFORMATION TYPE コマンド<br />
DIRECT SELECT INFORMATIOIN TYPE コマンドは AV/C Tuner で 規 定 される。<br />
表 5-24 に DSIT コマンドの 構 造 を 示 す。<br />
表 5-24 DIRECT SELECT INFORMATION TYPE コマンド<br />
構 造 ビット 数<br />
注<br />
値 1<br />
DIRECT SELECT INFORMATION TYPE 8 0xC8<br />
source_plug 8<br />
subfunction 8 [0xD2]<br />
status 8 0xFF<br />
system_id 8 0x20<br />
input, antenna_number(7bits) 8 0x00<br />
system_specific_search_flags{<br />
orb_pos, main_freq_up, main_freq_down, service_id,<br />
reserved(4bits)<br />
8 [0x00]<br />
}<br />
system_specific_multiplex_selection_length 8 0x11<br />
system_specific_multiplex_selection{<br />
system_specific_multiplex_attributes_valid_flags{<br />
-241-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
reserved_field, center_frequency, bandwidth,<br />
constellation, hierarchy_info, code_rate_HP_stream, 8 [0x40]<br />
code_rate_LP_stream, guard_interval<br />
network_id, reserved(7bits) 8 [0x00]<br />
}<br />
system_specific_multiplex_selection_attributes{<br />
currently_available, selected, reserved(6bits) 8 [0x00]<br />
center_frequency 32 [0x00000000]<br />
bandwidth(3bits), reserved(5bits) 8 [0x00]<br />
constellation(2bits), hierarchy_info(3bits),<br />
code_rate_HP_stream(3bits)<br />
8 [0x00]<br />
code_rate_LP_stream(3bits), guard_interval(2bits),<br />
transmission_mode(2bits), other_frequency_flag<br />
8 [0x00]<br />
network_id 16 [0x0000]<br />
}<br />
}<br />
number_of_dsit_selection_specifications 8 0x00<br />
注 1: DSIT コマンドで 固 定 値 を 設 定 する field、 及 びオプションで 値 が 設 定 可 能 であるがデフォル<br />
ト 値 が 規 定 されている field(デフォルト 値 は[ ]で 表 示 )について 値 を 記 述 する。 以 下 に 説 明 のある<br />
field は 該 当 する 説 明 も 参 照 。<br />
・source_plug<br />
Tuner Subunit が 選 局 した service を 出 力 する source plug の 番 号 を 指 定 する。<br />
・subfunction<br />
replace(subfunction=0xD2)のサポートを 必 須 とする。 他 の subfunction(clear, remove, append,<br />
new)はオプションとする。<br />
・input<br />
antenna destination plug からの 入 力 を 選 択 する 場 合 は input=0、demux destination plug から<br />
の 入 力 を 選 択 する 場 合 は input=1 とする。 地 上 アダプターには demux destination plug が 無 いため、<br />
input=0 を 指 定 する。<br />
・antenna_number<br />
input=0 固 定 であるので、antenna_number は 接 続 されているアンテナの Tuner Subunit<br />
Identifier Descriptor で 指 定 される antenna_spec のインデックス 値 とする。 通 常 は antenna_spec<br />
は 一 つだけ 定 義 されているので、antenna_number=0x00 である。<br />
-242-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
・system_specific_search_flags<br />
“1”にセットされた flag に 対 応 する system_specific_multiplex/service_selection_attributes につ<br />
いて 設 定 された 値 からサーチ 動 作 を 開 始 する。<br />
地 上 アダプターでは、 中 心 周 波 数 (center_frequency) 指 定 によるアップサーチ”main_freq_up”<br />
とダウンサーチ”main_freq_down”をオプションでサポート 可 能 とする。アップサーチの 場 合<br />
system_specific_search_flags の 値 は 0x40 と な り 、 ダ ウ ン サ ー チ の 場 合<br />
system_specific_search_flags の 値 は 0x20 となる。<br />
中 心 周 波 数 指 定 によるサーチ 動 作 は、system_specific_multiplex_selection_attributes の<br />
center_frequency に 指 定 された 中 心 周 波 数 の 値 からサーチ 動 作 を 開 始 するものとする。<br />
・system_specific_multiplex_attributes_valid_flags<br />
地 上 アダプターでは 中 心 周 波 数 (center_frequency )による 選 局 をサポートするため、<br />
system_specific_multiplex_attributes_valid_flags の center_frequency は 有 効 (”1”)とする。<br />
表 5-25 system_specific_multiplex_attributes_valid_flags<br />
項 目<br />
値<br />
reserved_field, center_frequency,<br />
bandwidth, constellation,<br />
[0x40]<br />
hierarchy_info, code_rate_HP_stream,<br />
code_rate_LP_stream, guard_interval<br />
network_id, reserved(7bits)<br />
[0x00]<br />
・center_frequency<br />
選 局 する 放 送 の 中 心 周 波 数 (center frequency)を 指 定 する。center_frequency フィールドは 32<br />
ビットの 大 きさで 単 位 は 10Hz である。<br />
2DIRECT SELECT INFORMATION TYPE コマンド response<br />
・Response コード<br />
”NOT IMPLEMENTED”の response を 返 す 場 合 は、コントローラから 受 け 取 った DSIT コマンド<br />
の opcode 及 び operand をそのまま 付 加 した response を 返 す。( 注 :AV/C Tuner の DSIT コマン<br />
ドの 記 載 があいまい)DSIT コマンド 受 信 時 の response として INTERIM を 使 用 しない。<br />
サポートしていないパラメータが DSIT コマンドで 指 定 された 場 合 、 選 局 は 行 われない。サポー<br />
トしていないことが 100msec 以 内 に 判 断 できる 場 合 には NOT IMPLEMENTED を 返 す。100msec<br />
以 内 に 判 断 できない 場 合 には、サポートの 有 無 に 関 係 なく、また 選 局 動 作 の 終 了 を 待 たずに<br />
ACCEPTED を 返 してもよいが、100msec 以 内 に 判 断 できるようにすることが 望 ましい。<br />
コントローラからの DSIT コマンドに 対 して、 選 局 動 作 の 終 了 を 待 たずに ACCEPTED を 返 す 場<br />
合 には、 次 項 の status field を”0x01”に 設 定 すると 同 時 に、 直 ちに Tuner Status Descriptor の<br />
-243-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
searching を”1”とし、 選 局 が 完 了 した 時 点 で”0”としなければならない。<br />
DSIT コマンドに 対 して ACCEPTED を 返 したにもかかわらず、 無 効 なパラメータが 指 定 された<br />
等 の 理 由 により、 選 局 動 作 を 行 わない 地 上 アダプターも 存 在 する 可 能 性 がある。したがって、 共 用<br />
化 BS/BS・ 広 帯 域 CS デジタル 受 信 装 置 は、ターゲットが 指 定 した 動 作 を 完 了 したかどうかを 確<br />
実 に 判 断 するためには、currently_available フラグだけでなく、center_frequency も 確 認 する 必 要<br />
がある。<br />
・status<br />
共 用 化 BS/BS・ 広 帯 域 CS デジタル 受 信 装 置 からの DSIT コマンドに 対 する response 及 びその<br />
後 の 共 用 化 BS/BS・ 広 帯 域 CS デジタル 受 信 装 置 に 期 待 される 動 作 の 関 係 を 表 5-26 に 示 す。<br />
DSIT コマンド 受 信 時 の<br />
地 上 アダプターの 状 態<br />
表 5-26 DSIT コマンド response<br />
Response<br />
コード<br />
Response<br />
フレーム 中 の<br />
status field<br />
コントローラの 動 作<br />
DSIT コマンドに 従 って 選 局 ACCEPTED 0x00 ‐<br />
一 部 のパラメータを 受 信 装 置<br />
が 判 断 して 選 局<br />
ACCEPTED 0x01 選 局 の 状 態 の 確 認 が 必 要 ならば Tuner<br />
Status Descriptor を 確 認 する。( 注 1)<br />
選 局 が 終 了 しない 時 点 で<br />
ACCEPTED を 返 す<br />
ACCEPTED 0x01 選 局 の 状 態 の 確 認 が 必 要 ならば Tuner<br />
Status Descriptor を 確 認 する。( 注 1)<br />
選 局 できない REJECTED 0xFF ‐<br />
サポートしていない NOT<br />
IMPLEMEN<br />
TED<br />
0xFF ‐<br />
注 1: 共 用 化 BS/BS・ 広 帯 域 CS デジタル 受 信 装 置 は 地 上 アダプターの 選 局 状 態 を 以 下 の 動 作<br />
手 順 で Tuner Status Descriptor の 確 認 する。<br />
1. Tuner Status descriptor の searching=0 の 状 態 になるまで 待 つ。<br />
また、searching ビットが”0”になるまで 確 認 を 繰 り 返 す。<br />
2. system_specific_multiplex_selection_attributes の currently_available フィールドの<br />
確 認 を 行 う。<br />
3. system_specific_multiplex_seleciton_attributes の center_frequency フィールドで 選<br />
局 した 放 送 の 中 心 周 波 数 の 確 認 を 行 う。<br />
4. 受 信 状 態 情 報 が 必 要 な 場 合 には antenna_general_system_info の signal_strength フ<br />
ィールドの 値 を 確 認 する。<br />
-244-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
(3) チューナモデル<br />
地 上 アダプターの 接 続 モデルを 図 5-3 に 図 示 する。<br />
external<br />
(antenna)<br />
input plug<br />
(0x9D)<br />
antenna<br />
destination<br />
plug (0x00)<br />
Tuner Subunit<br />
source<br />
plug(0x00)<br />
serial bus<br />
output plug<br />
plug(0x00)<br />
Unit<br />
図 5-3 Tuner Subunit 接 続 モデル( 例 )<br />
Tuner Subunit の 入 力 は antenna destination plug がひとつ、 出 力 には source plug がひとつあ<br />
ることとする。また、これらは 常 に antenna destination plug は external (antenna) input plug に、<br />
source plug は serial bus output plug に 接 続 されていることとする。<br />
地 上 アダプターは external (antenna) input plug 番 号 として 0x9D を 使 用 することを 推 奨 する。<br />
接 続 はすべて 固 定 的 に 実 現 されているので CONNECT Control コマンドは 実 装 しないことし、<br />
NOT_IMPLEMENTED を 返 すことを 推 奨 する。CONNECT Status コマンドは 実 装 してもよい。<br />
-245-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
付 属 -6 広 帯 域 CS デジタル 放 送 受 信 アンテナシステムと 留 意 点<br />
BS・ 広 帯 域 CS デジタル 放 送 共 用 受 信 のアンテナシステムとしては、アンテナと DIRD が 一 対 向<br />
の 場 合 と、アンテナが1つで DIRD が 複 数 の 場 合 とがあり、それぞれ 次 のようなシステムとなる。<br />
(1) アンテナと DIRD が 一 対 向 の 場 合 (IF 上 限 周 波 数 2071MHz)<br />
DIRD からの 偏 波 切 り 替 え 信 号 により 動 作 する。DIRD への 中 間 周 波 数 は 下 の 右 の 図 のように<br />
なる。 最 も 基 本 的 なシステムである。<br />
切 り 替 え1<br />
( 右 旋 偏 波 信 号 )<br />
1032 1489 1595 2071<br />
BS<br />
CS-R<br />
(MHz)<br />
Lo=10.678GHz<br />
重 畳 電 源<br />
右 旋 円 偏 波 :DC15V<br />
左 旋 円 偏 波 :DC11V<br />
IRD<br />
切 り 替 え2<br />
( 左 旋 偏 波 信 号 )<br />
1575 2051<br />
CS-L<br />
(2) アンテナが1つで DIRD が 複 数 の 場 合<br />
家 庭 内 で 複 数 の DIRD が 使 用 される 場 合 または 共 同 受 信 システムのような 場 合 は、 次 のような<br />
色 々なシステムが 考 えられる。<br />
12 条 伝 送 方 式 (IF 上 限 周 波 数 2071MHz)<br />
BS と 広 帯 域 CS の 右 旋 を1 条 のケーブルで 広 帯 域 CS の 左 旋 を1 条 のケーブルでと2 条 のケ<br />
ーブルを 使 用 する 方 式 。 各 DIRD は2 条 のケーブルの 入 力 を 有 するか、アンテナ 切 替 器 を 併<br />
用 して、ケーブルを 切 り 替 えることとなる。<br />
Lo=10.678GHz<br />
L<br />
R<br />
ケーブルA<br />
BS+CS-R<br />
ケーブルB<br />
CS-L<br />
ケーブルA<br />
ケーブルB<br />
1032 1489 1595 2071<br />
BS<br />
CS-R<br />
1575 2051<br />
CS-L<br />
(MHz)<br />
IRD1<br />
IRD2<br />
-246-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
21 条 伝 送 方 式 A(IF 上 限 周 波 数 2071MHz)<br />
いずれかの DIRD の 選 択 に 基 づき、ケーブルには 右 旋 か 左 旋 のいずれかが 伝 送 される 方 式 。<br />
他 の DIRD は 異 なる 偏 波 のチャンネルが 選 択 できないこととなる。<br />
Lo=10.678GHz<br />
IRD1<br />
重 畳 電 源<br />
右 旋 円 偏 波 :DC15V<br />
左 旋 円 偏 波 :DC11V<br />
IRD2<br />
切 り 替 え1<br />
(CS 右 旋 偏 波 信 号 )<br />
切 り 替 え2<br />
(CS 左 旋 偏 波 信 号 )<br />
1032 1489 1595 2071<br />
BS<br />
CS-R<br />
1032 1489 1575 2051<br />
BS<br />
CS-L<br />
(MHz)<br />
31 条 伝 送 方 式 B(IF 上 限 周 波 数 2600MHz)<br />
アンテナのコンバータ 部 で 左 旋 を 異 なった 局 発 周 波 数 でコンバートし、 下 右 図 のように 周 波<br />
数 的 に 並 べて1 条 で 伝 送 する 方 式 。DIRD 入 力 の IF 周 波 数 帯 が 高 くなる 欠 点 がある。<br />
Lo1=10.678GHz<br />
R<br />
1032 1489 1595 2071 2121 2597 (MHz)<br />
Lo2=10.132GHz<br />
L<br />
BS CS-R CS-L<br />
IRD1<br />
IRD2<br />
41 条 伝 送 方 式 C(IF 上 限 周 波 数 2071MHz)<br />
前 B 方 式 と 同 様 に 周 波 数 帯 に 並 べて 伝 送 するが、 各 DIRD の 直 前 にダウンコンバータを 設 け、<br />
そのコンバータ 部 で DIRD からの 偏 波 切 り 替 え 信 号 により DIRD 入 力 信 号 を 選 択 する 方 式 。<br />
ダウンコンバータが 必 要 とはなるが、DIRD の 入 力 IF 周 波 数 の 上 限 は 低 くて 良 いと 言 う 利 点<br />
がある。<br />
また、 下 図 で 衛 星 アンテナの 局 発 周 波 数 (10.678GHz)を 共 用 化 し、アンテナ 出 力 をブロッ<br />
クコンバータ(アップコンバータ)に 接 続 する 方 式 もある。<br />
-247-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
Lo2=10.127GHz<br />
L<br />
R<br />
Lo1=10.678GHz<br />
1032 1489 1595 2071 2126 2602 (MHz)<br />
BS CS-R CS-L<br />
Lo=551MHz<br />
ダウン<br />
コンバーター<br />
ダウン<br />
コンバーター<br />
重 畳 電 源<br />
右 旋 円 偏 波 :15V<br />
左 旋 円 偏 波 :11V<br />
IRD1<br />
IRD2<br />
切 り 替 え1<br />
( 右 旋 偏 波 信 号 )<br />
1032 1489 1595 2071<br />
BS<br />
CS-R<br />
(MHz)<br />
切 り 替 え2<br />
( 左 旋 偏 波 信 号 )<br />
1575 2051<br />
CS-L<br />
これらの 方 式 を 検 討 したが、 当 面 広 帯 域 CS 左 旋 の 実 用 化 が 明 確 でないこと、DIRD の IF 入 力 が<br />
低 くて 良 いこと、ダウンコンバーターが 廉 価 であると 予 想 されることから、C 方 式 を 推 奨 できると<br />
の 結 論 になった。<br />
また、(2) 全 体 にわたって 次 の 留 意 点 がある。BS・ 広 帯 域 CS デジタル 放 送 の 受 信 システムでは、<br />
BS・CS( 右 旋 )、CS( 左 旋 ) 別 々のコンバータを 使 用 し 合 成 してケーブル 伝 送 することも 考 えら<br />
れる。 第 5 章 ではコンバータ 出 力 の 総 合 利 得 偏 差 を BS 帯 域 内 では±4dB、CS 帯 域 内 では±6dB と<br />
しているが、これらの 最 悪 値 を 考 えると、BS/ 広 帯 域 CS 全 体 では 10dB の 偏 差 を 生 じることにな<br />
り、 第 14 章 に 定 める「コンバータ 出 力 の 受 信 帯 域 内 利 得 偏 差 は BS/ 広 帯 域 CS 受 信 帯 域 内 では<br />
6dB(p-p)」の 範 囲 から 逸 脱 することが 考 えられる。 特 に 個 別 コンバータの 使 用 、ケーブルによる 周<br />
波 数 特 性 の 影 響 が 考 えられる 場 合 は、DIRD の 入 力 で BS/ 広 帯 域 CS 帯 域 全 体 で 6dB(p-p)に 入 る<br />
よう 留 意 する 必 要 がある。<br />
-248-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
付 属 -7 ITU-R 勧 告 BO.1213 に 記 載 されたアンテナ 特 性<br />
ITU-R 勧 告 BO.1213 に 記 載 されたアンテナ 特 性 は、 以 下 に 示 すものである。<br />
D:アンテナ 径 (m) λ: 波 長 (m)<br />
φ: 離 軸 角 度 (deg.) Gmax:アンテナのピーク 利 得 (dB)<br />
正 偏 波 特 性 ( 相 対 利 得 ):<br />
2<br />
3<br />
D<br />
<br />
Gco ( ) 2.5 10 <br />
<br />
<br />
G ( ) G 29 25log G<br />
co<br />
for 0 ここで<br />
<br />
1<br />
r<br />
<br />
max<br />
for m r<br />
Gco( ) 29 25log<br />
Gmax<br />
for r b<br />
m<br />
<br />
m<br />
<br />
<br />
D<br />
ここで 95<br />
ここで<br />
Gco( ) 5dBi Gmax<br />
for b<br />
70<br />
Gco( ) 0dBi Gmax<br />
for 70<br />
180<br />
r<br />
10<br />
b<br />
<br />
Gmax G1<br />
0.0025<br />
<br />
D<br />
34 / 25<br />
<br />
交 差 偏 波 特 性 ( 相 対 利 得 ):<br />
Gcross( ) 25<br />
for 0 0.25<br />
0<br />
3<br />
ここで 0<br />
2 3dB beamwidth<br />
D 0.0025<br />
G cross<br />
<br />
0.25<br />
<br />
0<br />
( ) 258<br />
<br />
0.19<br />
0 <br />
for 0.25 0<br />
0.440<br />
Gcross( ) 17<br />
for 0.44<br />
0<br />
0<br />
G cross<br />
0<br />
( ) 17 13.5625<br />
<br />
1 0<br />
for 0 1<br />
ここで<br />
<br />
<br />
2<br />
0<br />
1<br />
10.1875<br />
Gcross( ) 2125log<br />
G<br />
for 1 2<br />
ここで<br />
max<br />
max<br />
Gcross( ) 5dBi G<br />
for 2 70<br />
Gcross( ) 0dBi G<br />
for 70<br />
180<br />
max<br />
2 10<br />
<br />
26 / 25<br />
<br />
図 7-1 に 45cmφアンテナ、 開 口 効 率 70%、12.2GHz での 特 性 例 を 示 す。 図 中 A は 正 偏 波 特 性 、<br />
B は 交 差 偏 波 特 性 である。<br />
-249-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
ア<br />
ン<br />
テ<br />
ナ<br />
相<br />
対<br />
利<br />
得<br />
0<br />
-5<br />
-10<br />
-15<br />
-20<br />
-25<br />
-30<br />
-35<br />
B<br />
A<br />
計 算 条 件<br />
45cmφアンテナ<br />
周 波 数 12.2GHz<br />
開 口 効 率 70%<br />
正 偏 波 特 性<br />
交 差 偏 波 特 性<br />
-40<br />
-45<br />
0.1 1 10 100<br />
離 軸 角 度 (°)<br />
図 7-1 指 向 性 及 び 交 差 偏 波 特 性 のカーブ<br />
放 送 衛 星 の 国 際 調 整 ( 衛 星 間 の 干 渉 妨 害 を 避 けるための 二 国 間 の 話 し 合 い)やチャンネルプラン<br />
は、アンテナ 特 性 など 国 際 的 な 技 術 基 準 に 基 づいて 妨 害 量 ( 具 体 的 には 降 雨 遮 断 時 間 の 増 加 )を 検<br />
討 し 交 渉 を 行 う。したがって、 実 際 のアンテナ 特 性 が 国 際 基 準 と 合 致 しない 場 合 は、そのことが 原<br />
因 でおこる 不 利 益 ( 国 際 基 準 と 実 際 のアンテナ 特 性 の 差 によって 生 じる 妨 害 量 )は、そのアンテナ<br />
を 用 いるものの 責 任 となる。<br />
これらのことから、 将 来 的 には 国 際 標 準 である ITU-R 勧 告 BO.1213 の 特 性 を 満 足 するアンテナが<br />
製 造 されることが 期 待 される。<br />
-250-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
付 属 -8 測 定 時 に 衛 星 中 継 器 または 同 等 の 伝 送 路 を 用 意 できない 場 合 の DIRD の<br />
望 ましい 性 能 基 準<br />
測 定 時 に 衛 星 中 継 器 または 同 等 の 伝 送 路 を 用 意 できない 場 合 の DIRD の 望 ましい 性 能 は 下 記 の 基<br />
準 を 満 足 することとする。<br />
項 目 性 能<br />
受 信 限 界 CN 比<br />
CN 比 10dB( 雑 音 帯 域 幅 28.9MHz 白 色 雑 音 のみ)の 条 件 におい<br />
て 受 信 劣 化 が 検 知 されないこと。<br />
妨 害 排 除 能 力<br />
8PSK、CN 比 16dB( 限 界 +6dB: 雑 音 帯 域 幅 28.9MHz)の 状 態 に<br />
おいて 下 記 を 満 足 すること。<br />
同 一 チャンネル*<br />
隣 接 チャンネル*<br />
隣 々 接 チャンネ*ル<br />
相 互 変 調<br />
スプリアス<br />
DU 比 12dB で 受 信 劣 化 が 検 知 されない。<br />
DU 比 8dB で 受 信 劣 化 が 検 知 されない。<br />
DU 比 -3dB で 受 信 劣 化 が 検 知 されない。<br />
DU 比 -3dB で 受 信 劣 化 が 検 知 されない。<br />
26MHz~7GHz の 範 囲 で DU 比 -3dB で 不 要 波 による 受 信 劣 化 が 検<br />
知 されない。<br />
第 2 局 発 イメージ DU 比 -3dB で 受 信 劣 化 が 検 知 されない。<br />
* 妨 害 波 は、 希 望 波 と 同 じシンボルレート・フィルター 特 性 のデジタル 変 調 波 とする。<br />
[ 妨 害 排 除 能 力 の 数 値 算 出 について]<br />
BS デジタル 放 送 波 及 び 同 等 の 性 質 をもった 妨 害 波 を 衛 星 中 継 器 に 通 した 場 合 と 通 さず 線 形 伝 送<br />
路 のみの 場 合 の 妨 害 排 除 能 力 に 与 える 影 響 を 考 察 する。<br />
(1) 衛 星 中 継 器 (もしくは 同 等 の 伝 送 路 )に 通 した 場 合<br />
デジタル 信 号 の 場 合 、 妨 害 波 が 与 える 影 響 は 同 じパワーの 白 色 雑 音 に 換 算 することができると<br />
考 えられる。<br />
衛 星 中 継 器<br />
信 号 発 生<br />
送 信<br />
ロールオフ<br />
IMUX<br />
フィルタ<br />
TWT<br />
増 幅<br />
OMUX<br />
フィルタ<br />
受 信<br />
ロールオフ<br />
パワー 計 算<br />
( 受 信 機 )<br />
ルート 配 分<br />
図 8-1 BS デジタル 放 送 波 の 伝 送 路 模 式 図<br />
-251-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
BS デジタル 放 送 の 放 送 波 は、 周 波 数 変 換 部 を 無 視 すれば、 図 8-1 のような 構 成 になる。 送 信 さ<br />
れた 信 号 は、 衛 星 中 継 器 に 入 り IMUX フィルタで 帯 域 を 制 限 された 後 、TWT で 増 幅 される。ここ<br />
は 飽 和 動 作 のため、 非 線 形 増 幅 となりスペクトルの 再 生 (リグロース)が 起 こる。TWT 通 過 後 、<br />
OMUX フィルタで 再 度 帯 域 制 限 される。 衛 星 中 継 器 の 出 力 スペクトル(シミュレーション)を 図<br />
8-2 に 示 す。<br />
相 対 パワー (dB)<br />
0<br />
-10<br />
-20<br />
-30<br />
-40<br />
-50<br />
希 望 波<br />
フィルター<br />
衛 星 中 継 器 の<br />
出 力 スペクトル<br />
隣 接 チャンネル<br />
フィルター<br />
隣 々 接 チャンネル<br />
フィルター<br />
-20 0 20 40 60<br />
周 波 数 (MHz)<br />
フィルター 特 性 (リニア)<br />
図 8-2 衛 星 中 継 器 を 通 った BS デジタル 放 送 波 と 受 信 ロールオフフィルター 特 性<br />
希 望 波 と 妨 害 波 のキャリアレベルが 等 しいとした 場 合 、 希 望 波 の 帯 域 内 に 入 ってくる 希 望 波 成 分<br />
と 妨 害 波 成 分 のパワー 比 (SN 比 )は、 図 8-1 に 示 す 各 位 置 のフィルターを 通 過 する 放 送 波 信 号 の<br />
パワーから 計 算 できる。この 場 合 、 同 一 チャンネル 妨 害 では 同 じフィルターを 同 じスペクトルが 通<br />
過 するので SN = 0dB である。 隣 接 チャンネル 妨 害 の 場 合 、 妨 害 波 は 同 じスペクトルの 信 号 が、 中<br />
心 周 波 数 がずれて(19.18MHz) 入 力 した 場 合 と 同 値 となり、SN = 4.54 dB となる。 隣 々 接 チャンネ<br />
ルの 場 合 は、さらに 中 心 周 波 数 がずれ(38.36MHz)、SN = 38 dB となる。<br />
実 際 の 測 定 で「 測 定 時 の CN」とした 場 合 、 白 色 雑 音 での 受 信 限 界 は 11dB と 仮 定 すると、<br />
・ 同 一 チャンネルの 場 合<br />
(CN11dB の 雑 音 )=(DU X dB 相 当 の 雑 音 )+(CN17dB の 雑 音 )<br />
であり、X=12.25dB となる。まるめて 13dB が 適 当 と 思 われる。<br />
・ 隣 接 チャンネルの 場 合<br />
( 隣 接 チャンネルの 基 準 )=( 同 一 チャンネルの 基 準 )-( 入 力 電 力 の 差 )<br />
7.71dB = 12.25dB - 4.54dB<br />
となる。この 場 合 も 数 字 をまるめて 8dB が 適 当 と 思 われる。<br />
・ 隣 々 接 チャンネルの 場 合<br />
隣 接 チャネルと 同 じ 設 定 法 では、-20dB を 越 えてしまい、あまり 現 実 的 でない。 隣 々 接 チャンネ<br />
-252-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
ルの 場 合 は、 他 衛 星 からの 妨 害 よりも、 同 一 衛 星 の 隣 のチャンネルからの 妨 害 の 意 味 が 強 いので、<br />
伝 送 路 内 の 周 波 数 特 性 の 許 容 値 から –3dB で 十 分 と 思 われる。<br />
この 考 え 方 を 元 にした 基 準 を 表 8-1 に 示 す。<br />
表 8-1 DIRD の 望 ましい 性 能<br />
項 目 性 能<br />
受 信 限 界 CN 比<br />
CN 比 11dB( 雑 音 帯 域 幅 28.9MHz 白 色 雑 音 のみ)の 条 件<br />
において 受 信 劣 化 が 検 知 されないこと。<br />
妨 害 排 除 能 力<br />
8PSK、CN 比 17dB( 限 界 +6dB: 雑 音 帯 域 幅 28.9MHz)の<br />
状 態 において 下 記 を 満 足 すること。<br />
なお、 測 定 に 用 いる 放 送 波 信 号 は、 希 望 波 ・ 妨 害 波 とも 衛 星<br />
中 継 器 と 同 等 の 伝 送 路 を 通 過 させた 信 号 とする。<br />
同 一 チャンネル<br />
隣 接 チャンネル<br />
隣 隣 接 チャンネル<br />
DU 比 13dB で 受 信 劣 化 が 検 知 されない。<br />
DU 比 8dB で 受 信 劣 化 が 検 知 されない。<br />
DU 比 -3dB で 受 信 劣 化 が 検 知 されない。<br />
(1) 衛 星 中 継 器 を 通 さない( 線 形 増 幅 )の 場 合<br />
衛 星 中 継 器 を 通 さない 場 合 は、 送 信 信 号 が 直 接 受 信 ロールオフフィルタに 入 力 されることにな<br />
る。したがって TWT での 非 線 形 増 幅 によるスペクトルのリグロースや、OMUX での 帯 域 制 限 は<br />
起 こらない。この 場 合 、 図 8-3 に 示 したように 信 号 のスペクトルは、 単 純 なロールオフ 特 性 とな<br />
る。<br />
希 望 波 と 妨 害 波 のキャリアレベルが 等 しいとした 場 合 、 希 望 波 の 帯 域 内 に 入 ってくる 希 望 波 成<br />
分 と 妨 害 波 成 分 のパワー 比 は、 同 一 チャンネル 妨 害 では SN = 0dB で 変 わらない。 隣 接 チャンネ<br />
ル 妨 害 の 場 合 、SN = 4.35 dB となる。 隣 々 接 チャンネルの 場 合 は、スペクトルとフィルター 特 性<br />
の 重 なりがほとんどなくなり、SN = 72 dB となる。<br />
-253-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
相 対 パワー (dB)<br />
0<br />
-10<br />
-20<br />
-30<br />
-40<br />
-50<br />
希 望 波<br />
フィルター<br />
衛 星 放 送 波<br />
( 非 線 形 なし)<br />
隣 接 チャンネル<br />
フィルター<br />
隣 々 接 チャンネル<br />
フィルター<br />
-20 0 20 40 60<br />
周 波 数 (MHz)<br />
フィルター 特 性 (リニア)<br />
図 8-3 線 形 増 幅 のみの BS デジタル 放 送 波 と 受 信 ロールオフフィルター 特 性<br />
実 際 の 測 定 で「 測 定 時 の CN」とした 場 合 、 白 色 雑 音 での 受 信 限 界 は、 衛 星 中 継 器 での 劣 化 を 受<br />
けないため 10dB で 受 信 可 能 と 仮 定 すると、<br />
・ 同 一 チャンネルの 場 合<br />
(CN10dB の 雑 音 )=(DU X dB 相 当 の 雑 音 )+(CN16dB の 雑 音 )<br />
であり、X=11.40dB となる。まるめて 12dB が 適 当 と 思 われる。<br />
・ 隣 接 チャンネルの 場 合<br />
( 隣 接 チャンネルの 基 準 )=( 同 一 チャンネルの 基 準 )-( 入 力 電 力 の 差 )<br />
7.05dB = 11.40dB - 4.35dB<br />
となる。この 場 合 も 数 字 をまるめて 8dB が 適 当 と 思 われる。<br />
・ 隣 々 接 チャンネルの 場 合<br />
この 場 合 は、 線 形 増 幅 では 測 定 が 不 可 能 と 考 えたほうがよい。したがって、この 項 目 はあっても<br />
意 味 がないと 思 われるが、アンテナから DIRD 内 の 復 調 部 分 までのレベル 管 理 によってはひずみが<br />
生 じる 可 能 性 もあるので、 非 線 形 伝 送 路 と 同 じ 基 準 を 暫 定 的 に 適 用 する。<br />
この 考 え 方 を 元 にした 基 準 を 表 8-2 に 示 す。<br />
-254-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
表 8-2 DIRD の 望 ましい 性 能<br />
項 目 性 能<br />
受 信 限 界 CN 比<br />
CN 比 10dB( 雑 音 帯 域 幅 28.9MHz 白 色 雑 音 のみ)の 条 件<br />
において 受 信 劣 化 が 検 知 されないこと。<br />
妨 害 排 除 能 力<br />
8PSK、CN 比 16dB( 限 界 +6dB: 雑 音 帯 域 幅 28.9MHz)の<br />
状 態 において 下 記 を 満 足 すること。<br />
同 一 チャンネル<br />
隣 接 チャンネル<br />
隣 々 接 チャンネル<br />
DU 比 12dB で 受 信 劣 化 が 検 知 されない。<br />
DU 比 8dB で 受 信 劣 化 が 検 知 されない。<br />
DU 比 -3dB で 受 信 劣 化 が 検 知 されない。<br />
-255-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
付 属 -9 双 方 向 通 信<br />
1 回 線 の 接 続 形 態 と 受 信 装 置 に 必 要 な 機 能 /プロトコル<br />
双 方 向 通 信 については、 受 信 装 置 と 回 線 の 接 続 形 態 により 受 信 装 置 に 接 続 される 機 器 、 及 びプロ<br />
トコル、 接 続 情 報 の 保 持 内 容 等 が 異 なる。このため、 双 方 向 通 信 に 利 用 されると 想 定 される 回 線 種<br />
別 と、 接 続 形 態 毎 に 解 説 する。<br />
1.1 PSTN 回 線<br />
1.1.1 接 続 形 態<br />
PSTN 回 線 については、 低 速 モデム 接 続 、 高 速 モデム 接 続 、 高 速 モデム 接 続 (TCP/IP)があり、<br />
それぞれの 接 続 形 態 を 図 9-1-1から 図 9-1-3に 示 す。<br />
PBX(※)<br />
DIRD<br />
低 速 モデム<br />
電 気 通 信 回 線<br />
PSTN ◎<br />
収 集 ネットワーク<br />
RJ-11<br />
※PBX が 有 る 場 合<br />
図 9-1-1 低 速 モデム 接 続<br />
PBX(※)<br />
DIRD<br />
高 速 モデム<br />
電 気 通 信 回 線<br />
PSTN ◎<br />
収 集 ネットワーク<br />
RJ-11<br />
※PBX が 有 る 場 合<br />
図 9-1-2 高 速 モデム 接 続<br />
PBX(※)<br />
DIRD<br />
高 速 モデム<br />
電 気 通 信 回 線<br />
PSTN ◎<br />
ISP<br />
RJ-11<br />
※PBX が 有 る 場 合<br />
図 9-1-3 高 速 モデム 接 続 (TCP/IP)<br />
-256-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
1.1.2 接 続 形 態 と 受 信 装 置 に 必 要 な 機 能 /プロトコル<br />
PSTN 回 線 についての 接 続 形 態 と 受 信 装 置 に 必 要 な 機 能 /プロトコルの 対 応 を 表 9-1-1 に 示 す。<br />
プロトコルは 接 続 するアクセスポイントに 対 応 したものを 選 択 する。<br />
表 9-1-1 PSTN 回 線 の 接 続 形 態 と 受 信 装 置 に 必 要 な 機 能 /プロトコル<br />
ISP 接 続 情<br />
報 の 保 持<br />
BML から 接 続<br />
先 電 話 番 号 の<br />
DIRD に 必 要 なプロトコル<br />
場 所 指 定<br />
低 速 モデム 接 続 - ○ X.28 一 部 準 拠<br />
無 手 順 (TTY 手 順 ),<br />
BASIC 系 手 順 ,<br />
BASIC 手 順 (JISX5002),<br />
HDLC 手 順<br />
(JISX5104,X5105,X5106),<br />
PPPinHDLC-likeFraming<br />
(RFC1662),<br />
HTTP1.0 サブセット<br />
高 速 モデム 接 続 - ○ X.28 一 部 準 拠<br />
無 手 順 (TTY 手 順 ),<br />
BASIC 系 手 順 ,<br />
BASIC 手 順 (JISX5002),<br />
HDLC 手 順<br />
(JISX5104,X5105,X5106),<br />
PPPinHDLC-likeFraming<br />
(RFC1662),<br />
HTTP1.0 サブセット<br />
高 速 モデム 接 続 DIRD ○ PPP<br />
(TCP/IP)<br />
IPCP<br />
PAP<br />
CHAP<br />
PPP IPCP Extensions<br />
for Name Server Address<br />
(RFC1877)<br />
-257-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
1.2 携 帯 電 話 (PDC/PDC-P)、PHS、IMT2000<br />
1.2.1 接 続 形 態<br />
携 帯 電 話 回 線 については、PDC・MODEM 接 続 、PHS・PTE 接 続 、PHS 接 続 、PDC 接 続 、PDC-P<br />
接 続 、IMT-2000 接 続 があり、それぞれの 接 続 形 態 を 図 9-2-1 から 図 9-2-6 に 示 す。<br />
DIRD<br />
ADP MS BS PDC MODEM PSTN<br />
MODEM<br />
図 9-2-1 PDC・MODEM 接 続<br />
収 集 ネットワーク<br />
DIRD<br />
ADP PS CS ISDN<br />
PTE<br />
PSTN<br />
MODEM<br />
図 9-2-2 PHS-PTE 接 続<br />
収 集 ネットワーク<br />
DIRD<br />
ADP PS CS ISDN 収 集 ネットワーク/ISP<br />
図 9-2-3 PHS 接 続<br />
DIRD<br />
ADP MS<br />
BS<br />
PDC<br />
専 用 線 等<br />
ISP<br />
図 9-2-4 PDC 接 続<br />
DIRD<br />
専 用 線 等<br />
ADP MS BS PDC-P ISP<br />
図 9-2-5 PDC-P 接 続<br />
-258-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
専 用 線 等<br />
DIRD<br />
ADP MS<br />
BS IMT-2000<br />
ISP<br />
図 9-2-6 IMT-2000 接 続<br />
●:アクセスポイント 等<br />
BS:Base Station 無 線 基 地 局<br />
CS:Cell Station PHS 基 地 局<br />
MS:Mobile Station モバイル 端 末<br />
PS:Personal Station PHS 端 末<br />
PTE:Protocol Transfer Equipment プロトコル 変 換 装 置<br />
ADP:AdaPter 携 帯 電 話 /PHS インターフェースアダプタ<br />
1.2.2 接 続 形 態 と 受 信 装 置 に 必 要 な 機 能 /プロトコル<br />
携 帯 電 話 回 線 についての 接 続 形 態 と 受 信 装 置 に 必 要 な 機 能 /プロトコルの 対 応 を 表 9-2-1 に 示 す。<br />
表 9-2-1 携 帯 電 話 回 線 の 接 続 形 態 と 受 信 装 置 に 必 要 な 機 能 /プロトコル<br />
PDC・MODEM 接 続<br />
PHS-PTE 接 続<br />
PHS 接 続<br />
ISP 接 続 情 報<br />
の 保 持 場 所<br />
BML から 接 続 先<br />
電 話 番 号 の 指 定<br />
DIRD+ADP に 必 要 なプロトコル<br />
DIRD ○ X.28 一 部 準 拠<br />
無 手 順 (TTY 手 順 ),<br />
BASIC 系 手 順 ,<br />
BASIC 手 順 (JISX5002),<br />
HDLC 手 順<br />
(JISX5104,X5105,X5106),<br />
PPPinHDLC-likeFraming<br />
(RFC1662),<br />
HTTP1.0 サブセット<br />
-259-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
PDC 接 続<br />
PDC-P 接 続<br />
PHS 接 続<br />
DIRD ○ PPP<br />
LCP Extension(RFC1570)<br />
IPCP<br />
PAP<br />
CHAP<br />
PPP IPCP EXTENSIONS<br />
for Name Server Address<br />
(RFC1877)<br />
IMT-2000 接 続 DIRD ○ PPP<br />
LCP Extension(RFC1570)<br />
IPCP(RFC1332)<br />
PAP(RFC1334)<br />
CHAP<br />
PPP IPCP Extensions<br />
for Name Server Address<br />
(RFC1877)<br />
-260-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
1.3 ISDN 回 線<br />
1.3.1 接 続 形 態<br />
ISDN 回 線 については、R 点 接 続 、S/T 点 接 続 、ダイヤルアップルータ 接 続 、TAアナログポート 接<br />
続 があり、それぞれの 接 続 形 態 を 図 9-3-1から 図 9-3-4に 示 す。<br />
DIRD R TA S/T DSU<br />
電 気 通 信 回 線<br />
ISDN ◎<br />
ISP<br />
RS-232C<br />
USB 等<br />
RJ-45<br />
RJ-11<br />
図 9-3-1 R 点 接 続<br />
電 気 通 信 回 線<br />
DIRD<br />
TA<br />
S/T<br />
DSU<br />
ISDN ◎<br />
ISP<br />
RJ-45<br />
RJ-11<br />
図 9-3-2 S/T 点 接 続<br />
電 気 通 信 回 線<br />
DIRD<br />
ダイヤルアップ<br />
ルータ<br />
Ethernet 等<br />
R<br />
RS-232C<br />
USB 等<br />
TA<br />
S/T<br />
RJ-45<br />
DSU<br />
RJ-11<br />
ISDN ◎<br />
ISP<br />
図 9-3-3 ダイヤルアップルータ 接 続<br />
DIRD R TA S/T DSU<br />
モデム<br />
電 気 通 信 回 線<br />
ISDN ◎<br />
ISP<br />
RJ-11<br />
RJ-45<br />
図 9-3-4 TA アナログポート 接 続<br />
RJ-11<br />
-261-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
1.3.2 接 続 形 態 と 受 信 装 置 に 必 要 な 機 能 /プロトコル<br />
ISDN 回 線 についての 接 続 形 態 と 受 信 装 置 に 必 要 な 機 能 /プロトコルの 対 応 を 表 9-3-1 に 示 す。<br />
表 9-3-1 ISDN 回 線 の 接 続 形 態 と 受 信 装 置 に 必 要 な 機 能 /プロトコル<br />
ISP 接 続 情<br />
報 の 保 持<br />
場 所<br />
BML から<br />
接 続 先 電<br />
話 番 号 の<br />
指 定<br />
常 時 接 続<br />
ISDN 対 応<br />
Dch<br />
パケット<br />
対 応<br />
(※)<br />
常 時 接 続<br />
AP 番 号 等<br />
保 持 場 所<br />
DIRD に 必 要<br />
な IP 取 得 関<br />
連 プロトコル<br />
R 点 接 続 DIRD ○ ○ ○ DIRD PPP<br />
IPCP<br />
PAP<br />
CHAP<br />
PPP IPCP<br />
EXTENSI<br />
ONS<br />
FOR<br />
NAME<br />
SERVER<br />
ADDRESS<br />
(RFC1877)<br />
S/T 点 接 続 DIRD ○ ○ ○ DIRD PPP<br />
IPCP<br />
PAP<br />
CHAP<br />
PPP IPCP<br />
EXTENSI<br />
ONS FOR<br />
NAME<br />
SERVER<br />
ADDRESS<br />
(RFC1877)<br />
ダイヤルアップ ダイヤルアップ × ○ × ダイヤルアップ IEEE802.2<br />
ルータ 接 続 ルータ<br />
ルータ IEEE802.3<br />
IEEE802.11<br />
ARP<br />
DHCP<br />
DIRD に 必 要 な<br />
呼 制 御 プロトコル<br />
X.25 パケットレ<br />
ベル(※)<br />
I.430,Q.921,<br />
Q931,X25 パ<br />
ケットレベル(※)<br />
-262-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
TA アナログ<br />
ポート 接 続<br />
DIRD ○ × × - PPP<br />
IPCP<br />
PAP<br />
CHAP<br />
PPP IPCP<br />
EXTENSI<br />
ONS<br />
FOR<br />
NAME<br />
SERVER<br />
ADDRESS<br />
(RFC1877)<br />
1.4 ADSL 回 線<br />
1.4.1 接 続 形 態<br />
ADSL 回 線 については、ADSLモデム 接 続 ( 電 話 回 線 と 共 用 )、ADSLモデム 接 続 ( 電 話 回 線 と 共<br />
用 しない)、ルータ 接 続 、アナログポート 接 続 があり、それぞれの 接 続 形 態 を 図 9-4-1から 図 9-4-4<br />
に 示 す。<br />
DIRD<br />
Ethernet 等<br />
ADSL<br />
モデム<br />
スプリッタ 電 気 通 信 回 線<br />
RJ-11<br />
常 時 接 続<br />
◎<br />
(※1)<br />
ISP<br />
図 9-4-1 ADSL モデム 接 続 ( 電 話 回 線 と 共 用 )<br />
DIRD<br />
Ethernet 等<br />
ADSL<br />
モデム<br />
電 気 通 信 回 線<br />
RJ-11<br />
常 時 接 続<br />
◎<br />
(※1)<br />
ISP<br />
図 9-4-2 ADSL モデム 接 続 ( 電 話 回 線 と 共 用 しない)<br />
DIRD<br />
Ethernet 等<br />
ルータ<br />
ADSL<br />
モデム<br />
電 気 通 信 回 線<br />
RJ-11<br />
常 時 接 続<br />
◎<br />
(※1)<br />
ISP<br />
図 9-4-3 ルータ 接 続<br />
-263-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
電 気 通 信 回 線<br />
DIRD<br />
モデム<br />
RJ-11<br />
ADSL<br />
モデム<br />
スプリッタ<br />
RJ-11<br />
PSTN ◎<br />
ISP<br />
図 9-4-4 アナログポート 接 続 ( 電 話 回 線 と 共 用 )<br />
(※1)「 常 時 接 続 サービス」を 使 用 せず、ISP 直 接 接 続 にて 常 時 接 続 する 形 態 もある。<br />
1.4.2 接 続 形 態 と 受 信 装 置 に 必 要 な 機 能 /プロトコル<br />
ADSL 回 線 についての 接 続 形 態 と 受 信 装 置 に 必 要 な 機 能 /プロトコルの 対 応 を 表 9-4-1 に 示 す。<br />
表 9-4-1 ADSL 回 線 の 接 続 形 態 と 受 信 装 置 に 必 要 な 機 能 /プロトコル<br />
ADSL モデム 接 続<br />
( 共 用 )<br />
ISP 接 続 情 報<br />
の 保 持 場 所<br />
BML から 接<br />
続 先 電 話 番 号<br />
の 指 定<br />
ADSL 対 応 DIRD に 必 要 な IP<br />
取 得 関 連 プロトコル<br />
DIRD × ○ IEEE802.2<br />
IEEE802.3<br />
ARP<br />
PPP<br />
PPPoE<br />
IPCP<br />
PAP<br />
CHAP<br />
PPP IPCP<br />
Extensions for<br />
Name Server<br />
Address<br />
(RFC1877)<br />
DHCP(※1)<br />
-264-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
ADSL モデム 接 続<br />
( 非 共 用 )<br />
DIRD × ○ IEEE802.2<br />
IEEE802.3<br />
ARP<br />
PPP<br />
PPPoE<br />
IPCP<br />
PAP<br />
CHAP<br />
PPP IPCP<br />
Extensions for<br />
Name Server<br />
Address<br />
(RFC1877)<br />
DHCP(※1)<br />
ルータ 接 続 ルータ × ○ IEEE802.2<br />
IEEE802.3,<br />
IEEE802.11<br />
ARP<br />
DHCP<br />
アナログポート 接 続 DIRD ○ × PPP<br />
IPCP<br />
PAP(RFC1334)<br />
CHAP(RFC199<br />
4)<br />
PPP IPCP<br />
Extensions<br />
for Name<br />
Server Address<br />
(RFC1877)<br />
(※1)DHCP を 使 用 する 場 合 、PPP/PPPoE/IPCP/PAP/CHAP /PPP IPCP Extensions for<br />
Name Server Address(RFC1877)は 使 用 しない。<br />
1.5 FTTH 回 線<br />
1.5.1 接 続 形 態<br />
FTTH 回 線 については、ONU 接 続 、ルータ 接 続 があり、それぞれの 接 続 形 態 を 図 9-5-1 から 図<br />
-265-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
9-5-2 に 示 す。<br />
DIRD<br />
ONU<br />
電 気 通 信 回 線<br />
常 時 接 続<br />
◎<br />
(※1)<br />
ISP<br />
Ethenet 等<br />
図 9-5-1 ONU 接 続<br />
DIRD<br />
ルータ<br />
ONU<br />
電 気 通 信 回 線<br />
常 時 接 続<br />
◎<br />
(※1)<br />
ISP<br />
Ethernet 等<br />
図 9-5-2 ルータ 接 続<br />
(※1)「 常 時 接 続 サービス」を 使 用 せず、ISP 直 接 接 続 にて 常 時 接 続 する 形 態 もある。<br />
1.5.2 接 続 形 態 と 受 信 装 置 に 必 要 な 機 能 /プロトコル<br />
FTTH 回 線 についての 接 続 形 態 と 受 信 装 置 に 必 要 な 機 能 /プロトコルの 対 応 を 表 9-5-1 に 示 す。<br />
表 9-5-1 FTTH 回 線 の 接 続 形 態 と 受 信 装 置 に 必 要 な 機 能 /プロトコル<br />
ISP 接 続 情 報<br />
の 保 持 場 所<br />
BML から 接<br />
続 先 電 話 番<br />
光 IP 接 続 対 応 DIRD に 必 要 な<br />
IP 取 得 関 連 プロトコル<br />
号 の 指 定<br />
ONU 接 続 DIRD × ○ IEEE802.2<br />
IEEE802.3<br />
ARP<br />
PPP<br />
PPPoE<br />
IPCP<br />
PAP<br />
CHAP<br />
PPP IPCP Extensions<br />
for Name Server<br />
Address<br />
(RFC1877)<br />
DHCP(※1)<br />
-266-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
ルータ 接 続 ルータ × ○ IEEE802.2<br />
IEEE802.3,<br />
IEEE802.11<br />
ARP<br />
DHCP<br />
(※1)DHCP を 使 用 する 場 合 、PPP/PPPoE/IPCP/PAP/CHAP /PPP IPCP Extensions for<br />
Name Server Address(RFC1877)は 使 用 しない。<br />
1.6 CATV 回 線<br />
1.6.1 接 続 形 態<br />
CATV 回 線 については、ケーブルモデム 接 続 、ルータ 接 続 があり、それぞれの 接 続 形 態 を 図 9-6-1<br />
から 図 9-6-2に 示 す。<br />
DIRD<br />
ケーブル<br />
モデム<br />
CATV 網 (ISP)<br />
Ethernet 等<br />
RF<br />
図 9-6-1 ケーブルモデム 接 続<br />
DIRD<br />
Ethernet 等<br />
ルータ<br />
ケーブル<br />
モデム<br />
RF<br />
CATV 網 (ISP)<br />
図 9-6-2 ルータ 接 続<br />
1.6.2 接 続 形 態 と 受 信 装 置 に 必 要 な 機 能 /プロトコル<br />
CATV 回 線 についての 接 続 形 態 と 受 信 装 置 に 必 要 な 機 能 /プロトコルの 対 応 を 表 9-6-1 に 示 す。<br />
表 9-6-1 CATV 回 線 の 接 続 形 態 と 受 信 装 置 に 必 要 な 機 能 /プロトコル<br />
ISP 接 続 情 報<br />
の 保 持 場 所<br />
BML から 接<br />
続 先 電 話 番<br />
号 の 指 定<br />
DIRD に 必 要 な<br />
IP 取 得 関 連 プロトコル<br />
-267-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
ケーブルモデム 接 続 DIRD × IEEE802.2<br />
IEEE802.3<br />
ARP<br />
DHCP<br />
PAP<br />
CHAP<br />
PPP IPCP Extensions<br />
for Name Server<br />
Address(RFC1877)<br />
ルータ 接 続 ルータ × IEEE802.2<br />
IEEE802.3,<br />
IEEE802.11<br />
ARP<br />
DHCP<br />
-268-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
2 双 方 向 接 続 用 情 報 要 素 の 値 に 関 する 補 足<br />
第 11 章 双 方 向 通 信 機 能 の 仕 様 は、11.5.7.1 視 聴 者 設 定 情 報 、11.5.7.2 通 信 関 連 情 報 及 び<br />
11.5.7.3 セキュリティ 通 信 関 連 情 報 で 規 定 する 情 報 要 素 において 値 を 規 定 しているが、 以 下 にその<br />
算 定 根 拠 及 び 補 足 説 明 を 行 う。<br />
2.1 視 聴 者 設 定 情 報<br />
2.1.1 共 通 情 報<br />
1 郵 便 番 号 ······················· 郵 便 番 号 を 示 す。ただし、ハイフンは 含 めない 形 式 とする。<br />
2 優 先 利 用 回 線 種 別 ·········· 回 線 種 別 が 複 数 実 装 された 場 合 に 優 先 指 定 された 回 線 種 別 を 表 すが、<br />
回 線 種 別 は 将 来 拡 張 されることを 考 慮 する 必 要 がある。<br />
3 通 信 事 業 者 識 別 ············· 現 在 の 通 信 事 業 者 識 別 の 最 大 長 は7 桁 (002YZN1N2)である。 必 須 電<br />
話 番 号 の 前 に 受 信 装 置 機 能 で 付 加 する 番 号 である。<br />
4 固 定 優 先 接 続 解 除 番 号 ···· ある 通 信 事 業 者 と 受 信 装 置 に 接 続 された 電 話 回 線 が 固 定 優 先 接 続 の 形<br />
態 となっている 場 合 、 当 該 通 信 事 業 者 以 外 の 通 信 事 業 者 を 利 用 する 場<br />
合 、 受 信 装 置 機 能 で 必 須 電 話 番 号 の 前 に 付 加 する 番 号 (”122”)である。<br />
5 発 信 者 番 号 通 知 番 号 ······· 予 め 通 信 事 業 者 に 発 信 者 番 号 を 常 時 通 知 する/ 常 時 通 知 しない、のど<br />
ちらかを 登 録 してある 場 合 、 値 を“ 付 加 しない”と 設 定 すると 登 録 状<br />
態 が 有 効 となる。 予 め 通 信 事 業 者 に 発 信 者 番 号 を 常 時 通 知 するという<br />
回 線 から 通 知 を 拒 否 する 場 合 、 呼 毎 に 受 信 装 置 機 能 で 必 須 電 話 番 号 の<br />
前 に”184”を 付 加 する 必 要 がある。また、 予 め 通 信 事 業 者 に 発 信 者 番 号<br />
を 常 時 通 知 しないという 回 線 から 通 知 する 場 合 、 呼 毎 に 受 信 装 置 機 能<br />
で 必 須 電 話 番 号 の 前 に”186”を 付 加 する 必 要 がある。<br />
6 外 線 捕 捉 番 号 ················ 受 信 装 置 が PBX 配 下 に 接 続 されている 場 合 、 外 線 を 捕 捉 するために<br />
付 加 する 番 号 。 受 信 装 置 が 接 続 される PBX の 仕 様 に 従 う。 値 につい<br />
ては 一 般 には 1 桁 であるが PBX の 設 定 によっては 複 数 桁 となるため 4<br />
桁 程 度 のサイズを 想 定 した。<br />
7ダイヤル 種 別 ················ 電 話 回 線 のダイヤル 種 別 を 表 す。トーン/パルス(10PPS/20PPS)の3 種<br />
類 である。<br />
2.1.2 TCP/IP 関 連 情 報<br />
2.1.2.1 ISP 接 続 情 報<br />
1ISP 名 ·························· ISP の 名 称 や 略 称 。アクセスポイント 情 報 などが 含 まれるケースがあ<br />
ることを 考 慮 する 必 要 がある。( e.g. ISP( 東 京 第 一 )) 値 については、<br />
カナ 等 を 含 めたサイズを 想 定 した。<br />
2AP 電 話 番 号 ·················· 郵 政 省 令 第 82 号 電 気 通 信 番 号 規 則 に 従 う 必 要 があることを 考 慮 する。<br />
-269-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
値 については BASIC 系 プロトコルによる 接 続 関 数 connect()の 引 数 に<br />
指 定 できる 文 字 列 が 30 桁 であることから 最 大 30 桁 と 想 定 した。<br />
3ユーザ ID ····················· 値 は ISP のサービス 形 態 に 依 存 することを 考 慮 する 必 要 がある。なお、<br />
ドメイン 名 を 付 加 した 形 式 もユーザ ID として 扱 う。( e.g.<br />
abcd@arib.or.jp) 常 時 接 続 サービスのユーザ ID の 限 界 文 字 列 長 は<br />
63byte 以 下 であるため 最 大 64 桁 の 文 字 列 を 想 定 した。<br />
4パスワード ··················· サイズは ISP のサービス 形 態 に 依 存 することを 考 慮 する 必 要 がある。<br />
値 はセキュリティ 上 の 長 さを 想 定 し、 最 大 32 桁 とした。<br />
5DNS サーバ IP アドレス(プライマリ)<br />
··················· RFC791(IPv4)に 規 定 された IP アドレス 空 間 (32bit)を 表 記 可 能 な 格 納<br />
領 域 を 考 慮 する 必 要 がある。<br />
6DNS サーバ IP アドレス(セカンダリ)<br />
··················· RFC791(IPv4) に 規 定 された IP アドレス 空 間 (32bit)を 表 記 可 能 な 格<br />
納 領 域 を 考 慮 する 必 要 がある。<br />
7 無 通 信 切 断 タイマ 値 ······· 一 定 時 間 パケット 送 受 信 がない 状 態 を 無 通 信 状 態 といい、その 継 続 時<br />
間 満 了 時 に 受 信 装 置 の 機 能 として PPP 切 断 や 回 線 切 断 を 行 なう。 無 通<br />
信 切 断 タイマ 値 は 無 通 信 継 続 時 間 満 了 時 間 を 表 す。 値 は 放 送 事 業 者 の<br />
放 送 時 間 や 視 聴 者 等 の 意 見 を 考 慮 するため、 運 用 規 定 とする。<br />
2.1.2.2 固 定 IP 接 続 情 報<br />
1IP アドレス··················· RFC791(IPv4) に 規 定 された IP アドレス 空 間 (32bit)を 表 記 可 能 な 格<br />
納 領 域 を 考 慮 する 必 要 がある。<br />
2サブネットマスク ·········· RFC950(subnet) に 規 定 されたサブネットアドレス(32bit)を 表 記 可 能<br />
な 格 納 領 域 を 考 慮 する 必 要 がある。<br />
3デフォルトゲートウエイアドレス<br />
··················· RFC791(IPv4) に 規 定 された IP アドレス 空 間 (32bit)を 表 記 可 能 な 格<br />
納 領 域 を 考 慮 する 必 要 がある。<br />
2.1.2.3 接 続 形 態 情 報<br />
1IP アドレス 取 得 指 定<br />
··················· Ethernet が 接 続 されている 場 合 、IP アドレス 取 得 のため 使 用 するプロ<br />
トコル 等 を 表 す。<br />
2.1.2.4 TCP/IP アプリケーション 設 定 情 報<br />
1SMTP サーバ 名 /アドレス<br />
-270-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
··········· (FQDN 表 記 )<br />
RFC1034/RFC1035(DNS)に 規 定 された DNS のドメイン 名 の 限 界 サイ<br />
ズを 考 慮 する 必 要 がある。 値 については 日 本 語 ドメイン 等 の 適 用 も 考 慮 し<br />
た 長 さを 想 定 した。<br />
···········(IP アドレス 表 記 )<br />
RFC791(IPv4) に 規 定 された IP アドレス 空 間 (32bit)を 表 記 可 能 な 格 納 領<br />
域 を 考 慮 する 必 要 がある。<br />
2POP サーバ 名 /アドレス<br />
··········· (FQDN 表 記 )<br />
RFC1034/RFC1035(DNS)に 規 定 されたドメイン 名 の 長 さの 制 限 を 考 慮<br />
する 必 要 がある。 値 については 日 本 語 ドメイン 等 の 適 用 も 考 慮 した 長 さを<br />
想 定 した。<br />
··········· (IP アドレス 表 記 )<br />
RFC791(IPv4) に 規 定 された IP アドレス 空 間 (32bit)を 表 記 可 能 な 格 納 領<br />
域 を 考 慮 する 必 要 がある。<br />
3メールアドレス ········ メールアドレスとは“ユーザ 名 @ドメイン 名 ”の 形 式 をとり、 値 は RFC821<br />
(SMTP)に 規 定 されたユーザ 名 とドメイン 名 の 長 さの 制 限 を 考 慮 した。<br />
4メールパスワード ····· ISP の 提 供 するメールサービス 認 証 用 のパスワード。 値 はメールサービス<br />
提 供 事 業 者 のサービス 形 態 に 依 存 することを 考 慮 する 必 要 がある。<br />
5HTTPProxy サーバ 名 /アドレス<br />
··········· (FQDN 表 記 )<br />
RFC1034/RFC1035(DNS)に 規 定 された DNS のドメイン 名 の 限 界 サイ<br />
ズを 考 慮 する 必 要 がある。 値 については 日 本 語 ドメイン 等 の 適 用 も 考 慮 し<br />
た 長 さを 想 定 した。<br />
··········· (IP アドレス 表 記 )<br />
RFC791(IPv4) に 規 定 された IP アドレス 空 間 (32bit)を 表 記 可 能 な 格 納 領<br />
域 を 考 慮 する 必 要 がある。<br />
6HTTPProxy サーバポート 番 号<br />
·············· RFC793(TCP)に 規 定 された 16bit のポート 番 号 を 格 納 できる 領 域 を 考 慮<br />
する 必 要 がある。<br />
7FTPProxy サーバ 名 /アドレス<br />
···········(FQDN 表 記 )<br />
RFC1034/RFC1035(DNS)に 規 定 された DNS のドメイン 名 の 限 界 サイ<br />
ズを 考 慮 する 必 要 がある。 値 については 日 本 語 ドメイン 等 の 適 用 も 考 慮 し<br />
た 長 さを 想 定 した。<br />
-271-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
··········· (IP アドレス 表 記 )<br />
RFC791(IPv4)の IP アドレス 空 間 (32bit)を 表 記 可 能 な 格 納 領 域 を 考 慮 す<br />
る 必 要 がある。<br />
8FTPProxy サーバポート 番 号<br />
·············· RFC793(TCP)に 規 定 された 16bit のポート 番 号 を 格 納 できる 領 域 を 考 慮<br />
する 必 要 がある。<br />
2.2 通 信 関 連 情 報<br />
1 回 線 種 別 ·················· 基 本 的 には 優 先 利 用 回 線 種 別 と 同 じ 種 類 の 回 線 が 設 定 されるが、 複 数 の 設<br />
定 が 行 われることがあり 得 る。また、 今 後 の 拡 張 性 について 考 慮 する 必 要<br />
がある。<br />
2 物 理 層 プロトコル ····· 本 情 報 要 素 は 複 数 設 定 が 行 なわれることがあり 得 る。また、 今 後 の 拡 張 性<br />
について 考 慮 する 必 要 がある。<br />
3データリンク・ 転 送 プロトコル<br />
·············· 本 情 報 要 素 は 複 数 設 定 が 行 なわれることがあり 得 る。また、 今 後 の 拡 張 性<br />
について 考 慮 する 必 要 がある。<br />
4セキュリティクラス<br />
·············· 本 情 報 要 素 は 複 数 設 定 を 行 なうことがあり 得 る。また、 今 後 の 拡 張 性 につ<br />
いて 考 慮 する 必 要 がある。<br />
2.3 セキュリティ 関 連 情 報<br />
1 実 装 セキュリティ ····· TLS に 記 述 される 実 装 アルゴリズムセットがあり、 複 数 指 定 があり 得 る。<br />
また、 今 後 の 拡 張 性 について 考 慮 する 必 要 がある。<br />
2ルート CA 証 明 書 ······ 受 信 装 置 が 使 用 する CA 局 の 発 行 する 証 明 書 が 経 路 のノード 数 に 従 いデー<br />
タ 量 が 可 変 となる。 最 大 ノード 数 の 決 定 によりデータ 長 の 確 定 が 可 能 。 格<br />
納 領 域 の 値 は 運 用 規 定 とする。<br />
-272-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
付 属 -10 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 の 受 信 装 置 の 性 能 について<br />
1 受 信 チューナー 部 の 特 性 について<br />
1.1 受 信 周 波 数 範 囲<br />
地 上 デジタルテレビジョン 放 送 が 導 入 される 周 波 数 帯 域 は、UHF 13 チャンネルから 62 チャン<br />
ネルの 範 囲 であることから、 当 該 周 波 数 が 受 信 できることが 必 要 である。<br />
表 10-1 中 心 周 波 数 (UHF 帯 )<br />
送 信 チャンネル<br />
UHF 13ch<br />
UHF 14ch<br />
UHF 15ch<br />
:<br />
:<br />
UHF 61ch<br />
UHF 62ch<br />
中 心 周 波 数<br />
473 + 1/7 MHz<br />
479 + 1/7 MHz<br />
485 + 1/7 MHz<br />
:<br />
:<br />
761 + 1/7 MHz<br />
767 + 1/7 MHz<br />
一 方 、 現 行 の 地 上 アナログ 放 送 の 受 信 形 態 は、 集 合 住 宅 共 聴 を 含 めると 共 同 受 信 が 全 世 帯 のほぼ<br />
半 数 を 占 めており、 共 同 受 信 の 比 率 は 年 々 増 加 の 傾 向 にある。<br />
これらケーブル 施 設 における 伝 送 帯 域 は、UHF 帯 まで 広 帯 域 化 されていないものも 多 く、UHF<br />
テレビジョン 放 送 は、VHF、MID 及 び SHB 等 の 空 きチャンネルにダウンコンバートして 伝 送 して<br />
いる。<br />
このため、 特 に 据 え 置 き 型 受 信 装 置 など、 共 同 受 信 が 想 定 される 地 上 デジタルテレビジョン 放 送<br />
用 受 信 装 置 の 受 信 チャンネル 範 囲 については、 表 10-2、 表 10-3 及 び 表 10-4 に 示 す 帯 域 にも 対 応 す<br />
ることが 望 ましい。<br />
しかしながら、アナログ 放 送 が 停 波 した 後 、2011 年 7 月 25 日 以 降 の VHF 帯 域 の 電 波 利 用 の 詳<br />
細 は 決 まっていないため、VHF 帯 域 へ 周 波 数 変 換 する 再 送 信 においては、VHF 帯 域 の 放 送 業 務 (テ<br />
レビジョン 放 送 を 除 く)や 移 動 業 務 ( 電 気 通 信 業 務 用 、 公 共 業 務 用 、 一 般 業 務 用 )に 使 用 される 電<br />
波 の 飛 び 込 み 妨 害 などが 将 来 起 こる 恐 れがあり、これらの 妨 害 に 対 する 配 慮 が 望 まれる。<br />
-273-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
表 10-2 中 心 周 波 数 (VHF 帯 )<br />
受 信 チャンネル<br />
中 心 周 波 数<br />
VHF 1 ch<br />
93 + 1/7 MHz<br />
VHF 2 ch<br />
99 + 1/7 MHz<br />
VHF 3 ch<br />
105 + 1/7 MHz<br />
VHF 4 ch<br />
173 + 1/7 MHz<br />
VHF 5 ch<br />
179 + 1/7 MHz<br />
VHF 6 ch<br />
185 + 1/7 MHz<br />
VHF 7 ch 191 + 1/7 MHz ( 注 1)<br />
VHF 8 ch 195 + 1/7 MHz ( 注 1)<br />
VHF 9 ch<br />
201 + 1/7 MHz<br />
VHF 10 ch<br />
207 + 1/7 MHz<br />
VHF 11 ch<br />
213 + 1/7 MHz<br />
VHF 12 ch<br />
219 + 1/7 MHz<br />
注 1: VHF7 チャンネルと VHF8 チャンネルは 2MHz 重 なっている<br />
表 10-3 中 心 周 波 数 (MID 帯 )<br />
受 信 チャンネル<br />
中 心 周 波 数<br />
C 13 ch<br />
111 + 1/7 MHz<br />
C 14 ch<br />
117 + 1/7 MHz<br />
C 15 ch<br />
123 + 1/7 MHz<br />
C 16 ch<br />
129 + 1/7 MHz<br />
C 17 ch<br />
135 + 1/7 MHz<br />
C 18 ch<br />
141 + 1/7 MHz<br />
C 19 ch<br />
147 + 1/7 MHz<br />
C 20 ch<br />
153 + 1/7 MHz<br />
C 21 ch 159 + 1/7 MHz ( 注 1)<br />
C 22 ch 167 + 1/7 MHz ( 注 1)<br />
注 1: C21 チャンネルと C22 チャンネルは 2MHz の 不 連 続 あり<br />
表 10-4 中 心 周 波 数 (SHB 帯 )<br />
受 信 チャンネル<br />
C 23 ch<br />
C 24 ch<br />
C 25 ch<br />
:<br />
:<br />
C 63 ch<br />
中 心 周 波 数<br />
225 + 1/7 MHz<br />
231 + 1/7 MHz<br />
237 + 1/7 MHz<br />
:<br />
:<br />
465 + 1/7 MHz<br />
-274-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
1.2 測 定 方 法<br />
入 力 レベル 及 び 妨 害 抑 圧 比 の 測 定 にあたっては、 下 記 の 測 定 方 法 を 用 いることとする。<br />
標 準 信 号<br />
発 生 器<br />
整 合<br />
回 路<br />
供 試<br />
受 信 機<br />
BER<br />
測 定 器<br />
電 力 計<br />
図 10-1 入 力 レベルの 測 定 系 統<br />
標 準 信 号 発 生 器<br />
( 希 望 波 )<br />
標 準 信 号 発 生 器<br />
( 妨 害 波 )<br />
結 合<br />
回 路<br />
整 合<br />
回 路<br />
電 力 計<br />
供 試<br />
受 信 機<br />
BER<br />
測 定 器<br />
図 10-2 妨 害 抑 圧 比 の 測 定 系 統<br />
・ デジタル 信 号 源 は、CN 比 40dB 以 上 確 保 された 標 準 信 号 発 生 器 を 用 いる。<br />
・ 妨 害 抑 圧 比 の 測 定 において、 同 一 チャンネル 混 信 については、 希 望 波 (デジタル)の CN<br />
比 は 35dB 以 上 確 保 可 能 な 入 力 レベルとする。<br />
隣 接 チャンネル 干 渉 では、 希 望 波 (デジタル)の 受 信 装 置 入 力 レベルは-65dBm とする。<br />
・ アナログ 信 号 源 は、 映 像 カラーバーとし、 音 声 はモノラル 1kHz、100% 変 調 とする。<br />
・ 信 号 源 の 帯 域 外 レベル( 当 該 6MHz 以 外 のレベル)は、-60dB 以 下 とする。<br />
なお、アナログ NTSC 信 号 の 帯 域 外 レベルは、 隣 接 チャンネル 干 渉 時 に 同 一 チャンネル 干<br />
渉 となることから、 映 像 尖 頭 値 のレベルに 比 べて-70dB 以 下 とする。<br />
・ 電 力 測 定 は、デジタル 信 号 の 場 合 OFDM 信 号 帯 域 幅 5.7MHz の 実 効 値 を 測 定 する。<br />
また、アナログ 信 号 の 場 合 同 期 尖 頭 値 電 力 を 測 定 する。<br />
・ OFDM の 伝 送 パラメータは、64QAM、 内 符 号 7/8 の 単 一 階 層 モードとする。<br />
・Mode、ガード 比 及 び 時 間 インターリーブについては、 代 表 値 として Mode 3、ガード 比 1/8、<br />
時 間 インターリーブなしとするが、すべての 組 み 合 わせで 満 足 すること。<br />
・ BER(ビット 誤 り 率 )は、 内 符 号 訂 正 後 、RS 訂 正 前 の 状 態 で、2×10 -4 となる 値 とする。<br />
-275-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
1.3 最 小 入 力 レベルについて<br />
平 成 11 年 度 電 気 通 信 技 術 審 議 会 置 局 技 術 委 員 会 の 答 申 において、 伝 送 パラメータとして、<br />
64QAM、 畳 み 込 み 符 号 7/8 を 使 用 した 場 合 の 所 要 CN 比 ( 内 符 号 訂 正 後 のビット 誤 り 率 が 2×10 -4<br />
となる CN 比 )は 22dB であることが 示 されている。<br />
測 定 方 法 の 図 10-1 に 示 す 系 統 によれば、 外 来 雑 音 は 無 視 できるため、 最 小 入 力 レベルは 下 記<br />
のとおりとなる。<br />
k: ボルツマン 定 数 (= 1.38×10 -23 )<br />
T: 測 定 温 度 (= 300 K)<br />
B: 雑 音 帯 域 幅 (= 5.7 MHz)<br />
NF:<br />
DCN:<br />
受 信 装 置 NF(dB)<br />
受 信 装 置 機 器 劣 化 (dB)<br />
とすると、<br />
最 小 入 力 レベル(dBm)<br />
CN(dB) 10log(kTB)<br />
NF(dB) D<br />
22 -136.271<br />
30(dBW dBm換 算 ) NF(dB) D<br />
-84.271<br />
NF(dB) D<br />
となる。<br />
ここで、 受 信 装 置 の NF と 機 器 劣 化 をあわせて 9.3dB を 想 定 した 場 合 、 最 小 入 力 レベルは<br />
-75dBm となる。ただし、 最 小 入 力 レベルが-75dBm という 数 値 は、 隣 接 チャンネル 妨 害 抑 圧 比<br />
の 規 定 から 要 求 される 混 変 調 特 性 との 両 立 性 などからも 厳 しく、 現 時 点 では 民 生 品 として 満 たす<br />
のは 厳 しいとの 意 見 があり 目 標 値 とした。そのため、 放 送 区 域 のフリンジエリアにおいては 必 要<br />
に 応 じて「 低 雑 音 ブースター」を 使 用 することにより、60dBμV/m の 電 界 強 度 での 受 信 を 可 能<br />
にすることとする。 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 の 放 送 開 始 時 には 目 標 値 を 満 たす 受 信 装 置 の<br />
実 用 化 が 期 待 される。<br />
CN<br />
(dB)<br />
CN<br />
(dB)<br />
CN<br />
(dB)<br />
参 考 として、 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 で 規 定 されているすべてのパラメータの 所 要 CN<br />
比 のシミュレーション 結 果 を 以 下 に 示 す。<br />
表 10-5 所 要 CN 比<br />
変 調 方 式<br />
畳 み 込 み 符 号 符 号 化 率<br />
1/2 2/3 3/4 5/6 7/8<br />
DQPSK 6.2 dB 7.7 dB 8.7 dB 9.6 dB 10.4 dB<br />
QPSK 4.9 dB 6.6 dB 7.5 dB 8.5 dB 9.1 dB<br />
16QAM 11.5 dB 13.5 dB 14.6 dB 15.6 dB 16.2 dB<br />
64QAM 16.5 dB 18.7 dB 20.1 dB 21.3 dB 22.0 dB<br />
-276-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
なお、 直 接 受 信 帯 域 外 (VHF、MID、SHB 帯 )においては、 有 線 テレビジョン 放 送 施 行 規 則<br />
で 受 信 者 端 子 ( 保 安 器 )での 搬 送 波 レベルが、47dBμV~81dBμV と 規 定 されていることから、<br />
宅 内 配 線 での 損 失 分 ( 約 5dB)を 考 慮 して、 最 小 入 力 レベルは–67dBm となる。 また、その 他 の<br />
技 術 基 準 については、 有 線 テレビジョン 放 送 法 施 行 規 則 第 26 条 の 標 準 デジタルテレビジョン 放<br />
送 方 式 に 関 する 規 定 を 参 照 する。なお、 前 記 の 規 定 については( 社 ) 日 本 CATV 技 術 協 会 発 行 の 標<br />
準 規 格 JCTEA <strong>STD</strong>-011 に 参 考 資 料 としてまとめられている。<br />
1.4 妨 害 波 抑 圧 レベルについて<br />
平 成 11 年 度 電 気 通 信 技 術 審 議 会 デジタル 放 送 システム 委 員 会 報 告 の 参 考 資 料 2 に 記 載 されて<br />
いる 干 渉 実 験 結 果 を 以 下 の 表 に 示 す。<br />
表 10-6 13セグメント 受 信 装 置 の 妨 害 波 抑 圧 レベル( 干 渉 実 験 結 果 )<br />
妨 害 波 項 目 干 渉 DU 比<br />
同 一 チャンネル<br />
25 dB 以 下<br />
アナログテレビジョン 下 隣 接 ( 妨 害 波 が 下 側 ) -33 dB 以 下 (スプリアスあり:-21 dB)<br />
上 隣 接 ( 妨 害 波 が 上 側 ) -35 dB 以 下 (スプリアスあり:-24 dB)<br />
同 一 チャンネル<br />
23 dB 以 下<br />
デジタルテレビジョン 下 隣 接 ( 妨 害 波 が 下 側 ) -26 dB 以 下<br />
上 隣 接 ( 妨 害 波 が 上 側 )<br />
-29 dB 以 下<br />
なお、スプリアスありの 場 合 は、 下 図 のとおり、 映 像 キャリアの 尖 頭 値 に 対 し、-60dB のレベ<br />
ルのスプリアスが、 隣 接 のデジタル 信 号 波 の 同 一 チャンネル 内 に 発 生 している 場 合 の 干 渉 DU 比<br />
を 示 している。<br />
20MHz<br />
-60dB<br />
スプリアス<br />
図 10-3 スプリアス 妨 害 時 のアナログスペクトルの 例<br />
-277-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
平 成 11 年 度 電 気 通 信 技 術 審 議 会 置 局 技 術 委 員 会 の 答 申 に 記 載 されている 混 信 保 護 比 は、 表 10-6<br />
の 干 渉 DU 比 を 基 本 としている。<br />
しかし、 具 体 的 な 置 局 検 討 においては、 周 波 数 事 情 が 厳 しいことから 特 にアナログ 放 送 波 から<br />
デジタル 放 送 波 への 干 渉 妨 害 について、10dB 緩 和 して 置 局 検 討 を 行 っていることから、 今 回 の<br />
受 信 装 置 における 干 渉 抑 圧 比 においても、 実 際 の 置 局 条 件 に 沿 った 規 格 とすることが 必 要 である。<br />
アナログ<br />
テレビジョン<br />
表 10-7 13セグメント 受 信 装 置 の 妨 害 波 抑 圧 レベル<br />
実 際 の<br />
妨 害 波 項 目 干 渉 実 験 DU 比 電 通 技 審 答 申<br />
干 渉 抑 圧 比<br />
置 局 条 件<br />
同 一 チャンネル 25 dB 30 dB 20 dB 18dB<br />
-33 dB<br />
下 隣 接<br />
(スプリアス 時 -21 dB -21 dB -33 dB<br />
( 妨 害 波 が 下 側 )<br />
-21 dB)<br />
デジタル<br />
テレビジョン<br />
上 隣 接<br />
( 妨 害 波 が 上 側 )<br />
-35 dB<br />
(スプリアス 時<br />
-24 dB)<br />
-24 dB -24 dB -35 dB<br />
同 一 チャンネル 23 dB 28 dB 28 dB 24 dB<br />
下 隣 接<br />
( 妨 害 波 が 下 側 )<br />
-26 dB -26 dB -26 dB -26 dB<br />
上 隣 接<br />
( 妨 害 波 が 上 側 )<br />
-29 dB -29 dB -29 dB -29 dB<br />
(1) アナログテレビジョンからの 同 一 チャンネル 干 渉 について<br />
アナログテレビジョンからの 同 一 チャンネル 干 渉 については、 干 渉 実 験 結 果 の DU 比 25dB を<br />
もとに、フリンジでの 受 信 環 境 を 考 慮 したマージンを 付 加 して 混 信 保 護 比 としては 30dB が 答 申<br />
されている。<br />
その 後 の 具 体 的 な 置 局 にあたっては、 受 信 装 置 における 誤 り 訂 正 手 法 の 改 善 等 により、シミュ<br />
レーション 上 10dB 程 度 の 改 善 が 可 能 であることを 考 慮 して、 混 信 保 護 比 としては 20dB まで 緩<br />
和 して 検 討 を 進 めている。<br />
受 信 装 置 としては、 具 体 的 な 置 局 環 境 において、 正 常 に 受 信 できることを 基 準 とし、エリア 内<br />
にて 20dB の 混 信 保 護 比 を 満 足 する 値 として 18dB とした。<br />
(2) デジタル 放 送 からの 同 一 チャンネル 干 渉 について<br />
デジタル 放 送 からの 干 渉 については、 干 渉 実 験 の 結 果 23dB が 達 成 できており、 混 信 保 護 比 と<br />
してはフリンジでも 正 常 に 受 信 できることを 考 慮 して 5dB の 劣 化 を 見 込 み、28dB とされている。<br />
ここでは、 干 渉 実 験 に 準 拠 した 値 を 基 準 とすべきであるが、 実 際 の 装 置 化 におけるマージンを<br />
考 慮 し、24dB とした。<br />
-278-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
2 DIRDの 仕 様 について<br />
DIRD の 仕 様 について、 置 局 上 から 課 題 となる 点 を 注 意 事 項 として 以 下 に 述 べる。<br />
現 在 の 置 局 においては、 周 波 数 有 効 利 用 の 観 点 から、SFN( 単 一 周 波 数 ネットワーク)を 用 い<br />
るケースが 想 定 されている。<br />
SFN の 場 合 、 置 局 間 距 離 とガードインターバルの 長 さにより、 混 信 妨 害 が 生 じるケースが 懸 念<br />
される。<br />
SFN による 混 信 妨 害 地 区 を 極 力 少 なくするために、チャンネル 検 討 の 際 には、FFT ウィンド<br />
ウが 適 切 な 位 置 に 設 定 されていることを 前 提 に 試 算 を 行 っていることから、コンシューマー 受 信<br />
装 置 においても、 受 信 環 境 に 応 じた FFT ウィンドウの 設 定 が 必 要 である。<br />
-279-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
付 属 -11 サーバー 型 放 送 サービス 毎 信 号 処 理<br />
「ARIB <strong>STD</strong>-B38」 第 2 章 でサーバー 型 放 送 でのコンテンツの 提 供 形 態 として、<br />
(1) コンテンツの 受 信 と 同 時 に 視 聴 されることのみを 前 提 としたサービス<br />
(2) コンテンツの 受 信 と 同 時 に 視 聴 されること、 及 び 蓄 積 後 に 視 聴 ・ 複 製 されることを 前 提 とし<br />
たサービス<br />
(3) コンテンツの 受 信 と 同 時 には 視 聴 できず、 蓄 積 後 に 初 めて 視 聴 ・ 複 製 ができることを 前 提 と<br />
したサービス<br />
の 3 種 類 を 想 定 している。<br />
上 記 (1)、(2)、(3)に 記 載 のサービス 毎 の 信 号 の 流 れを 図 11-1 から 図 11-3-2 に 示 す。<br />
TS<br />
CA<br />
デスクランブル<br />
限 定 受 信<br />
MPEG2<br />
DEMUX<br />
EPG、 基 本 データ<br />
デコーダ<br />
関 連 情 報 処 理<br />
図 11-1 (1)のサービスにおける 信 号 の 流 れ<br />
( 限 定 再 生 )<br />
TS CA ※1<br />
デスクランブル<br />
蓄 積 装 置<br />
限 定 再 生<br />
関 連 情 報 処 理<br />
※1 個 別 情 報 、 課 金 制 御 情 報 の 分 離 機 能 を 含 む<br />
図 11-2-1 (2)のサービスにおける 信 号 の 流 れ(データの 蓄 積 時 )<br />
蓄 積 装 置<br />
( 限 定 再 生 )<br />
※1<br />
CA<br />
デスクランブル<br />
限 定 再 生<br />
MPEG2<br />
DEMUX<br />
EPG、 基 本 データ<br />
デコーダ<br />
関 連 情 報 処 理<br />
図 11-2-2 (2)のサービスにおける 信 号 の 流 れ( 蓄 積 されたデータの 再 生 時 )<br />
-280-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
TS<br />
蓄 積 装 置<br />
( 限 定 再 生 )<br />
※1<br />
CA<br />
デスクランブル<br />
限 定 再 生<br />
関 連 情 報 処 理<br />
※1 個 別 情 報 、 課 金 制 御 情 報 の 分 離 機 能 を 含 む<br />
MPEG2 EPG、 基 本 データ<br />
DEMUX<br />
デコーダ<br />
カルーセル 処 理 を 伴 うデータ<br />
図 11-3-1 (3)のサービスにおける 信 号 の 流 れ(データの 蓄 積 時 )<br />
蓄 積 装 置<br />
( 限 定 再 生 )<br />
CA<br />
※1<br />
デスクランブル<br />
MPEG2<br />
DEMUX<br />
EPG、 基 本 データ<br />
デコーダ<br />
限 定 再 生<br />
関 連 情 報 処 理<br />
図 11-3-2 (3)のサービスにおける 信 号 の 流 れ( 蓄 積 されたデータの 再 生 時 )<br />
-281-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
< 余 白 ><br />
-282-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
付 録<br />
付 録 -1<br />
平 成 13 年 度<br />
情 報 通 信 審 議 会 答 申<br />
諮 問 第 2003 号<br />
「 大 容 量 蓄 積 機 能 を 活 用 するデジタル 放 送 方 式 に 関 する 技 術 的 条 件 」のうち<br />
「BSデジタル 放 送 用 受 信 機 等 が 対 応 可 能 な 権 利 保 護 方 式 の 技 術 的 条 件 」の 一 部 抜 粋<br />
平 成 14 年 3 月 13 日<br />
付 録 -2<br />
平 成 14 年 度<br />
情 報 通 信 審 議 会 答 申<br />
諮 問 第 2003 号<br />
「 大 容 量 蓄 積 機 能 を 活 用 するデジタル 放 送 方 式 に 関 する 技 術 的 条 件 」の 一 部 抜 粋<br />
平 成 14 年 9 月 30 日<br />
-283-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
< 余 白 ><br />
-284-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
付 録 -1<br />
本 付 録 -1は 平 成 14 年 3 月 13 日 に 答 申 された 下 記 答 申 の 一 部 を 抜 粋 し 掲 載 した。 必 要 に 応 じて、 原<br />
本 の 答 申 を 参 照 されたい。<br />
平 成 13 年 度<br />
情 報 通 信 審 議 会 答 申<br />
諮 問 第 2003 号<br />
「 大 容 量 蓄 積 機 能 を 活 用 するデジタル 放 送 方 式 に 関 する 技 術 的 条 件 」のうち<br />
「BSデジタル 放 送 用 受 信 機 等 が 対 応 可 能 な 権 利 保 護 方 式 の 技 術 的 条 件 」<br />
平 成 14 年 3 月 13 日<br />
-285-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
-286-
-287-<br />
ARIB <strong>STD</strong>-B21
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
-288-
-289-<br />
ARIB <strong>STD</strong>-B21
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
-290-
-291-<br />
ARIB <strong>STD</strong>-B21
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
-292-
-293-<br />
ARIB <strong>STD</strong>-B21
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
-294-
-295-<br />
ARIB <strong>STD</strong>-B21
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
-296-
-297-<br />
ARIB <strong>STD</strong>-B21
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
-298-
-299-<br />
ARIB <strong>STD</strong>-B21
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
-300-
-301-<br />
ARIB <strong>STD</strong>-B21
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
-302-
-303-<br />
ARIB <strong>STD</strong>-B21
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
-304-
-305-<br />
ARIB <strong>STD</strong>-B21
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
-306-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
付 録 -2<br />
本 付 録 -2は 平 成 14 年 9 月 30 日 に 答 申 された 下 記 答 申 の 一 部 を 抜 粋 し 掲 載 した。 必 要 に 応 じて、 原<br />
本 の 答 申 を 参 照 されたい。<br />
平 成 14 年 度<br />
情 報 通 信 審 議 会 答 申<br />
諮 問 第 2003 号<br />
「 大 容 量 蓄 積 機 能 を 活 用 するデジタル 放 送 方 式 に 関 する 技 術 的 条 件 」<br />
平 成 14 年 9 月 30 日<br />
-307-
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
-308-
-309-<br />
ARIB <strong>STD</strong>-B21
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
-310-
-311-<br />
ARIB <strong>STD</strong>-B21
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
-312-
-313-<br />
ARIB <strong>STD</strong>-B21
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
-314-
-315-<br />
ARIB <strong>STD</strong>-B21
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
-316-
-317-<br />
ARIB <strong>STD</strong>-B21
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
-318-
-319-<br />
ARIB <strong>STD</strong>-B21
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
-320-
-321-<br />
ARIB <strong>STD</strong>-B21
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
-322-
-323-<br />
ARIB <strong>STD</strong>-B21
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
5.5 版 改 定 履 歴 表<br />
ページ 節 番 号 等 改 定 内 容<br />
まえがき<br />
別 表 2<br />
特 許 出 願 人 発 明 の 名 称 出 願 番 号 等 備 考<br />
ソニー 株 式 会 社 ARIB <strong>STD</strong>-B21 5.4 版 について 包 括 確<br />
認 書 を 提 出 (*14)<br />
ARIB <strong>STD</strong>-B21 5.5 版 について 包 括 確<br />
認 書 を 提 出 (*15)<br />
(*15)ARIB <strong>STD</strong>-B21 5.5 版 の 改 定 部 分 について 有 効 ( 平 成 26 年 7 月 24 日 受 付 )<br />
12 章 全 般 本 書 → 本 標 準 規 格 文 言 変 更<br />
放 送 事 業 者 運 用 規 程 → 事 業 者 運 用 規 定 文 言 変 更<br />
2 1.3.1 1.3.1 準 拠 文 書<br />
・・・・・・・・・・<br />
(15)Rec. ITU-R Rec. BO.1213-1 「 Reference receiving earth station antenna<br />
pattern for the broadcasting-satellite service in the 11.7-12.75 GHz band」<br />
(16)Rec. ITU-R Rec. BT.419-3「Directivity and polarization discrimination of<br />
antennas in the reception of television broadcasting」<br />
(17)Rec. ITU-T Rec. H.222.0|ISO/IEC 13818-1:2006: Information technology -<br />
Generic coding of moving pictures and associated audio information: Systems<br />
(「MPEG-2 システム 規 格 」)<br />
(18)Rec. ITU-T Rec. H.262|ISO/IEC 13818-2:2000: Information technology --<br />
Generic coding of moving pictures and associated audio information: Video<br />
(「MPEG-2 Video 規 格 」)<br />
(19)Rec. ITU-T Rec. H.264|ISO/IEC 14496-10:2012: Advanced video coding for<br />
generic audiovisual services(「MPEG-4 AVC 規 格 」)<br />
・・・・・・・・・・<br />
131 12.1.2.2 文 章 追 加<br />
(3) 限 定 受 信 機 能 の 更 新<br />
受 信 装 置 内 の 限 定 受 信 機 能 の 機 能 更 新 及 び 追 加 を 行 う。なお、 限 定 受 信 機 能 の 機 能 更<br />
新 ・ 追 加 の 詳 細 については、ARIB <strong>STD</strong>-B61 第 二 編 で 規 定 される。<br />
131~132 12.2.1.1<br />
表 12-1<br />
表 12-1 ソフトウェアダウンロードトリガテーブルのデータ 構 造<br />
syntax のインデント 位 置 訂 正<br />
maker_id_flag を 1bit 追 加 、reserved を 3bit へ 変 更<br />
for(ji=0;ji
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
ページ 節 番 号 等 改 定 内 容<br />
上 位 8 ビット:0xF0~0xFE の 場 合 ( 限 定 受 信 機 能 の 更 新 等 領 域 )<br />
データ 構 造 ビット 数 ビット 列 表 記<br />
限 定 受 信 機 能 の 更 新 等 の 領 域 を 示 す 値 (0xF0 ~<br />
0xFE)<br />
限 定 受 信 機 能 のメーカーの 識 別 等 /reserved future<br />
8<br />
8<br />
uimsbf<br />
uimsbf<br />
use<br />
この 領 域 の 値 に 対 応 する 補 足 分 類 は CompatibilityDescriptor に 記 載 される。<br />
上 位 8 ビット:0xFF の 場 合 ( 全 受 信 機 共 通 データ 領 域 )<br />
データ 構 造 ビット 数 ビット 列 表 記<br />
全 受 信 機 共 通 データの 領 域 を 示 す 値 (0xFF)<br />
各 種 受 信 機 共 通 データ<br />
8<br />
8<br />
uimsbf<br />
uimsbf<br />
134 12.2.1.1 maker_id_flag 説 明 追 加<br />
134 12.2.1.1 文 章 追 加<br />
maker_id_flag:table_id_ext に 記 載 の 値 が 拡 張 maker_id 領 域 の 場 合 は 0 に、それ<br />
以 外 は 1 とする。<br />
descriptor(): 表 12-2 で 示 すダウンロードコンテンツ 記 述 子 、 表 12-3 で 示 すネット<br />
ワークダウンロードコンテンツ 記 述 子 及 び ARIB <strong>STD</strong>-B61 第 二 編 で 規 定 されるダウ<br />
ンロード 保 護 記 述 子 を 格 納 する。<br />
134 12.2.1.1<br />
表 12-2<br />
136~137 12.2.1.1<br />
表 12-3<br />
表 12-4<br />
138 12.2.1.2<br />
表 12-5<br />
表 12-2 ダウンロードコンテンツ 記 述 子 の 構 造<br />
syntax のインデント 位 置 訂 正<br />
for (ji=0; ji< module_info_length; ji++) { へ 訂 正<br />
for(i=0;i
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
ページ 節 番 号 等 改 定 内 容<br />
140 表 12-7 表 番 号 変 更 及 び 識 別 フィールド 内 容 追 加<br />
フィールド<br />
表 12-7 識 別 フィールド<br />
内 容<br />
specifierType *1 0xFF 0xFE 0xFD 0xFC 8<br />
specifierData() 0x819282 24<br />
model<br />
140 12.2.2.1 文 章 追 加<br />
(maker_id)に<br />
相 当<br />
(model_id)に<br />
相 当<br />
( 拡 張<br />
maker_id)に<br />
相 当<br />
限 定 受 信<br />
機 能 の 更<br />
新 に 相 当<br />
*2<br />
受 信 機 共<br />
通 データ<br />
( 拡 張<br />
用 )に 相<br />
当 *2<br />
version (group_id)に 割 り 当 て 4<br />
(version_id)に 相 当 12<br />
*1:specifierType の 値 は、ISO/IEC 13818-6 において reserved とされている。<br />
*2: 受 信 機 共 通 データ( 拡 張 用 )とは、table_id_ext の 上 位 8 ビットが 0xFF 以<br />
外 の 受 信 機 共 通 データ。 値 の 運 用 は 本 標 準 規 格 では 規 定 しない。<br />
specifierType が 0xFE の 場 合 において、model フィールドに 記 載 される 拡 張<br />
maker_id に 対 応 する model_id は、subDescriptor()の additionalInformation 領 域<br />
に 記 載 する。ただし、 記 載 の 構 造 等 については、 本 標 準 規 格 では 規 定 しない。<br />
specifierType が 0xFD の 場 合 、subDescriptor()の additionalInformation 領 域 に 補<br />
足 分 類 等 を 記 載 する。ただし、 記 載 の 構 造 等 については、 本 標 準 規 格 では 規 定 しない。<br />
ビ<br />
ッ<br />
ト<br />
数<br />
8<br />
8<br />
140 表 12-8 表 番 号 変 更<br />
表 12-85 DII( Download Info Indication Message )フォーマット<br />
142 表 12-9 表 番 号 変 更<br />
表 12-96 CDT シンタックス<br />
144 表 12-10 表 番 号 変 更<br />
表 12-107 ロゴ 伝 送 記 述 子 シンタックス<br />
144 表 12-11 表 番 号 変 更<br />
表 12-118 ロゴ 伝 送 タイプ<br />
146 12.3.1 文 章 追 加<br />
(ウ) 通 信 サーバ(ネットワーク)からのダウンロードコンテンツの 場 合<br />
・ 告 知 情 報 をもとに、(6)に 示 す 通 信 機 能 を 使 って 通 信 サーバから 送 られるダウンロ<br />
ードコンテンツを 受 信 し、 不 揮 発 性 メモリに 格 納 する 機 能 。<br />
・ 受 信 したダウンロードコンテンツの 内 容 の 正 当 性 、 適 合 性 を 評 価 し、 告 知 情 報 に<br />
基 づきダウンロードコンテンツを 不 揮 発 性 メモリに 格 納 する。<br />
・ダウンロードは、 告 知 情 報 に 基 づき、スケジュール 情 報 に 沿 ってダウンロードを<br />
行 う。 通 信 サーバからのダウンロードは、 視 聴 中 でもダウンロードすることは 可<br />
能 であるが、ダウンロードコンテンツの 受 信 によって 番 組 視 聴 などに 影 響 を 及 ぼ<br />
さないこと。<br />
(3)
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
ページ 節 番 号 等 改 定 内 容<br />
147 12.3.1 文 章 追 加<br />
(6) 通 信 機 能<br />
・ 通 信 サーバからのダウンロードに 対 応 する 場 合 は、11.4 に 示 すインタフェース 及<br />
び 11.5 に 示 す TCP/IP を 用 いた 通 信 機 能 を 有 すること。<br />
注 1) 改 版 後 のページ 及 び 項 目 等 を 示 す。<br />
2) “ ”の 部 分 は 削 除 した 部 分 を 示 す。<br />
3) アンダーラインの 個 所 は 追 加 した 部 分 を 示 す。<br />
4) 行 数 は 特 に 断 り 書 きのない 限 り、 項 目 等 の 中 の 第 何 行 目 か<br />
を 示 す。<br />
(4)
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
5.5 版 改 定 履 歴 表<br />
ページ 節 番 号 等 改 定 内 容<br />
付 属 -3 全 般<br />
本 規 格 → 本 標 準 規 格 文 言 変 更<br />
放 送 波 → 放 送 文 言 変 更<br />
行 なう → 行 う 送 り 仮 名 統 一<br />
189-191 1.2 1.2 規 格 の 背 景 と 概 要 ・ 特 徴<br />
全 面 改 定<br />
192 2.2 (1) 柔 軟 なソフトウェアダウンロードの 実 現<br />
・・さらに、 通 信 を 使 ったダウンロードにも 対 応 可 能 なものとなっている。 ( 文 章<br />
追 加 )<br />
(5) 他 メディアとの 共 通 性<br />
・・また、 通 信 を 使 ったダウンロードについては、IP(Internet Protocol)を 採 用 す<br />
るなど 共 通 性 に 配 慮 した。( 文 章 追 加 )<br />
(6) 国 際 標 準 性<br />
・・また、 通 信 を 使 ったダウンロードについては、IP(Internet Protocol)を 採 用 し<br />
た。( 文 章 追 加 )<br />
193 2.3 (3) サービスに 関 係 したデータの 更 新 (サービスに 必 要 なプログラムなど)CAS プログ<br />
ラムの 更 新 および 追 加<br />
(4) 将 来 的 に、 放 送 サービスと 同 期 して 受 信 装 置 内 で 動 作 するプログラム 等 を、 受 信<br />
装 置 ソフトウェアとして 更 新 ・ 追 加 する。<br />
194 2.3 また、 本 規 格 では、ソフトウェアダウンロードは 放 送 波 を 前 提 としている。 但 し、<br />
携 帯 受 信 装 置 などに 向 けて SDTT を 用 いて 必 要 な 情 報 を 伝 送 し、 通 信 回 線 からダウン<br />
ロードコンテンツを 取 得 する 事 も 想 定 される。なお、 受 信 装 置 メーカーによる 受 信 ソ<br />
フトウェア 更 新 においての 独 自 の 通 信 回 線 の 利 用 は、 受 信 装 置 メーカーのマターであ<br />
り、この 規 格 範 囲 には 含 めない。<br />
195 3.1.2 ●スケジュール 情 報<br />
いつ( 日 時 及 び 放 送 時 間 )、どこ(オリジナルネットワーク id、トランスポートス<br />
トリーム id、サービス id、カルーセルの download_id、 通 信 サーバのアドレス 等<br />
ネットワークの URL)でダウンロード 放 送 されるかを 与 える 情 報 。<br />
196 表 3-3-1 (1) 放 送 による 受 信 装 置 ソフトウェアの 更 新 の 場 合<br />
表 3-3-1 受 信 装 置 ソフトウェア 更 新 の 場 合 の Compatibility Descriptor の 内 容<br />
フィールド 値 ビット<br />
備 考<br />
数<br />
descriptorType 0x01“hardware” 8 0x01 “hardware”(DSM-CC 規<br />
定 による)<br />
specifierData() 0x819282ARIB 24 0x819282<br />
model<br />
maker_id<br />
model_id<br />
8<br />
8<br />
メーカーを 識 別 するための 値<br />
受 信 装 置 モデルを 識 別 するため<br />
の 値<br />
Version<br />
group_id<br />
version_id<br />
4<br />
12<br />
ダウンロードをグループ 化 する<br />
ための 値<br />
システムバージョンの 値<br />
197 表 3-3-2<br />
タイトル<br />
表 3-3-2 放 送 による 受 信 装 置 ソフトウェア 更 新 の 場 合 の 記 述<br />
(5)
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
ページ 節 番 号 等 改 定 内 容<br />
198 表 3-3-3 表 3-3-3 共 通 データ 更 新 の 場 合 の 記 述 子<br />
フィールド 値 ビッ<br />
備 考<br />
ト 数<br />
descriptorType 0x01“hardware” 8 0x01“hardware”(DSM-CC 規 定 に<br />
よる)<br />
specifierData() 0x819282ARIB 24 0x819282<br />
model 16 = 0xfffe (BS 共 通 データ 4 である<br />
ことを 示 す)<br />
= 0xfffc (BS/ 広 帯 域 CS 共 通 デー<br />
タ 5 であることを 示 す)<br />
= 0xfffa ( 地 上 デジタルテレビジ<br />
ョン 放 送 用 共 通 データ(ジャンルコ<br />
ード、 予 約 語 、 番 組 特 性 )であるこ<br />
とを 示 す)<br />
= 0xfff8 ( 地 上 デジタルテレビジ<br />
ョン 放 送 用 共 通 データ( 周 波 数 リス<br />
ト・ 変 更 情 報 )であることを 示 す)<br />
version<br />
group_id<br />
version_id<br />
4<br />
12<br />
ダウンロードをグループ 化 するた<br />
めの 値<br />
更 新 対 象 となる 共 通 データのバー<br />
ジョン 値<br />
200 表 3-3-5 表 3-3-5 選 択 的 ダウンロードの 場 合 の 記 述 子<br />
フィールド 値 ビット<br />
備 考<br />
数<br />
descriptorType 0x01“hardware” 8 0x01“hardware”(DSM-CC 規 定<br />
による)<br />
specifierData() 0x819282ARIB 24 0x819282<br />
model<br />
maker_id<br />
model_id<br />
8<br />
8<br />
メーカーを 識 別 するための 値<br />
受 信 装 置 モデルを 識 別 するため<br />
の 値<br />
version<br />
group_id<br />
version_id<br />
4<br />
12<br />
ダウンロードをグループ 化 する<br />
ための 値<br />
システムバージョンの 値<br />
205 5.1.1.1 ここでは、ダウンロード 伝 送 路 が 放 送 である 場 合 のソフトウェアダウンロードにお<br />
ける 受 信 装 置 の 動 作 シナリオ 例 について 解 説 する。<br />
208 5.1.1.5 ダウンロード 伝 送 路 が 放 送 である 場 合 のソフトウェアダウンロードによる 受 信 装 置 の<br />
動 作 シナリオ 例 を、 図 3-5-1 に 示 す。<br />
211~212 5.1.4 通 信 ネットワークからのダウンロードに 関 するガイドライン<br />
全 面 追 加<br />
(6)
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
ページ 節 番 号 等 改 定 内 容<br />
212 5.2.1<br />
(1) エンジニアリングサービス(データカルーセル 形 式 )<br />
多 くの 受 信 装 置 は 同 時 には 単 一 トランスポートストリームしか 受 信 できないため、<br />
映 像 や 音 声 の 視 聴 と 同 時 に 受 信 装 置 内 情 報 更 新 サービスを 行 う 事 を 考 慮 する 場 合 は、<br />
通 信 ネットワークからのダウンロード、またはすべてのトランスポートストリームに<br />
おいて 同 じダウンロードデータを 放 送 する 受 信 装 置 内 情 報 更 新 サービスを 行 う 事 が<br />
望 ましい。<br />
223 A.6 A.6 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 での 周 波 数 リスト・ 変 更 情 報<br />
地 上 デジタルテレビジョン 放 送 では、アナログ 放 送 終 了 時 点 でデジタル 放 送 で 使 用 し<br />
ている<br />
注 1) 改 版 後 のページ 及 び 項 目 等 を 示 す。<br />
2) “ ”の 部 分 は 削 除 した 部 分 を 示 す。<br />
3) アンダーラインの 個 所 は 追 加 した 部 分 を 示 す。<br />
4) 行 数 は 特 に 断 り 書 きのない 限 り、 項 目 等 の 中 の 第 何 行 目 か<br />
を 示 す。<br />
(7)
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
5.4 版 改 定 履 歴 表<br />
ページ 節 番 号 等 改 定 内 容<br />
まえがき<br />
別 表 2<br />
特 許 出 願 人 発 明 の 名 称 出 願 番 号 等 備 考<br />
ソニー 株 式 会 社 ARIB <strong>STD</strong>-B21 5.4 版 について 包 括 確<br />
認 書 を 提 出 (*14)<br />
(*14)ARIB <strong>STD</strong>-B21 5.4 版 の 改 定 部 分 について 有 効 ( 平 成 26 年 3 月 11 日 受 付 )<br />
123 11.5.4 11.5.4 通 信 セキュリティ 機 能<br />
(1) 双 方 向 通 信 時 のセキュリティ 通 信 として、TLS1.0(RFC2246)を 用 いることが<br />
望 ましい。<br />
(2) 認 証 局 (CA 局 )の 発 行 する 公 開 鍵 を 保 持 する。<br />
(3) TLS1.0 で 必 要 となる「ルート CA 証 明 書 」を 保 持 する。<br />
(4) 「ルート CA 証 明 書 」を 更 新 する 手 段 を 有 すること。<br />
(5) TLS1.0 で 用 いるアルゴリズムセットは 運 用 規 定 とする。<br />
127 11.5.7.2 11.5.7.2 通 信 関 連 情 報<br />
表 11-18 通 信 関 連 情 報<br />
情 報 要 素 設 定 主 体 内 容 値<br />
回 線 種 別 DIRD DIRD に 接 続 可 能 な 回<br />
線 種 別<br />
-PSTN<br />
-ISDN<br />
-PHS<br />
[PIAFS2.0/PIAFS2.1]<br />
- 携 帯 電 話<br />
[PDC/CDMACelluarS<br />
ystem/DS-CDMA/MC<br />
-CDMA]<br />
-Ethernet<br />
物 理 層 プロトコル DIRD DIRD に 実 装 された 物<br />
理 層 プロトコル 種 別<br />
データリンク・ 転 送 プロトコ<br />
ル<br />
DIRD<br />
DIRD に 実 装 されたデ<br />
ータリンク・ 転 送 プロ<br />
トコル 種 別<br />
セキュリティクラス DIRD DIRD に 実 装 されたセ<br />
キュリティクラス<br />
127 11.5.7.3 11.5.7.3 セキュリティ 通 信 関 連 情 報<br />
表 11-19 セキュリティ 通 信 関 連 情 報<br />
-V.22bis/V.34 以 上<br />
-PDC<br />
-CDMACellarSystem<br />
-PDC-P<br />
-PIAFS32k<br />
-PIAFS64k<br />
-DS-CDMA<br />
-MC-CDMA<br />
-Ethernet<br />
-PPP<br />
-BASIC 系<br />
-PPPoE<br />
-IEEE802.3<br />
-IEEE802.11<br />
-セキュリティなし<br />
-CAS<br />
-TLS1.0<br />
(8)
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
ページ 節 番 号 等 改 定 内 容<br />
情 報 要 素 設 定 主 体 内 容 値<br />
実 装 セキュリティ DIRD DIRD に 実 装 されたセ<br />
キュリティ 種 別<br />
運 用 規 定 にて 以 下 のア<br />
ルゴリズムセットの 中 か<br />
ら 選 択 される。<br />
- TLS_NULL_WITH_N<br />
ULL_NULL<br />
- TLS_RSA_WITH_NU<br />
LL_MD5<br />
- TLS_RSA_WITH_NU<br />
LL_SHA<br />
- TLS_RSA_EXPORT_<br />
WITH_RC4_128_MD5<br />
- TLS_RSA_WITH_RC<br />
4_128_MD5<br />
- ・・・<br />
- TLS_DH_anon_WIT<br />
H_3DES_EDE_CBC_<br />
SHA<br />
267 付 属 -9 2.3 セキュリティ 関 連 情 報<br />
1 実 装 セキュリティ ·········· TLS1.0 に 記 述 される 実 装 アルゴリズムセット(28 通 り)<br />
があり、 複 数 指 定 があり 得 る。また、 今 後 の 拡 張 性 につい<br />
て 考 慮 する 必 要 がある。<br />
注 1) 改 版 後 のページ 及 び 項 目 等 を 示 す。<br />
2) “ ”の 部 分 は 削 除 した 部 分 を 示 す。<br />
3) アンダーラインの 個 所 は 追 加 した 部 分 を 示 す。<br />
4) 行 数 は 特 に 断 り 書 きのない 限 り、 項 目 等 の 中 の 第 何 行 目 か<br />
を 示 す。<br />
(9)
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
5.3 版 改 定 履 歴 表<br />
ページ 節 番 号 等 改 定 内 容<br />
1 1.2 本 標 準 規 格 は、11.7GHz を 越 え~12.2GHz 以 下 の 周 波 数 帯 の 電 波 を 使<br />
用 する 放 送 衛 星 基 幹 放 送 局 がを 用 いて 行 なう 標 準 テレビジョン 放 送 、<br />
高 精 細 度 テレビジョン 放 送 、 超 短 波 放 送 及 びデータ 放 送 のうちデジタ<br />
ル 放 送 ( 以 下 「BS デジタル 放 送 」という。)、12.2GHz を 越 え~12.75GHz<br />
の 放 送 以 下 の 周 波 数 の 電 波 を 使 用 する 衛 星 基 幹 放 送 局 がを 用 いて 行 な<br />
う 帯 域 幅 34.5MHz の 標 準 テレビジョン 放 送 、 高 精 細 度 テレビジョン 放<br />
送 、 超 短 波 放 送 及 びデータ 放 送 ( 以 下 「 広 帯 域 CS デジタル 放 送 」と<br />
いう。) 及 び 地 上 基 幹 放 送 局 のを 用 いて 行 なう 標 準 テレビジョン 放 送 の<br />
うちデジタル 放 送 及 び 高 精 細 度 テレビジョン 放 送 ( 以 下 「 地 上 デジタ<br />
ルテレビジョン 放 送 」という。)の 受 信 装 置 に 適 用 する。<br />
1 1.3<br />
1.3 参 照 関 連 文 書<br />
1.3.1 準 拠 文 書<br />
(1) ARIB <strong>STD</strong>-B10「デジタル 放 送 に 使 用 する 番 組 配 列 情 報 」 標 準 規<br />
格<br />
(2) ARIB <strong>STD</strong>-B20「 衛 星 デジタル 放 送 の 伝 送 方 式 」 標 準 規 格<br />
(3) ARIB <strong>STD</strong>-B24「デジタル 放 送 におけるデータ 放 送 符 号 化 方 式 と<br />
伝 送 方 式 」 標 準 規 格<br />
(4) ARIB <strong>STD</strong>-B25「デジタル 放 送 におけるアクセス 制 御 方 式 」 標 準<br />
規 格<br />
(5) ARIB <strong>STD</strong>-B31「 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 の 伝 送 方 式 」 標<br />
準 規 格<br />
(6) ARIB <strong>STD</strong>-B32「デジタル 放 送 における 映 像 符 号 化 、 音 声 符 号 化<br />
及 び 多 重 化 方 式 」 標 準 規 格<br />
(7) ARIB <strong>STD</strong>-B38「サーバー 型 放 送 における 符 号 化 、 伝 送 及 び 蓄 積<br />
制 御 方 式 」 標 準 規 格<br />
(8) ARIB(RCR) <strong>STD</strong>-33「 小 電 力 データ 通 信 システム/ワイヤレスL<br />
ANシステム」 標 準 規 格<br />
(9) ARIB <strong>STD</strong>-T66「 第 二 世 代 小 電 力 データ 通 信 システム/ワイヤレス<br />
LAN システム」 標 準 規 格<br />
(10) ARIB <strong>STD</strong>-T71「 広 帯 域 移 動 アクセスシステム(CSMA)」 標 準 規<br />
格<br />
(11) JEITA 規 格 :CP-4120「デジタルチューナとテレビジョン 受 信<br />
機 の D 端 子 接 続 」<br />
Interface between Digital Tuner and Television Receiver using<br />
D-Connector<br />
(12) JEITA 規 格 :RC-5237「デジタル 放 送 映 像 信 号 用 (Y,PB,PR) 接<br />
続 用 D 端 子 コネクタ」<br />
D-Connector for Digital Broadcasting Component Video Signal<br />
(Y,PB,PR) connection<br />
(13) JEITA 規 格 :CP-6101 「デジタルモニタインタフェース<br />
GVIF(Gigabit Video Interface)」<br />
(14) 昭 和 60 年 郵 政 省 告 示 第 399 号 「 端 末 等 設 備 規 則 」<br />
(15) ITU-R Rec. BO.1213-1「Reference receiving earth station<br />
antenna pattern for the broadcasting-satellite service in the<br />
11.7-12.75 GHz band」<br />
(10)
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
ページ 節 番 号 等 改 定 内 容<br />
(16) ITU-R Rec. BT.419-3 「 Directivity and polarization<br />
discrimination of antennas in the reception of television<br />
broadcasting」<br />
(17) ITU-T Rec. H.222.0|ISO/IEC 13818-1:2006: Information<br />
technology - Generic coding of moving pictures and associated<br />
audio information: Systems(「MPEG-2 システム 規 格 」)<br />
(18) ITU-T Rec. H.262|ISO/IEC 13818-2:2000: Information<br />
technology -- Generic coding of moving pictures and associated<br />
audio information: Video (「MPEG-2 Video 規 格 」)<br />
(19) ITU-T Rec. H.264|ISO/IEC 14496-10:2012: Advanced video<br />
coding for generic audiovisual services(「MPEG-4 AVC 規 格 」)<br />
(20) ISO/IEC 13818-7:2006 Information technology -- Generic<br />
coding of moving pictures and associated audio information --<br />
Part 7: Advanced Audio Coding (AAC)<br />
(21) ISO/IEC 13818-7:2006/Cor.1:2009 Information technology --<br />
Generic coding of moving pictures and associated audio<br />
information -- Part 7: Advanced Audio Coding (AAC),<br />
TECHNICAL CORRIGENDUM 1((13)と 合 わせて、「MPEG-2<br />
AAC 規 格 」)<br />
(22) ISO/IEC 13818-3:1998 Information technology -- Generic<br />
coding of moving pictures and associated audio information:<br />
Audio(「MPEG-2 BC 規 格 」)<br />
(23) ISO/IEC 14496-3:2009 Information technology -- Coding of<br />
audio-visual objects -- Part 3: Audio<br />
(24) ISO/IEC 13818-1:2007/AMD 1:2007 Transport of MPEG-4<br />
streaming text and MPEG-4 lossless audio over MPEG-2<br />
systems<br />
(25) ISO/IEC 23003-1:2007 Information technology -- MPEG<br />
audio technologies – Part 1: MPEG Surround<br />
(26) IEC 61937-6 (2006-01) Digital audio – Interface for<br />
non-linear PCM encoded audio bitstreams applying IEC 60958<br />
– Part 6: Non-linear PCM bitstreams according to the MPEG-2<br />
AAC and MPEG-4 AAC audio formats<br />
(27) IEC 61883-1:Consumer audio/video equipment - Digital<br />
interface -<br />
Part1:General、Part4:MPEG2-TS data transmission<br />
(28) HDMI Licensing LLC:High-Definition Multimedia Interface<br />
Specification<br />
(29) DDWG(Digital Display Working Group):Digital Visual<br />
(11)
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
ページ 節 番 号 等 改 定 内 容<br />
Interface(DVI 端 子 )<br />
(30) Bluetooth SIG 規 格 :Advanced Audio Distribution Profile<br />
(A2DP)<br />
(31) IEEE Std 1394-1995「IEEE Standard for a High Performance<br />
Serial Bus」<br />
(32) DLNA Networked Device Interoperability Guidelines<br />
expanded: October 2006(DLNA ガイドライン)、Volume 1:<br />
Architectures and Protocols、Volume 2: Media Format Profiles<br />
1.3.2 関 連 文 書<br />
(1) 電 気 通 信 技 術 審 議 会 諮 問 第 74 号 答 申<br />
総 務 省 令 「 標 準 テレビジョン 放 送 等 のうちデジタル 放 送 に 関 す<br />
る 送 信 の 標 準 方 式 ( 平 成 23 年 総 務 省 令 第 87 号 )」( 以 下 「 省 令 」)<br />
(2) 電 気 通 信 技 術 審 議 会 諮 問 第 98 号 答 申<br />
総 務 省 告 示 「 関 連 情 報 のうち 総 務 大 臣 が 別 に 告 示 する 情 報 を 定<br />
める 件 」( 平 成 23 年 第 298 号 )<br />
(3) ARIB <strong>STD</strong>-B1「CS デジタル 放 送 用 受 信 装 置 」 標 準 規 格 ( 望 ま<br />
しい 仕 様 )<br />
総 務 省 告 示 「 関 連 情 報 の 構 成 及 び 送 出 手 順 、PES パケット、セ<br />
クション 形 式 、TS パケット、IP パケット 及 び TLV パケット<br />
の 送 出 手 順 、 伝 送 制 御 信 号 及 び 識 別 子 の 構 成 並 びに 緊 急 情 報 記<br />
述 子 の 構 成 を 定 める 件 」( 平 成 23 年 第 299 号 )( 一 部 改 正 : 平 成<br />
24 年 総 務 省 告 示 第 298 号 )<br />
(4) ARIB <strong>STD</strong>-B10「デジタル 放 送 に 使 用 する 番 組 配 列 情 報 」 標 準<br />
規 格 総 務 省 告 示 「 送 出 手 順 並 びに 音 声 信 号 のうち PES パケット<br />
によるものの 圧 縮 手 順 及 び 送 出 手 順 を 定 める 件 」( 平 成 23 年 第<br />
300 号 )<br />
(5) ARIB <strong>STD</strong>-B16「CS デジタル 放 送 用 標 準 共 用 受 信 機 」 標 準 規<br />
格<br />
総 務 省 告 示 「 映 像 信 号 のうちセクション 形 式 によるもの 及 び 音<br />
声 信 号 のうちセクション 形 式 によるものの 送 出 手 順 を 定 める<br />
件 」( 平 成 23 年 第 301 号 )<br />
(6) ARIB <strong>STD</strong>-B20「 衛 星 デジタル 放 送 の 伝 送 方 式 」 標 準 規 格<br />
総 務 省 告 示 「スクランブルの 方 式 を 定 める 件 」( 平 成 23 年 第 302<br />
号 )<br />
(7) ARIB <strong>STD</strong>-B24「デジタル 放 送 におけるデータ 放 送 符 号 化 方 式<br />
と 伝 送 方 式 」 標 準 規 格<br />
総 務 省 告 示 「TMCC シンボル 及 び AC シンボルの 配 置 並 びに 時<br />
間 インターリーブ 及 び 周 波 数 インターリーブの 構 成 を 定 める 件<br />
( 省 令 第 11 条 、 第 12 条 関 連 )」( 平 成 23 年 総 務 省 告 示 第 303<br />
号 )<br />
(8) ARIB <strong>STD</strong>-B25「デジタル 放 送 におけるアクセス 制 御 方 式 」 標<br />
準 規 格<br />
総 務 省 告 示 「TMCC 情 報 の 構 成 を 定 める 件 ( 省 令 第 13 条 関 連 )」<br />
( 平 成 23 年 総 務 省 告 示 第 304 号 )<br />
(9) 総 務 省 告 示 「 地 震 動 警 報 情 報 の 構 成 を 定 める 件 ( 省 令 別 表 第 18<br />
(12)
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
ページ 節 番 号 等 改 定 内 容<br />
号 関 連 )」( 平 成 23 年 総 務 省 告 示 第 306 号 )<br />
(10) ARIB <strong>STD</strong>-B30「 地 上 デジタル 音 声 放 送 用 受 信 装 置 」 標 準 規 格<br />
ARIB <strong>STD</strong>-B1「CS デジタル 放 送 用 受 信 装 置 」 標 準 規 格 ( 望 ま<br />
しい 仕 様 )<br />
(11) ARIB <strong>STD</strong>-B31「 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 の 伝 送 方 式 」<br />
標 準 規 格<br />
ARIB <strong>STD</strong>-B16「CS デジタル 放 送 用 標 準 共 用 受 信 機 」 標 準 規<br />
格<br />
(12) ARIB <strong>STD</strong>-B32「デジタル 放 送 における 映 像 符 号 化 、 音 声 符 号<br />
化 及 び 多 重 化 方 式 」 標 準 規 格<br />
ARIB <strong>STD</strong>-B29「 地 上 デジタル 音 声 放 送 の 伝 送 方 式 」 標 準 規 格<br />
(13) ARIB <strong>STD</strong>-B30「 地 上 デジタル 音 声 放 送 用 受 信 装 置 」 標 準 規 格<br />
(14) ARIB <strong>STD</strong>-B46「セグメント 連 結 伝 送 方 式 による 地 上 マルチメ<br />
ディア 放 送 の 伝 送 方 式 」 標 準 規 格<br />
(15) ARIB <strong>STD</strong>-B53「セグメント 連 結 伝 送 方 式 による 地 上 マルチメ<br />
ディア 放 送 用 受 信 装 置 」 標 準 規 格 ( 望 ましい 仕 様 )<br />
(16) ARIB <strong>STD</strong>-B55「エリア 放 送 の 伝 送 方 式 」 標 準 規 格<br />
1.4 用 語<br />
1.4.1 定 義<br />
(1) BS デジタル 放 送 :<br />
省 令 第 5 章 第 2 節 で 規 定 される 11.7GHz を 超 え 12.2GHz 以 下 の 周 波<br />
数 の 電 波 を 使 用 する 衛 星 基 幹 放 送 局 を 用 いて 行 う 広 帯 域 伝 送 方 式<br />
による 標 準 テレビジョン 放 送 、 高 精 細 度 テレビジョン 放 送 、 超 短 波<br />
放 送 及 びデータ 放 送 のうちデジタル 放 送<br />
(2) 広 帯 域 CS デジタル 放 送 :<br />
省 令 第 6 章 第 3 節 で 規 定 される 12.2GHz を 超 え 12.75GHz 以 下 の 周<br />
波 数 の 電 波 を 使 用 する 衛 星 基 幹 放 送 局 を 用 いて 行 う 広 帯 域 伝 送 方<br />
式 による 標 準 テレビジョン 放 送 、 高 精 細 度 テレビジョン 放 送 、 超 短<br />
波 放 送 及 びデータ 放 送<br />
(3) 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 :<br />
省 令 第 3 章 で 規 定 される 地 上 基 幹 放 送 局 を 用 いて 行 う 標 準 テレビジ<br />
ョン 放 送 のうちデジタル 放 送 及 び 高 精 細 度 テレビジョン 放 送<br />
P.13 5.1 ( 注 2) ITU-R 勧 告 BT.419-3<br />
図 5-1 アンテナの 指 向 特 性 (ITU-R 勧 告 BT.419-3より 抜 粋 )<br />
P.22 5.3 削 除<br />
(13)
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
ページ 節 番 号 等 改 定 内 容<br />
P.36 6.2.1 6.2.1 音 声 復 号 処 理<br />
表 6-DM1 2 チャンネルステレオへのダウンミックス 音 声 信 号 の 計<br />
算 式<br />
受 信 した AAC ストリームのビット 値<br />
受 信 機 における 信 号 処 理<br />
matrix_mix<br />
pseudo_<br />
matrix_<br />
down_idx_<br />
surround<br />
mixdown<br />
k の 値 ダウンミックス 音 声 信 号 の 計 算 式 : 注 1)<br />
present<br />
_enable<br />
_idx<br />
0 1/√2 Set1: 注 2)、 注 3)<br />
1 0/1 : 注 5)<br />
0 注 6)<br />
1 1/2<br />
2 1/2√2<br />
3 0<br />
Lt= a*(L+1/√2*C+k*LsSl)<br />
Rt= a*(R+1/√2*C+k*RsSr)<br />
a=1/√2<br />
Set3: 注 3)、 注 4)<br />
Lt= (1/√2)*(L+1/√2*C+1/√2*LsSl)<br />
Rt= (1/√2)*(R+1/√2*C+1/√2*RsSr)<br />
注 1) L は 3/2 方 式 音 声 の 左 前 方 チャンネル、C は 中 央 チャンネル、<br />
R は 右 前<br />
方 チャンネル、LsSl は 左 後 方 チャンネル、RsSr は 右 後 方 チャ<br />
ンネルを 表 し、Lt、Rt はダウンミックスにより 生 成 されるス<br />
テレオ 音 声 左 チャンネル、 右 チャンネルを 表 す。<br />
注 2) 上 記 の 計 算 式 は、ISO/IEC 13818-7 規 格 の 3.3.8.3 8.5.4.2<br />
Matrix-mixdown process に 記 載 されている 計 算 式 と 全 体 音 量<br />
に 関 する 項 a 係 数 が 異 なる。a の 値 は、2 チャンネルステレオ<br />
音 声 ストリームから 生 成 される 音 量 と、マルチチャンネル 音 声<br />
ストリームをデコードし、ダウンミックスによって 生 成 される<br />
2 チャンネルステレオの 音 量 を 可 能 な 限 り 同 等 とするように 規<br />
定 したものである。 詳 細 は 付 属 -4 を 参 照 のこと。<br />
注 4) 3/1 方 式 音 声 の 場 合 はkを 送 信 できないため、ダウンミックス<br />
処 理 は、Set3 において LsSl と RsSr を 3/1 方 式 のサラウンド 信<br />
号 S に 置 き 換 えた 式 で 表 現 される(S=LsSl=RsSr)。<br />
表 6-DM2 外 部 擬 似 サラウンドプロセッサ 用 ダウンミックス 音 声<br />
信 号 の 計 算 式<br />
受 信 した AAC ストリームのビット 値<br />
受 信 機 における 信 号 処 理<br />
matrix_mi<br />
pseudo_<br />
matrix_<br />
x<br />
down_idx_<br />
surround<br />
_enable<br />
mixdown<br />
_idx<br />
k の 値<br />
ダウンミックス 音 声 信 号 の 計 算 式<br />
present<br />
1 1<br />
0 1/√2<br />
1 1/2<br />
2 1/2√2<br />
3 0<br />
Set2: 注 )<br />
Lt= a*(L+1/√2*C-k(LsSl+RsSr))<br />
Rt= a*(R+1/√2*C+k(LsSl+RsSr))<br />
a=1/√2<br />
注 ) 上 記 の 計 算 式 は、ISO/IEC 13818-7 規 格 の 3.3.8.3 8.5.4.2<br />
Matrix-mixdown process に 記 載 されている 計 算 式 と 全 体 音 量 に 関 す<br />
(14)
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
ページ 節 番 号 等 改 定 内 容<br />
る 項 a 係 数 が 異 なる。a の 値 は、2 チャンネルステレオ 音 声 ストリームから<br />
生 成 される 音 量 と、マルチチャンネル 音 声 ストリームをデコードし、ダウンミッ<br />
クスによって 生 成 される 2 チャンネルステレオの 音 量 を 可 能 な 限 り 同 等 と<br />
するように 規 定 したものである。 詳 細 は 付 属 -4 を 参 照 のこと。<br />
P.119 11.4.1 図 11-3 昭 和 60 年 郵 政 省 告 示 第 399 号<br />
P.219 付 属 -4 全 面 改 定<br />
P.222 付 属 -5 の 2<br />
3<br />
起 動 制 御 信 号 ( 緊 急 警 報 放 送 用 起 動 フラグ)<br />
P.224 付 属 -5 の 6 TMCC 情 報 の 伝 送 については、 起 動 制 御 信 号 ( 緊 急 警 報 放 送 用 起 動 フ<br />
ラグ)・・・<br />
起 動 制 御 信 号 ( 緊 急 警 報 放 送 用 起 動 フラグ)については、・・・<br />
注 1) 改 版 後 のページ 及 び 項 目 等 を 示 す。<br />
2) “ ”の 部 分 は 削 除 した 部 分 を 示 す。<br />
3) アンダーラインの 個 所 は 追 加 した 部 分 を 示 す。<br />
4) 行 数 は 特 に 断 り 書 きのない 限 り、 項 目 等 の 中 の 第 何 行 目<br />
かを 示 す。<br />
(15)
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
5.2 版 改 定 履 歴 表<br />
ページ 節 番 号 等 改 定 内 容<br />
まえがき<br />
特 許 出 願 人 発 明 の 名 称 出 願 番 号 等 備 考<br />
QUALCOMM<br />
Incorporated<br />
ARIB <strong>STD</strong>-B21 5.1 版 について<br />
包 括 確 認 書 を 提 出 (*12)<br />
Method and JP<br />
apparatus for 2004-533152<br />
overhead<br />
messaging in<br />
a wireless<br />
communicatio<br />
n system (*13)<br />
US<br />
7,349,425;AU;<br />
BR;CA;CN;DE<br />
;EP;FI;FR;GB;<br />
ID;IL;IN;IT;K<br />
R;MX;NO;RU;<br />
SE;SG;TW;UA<br />
(*13)ARIB <strong>STD</strong>-B21 4.9 版 の 改 定 部 分 について 有 効 ( 平 成 22 年 10 月 22 日 受 付 )<br />
33 6.1.3.3 DVI 端 子 を 装 備 する 受 信 装 置 は、DDWG(Digital Display<br />
Working Group)の 発 行 する Digital Visual Interface に 準 拠 する<br />
こと。<br />
また、GVIF (Gigabit Video Interface) を 装 備 する 受 信 装 置 は、<br />
JEITA〔 旧 ( 社 ) 日 本 電 子 工 業 振 興 協 会 (JEIDA) 一 般 社 団 法 人 電 子 情 報<br />
技 術 産 業 協 会 〕の 発 行 するデジタルモニタインタフェースの 8.データ 伝<br />
送 規 格 標 準 3GVIF(CP-6101)に 準 拠 すること。<br />
注 1) 改 版 後 のページ 及 び 項 目 等 を 示 す。<br />
2) “ ”の 部 分 は 削 除 した 部 分 を 示 す。<br />
3) アンダーラインの 個 所 は 追 加 した 部 分 を 示 す。<br />
4) 行 数 は 特 に 断 り 書 きのない 限 り、 項 目 等 の 中 の 第 何 行 目<br />
かを 示 す。<br />
(16)
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
5.1 版 改 定 履 歴 表<br />
ページ 節 番 号 等 改 定 内 容<br />
まえがき<br />
特 許 出 願 人 発 明 の 名 称 出 願 番 号 等 備 考<br />
QUALCOMM<br />
Incorporated<br />
ARIB <strong>STD</strong>-B21 5.1 版 について<br />
包 括 確 認 書 を 提 出 (*12)<br />
(*12)ARIB <strong>STD</strong>-B21 5.1 版 の 改 定 部 分 について 有 効 ( 平 成 23 年 11 月 29 日 受 付 )<br />
33 6.1.3.3 (2) HDMI 端 子 を 装 備 する 受 信 装 置 は、HDMI Licensing, LLC 発 行 の<br />
High-Definition Multimedia Interface Specification に 準 拠 するこ<br />
と。<br />
また、 無 線 によるデジタル 映 像 音 声 出 力 機 能 については、 運 用 規 定<br />
で 定 める 出 力 方 式 に 従 ったものを 装 備 することができる。<br />
33 6.1.4 放 送 事 業 者 が 指 定 する 運 用 規 定 で 定 めるコピーガードマネージメン<br />
トシステムを 塔 載 すること。<br />
130 12.2.1.1 Donwnload<br />
注 1) 改 版 後 のページ 及 び 項 目 等 を 示 す。<br />
2) “ ”の 部 分 は 削 除 した 部 分 を 示 す。<br />
3) アンダーラインの 個 所 は 追 加 した 部 分 を 示 す。<br />
4) 行 数 は 特 に 断 り 書 きのない 限 り、 項 目 等 の 中 の 第 何 行 目<br />
かを 示 す。<br />
(17)
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
5.0 版 改 定 履 歴 表<br />
ページ 節 番 号 等 改 定 内 容<br />
まえがき<br />
別 表 特 許 出 願 人 発 明 の 名 称 出 願 番 号 等 備 考<br />
QUALCOMM<br />
Incorporated<br />
ARIB <strong>STD</strong>-B21 4.9 版 について 包 括 確 認<br />
書 を 提 出 (*10)<br />
ARIB <strong>STD</strong>-B21 5.0 版 について 包 括 確 認<br />
書 を 提 出 (*11)<br />
(*) ARIB <strong>STD</strong>-B21 1.1 版 の 改 定 部 分 について 有 効 ・<br />
・・・<br />
(*11) ARIB <strong>STD</strong>-B21 5.0 版 の 改 定 部 分 について 有 効 ( 平 成 22 年 7 月 8 日 受 付 )<br />
100 9.2.1.1 14 行 目 ~<br />
(3)HDMI Ethernet Channel<br />
HDMI Licensing.LLC 発 行 の High-Definition Multimedia Interface<br />
Specification に 準 拠 すること。<br />
注 1) 改 版 後 のページ 及 び 項 目 等 を 示 す。<br />
2) “ ”の 部 分 は 削 除 した 部 分 を 示 す。<br />
3) アンダーラインの 個 所 は 追 加 した 部 分 を 示 す。<br />
4) 行 数 は 特 に 断 り 書 きのない 限 り、 項 目 等 の 中 の 第 何 行 目<br />
かを 示 す。<br />
(18)
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
4.9 版 改 定 履 歴 表<br />
ページ 節 番 号 等 改 定 内 容<br />
まえがき<br />
別 表 特 許 出 願 人 発 明 の 名 称 出 願 番 号 等 備 考<br />
・・・ ・・・ ・・・ ・・・<br />
QUALCOMM<br />
Incorporated<br />
ARIB <strong>STD</strong>-B21 4.9 版 について 包 括 確<br />
認 書 を 提 出 (*10)<br />
・・・<br />
(*10)ARIB <strong>STD</strong>-B21 4.9 版 の 改 定 部 分 について 有 効 ( 平 成 22 年 4 月 16 日 受 付 )<br />
33 6.1.3.3(1) 5 行 目 ~<br />
また、GVIF (Gigabit Video Interface) を 装 備 する 受 信 装 置 は、JEITA〔 旧 ( 社 )<br />
日 本 電 子 工 業 振 興 協 会 (JEIDA)〕の 発 行 するデジタルモニタインタフェースの<br />
8.データ 伝 送 規 格 標 準 3 に 準 拠 すること。<br />
注 1) 改 版 後 のページ 及 び 項 目 等 を 示 す。<br />
2) “ ”の 部 分 は 削 除 した 部 分 を 示 す。<br />
3) アンダーラインの 個 所 は 追 加 した 部 分 を 示 す。<br />
4) 行 数 は 特 に 断 り 書 きのない 限 り、 項 目 等 の 中 の 第 何 行 目<br />
かを 示 す。<br />
(19)
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
4.8 版 改 定 履 歴 表<br />
ページ 節 番 号 等 改 定 内 容<br />
まえがき<br />
別 表<br />
特 許 出 願 人 発 明 の 名 称 出 願 番 号 等 備 考<br />
日 本 放 送 協 会 ・・・ ・・・ ・・・<br />
デジタルデータの 受 信 装 置 特 許 第 2912323 日 本<br />
アメリカ 他<br />
・・・ ・・・ ・・・<br />
・・・ ・・・ ・・・ ・・・<br />
日 本 電 気 株 式<br />
会 社<br />
・・・ ・・・ ・・・<br />
特 許 2820096 号<br />
符 号 化 方 式 及 び 復 号 方 式<br />
(*1)<br />
日 本 、 米<br />
国 、<br />
韓 国 、オ<br />
ーストラ<br />
リア<br />
・・・ ・・・ ・・・<br />
特 許 第 3082757 号<br />
ガードインターバル 相 関 器<br />
及 びその 相 関 取 得 方 法 (*4)<br />
日 本 、イギ<br />
リス、ドイツ、<br />
フランス、スウ<br />
ェーデン<br />
・・・ ・・・ ・・・<br />
・・・ ・・・ ・・・ ・・・<br />
日 本 放 送 協 会 地 上 デジタルテレビジョン 特 開 2009-213105 日 本<br />
財 団 法 人 エヌ<br />
エイチケイエ<br />
放 送 における 緊 急 速 報 を 受<br />
信 する 受 信 機 、 及 び 緊 急 速<br />
報 を 送 信 する 送 信 装 置 (*9)<br />
地 上 デジタルテレビジョン 特 開 2009-272954 日 本<br />
ンジニアリン<br />
グサービス<br />
放 送 における 緊 急 速 報 を 受<br />
信 する 受 信 機 、 及 び 緊 急 速<br />
報 を 送 信 する 送 信 装 置 (*9)<br />
・・・<br />
(*2) ARIB <strong>STD</strong>-B21 1.02 版 より 有 効 ( 平 成 13 年 3 月 15 日 提 出 )<br />
・・・<br />
(*9) ARIB <strong>STD</strong>-B21 4.8 版 の 改 定 部 分 について 有 効 ( 平 成 21 年 12 月 7 日 受 付 )<br />
目 次<br />
内 容 変 更 に 伴 い、ページ 数 を 修 正<br />
14 5.2.6(1) ( 受 信 ブロック 図 の 概 要 を 修 正 )<br />
・ 「AC 復 号 」を 図 に 追 加 し、「 同 期 再 生 」と 線 を 結 ぶ<br />
・ 線 の 交 点 を 追 加<br />
14 5.2.6(1) 15 行 目 ~<br />
・AC 復 号 :<br />
注 1) 改 版 後 のページ 及 び 項 目 等 を 示 す。<br />
2) “ ”の 部 分 は 削 除 した 部 分 を 示 す。<br />
AC 信 号 の 受 信 機 能 を 備 える 場 合 には、FFT 出 力 のセグメント<br />
No.0 の AC 信 号 のうち 構 成 識 別 が 地 震 動 警 報 情 報 の 伝 送 であるこ<br />
とを 示 すとき(「001」、「110」)、 地 震 動 警 報 情 報 を 抽 出 する。 構 成<br />
識 別 がそれ 以 外 である 場 合 には、AC 信 号 を 復 号 しない。なお、 地<br />
震 動 警 報 情 報 とは、ARIB <strong>STD</strong>-B31「 地 上 デジタルテレビジョン<br />
放 送 の 伝 送 方 式 標 準 規 格 」に 定 義 するものである。<br />
3) アンダーラインの 個 所 は 追 加 した 部 分 を 示 す。<br />
4) 行 数 は 特 に 断 り 書 きのない 限 り、 項 目 等 の 中 の 第 何 行 目<br />
かを 示 す。<br />
(20)
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
16<br />
5.2.6(2) ( 受 信 ブロック 図 の 概 要 を 修 正 )<br />
・ 「AC 復 号 」を 図 に 追 加 し、「 同 期 再 生 」と 線 を 結 ぶ<br />
・ 線 の 交 点 を 追 加<br />
16 5.2.6(2) 17 行 目<br />
・AC 復 号 :<br />
(1)と 同 じ<br />
20 5.2.18 17 行 目 ~<br />
5.2.18 地 震 動 警 報 情 報 の 受 信 機 能<br />
AC 信 号 の 受 信 機 能 を 備 える 場 合 には、セグメント No.0(13 セグメントのうち<br />
の 中 央 のセグメント)の AC 信 号 を 受 信 して、AC 信 号 のうち 構 成 識 別 を 識 別 する<br />
機 能 を 有 するものとする。 識 別 の 結 果 、 構 成 識 別 の 値 が 地 震 動 警 報 情 報 の 伝 送 を 示<br />
す 値 (「001」、「110」)である 場 合 には、AC 復 号 動 作 を 行 う。<br />
なお、 構 成 識 別 を 含 む AC 信 号 のビット 割 当 ては、ARIB <strong>STD</strong>-B31「 地 上 デジタ<br />
ルテレビジョン 放 送 の 伝 送 方 式 標 準 規 格 」に 基 づくものとする。<br />
220 付 属 -5 23 11 行 目<br />
及 び LED 表 示 にて 緊 急 情 報 警 報 放 送 があることを 報 せる。<br />
(21)
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
4.7 版 改 定 履 歴 表<br />
ページ 節 番 号 等 改 定 内 容<br />
目 次 内 容 変 更 に 伴 い、ページ 数 を 修 正<br />
99 9.2.1.2 15 行 目 ~<br />
衛 星 デジタル 放 送 受 信 装 置 及 び 地 上 デジタル 放 送 受 信 装 置 は、Digital Living<br />
Network Alliance Home DLNA Networked Device Interoperability Guidelines<br />
Version:1.0( 以 下 DLNA ガイドライン 1.0)expanded: October 2006( 以 下 DLNA<br />
ガイドライン)Volume 1: Architectures and Protocols の 7.1 Networking and<br />
Connectivity 及 び 7.2 Device Discovery and Control、7.3 Media Management、<br />
7.84 Media Transport で 規 定 する DMS(Digital Media Server) 仕 様 に 準 拠 し<br />
たプロトコルスタックを 実 装 すること。<br />
99 9.2.2.1 22 行 目 ~<br />
コンテンツの 出 力 の 伝 送 プロトコルは HTTP(Hypertext Transfer Protocol)を<br />
使 用 し、その 仕 様 は DLNA ガイドライン 1.0 の 7.8 Volume 1 の 7.4 Media<br />
Transport に 規 定 する DMS 仕 様 に 準 拠 すること。<br />
99 9.2.2.2<br />
25 行 目 ~<br />
衛 星 デジタル 放 送 受 信 装 置 及 び 地 上 デジタル 放 送 受 信 装 置 から、コンテンツをパ<br />
ーシャルトランスポートストリームで 伝 送 する 場 合 の 伝 送 パケットフォーマット<br />
を 表 9-61 に 示 す。<br />
100 9.2.2.2 13 行 目 ~<br />
コンテンツ 保 護 に 関 しては、 放 送 事 業 者 が 別 途 規 定 するを、プログラムストリーム<br />
などのパーシャルトランスポートストリーム 以 外 で 伝 送 する 場 合 には、DLNA ガ<br />
イドライン Volume 2: Media Format Profiles に 準 拠 すること。<br />
100 9.2.2.3 16 行 目 ~<br />
表 9-61 の payload に 含 まれるパーシャルトランスポートストリームコンテンツ<br />
の 伝 送 ストリームは「 第 9 章 高 速 デジタルインタフェース 9.1.6」に 記 載 のパー<br />
シャルトランスポートストリームとする。<br />
100 9.2.2.3 21 行 目 ~<br />
コンテンツを、プログラムストリームなどのパーシャルトランスポートストリー<br />
ム 以 外 で 伝 送 する 場 合 には、DLNA ガイドライン Volume 2 に 準 拠 すること。<br />
101 9.2.2.4 7 行 目 ~<br />
また、DLNA で 規 定 されている MIME-Type を 記 述 することもできる。その 場<br />
合 には 9.2.4 を 参 照 のこと。<br />
コンテンツを、プログラムストリームなどのパーシャルトランスポートストリー<br />
ム 以 外 で 伝 送 する 場 合 には、DLNA ガイドライン Volume 2 に 準 拠 すること。<br />
101 9.2.3 12 行 目 ~<br />
衛 星 デジタル 放 送 受 信 装 置 及 び 地 上 デジタル 放 送 受 信 装 置 のチューナ 記 述 は<br />
DLNA ガイドライン 1.0Volume 1 における 7.3 Media Management で 規 定 する<br />
DMS 仕 様 に 準 拠 する。<br />
101 9.2.3 16 行 目 ~<br />
受 信 装 置 においては、 受 信 した8 単 位 符 号 の SI 情 報 を CDS で 用 いる 際 に、チュ<br />
ーナ 記 述 で 使 用 する 文 字 コードを DLNA ガイドライン 1.0Volume 1 に 従 って<br />
UTF-8(UCS Transformation Format)で 符 号 化 する。<br />
103 9.2.4 2 行 目 ~<br />
衛 星 デジタル 放 送 および 地 上 デジタル 放 送 でサービスされるコンテンツを 受 信<br />
装 置 からストリーム 出 力 させるには、DLNA ガイドライン 1.0Volume 1 の 7.3<br />
Media Management で 定 義 されている protocolInfo を 用 いてコンテンツの 選 択 制<br />
御 を 行 う。<br />
注 1) 改 版 後 のページ 及 び 項 目 等 を 示 す。<br />
2) “ ”の 部 分 は 削 除 した 部 分 を 示 す。<br />
3) アンダーラインの 個 所 は 追 加 した 部 分 を 示 す。<br />
4) 行 数 は 特 に 断 り 書 きのない 限 り、 項 目 等 の 中 の 第 何 行 目<br />
かを 示 す。<br />
(22)
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
ページ 節 番 号 等 改 定 内 容<br />
104 9.2.4 7 行 目 ~<br />
衛 星 デジタル 放 送 および 地 上 デジタル 放 送 でサービスされるコンテンツを 受 信<br />
装 置 からパーシャルトランスポートストリーム 出 力 させる 場 合 、protocolInfo の 第<br />
4フィールドには ARIB.OR.JP_PN で 示 されるパラメータを 記 述 する。<br />
ARIB.OR.JP_PN は、 当 該 コンテンツの 出 力 仕 様 を 表 わすプロファイル( 符 号 化 方<br />
式 、 伝 送 パケットフォーマットおよびストリームフォーマット)を 表 し、DLNA<br />
ガイドライン 1.0Volume 1 の 7.3.1140 MM DIDL-Lite protocolInfo values: 4th<br />
field other-param の 規 定 に 従 い、 以 下 の 書 式 で 記 述 する。<br />
104 9.2.4 14 行 目<br />
このほか 第 4フィールドには、DLNA ガイドライン 1.0Volume 1 で 定 められたパ<br />
ラメータなどを 追 加 挿 入 することができる。その 際 の 追 加 挿 入 の 方 法 については<br />
DLNA ガイドライン 1.0Volume 1 の 7.3.1130 MM DIDL-Lite protocolInfo values:<br />
4th field を 参 照 のこと。<br />
104 9.2.4 18 行 目<br />
この ARIB.OR.JP_PN を 用 いて、パーシャルトランスポートストリーム 出 力 の<br />
プロトコルが HTTP の 場 合 に、protocolInfo は 以 下 のように 表 わされる。<br />
104 9.2.4 22 行 目 ~<br />
ここで、 各 フィールドは DLNA ガイドライン 1.0Volume 1 の 7.3 Media<br />
Management で 定 義 されている protocolInfo の 規 定 に 準 拠 して、それぞれ、 以 下<br />
のように 記 述 する。<br />
104 9.2.4 27 行 目<br />
第 4 フィールド: パーシャルトランスポートストリームの 場 合 には<br />
ARIB.OR.JP_PN を 記 述 する。<br />
105 9.2.4 4 行 目 ~<br />
なお、ARIB.OR.JP_PN を 使 用 するに、 下 記 の DLNA.ORG_PN を 使 用 す<br />
るを 併 記 してもよい。その 場 合 、DLNA ガイドライン Volume 1 の 7.3.57<br />
MM DIDL-Lite Multiple Res: Formats の 規 定 に 従 うこと。<br />
衛 星 デジタル 放 送 および 地 上 デジタル 放 送 でサービスされるコンテンツを 受 信<br />
装 置 から DLNA ガイドライン Volume 2 で 定 めたパーシャルトランスポートスト<br />
リームおよびそれ 以 外 のストリームフォーマットで 出 力 させる 場 合 、protocolInfo<br />
の 第 4フィールドには DLNA.ORG_PN で 示 されるパラメータを 記 述 する。<br />
この DLNA.ORG_PN を 用 いて、ストリーム 出 力 のプロトコルが HTTP の 場 合<br />
に、protocolInfo は 以 下 のように 表 わされる。<br />
http-get:*::DLNA.ORG_PN=<br />
ここで、 各 フィールドは DLNA ガイドライン Volume 1 の 7.3 Media<br />
Management で 定 義 されている protocolInfo の 規 定 に 準 拠 して、それぞれ、 以 下<br />
のように 記 述 する。<br />
第 1 フィールド: 出 力 プロトコルの HTTP を 表 す http-get を 記 述 する。<br />
第 2 フィールド: “*”(アスタリスク)を 記 述 する。<br />
第 3 フィールド: 下 記 DLNA.ORG_PN に 対 応 した MIME-type を 記 述 する。<br />
第 4 フィールド: DLNA ガイドライン Volume 1 の 7.3.31 MM pn-param の<br />
規 定 に 従 い DLNA.ORG_PN で 示 されるパラメータを 記 述<br />
する。<br />
パーシャルトランスポートストリーム 出 力 以 外 で 例 えばプログラムストリーム<br />
を 出 力 する 場 合 、protocolInfo は 以 下 のように 表 わされる。<br />
http-get:*:video/mpeg:DLNA.ORG_PN=<br />
105 9.2.4 27 行 目 ~<br />
パーシャルトランスポートストリーム 出 力 の 場 合 は、 以 下 の 通 りである。<br />
(23)
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
ページ 節 番 号 等 改 定 内 容<br />
105~106 9.2.4 29 行 目 ~<br />
パーシャルトランスポートストリーム 出 力 以 外 で 例 えばプログラムストリーム<br />
出 力 の 場 合 は、 以 下 の 通 りである。<br />
Content-Type: video/mpeg<br />
付 属 目 次<br />
内 容 変 更 に 伴 い、ページ 数 を 修 正<br />
172 付 属 -2 18 行 目<br />
機 器 接 続 やチャンネル 選 局 、コンテンツ 伝 送 などの 制 御 仕 様 については、<br />
DLNA(Digital Living Network Alliance)で 規 定 される Digital Living Network<br />
Alliance Home DLNA Networked Device Interoperability Guidelines<br />
Version:1.0expanded: October 2006( 以 下 DLNA ガイドライン)に 準 拠 すること<br />
とした。<br />
173 付 属 -2 4 行 目 ~<br />
デジタル 放 送 受 信 機 は 様 々なフォーマットでデジタル 放 送 を 蓄 積 する 機 能 を 有<br />
するようになっており、それに 対 応 するために IP インタフェースの 出 力 信 号 形 態<br />
として、パーシャルトランスポートストリームに 加 え、DLNA ガイドライン<br />
Volume 2: Media Format Profiles で 定 められたストリームフォーマットを 使 用 可<br />
能 とした。<br />
(24)
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
4.6 版 改 定 履 歴 表<br />
ページ 節 番 号 等 改 定 内 容<br />
32 6.2.1<br />
( 下 から 6 行 目 )<br />
ARIB <strong>STD</strong>-B32 に 従 い、 音 声 パラメータ 切 替 時 の 無 音 時 間 の 範 囲 内 で、 異 音<br />
を 出 すことなく 正 常 動 作 に 復 帰 すること。<br />
33 表 6-DM1<br />
(4 行 目 )<br />
・・・・・・ 増 やすことによりオーバーロードを・・・・・・<br />
表 6-DM1 2 チャンネルステレオへのダウンミックス 音 声 信 号 の 計 算 式<br />
受 信 した AAC ストリームのビット 値<br />
matrix_mix<br />
down_idx_<br />
present<br />
pPseudo_<br />
surround<br />
_enable<br />
matrix_<br />
mixdown<br />
_idx<br />
受 信 機 における 信 号 処 理<br />
k の 値<br />
ダウンミックス 音 声<br />
信 号 の 計 算 式 : 注 1)<br />
・・・ ・・・・・・ ・・ ・・・・<br />
注 1)L は 3/2 方 式 音 声 の 左 前 方 チャンネル、C は 中 央 チャンネル、R は 右 前 方 チャンネル、<br />
Sl は 左 後 方 チャンネル、Sr は 右 後 方 チャンネルを 表 し、Lt、Rt はダウンミックスに<br />
より 生 成 されるステレオ 音 声 左 チャンネル、 右 チャンネルを 表 す。<br />
注 2) 上 記 の 計 算 式 は、ISO/IEC 13818-7 規 格 の 3.3.8.3 Matrix-mixdown process に 記 載<br />
されている 計 算 式 と 全 体 音 量 に 関 する 項 a が 異 なる。a の 注 3) 値 は、2 チャンネル<br />
ステレオ 音 声 ストリームから 生 成 される 音 量 と、マルチチャンネル 音 声 ストリーム<br />
をデコードし、ダウンミックスによって 生 成 される 2 チャンネルステレオの 音 量 を<br />
可 能 な 限 り 同 等 とするように 規 定 したものである。 詳 細 は 付 属 -4 を 参 照 のこと。<br />
注 3)4)3/2+LFE マルチチャンネルステレオにおいて LFE 信 号 が 伝 送 される 場 合 も、Set1<br />
または Set3 の 計 算 式 を 用 いる。<br />
注 4)5)3/1 方 式 音 声 の 場 合 はkを 送 信 できないため、ダウンミックス 処 理 は、Set3 にお<br />
いて Sl と Sr を 3/1 方 式 のサラウンド 信 号 S に 置 き 換 えた 式 で 表 現 される(S=Sl=<br />
Sr)。<br />
注 5)6)pseudo_surround_enable の 値 に 関 わらず、Set1 の 計 算 式 を 用 いる。ただし、(7-2)<br />
に 示 すように、pseudo_surround_enable = 1 の 場 合 は、オプションとして Set2 を<br />
追 加 することができる。<br />
注 6)7)PCE 未 取 得 時 は、matrix_mixdown_idx_present = 0 と 同 様 のダウンミックス 処<br />
理 を 行 うこと。<br />
95<br />
( 下 から 9 行 目 :メディアの 種 類 )<br />
値<br />
意 味<br />
---------------------------------------------------------------------------------<br />
0x4253<br />
BS/ 広 帯 域 CS<br />
0x4353<br />
狭 帯 域 CS/ 高 度 狭 帯 域 CS<br />
0x5442<br />
地 上 波<br />
( 下 から 2 行 目 )<br />
・・・そのフィールド 値 の 割 り 当 ては 総 務 大 臣 標 準 化 機 関 の 指 定 による。<br />
注 1) 改 版 後 のページ 及 び 項 目 等 を 示 す。<br />
2) “ ”の 部 分 は 削 除 した 部 分 を 示 す。<br />
3) アンダーラインの 個 所 は 追 加 した 部 分 を 示 す。<br />
4) 行 数 は 特 に 断 り 書 きのない 限 り、 項 目 等 の 中 の 第 何 行 目 か<br />
を 示 す。<br />
(25)
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
ページ 節 番 号 等 改 定 内 容<br />
96<br />
(1 行 目 )<br />
private_data(プライベートデータ):これは 8×xN ビットのフィールドで、<br />
個 別 に 定 義 された 値 を 持 つ。<br />
(26)
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
4.5 版 改 定 履 歴 表<br />
ページ 節 番 号 等 改 定 内 容<br />
35 6.2.3.3<br />
6.2.3.4<br />
IEC 61937-6 (2006-01) Digital audio – Interface for non-linear PCM<br />
encoded audio bitstreams applying IEC 60958 – Part 6: Non-linear PCM<br />
bitstreams according to the MPEG-2 AAC and MPEG-4 AAC audio formats<br />
( 社 ) 電 子 情 報 技 術 産 業 会 ( 旧 ( 社 ) 日 本 電 子 機 械 工 業 会 ) 規 格 EIAJ CPX-4141 に<br />
準 拠 、あるいは IEEE-1394 出 力 を 持 つことを 推 奨 する。<br />
(6.2.3.3 節 の 後 に、6.2.3.4 節 を 追 加 する)<br />
6.2.3.4 Bluetooth 音 声 出 力<br />
Bluetooth 機 能 により 音 声 出 力 を 行 う 受 信 機 は、Bluetooth SIG 規 格 の<br />
Advanced Audio Distribution Profile (A2DP)※1に 準 拠 すること。<br />
※1:http://www.bluetooth.org/foundry/adopters/document/A2DP_Spec_V1_0/<br />
6.3 衛 星 デジタル 放 送 における 階 層 変 調 の 受 信 装 置 機 能<br />
6.3.1 ・・・・<br />
注 1) 改 版 後 のページ 及 び 項 目 等 を 示 す。<br />
2) “ ”の 部 分 は 削 除 した 部 分 を 示 す。<br />
3) アンダーラインの 個 所 は 追 加 した 部 分 を 示 す。<br />
4) 行 数 は 特 に 断 り 書 きのない 限 り、 項 目 等 の 中 の 第 何 行 目 か<br />
を 示 す。<br />
(27)
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
4.4 版 改 定 履 歴 表<br />
ページ 節 番 号 等 改 定 内 容<br />
別 表<br />
日 本 フィリッ<br />
プス㈱<br />
( 株 )フィリップ<br />
スエレクトロ<br />
ニクスジャパ<br />
ARIB <strong>STD</strong>-B21 4.3 版 について 包 括 確 認 書 を 提<br />
出 (*7)<br />
ARIB <strong>STD</strong>-B21 4.4 版 について 包 括 確 認 書 を 提<br />
出 (*8)<br />
ン<br />
:<br />
(*7) ARIB <strong>STD</strong>-B21 4.3 版 の 改 定 部 分 について 有 効 ( 平 成 16 年 3 月 30 日 受 付 )<br />
(*8) ARIB <strong>STD</strong>-B21 4.4 版 の 改 定 部 分 について 有 効 ( 平 成 17 年 9 月 27 日 受 付 )<br />
32 6.1.3.3 2 行 目 ~<br />
映 像 出 力 専 用 のデジタル 出 力 は 規 定 しない。 高 速 デジタルインタフェース 仕 様<br />
により 接 続 されるものと 想 定 される。<br />
(1) デジタル 映 像 出 力<br />
DVI 端 子 を 装 備 する 受 信 装 置 は、DDWG(Digital Display Working<br />
Group)の 発 行 する Digital Visual Interface に 準 拠 すること。<br />
(2) デジタル 映 像 音 声 出 力<br />
HDMI 端 子 を 装 備 する 受 信 装 置 は、HDMI Licensing, LLC 発 行 の<br />
High-Definition Multimedia Interface Specification に 準 拠 すること。<br />
46 9 章 2 行 目 ~<br />
高 速 デジタルインタフェースとして、シリアルイシンタフェース 仕 様 と IP イ<br />
ンタフェース 仕 様 を 以 下 のとおりとする。<br />
99~104<br />
9.2 「9.2 IP インタフェース 仕 様 」の 項 を 追 加 する。<br />
160~272<br />
付 属 -1~<br />
付 属 ―11<br />
図 ・ 表 の 番 号 を、 付 属 -1~ 付 属 -11の 番 号 に 合 わせて、<br />
図 1-~ 図 11-、 表 1-~ 表 11- に 表 記 を 変 更 する。<br />
170<br />
付 属 -2<br />
8 行 目 ~<br />
IEEE1394 インタフェースは、MPEG データ 等 のコンテンツデータを 転 送 する<br />
インタフェースとして 選 定 したが、コンテンツの 著 作 権 保 護 のために 十 分 なるコ<br />
ピープロテクション 機 能 が 求 められる。IEEE1394 では、コピープロテクション<br />
機 能 として 現 在 CPTWG(Copy Protection Technical Working Group)で 議 論 さ<br />
れた 3 方 式 (5C Digital Transmission Contents Protection Specification:DTLA<br />
案 、PictureTel 社 案 、NDS 社 案 )が 提 案 されている。DIRD の IEEE1394 インタ<br />
フェースのデジタルコピープロテクション 方 式 は 放 送 事 業 者 仕 様 とした。<br />
一 方 で、 昨 今 、 家 庭 内 における IP (Internet Protocol) 網 が 目 覚 しく 普 及 を 始 め<br />
ている。そうした 背 景 の 下 、デジタル 放 送 受 信 装 置 の 魅 力 を 上 げ、 更 なる 普 及 促<br />
進 を 目 指 すためにも、 今 後 ホームネットワーク 内 におけるホームサーバーといっ<br />
た 商 品 カテゴリの 普 及 が 望 まれる。ホームネットワークとは、 家 庭 内 で 機 器 間 接<br />
続 し、コンテンツや 制 御 情 報 、その 他 データをやり 取 りすることでユーザ 利 便 性<br />
の 向 上 を 図 るためものである。 上 述 の 状 況 からホームネットワークとしての 伝 送<br />
路 として、 今 回 新 たに IP インタフェースを 選 定 した。<br />
注 1) 改 版 後 のページ 及 び 項 目 等 を 示 す。<br />
2) “ ”の 部 分 は 削 除 した 部 分 を 示 す。<br />
3) アンダーラインの 個 所 は 追 加 した 部 分 を 示 す。<br />
4) 行 数 は 特 に 断 り 書 きのない 限 り、 項 目 等 の 中 の 第 何 行 目<br />
かを 示 す。<br />
(28)
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
ページ 節 番 号 等 改 定 内 容<br />
170 付 属 -2<br />
機 器 接 続 やチャンネル 選 局 、コンテンツ 伝 送 などの 制 御 仕 様 については、<br />
DLNA(Digital Living Network Alliance)で 規 定 される Digital Living Network<br />
Alliance Home Networked Device Interoperability Guidelines Version:1.0 に 準 拠<br />
することとした。 特 にチャンネル 選 局 などに 利 用 するチューナ 記 述 について、サポ<br />
ートすべきプロパティを 規 定 するとともに、 新 たに 追 加 すべきプロパティを 規 定 し<br />
た。またチューナ 記 述 で 用 いる 文 字 コードは、SI 情 報 で 使 用 する8 単 位 符 号 から<br />
CDS(ContentDirectory service)で 使 用 する UTF-8 への 変 換 規 則 を 規 定 した。<br />
IP インタフェースの 信 号 仕 様 は、 出 力 信 号 形 態 としてはパーシャルトランスポー<br />
トストリームとし、その 伝 送 フォーマットを 規 定 した。<br />
物 理 インタフェースは、 有 線 インタフェースについては 10BASE-T,<br />
100BASE-TX または 1000BASE-T とし、8 ピンモジュラージャック(RJ-45)を 装 備<br />
することとした。また 無 線 インタフェースについては、802.11a/b/g に 対 応 する ARIB<br />
規 格 として RCR <strong>STD</strong>-33、ARIB <strong>STD</strong>-T66 または ARIB <strong>STD</strong>-T71 に 準 拠 すること<br />
とした。<br />
伝 送 プロトコルは HTTP(Hypertext Transfer Protocol)を 用 いることとしてい<br />
る。デジタル 放 送 受 信 装 置 よりストリームを 受 け 取 る DMP(Digital Media Player)<br />
においては、HTTP/1.1 を 使 用 することが 推 奨 される。RTP(Real-Time Transport<br />
Protocol)は 使 用 するアプリケーションが 明 確 になった 時 点 で 審 議 することとした。<br />
IEEE1394 インタフェース 同 様 、IP インタフェースにおいても、コンテンツの 著<br />
作 権 保 護 のために 十 分 なるコピープロテクション 機 能 が 求 められる。DIRD の IP<br />
インタフェースのデジタルコピープロテクション 方 式 は 放 送 事 業 者 仕 様 とした。<br />
次 に、 高 速 デジタルインタフェース(シリアルインタフェース)でのシステム 構<br />
成 例 を 図 2-1~ 図 2-5 に、DIRD-Tape Recorder/Player システム 構 成 例 におけるコ<br />
マンドの 参 考 を 図 2-6 及 び 表 2-1~ 表 2-4 に 示 す。<br />
また、 高 速 デジタルインタフェース(IP インタフェース)でのシステム 構 成 例<br />
を 図 2-7~ 図 2-9 に 示 す。<br />
180~182<br />
図 2-7~ 図 2-9 を 追 加 する。<br />
(29)
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
4.3 版 改 定 履 歴 表<br />
ページ 節 番 号 等 改 定 内 容<br />
別 表<br />
モトローラ㈱ ARIB <strong>STD</strong>-B21 4.0 版 について 包 括 確 認 書 を 提 出 (*5)<br />
ARIB <strong>STD</strong>-B21 4.2 版 について 包 括 確 認 書 を 提 出 (*6)<br />
ARIB <strong>STD</strong>-B21 4.3 版 について 包 括 確 認 書 を 提 出 (*7)<br />
日 本 フィリッ ARIB <strong>STD</strong>-B21 4.3 版 について 包 括 確 認 書 を 提 出 (*7)<br />
プス㈱<br />
:<br />
(*7) ARIB <strong>STD</strong>-B21 4.3 版 の 改 定 部 分 について 有 効 ( 平 成 16 年 3 月 30 日 受 付 )<br />
12 5.2.1 5 行 目 ~<br />
据 え 置 き 型 受 信 機 等 で、 共 同 受 信 が 想 定 される 地 上 デジタルテレビジョン 放 送<br />
用 受 信 機 の 受 信 チャンネル 範 囲 については、UHF 帯 に 加 えて、SHB 帯 (C23ch<br />
~C63ch)を 含 めることが 望 まれる。また、VHF 帯 (1ch~12ch) 及 び MID 帯 (C13ch<br />
~C22ch)への 対 応 の 適 否 については 引 き 続 き 検 討 することとする。についても 受<br />
信 チャンネル 範 囲 に 含 めることが 望 まれる。<br />
VHF 帯 、MID 帯 及 び SHB 帯 の 中 心 周 波 数 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 の 受<br />
信 装 置 の 性 能 については、 付 属 -10 を 参 照 のこと。<br />
254 付 属 -10<br />
1.1<br />
3 行 目 に 以 下 の 表 1-1 を 挿 入<br />
表 1.1 中 心 周 波 数 (UHF 帯 )<br />
送 信 チャンネル<br />
UHF 13ch<br />
UHF 14ch<br />
UHF 15ch<br />
:<br />
:<br />
中 心 周 波 数<br />
473 + 1/7 MHz<br />
479 + 1/7 MHz<br />
485 + 1/7 MHz<br />
:<br />
:<br />
UHF 61ch<br />
UHF 62ch<br />
761 + 1/7 MHz<br />
767 + 1/7 MHz<br />
また、 上 記 表 1-1 の 挿 入 により、255~259 ページの 1.1~1.4 における 表 1-1~ 表<br />
1-6 の 表 番 を 表 1-2~ 表 1-7 に 修 正 。<br />
254 付 属 -10<br />
1.1<br />
5 行 目 ~<br />
これらケーブル 施 設 における 伝 送 帯 域 は、UHF 帯 まで 広 帯 域 化 されていないも<br />
のが 大 半 でありも 多 く、UHF テレビジョン 放 送 は、VHF、MID 及 び SHB 等 の 空<br />
きチャンネルにダウンコンバートして 伝 送 している。<br />
このため、 特 に 据 え 置 き 型 受 信 装 置 など、 共 同 受 信 が 想 定 される 地 上 デジタルテ<br />
レビジョン 放 送 用 受 信 装 置 の 受 信 チャンネル 範 囲 については、 以 下 に 示 す 帯 域 にも<br />
対 応 することが 望 ましい。<br />
ただし、 本 文 にも 述 べられているように VHF、MID 帯 については 引 き 続 きその<br />
使 用 について 検 討 することとする。<br />
しかしながら、アナログ 放 送 が 停 波 した 後 、2011 年 7 月 25 日 以 降 の VHF 帯 域<br />
の 電 波 利 用 の 詳 細 は 決 まっていないため、VHF 帯 域 へ 周 波 数 変 換 する 再 送 信 にお<br />
いては、VHF 帯 域 の 放 送 業 務 (テレビジョン 放 送 を 除 く)や 移 動 業 務 ( 電 気 通 信<br />
業 務 用 、 公 共 業 務 用 、 一 般 業 務 用 )に 使 用 される 電 波 の 飛 び 込 み 妨 害 などが 将 来 起<br />
こる 恐 れがあり、これらの 妨 害 に 対 する 配 慮 が 望 まれる。<br />
(30)
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
255 付 属 -10<br />
1.1<br />
表 1-2<br />
表 1.2 中 心 周 波 数 (VHF 帯 )<br />
送 信 チャンネル<br />
中 心 周 波 数<br />
VHF 1ch<br />
93 + 1/7 MHz<br />
VHF 2ch<br />
99 + 1/7 MHz<br />
VHF 3ch<br />
105 + 1/7 MHz<br />
VHF 4ch<br />
173 + 1/7 MHz<br />
VHF 5ch<br />
179 + 1/7 MHz<br />
VHF 6ch<br />
185 + 1/7 MHz<br />
VHF 7ch 191 + 1/7 MHz ( 注 1)<br />
VHF 8ch 195 + 1/7 MHz ( 注 1)<br />
VHF 9ch<br />
201 + 1/7 MHz<br />
VHF 10ch<br />
207 + 1/7 MHz<br />
VHF 11ch<br />
213 + 1/7 MHz<br />
VHF 12ch<br />
219 + 1/7 MHz<br />
注 1: VHF 7ch と VHF 8ch は 2MHz 重 なっている<br />
258 付 属 -10<br />
1.3<br />
259 付 属 -10<br />
1.4<br />
ページ 上 から1 行 目 ~<br />
なお、 直 接 受 信 帯 域 外 (VHF、MID、SHB 帯 )においては、 有 線 テレビジョン<br />
放 送 施 行 規 則 で 受 信 者 端 子 ( 保 安 器 )での 搬 送 波 レベルが、47dBμV~81dBμV と<br />
規 定 されていることから、 宅 内 配 線 での 損 失 分 ( 約 5dB)を 考 慮 して、 最 小 入 力 レベ<br />
ルは–67dBm となる。<br />
また、その 他 の 技 術 基 準 については、 有 線 テレビジョン 放 送 法 施 行 規 則 第 26 条<br />
の 標 準 デジタルテレビジョン 放 送 方 式 に 関 する 規 定 を 参 照 する。なお、 前 記 の 規 定<br />
については( 社 ) 日 本 CATV 技 術 協 会 発 行 の 標 準 規 格 JCTEA <strong>STD</strong>-011 に 参 考 資 料 と<br />
してまとめられている。<br />
ページ 上 から1 行 目 ~<br />
平 成 11 年 度 電 気 通 信 技 術 審 議 会 置 局 技 術 委 員 会 の 答 申 に 記 載 されている 混 信 保<br />
護 比 は、 表 1-56 の 干 渉 DU 比 を 基 本 としている。<br />
注 1) 改 版 後 のページ 及 び 項 目 等 を 示 す。 3) アンダーラインの 個 所 は 追 加 した 部 分 を 示 す。<br />
2) “ ”の 部 分 は 削 除 した 部 分 を 示 す。 4) 行 数 は 特 に 断 り 書 きのない 限 り、 項 目 等 の 中 の 第 何 行 目 かを<br />
示 す。<br />
(31)
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
4.2 版 改 定 履 歴 表<br />
ページ 節 番 号 等 改 定 内 容<br />
別 表<br />
モトローラ㈱ ARIB <strong>STD</strong>-B21 4.0 版 について 包 括 確 認 書 を 提 出 (*5)<br />
ARIB <strong>STD</strong>-B21 4.2 版 について 包 括 確 認 書 を 提 出 (*6)<br />
:<br />
(*6) ARIB <strong>STD</strong>-B21 4.2 版 の 改 定 部 分 について 有 効 ( 平 成 15 年 10 月 9 日 受 付 )<br />
i~ 目 次 本 文 変 更 に 伴 う 頁 番 号 変 更 ・ 項 目 追 加<br />
46~86 9 章 すべての「 地 上 デジタル 放 送 」を「 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 」に 変 更<br />
52 9.1.5.1.1(2) 表 9-15<br />
構 造 ビット 数 値 ( 注 1)<br />
:<br />
specification_length<br />
information_type 8 0x83<br />
:<br />
58 9.1.5.1.2(1) 表 9-23<br />
構 造 ビット 数 値<br />
:<br />
for (j=0; j< number_of_subsystem_labels; j++) {<br />
subsystem_label_length 8 0x09<br />
subsystem_label[1-9] 72<br />
JPNTB7FFF<br />
xxxx (T.B.D)<br />
}<br />
:<br />
61 9.1.5.1.2(1)<br />
63 9.1.5.1.2(2)<br />
66 9.1.5.1.2(2)<br />
68 9.1.5.1.2(2)<br />
ページ 上 から 11 行 目 ~<br />
・・・ 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 は subsystem_label=“JPNTB7FFFyyyy”<br />
(T.B.D)とする。(BS デジタル 放 送 は"JPNBS0004"、 広 帯 域 CS デジタル 放 送 は<br />
"JPNCSxxxx"(xxxx 部 分 は 広 帯 域 CS デジタル 放 送 の network_id であり、 別 途<br />
ARIB 技 術 資 料 参 照 )と 設 定 する)<br />
表 9-32 ページ 上 から 19 行 目 ~<br />
構 造 ビット 数 値<br />
:<br />
system_specific_multiplex_selection_length 8 0x110x0C<br />
:<br />
ページ 上 から 3 行 目 ~<br />
Tuner Status Descriptor の antenna_general_input_info 及 び system_<br />
specifice_multiplex_selection_attributes の 受 信 周 波 数 の 表 示 では raster_<br />
frequency= 0x2(4kHz)とする。<br />
ページ 上 から 4 行 目 ~<br />
衛 星 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 の 入 力 が 存 在 しない 場 合 には、number_of_<br />
selection_specifications を 0x00 とするとともに 直 前 の status の 値 も 0x00 とする。<br />
さらに、antenna_input_info の no_RF を 1、system_specific_multiplex_selection<br />
の currently_available を 0 にする。 例 えば、 衛 星 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 以<br />
外 を 受 信 中 で 衛 星 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 受 信 機 が 動 作 していない 場 合 に<br />
は、 上 記 のようになる。・・・<br />
(32)
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
79 9.1.5.2.2(3) ページ 上 から 18 行 目 ~<br />
コントローラは、service_id により 選 局 要 求 をする 場 合 には、system_specific_<br />
service_selection_ attributes_valid_flags の org_network_id 及 びに service_id<br />
の flag を”1”に 設 定 し、 所 望 のサービスに 対 応 した org_network_id 及 び service_id<br />
の 値 を 設 定 する。なお、org_network_id(0x7FFF)の 値 には、 地 上 デジタルテレビ<br />
ジョン 全 体 を 表 す org_network_id の 値 を 設 定 する。<br />
79 9.1.5.2.2(3) ページ 下 から 5 行 目 ~<br />
地 上 デジタル 放 送 受 信 装 置 は、system_specific_service_selection_attributes_<br />
valid_flags の service_id 及 び bouquet_id とも”1”に 設 定 されていて、かつ<br />
service_id 及 び bouquet_id の 両 attributes ともに 有 効 な 値 ( 地 上 デジタル 放 送 の<br />
場 合 service_id が 0xLLLL~0xHHHH(T.B.D)、bouquet_id が”0xXXXX (T.B.D))<br />
に 設 定 されていた 場 合 、servivce_id を 優 先 して 選 局 動 作 を 行 うものとする。<br />
service_id で 正 常 な 選 局 動 作 が 行 われなかった 場 合 に、bouquet_id を 用 いて 選 局<br />
動 作 を 行 うか 否 かは、 受 信 装 置 の 実 装 に 依 存 する。<br />
140 15.1.1.1 ページ 下 から 10 行 目 ~<br />
本 規 格 での 規 格 化 範 囲 は、 上 記 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 共 用 化 BS/BS・ 広<br />
帯 域 CS デジタル 受 信 機 装 置 とインタフェースについてであり、 地 上 アダプターにつ<br />
いては 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 受 信 機 装 置 の 規 格 に 準 ずる。 地 上 アダプターの<br />
デスクリプタ、コマンド、チューナモデルについては、 付 属 -5 の「 地 上 アダプター<br />
のデスクリプタ、コマンド、チューナモデル」の 項 を 参 照 のこと。<br />
140 15.1.1.2(1) ページ 下 から 2 行 目 ~<br />
共 用 化 BS/BS・ 広 帯 域 CS デジタル 受 信 機 装 置 は、 地 上 アダプターで 選 局 さ<br />
れたフル TS ストリームを 受 信 することとする。<br />
142 15.1.1.2 (3) 表 15-3<br />
構 造<br />
ビット 数<br />
:<br />
system_specific_multiplex_selection_attributes{<br />
currently_available, selected, reserved (6bits) 8<br />
center_frequency 32<br />
bandwidth(3bits), reserved(5bits) 8<br />
constellation(2bits), hierarchy_info(3bits),<br />
8<br />
code_rate-HP_stream(3bits)<br />
code_rate-LP_stream(3bits), guard_interval(2bits),<br />
8<br />
transmission_mode(2bits), other_frequency_flag<br />
network_id 16<br />
}<br />
}<br />
142 15.1.1.2 (3) ページ 下 から 4 行 目<br />
選 局 する 放 送 の 中 心 周 波 数 (center frequency)を 指 定 する。center_frequency フ<br />
ィールドは 32 ビットの 大 きさで 単 位 は 10Hz である。( 付 属 -5の「 受 信 周 波 数 」<br />
の 項 を 参 照 のこと。)<br />
143~144 15.1.1.2 (4) ページ 下 から 3 行 目 ~<br />
受 信 可 能 な 放 送 システムを 列 挙 するフィールドであり、label 長 が 9 文 字 、 使 用<br />
される 文 字 は ASCII code の 英 数 文 字 で 表 され、 地 上 アダプターでは 表 15-6 に 示<br />
す 値 となる。 共 用 化 BS / BS ・ 広 帯 域 CS デジタル 受 信 装 置 は、この<br />
subsystem_label により、 地 上 アダプターであることを 識 別 する。<br />
(33)
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
144 15.1.1.2 (4) ページ 下 から 6 行 目 ~<br />
signal_strength の 機 能 を 表 15-8 に 示 す。 signal_strength は 地 上 アダプター<br />
の 受 信 状 態 の 情 報 を 表 し、 数 値 が 大 きくなるほど 受 信 状 態 が 良 好 であることを 示<br />
し、 最 大 値 を 255 とする。その 内 容 は 地 上 アダプターの 規 格 化 時 に 規 格 化 する。<br />
currently_available=0 の 時 、 共 用 化 BS/BS・ 広 帯 域 CS デジタル 受 信 機 装 置 は<br />
signal_strength フィールドを 無 効 として 扱 う。<br />
フィールド<br />
signal_strength<br />
表 15-8 signal_strength フィールド<br />
意 味<br />
地 上 アダプターの 受 信 状 態 (0~255) 別 途 規 定 さ<br />
れる 受 信 状 態 を 表 示<br />
145 15.1.1.3 (2) ページ 下 から 15 行 目 ~<br />
ARIB 技 術 資 料 を 付 属 参 照 のこと。BS-EPG 及 び 広 帯 域 CS-EPG に 加 えてのメモ<br />
リーが 必 要 となるが、 商 品 企 画 とする。<br />
146 15.1.1.3 (4) ページ 下 から 12 行 目 ~<br />
BS デジタル 放 送 受 信 機 能 や 広 帯 域 CS デジタル 放 送 受 信 機 能 に 加 えて 地 上 デジ<br />
タルテレビジョン 放 送 受 信 機 能 が 付 加 されることから、メモリーについても 拡 張<br />
が 必 要 になると 思 われるが、 商 品 企 画 とする。<br />
146 15.1.1.3 (5) ページ 下 から 8 行 目 ~<br />
リモコンについては 商 品 企 画 とするが、BS デジタル 放 送 受 信 や 広 帯 域 CS デジ<br />
タル 放 送 受 信 等 との 操 作 の 共 通 性 が 望 まれる。 最 低 限 リモコン 操 作 により「BS」<br />
「 広 帯 域 CS」「 地 上 」のメディア 選 択 が 行 え、その 結 果 を 画 面 表 示 する 機 能 が 必<br />
要 である。その 他 の 機 能 については、 付 属 -5 の「リモコン 機 能 について」の 項 を<br />
参 照 のこと。<br />
146 15.2 ページ 下 から 1 行 目<br />
・デジタル CATV 放 送 との 共 用 受 信 装 置 については、JCTEA、<strong>STD</strong>-0047-1.1 の<br />
規 格 を 満 たすこと。<br />
207 付 属 -5<br />
1<br />
ページ 上 から 3 行 目<br />
BS デジタル 放 送 が 開 始 されてから 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 が 開 始 される<br />
までは 2 年 余 りの 時 間 がある。 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 開 始 前 から 市 場 投 入<br />
が 予 想 される 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 共 用 化 BS/BS・ 広 帯 域 CS デジタル<br />
受 信 機 装 置 で 将 来 地 上 アダプターを 接 続 することにより、 基 本 的 な 地 上 デジタルテ<br />
レビジョン 放 送 を 受 信 できることが 本 規 格 化 の 目 的 である。 地 上 デジタルテレビジ<br />
ョン 放 送 では 固 定 受 信 と 移 動 体 受 信 が 想 定 されるが、BS/BS・ 広 帯 域 CS デジタ<br />
ル 放 送 受 信 と 共 用 と 言 う 観 点 から 13 セグメント 受 信 の 固 定 受 信 を 前 提 とした。 更<br />
に、 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 の 受 信 にあたっては、 周 波 数 ・ネットワークの<br />
あり 方 及 びサービスのあり 方 が 前 提 となっているが、 未 だ 審 議 中 であることから 現<br />
時 点 で 考 えられる 対 応 を 主 点 とした。<br />
207 付 属 -5<br />
1<br />
ページ 上 から 14 行 目<br />
・・・インタフェース 点 が 審 議 されたが、 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 のサー<br />
ビスについては 未 だ 不 確 定 部 分 があることから、「 現 時 点 での BS/BS・ 広 帯 域 CS<br />
デジタル 受 信 機 装 置 機 能 での 受 信 を 可 能 とする」ことを 前 提 に、「フル TS インタ<br />
フェース」を 採 用 した。これにより、 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 共 用 化 BS/<br />
BS・ 広 帯 域 CS デジタル 受 信 機 装 置 はあらかじめ 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 受<br />
信 アダプターとの 接 続 部 及 び 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 の 受 信 機 能 を 装 備 す<br />
る 必 要 がある。 地 上 アダプターについては、 第 5 章 、 第 15 章 と 付 属 -10 を 参 照 の<br />
こと。<br />
(34)
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
207 付 属 -5<br />
2<br />
ページ 上 から 20 行 目 ~<br />
2. 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 受 信 アダプターの 機 能 と 制 御 について<br />
地 上 デジタルテレビジョン 放 送 受 信 アダプターの 機 能 と 制 御 については・・・<br />
208 付 属 -5<br />
2 1<br />
ページ 上 から 7 行 目 ~<br />
なお、パラメータについては ARIB 技 術 資 料 を 参 照 のこと 今 後 の 検 討 でなるべ<br />
く 種 類 を 絞 ることとする。<br />
208 付 属 -5<br />
2 3<br />
ページ 上 から 10 行 目 ~<br />
3 TMCC 情 報 の 内 、「 緊 急 警 報 放 送 用 起 動 フラグ」がオンになったら、 地 上 ア<br />
ダプターのブザー 及 び LED 表 示 にて 緊 急 情 報 があることを 報 せる。<br />
208 付 属 -5<br />
3 (2)<br />
ページ 上 から 23 行 目 ~<br />
共 用 化 BS/BS・ 広 帯 域 CS デジタル 受 信 機 装 置 から 地 上 アダプターへ 送 信 する<br />
DSIT コマンド、 地 上 アダプターの 受 信 状 態 を 知 るための Tuner Status<br />
Descriptor、 共 用 化 BS/BS・ 広 帯 域 CS デジタル 受 信 機 装 置 が 地 上 アダプターを<br />
認 識 するための Tuner Subunit Identifier Descriptor を 使 用 する。 詳 細 は 付 属 -5<br />
の 項 目 11 を 参 照 のこと。については、 受 信 サーチ 及 び 選 局 動 作 、 機 器 認 識 を 行 う<br />
上 で 必 要 な 部 分 のみ 規 定 することとし、その 他 の 部 分 については 地 上 アダプターの<br />
規 格 時 に 規 格 化 することとする。Tuner Status Descriptor には、DSIT コマンドで<br />
送 信 した 受 信 周 波 数 が 設 定 されているかどうかを 知 るために、 地 上 アダプターの 受<br />
信 動 作 周 波 数 を 知 ることができる center_frequency も 規 定 することにした。これ<br />
らのコマンドを 用 いて、 共 用 化 BS/BS・ 広 帯 域 CS 受 信 機 から 地 上 アダプターの<br />
選 局 動 作 を 確 実 に 行 えるようにするためには、 地 上 アダプターはこれらのコマンド<br />
が 送 られてきたときに 応 答 できる 機 能 を 必 須 でサポートしなければならない。な<br />
お、 地 上 アダプターが 表 5-1、5-2 の Tuner Subunit Identifier Descriptor の<br />
system_specification フィールド、Tuner Status Descriptor の genreal_tuner_<br />
status フィールドをサポートすることを 想 定 した。<br />
208 付 属 -5<br />
3 (2)<br />
ページ 上 から 26 行 目 ~<br />
表 5-1、 表 5-2 を 削 除<br />
208 付 属 -5<br />
3 (3)<br />
ページ 下 から 7 行 目 ~<br />
受 信 状 態 情 報 を 地 上 アダプターから 共 用 化 BS/BS・ 広 帯 域 CS デジタル 受 信 機<br />
装 置 に 送 り、それを 表 示 することが 必 要 である。 受 信 状 態 情 報 は「signal_strength」<br />
情 報 として 地 上 アダプターから 共 用 化 BS/BS・ 広 帯 域 CS デジタル 受 信 装 置 に 伝<br />
送 され、この 情 報 の 意 味 及 び 表 示 方 法 については 様 々な 議 論 があった。 候 補 にあ<br />
げられたのは「 受 信 C/N」「 受 信 電 界 強 度 」「 受 信 BER」 等 であった。 地 上 デジ<br />
タルテレビジョン 放 送 の 伝 送 特 性 ・ 受 信 特 性 等 から、どれを 選 ぶかは 審 議 未 了 で<br />
あり、 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 受 信 機 規 格 化 の 中 で 更 に 審 議 することとし<br />
た。 当 面 の 共 用 化 BS/BS・ 広 帯 域 CS 受 信 機 にあっては、 受 信 C/N、 受 信 電 界<br />
強 度 、 受 信 BER 等 のいずれであっても、その 数 値 を「signal_strength」 情 報 とし<br />
て 地 上 アダプターから 共 用 化 BS/BS・ 広 帯 域 CS 受 信 機 に 伝 送 し、 本 文 の 例 で 示<br />
すように 共 用 化 BS/BS・ 広 帯 域 CS デジタル 受 信 機 装 置 のはバー 表 示 等 で 表 示 す<br />
る。signal_strength に 関 しては、 付 属 -5 の 項 目 11 を 参 照 のこと。<br />
208 付 属 -5<br />
3 (4)<br />
ページ 下 から 2 行 目 に 項 目 追 加<br />
(4) 接 続 確 立 と TS 出 力<br />
209 付 属 -5<br />
3 (5)<br />
ページ 上 から 7 行 目<br />
(45) コピープロテクション<br />
(35)
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
209 付 属 -5<br />
3 (6)<br />
ページ 上 から 11 行 目 に 項 目 追 加<br />
(6) 高 速 デジタルインタフェースシステム 構 成 例<br />
210 付 属 -5<br />
4 (1)<br />
ページ 上 から 3 行 目 ~<br />
地 上 デジタルテレビジョン 放 送 では 受 信 可 能 局 が 受 信 点 により 異 なり、 受 信 者 毎 に<br />
受 信 局 リストが 異 なる 場 合 があることから、BS デジタル 放 送 及 び 広 帯 域 CS デジタル<br />
放 送 のような 全 局 SI による EPG は 困 難 と 予 想 される。 従 って、 受 信 機 側 で 各 局 SI<br />
をスキャン 受 信 し、BS デジタル 放 送 や 広 帯 域 CS 放 送 と 同 様 な EPG を 構 成 し 表 示 す<br />
るものとする。 各 局 SI 情 報 は、BS デジタル 放 送 及 び 広 帯 域 CS 放 送 の SI のデータ 量 、<br />
送 信 周 期 に 準 じて 送 信 するものとする。EPG については ARIB 技 術 資 料 を 参 照 のこと。<br />
SI 情 報 のスキャン 方 法 、EPG 合 成 方 法 、 表 示 方 法 、EPG 機 能 等 については 共 用 化 BS<br />
/BS・ 広 帯 域 CS デジタル 受 信 機 装 置 の 商 品 企 画 とする。<br />
210 付 属 -5<br />
4 (2)<br />
ページ 上 から 6 行 目 ~<br />
ARIB 技 術 資 料 を 参 照 のこと。service_id の 割 り 付 けについて 検 討 した 結 果 は、<br />
受 信 地 域 内 でユニークである 必 要 があり、 更 にサービスエリアを 超 えた 受 信 に 対 し<br />
ても 対 応 することを 考 慮 して、 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 において 全 国 的 にユ<br />
ニークな ID 番 号 を 割 り 付 けることが 最 適 解 であるとした。<br />
210 付 属 -5<br />
4 (3)<br />
ページ 上 から 8 行 目 ~<br />
ARIB 技 術 資 料 を 参 照 のこと。 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 の network_id の<br />
割 り 付 けについて 検 討 した 結 果 は、 受 信 地 域 内 においてユニークである 必 要 があ<br />
り、 更 にサービスエリアを 越 えた 受 信 に 対 しても 対 応 することを 考 慮 して、 地 上 デ<br />
ジタルテレビジョン 放 送 において 全 国 的 にユニークな ID 番 号 を 割 り 付 けることが<br />
最 適 解 であることとした。よって、「 放 送 局 単 位 ( 送 出 マスター 単 位 )」で 割 り 付 け<br />
ることとしたられる。 実 際 の network_id の 割 り 付 けは 地 上 デジタルテレビジョン<br />
放 送 開 始 直 前 となる。<br />
従 って、NIT についても 自 局 のみの 情 報 を 送 ることとした。<br />
210 付 属 -5<br />
5<br />
210 付 属 -5<br />
6<br />
ページ 上 から 10 行 目 ~<br />
地 上 デジタルテレビジョン 放 送 では「 音 声 ハーフレート」が 提 案 されている。<br />
共 用 化 BS/BS・ 広 帯 域 CS 受 信 機 であらかじめこの 機 能 を 持 たせるかについて 議<br />
論 されたが、 結 論 としては「 共 用 化 BS/BS・ 広 帯 域 CS デジタル 受 信 機 装 置 では<br />
音 声 ハーフレート 機 能 は 必 須 としない」こととした。このため、 運 用 上 での 制 限 が<br />
生 じるが、 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 運 用 規 格 制 定 段 階 で 検 討 することとした。<br />
ページ 上 から 16 行 目 ~<br />
「 緊 急 警 報 放 送 起 動 用 フラグ」については、 実 効 として、 共 用 化 BS/BS・ 広<br />
帯 域 CS デジタル 受 信 機 装 置 に 伝 送 されても 共 用 化 BS/BS・ 広 帯 域 CS デジタル<br />
受 像 機 受 信 装 置 がオン 状 態 でなければ 意 味 が 無 いこと 等 により、 地 上 アダプター<br />
において 同 フラグがオンになったら、ブザー 及 び LED 表 示 で 視 聴 者 に 報 せること<br />
の 方 が 良 いとの 結 論 に 達 した。 従 って、 同 フラグのはインタフェース 上 のは 伝 送<br />
は 特 に 規 定 しないこととした。<br />
「 伝 送 パラメータ 切 替 指 標 」については、 共 用 化 BS/BS・ 広 帯 域 CS デジタル<br />
受 信 機 装 置 側 での 利 用 としては 意 味 はあるが、 共 用 化 BS/BS・ 広 帯 域 CS デジタ<br />
ル 受 信 機 装 置 規 格 として 必 須 のレベルでないとし、インタフェース 上 の 伝 送 は 特<br />
に 規 定 しないこととした。<br />
210 付 属 -5<br />
7<br />
ページ 下 から 5 行 目 ~<br />
共 用 化 BS/BS・ 広 帯 域 CS デジタル 受 信 機 装 置 から 地 上 アダプターに 伝 送 され<br />
る 各 チャンネルの 中 心 周 波 数 情 報 は、 現 行 アナログテレビジョンチャンネルプラン<br />
での 中 心 周 波 数 +1/7MHz である。<br />
(36)
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
211 付 属 -5<br />
9<br />
212 付 属 -5<br />
10<br />
212 付 属 -5<br />
11<br />
ページ 下 から 1 行 目 の 図 番 号 変 更<br />
図 5-12 受 信 サーチ 時 の 周 波 数 スキャンのフローの 一 例<br />
ページ 上 から 2 行 目 の 表 番 号 変 更<br />
表 5-31 共 用 化 BS/BS・ 広 帯 域 CS デジタル 受 信 機 装 置 及 び 地 上 アダプターで<br />
蓄 積 すべきパラメータ 情 報<br />
ページ 上 から 4 行 目 の 後 ( 表 5-1 の 後 )に 項 目 追 加<br />
11 地 上 アダプターのデスクリプタ、コマンド、チューナモデル<br />
注 1) 改 版 後 のページ 及 び 項 目 等 を 示 す。 3) アンダーラインの 個 所 は 追 加 した 部 分 を 示 す。<br />
2) “ ”の 部 分 は 削 除 した 部 分 を 示 す。 4) 行 数 は 特 に 断 り 書 きのない 限 り、 項 目 等 の 中 の 第 何 行 目 かを<br />
示 す。<br />
(37)
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
4.1 版 改 定 履 歴 表<br />
ページ 節 番 号 等 改 定 内 容<br />
i~ 目 次 本 文 変 更 に 伴 う 頁 番 号 変 更 ・ 項 目 追 加<br />
1 1.2 本 標 準 規 格 は、11.7GHz~12.2GHz の 周 波 数 帯 の 放 送 衛 星 局 が 行 なう 標 準 テレビ<br />
ジョン 放 送 、 高 精 細 度 テレビジョン 放 送 、 超 短 波 放 送 及 びデータ 放 送 のうちデジタ<br />
ル 放 送 ( 以 下 「BS デジタル 放 送 」という。)、12.2GHz~12.75GHz の 放 送 衛 星 局 が<br />
行 なう 帯 域 幅 34.5MHz の 標 準 テレビジョン 放 送 、 高 精 細 度 テレビジョン 放 送 、 超<br />
短 波 放 送 及 びデータ 放 送 のうちデジタル 放 送 ( 以 下 「 広 帯 域 CS デジタル 放 送 」と<br />
いう。) 及 び 放 送 局 の 行 なう 標 準 テレビジョン 放 送 のうちデジタル 放 送 及 び 高 精 細 度<br />
テレビジョン 放 送 ( 以 下 「 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 」という。)の 受 信 装 置 に<br />
適 用 する。<br />
:<br />
1~2 1.3<br />
1.3 関 連 文 書<br />
:<br />
(6) ARIB 標 準 規 格 B20「 衛 星 デジタルテレビジョン 放 送 の 伝 送 方 式 」 標 準 規 格<br />
(7) ARIB 標 準 規 格 B24「デジタル 放 送 におけるデータ 放 送 符 号 化 方 式 と 伝 送 方<br />
式 」 標 準 規 格<br />
(8) ARIB 標 準 規 格 B25「デジタル 放 送 における 限 定 受 信 アクセス 制 御 方 式 」 標<br />
準 規 格<br />
(9) ARIB 標 準 規 格 B29「 地 上 デジタル 音 声 放 送 の 伝 送 方 式 」 標 準 規 格<br />
(10) ARIB 標 準 規 格 B30「 地 上 デジタル 音 声 放 送 の 用 受 信 装 置 」 標 準 規 格<br />
:<br />
8~9 4.4.8.3 4.4.8.3 全 受 信 装 置 共 通 データ 格 納 用 メモリ<br />
受 信 装 置 共 通 データの 不 揮 発 性 メモリ 領 域 としてジャンル 表 、 番 組 特 性 表 、 予 約<br />
語 等 の 格 納 領 域 として BS 用 受 信 装 置 は 10kBK バイト、BS・ 広 帯 域 CS 共 用 受 信<br />
装 置 は 30KB バイト、 地 上 ・BS・ 広 帯 域 CS 共 用 受 信 装 置 は 40K バイトを 確 保 す<br />
ること。なお、 各 種 共 用 受 信 装 置 では、 全 ての 伝 送 メディアで 共 通 に 運 用 されるジ<br />
ャンルコード 表 および 予 約 語 表 等 のメモリに 関 しては 共 用 しても 良 い。 及 び 更 に、<br />
ロゴデータを 格 納 するデータ 領 域 を 確 保 すること。ロゴデータについては 6 種 類 の<br />
ロゴタイプのうち、どれを 格 納 するかは 受 信 装 置 の 実 装 に 依 存 する。ロゴタイプ 別<br />
の 所 要 メモリ 容 量 を 表 54-4 に 示 す。<br />
17 5.2.9.3 5.2.9.3 全 受 信 装 置 共 通 データ 格 納 用 メモリ<br />
受 信 装 置 共 通 データの 不 揮 発 性 メモリ 領 域 としてジャンル 表 、 番 組 特 性 表 、 予 約<br />
語 等 の 格 納 領 域 をとして 地 上 用 受 信 装 置 は 10kK バイト、 地 上 ・BS・ 広 帯 域 CS 共<br />
用 受 信 装 置 は 40K バイトを 確 保 すること。このうちなお、 共 用 受 信 装 置 では、 全 て<br />
の 伝 送 メディアで 共 通 に 運 用 されるジャンルコード 表 および 予 約 語 表 用 等 のメモリ<br />
に 関 しては BS や 広 帯 域 CS などのデジタル 放 送 用 のメモリと 共 用 しても 良 い。<br />
32 6.2.1 (7) 6.2.1 の 項 目 (7)を 下 記 に 置 き 換 える。<br />
(7) マルチチャンネルから 2 チャンネルステレオへのダウンミックス 機 能<br />
(7-1) 2 チャンネルステレオへのダウンミックス 処 理<br />
2 チャンネルステレオ 再 生 機 能 を 持 つ 受 信 装 置 がマルチチャンネル 音 声 ス<br />
トリームを 再 生 する 場 合 、 表 6-DM1 にあるダウンミックス 処 理 を 行 うこと。<br />
ただし、この 処 理 によりオーバーロードになる 可 能 性 があるが、このような 場<br />
合 でも 異 音 を 発 生 させないこと( 最 大 音 声 レベル 以 上 の 場 合 でも 折 り 返 さない<br />
こと)。<br />
注 : 上 記 の 機 能 を 実 現 する 方 法 として、クリップ 処 理 を 行 う 簡 易 的 な 方 法 の 他<br />
に、AAC デコーダ 以 降 のボリューム 調 整 を 自 動 的 に 行 う 方 法 、 量 子 化 ビット 数 を<br />
上 方 に 増 やすことによりオーバロードを 起 こさせない 方 法 などが 想 定 されるが、<br />
その 実 現 方 法 については 商 品 企 画 マターとする。<br />
(38)
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
33 6.2.1 (7)<br />
前 ページに 続 く・・・<br />
表 6-DM1 2 チャンネルステレオへのダウンミックス 音 声 信 号 の 計 算 式<br />
受 信 した AAC ストリームのビット 値<br />
受 信 機 における 信 号 処 理<br />
Matrix_mix<br />
down_idx_<br />
present<br />
Pseudo_<br />
surroun<br />
d<br />
_enable<br />
matrix_<br />
mixdown<br />
_idx<br />
k の 値<br />
ダウンミックス 音 声 信 号 の<br />
計 算 式 : 注 1)<br />
1<br />
0/1<br />
: 注 5)<br />
0 1/√2<br />
1 1/2<br />
2 1/2√2<br />
Set1: 注 2)、 注 3)<br />
Lt= a*(L+1/√2*C+k*Sl)<br />
Rt= a*(R+1/√2*C+k*Sr))<br />
a=1/√2<br />
3 0<br />
0 注 6)<br />
Set3: 注 3)、 注 4)<br />
Lt=(1/√2)*(L+1/√2*C<br />
+1/√2*Sl)<br />
Rt=(1/√2)*(R+1/√2*C<br />
+1/√2*Sr)<br />
注 1) L は 3/2 方 式 音 声 の 左 前 方 チャンネル、C は 中 央 チャンネル、R は 右 前 方 チャンネ<br />
ル、Sl は 左 後 方 チャンネル、Sr は 右 後 方 チャンネルを 表 し、Lt、Rt はダウンミッ<br />
クスにより 生 成 されるステレオ 音 声 左 チャンネル、 右 チャンネルを 表 す。<br />
注 2) 上 記 の 計 算 式 は、ISO/IEC 13818-7 規 格 の 3.3.8.3 Matrix-mixdown process に 記<br />
載 されている 計 算 式 と 全 体 音 量 に 関 する 項 a が 異 なる。a の 値 は、2 チャンネルス<br />
テレオ 音 声 ストリームから 生 成 される 音 量 と、マルチチャンネル 音 声 ストリーム<br />
をデコードし、ダウンミックスによって 生 成 される 2 チャンネルステレオの 音 量<br />
を 可 能 な 限 り 同 等 とするように 規 定 したものである。 詳 細 は 付 属 -4 を 参 照 のこと。<br />
注 3) 3/2+LFE マルチチャンネルステレオにおいて LFE 信 号 が 伝 送 される 場 合 も、Set1<br />
または Set3 の 計 算 式 を 用 いる。<br />
注 4) 3/1 方 式 音 声 の 場 合 はkを 送 信 できないため、ダウンミックス 処 理 は、Set3 におい<br />
て Sl と Sr を 3/1 方 式 のサラウンド 信 号 S に 置 き 換 えた 式 で 表 現 される(S=Sl=<br />
Sr)。<br />
注 5) pseudo_surround_enable の 値 に 関 わらず、Set1 の 計 算 式 を 用 いる。ただし、(7-2)<br />
に 示 すように、pseudo_surround_enable = 1 の 場 合 は、オプションとして Set2<br />
を 追 加 することができる。<br />
注 6) PCE 未 取 得 時 は、matrix_mixdown_idx_present = 0 と 同 様 のダウンミックス 処<br />
理 を 行 うこと。<br />
(7-2) 外 部 擬 似 サラウンドプロセッサ 用 ダウンミックス 処 理<br />
外 部 の 擬 似 サラウンドプロセッサによりサラウンド 音 声 再 生 を 行 うため、2<br />
チャンネルステレオ 信 号 にダウンミックスする 場 合 は、オプションとして 表<br />
6-DM2 のダウンミックス 処 理 を 追 加 することができる。<br />
(39)
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
33~34 6.2.1 (7)<br />
前 ページに 続 く・・・<br />
表 6-DM2 外 部 擬 似 サラウンドプロセッサ 用 ダウンミックス 音 声 信 号 の 計 算 式<br />
受 信 した AAC ストリームのビット 値<br />
matrix_mix<br />
down_idx_<br />
present<br />
Pseudo_<br />
surroun<br />
d<br />
_enable<br />
matrix_<br />
mixdown<br />
_idx<br />
受 信 機 における 信 号 処 理<br />
ダウンミックス 音 声 信 号 の<br />
k の 値<br />
計 算 式<br />
1 1<br />
0<br />
1<br />
1/√2<br />
1/2<br />
Set2: 注 )<br />
Lt= a*(L+1/√2*Ck(Sl+Sr))<br />
2 1/2√2<br />
Rt= a*(R+1/√2*C+<br />
k(Sl+Sr))<br />
3 0 a=1/√2<br />
注 ) 上 記 の 計 算 式 は、ISO/IEC 13818-7 規 格 の 3.3.8.3 Matrix-mixdown process に 記 載<br />
されている 計 算 式 と 全 体 音 量 に 関 する 項 a が 異 なる。a の 値 は、2 チャンネルステレ<br />
オ 音 声 ストリームから 生 成 される 音 量 と、マルチチャンネル 音 声 ストリームをデコ<br />
ードし、ダウンミックスによって 生 成 される 2 チャンネルステレオの 音 量 を 可 能 な<br />
限 り 同 等 とするように 規 定 したものである。 詳 細 は 付 属 -4 を 参 照 のこと。<br />
(7-3) ステレオ 音 場 拡 大 用 ダウンミックス 処 理<br />
2 チャンネルステレオ 再 生 でサラウンドステレオ 音 場 を 擬 似 的 に 再 現 する<br />
ため、オプションとしてダウンミックス 処 理 を 追 加 することができる。ダウン<br />
ミックス 処 理 方 法 の 詳 細 は 商 品 企 画 マターとするが、 次 の 機 能 を 満 足 するこ<br />
と。<br />
・ 2 チャンネルステレオ 音 声 ストリームから 生 成 された 音 声 の 音 量 と、マル<br />
チチャンネル 音 声 ストリームをデコードし、ダウンミックスによって 生<br />
成 された 2 チャンネルステレオ 音 声 の 音 量 は 可 能 な 限 り 同 等 であること。<br />
・ ダウンミックス 時 に 音 量 を 保 つようにすることによりオーバーロードに<br />
なる 可 能 性 があるが、このような 場 合 でも 異 音 を 発 生 させないこと。<br />
99 第 10 章 CA モジュールインタフェースとして、デジタル 放 送 における 限 定 受 信 アクセス<br />
制 御 方 式 「ARIB <strong>STD</strong>-B25」に 基 づく 低 速 または 高 速 CA インタフェースを 備 える<br />
ことが 望 ましい。<br />
※1 当 面 <strong>STD</strong>-B25 で 規 格 化 された 低 速 CA インターフェイスとする。<br />
※2 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 受 信 装 置 で 限 定 受 信 機 能 を 実 装 する 場 合 は 本<br />
規 定 による。<br />
(40)
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
118 11.5.7.4<br />
(2)<br />
(2)TA<br />
TA の 内 容 を 表 11-21 に 示 す。<br />
表 11-21 TA<br />
情 報 要 素<br />
TA の 通 信 速 度<br />
通 信 モード 設 定<br />
無 通 信 切 断 タイマ 時 間<br />
通 信 形 式<br />
自 動 着 信<br />
MP 通 信<br />
ダイヤル 後 相 手 応 答 待 ち 時 間<br />
エスケープコード<br />
CR コード<br />
LF コード<br />
BS コード<br />
設 定 値<br />
64Kkbps<br />
非 同 期 - 同 期 PPP 変 換<br />
設 定 しない<br />
Bch 回 線 交 換<br />
しない<br />
使 用 しない<br />
50s<br />
+ <br />
CR <br />
LF <br />
BS <br />
123 12.2.1.1<br />
表 12-2<br />
133 12.3.2<br />
(2)<br />
12.2.1.1 ソフトウエアダウンロードトリガーテーブル<br />
表 12-2 ダウンロードコンテンツ 記 述 子 の 構 造<br />
データ 構 造 ビット 数 ビット 列 表 記<br />
Download_content_descriptor ()<br />
{<br />
descriptor_tag<br />
:<br />
8<br />
:<br />
uimsbf<br />
:<br />
(2) 「 付 属 (ダウンロード 機 能 )」の Appendix A に 詳 述 する 受 信 機 共 通 データのメモ<br />
リ 領 域 として 少 なくとも 予 約 語 等 の 格 納 領 域 として BS 用 受 信 装 置 は 10KB バイト、<br />
BS・ 広 帯 域 CS 共 用 受 信 装 置 は 30KB バイト、 地 上 用 受 信 装 置 は 10KB バイト、 地<br />
上 ・BS・ 広 帯 域 CS 共 用 受 信 装 置 は 40K バイトを 確 保 する 事 こと。なお、 各 種 共<br />
用 受 信 装 置 では、 全 ての 伝 送 メディアで 共 通 に 運 用 されるジャンルコード 表 および<br />
予 約 語 表 用 等 のメモリに 関 しては 共 用 しても 良 い。<br />
205 付 属 -4 ISO/IEC 13818-7 規 格 には AAC デコーダにおけるダウンミックス 計 算 式 として、<br />
3.3.8.3 Matrix-mixdown process にビットオーバフローを 発 生 させない 式 が 記 載 さ<br />
れている。しかし、2 チャンネルステレオ 再 生 装 置 において、その 式 を 用 いて 5 チ<br />
ャンネル 番 組 をステレオ 音 声 にダウンミックスした 場 合 、2 チャンネル 番 組 と 5 チ<br />
ャンネル 番 組 をダウンミックス 処 理 したステレオ 音 声 の 音 の 大 きさの 差 が 無 視 でき<br />
ないほど 大 きくなる。ユーザーサイドの 積 極 的 な 調 整 を 期 待 できる DVD 再 生 と 異<br />
なり、 放 送 受 信 の 場 合 、 受 信 者 に 番 組 ごとに 音 量 の 調 節 を 期 待 するのは 難 しい。 従<br />
って、 放 送 受 信 機 の 場 合 は ISO/IEC の 式 に 代 わり、 音 量 の 差 の 少 ないダウンミック<br />
ス 計 算 式 が 必 要 である。2 チャンネル 番 組 のステレオ 音 声 とマルチチャンネルステ<br />
レオ 番 組 をダウンミックス 処 理 して 生 成 されたステレオ 音 声 の 音 量 があまり 変 わら<br />
ないことを 簡 易 的 に 実 現 するためにダウンミックス 係 数 値 がを 検 討 されし、6.2.1<br />
項 に 参 考 例 の 位 置 づけで a=0.707(1/√2)または 1/(√(3/2+k*k))を 記 載 するに 至 っ<br />
た 経 緯 を 以 下 に 説 明 する。<br />
205 付 属 -4<br />
2 番 目 の●<br />
● a=0.707(1/√2)または 1/(√(3/2+k*k))とした 場 合 の 上 記 の 要 求 条 件 との 整 合<br />
性<br />
(41)
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
205 付 属 -4<br />
2 番 目 の●<br />
の(3)<br />
(3) 異 なる 形 式 の 番 組 間 の 音 の 大 きさの 差 について<br />
a=0.707 の 場 合 、 聴 取 レベルは 3dB 低 下 する。しかしが、 番 組 制 作 においては<br />
2ch でも 5ch でも 各 ch に 基 準 レベルで 録 音 するので、ミキシング 方 法 にも 依 存<br />
するが、 全 体 としては 5ch の 方 が 大 きな 音 量 で 制 作 される。したがって、ダウン<br />
ミックスによるこの 聴 取 レベルの 低 下 は 許 容 範 囲 と 思 われる。<br />
2ch 再 生 装 置<br />
(a=0.707)におけ<br />
る 聴 取 レベル<br />
L=-3dB,R=-3dB で<br />
録 音 された 2/0 番 組<br />
のセンター 定 位 音<br />
0dB<br />
C=0dB で 録 音 され<br />
た 3/2 番 組 のセンタ<br />
ーch 音<br />
-3dB<br />
206 付 属 -4<br />
3 番 目 の●<br />
● 結 論<br />
全 ての 要 求 条 件 を 満 たすことはできないが、a=0.707(1/√2)または 1/(√(3/2+<br />
k*k))はほぼ 適 当 と 考 えられる。しかし、 音 量 を 合 わせる 方 法 として、クリップ 処 理<br />
を 行 う 簡 易 的 な 方 法 の 他 に、AAC デコーダ 以 降 のボリューム 調 整 を 自 動 的 に 行 う 方<br />
法 、 量 子 化 ビット 数 を 上 方 に 増 やすことによりオーバロードを 起 こさせない 方 法 な<br />
どが 想 定 されるため、その 実 現 方 法 については 商 品 企 画 マターとする。<br />
注 1) 改 版 後 のページ 及 び 項 目 等 を 示 す。 3) アンダーラインの 個 所 は 追 加 した 部 分 を 示 す。<br />
2) “ ”の 部 分 は 削 除 した 部 分 を 示 す。 4) 行 数 は 特 に 断 り 書 きのない 限 り、 項 目 等 の 中 の 第 何 行 目 かを 示 す。<br />
(42)
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
4.0 版 改 定 履 歴 表<br />
ページ 節 番 号 等 改 定 内 容<br />
別 表 表 末 にモトローラ㈱に 関 する 記 載 を 追 加<br />
i~ 目 次 本 文 変 更 に 伴 う 頁 番 号 変 更 ・ 項 目 追 加<br />
1 1.3 (1) 電 気 通 信 技 術 審 議 会 諮 問 第 74 号 答 申 書<br />
(2) 電 気 通 信 技 術 審 議 会 諮 問 第 98 号 答 申 書<br />
102~107<br />
11.3.2.1~<br />
11.3.2.5<br />
表 11-4, 表 11-6, 表 11-12 のフォーマットを 以 下 のように 変 更<br />
表 11-4 バイナリ- 転 送 用 通 信 プロトコル<br />
レイヤ プロトコルスタック プロトコルスタック<br />
アプリケーション 層 サービスに 応 じて 選 定<br />
データリンク 層 BASIC 手 順 (JIS X5002)<br />
コードインディペンデントモ<br />
ード<br />
HDLC 手 順 (JIS X5104、<br />
X5105、X5106)<br />
物 理 層 V.22bis 以 上 、MNP4 以 上 V.22bis 以 上 、MNP4 以 上<br />
↓<br />
表 11-4 バイナリ- 転 送 用 通 信 プロトコル<br />
レイヤ<br />
プロトコルスタック<br />
アプリケーション 層 サービスに 応 じて 選 定<br />
データリンク 層 BASIC 手 順 (JIS X5002)<br />
コードインディペンデントモード<br />
物 理 層<br />
V.22bis 以 上 、MNP4 以 上<br />
レイヤ<br />
プロトコルスタック<br />
アプリケーション 層 サービスに 応 じて 選 定<br />
データリンク 層 HDLC 手 順 (JIS X5104、X5105、X5106)<br />
物 理 層<br />
V.22bis 以 上 、MNP4 以 上<br />
104 11.3.2.2 表 11-6<br />
レイヤ<br />
プロトコルスタック<br />
アプリケーション 層 HTTP1.0(RFC1945), HTTP1.1(RFC2616),Telnet, FTP,<br />
NNTP, SMTP, POP3, DNS(RFC1123) 等 の 中 からサービス<br />
に 応 じて 選 定<br />
・<br />
データリンク 層 PPP(RFC1661,1662)/IPCP(RFC1332)<br />
PAP(RFC1334)/CHAP(RFC1994),<br />
PPP Internet Protocol Control Protocol Extensions for<br />
Name Server Addresses(RFC1877)<br />
CCP(RFC1962)<br />
105 11.3.2.3 表 11-7<br />
チャネル 種 別 B チャネル D チャネル<br />
レイヤ プロトコルスタック プロトコルスタック<br />
アプリケーション 層 HTTP1.0(RFC1945),<br />
サービスに 応 じて 選 定<br />
HTTP1.1(RFC2616),Telnet, FTP,<br />
NNTP, SMTP, POP3,<br />
DNS(RFC1123) 等 の 中 からサービス<br />
に 応 じて 選 定<br />
・<br />
データリンク 層 PPP(RFC1661,1662)/IPCP(RFC1332)<br />
PAP(RFC1334)/CHAP(RFC1994),<br />
PPP Internet Protocol Control<br />
Protocol Extensions for Name Server<br />
Addresses(RFC1877)<br />
CCP(RFC1962)<br />
TTC JT-Q.921<br />
(43)
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
105 11.3.2.3 表 11-8<br />
チャネル 種 別 B チャネル D チャネル<br />
レイヤ プロトコルスタック プロトコルスタック<br />
アプリケーション 層 HTTP1.0(RFC1945),<br />
サービスに 応 じて 選 定<br />
HTTP1.1(RFC2616),Telnet,<br />
FTP, NNTP, SMTP, POP3,<br />
DNS(RFC1123) 等 の 中 からサー<br />
ビスに 応 じて 選 定<br />
・<br />
データリンク 層 PPP(RFC1661,1662)/IPCP(RFC1<br />
332)<br />
PAP(RFC1334)/CHAP(RFC1994),<br />
PPP Internet Protocol Control<br />
Protocol Extensions for Name<br />
Server Addresses(RFC1877)<br />
CCP(RFC1962)<br />
TTC JT-Q.921<br />
106 11.3.2.4 表 11-9<br />
アプリケーション 層<br />
データリンク 層<br />
プロトコルスタック<br />
HTTP1.0(RFC1945), HTTP1.1(RFC2616),Telnet, FTP,<br />
NNTP, SMTP, POP3, DNS(RFC1123),DHCP 等 の 中 から<br />
サービスに 応 じて 選 定<br />
・<br />
PPP(RFC1661,1662)/PPPoE(RFC2516)<br />
/IPCP(RFC1332) (※1)<br />
PAP(RFC1334)/CHAP(RFC1994),<br />
PPP Internet Protocol Control Protocol Extensions for<br />
Name Server Addresses(RFC1877)<br />
IEEE802.2/ARP(RFC826)<br />
CCP(RFC1962)<br />
106 11.3.2.4 表 11-10<br />
レイヤ<br />
アプリケーション 層<br />
107~108 11.3.2.5 表 11-12<br />
レイヤ<br />
アプリケーション 層<br />
プロトコルスタック<br />
HTTP1.0(RFC1945), HTTP1.1(RFC2616),Telnet, FTP,<br />
NNTP, SMTP, POP3, DNS(RFC1123),DHCP 等 の 中 から<br />
サービスに 応 じて 選 定<br />
・<br />
プロトコルスタック<br />
HTTP 1.0(RFC1945), HTTP1.1(RFC2616), Telnet, FTP,<br />
NNTP, SMTP, POP3, DNS(RFC1123) 等 の 中 からサービ<br />
スに 応 じて 選 定<br />
・・<br />
データリンク 層<br />
PPP(RFC1661,1662)/IPCP(RFC1332)<br />
PAP(RFC1334)/CHAP(RFC1994),<br />
PPP Internet Protocol Control Protocol Extensions for<br />
Name Server Addresses(RFC1877)<br />
LCP Extensions(RFC1570)<br />
CCP(RFC1962)<br />
125 12.2.1.1 ページ 上 から 9~10 行 目<br />
module_info_byte:DII にて 記 述 される type 記 述 子 、Name 記 述 子 、Info<br />
記 述 子 、Control 記 述 子 のうち 必 要 なものを 格 納 する。<br />
(44)
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
127 12.2.2.1 表 12-5<br />
Syntax<br />
DownloadInfoIndication(){<br />
dsmccMessageHeader()<br />
downloadIDd<br />
blockSize<br />
・<br />
・<br />
for ( i=0 ; i< NumberOfModules ; i++ ){<br />
moduleIDd<br />
moduleSize<br />
・<br />
・<br />
バイト 数<br />
4<br />
2<br />
・<br />
・<br />
2<br />
4<br />
・<br />
・<br />
130 12.2.2.2 ページ 下 から 9 行 目<br />
CRC_32(CRC):これは ARIB <strong>STD</strong>-B10 の 付 録 B で 定 義 するデコーダに<br />
おいて、セクション 全 体 を 処 理 した 後 にレジスタ 出 力 がゼロになるような<br />
CRC 値 を 含 む、32 ビットのフィールドである。<br />
147~152 第 16 章 「 第 16 章 サーバー 型 放 送 受 信 機 能 」を 追 加<br />
153 第 17 章 「 第 17 章 権 利 保 護 機 能 」を 追 加<br />
249~250 付 属 -11 「 付 属 -11 サーバー 型 放 送 サービス 毎 信 号 処 理 」を 追 加<br />
251~291 付 録 「 付 録 」を 追 加<br />
注 1) 改 版 後 のページ 及 び 項 目 等 を 示 す。 3) アンダーラインの 個 所 は 追 加 した 部 分 を 示 す。<br />
2) “ ”の 部 分 は 削 除 した 部 分 を 示 す。 4) 行 数 は 特 に 断 り 書 きのない 限 り、 項 目 等 の 中 の 第 何 行 目 かを 示 す。<br />
(45)
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
3.2 版 改 定 履 歴 表<br />
ページ 節 番 号 等 改 定 内 容<br />
別 表<br />
特 許 出 願 人 発 明 の 名 称 出 願 番 号 等 備 考<br />
・<br />
日 本 電 気 株 式 会 社 圧 縮 記 録 画 像 の<br />
対 話 型 再 生 方 式<br />
特 許 2134585 号<br />
( 株 ) 次 世 代 デジ<br />
タルテレビジョ<br />
ン 放 送 システム<br />
研 究 所<br />
(*1)<br />
平 成 13 年 11 月<br />
30 日 までに 記<br />
載 する(*4)<br />
・<br />
平 成 13 年 11 月<br />
30 日<br />
までに 記 載 する<br />
ARIB <strong>STD</strong>-B21 3.0 版 について 包<br />
括 確 認 書 を 提 出 (*4)<br />
包 括 確 認 書 の<br />
提 出<br />
全 般<br />
および 及 び<br />
i~ 目 次 本 文 変 更 に 伴 う 頁 番 号 変 更 ・ 項 目 追 加<br />
17 5.2.9.3 9 行 目 ~<br />
さらに、 周 波 数 リスト・ 変 更 情 報 の 格 納 領 域 を 確 保 すること。 運 用 につ<br />
いては 本 書 付 属 -3 及 び ARIB 技 術 資 料 「 地 上 デジタルテレビジョン 放 送<br />
運 用 規 定 」を 参 照 のこと。<br />
45~ 第 9 章 9 章 全 般<br />
Tuner Ssubunit の 修 正<br />
45 第 9 章 4 行 目 ~<br />
なお、 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 受 信 装 置 の 仕 様 については、 周 波<br />
数 のチューニング 方 法 等 運 用 方 式 の 検 討 を 待 って 規 格 の 追 加 、 修 正 をする。<br />
46 9.1.5 2 行 目 ~<br />
衛 星 デジタル 放 送 受 信 装 置 及 び 地 上 デジタル 放 送 受 信 装 置 は 1394 Trade<br />
Association( 以 下 1394TA)における AV/C Tuner Subunit の 以 下 の 機 能 を 実<br />
装 する。<br />
Tuner Ssubunit の 仕 様 は 1394TA における AV/C Digital Interface<br />
Command Set General Specification Version4.13.0( 以 下 AV/C General)、<br />
AV/C Descriptor Mechanism Specification Version1.0( 以 下 AV/C<br />
Descriptor)、AV/C Tuner Model and Command Set Version2.01.0 ( 以 下<br />
AV/C Tuner)、…<br />
47 9.1.5.1 2 行 目 ~<br />
9.1.5.1.1 衛 星 デジタル 放 送 受 信 装 置 のデスクリプタ<br />
Enhancements Tuner DVB の Profile1 に 準 拠 する 衛 星 デジタル 放 送 受 信<br />
装 置 は AV/C General、AV/C Descriptor 及 び AV/C Tuner で 規 定 される 表<br />
9-5 の 二 つのデスクリプタをサポートしなければならない。<br />
49 9.1.5.1.1 表 9-7<br />
値<br />
意 味<br />
0x020 AV/C DescriptorGeneral Spec Ver1.03.0 に 準 拠 した<br />
Descriptor 構 造<br />
(46)
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
51 9.1.5.1.1 ページ 上 から 1 行 目 ~<br />
・antenna_specification<br />
external_input_plug_number 番 号 には 0x80-0x9E の 値 を 設 定 可 能 である<br />
が、0x9E を 使 うことを 推 奨 する。<br />
衛 星 デジタル 放 送 受 信 装 置 (unit) の antenna の external_antenna_<br />
input_plug と Tuner Subunit の・・・<br />
51~53 9.1.5.1.1 表 9-15<br />
表 内 全 般 (・・・bit)を(・・・bits)に 修 正<br />
reserved_fields, PID, stream_content,<br />
component_type, iso_639_language_code,<br />
component_tag, reserved(2bits)<br />
8 [0x04]<br />
53 9.1.5.1.1 ページ 下 から 6 行 目 ~<br />
・active_system_id<br />
active_system_id は 受 信 中 の 放 送 システムに 対 応 する system_idID の 値 を<br />
記 述 する。<br />
active_system_id の 設 定 値 については、Tuner Subunit Identifier<br />
Descriptor の system_idID を 参 照 のこと。<br />
53~54 9.1.5.1.1 ・searching, moving, no_RF<br />
searching, moving, no_RF の 各 フラグの 機 能 を 表 9-16 に 示 す。なお、<br />
no_RF の 値 ( 状 態 )は 衛 星 デジタル 放 送 受 信 機 のフロントエンドのロッ<br />
ク 状 態 を 反 映 し、アンロック 状 態 の 場 合 に no_RF=1 となる。また、そ<br />
れ 以 外 の 状 態 ( 衛 星 デジタル 受 信 機 が 動 作 していない 場 合 にも、 中 以 外 )<br />
は no_RF=1 とする。<br />
54 9.1.5.1.1 表 9-16 の 下 5 行 目 ~<br />
・selected_antenna<br />
selected_antenna は 接 続 されているアンテナの Tuner Subunit Identifier<br />
Descriptor で 指 定 される antenna_specication のインデックス 値 とする。<br />
通 常 は antenna_specication は 一 つだけ 定 義 されているので、<br />
selected_antenna=0x00 である。<br />
54 9.1.5.1.1 表 9-17<br />
antenna_general_syste デフォルト 値<br />
記 述<br />
m_info<br />
BER (bit error rate) 0x00000000 左 のデフォルト 値 をせっていする<br />
か、もしくは 正 しい 値 を 設 定 するし<br />
てもよい。<br />
signal_strength 0xFF 左 のデフォルト 値 をせっていする<br />
か、もしくは 正 しい 値 を 設 定 するし<br />
てもよい。<br />
{raster_frequency(2bits)<br />
, RF_frequency(22bits)}<br />
manufacturer_depende<br />
nt_info_length<br />
0x800000<br />
0x00<br />
左 のデフォルト 値 をせっていする<br />
か、もしくは 正 しい 値 を 設 定 するし<br />
てもよい。<br />
ただし raster_freq.=0x2(4kHz)は<br />
固 定<br />
( 以 下 の raster_frequency の 説 明<br />
参 照 )<br />
manufacturer_dependent_info は<br />
使 用 しない<br />
56 9.1.5.1.1 ページ 下 から 4 行 目 ~5 行 目<br />
・・・から 入 力 されている 場 合 は input=1 を 設 定 表 示 する。<br />
・data_status field<br />
(47)
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
57 9.1.5.1.1 表 9-20 の 下 6~7 行 目<br />
また、 何 らかの 状 況 でサービスが 休 止 と 判 断 できる 場 合 も<br />
number_of_selection_specification を 0x00 とするとともに 直 前 の status<br />
の 値 も 0x00 としても 良 い。<br />
57~68 9.1.5.1.2 9.1.5.1.2 項 を 追 加 以 下 、 表 番 号 等 を 変 更<br />
68 9.1.5.2 2 行 目 ~<br />
9.1.5.2.1 衛 星 デジタル 放 送 受 信 装 置 の AV/C コマンド<br />
Enhancements Tuner DVB の Profile1 に 準 拠 する 衛 星 デジタル 放 送 受<br />
信 装 置 は 以 下 のコマンドを 必 須 でサポートしなければならない。コマンド<br />
は AV/C General コマンドと、AV/C Descriptor コマンドならびに AV/C<br />
Tuner コマンドに 分 けられる。<br />
各 コマンドの 詳 細 は、AV/C General、AV/C Descriptor ならびにコマン<br />
ドの 詳 細 は AV/C General を 参 照 のこと。<br />
AV/C Tuner コマンドの 詳 細 は AV/C Tuner を 参 照 のこと。<br />
69 9.1.5.2.1 表 9-39<br />
Opcode 値 Command<br />
記 述<br />
サポート<br />
Type<br />
UNIT INFO 0x30 STATUS - 必 須<br />
SUBUNIT INFO 0x31 STATUS - 必 須<br />
OPEN 0x08 CONTROL Descriptor のアクセ 必 須 ( 注 1)<br />
DESCRIPTOR<br />
ス 権 を 取 得 する<br />
OPEN 0x08 STATUS Descriptor のアクセ 必 須<br />
DESCRIPTOR<br />
ス 状 態 を 調 べる<br />
READ<br />
DESCRIPTOR<br />
0x09 CONTROL Descriptor からデー<br />
タを 読 み 込 む<br />
必 須<br />
POWER 0xB2 CONTROL/<br />
STATUS<br />
電 源 制 御<br />
(CONTROL)・<br />
状 態 (STATUS)<br />
必 須 ( 注 21)<br />
注 1: OPEN DESCRIPTOR コマンドは read_open subfunction (0x01)<br />
および close subfunction(0x00)のみをサポートする。<br />
注 21:POWER コマンドは、 衛 星 デジタル 放 送 受 信 装 置 がチューナ 単 体 の<br />
場 合 には、Unit に 対 する POWER command のサポートを 必 須 とし、<br />
Tuner Subunit に 対 する SubunitPOWER command のサポートは<br />
オプションとする。またチューナ 単 体 受 信 装 置 でない 場 合 には、そ<br />
れ 以 外 の 場 合 には、POWER command は Tuner Subunit に 対 する<br />
SubunitPOWER command のサポートを 必 須 とする。<br />
チューナ 単 体 の 衛 星 デジタル 放 送 受 信 装 置 において、Tuner<br />
Subunit に 対 する POWER command もサポートする 場 合 には、<br />
Unit に 対 する POWER command に 対 しても Tuner Subunit に 対<br />
する POWER command に 対 しても、 同 様 の 内 部 動 作 をするものと<br />
し、また 遷 移 後 も 同 様 の 状 態 を 示 すこととする。<br />
上 記 においてチューナ 単 体 の 受 信 装 置 とは、Tuner Subunit 以 外 に<br />
入 出 力 機 能 (source/destination_plug)を 持 つ subunit を 含 まない 装<br />
置 とし、 複 数 の Tuner Subunit が 実 装 されている 場 合 も、 本 ガイド<br />
ラインにおけるチューナ 単 体 受 信 装 置 の 対 象 からは 除 外 する。<br />
コントローラは、 上 記 以 外 の 衛 星 デジタル 放 送 受 信 装 置 ( 複 合 受 信 装<br />
置 )の 場 合 には、Unit に 対 する POWER command はサポートされて<br />
いる 場 合 も、サポートされていない 場 合 もあることに 注 意 すること。<br />
(48)
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
69 9.1.5.2.1 (2) 項 を 追 加 以 下 、 項 番 、 表 番 号 等 を 変 更<br />
(2) AV/C Descriptor コマンド<br />
衛 星 デジタル 放 送 受 信 装 置 は、 表 9-40 の AV/C Descriptor コマンド<br />
をサポートする。<br />
表 9-40 必 須 AV/C Descriptor コマンド<br />
Opcode 値 Command<br />
Type<br />
記 述<br />
OPEN 0x08 CONTROL Descriptor のアクセス 権<br />
DESCRIPTOR<br />
を 取 得 ・ 開 放 する<br />
OPEN 0x08 STATUS Descriptor のアクセス 状<br />
DESCRIPTOR<br />
態 を 調 べる<br />
READ 0x09 CONTROL Descriptor からのデータ<br />
DESCRIPTOR<br />
を 読 み 込 む<br />
サポート<br />
必 須 ( 注 1)<br />
必 須<br />
必 須<br />
注 1 : OPEN DESCRIPTOR コマンドについては、read_open<br />
subfunction(0x01) 及 び close subfunction(0x00)のみをサポートす<br />
る。<br />
70 9.1.5.2.1 表 9-41 の 下<br />
DIRECT SELECT INFORMATION TYPE コマンドでは subfunction が<br />
replace(0xD2)、 及 び information_type が” selecting a complete service”<br />
(0x82)のサポートを 必 須 とする。<br />
70~71 9.1.5.2.1 表 9-42<br />
表 内 全 般 (・・・bit)を(・・・bits)に 修 正<br />
・<br />
・<br />
・<br />
system_specific_multiplex_selection_length 8 0x11<br />
・<br />
・<br />
・<br />
reserved_field, pol, orb_pos, RFR_freq_ raster_freq, 8 [0x00]<br />
symbol_rate, FEC_outer, FEC_inner, modulation<br />
・<br />
・<br />
・<br />
reserved_fields, PID, stream_content,<br />
component_type, iso_639_language_code,<br />
component_tag, reserved(2bits)<br />
8 [0x04]<br />
72 9.1.5.2.1 ページ 上 から 17~18 行 目<br />
衛 星 デジタル 放 送 受 信 装 置 では”service_id”のサーチのみオプションでサ<br />
ポート 可 能 するとし、この 場 合 の system_specific_search_flags の 値 は、<br />
0x10 となる。<br />
72 9.1.5.2.1 ページ 下 から 4~5 行 目<br />
・・・DSIT コマンドを 実 行 した 場 合 は、 受 信 装 置 は Rresponse で”NOT<br />
IMPLEMENTED”を 返 す。<br />
73 9.1.5.2.1 ページ 上 から 5 行 目<br />
・・・DSIT コマンドでは 常 に”0”とする。( 意 味 を 持 たない)<br />
73 9.1.5.2.1 ページ 上 から 10 行 目 ~<br />
・・・(information_type=0x83)はオプションであるが、これを 指 定 する 場<br />
合 には、system_specific_component_selection_attributes は・・・<br />
・<br />
・<br />
・<br />
(49)
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
73 9.1.5.2.1 ページ 下 から 12 行 目 ~<br />
衛 星 デジタル 放 送 受 信 装 置 は、コントローラからの DSIT コマンドを 受 信<br />
した 際 に、で org_network_id と service_id の 両 方 が 正 しく 指 定 された 場 合<br />
のみ 正 常 な 選 局 動 作 を 行 うことができる。<br />
サポートしていない org_network_id が DSIT コマンドで 指 定 された 場<br />
合 、 選 局 は 行 われない。サポートしていないことが 100msec 以 内 に 判 断 で<br />
きる 場 合 には NOT IMPLEMENTED を 返 す。100msec 以 内 に 判 断 できな<br />
い 場 合 には、サポートの 有 無 に 関 係 なく、また 選 局 動 作 の 終 了 を 待 たずに<br />
ACCEPTED を 返 してもよいが、100msec 以 内 に 判 断 できるようにするこ<br />
とが 望 ましい。<br />
コントローラからの DSIT コマンドに 対 して、 選 局 動 作 の 終 了 を 待 たずに<br />
ACCEPTED を 返 す 場 合 には、 次 項 の status field を”0x01”に 設 定 すると 同<br />
時 に、 直 ちに Tuner Status Descriptor の searching を”1”とし、 選 局 が 完<br />
了 した 時 点 で”0”としなければならない。<br />
DSIT コマンドに 対 して ACCEPTED を 返 したにもかかわらず、 無 効 な<br />
org_network_id や service_id が 指 定 された 等 の 理 由 により、・・・<br />
74 9.1.5.2.1 表 9-43<br />
表 内 の( 注 1)を( 注 2)に 修 正 。<br />
表 の 下 の 注<br />
注 21: コントローラは 以 下 の 動 作 手 順 で Tuner Status Ddescriptor の 確<br />
認 を 行 う。<br />
1. Tuner Status descriptor の searching=0 の 状 態 になるまで 待 つ。<br />
また、searching ビットが”0”になるまで 確 認 を 繰 り 返 す。<br />
2. Tuner Status Ddescriptor の info_type_status 内 にある status field<br />
及 び information_type field の 確 認 を 行 う。Tuner Status Ddescriptor<br />
の status 及 び information_type には source_plug への 出 力 状 態 が 表<br />
示 されており、それぞれの 意 味 は 9.1.5.1.1 の (2) Tuner Status<br />
Descritpor の 表 9-20 及 び 表 9-21 を 参 照 。<br />
74~81 9.1.5.2.2 9.1.5.2.2 項 を 追 加 以 下 、 表 番 号 等 を 変 更<br />
81 9.1.5.3 3 行 目<br />
・・・antenna destination plug は 衛 星 デジタル 放 送 受 信 装 置 衛 星 または<br />
地 上 デジタル 放 送 受 信 装 置 ・・・<br />
82 9.1.5.3 (2) Tuner Subunit の 接 続 モデル 例<br />
衛 星 デジタル 放 送 受 信 装 置 衛 星 または 地 上 デジタル 放 送 受 信 装 置<br />
(Unit)の 接 続 モデルの 例 として、Tuner Subunit を 一 つ 内 蔵 するモデル<br />
を 図 9-2 に 例 示 する。<br />
Tuner Subunit は 二 つの 入 力 plug(antenna destination plug 及 び<br />
demux destination plug)と 一 つの 出 力 plug(source plug)があり、antenna<br />
destination plug は 衛 星 デジタル 放 送 受 信 装 置 衛 星 または 地 上 デジタル 放<br />
送 受 信 装 置 の external (antenna) input plug と 接 続 され、demux<br />
destination plug は SW1 を 介 して 衛 星 デジタル 放 送 受 信 装 置 衛 星 または 地<br />
上 デジタル 放 送 受 信 装 置 の serial bus input plug と 接 続 可 能 である。source<br />
plug は SW2 を 介 して 衛 星 デジタル 放 送 受 信 装 置 衛 星 または 地 上 デジタル<br />
放 送 受 信 装 置 の 二 つの output plug(serial bus output plug 及 び external<br />
output plug(analog output))と 接 続 可 能 である。<br />
(50)
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
9.1.5.3 (3) demux destination plug から 受 信 時 のコマンド<br />
衛 星 デジタル 放 送 受 信 装 置 衛 星 または 地 上 デジタル 放 送 受 信 装 置 の<br />
Tuner subunitTuner Subunit が demux destination plug からストリー<br />
ムを 受 信 している 時 は、 衛 星 デジタル 放 送 受 信 装 置 衛 星 または 地 上 デジ<br />
タル 放 送 受 信 装 置 が 正 常 に 選 局 を 行 えるストリームの 場 合 のみコントロ<br />
ーラからの DSIT コマンドを 受 け 付 ける。その 場 合 の 選 択 動 作 の 制 御 を<br />
行 う DSIT コマンドは 以 下 の 規 定 を 満 足 することとする。ただし、 以 下<br />
で 規 定 されていない field は 9.1.5.2.の(2)の1の 規 定 に 従 うこととする。<br />
demux destination plug から 受 信 したストリームの 選 択 時 の DSIT コ<br />
マンドは 衛 星 デジタル 放 送 受 信 装 置 では 表 9-4224 に、 地 上 デジタル 放<br />
送 受 信 装 置 では 表 9-47 に 示 される 構 造 となる。<br />
85~86 9.1.7.2 (3) SIT で 伝 送 する 記 述 子 の 識 別 子 及 び 送 出 の 基 準<br />
SIT で 伝 送 する 記 述 子 のタグ 値 、 記 述 子 及 び 送 出 レベルは 表 9-53 によ<br />
る。 衛 星 デジタル 放 送 受 信 装 置 、 地 上 デジタル 放 送 受 信 装 置 において、<br />
SIT で 送 出 することが 可 能 な 記 述 子 については ARIB 技 術 資 料 を 参 照 の<br />
こと。なお、 本 書 に 規 定 のない 記 述 子 については ARIB <strong>STD</strong>-B10 を 参 考<br />
にする。<br />
86 9.1.7.2 表 9-53<br />
0xC4 音 声 コンポーネント 記 述 子 任 意<br />
0xC5 ハイパーリンク 記 述 子 任 意<br />
0xC7 データコンテンツ 記 述 子 任 意<br />
0xCD TS 情 報 記 述 子 任 意<br />
0xCE 拡 張 ブロードキャスター 名 記 述 子 任 意<br />
0xD5 シリーズ 記 述 子 任 意<br />
0xD6 イベントグループ 記 述 子 任 意<br />
0xD8 ブロードキャスター 記 述 子 任 意<br />
0xD9 コンポーネントグループ 記 述 子 任 意<br />
94 9.1.8.3 ページ 下 から 5 行 目<br />
値<br />
意 味<br />
---------------------------------------------------------------------------------<br />
0x4253<br />
BS/ 広 帯 域 CS<br />
0x4353<br />
狭 帯 域 CS<br />
0x5442<br />
地 上 波 TB(Terrestrial Broadcasting)<br />
120 12.1 12.1 用 語 の 定 義 とサービス 内 容<br />
12.1.1 用 語 の 定 義<br />
告 知 情 報 :ダウンロードのサービス id、スケジュール 情 報 、・・・<br />
120~121 12.1.2 12.1.2 項 を 追 加<br />
122 12.2.1.1 ページ 上 から 7~9 行 目<br />
schedule_description_length(スケジュール 記 述 長 ):スケジュールループ<br />
のバイト 長 。 全 受 信 機 共 通 データで、この 値 が 0 の 場 合 は、 対 象 となるダ<br />
ウンロードコンテンツが 伝 送 されていることを 示 す。<br />
128 12.2.2.1 ページ 上 から 12~14 行 目<br />
Info 記 述 子 にはさらに 付 加 的 なモジュールに 対 する 情 報 を 入 れる。 Info<br />
記 述 子 での 情 報 内 容 は、PlainText とする。 任 意 のバイトデータをモジュー<br />
ルに 対 して 付 加 する 場 合 は、 別 途 記 述 子 を 規 定 する 必 要 がある。 例 えば、<br />
ダウンロード 後 、そのソフトウェアを 直 ちに 実 行 開 始 するかのフラグなど<br />
は、この 記 述 子 によって 伝 送 する。Control 記 述 子 を 運 用 する。<br />
(51)
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
132 12.3 2 行 目 ~<br />
ここでは、 受 信 機 内 情 報 更 新 サービスダウンロードサービスの 実 現 のた<br />
めに 必 要 な・・・<br />
12.3.1 必 要 な 機 能<br />
ここでは、 受 信 機 内 情 報 更 新 サービスダウンロードサービスを 受 信 する<br />
ために・・・<br />
134 12.3.2 ページ 上 から 1~3 行 目<br />
さらに EPG 等 で 用 いるロゴデータを 格 納 するデータ 領 域 3 を 確 保 するこ<br />
と。また 地 上 用 受 信 装 置 では、 周 波 数 リスト・ 変 更 情 報 の 格 納 領 域 を 確 保<br />
すること。 運 用 については 本 書 付 属 -3 及 び ARIB 技 術 資 料 「 地 上 デジタ<br />
ルテレビジョン 放 送 運 用 規 定 」を 参 照 のこと。<br />
140~ 第 15 章 15 章 全 般<br />
共 用 化 BS/BS・ 広 帯 域 CS 受 信 機<br />
140 15.1.1.1 2~3 行 目<br />
「 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 共 用 化 BS デジタル 放 送 受 信 機 及 び 地 上<br />
デジタルテレビジョン 放 送 共 用 化 BS・ 広 帯 域 CS デジタル 放 送 共 用 受 信 機<br />
( 以 下 これらを「 共 用 化 BS/BS・ 広 帯 域 CS・・・<br />
140 15.1.1.1 図 15-1<br />
地 上 デジタルテレビジョン 放 送<br />
共 用 化 BS/BS・ 広 帯 域 CS 受 信 機<br />
141 15.1.1.2 (2) コマンド<br />
共 用 化 BS/BS・ 広 帯 域 CS 受 信 機 は、1394 Trade Association における<br />
AV/C Digital Interface Command Set General Specification ( 以 下 AV/C<br />
General) 、 AV/C Descriptor Mechanism Specification ( 以 下 AV/C<br />
Descriptor)、AV/C Tuner Model and Command Set ( 以 下 AV/C Tuner)、<br />
AV/C Tuner Broadcast System Specification – Digital Video<br />
Broadcast(DVB) 及 び Enhancements to the AV/C Broadcast System<br />
Specification – Digital Video Broadcast(DVB)に 準 拠 し、AV/C Tuner の<br />
Profile E0:Conformant_implementation で 規 定 される 機 能 を 備 える 地 上<br />
アダプターの 選 局 を 制 御 するために、 以 下 のコマンドをサポートしなけれ<br />
ばならない。なお、AV/C DescriptorGeneral コマンドの 詳 細 は AV/C<br />
DescriptorGeneral を、AV/C Tuner コマンドの 詳 細 は AV/C Tuner を 参 照<br />
のこと。<br />
141 15.1.1.2 表 15-1 必 須 AV/C DescriptorGeneral コマンド<br />
Opecode<br />
値<br />
Value(HE<br />
X)<br />
Command<br />
Type<br />
記 述<br />
サポート<br />
141 15.1.1.2 表 15-2<br />
Opecode<br />
値<br />
Value(HE<br />
X)<br />
Command<br />
Type<br />
記 述<br />
サポート<br />
143 15.1.1.2 表 15-3<br />
ディスクリプタ<br />
descriptor<br />
_type (HEX)<br />
記 述<br />
サポート<br />
145 15.1.1.3 (2) EPG について<br />
付 属 参 照 のこと。BS-EPG/ 及 び 広 帯 域 CS-EPG に 加 えてのメモリーが 必<br />
要 となるが、 商 品 企 画 とする。<br />
(52)
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
145 15.1.1.3 下 から 2 行 目<br />
4 順 次 このようなサーチを 行 い、 以 前 受 信 した 周 波 数 と 同 一 な<br />
Nnetwork-_IDid で、・・・<br />
146 15.1.1.3 (4) メモリーについて<br />
BS 放 送 受 信 機 能 /や 広 帯 域 CS 放 送 受 信 機 能 に 加 えて 地 上 放 送 受 信 機 能<br />
が 付 加 されることから、メモリーについても 拡 張 が 必 要 になると 思 われる<br />
が、 商 品 企 画 とする。<br />
(5) リモコンについて<br />
リモコンについては 商 品 企 画 とするが、BS 放 送 受 信 /や 広 帯 域 CS 放 送<br />
受 信 等 との 操 作 の 共 通 性 が 望 まれる。 最 低 限 リモコン 操 作 により「BS」/<br />
「 広 帯 域 CS」「 地 上 」のメディア 選 択 が 行 え、その 結 果 を 画 面 表 示 する 機<br />
能 が 必 要 である。その 他 付 属 参 照 のこと。<br />
155 付 属 -2 12~20 行 目<br />
・・・プロトコルとして IEC61883-1、4 を 採 用 した。コマンド、デスクリ<br />
プタは、1394TA で 審 議 されている「AV/C Digital Interface Command Set<br />
Specification」、「AV/C Descriptor Mechanism Specification」に 準 拠 する<br />
こととした。<br />
コマンドについては、 外 部 機 器 から 制 御 するために Tuner(DIRD)コマン<br />
ドを 規 定 した。1394TA「AV/C Tuner Model and Command Version1.0」<br />
及 び「Enhancements to the AV/C Broadcast System Specification-Digital<br />
Video Broadcast (DVB) Version1.0」に 準 拠 し、Enhancements to the AV/C<br />
Broadcast System Specification の Profile1:The Simplest Tuner Without<br />
Lists and Selection by DSIT で 規 定 される 機 能 をサポートすることにし<br />
た。また、デスクリプタ descriptor についてもサポートすべきデスクリプ<br />
タ descriptor として・・・<br />
155 付 属 -2 ページ 下 から 5 行 目<br />
・・・「AV/C Tape Recorder/Player Subunit Specification Version2.1FC1」<br />
を 参 考 とした。<br />
156 付 属 -2 ページ 上 から 7 行 目<br />
コネクタは、IEEE Std 1394-1995 準 拠 コネクタとし、4 ピンコネクタ 又 は<br />
て 6 ピンコネクタとする。を 示 したが、 現 時 点 で 4 ピンコネクタの 製 品 と<br />
のインタフェースも 考 えられ、また、4 ピンコネクタの 承 認 も 予 定 されてい<br />
るため、4 ピンについても 記 載 した。<br />
163~164 付 属 -2 表 1~ 表 4 の 見 出 し 部 分<br />
Opecode 値 Value(Hex)<br />
165 付 属 -3<br />
1.2<br />
ページ 下 から 5 行 目<br />
・・・ 受 信 機 は NIT に 記 載 された 受 信 機 内 情 報 更 新 サービスダウンロード<br />
サービスの・・・<br />
166 1.2~2.2 ページ 上 から 2 行 目 、6 行 目 、14、17、18 行 目 2.、2.1 の 見 出 し<br />
受 信 機 内 情 報 更 新 サービスダウンロードサービス<br />
167 2.2 (4) 他 放 送 メディア 間 とでの 共 通 用 性<br />
衛 星 放 送 、 地 上 放 送 、ケーブルテレビなどの 放 送 メディア 間 の 共 通 用<br />
性 を 考 慮 する。<br />
168 2.2 (4) 他 放 送 メディア 間 とでの 共 通 用 性<br />
本 方 式 は 伝 送 方 式 として MPEG2-TS として 完 結 しており、どの 他 放<br />
送 メディアにも 適 用 可 能 なものとなっている。<br />
169 2.3 11 行 目<br />
・・・ロゴデータ、 予 約 語 表 、 周 波 数 リスト・ 変 更 情 報 などが 候 補 となる。<br />
(53)
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
170 3.1.1 2~3 行 目<br />
・・・いつ 行 われるかわからない 受 信 機 内 情 報 更 新 サービスダウンロード<br />
サービスを 常 時 受 信 装 置 が・・・<br />
172 3.1.3 ページ 下 から 2 行 目<br />
地 上 デジタルテレビジョン(ジャンルコード、 予 約 語 、 番 組 特 性 )は<br />
0xfffa)。・・・<br />
173 3.1.3 図 3-1 の 下 2~3 行 目<br />
また、 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 での 周 波 数 リスト・ 変 更 情 報 につい<br />
ては Appendix A-6 参 照 。maker_id、model_id は 0xfff8 とし、バージョン<br />
値 は 他 の 共 通 データ(ジャンルコード、 予 約 語 、 番 組 特 性 )とは 別 に 個 別<br />
に 管 理 ・ 付 与 される。<br />
173 3.1.3 表 3-3<br />
フィールド 値 ビット 数 備 考<br />
・<br />
・<br />
・<br />
model 16 = 0xfffe (BS 共 通 データ 4 であることを 示 す)<br />
= 0xfffc (BS/ 広 帯 域 CS 共 通 データ 5 であること<br />
を 示 す)<br />
= 0xfffa ( 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 用 共 通<br />
データ(ジャンルコード、 予 約 語 、 番 組 特 性 )で<br />
あることを 示 す)<br />
= 0xfff8 ( 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 用 共 通<br />
データ( 周 波 数 リスト・ 変 更 情 報 )であることを<br />
示 す)<br />
177 3.1.4 (1) DII の Module Info の 運 用<br />
Name 記 述 子 について、ダウンロードコンテンツが 受 信 装 置 ソフトウェ<br />
ア(プログラム)の 場 合 、モジュール 単 位 で 表 現 されていない 実 装 が 行 わ<br />
れている 場 合 は、この 記 述 子 を 特 に 使 う 必 要 はない。しかし、 共 通 データ<br />
の 場 合 には 必 要 である。ただし、 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 での 周 波<br />
数 ・リスト 変 更 情 報 では Name 記 述 子 は 使 用 せず、Control 記 述 子 のみを<br />
運 用 する。<br />
177 3.1.4 (2)の 2 行 目<br />
地 上 デジタルテレビジョン 放 送 において、 受 信 機 内 情 報 更 新 サービスダ<br />
ウンロードサービスの 難 視 状 態 を・・・<br />
177 3.1.4 ページ 下 から 1 行 目<br />
運 用 の 詳 細 は 放 送 事 業 者 運 用 規 程 については 別 途 ARIB 技 術 資 料 「 地 上<br />
デジタルテレビジョン 放 送 運 用 規 定 」を 参 照 のこと。<br />
185 5.1.2 2 行 目<br />
受 信 機 内 情 報 更 新 サービスダウンロードサービスにより 受 信 装 置 に・・・<br />
185 5.1.3 4 行 目<br />
・・・ 受 信 可 能 なエンジニアリングダウンロードサービスの service_id リ<br />
ストを・・・<br />
186 5.2 ページ 上 から 3、6、7、18、19、20、22、24、27 行 目<br />
受 信 機 内 情 報 更 新 サービスダウンロードサービス<br />
187 5.2 ページ 上 から 1、2、ページ 下 から 2 行 目<br />
受 信 機 内 情 報 更 新 サービスダウンロードサービス<br />
191 A.3.4 項 目 追 加<br />
A.3.4 周 波 数 リスト・ 変 更 情 報 配 信 に 伴 う 更 新<br />
周 波 数 リスト・ 変 更 情 報 の 運 用 は、A.6、 及 び 放 送 事 業 者 運 用 規 定 (TR-B14)<br />
を 参 照 のこと。<br />
(54)
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
196 A.6 A.6 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 での 周 波 数 リスト・ 変 更 更 新 情 報<br />
地 上 デジタルテレビジョン 放 送 では、アナログ 放 送 終 了 時 点 で、デジタ<br />
ル 放 送 で 使 用 している 周 波 数 が 変 更 される、いわゆる 周 波 数 リパッキング<br />
の 実 施 が 想 定 されている。<br />
その 際 、 変 更 される 周 波 数 情 報 をエンジニアリングダウンロードサービ<br />
スを 利 用 して、 事 前 に 受 信 機 に 通 知 することにより、 出 来 るだけ 視 聴 者 の<br />
手 間 をかけずに 周 波 数 変 更 に 対 応 が 可 能 となる。<br />
周 波 数 リスト・ 変 更 情 報 の 内 容 及 び 送 出 方 法 は ARIB 技 術 資 料 「 地 上 デ<br />
ジタルテレビジョン 放 送 運 用 規 定 」を 参 照 されたい。 周 波 数 リスト、 変 更<br />
情 報 の1 地 域 識 別 あたりの 情 報 量 は 約 10K バイト、また、1 広 域 放 送 あた<br />
りには 約 20K バイトとなる。 格 納 する 地 域 識 別 数 は 商 品 企 画 とするが、フ<br />
リンジなどで 複 数 のアンテナにより 複 数 地 域 ( 広 域 放 送 含 め)を 視 聴 して<br />
いる 場 合 があることも 考 慮 すること。その 他 、 周 波 数 リスト・ 更 新 情 報 に<br />
関 わる SDTT の 内 容 、 送 出 方 法 、 受 信 機 動 作 等 も ARIB 技 術 資 料 「 地 上 デ<br />
ジタルテレビジョン 放 送 運 用 規 定 」を 参 照 されたい。<br />
リパッキング 対 応 などのための 周 波 数 リスト・ 更 新 情 報 に 関 わる、SDTT、<br />
ダウンロードコンテンツの 内 容 、 送 出 方 法 や 受 信 機 動 作 は 放 送 事 業 者 仕 様<br />
を 参 照 されたい。<br />
202 付 属 -5<br />
3.<br />
表 5-2<br />
表 内 全 般 (・・・bit)を(・・・bits)に 修 正<br />
203 付 属 -5<br />
4.<br />
206 付 属 -5<br />
10.<br />
4.EPG、Service-IDservice_id、Network-ID 等 に network_id 等 について<br />
(1) EPG について<br />
地 上 デジタルテレビジョン 放 送 では 受 信 可 能 局 が 受 信 点 により 異 なり、<br />
受 信 者 毎 に 受 信 局 リストが 異 なる 場 合 があることから、BS デジタル 放 送 /<br />
及 び BS・ 広 帯 域 CS デジタル 放 送 のような 全 局 SI による EPG は 困 難 と 予<br />
想 される。 従 って、 受 信 機 側 で 各 局 SI をスキャン 受 信 し、BS デジタル 放<br />
送 や/BS・ 広 帯 域 CS 放 送 と 同 様 な EPG を 構 成 し 表 示 するものとする。<br />
各 局 SI 情 報 は、BS デジタル 放 送 /BS・ 及 び 広 帯 域 CS 放 送 の SI のデー<br />
タ 量 、 送 信 周 期 に 準 じて 送 信 するものとする。スキャン 方 法 、EPG 合 成 方<br />
法 、 表 示 方 法 、EPG 機 能 等 については 共 用 化 BS/BS・ 広 帯 域 CS 受 信 機<br />
の 商 品 企 画 とする。<br />
(2) Serviceservice-_ID の id の 割 り 付 けについて<br />
Sservice-_IDid の 割 り 付 けについて 検 討 した 結 果 、 受 信 地 域 内 でユニー<br />
クである 必 要 があり、 更 にサービスエリアを 超 えた 受 信 に 対 しても 対 応 す<br />
ることを 考 慮 して、 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 において 全 国 的 にユニ<br />
ークな ID 番 号 を 割 り 付 けることが 最 適 解 であるとした。<br />
ただし、BS/BS・ 広 帯 域 CS との 操 作 互 換 性 を 考 慮 して、 大 半 の 受 信 点<br />
で 10 進 3 桁 番 号 で 入 力 / 表 示 出 来 るように、 放 送 地 域 内 でユニークな 別 の<br />
ID を NIT で 送 出 し、Service-ID との 関 連 付 けをする。<br />
実 際 の Service-ID の 割 り 付 けは、 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 開 始 直<br />
前 となる。<br />
表 5-3<br />
パラメータ 共 用 受 信 機 地 上 アダプター 備 考<br />
・<br />
NIT ○ 受 信 可 能 な 全 ての 周 波 数 毎 の<br />
nNetwork_IDid/<br />
Vversion_numberNo/<br />
Sservice_IDid( 含 まれるもの 全 て)<br />
注 1) 改 版 後 のページ 及 び 項 目 等 を 示 す。 3) アンダーラインの 個 所 は 追 加 した 部 分 を 示 す。<br />
2) “ ”の 部 分 は 削 除 した 部 分 を 示 す。 4) 行 数 は 特 に 断 り 書 きのない 限 り、 項 目 等 の 中 の 第 何 行 目 かを 示 す。<br />
・<br />
(55)
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
3.1 版 改 定 履 歴 表<br />
ページ 節 番 号 等 改 定 内 容<br />
i~ 目 次 本 文 変 更 に 伴 う 頁 番 号 変 更 ・ 項 目 追 加<br />
17 5.2.9.3 5.2.9.3 全 受 信 装 置 共 通 データ 格 納 用 メモリ<br />
受 信 装 置 共 通 データの 不 揮 発 性 メモリ 領 域 としてジャンル 表 、 番 組<br />
特 性 表 、 予 約 語 等 の 格 納 領 域 を 10k バイト 確 保 すること。このうち<br />
全 ての 伝 送 メディアで 共 通 に 運 用 されるジャンルコード 表 および 予<br />
約 語 表 用 のメモリに 関 しては BS や 広 帯 域 CS などのデジタル 放 送 用<br />
のメモリと 共 用 しても 良 い。<br />
ロゴデータについては 6 種 類 のロゴタイプのうち、どれを 格 納 する<br />
かは 受 信 装 置 の 実 装 に 依 存 する。<br />
ロゴタイプ 別 の 所 要 メモリ 容 量 を 表 5-3 に 示 す。は 地 上 デジタルテ<br />
レビジョン 放 送 サービスの 全 体 の 運 用 実 態 が 明 確 になるまで(TBD)<br />
とする。 衛 星 ・ 地 上 共 用 受 信 機 においては 更 に 前 章 の 表 4-4 に 示 す 数<br />
値 をプラスすることになる。<br />
18 表 5-3 表 5-3 ロゴデータのサイズ<br />
( 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 の ロゴ 180(TBD) 種 、サービス 数 480(TBD))<br />
HD ラージ (1/2 圧 縮 ) 211(TBD)KB<br />
HD スモール (3/4 圧 縮 ) 179(TBD)KB<br />
SD4:3 ラージ (1/2 圧 縮 ) 237(TBD)KB<br />
SD4:3 スモール (3/4 圧 縮 ) 159(TBD)KB<br />
SD16:9 ラージ (1/2 圧 縮 ) 179(TBD)KB<br />
SD16:9 スモール (3/4 圧 縮 ) 120(TBD)KB<br />
32 6.2.1 6.2.1(1)<br />
48kHz、44.1kHz、32kHz、24kHz、22.05kHz、16kHz<br />
34 6.2.2 6.2.2(3)<br />
モード 1/モード 2/モード 3 の 識 別 及 び 表 示 に 対 応 すること。<br />
35 6.4 節 の 追 加<br />
6.4 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 における MP@LL 動 画 及 び 静 止<br />
画 の 表 示<br />
85 11.3.2.2 表 11-6<br />
アプリケーション 層<br />
HTTP1.0(RFC1945), HTTP1.1(RFC20682616),<br />
Telnet, FTP, NNTP, SMTP, POP3, DNS 等 の 中<br />
からサービスに 応 じて 選 定<br />
85 11.3.2.3 表 11-7<br />
アプリケーション 層<br />
86 11.3.2.3 表 11-8<br />
アプリケーション 層<br />
HTTP1.0(RFC1945),<br />
HTTP1.1(RFC20682616)<br />
,Telnet, FTP, NNTP,<br />
SMTP, POP3, DNS 等 の<br />
中 からサービスに 応 じて<br />
選 定<br />
HTTP1.0(RFC1945),<br />
HTTP1.1(RFC20682616)<br />
,Telnet, FTP, NNTP,<br />
SMTP, POP3, DNS 等 の<br />
中 からサービスに 応 じて<br />
選 定<br />
サービスに 応 じて 選 定<br />
サービスに 応 じて 選 定<br />
(56)
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
87 11.3.2.4 表 11-9<br />
アプリケーション 層<br />
87 11.3.2.4 表 11-10<br />
アプリケーション 層<br />
88 11.3.2.5 表 11-12<br />
アプリケーション 層<br />
HTTP1.0(RFC1945),<br />
HTTP1.1(RFC20682616),Telnet, FTP, NNTP,<br />
SMTP, POP3, DNS,DHCP 等 の 中 からサービス<br />
に 応 じて 選 定<br />
HTTP1.0(RFC1945),<br />
HTTP1.1(RFC20682616),Telnet, FTP, NNTP,<br />
SMTP, POP3, DNS,DHCP 等 の 中 からサービス<br />
に 応 じて 選 定<br />
HTTP 1.0(RFC1945), HTTP1.1(RFC20682616),<br />
Telnet, FTP, NNTP, SMTP, POP3, DNS 等 の 中<br />
からサービスに 応 じて 選 定<br />
95 11.5.7.1 表 11-14<br />
接 続 時 タイムア<br />
ウト 値<br />
視 聴 者 ダイアルアップ 接 続 時 運 用 規 定<br />
のタイムアウト 値<br />
・・・ ・・・ ・・・ ・・・<br />
暗 号 化 パスワー<br />
ド 利 用 の 有 無<br />
視 聴 者 暗 号 化 パスワードの 使<br />
用 有 無<br />
・・・ ・・・ ・・・ ・・・<br />
認 証 プロトコル 視 聴 者 ISP の 認 証 プロトコル<br />
指 定<br />
- 使 用 する- 使 用 し<br />
ない<br />
- な し<br />
-PAP-CHAP-PAP<br />
/CHAP<br />
96 11.5.7.1 表 11-16<br />
情 報 要 素 設 定 主 体 内 容 値<br />
ルータ 接 続 有 無 視 聴 者 DIRD の 接 続 された<br />
Ethernet 上 のルータ<br />
の 有 無<br />
-ルータ 有 り<br />
-ルータ 無 し<br />
PPP/PPPoE のサ<br />
ポート 有 無<br />
ネットワークサー<br />
ビス 加 入 有 無<br />
IP アドレス 取 得 指<br />
定<br />
99 11.5.7.4 表 11-20<br />
“、”ポーズ 時 間<br />
視 聴 者<br />
視 聴 者<br />
視 聴 者<br />
接 続 されたルータの<br />
PPP および PPPoE<br />
のサポート 有 無<br />
ネットワークサービ<br />
ス 加 入 の 有 無<br />
Ethernet 接 続 での<br />
IP アドレス 取 得 のた<br />
めのプロトコル 等<br />
-PPP サポート 有<br />
-PPPoE サポー<br />
ト 有<br />
-PPP 及 び<br />
PPPoE サポート<br />
有<br />
-サポートプロト<br />
コル 無 し<br />
- 常 時 接 続 サービ<br />
ス 加 入<br />
- サービス 加 入 無<br />
し<br />
-DHCP プロトコ<br />
ル<br />
- 固 定 IP アドレ<br />
ス<br />
-PPP/PPPoE<br />
ロトコル<br />
101 12.2 12.2 ダウンロードに 関 する 伝 送 方 式<br />
ここでは、ダウンロードのスケジュール 等 を 知 らせる 告 知 情 報 とダ<br />
ウンロードソフトウェアのコンテンツの 伝 送 方 式 について 規 定 する。<br />
3s<br />
プ<br />
(57)
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
101 12.2.1.1 12.2.1 告 知 情 報 の 伝 送 方 式<br />
12.2.1.1 ソフトウェアダウンロードトリガーテーブル(Software<br />
Donwload Trigger Table)<br />
ダウンロードの 告 知 情 報 通 知 のために、ソフトウェアダウンロード<br />
トリガーテーブル(Software Donwload Trigger Table)を 用 いる。 但<br />
し、12.2.2.2 節 のセクション 形 式 で 送 出 されるダウンロードコンテン<br />
ツにはソフトウェアダウンロードトリガーテーブルは 使 用 しない。<br />
101~102 12.2.1.1 表 12-1<br />
reserved schedule_time-shift_information |4| bslbf uimsbf<br />
103 12.2.1.1 1 行 目<br />
service_id(サービス 識 別 ):ダウンロードの 際 に、ダウンロードソフ<br />
トウェアのコンテンツが 伝 送 されるサービスを 識 別 するためのラベ<br />
ル。<br />
103 12.2.1.1 ページ 上 から 3 行 目<br />
num_of_contents:このテーブルで 告 知 されているダウンロードソフ<br />
トウェアコンテンツの 数 を 示 す。<br />
103 12.2.1.1 ページ 上 から 5 行 目<br />
target_version:ダウンロードの 際 に、アップデート 対 象 となるソフ<br />
トウェアコンテンツのバージョン 番 号 を 示 す。<br />
103 12.2.1.1 ページ 上 から 7 行 目<br />
new_version:ダウンロードの 際 に、 今 回 ダウンロードされるソフト<br />
ウェアコンテンツのバージョン 番 号 を 示 す<br />
103 12.2.1.1 ページ 上 から 18 行 目 ~25 行 目 まで 追 加<br />
schedule_time-shift_information(スケジュール 時 間 シフト 情 報 ): 以<br />
下 の 通 り<br />
0: 複 数 の service_id で 同 一 ダウンロードコンテンツを 同 一<br />
スケジュールで 送 出<br />
1~12: 複 数 の service_id で 同 一 ダウンロードコンテンツを 各<br />
serice_id 毎 に 1~12 時 間 の 時 間 シフトを 行 って 送 出<br />
13~14: リザーブ<br />
15: 単 一 の service_id でダウンロードコンテンツを 送 出<br />
なお、 複 数 の service_id でダウンロードコンテンツを 送 出 する 場 合 の<br />
service_id の 特 定 方 法 など 詳 細 運 用 は 本 書 付 属 -3「ダウンロード 機<br />
能 」、 及 び 放 送 事 業 者 運 用 規 程 を 参 照 のこと。<br />
105 12.2.1.1 ページ 上 から 23 行 目<br />
text_char(サービス 記 述 ): 伝 送 されるダウンロードソフトウェアコ<br />
ンテンツのサービスに 関 する 記 述<br />
105 12.2.1.2 ページ 上 から 24 行 目 ~ 最 下 行 まで 追 加<br />
12.2.1.2 SDTT の 伝 送<br />
地 上 デジタルテレビジョン 放 送 は、 複 数 の 伝 送 パラメータを 持 つ 信<br />
号 を 同 時 に 伝 送 する 階 層 伝 送 が 可 能 である。 誤 り 耐 性 の 強 い 伝 送 方 式<br />
を 用 いた 強 階 層 で 携 帯 受 信 機 に 向 けて 信 号 を 送 出 し、 大 容 量 伝 送 が 可<br />
能 な 伝 送 方 式 を 用 いた 弱 階 層 で、 固 定 受 信 機 に 向 けて 信 号 を 送 出 する<br />
事 ができる。この 場 合 、 受 信 対 象 となる 受 信 機 毎 に、 異 なる 内 容 の<br />
SDTT(Software Download Trigger Table)を 送 出 することを 可 能<br />
とする。このため 強 階 層 、 弱 階 層 で 送 出 する SDTT を 識 別 する 目 的<br />
で、 各 SDTT に 異 なる PID を 付 与 する(ARIB <strong>STD</strong>-B10 参 照 )。 但<br />
し、SDTT のデータ 構 造 、Table_id は 同 一 とする。<br />
(58)
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
106 12.2.2 12.2.2 コンテンツの 伝 送 方 式<br />
ダウンロードソフトウェアコンテンツは、DSM-CC データカルー<br />
セル、 及 びセクションテーブルでに 基 づいての 伝 送 が 可 能 であされ<br />
る。<br />
12.2.2.1 ダウンロードコンテンツ・データカルーセル 伝 送 方 式<br />
ここでは、DSM-CC データカルーセル 伝 送 規 程 へのダウンロード<br />
における 追 加 規 定 について 述 べる。<br />
ダウンロードソフトウェアのコンテンツ 本 体 は DSM-CC データカ<br />
ルーセルの DDB を 用 いて 伝 送 される。 全 受 信 機 共 通 データに 関 する<br />
データフォーマットは「 付 属 (ダウンロード 機 能 )」の Appendix.A で<br />
規 定 するが、それ 以 外 については、ここでは 規 定 しない。<br />
106 12.2.2.1 ページ 上 から 10 行 目<br />
12.2.2.1(1) DII における compatibilityDescriptor の 追 加<br />
DSM-CC データカルーセルでダウンロード 対 象 の 機 種 を 特 定 する<br />
ための 追 加 規 定 について 述 べる。CcompatibilityDescriptor のセマン<br />
ティクスおよびシンタックスを 用 いるとする。シンタックスを 表 12-3<br />
に 示 す。<br />
107 12.2.2.1 表 12-4 の 下 6 行 目<br />
12.2.2.2(2) DII の Module Info の 記 述 子 の 追 加<br />
ダウンロードソフトウェアコンテンツの 情 報 は、<br />
108 12.2.2.1 表 12-5 の 下 3 行 目 、5 行 目<br />
ダウンロードソフトウェアコンテンツ<br />
108~112 12.2.2.2 節 の 追 加<br />
12.2.2.2 ダウンロードコンテンツ・セクション 伝 送 方 式<br />
112 12.3.1 ページ 上 から 11 行 目<br />
ダウンロードソフトウェアコンテンツの 受 信 実 行<br />
112~113 12.3.1 ページ 上 から 19 行 目 ~<br />
(2) ダウンロードソフトウェアコンテンツの 受 信 機 能<br />
(ア) データカルーセル 形 式 ダウンロードコンテンツの 場 合<br />
・ 告 知 情 報 をもとに・・・ダウンロードソフトウェアコンテンツ<br />
を 不 揮 発 性 メモリ 上 に 格 納 する 機 能 1 。<br />
・ 受 信 したダウンロードソフトウェアコンテンツの 内 容 の 正 当<br />
性 、 適 合 性 を 評 価 し、 告 知 情 報 に 基 づきダウンロードソフトウ<br />
ェアコンテンツを 不 揮 発 性 メモリに 格 納 する。<br />
・ダウンロードは 告 知 情 報 に 基 づいて 実 施 する。・・・<br />
・ダウンロードソフトウェアコンテンツの 受 信 によって・・・ダ<br />
ウンロードすべきダウンロードソフトウェアコンテンツが 伝<br />
送 されている 時 にダウンロードソフトウェアコンテンツ 受 信<br />
を 実 行 する、・・・<br />
(イ) セクション 形 式 ダウンロードコンテンツの 場 合<br />
・ダウンロードコンテンツの 受 信 によって・・・<br />
・ 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 において・・・<br />
113 12.3.1~<br />
12.3.2<br />
ページ 上 から 11 行 目 ~ 最 下 行<br />
7 箇 所<br />
ダウンロードソフトウェアコンテンツ<br />
(59)
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
113~114 12.3.2 (2) 「 付 属 (ダウンロード 機 能 )」の Appendix A に 詳 述 する 受 信 機<br />
共 通 データのメモリ 領 域 として 少 なくとも 予 約 語 等 の 格 納 領 域 と<br />
して BS 用 受 信 装 置 は 10KB、BS・ 広 帯 域 CS 共 用 受 信 装 置 は<br />
30KB、 地 上 用 受 信 装 置 は 10KB を 確 保 する 事 。なお、 各 種 共 用<br />
受 信 装 置 では、 全 ての 伝 送 メディアで 共 通 に 運 用 されるジャンル<br />
コード 表 および 予 約 語 表 用 のメモリに 関 しては 共 用 しても 良 い。<br />
およびさらに EPG 等 で 用 いるロゴデータを 格 納 するデータ 領<br />
域 3 を 確 保 すること。なお、 地 上 用 受 信 装 置 の 受 信 機 共 通 データ<br />
のメモリ 量 は 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 サービスの 全 体 の 運<br />
用 実 態 が 明 確 になった 時 点 で 別 途 規 定 する。<br />
145<br />
付 属 -3<br />
1.1<br />
本 文 1 行 目 ~<br />
ARIB のダウンロ―ド 方 式 規 格 としては 既 に・・・ 及 び 地 上 デジタ<br />
ル 放 送 におけるダウンロード 方 式 を 規 定 した。<br />
ここでは 本 規 格 の 第 12 章 「ダウンロード 機 能 の 仕 様 」についての<br />
解 説 、 及 び 運 用 のガイドラインを 示 す。 運 用 の 詳 細 は 各 事 業 者 の 運 用<br />
規 程 を 参 照 されたい。によるが、ここでは・・・ 運 用 ガイドラインに<br />
関 しては 別 途 規 定 する。<br />
145 1.2 本 文 1 行 目 ~<br />
現 在 、OS やハードウェアの 違 いを・・・ 困 難 と 判 断 し、 本 規 定 か<br />
らは 除 外 した。<br />
・・・<br />
さらに 伝 送 方 式 であるが、 基 本 的 にダウンロードサービスもデータ<br />
サービスの 一 つと 位 置 づけ、サービス ID を 割 り 付 け、 編 成 チャネル<br />
を 構 成 することとする。また 伝 送 プロトコルもマルチメディアサービ<br />
スの 伝 送 プロトコルである DSM-CC データカルーセル、 及 びセクシ<br />
ョン 形 式 を 用 いることとする。 世 界 標 準 ・・・<br />
145~146 1.2 ページ 下 から 12 行 目 ~<br />
ダウンロードスケジュールの 告 知 の 手 法 としては、 新 たに 規 定 する<br />
SDTT・・・<br />
地 上 デジタルテレビジョン 放 送 ではダウンロードデータが 伝 送 され<br />
るネットワークは・・・SDTT のスケジュール 時 間 シフト 情 報 を 利 用<br />
する。 運 用 の 詳 細 は 事 業 者 仕 様 を 参 照 されたい。<br />
次 さらにデジタル 放 送 でのダウンロード 方 式 ・・・<br />
146 1.2 ページ 下 から 8 行 目 ~<br />
・・・ 予 約 語 、 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 での 周 波 数 リスト・ 変<br />
更 情 報 (Appendix6 参 照 )などがあり、 該 当 するデータを 各 伝 送 メ<br />
ディア、または 全 伝 送 メディアの 全 ての 受 信 装 置 が 共 通 にモジュール<br />
単 位 で 更 新 できる。<br />
147 2.1 ページ 上 から 7 行 目<br />
このサービスは、マルチメディアサービスのひとつとして 位 置 づ<br />
け、サービス ID を 割 り 付 けて 編 成 チャネルを 構 成 するものとする。<br />
148 2.2 ページ 上 から 12 行 目<br />
伝 送 方 式 としては、DSM-CC データカルーセル、またはセクション<br />
形 式 をベースに、<br />
148 2.2 ページ 下 から 9 行 目<br />
本 方 式 は 伝 送 方 式 として DSM-CC データカルーセル、またはセクシ<br />
ョン 形 式 をベースにしており、<br />
(60)
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
148 2.2 ページ 下 から 5 行 目<br />
MPEG2-SYSTEMS および DSM-CC データカルーセル、またはセク<br />
ション 形 式 をベースにしている。<br />
149 2.2 ページ 上 から 2 行 目 の 次 (2.2 項 最 下 部 )<br />
以 下 の 項 目 が 今 後 の 課 題 となっている。<br />
(9)ダウンロードするコンテンツの 受 信 装 置 (プラットフォーム) 非<br />
依 存 性<br />
現 在 、 各 方 面 で 仮 想 マシン(VM)の 検 討 が 進 んでいる。 将 来 的 には<br />
受 信 装 置 にも 仮 想 マシンが 導 入 されることが 予 想 される。しかし、 現<br />
時 点 では 仮 想 マシンを 規 格 化 することは 困 難 であり、 今 後 の 課 題 とす<br />
る。<br />
149~150 2.3 ページ 下 から 3 行 目 ~150 ページ 上 から 3 行 目 まで<br />
また、 本 規 格 では、ソフトウェアダウンロードは 放 送 波 を 前 提 とし<br />
ている。おり、 電 話 回 線 やホームネットワークなど 他 の 伝 送 回 線 から<br />
のソフトウェアダウンロードは、 各 伝 送 路 における 低 位 の 伝 送 手 順 が<br />
決 定 してから 詳 細 について 検 討 することとし、 今 回 の 規 格 範 囲 には 含<br />
めない。 但 し、 携 帯 受 信 機 などに 向 けて・・・これについては 各 放 送<br />
事 業 者 仕 様 を 参 照 されたい。<br />
150 3.1.2 ● スケジュール 時 間 シフト 情 報<br />
各 放 送 対 象 地 域 内 でダウンロードコンテンツが 単 一 エンジニア<br />
リングダウンロードサービスで 伝 送 されているか、 複 数 のエンジ<br />
ニアリングダウンロードサービスで 伝 送 されているか、また 複 数<br />
のエンジニアリングダウンロードサービスで 伝 送 されている 場<br />
合 のスケジュールの 時 間 シフト 単 位 等 を 与 える 情 報 。<br />
152 3.1.3 ページ 下 から 3~2 行 目<br />
・・・BS/ 広 帯 域 CS は 0xfffc、 地 上 デジタルテレビジョンは 0xfffa)。<br />
version_id は・・・<br />
153 3.1.3 図 3-1 の 下 2 行 追 加<br />
但 し、 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 ではロゴは CDT を 用 いて 別 途<br />
伝 送 される。<br />
また、 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 での 周 波 数 リスト・ 変 更 情 報 に<br />
ついては Appendix A-6 参 照 。<br />
153 3.1.3 表 3-3 model の 行 の 備 考 欄<br />
= 0xfffa ( 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 用 共 通 データであること<br />
を 示 す)<br />
154 3.1.3 下 から 1 行 目<br />
・・・ 同 様 なバージョン 管 理 でダウンロード 対 象 をの 特 定 を 行 なう<br />
が、・・・<br />
157 3.1.4 3.1.4 ダウンロードコンテンツの 運 用 例<br />
3.1.4(1)DII の Module Info の 運 用<br />
Name 記 述 子 について、・・・<br />
将 来 的 にサービス 事 業 者 が・・・ 速 やかに 規 格 化 を 行 うものとする。<br />
(2) 複 数 TS 時 差 送 出 ダウンロードコンテンツの 運 用 例<br />
地 上 デジタルテレビジョン 放 送 において、・・・のスケジュール<br />
は 3d 時 間 と 順 次 ずらして 送 出 する。<br />
図 3.2 を 追 加<br />
運 用 の 詳 細 は 放 送 事 業 者 運 用 規 程 を 参 照 のこと。<br />
162 5.1.1.4 ページ 上 から 3~4 行 目<br />
・・・0xfc(BS/ 広 帯 域 CS)、0xfa( 地 上 デジタル)として 扱 う。<br />
(61)
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
165 5.1.3<br />
( 項 目 追 加 )<br />
5.1.3 複 数 TS 時 差 送 出 時 の 受 信 ガイドライン<br />
166 5.2.1 ページ 上 から 4 行 目<br />
(1)エンジニアリングダウンロードサービス(データカルーセル 形<br />
式 )<br />
166 5.2.1 ページ 上 から 11~17 行 目<br />
(2)セクション 形 式 の 場 合<br />
地 上 デジタルテレビジョン 放 送 の・・・ 各 TS で 配 信 する。<br />
168 A.1 ページ 上 から 8~9 行 目<br />
周 波 数 リスト・ 変 更 情 報<br />
尚 、 周 波 数 リスト・ 変 更 情 報 については A.6 を 参 照 のこと。<br />
169 A.3.3 a. BS/ 広 帯 域 CS デジタル 放 送 では、・・・の 更 新 のみを 行 う、ロ<br />
ゴデータの 更 新 はについては 追 加 および 一 度 定 義 したものの 変<br />
更 あるいは 削 除 がありうる。<br />
b. ・・・ 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 では、サービス 数 を 480、<br />
ロゴデータは 180 種 とする。ロゴデータは・・・<br />
c. ・・・<br />
d. ・・・ロゴタイプ 別 の 所 要 メモリ 容 量 を 表 A-2、3 に 示 す。<br />
170 A.3.3 ページ 上 から 17~18 行 目<br />
3) 上 記 以 外 のパラメータは 放 送 事 業 者 仕 様 に 従 う。<br />
4) 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 の 簡 易 ロゴについては 放 送 事 業<br />
者 仕 様 に 従 う。<br />
170 A.3.3 表 A-2 BS/ 広 帯 域 CS デジタル 放 送 におけるロゴデータのサイズ<br />
171 A.3.3 表 A-3 を 追 加<br />
以 下 表 番 号 の 変 更<br />
171 A.4 1 行 目 ~<br />
BS/ 広 帯 域 CS デジタル 放 送 では、・・・については A.6 を 参 照 のこ<br />
と。<br />
175 A.5.3 A.5.3 ロゴデータの 場 合 (BS/ 広 帯 域 CS デジタル 放 送 の 場 合 )<br />
175 A.5.3 表 A-8 ロゴデータのシンタックス(BS/ 広 帯 域 CS デジタル 放 送<br />
の 場 合 )<br />
176 A.5.4 ~ 項 目 追 加<br />
A.6 A.5.4 ロゴデータの 場 合 ( 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 の 場 合 )<br />
A-6 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 での 周 波 数 リスト・ 更 新 情 報<br />
183 付 属 -5<br />
4.<br />
ページ 下 から 9 行 目<br />
(2)Service-ID の 割 り 付 けについて<br />
Service-ID の 割 り 付 けについては、・・・ 地 上 デジタルテレビジョ<br />
ン 放 送 開 始 直 前 となる。<br />
Service-ID の 割 り 付 けについて 検 討 した 結 果 、・・・ 地 上 デジタル<br />
テレビジョン 放 送 開 始 直 前 となる。<br />
184 7. ページ 下 から 2 行 目<br />
7. 受 信 周 波 数<br />
共 用 化 BS/BS・ 広 帯 域 CS 受 信 機 から 地 上 アダプターに 伝 送 され<br />
る 各 チャンネルの 周 波 数 情 報 は、 現 行 テレビジョンチャンネルプラン<br />
での 中 心 周 波 数 +142,860Hz である。<br />
共 用 化 BS/BS・ 広 帯 域 CS 受 信 機 から 地 上 アダプターに 伝 送 され<br />
る 各 チャンネルの 周 波 数 情 報 は、 現 行 テレビジョンチャンネルプラン<br />
での 中 心 周 波 数 +1/7MHz である。<br />
(62)
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
204<br />
付 属 -9<br />
1.4.1 図 1.4.1~ 図 1.4.3 共 通<br />
常 時 接 続<br />
(※1) ◎<br />
205 1.4.1 図 1.4.4 の 下<br />
(※1)「 常 時 接 続 サービス」を 使 用 せず、ISP 直 接 接 続 にて 常 時 接 続<br />
する 形 態 もある。<br />
206 1.4.2 表 1.4.1<br />
ADSL モデム 接 続 ( 共 用 )と ADSL モデム 接 続 ( 非 共 用 )の 行 の DIRD<br />
に 必 要 な IP 取 得 関 連 プロトコルの 欄 の 最 下 行<br />
DHCP(※1)<br />
表 の 下 に 注 を 追 加<br />
(※1)DHCP を 使 用 する 場 合 、PPP/PPPoE/IPCP/PAP/CHAP /PPP<br />
IPCP Extensions for Name Server Address(RFC1877)は 使 用 しな<br />
い。<br />
207 1.5.1 図 1.5.1、 図 1.5.2 共 通<br />
常 時 接 続<br />
(※1) ◎<br />
207 1.5.1 図 1.5.2 の 下<br />
(※1)「 常 時 接 続 サービス」を 使 用 せず、ISP 直 接 接 続 にて 常 時 接 続<br />
する 形 態 もある。<br />
207~208 1.5.2 表 1.5.1<br />
ONU 接 続 の 行 の DIRD に 必 要 な IP 取 得 関 連 プロトコルの 欄 の 最 下 行<br />
DHCP(※1)<br />
表 の 下 に 注 を 追 加<br />
(※1)DHCP を 使 用 する 場 合 、PPP/PPPoE/IPCP/PAP/CHAP /PPP<br />
IPCP Extensions for Name Server Address(RFC1877)は 使 用 しな<br />
い。<br />
211 2.1.2.1 3 接 続 時 タイムアウト 値 ···· アクセスポイントへ 発 呼 し、IP プロトコ<br />
ルが 確 立 するまでのフェーズにおいて、<br />
接 続 失 敗 と 見 なす 時 間 である。 値 は<br />
BASIC 系 プロトコルによる 接 続 関 数<br />
connect()のタイムアウト 値 が 90 秒 であ<br />
るが、TCP/IP においては 運 用 規 定 とす<br />
る。<br />
211 2.1.2.3 1ネットワークサービス 加 入 有 無 ・・・<br />
常 時 接 続 サービス 等 のネットワークサービスに 加 入 している 場 合 、サ<br />
ービス 毎 に 表 す。 将 来 的 な 拡 張 を 考 慮 する 必 要 がある。<br />
1IP アドレス 取 得 指 定 ・・・<br />
Ethernet が 接 続 されている 場 合 、IP アドレス 取 得 のため 使 用 するプ<br />
ロトコル 等 を 表 す。<br />
注 1) 改 版 後 のページ 及 び 項 目 等 を 示 す。 3) アンダーラインの 個 所 は 追 加 した 部 分 を 示 す。<br />
2) “ ”の 部 分 は 削 除 した 部 分 を 示 す。 4) 行 数 は 特 に 断 り 書 きのない 限 り、 項 目 等 の 中 の 第 何 行 目 かを 示 す。<br />
(63)
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
3.0 版 改 定 履 歴 表<br />
ページ 節 番 号 等 改 定 内 容<br />
表 紙 規 格 名 の 英 文 変 更<br />
i~ 目 次 本 文 変 更 に 伴 う 頁 番 号 変 更 ・ 項 目 追 加<br />
まえがき 1~2 行 目<br />
社 団 法 人 電 波 産 業 会 は、 無 線 通 信 機 器 製 造 者 、 放 送 機 器 製 造 者 、 電<br />
気 通 信 事 業 者 、 放 送 事 業 者 放 送 機 器 製 造 者 、 放 送 事 業 者 、 無 線 機 器 製<br />
造 者 、 電 気 通 信 事 業 者 及 び 利 用 者 の 参 加 を 得 て、・・・<br />
5~6 行 目<br />
・・・と 併 せて、 放 送 設 備 、 無 線 設 備 の 適 正 品 質 、 互 換 性 の 確 保 等 、<br />
無 線 通 信 機 器 製 造 者 、 電 気 通 信 事 業 者 、 放 送 事 業 者 放 送 機 器 製 造 者 、<br />
放 送 事 業 者 、 無 線 機 器 製 造 者 、 電 気 通 信 事 業 者 及 び 利 用 者 の 利 便 を 図<br />
る 目 的 ・・・<br />
8~11 行 目<br />
本 標 準 規 格 は、BS デジタル 放 送 用 受 信 装 置 及 び BS・ 広 帯 域 CS デ<br />
ジタル 放 送 共 用 受 信 装 置 の 望 ましい 仕 様 「デジタル 放 送 用 受 信 装 置 」<br />
について 策 定 されたもので、 策 定 段 階 における 公 正 性 及 び 透 明 性 を 確<br />
保 するため、 内 外 無 差 別 に 広 く 無 線 通 信 機 器 製 造 者 、 電 気 通 信 事 業 者 、<br />
放 送 事 業 者 、 放 送 機 器 製 造 者 、 放 送 事 業 者 、 無 線 機 器 製 造 者 、 電 気 通<br />
信 事 業 者 及 び 利 用 者 等 の 利 害 関 係 者 の 参 加 を 得 た 当 産 業 会 の 規 格 会<br />
議 の・・・<br />
次 の 9 行 を 削 除<br />
デジタル 受 信 装 置 標 準 化 においては、・・・・( 省 略 )・・・・・ならびに 民<br />
生 デジタル 技 術 の 進 展 に 合 わせて 見 直 しが 行 なわれる 可 能 性 がある。<br />
12~13 行 目<br />
本 標 準 規 格 が、 無 線 通 信 機 器 製 造 者 、 電 気 通 信 事 業 者 、 放 送 事 業 者 、<br />
放 送 機 器 製 造 者 、 放 送 事 業 者 、 無 線 機 器 製 造 者 、 電 気 通 信 事 業 者 、 利<br />
用 者 等 に 積 極 的 に 活 用 されることを 希 望 する。<br />
別 表 全 面 的 に 変 更<br />
1~2 第 1 章 第 1 章 を 一 般 事 項 とし、 全 面 的 に 改 定 変 更 。<br />
前 第 2 章 の 適 用 範 囲 を 1.2 とし、 全 面 的 に 改 定 変 更 。<br />
3~4 第 2 章 前 第 3 章 を 第 2 章 とし、 改 定 変 更 。<br />
5 第 3 章 前 第 4 章 を 第 3 章 とし、 改 定 変 更 。<br />
6 第 4 章 前 第 5 章 を 第 4 章 とし、 改 定 変 更 。<br />
11~19 第 5 章 新 規 追 加<br />
32 6.2.1 (6)の 2 行 目<br />
BS/ 広 帯 域 CS デジタル 放 送 の 送 信 ・ 運 用 条 件 (ARIB <strong>STD</strong>-B20)<br />
の 第 2 部 第 5 章 ARIB <strong>STD</strong>-32 に 従 い、<br />
34 6.2.3.3 2 行 目<br />
IEC-958 準 拠 あるいは IEEE-1394 出 力 を 持 つことを 推 奨 する。<br />
※IEC-958 準 拠 については IEC に 提 案 中 。<br />
( 社 ) 電 子 情 報 技 術 産 業 会 ( 旧 ( 社 ) 日 本 電 子 機 械 工 業 会 規 )EIAJ<br />
CPX-4141 に 準 拠 、あるいは IEEE-1394 出 力 を 持 つことを 推 奨 する。<br />
34 6.3 6.3 衛 星 デジタル 放 送 における 階 層 変 調 の 受 信 装 置 機 能<br />
45 9.1.2 3 行 目<br />
なお、 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 受 信 装 置 の 仕 様 については、<br />
(64)
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
周 波 数 のチューニング 方 法 等 運 用 方 式 の 検 討 を 待 って 規 格 の 追 加 、 修<br />
正 する。<br />
46 9.1.5 下 から 9 行 目<br />
BS 衛 星 デジタル 放 送 受 信 装 置<br />
50 9.1.5.1 9 行 目<br />
衛 星 デジタル 放 送 受 信 装 置 が<br />
50 9.1.5.1 13 行 目<br />
(CS については”JPNCSxxxx”とする。( 別 途 ARIB 技 術 資 料 参 照 ))<br />
50 9.1.5.1 下 から 12 行 目<br />
BS 衛 星 デジタル 放 送 では<br />
50 9.1.5.1 下 から 6 行 目<br />
BS 衛 星 デジタル 放 送 受 信 装 置 は<br />
50 9.1.5.1 下 から 2 行 目<br />
BS 衛 星 デジタル 放 送 受 信 装 置 (unit)の<br />
51 9.1.5.1 3 行 目<br />
BS 衛 星 デジタル 放 送 受 信 装 置 は<br />
51 9.1.5.1 6 行 目<br />
BS 衛 星 デジタル 放 送 の 場 合<br />
51 9.1.5.1 表 9-13<br />
satellite( 衛 星 )による 放 送 衛 星 デジタル 放 送<br />
53 9.1.5.1 下 から 3 行 目<br />
BS 衛 星 デジタル 放 送 受 信 機<br />
53 9.1.5.1 下 から 1 行 目<br />
BS 衛 星 デジタル 受 信 機<br />
57 9.1.5.1 7 行 目 、9 行 目<br />
BS 衛 星 デジタル 放 送<br />
57 9.1.5.1 10 行 目<br />
BS 衛 星 デジタル 放 送 受 信 機 が<br />
57 9.1.5.2 下 から1 行 目<br />
BS 衛 星 デジタル<br />
58 9.1.5.2 14 行 目 、19 行 目<br />
BS 衛 星 デジタル<br />
61 9.1.5.2 6 行 目<br />
BS 衛 星 デジタル<br />
61 9.1.5.2 12 行 目<br />
BS 衛 星 デジタル 放 送 受 信 装 置 が<br />
62 9.1.5.2 9 行 目 、16 行 目<br />
BS 衛 星 デジタル<br />
63 9.1.5.3 10 行 目<br />
BS 衛 星 デジタル 放 送 受 信 装 置 (Unit)の<br />
64 9.1.5.3 4 行 目 、7 行 目 、8 行 目 、9 行 目<br />
BS 衛 星 デジタル 放 送 受 信 装 置<br />
65 9.1.5.3 下 から 10 行 目 、9 行 目<br />
BS 衛 星 デジタル 放 送 受 信 装 置<br />
70 9.1.8.1 12 行 目 ~14 行 目<br />
パーシャルトランスポートストリームは SIT と DIT 以 外 の SI テーブ<br />
ルを 伝 送 してはいけない。また SIT と DIT の 使 用 はパーシャルトラ<br />
ンスポートストリームに 制 限 されており、 放 送 で 使 用 してはいけな<br />
い。 放 送 されるトランスポートストリーム 上 に 直 接 これらのテーブル<br />
を 符 号 化 してはいけない。( 例 えば、SIT が 挿 入 されたトランスポー<br />
(65)
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
トストリームをデータカルーセル 伝 送 として 伝 送 する 場 合 には、トラ<br />
ンスポートストリーム 上 に 直 接 SIT が 乗 るわけではない)<br />
76 9.1.8.3 下 から 5 行 目<br />
そのフィールド 値 の 割 り 当 ては 総 務 大 臣 の 指 定 による。<br />
80 第 10 章 CA モジュールインタフェースとして、BS/ 広 帯 域 CS デジタル 放<br />
送 限 定 受 信 方 式 規 格 「ARIB <strong>STD</strong>-B25」に 基 づく 低 速 または 高 速 CA<br />
インタフェースを 備 えることが 望 ましい。<br />
※ 当 面 <strong>STD</strong>-B25 で 規 格 化 された 低 速 CA インターフェイスとする。<br />
CA モジュールインタフェースとして、デジタル 放 送 における 限 定 受 信<br />
方 式 「ARIB <strong>STD</strong>-B25」に 基 づく 低 速 または 高 速 CA インタフェースを 備<br />
えることが 望 ましい。<br />
※1 当 面 <strong>STD</strong>-B25 で 規 格 化 された 低 速 CA インターフェイスとする。<br />
※2 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 受 信 装 置 で 限 定 受 信 機 能 を 実 装 す<br />
る 場 合 は 本 規 定 による。<br />
105 12.2.2 …データフォーマットは「 解 説 付 属 (ダウンロード 機 能 )」の<br />
108 12.3.1 ページ 下 部 の 注 釈<br />
…が 必 要 であり、『 解 説 付 属 (ダウンロード 機 能 )の…<br />
109 12.3.2 (2)「 解 説 付 属 (ダウンロード 機 能 )」の Appendix A に 詳 述 する 受 信<br />
機 共 通 データのメモリ 領 域 として 少 なくとも 予 約 語 等 の 格 納 領<br />
域 として BS 用 受 信 装 置 は 10KB、BS・ 広 帯 域 CS 共 用 受 信 装 置<br />
は 30KB、および EPG 等 で 用 いるロゴデータを 格 納 するデータ<br />
領 域 3 を 確 保 すること。なお、 地 上 用 受 信 装 置 の 受 信 機 共 通 デー<br />
タのメモリ 量 は 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 サービスの 全 体<br />
の 運 用 実 態 が 明 確 になった 時 点 で 別 途 規 定 する。<br />
109 12.3.2 ページ 下 部 の 注 釈<br />
…に 関 しては「 解 説 付 属 (ダウンロード 機 能 )」の…<br />
111 第 13 章 図 13-1 の 技 術 分 類<br />
00 0011: 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 の 技 術 方 式<br />
・<br />
00 0101: 地 上 デジタル 音 声 放 送 の 技 術 方 式<br />
113 第 14 章 1 行 目 ~<br />
受 信 装 置 各 部 の 性 能 は、 表 14-1~ 表 14-3 のとおりとする。<br />
衛 星 デジタル 放 送 受 信 装 置 各 部 の 性 能 は、 表 14.1~14.3 のとおり<br />
とする。<br />
地 上 デジタルテレビジョン 放 送 受 信 装 置 各 部 の 性 能 は、 第 5 章 に 示<br />
す、 更 に 付 属 -10 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 の 受 信 装 置 の 性<br />
能 について、を 参 照 すること。<br />
以 下 、 各 項 目 及 び 表 のタイトルに「 衛 星 」を 追 加 。<br />
P113, 114 のページ 下 部 の「 解 説 」を「 付 属 」に 修 正 。<br />
115 第 15 章<br />
15.1<br />
15.1 他 メディアと BS/ 広 帯 域 CS デジタル 放 送 受 信 機 の 共 用 化 及<br />
びインターオペラビリティ 接 続 部<br />
BS/ 広 帯 域 CS デジタル 放 送 受 信 機 を 他 メディアと 共 用 する 場 合<br />
は 本 章 の 規 定 による。 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 との 衛 星 デジタ<br />
ル 放 送 受 信 機 の 共 用 化 及 びTSインタフェースにあたるインターオ<br />
ペラビリティ 接 続 部 に 関 しては 15.1.1 の 通 りとする。 狭 帯 域 CS デジ<br />
タル 放 送 、デジタル CATV との 受 信 機 の 共 用 化 及 びTSインタフェ<br />
ースにあたるインターオペラビリティ 接 続 部 に 関 しては 検 討 中 であ<br />
る。<br />
115 15.1.1 15.1.1 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 受 信 アダプターとの 衛 星 デ<br />
(66)
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
ジタル 放 送 受 信 機 の 共 用 化 及 びインターオペラビリティ 接 続 部<br />
115 15.1.1.1 15.1.1.1 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 との 衛 星 デジタル 放 送 受 信<br />
機 の 共 用 化<br />
「 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 共 用 化 BS デジタル 放 送 受 信 機 及 び<br />
BS/・ 広 帯 域 CS デジタル 放 送 共 用 受 信 機 ( 以 下 これらを「 共 用 化<br />
BS/ 広 帯 域 CS 受 信 機 」とも 呼 ぶ。)」は、あらかじめ「 地 上 デジタ<br />
ルテレビジョン 放 送 受 信 アダプター( 以 下 「 地 上 アダプター」とも 呼<br />
ぶ。)」との 接 続 部 及 び 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 の 受 信 機 能 を 装<br />
備 する 必 要 がある。 本 規 格 での 規 格 化 範 囲 は 次 の 通 りとする。<br />
図 15-1<br />
地 上 デジタルテレビジョン 放 送<br />
共 用 化 BS/ 広 帯 域 CS 受 信 機<br />
図 15-1 タイトル<br />
図 15-1 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 との 共 用 化 ブロック<br />
ページ 下 から 9~11 行 目<br />
本 規 格 での 規 格 化 範 囲 は、 上 記 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 共 用<br />
化 BS/ 広 帯 域 CS 受 信 機 とインタフェースについてであり、 地 上 ア<br />
ダプターについては 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 受 信 機 の 規 格 化<br />
とともに 規 格 化 する。に 準 ずる。<br />
115 15.1.1.2 15.1.1.2 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 受 信 共 用 化 インタフェース<br />
120 15.1.1.3 15.1.1.3 地 上 デジタルテレビジョン 放 送 受 信 共 用 化 BS/ 広 帯 域 CS<br />
受 信 機 の 拡 張 機 能<br />
120 15.1.1.3 (2)<br />
解 説 付 属 参 照 のこと。<br />
121 15.1.1.3 (5)<br />
その 他 解 説 付 属 参 照 のこと。<br />
121 15.2 ・ 現 行 狭 帯 域 CS デジタル 放 送 との 共 用 受 信 装 置 については、ARIB 規 格<br />
B1、B16 の 規 格 を 満 たすこと。<br />
・デジタル CATV 放 送 との 共 用 受 信 装 置 については、JCTEA,<strong>STD</strong>-<br />
004-1.1 の 規 格 を 満 たすこと。<br />
付 属 解 説 を 付 属 とし、 以 下 それに 伴 い 項 番 等 を 変 更 。<br />
123 付 属 -1 8 行 目<br />
ARIB 標 準 規 格 <strong>STD</strong>-B2032「………」の 第 2 部 に…<br />
141 付 属 -3 1.1 6 行 目<br />
…これらのことを 背 景 とし、かつ 現 状 の 技 術 動 向 、デジタル 放 送 の 導<br />
入 の 容 易 性 、 将 来 の 拡 張 性 などを 考 慮 し、2000 年 時 点 での BS デジ<br />
タル 放 送 に 加 え、 今 回 広 帯 域 CS デジタル 放 送 におけるダウンロ<br />
ード 方 式 を 規 定 した。BS デジタル 放 送 、 広 帯 域 CS デジタル 放 送 、<br />
及 び 地 上 デジタル 放 送 におけるダウンロード 方 式 を 規 定 した。<br />
運 用 の 詳 細 は 各 事 業 者 の 運 用 規 程 によるが、ここでは 本 規 格 の 第 12<br />
章 「ダウンロード 機 能 の 仕 様 」についての 解 説 、 及 び 運 用 のガイドラ<br />
インを 示 す。なお、 地 上 デジタル 放 送 のダウンロードの 運 用 ガイドラ<br />
インに 関 しては 別 途 規 定 する。<br />
165 Appendix A C. 予 約 語 について、 最 大 文 字 数 を 108 文 字 とする。<br />
A.3.2<br />
174 付 属 ―5 1、3、4、6、8、12、20、21、23、24 行 目<br />
地 上 デジタルテレビジョン 放 送<br />
(67)
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
174 付 属 ―5 下 から 13 行 目<br />
地 上 アダプターについては、 今 後 の 地 上 デジタル 放 送 サービスのあり<br />
方 の 検 討 を 待 って 規 格 化 し、 本 規 格 では 機 能 について 解 説 することと<br />
した。<br />
地 上 アダプターについては、 第 5 章 、 第 15 章 と 付 属 -10を 参 照 の<br />
こと。<br />
下 から 10 行 目<br />
地 上 デジタル 放 送 受 信 アダプターの 詳 細 については 地 上 デジタル 放<br />
送 受 信 機 規 格 化 とともに 規 格 化 するが、インタフェース 設 計 のための<br />
機 能 は 以 下 の 通 りとする。<br />
地 上 デジタル 放 送 受 信 アダプターの 機 能 と 制 御 については 第 5 章 、 第<br />
15 章 と 付 属 -10を 参 照 のこととするが、インタフェース 設 計 のた<br />
めの 機 能 は 以 下 の 通 りとする。<br />
175 付 属 -5 3.(1)<br />
本 文 および 解 説 付 属 -5の 項 目 2に 記 載 されている。<br />
178 付 属 -5 8、9、 行 目 、 下 から 4、2 行 目<br />
地 上 デジタルテレビジョン 放 送<br />
下 から 11 行 目<br />
地 上 デジタルテレビジョン 放 送<br />
179 付 属 -5 1、5、8、11 行 目<br />
地 上 デジタルテレビジョン 放 送<br />
14 行 目<br />
地 上 アダプターの 機 能 については 地 上 アダプターの 規 格 化 段 階 で 明<br />
記 する。<br />
208 付 属 -10 新 規 追 加<br />
注 1) 改 版 後 のページ 及 び 項 目 等 を 示 す。 3) アンダーラインの 個 所 は 追 加 した 部 分 を 示 す。<br />
2) “ ”の 部 分 は 削 除 した 部 分 を 示 す。 4) 行 数 は 特 に 断 り 書 きのない 限 り、 項 目 等 の 中 の 第 何 行 目 かを 示 す。<br />
(68)
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
2.0 版 改 定 履 歴 表<br />
ページ 節 番 号 等 改 定 内 容<br />
表 紙 デジタル 放 送 用 受 信 装 置 に 規 格 名 を 変 更<br />
ii~ 目 次 本 文 変 更 に 伴 う 頁 番 号 変 更 ・ 項 目 追 加<br />
まえがき 8 行 目<br />
本 標 準 規 格 は、「BS デジタル 放 送 用 受 信 装 置 」 及 び BS・ 広 帯 域 CS<br />
デジタル 放 送 共 用 受 信 装 置 の 望 ましい 仕 様 について 策 定 された~<br />
まえがき 12 行 目<br />
デジタル 受 信 装 置 機 標 準 化 においては、~<br />
まえがき 14 行 目<br />
~CS デジタル 放 送 受 信 装 置 機 仕 様 策 定 の~<br />
まえがき 17 行 目 ~19 行 目<br />
~ 仕 様 として 取 りまとめたものに、。さらに、BS デジタル 放 送 方 式 に<br />
準 拠 した 広 帯 域 CS デジタル 放 送 の 導 入 に 伴 い、BS・ 広 帯 域 CS デジ<br />
タル 放 送 共 用 受 信 装 置 の 仕 様 を 追 加 した。このため、 本 規 格 は 今 後 の<br />
BS デジタル 放 送 の~<br />
まえがき 21 行 目<br />
本 標 準 規 格 が、 無 線 機 器 製 造 者 、~<br />
別 表 表 下 の 注 釈 追 加<br />
*2) ARIB <strong>STD</strong>-B21 1.0 版 より 有 効 ( 平 成 13 年 3 月 15 日 提 出 )<br />
*3) ARIB <strong>STD</strong>-B21 2.0 版 の 改 定 部 分 について 有 効<br />
1 第 1 章 本 文 1 行 目 ~3 行 目<br />
本 標 準 規 格 は、11.7-12.2GHz 帯 を 使 用 する 34.5MHz 帯 域 幅 の 衛 星<br />
デジタル 放 送 用 デジタル 放 送 用 受 信 装 置 を 対 象 に、 実 用 化 初 期 のニー<br />
ズに 対 応 できる 最 小 限 の 機 能 、 定 格 及 び 望 ましい 性 能 についてシステ<br />
ム 設 計 の 立 場 から 見 た 規 格 を 示 したものである。 示 すが、ただし、こ<br />
こで 述 べる~<br />
1 第 1 章 本 文 4 行 目<br />
本 標 準 規 格 は、 今 後 の BS デジタル 放 送 の<br />
1 第 1 章 本 文 6 行 目<br />
BS/ 広 帯 域 CS デジタル 放 送<br />
1 第 1 章 本 文 7 行 目<br />
また、データ 放 送 に 関 しては<br />
1 第 1 章 本 文 8 行 目<br />
ARIB <strong>STD</strong>-B24 を、 限 定 受 信 方 式 に 関 しては「BS/ 広 帯 域 デジタ<br />
ル 放 送 限 定 受 信 方 式 」<br />
1 第 1 章 本 文 9 行 目<br />
BS/ 広 帯 域 CS デジタル<br />
2 第 2 章 本 文 1 行 目 ~8 行 目<br />
本 標 準 規 格 は、デジタル 放 送 受 信 装 置 の 内 デジタル 信 号 のデコーダ、<br />
デスクランブラを 内 蔵 する 11.7-12.2GHz 帯 を 使 用 する 34.5MHz<br />
帯 域 幅 の 衛 星 デジタル 放 送 ( 以 下 「BS デジタル 放 送 」という。) 用 受<br />
信 装 置 及 び BS デジタル 放 送 と 12.2-12.75GHz 帯 を 使 用 する<br />
34.5MHz 帯 域 幅 の 衛 星 デジタル 放 送 ( 以 下 「 広 帯 域 CS デジタル 放<br />
送 」という。)の 共 用 受 信 装 置 ( 以 下 「BS・ 広 帯 域 CS デジタル 放 送<br />
共 用 受 信 装 置 」という。)BS デジタル 放 送 用 受 信 装 置 に 適 用 する。<br />
なお、BS デジタル 放 送 用 受 信 装 置 と BS・ 広 帯 域 CS デジタル 放 送 共<br />
用 受 信 装 置 を 区 分 する 必 要 がある 場 合 に【BS】は BS デジタル 放 送<br />
用 受 信 装 置 を【BS・CS】は BS・ 広 帯 域 CS デジタル 放 送 共 用 受 信 装<br />
置 を 示 す。<br />
またなお、 地 上 デジタル 放 送 、 狭 帯 域 CS デジタル 放 送 、 及 び~<br />
(69)
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
ページ 節 番 号 等 改 定 内 容<br />
3 第 3 章 本 文 4 行 目 、5 行 目 、6 行 目<br />
BS コンバータ<br />
3 第 3 章 本 文 10 行 目<br />
~モジュラージャック 等 を 備 える 点 が 異 なる。~<br />
3 第 3 章 図 中<br />
BS コンバータ<br />
BS-IF 入 力<br />
BS デジタル 放 送 用 受 信 装 置<br />
5 第 4 章 本 文 7 行 目<br />
湿 度 30%~90%<br />
6 第 5 章 本 文 1 行 目 ~2 行 目<br />
本 章 記 載 中 、【BS】は BS デジタル 放 送 のみの 受 信 装 置 、【BS・CS】<br />
は、BS・ 広 帯 域 CS デジタル 放 送 共 用 受 信 装 置 の 場 合 の 定 格 及 び 仕<br />
様 を 示 す。<br />
6 5.1 表 中<br />
【BS】11.71023~12.16669GHz<br />
【BS・CS】11.71023~12.74825GHz<br />
【BS】 右 旋 円 偏 波<br />
【BS・CS】 右 旋 / 左 旋 円 偏 波<br />
6 5.2 1 行 目<br />
5.2 BS コンバーター<br />
6 5.2 表 中<br />
1チャンネル 当 たり:BS 帯 域 : -90~-70dBm<br />
:CS 帯 域 : -94~-70dBm<br />
BS 帯 域 :52dB±4dB<br />
CS 帯 域 :52dB±6dB<br />
BS 帯 域 :1032.23~1488.69MHz<br />
CS 帯 域 :1575.75~2070.25MHz(※CS 左 旋 の 一 条 方 式 については<br />
解 説 参 照 )<br />
10.678GHz(※CS 左 旋 の 一 条 方 式 については 解 説 参 照 )<br />
【BS】コンバータ 用 では DC+15V +10% -12%<br />
4W 以 下<br />
【BS・CS】 右 旋 円 偏 波 DC13.5~16.5V(15V)4W 以 下<br />
左 旋 円 偏 波 DC9.5~12.0V(11V)3W 以 下<br />
7 5.3 表 中<br />
広 帯 域 化 に 伴 いケーブルなどで 生 じるロスについては、コンバータと<br />
DIRD の 間 にブースタをいれることにより 補 償 する。<br />
7 5.4.1 表 の 下 6 行 目 ~7 行 目<br />
・ 受 信 周 波 数 :【BS】1032~1489MHz<br />
【BS・CS】1032~2071MHz<br />
7 5.4.5 本 文 下 から 4 行 目<br />
・チャンネル 選 択 :チャンネル 選 択 制 御 信 号 により、BSIF の 中 ~<br />
8 5.4.8.2 本 文 下 から 5 行 目<br />
プログラムコード 格 納 用 に 8M バイトの 不 揮 発 性 メモリを 持 つこと。<br />
(70)
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
ページ 節 番 号 等 改 定 内 容<br />
8 5.4.8.3 本 文 下 から 2 行 目<br />
としてBS 用 受 信 装 置 は 10KB、BS・ 広 帯 域 CS 共 用 受 信 装 置 は<br />
30KB、 及 び~<br />
9 5.4.8.3 本 文 3 行 目<br />
(BS、 広 帯 域 CS それぞれ ロゴ 300 種 、サービス 数 1000)<br />
9 5.4.15 本 文 下 から 5 行 目 ~4 行 目<br />
(1) BSIF 入 力<br />
BSIF 入 力 端 子 を1 系 統 設 けること。<br />
9~10 5.4.15 P9 本 文 最 下 行 ~P10 の 1 行 目 を 修 正<br />
(3) 双 方 向 通 信 機 能<br />
第 11 章 に 記 述<br />
10 5.4.16 本 文 7 行 目<br />
BS デジタル 放 送 サービスを 享 受 するためには~<br />
10 5.4.16 本 文 11 行 目 ~12 行 目<br />
BS・CS 共 用 受 信 装 置 の 場 合 には、 上 記 に 加 え 下 記 ボタンを 備 えるこ<br />
とが 望 ましい。<br />
・ネットワーク 切 替 ボタン<br />
23 6.2.1 本 文 下 から 13 行 目<br />
BS/ 広 帯 域 CS デジタル 放 送 の 送 信 ・ 運 用 条 件<br />
38 9.1.5.1 表 9-6 値 の 欄<br />
BS の 場 合 “JPNBS0004”<br />
広 帯 域 CS の 場 合 “JPNCSxxxx”( 別 途 技 術 資 料 参 照 )<br />
41 9.1.5.1 本 文 16 行 ~17 行 目<br />
(CS については”JPNCSxxxx”とする。( 別 途 技 術 資 料 参 照 ))<br />
67 9.1.8.3 本 文 下 から 11 行 目 、12 行 目<br />
0x4253<br />
BS/ 広 帯 域 CS<br />
0x4353<br />
狭 帯 域 CS<br />
71 第 10 章 本 文 3 行 目<br />
BS/ 広 帯 域 CS デジタル<br />
72 第 11 章 全 面 的 に 変 更<br />
100 12.3.2 本 文 下 から 6 行 目 ~7 行 目<br />
~ 格 納 領 域 として BS 用 受 信 装 置 は 10KB、BS・ 広 帯 域 CS 共 用 受 信<br />
装 置 は 30KB、および EPG 等 で~<br />
102 13.5 図 中<br />
00 0100: 広 帯 域 CS デジタル 放 送 の 技 術 方 式<br />
104 第 14 章 全 面 的 に 変 更<br />
106~112 第 15 章 本 文 中 の BS を BS/ 広 帯 域 CS とする。<br />
113 解 説 -1 本 文 8 行 目<br />
BS/ 広 帯 域 CS<br />
131 解 説 -3<br />
1.1<br />
本 文 2 行 目<br />
~これは 狭 帯 域 CS デジタル 放 送 の~<br />
131 解 説 -3<br />
1.1<br />
本 文 5 行 目<br />
~BS/ 広 帯 域 CS でのダウンロードは CS とは 異 なり、~<br />
131 解 説 -3<br />
1.1<br />
本 文 7 行 目<br />
~かつ 現 状 の 技 術 動 向 、BS デジタル 放 送 の 導 入 の~<br />
131 解 説 -3<br />
1.1<br />
本 文 7 行 目 ~8 行 目<br />
2000 年 時 点 での BS デジタル 放 送 に 加 え、 今 回 広 帯 域 CS デジタル 放<br />
送 におけるダウンロード 方 式 を<br />
(71)
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
ページ 節 番 号 等 改 定 内 容<br />
131 解 説 -3<br />
1.1<br />
本 文 10 行 目<br />
ここでは 本 規 格 第 12 章 「ダウンロード 機 能 の 仕 様 」についての 解 説<br />
を 行 う。<br />
131 解 説 -3<br />
1.1<br />
131 解 説 -3<br />
1.1<br />
131 解 説 -3<br />
1.1<br />
139 解 説 -3<br />
3.1.3<br />
140 解 説 -3<br />
3.1.3<br />
140 解 説 -3<br />
3.1.3<br />
140 解 説 -3<br />
3.1.3<br />
140 解 説 -3<br />
3.1.3<br />
146 解 説 -3<br />
4.4<br />
148 解 説 -3<br />
5.1.1.4<br />
156 解 説 -3<br />
A.3.3<br />
156 解 説 -3<br />
A.3.3<br />
157 解 説 -3<br />
A.3.3<br />
158 解 説 -3<br />
A.3.3<br />
158 解 説 -3<br />
A.3.3<br />
158 解 説 -3<br />
A.3.3<br />
本 文 10 行 目 ~11 行 目<br />
運 用 の 詳 細 は 各 事 業 者 の 運 用 規 程 によるが、ここでは 本 規 格 の 第 12<br />
章 「ダウンロード 機 能 の 仕 様 」についての 解 説 、 及 び 運 用 のガイドラ<br />
インを 示 す。<br />
本 文 4 行 目 ~8 行 目<br />
全 トラポンスポートストリーム 上 に 配 置 される SDTT 内 で、ダウン<br />
ロードデータが 伝 送 されるネットワークを 指 示 でき<br />
(original_network_id を 使 用 )、 受 信 機 は 取 得 した SDTT により、<br />
指 定 のネットワークに 移 動 する。これにより 例 えば 広 帯 域 CS で 配 信<br />
される SDTT に 基 づいて BS からダウンロードコンテンツを 取 得 する<br />
などメディア 横 断 的 なダウンロード 運 用 が 可 能 となる。<br />
本 文 9 行 目<br />
さらに BS デジタル 放 送 での~<br />
図 3-1 の 上 、 下 から 4 行 目<br />
(BS は 0xfffe を 予 定 、BS/ 広 帯 域 CS は 0xfffc)<br />
表 3-3 model の 備 考 欄<br />
= 0xfffc (BS/ 広 帯 域 CS 共 通 データ 1 であることを 示 す)<br />
表 3-4 のタイトル<br />
表 3-4 BS 共 通 データ 更 新 の 場 合 の 記 述 例<br />
表 3-4 table_id_ext の 備 考 欄<br />
=BS 共 通 データを 示 す 識 別 値<br />
ページ 下 部 に 脚 注 を 追 加<br />
本 文 5 行 目<br />
・ original_network_id<br />
本 文 10 行 目<br />
~ID=0xffFF、 機 種 番 号 =0xfeFE( 値 は 予 定 BS)、0xfc(BS/ 広 帯 域 CS)<br />
として 扱 う。<br />
本 文 4 行 目<br />
~ 可 能 とする。BS では BS-5 衛 星 段 階 で~<br />
本 文 6 行 目 ~7 行 目<br />
広 帯 域 CS も BS と 同 じくサービス 数 を 1000、ロゴデータを 300 種<br />
とする。<br />
本 文 13 行 目<br />
(BS、 広 帯 域 CS それぞれロゴ 300 種 、サービス 数 1000)<br />
表 中<br />
表 A-5 を 参 照 (content_nibble を 使 用 )<br />
表 中<br />
CS ジャンルコード CS_GENRE 表 A-5 を 参 照 (user_nibble を 使 用 )<br />
CS 予 約 語 CS_KEYWORD 表 A-6 を 参 照<br />
CS チャンネルロゴ CS_LOGO-xx 表 A-7 を 参 照 。xx には logo_type が 入 る<br />
表 中<br />
CS_HD ラージ 0x05 CS_LOGO-05<br />
CS_HD スモール 0x02 CS_LOGO-02<br />
CS_SD4:3 ラージ 0x03 CS_LOGO-03<br />
CS_SD4:3 スモール 0x00 CS_LOGO-00<br />
CS_SD16:9 ラージ 0x04 CS_LOGO-04<br />
CS_SD16:9 スモール 0x01 CS_LOGO-01<br />
(72)
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
ページ 節 番 号 等 改 定 内 容<br />
158 解 説 -3 本 文 下 から 2 行 目 ~3 行 目<br />
A.3.3 (BS:0xfffeFFFE を 予 定 、 広 帯 域 CS:0xfffc)<br />
161 解 説 -3<br />
A.5.3<br />
本 文 下 から 10 行 目<br />
~ 下 位 9ビット(TBD)で 識 別 値 を 割 り 当 てる。<br />
164~ 解 説 -5 P164 2 行 目 の「BS」はそのままとし、それ 以 外 の「BS」はすべて「BS<br />
/BS・ 広 帯 域 CS」とする。<br />
172~197 解 説 -6<br />
~<br />
解 説 -9<br />
新 規 追 加<br />
注 1) 改 版 後 のページ 及 び 項 目 等 を 示 す。 3) アンダーラインの 個 所 は 追 加 した 部 分 を 示 す。<br />
2) “ ”の 部 分 は 削 除 した 部 分 を 示 す。 4) 行 数 は 特 に 断 り 書 きのない 限 り、 項 目 等 の 中 の 第 何 行 目 かを 示 す。<br />
(73)
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
1.2 版 改 定 履 歴 表<br />
ページ 節 番 号 等 改 定 内 容<br />
ii 目 次 9.1.5 ディスクリプタ、コマンド、チューナモデル<br />
ii~ 目 次 本 文 変 更 に 伴 う 頁 番 号 変 更<br />
20 6.1.3.1 本 文 2 行 目<br />
(Y,PbPr)を(Y,PB,PR)に 修 正<br />
20 6.1.3.1 本 文 4 行 目 ~<br />
~ 規 格 に 従 うこと。<br />
・ EIAJ CP-4120<br />
「デジタルチューナとテレビジョン 受 信 機 の D 端 子 接 続 」<br />
Interface between Digital Tuner and Television Receiver<br />
using D-Connector<br />
・ EIAJ RC-5237<br />
「デジタル 放 送 映 像 信 号 用 (Y,PB,PR) 接 続 用 D 端 子 コネクタ」<br />
D Connector for Digital Broadcasting Component Video<br />
Signal (Y,PB,PR) connection<br />
20~22 6.1.3.1 表 中<br />
(Y,PbPr)を(Y,PB,PR)に 修 正<br />
37~ 9.1.5 差 し 替 え<br />
( 以 降 表 番 号 、 図 番 号 変 更 )<br />
59~60 9.1.7.3 9.1.7.3.1→(1)<br />
9.1.7.3.2→(2)<br />
62~ 9.1.8.2 9.1.8.2.1→(1)<br />
9.1.8.2.2→(2)<br />
9.1.8.2.2.1→1<br />
9.1.8.2.2.2→2<br />
65~ 9.1.8.3 9.1.8.3.1→(1)<br />
9.1.8.3.2→(2)<br />
9.1.8.3.3→(3)<br />
111 解 説 -2 本 文 14 行 目 ~ 修 正<br />
コマンドについては、 外 部 機 器 から 制 御 するために Tuner(DIRD)<br />
コマンドを 規 定 した。1394TA「AV/C Tuner Model and Command<br />
Version1.0」および「Enhancements to the AV/C Broadcast System<br />
Specification-Digital Video Broadcast (DVB) Version1.0」に 準 拠 し、<br />
Enhancements to the AV/C Broadcast System Specification の<br />
Profile1:The Simplest Tuner Without Lists and Selection by DSIT<br />
で 規 定 される 機 能 をサポートすることにした。また、descriptor につ<br />
いてもサポートすべき descriptor として、「 Tuner Subunit<br />
Identifier Descriptor」と「Tuner Status Descriptor」を 規 定 した。<br />
さらに、Tuner Subunit の 入 出 力 プラグの 接 続 について 接 続 モデルを<br />
規 定 した。<br />
注 1) 改 版 後 のページ 及 び 項 目 等 を 示 す。 3) アンダーラインの 個 所 は 追 加 した 部 分 を 示 す。<br />
2) “ ”の 部 分 は 削 除 した 部 分 を 示 す。 4) 行 数 は 特 に 断 り 書 きのない 限 り、 項 目 等 の 中 の 第 何 行 目 かを 示 す。<br />
(74)
ARIB <strong>STD</strong>-B21<br />
1.1 版 改 定 履 歴 表<br />
ページ 節 番 号 等 改 定 内 容<br />
i~ii 目 次 章 立 て 以 降 の 内 容 まで 記 載<br />
76~82 第 15 章 第 15 章 共 用 化 受 信 装 置 (オプション)<br />
・ 1.0 版 では 検 討 中 としてあったの 以 下 の 内 容 を 追 加 説 明 をした。<br />
15.1 他 メディアと BS 受 信 機 の 共 用 化 及 びインターオペラビリティ 接 続 部<br />
15.1.1 地 上 デジタル 放 送 との 受 信 機 の 共 用 化 及 びインターオペラビリティ 接 続<br />
部<br />
15.1.1.1 地 上 デジタル 放 送 との 受 信 機 の 共 用 化<br />
15.1.1.2 地 上 デジタル 放 送 受 信 共 用 化 インタフェース<br />
15.1.1.3 地 上 デジタル 放 送 受 信 共 用 化 BS 受 信 装 置<br />
131~138 解 説 5 解 説 に 解 説 5 地 上 デジタル 放 送 と 受 信 機 共 用 化 について を 追 加<br />
1. インターオペラビリティの 位 置 づけとインタフェース、 地 上 アダプタ―の 位 置 づけ<br />
2. 地 上 デジタル 放 送 受 信 アダプターの 機 能 について。<br />
3. インタフェースにおけるコマンド 等<br />
4. EPG,Service-ID,Network-ID 等 について<br />
5. 音 声 ハーフレートについて<br />
6. TMCC 情 報 の 伝 送 について<br />
7. 受 信 周 波 数<br />
8. リモコン 機 能 について<br />
9. 受 信 サーチ 時 の 周 波 数 スキャンのフローの 一 例<br />
10 共 用 化 BS 受 信 機 および 地 上 アダプターで 蓄 積 すべきパラメータ 情<br />
報<br />
注 1) 改 版 後 のページ 及 び 項 目 等 を 示 す。 3) アンダーラインの 個 所 は 追 加 した 部 分 を 示 す。<br />
2) “ ”の 部 分 は 削 除 した 部 分 を 示 す。 4) 行 数 は 特 に 断 り 書 きのない 限 り、 項 目 等 の 中 の 第 何 行 目 かを 示 す。<br />
(75)
デジタル 放 送 用 受 信 装 置<br />
標 準 規 格<br />
ARIB <strong>STD</strong>-B21 5.5 版<br />
一 般 社 団 法 人<br />
〒100-0013<br />
平 成 11 年 10 月 1.0 版 第 1 刷 発 行<br />
平 成 11 年 12 月 1.0 版 第 2 刷 発 行<br />
平 成 12 年 2 月 1.0 版 第 3 刷 発 行<br />
平 成 12 年 2 月 1.0 版 第 4 刷 発 行<br />
平 成 12 年 3 月 1.0 版 第 5 刷 発 行<br />
平 成 12 年 3 月 1.1 版 第 1 刷 発 行<br />
平 成 12 年 5 月 1.1 版 第 2 刷 発 行<br />
平 成 12 年 6 月 1.1 版 第 3 刷 発 行<br />
平 成 12 年 6 月 1.1 版 第 4 刷 発 行<br />
平 成 12 年 6 月 1.1 版 第 5 刷 発 行<br />
平 成 12 年 8 月 1.1 版 第 6 刷 発 行<br />
平 成 12 年 11 月 1.1 版 第 7 刷 発 行<br />
平 成 12 年 12 月 1.2 版 第 1 刷 発 行<br />
平 成 13 年 3 月 2.0 版 第 1 刷 発 行<br />
平 成 13 年 5 月 3.0 版 第 1 刷 発 行<br />
平 成 14 年 1 月 3.1 版 第 1 刷 発 行<br />
平 成 14 年 7 月 3.2 版 第 1 刷 発 行<br />
平 成 15 年 2 月 4.0 版 第 1 刷 発 行<br />
平 成 15 年 6 月 4.1 版 第 1 刷 発 行<br />
平 成 15 年 10 月 4.2 版 第 1 刷 発 行<br />
平 成 16 年 5 月 4.3 版 第 1 刷 発 行<br />
平 成 17 年 9 月 4.4 版 第 1 刷 発 行<br />
平 成 18 年 9 月 4.5 版 第 1 刷 発 行<br />
平 成 19 年 3 月 4.6 版 第 1 刷 発 行<br />
平 成 20 年 12 月 4.7 版 第 1 刷 発 行<br />
平 成 21 年 12 月 4.8 版 第 1 刷 発 行<br />
平 成 22 年 4 月 4.9 版 第 1 刷 発 行<br />
平 成 22 年 7 月 5.0 版 第 1 刷 発 行<br />
平 成 23 年 12 月 5.1 版 第 1 刷 発 行<br />
平 成 24 年 7 月 5.2 版 第 1 刷 発 行<br />
平 成 25 年 3 月 5.3 版 第 1 刷 発 行<br />
平 成 26 年 3 月 5.4 版 第 1 刷 発 行<br />
平 成 26 年 7 月 5.5 版 第 1 刷 発 行<br />
発 行 所<br />
電 波 産 業 会<br />
東 京 都 千 代 田 区 霞 が 関 1-4-1<br />
日 土 地 ビル11 階<br />
電 話 03-5510-8590<br />
FAX 03-3592-1103