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【田中要次】気を使う「あるよ!」 国鉄職員から俳優の道に 27歳で上京 (1/3ページ)

2015.10.21


田中要次【拡大】

 劇場版第2弾も今夏、公開された検事ドラマ「HERO」シリーズでは、客からのどんな注文に対しても必ず「あるよ」と言うバーのマスター役でおなじみだ。

 「たった一言でも気を使いますね。言い慣れたり、ルーティンになったりしてはいけないですし。例えるなら、マウンドに上がったら1球しかないのだけれど、ストライクを出さないとダメ、みたいな感じです」

 そんな寡黙なキャラクターが板につき、公開中の映画「探検隊の栄光」では、終始無言で撮影する職人かたぎのテレビカメラマン・橋本政明役を演じている。

 「現場では文句を言わない方が進んでいくことが多いもの。橋本は、黙って言われた仕事をやればいいんだということを学び、寡黙になったのかもしれませんね」

 撮影では本物のVTRを携えて挑んだ。

 「中にテープを入れて、実際に撮っていたんです。撮った絵には自信があります。だから、撮影中は『なんでこれを使ってくれないの?』って、ずっと言っていました」

 原作は荒木源氏の同名小説。落ち目の俳優・杉崎(藤原竜也)は、新境地を開拓するべく、テレビ番組で未確認生物(UMA)を探す探検隊の隊長に。バカバカしくも最高に愉快な冒険が始まる。

 「映像を作っている人たちって、傍から見たらバカばっかりやっているけど、愛くるしいんですよね。この作品に出演したことで、ふだん自分たちがやっていることを客観視できました」

 

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