FreeBSD ハンドブック : ディスク クォータ : クォータ制限およびディスク使用状況のチェック
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8.3. クォータ制限およびディスク使用状況のチェック

クォータ制限およびディスク使用状況をチェックするには、 quota または repquota コマンドを使用することがで きます。quota コマンドは、各ユーザ、各グループ毎のクォー タ制限およびディスク使用状況をチェックすることができます。 スーパーユーザだけが、他のユーザまたは自分が所属していないグループに 関するクォータ制限とディスク使用状況を調べることができます。 repquota コマンドは、クォータが設定されているファイルシス テムに対する、全てのクォータ制限およびディスク使用状況の総計を表示 します。

以下は、2つのファイルシステム上でクォータ制限がかけられているユー ザに対して quota -v コマンドを実行した出力結果の例です。

Disk quotas for user test (uid 1002): 
     Filesystem  blocks   quota   limit   grace   files   quota   limit   grace
           /usr      65*     50      75   5days       7      50      60        
       /usr/var       0      50      75               0      50      60        
上の例では、/usr ファイルシステム上で、このユーザは現在 50 ブロックまでのソフト制限を 15 ブロック超過して使用しており、 残り 5 日間の猶予期間を設定されています。 アスタリスク (*) は、ユーザが現在クォータ制限を越えていることを示 しています。

通常、ユーザがディスクスペースを全く使用していないファイルシス テムは、 たとえ そのファイルシステムにクォータ制限が設定されていた としても、quota コマンドによる出力では表示されません。 -v オプションを付けると、上の例の /usr/var ファ イルシステムのように、これらのファイルシステムも表示します。


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Updated May 23, 1997