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scene 01今回は、情報を整理する
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「しらべる、まとめる、つたえる」。三つの言葉の最初の文字をつなげると、“しまった!”となる。――「待っていたぞ。今日は諸君(しょくん)に、情報(じょうほう)をうまくまとめる技(わざ)をさずけてやろう」。デーモン閣下(かっか)の登場です。「今回の技は、『情報を整理する』。そのために使うのが、“ふせん”とよばれる。はったりはがしたりが自由にできる便利なものだ。ここに、調べた情報を書いて整理すると、まとめやすくなるぞ。では、挑戦(ちょうせん)してもらおうか」。

scene 02『身のまわりにあるバリアフリーについてまとめる』
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今回挑戦(ちょうせん)するのは、リュウセイ、シュンヤ、サヤカの3人。『身のまわりにあるバリアフリーについてまとめる』がテーマです。さっそく、街にあるバリアフリーの設備(せつび)をさがしに行きました。まずエレベーターの前で、手すり、点字ブロックを見つけました。エレベーターの乗り口には、「高齢者(こうれいしゃ)や体の不自由な方の優先(ゆうせん)利用にご協力ください」と書いてあります。お年よりや体の不自由な人など、みんながくらしやすいように作られた工夫がたくさんありました。

scene 03ふせんに情報を書き出していく
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そこで、バリアフリーについて、インターネットや本を使ってまとめます。まずは、ふせんに情報(じょうほう)を書き出していきます。シュンヤは本とにらめっこ。駐車(ちゅうしゃ)場のバリアフリーを調べて、『車いすを持っている人は車から乗りおりするときドアをいっぱいに開けなければならないので…』と、本からそのままふせんに書いています。一方、サヤカが調べているのはエレベーターのバリアフリー。『混雑(こんざつ)時でも車いす使用者と健常(けんじょう)者が同時に乗れる21人乗り。音声で到着(とうちゃく)知らせる。浮(う)き字』と情報を三つ書きました。

scene 04ふせんをはり出して整理する
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続いて、すべてのふせんをはり出して情報(じょうほう)を整理します。「“道路”系(けい)、ここらへん?」。「じゃあ、ここ、“駅”系」と分類するみんな。ところが、「これ何? “道路”系?」。「ん? わかんないよ。一つの紙にいっぱい書いてんだよ。分別しにくいんだよね」。「これ“雑学(ざつがく)”系じゃない?」。ふせんのグループ分けに苦労しているようですが…。なんとか整理できたようです。

scene 05情報の整理をふりかえってみると…
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では、見てみましょう。情報(じょうほう)を書いたふせんは、“家”や“道路”という場所と、“目の不自由な人のためのもの”というふうに分けられていました。ふせんで整理してみてどうだったかふりかえってもらうと…。「1枚(まい)にいろんなことを書いてるから、分けにくかった」。シュンヤは自分の書いたふせんを見てそう気がつきました。さらにシュンヤのふせんをよく見ると、うらにも書いてあります。これでは、はったら見えなくなります。「それは考えてなかった。別の紙に書けばよかった」とシュンヤ。これは、かなり“しまった!”です。

scene 06ポイントその(1) ふせんにはキーワードで書く
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「次からこんな“しまった!”にならないように、吾輩(わがはい)がポイントを三つさずけよう」とデーモン閣下。ポイントその1.ふせんにはキーワードで書く。情報(じょうほう)をキーワードで書くとはどういうことでしょうか。シュンヤが駐車(ちゅうしゃ)場のバリアフリーについて書いたふせんを見ると、長い文で書いているので全部読まないと内容(ないよう)がわかりません。このふせんで大切なのは、「駐車スペースが広くなっている」という情報。それをキーワードで書き直すと、「広い駐車スペース」となります。わかりやすくなりましたね。

scene 07ポイントその(2) 情報はふせん1枚に一つ
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ポイントその2.情報(じょうほう)はふせん1枚(まい)に一つ。別のふせんを見てみると、「点字ブロック」、「点字」、「車いす用のエレベーター」、「手すり」と、1枚に情報が四つあります。あとでグループに分けるときのために、情報は1枚に一つずつにしましょう。

scene 08ポイントその(3) ふせんの中からグループを見つけ出す
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ポイントその3.ふせんのなかからグループを見つけ出す。たとえば、「券売(けんばい)機の点字案内」、「電車のスロープ板」、「電車の情報表示(じょうほうひょうじ)」の3枚は駅や電車に関係のあるものです。このように場所でグループに分けると、“家の中”、“道路”などと分けられます。一方で、「点字ブロック」、「音が出る信号」、「券売機の点字案内」は“目が不自由な人のため”のバリアフリーです。だれのためのバリアフリーかでグループに分けると、“耳が不自由な人のため”、“お年より・車いすの人のため”と分けることができました。情報をよく見て、ねらいに合ったグループを見つけ出しましょう。

scene 09もう一度チャレンジ
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三人はもう一度、情報(じょうほう)を整理し直すことにしました。リュウセイは、点字ブロックについて調べたふせんを書き直します。さっきはびっしりと書いていましたが、キーワードを大きく目立たせ、説明も短くしました。サヤカは、エレベーターのバリアフリーについて、ふせん1枚(まい)に三つの情報を書いていましたが、情報を1枚に一つずつにして3枚に分けました。OK! 文字でいっぱいだったふせんが、情報が整理され、すっきり見やすくなりました。

scene 10場所ごとに情報を整理
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次はグループ分けです。三人は、“学校”、“道路”など場所ごとのバリアフリーでグループ分けすることにしました。今回は分けやすそうです。場所ごとに分けた身のまわりのバリアフリー調査(ちょうさ)、完成です。“家の中”、“駅などの交通機関”、“学校”、“道路”など、場所ごとの情報を整理。どの場所にどんなバリアフリーがあるのか、ひと目でわかるようになりました。「できました~!」。OK!

scene 11整理された情報はいつでも取り出せる
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「どうだ。情報(じょうほう)を整理して、まとめる技(わざ)。便利だろう。整理された情報は、いつでも取り出せる。この部屋の本たちのようにな!」。閣下はそう言って消えていきました。

しまった!~情報活用スキルアップ~
情報を整理する
調べて集めたたくさんの情報を、ふせんを使って整理するコツとは?デーモン閣下が、その技を伝授してくれます。

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