関門海峡のワカメ供え豊漁祈る「和布刈神事」展示会 北九州市

関門海峡のワカメを神前に供えて航海の安全や豊漁を祈る「和布刈神事」について紹介する展示会が北九州市で開かれています。
この展示会は会場となっている「関門海峡ミュージアム」が企画したもので、門司区にある和布刈神社の「和布刈神事」の由来や関係する資料をパネルや動画などで紹介しています。
古くから神社に伝わる「和布刈神事」は、旧暦の元日の早朝に神職が神社前の海でワカメを刈りとって神前に供えるもので、能の演目の1つ「和布刈」はこの神事がベースになっています。
会場には、能の舞台で実際に使用されている能面のほか、太鼓や大鼓なども展示されています。
また、神職がワカメを刈りとる際に実際に使用しているおけなども見ることができます。
「関門海峡ミュージアム」を管理している団体の末吉春香さんは「能と聞くと敷居が高いイメージがありますが、能を初めて知る人からそうでない人にも楽しめる内容にしているのでぜひ見てほしいです」と話していました。
この展示会は4月7日まで開かれています。