“情報格差”防止へ 高齢者対象スマートフォン体験教室 下松

インターネットを使えないことで行政や企業のサービスを十分に利用できないといった「情報格差」を防ごうと、高齢者を対象にしたスマートフォンの体験教室が下松市で開かれました。

この教室は、下松市と携帯電話の販売会社が、共同で月2回程度開いていて、16日、米川公民館で開かれた教室には、近くに住む60代から90代のおよそ20人が参加しました。
はじめに、販売会社のスタッフが、スマホの画面を指で軽くたたく「タップ」や、指を触れたまま横に滑らせる「スライド」といった基本的な操作方法を紹介しました。
また、地図アプリを使う体験では、参加者たちが山口市の瑠璃光寺などを目的地として入力し、地図上に場所が表示され、2本の指を使って拡大したり、縮小したりできることを学びました。
参加した人たちは、慣れない作業に戸惑いながらも、講師の説明を聞いたり、参加者どうしで教えあったりして操作の方法を確認していました。
参加した80代の男性は、「スマートフォンは小さくて持ち歩けるので便利。早く使い方を覚えたい」と話していました。
下松市総務部デジタル推進課の山口ひかりさんは、「スマートフォンの便利さや楽しさを知っていただく機会になればと思っています」と話していました。