東京 秋田犬の容姿競う会 群馬 高崎の「北秋」5歳が最高賞に

忠犬ハチ公が生誕100年を迎える中、今月東京で開かれた秋田犬の容姿を競う会で、群馬県高崎市の5歳の犬が「りりしい顔だち」などが評価されて最高賞に選ばれました。

最高賞にあたる「名誉章」に選ばれたのは、群馬県高崎市の高橋富万さんが飼っている5歳のオスの「北秋」です。

国の天然記念物にも指定されている秋田犬の容姿を競う会は、昭和初期から毎年5月と12月に開かれ、148回目となる今回は忠犬ハチ公の生誕100年を記念して東京で開催されました。

国内外から参加した211頭の中で「北秋」は、りりしい顔だちや、胸をしっかり張ったたくましい立ち姿、そしてつやのある毛並みなどが高く評価されたということで、ほかの2頭とともに「名誉章」を受賞しました。

飼い主の高橋さんは「北秋」の健康管理を徹底するために餌には、コメ、鳥肉、それにキャベツを煮込んだ上でドッグフードに混ぜ合わせたものを与え、トレーニングとして毎日1キロほどを走らせているということです。

高橋さんは「北秋」について「おとなしくていい子で、息子のようにかわいがってきたので、受賞できてうれしい。今後も多くの人たちに秋田犬の魅力を知ってもらいたい」と話していました。