ユネスコ無形文化遺産「長浜曳山祭」 子ども歌舞伎を奉納 滋賀

ユネスコの無形文化遺産に登録されている、滋賀県長浜市の「長浜曳山祭」は、15日、最大の呼び物の「子ども歌舞伎」が行われました。

4日間にわたって開催される「長浜曳山祭」は、豪華な装飾が施された舞台が付いた曳山で披露される「子ども歌舞伎」が最大の呼び物で、毎年、曳山を持つ13の組のうちの4つの組が、歌舞伎を地元の長濱八幡宮に奉納します。

15日は午前9時半ごろから最初の組が「子ども歌舞伎」を奉納し、舞台に登場した子どもの役者たちは、息子の嫁につらくあたる姑を親戚たちが策を講じて改心させていくという演目を披露しました。

好天に恵まれた神社には多くの人たちが集まり、子どもたちの熱演に見入っていました。

長浜市の70代の男性は「きょうの晴れ舞台で練習の成果が出ていたと思います。これからも伝統を守って祭りを続けてほしいです」と話していました。

祭りは16日が最終日で、4つの組がそれぞれの地区で子ども歌舞伎を披露します。