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 Excelのブックによってはシートの数が10枚や20枚になることもある。このようなブックでは、シート操作の上手・下手で、時短に大きな差が出る。今回は時短につながるシート操作ワザのいくつかを紹介したい。

シート間を移動する

 シートの数が増えると、全てのシートタブを一度に表示できなくなる。その場合、シートタブの左端にある右または左のスクロールボタン(矢印)をクリックして、目的のシートタブを表示する。

右か左のスクロールボタン(矢印)をクリックして、目的のシートタブを表示する
右か左のスクロールボタン(矢印)をクリックして、目的のシートタブを表示する
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 ただ、シートの枚数が大量だと、いちいちクリックするのは面倒だ。ショートカットキーを使おう。[Ctrl]キー+右スクロールボタンのクリックで最末尾にあるシートタブを表示できる。

[Ctrl]キー+右スクロールボタンをクリック。最末尾のシートタブを表示できた
[Ctrl]キー+右スクロールボタンをクリック。最末尾のシートタブを表示できた
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 また、[Ctrl]キー+左スクロールボタンのクリックで先頭のシートタブを表示できる。

[Ctrl]キー+左スクロールボタンをクリック。先頭のシートタブに戻れた
[Ctrl]キー+左スクロールボタンをクリック。先頭のシートタブに戻れた
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 問題は中程にあるシートの場合だ。このようなケースでは、スクロールボタンを右クリックして「シートの選択」ダイアログを表示し、目的のシートタブを選択して「OK」を押す。

スクロールボタンを右クリックして「シートの選択」画面を表示し、目的のシートタブを選択して「OK」を押す
スクロールボタンを右クリックして「シートの選択」画面を表示し、目的のシートタブを選択して「OK」を押す
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 このように、シートの枚数が大量で、中程にあるシートに移動したい場合、最初から「シートの選択」を用いるのが時短に効くだろう。