Desire:Googleを好むユーザー向けにソフトバンクが用意する選択肢

HTC Desire X06HT

 ソフトバンクが発表したDesireは、Googleを好むユーザー向けにソフトバンクが用意する選択肢だ。Google自らが発売したHTC製のAndroid機「Nexus One」に近いハードウエアを備えた兄弟機である。

最新のAndroid2.1を搭載、比較的低価格

 搭載する有機ELディスプレイは3.7インチ、800×480画素(WVGA)。搭載するAndroidのバージョンは最も新しいAndroid 2.1。それに加えて、HTC独自のSense UIを搭載する。割引適用後の実質負担額2万円前後(予定)と、他の機種に比べ低価格となっている点も特色だ。

 GoogleのNexus Oneは、最新のAndroid端末をいち早く市場投入することを狙った特殊な機種であった。早い時期の市場投入を目的としたためか、非常に高速ではあるものの作り込みがやや荒いところがあった。Desireは、記者会見の会場に置かれた展示機を短時間触った限りでは、Nexus Oneと同様の性能を持ちながらタッチパネル精度などの完成度を高めているよう感じられた。日本語フォントや日本語入力ソフトiWnnも搭載する。

 Android 2.0以降でないと試せないGoogleのサービス/アプリケーションがいくつか登場している。例えばGoogle Buzz、Gesture Search、Google Earthなどだ。これら最新のAndroid上のサービス/アプリケーションを試したいユーザーには、Desireがお勧めである。