「HTC Hero」の外観
「HTC Hero」の外観
[画像のクリックで拡大表示]

 米Sprint Nextelは米国時間2009年9月3日,米Google主導の携帯電話向けOS「Android」を搭載した携帯電話機を販売すると発表した。10月11日に,台湾High Tech Computer(HTC)製の「HTC Hero」を発売する。2年間の通信サービス契約を結び,キャッシュバックや郵送リベートを適用した場合の価格は179.99ドル。

 HTC Heroは,「Google Search」「Google Maps」「Gmail」「YouTube」などGoogleの各種サービスに即座にアクセス可能。Android用アプリケーションの販売/配布サイト「Android Market」を通じて8000以上のアプリケーションやウイジェット,ゲームなどから気に入ったものをダウンロードできる。

 3.2インチのタッチスクリーンとトラックボールを搭載し,Wi-Fi機能とGPS機能を備え,「Facebook」「Flickr」「Twitter」などのソーシャル・サービスへの容易なアクセスを可能にする。利用シーンに合わせてホームスクリーンをカスタマイズできる「HTC Sense」機能では,例えば仕事用として株価情報,仕事関連の電子メールやカレンダへのアクセスをまとめたり,遊び用として音楽再生,天気予報,Twitterなどの機能を設定したりできる。

 他の米国向けAndroid端末としては,ドイツDeutsche Telekomの米国法人T-Mobile USAが2008年10月に「T-Mobile G1」を発売(関連記事:Androidケータイ「T-Mobile G1」が米国で発売開始),今年6月には「myTouch 3G」を投入している(関連記事:T-Mobile USA,Android搭載携帯の第2弾「myTouch 3G」を発表 )。いずれも製造はHTC。

[発表資料へ]