みなさん、モバイルしていますか? 最近の私は、Windows MobileスマートフォンとiPod touchを持ち歩き、毎日ご機嫌なモバイルライフを送っています。こんなに高機能なモバイル端末が、日常的に使えるようになったんですねえ。モバイルを長く使っているユーザーにとっては、夢のような環境です。

 iPod touchは、指によるタッチオペレーションを採用した新しいiPodです。それだけではなく、無線LAN機能を搭載しており、ついにiPodで通信する世界を提供しました。ブラウザー「Safari」によりネットを利用でき、YouTubeビューアーで動画を見ることができます。iPodの世界が大きく広がりました。

 しかしながら、残念なのは電話回線を使った通信(パケット通信)機能を搭載していないことです。iPod touchの元のモデルである「iPhone」は、海外ではスマートフォンとして活用されています。無線LANアクセスポイントを探すことなく、いつでもどこでも通信できます。やはり、モバイルの魅力は、パケット通信機能を搭載し、スマートフォン化することで倍増するのです。

 日本においては、iPhoneは未発売なため、いつでもどこでも通信したい!というモバイルユーザーの夢は叶わない状況でした。しかしながら、素晴らしいニュースが飛び込んできました!無線LAN機能を搭載するWindows Mobile端末を併用すると、iPod touchで、いつでもどこでも通信が可能になるというのです。

 簡単に言うと、Windows Mobile端末をiPod touchのモデムとして機能させるのです。具体的には、無線LANの端末間通信モードである「アドホック接続」を利用して、iPod touchとWindows Mobile端末を接続します。その上で、iPod touchから、Windows Mobile端末のパケット通信機能を利用してしまおうというアイデアです。

 この素晴らしい機能を提供するWindows Mobileアプリケーションは「ZEROProxy」と言います。

 早速、ウィルコムの「Advanced/W-ZERO3[es]」(以下、アドエス)で試しましたので、ご紹介します。「さくらぷらすα日記」にある、設定方法を参考にさせていただきました。