イーモバイルから発売中の「EM・ONE」は、今までのスマートフォンと比較して群を抜く機能とスペックを備えていた。しかし、通話機能を持っていないため、通話しようとするとIP電話機能を用いるしかなかった。EM・ONEのような使い勝手と電話機能を持ち合わせたモデルを待ち焦がれていたユーザーも多かったことだろう。ついに発売となった「S11HT」は、そういった期待を裏切らない性能と完成度を誇るスマートフォンだ。
図1 液晶に大きく映る、7セグメントのデジタル時計がクール。ボディに合ったモノトーンがベースカラー
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| キャリア | イー・モバイル |
| メーカー | HTC |
| 製品名 | S11HT |
| OS | Windows Mobile 6 Professional Edition |
| 入力 | フルキーボード、タッチパネル、ジョグダイヤル、ナビゲーションコントロールボタンほか |
| 表示 | 2.8型TFT液晶（320×240ドット） |
| サイズ | 約W59×D19×H112mm |
| 重量 | 約190g |
特徴は、大きな文字の時計表示や、ランチャーなどを備える「HTCホーム」画面。NTTドコモの「HT1100」にも搭載予定だが、スタイラスを取り出さなくても親指で簡単に操作できるインタフェースだ。実際に使っていると、タブ形式で「ホーム」「連絡先」「天気」「ランチャー」「サウンド」の5画面を切り替えられるのが便利。画面右上の見慣れないアイコンをクリックすると、実行中のプログラムをリストで参照でき、簡単に切り替えや終了ができる。Windows Mobileの標準にして欲しいくらい、手軽で使いやすい。
図2 「ホーム」画面は、メールや着信の件数もわかる。真ん中の「0」はSMS/MMSメール
