ソフトバンクモバイルから発売された「X03HT」。ソフトバンクが発売するHTC社製のスマートフォンとしては第3弾となる。X03HTは、日本で発売されるスマートフォンの中では、タッチパネルには対応しないWindows Mobile 6.0 Standard Editionを搭載、テンキー&&フルキーボードを両方採用した初めてのモデルとなる。テンキーのみなら「F1100」、フルキーボードなら「X02HT」が発売されているので、両方を持つ端末の使いやすさは気になるところだ。

●X03HTの3大ポイント
   ・テンキーとフルキーボード2つの入力方式に対応
   ・約W51×H106mmに抑えたコンパクトボディ
   ・使いやすいHTCホームを採用

図1 3色用意されたうちのレッド。テーマはボディにあった色が用意されている
図1 3色用意されたうちのレッド。テーマはボディにあった色が用意されている
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 製品名  X03HT 
 キャリア  ソフトバンクモバイル 
 メーカー  HTC 
 OS  Windows Mobile 6.0 Standard Edition 
 入力方法  テンキー、フルキーボードほか 
 液晶サイズ  2.4インチTFT液晶(240×320ドット) 
 本体寸法  約W51×D19.4×H106mm 
 重さ  150g 

テンキーが使いやすいStandard Edition

 本体を閉じたときに使えるテンキーは実測で横約10mm×縦約5mm。横のキーピッチは標準的だが、縦方向がやや短い。ただ、キーの1つ1つが縦にカーブして中央部が盛り上がっているので、意外に押しやすく、縦に並んだキーを間違えて押してしまうといった誤操作はなかった。上下左右の操作をするナビゲーションボタンも縦方向が短いが、中央から外側に行くに従って高くなっており、押しにくさは感じない。真ん中の決定ボタンも、指先でしっかり判別できる高さがあるので、手元を見なくても操作ができる。

図2 テンキーは“横に細い”が、指でも凹凸がわかり、それぞれを判別しやすい
図2 テンキーは“横に細い”が、指でも凹凸がわかり、それぞれを判別しやすい
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 押し心地は、「カチッ」としっかりしており快適。ボディはコンパクトなので、片手で持っても重心が手のひらのほぼ真ん中となる。また、背面が丸みを帯びているので手の中に収まりがよい。