みなさん、モバイルしていますか?新機種発売ラッシュのWindows Mobileスマートフォンですが、意外な機種が発売されました。イー・モバイルから、12月20日発売の「Dual Diamond」(S22HT)です。

 人気の「Touch Diamond」(イー・モバイルS21HT、NTTドコモHT-02A、ソフトバンクモバイルX04HT)、「Touch Pro」(NTTドコモHT-01A、ソフトバンクモバイルX05HT)と同じ台湾HTC製のWindows Mobileスマートフォンです。「Diamond」という名前が付いている通り、背面はダイヤモンドカットになっています。「Touch Diamond」「Touch Pro」「Dual Diamond」で、ダイヤモンド3兄弟と呼ばれているとかいないとか(これは私だけが呼んでいます)。さらに、「Dual Diamond」の「Dual」という名前の由来としては、テンキーとスライド型キーボードのデュアルキーボードを搭載しているところから来ています。

 この「Dual Diamond(S22HT)」は非常に小型です。デュアルキーボード搭載機種としては、破格の小ささとなっています。液晶サイズが約2.4インチのQVGA(240×320ピクセル)ということで、表示機能は、VGA液晶を搭載した「Touch Diamond」や「Touch Pro」よりは劣りますが、その分、きょう体が小さいのが魅力です。

 とても小型な「Dual Diamond(S22HT)」ですが、非常に驚いたのが、OSにWindows Mobile 6.1 Standard Editionを搭載していることです。このOSは画面タップができません。「Touch Diamond」「Touch Pro」では、タッチオペレーションをメインにPRして、セールスも好調なだけに、この時期にWindows Mobile 6.1 Standard Edition搭載の端末がリリースされたことに驚きました。

 タッチオペレーションのできないWindows Mobile 6.1 Standard Editionは、携帯電話のように全ての操作をキーで行います。キー操作に特化されているため、Windows Mobileがシンプルに構成されています。注意すべき点は、「Touch Diamond」「Touch Pro」で稼動するアプリケーションが稼動しない場合が多く、Standard Editionバージョンで提供されているアプリケーションを利用する必要があります。

 Standard Editionバージョンのスマートフォンは、ソフトバンクモバイルより、X02HTとX03HTが発売されていますが、S22HTは、さらにバージョンの上がった6.1となっていますので、機能アップしている部分が多くあります。

 シンプルで小型の「Dual Diamond(S22HT)」をお借りしましたので、写真レビューします。なお、テスト端末のため、製品版と違う点があることをご了承ください。