みなさん、モバイルしていますか? スマートフォンは、iPhoneやAndroidが盛り上がっていますが、Windows Phoneもまだまだ頑張っています。今回は、キーボード内蔵端末のNTTドコモ「T-01B」のレビューをお送りします。

 T-01Bは、「Windows Mobile 6.5.3 Professional」を搭載しているWindows Phoneです。今までの「Windows Mobile」搭載端末と大きく違う点があります。それは、液晶パネルが静電式であることです。iPhoneや、Xperiaと同じように、指の腹の部分で操作するパネルとなります。今までの「Windows Mobile」の液晶パネルは感圧式で、スタイラスによる操作がメインでした。私の場合は、指の爪で操作をしていました。iPhoneが成功したことから、Windows Phoneも大きな冒険をしたと思われます。

 静電式の液晶パネルにするためには、従来の「Windows Mobile」のユーザーインタフェースを大幅に変更しなければなりません。スタイラス操作を前提にした小さなアイコンをタップするようなユーザーインタフェースでは、指で押すことができないからです。T-01Bは、ホーム画面に東芝独自のホーム画面を搭載して、Androidに近い操作感を実現しています。ウィジェットも配置でき、予定表データの表示など便利に利用ができます。

 東芝独自のホーム画面は操作のやりやすさとしては秀逸だと感じました。Windows Phoneは、各社独自のホーム画面を搭載する場合が多いのですが、その場合は、感圧式の液晶画面でiPhoneライクなホーム画面にして、結果的には操作しくくなることがほとんどでした。しかし、T-01Bは、液晶が静電式になったおかげで、iPhoneライクな操作がしやすくなったのです。