「Windows Live」とは、マイクロソフトがインターネット上で提供しているサービスの総称です。検索やメール、メッセンジャーなど、複数のサービスがあります(下図)。

【代表的なサービス】
「Live.com」は「http://www.live.com」から、それ以外は、「http://home.live.com」からアクセスできる

 Windows Liveというブランドは、2005年に発表されました。「MSN」と並ぶ、マイクロソフトのオンラインサービス事業の柱です。同社は、MSNをニュースや音楽などのコンテンツを視聴できるポータルサイト、Windows Liveをサービスとして利用可能なソフトウエアの集合として位置付けています。

 このため、これまでMSN の名称で提供してきたサービスの中で、Windows Liveブランドに変更されたものもあります。メールサービス「MSN Hotmail」は、「Windows Live Hotmail」になりました。また「Windows Liveメッセンジャー」は「MSNメッセンジャー」の後継版です。

 新サービスも複数あります。「Live.com」は、ユーザーが自分のポータルサイトを作れるサービス。お気に入りのWebサイトを登録しておけば、その更新情報が1画面で確認できるというものです。

サービス同士の連携も

 Windows Liveの各種サービスには、互いに連携し合っているという特徴があります。例えば、メッセンジャーとブログサービス(下図)。メッセンジャーの画面から、自分のブログに、ワンクリックで移動できます。ブログの画面では、メッセンジャーに登録している友人のブログの更新状況をまとめてチェックすることも可能です。

「Windows Live メッセンジャー」(左)と「Windows Live スペース」(右)とは互いに連携し合っている。メッセンジャーからスペースにワンクリックで移動したり、メッセンジャーに登録している友人のブログの更新情報をスペースで確認したり、といったことが可能

 また、Liveサービスと連携したソフトウエアも用意されています。マイクロソフトのWebサイトで公開されており、無償でダウンロード/インストールが可能です。

 例えば「Windows Live メール」(ベータ版)は、Windows Live Hotmailのメールをパソコン上にダウンロードできるメールソフトです。マイクロソフトは、Windows XPに付属する「Outlook Express」やWindows Vistaに付属している「Windowsメール」の後継に位置付けています。そのほか、「WindowsLive スペース」と連携するブログ作成ソフト「Windows Live Writer」(ベータ版)や、写真管理ソフト「Windows Liveフォトギャラリー」(ベータ版)もあります。