羊と狼とキャベツと私

突然ですがみなさん、問題です。

 キャベツを持って、羊と(おおかみ)をつれた旅人が、小さな船を使って川を渡ろうとしています。

 船を操縦できるのは人間だけで、キャベツはもちろん、羊や狼も船を使うことはできません。また、船は小さいので、のせることができるのは人間に加えて一頭、もしくは一個だけです。

 さらに、羊や狼は食いしん坊です。人間が近くにいないと、狼は羊を食べてしまい、羊はキャベツを食べてしまいます。

 さて、キャベツを含めたみんなでそろって向こう岸にわたるには、どうすればいいでしょうか?

 文章だけではイメージがつきにくいかもしれないので、画像を作ってきました。

 帽子の問題に引き続き、こちらも有名な論理パズルです。見たことのある方もいらっしゃると思います。

 それにしてもキャベツを持った人間が羊と狼を引き連れているなんて、奇妙ですよね。それに狼と羊に加えてキャベツを乗せることができない船もなかなかおかしいです。キャベツ一つくらい、どうにかして積めそうな気がしますよね。

 論理パズルにはこのような現実との食い違いがあります。それは現実世界に無理やりパズルを持ち込んだから発生するものです。そういった点は数学の問題とも似ています。数学の問題では、よく兄弟が別々に家を出発し追い抜いたり追いついたりし、また、点Pというよくわからないものがわけもわからず動き出したりします。ただの点のくせになまいきですよね。

 前置きはさておいて、論理パズルも数学の問題を解く感覚で挑戦してみてください。今回の問題は前の問題よりも簡単だと思うので、ふだん記事を読み流ししている方も、ぜひ挑戦してみてください。

 以下、解答を書いていきます。

1.まず、羊と一緒に向こう側へ渡ります。

2.その次に、狼(キャベツでも可)を向こう側へ連れていきます。

そして帰るときに、羊を連れて帰ります。

3.その後、キャベツ(または狼)を向こう側へ渡します。

4.最後に、羊を渡します。

 どうでしょうか、みなさん。この問題が解けるかどうかは、一度向こう側へ連れて行った羊を戻すという発想ができるかどうかにかかっていると思います。

 こういった問題の良いところは特別な知識が必要ない点にあると思います。狼と羊、キャベツと船あたりを知っていれば、老若(ろうにゃく)男女(なんにょ)問わず誰でもこの問題に挑戦することができます。話の話題にもなると思うので、ぜひ、家族や友達にお話ししてみてはいかがでしょうか。

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