富士山の西に位置する霊山「七面山」とは?
標高 | 山頂所在地 | 山域 | 最高気温(6月-8月) | 最低気温(6月-8月) |
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1,989m | 山梨県南巨摩郡身延町・早川町 | 身延山地 | 20.3℃ | 7.2℃ |
七面山(しちめんさん)は、南アルプスの南東にある山です。法華経の聖地であり、現在も山頂の東北部は久遠寺の寺領となっています。そのため登詣する人々も多くいます。登山者にとっては、日本二百名山のひとつに数えられていることや富士山の眺めが素晴らしい山です。
七面山の登山適期は?
登山適期は4月上旬から11月上旬です。積雪期にはアイゼンなど雪山登山の装備が必要です。雪が融けて、翌朝凍ってアイスバーンになることもあり、滑落など注意が必要です。
七面山の見どころは?
山岳信仰の山でもあり、富士山のほぼ真西に位置する七面山。いくつかある見どころの中でおすすめを紹介します!
法華経の守護を祀る「七面山 敬慎院」
七面山の敬慎院には、身延山の裏鬼門を守る法華経の守護神「七面大明神」が祀られています。
境内の裏に一の池は、七面大明神が竜の姿であらわれたという言い伝えがあり、池のほとりには池大神宮があります。敬慎院そばの奥之院には、七面大明神が現れたと伝えられる石があり、願い事を周りをまわりながら7度唱題するとご利益があるとされているので、併せて行ってみましょう。
敬慎院の遥拝台から見る「絶景富士山」
富士山のほぼ真西にある七面山。中でも山頂にある「敬慎院」の遥拝台は真正面に富士山が大きく見える場所です。
春と秋のお彼岸には、太陽が真西から昇ってくるため、富士山とほぼ同緯度にある七面山からは、富士山の山頂真ん中から太陽が昇る「ダイヤモンド富士」を見ることができます!毎年この日は多くの人が訪れています。
迫力満点の「大崩壊壁(ナナイタガレ)」
七面山の東側の斜面は、ナナイタガレ(大崩れ)と呼ばれる崩壊地となっています。これは、1600年代から起こっていたとされ、1854年の安政東海地震もしくは1852年の北飛騨地震で拡大したのではないかとされている大崩壊地で、今でも崩壊が続いています。
七面山の天気をチェック
七面山に行く前に現地の天気をこちらで確認しておきましょう。
七面山のふもと(早川町)の10日間天気
日付 | 06月01日 (土) | 06月02日 (日) | 06月03日 (月) | 06月04日 (火) | 06月05日 (水) | 06月06日 (木) | 06月07日 (金) | 06月08日 (土) | 06月09日 (日) | 06月10日 (月) |
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天気 | 曇時々雨 | 曇時々雨 | 晴のち雨 | 晴のち曇 | 晴のち曇 | 曇時々晴 | 曇 | 曇時々晴 | 曇時々晴 | 曇 |
気温 (℃) | 24 15 | 21 14 | 23 13 | 23 12 | 25 13 | 25 14 | 23 14 | 26 13 | 27 14 | 25 16 |
降水 確率 | 60% | 60% | 50% | 40% | 40% | 40% | 40% | 30% | 30% | 30% |
データ提供元:日本気象協会
七面山の登山指数
日付 | 06月01日 (土) | 06月02日 (日) | 06月03日 (月) | 06月04日 (火) | 06月05日 (水) | 06月06日 (木) |
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登山 指数 |
登山指数の留意点
登山をするための快適さを、山頂や山麓の気象条件から、気象学的知見を用いて登山指数A~Cで表現をしています。降水量、風速、雲量などを総合的に考慮し、気象条件を独自計算したものです。
ただし、以下のリスクは含まれておりません。
- 雷の発生の可能性
- 前日の天気による道のぬかるみ
- 局地的大雨
- 土砂災害の発生の可能性
- 雪崩の発生の可能性
- 噴火の可能性
- 積雪の有無
- 濃霧
- 低温または高温
- 虫やヒルなどの発生状況
山の天気は大きく変わりやすいため、登山指数はあくまで目安としてご利用頂き、最新の気象データや天気図、各登山道情報をご確認ください。
なお、本情報に基づいた行為において発生したいかなる人物の負傷・死亡、所有物の損失・損害に対する全ての求償の責は負いかねます。ご了承下さい。
データ提供元:日本気象株式会社
七面山の登山コース
七面山の山頂へは表参道と北参道という2つの参拝道を歩きます。参拝道といっても山なので、登山と同じ装備や準備を怠らずに登りましょう。