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WorkstationとPlayerの微妙な関係 [ソフトウェア/PC関係]

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VMware Workstation 7。今時,3万円弱のソフトなんて,そうそう買えないよねぇ。

先日,PCにはMacのVMware Fusionに相当するような機能/価格のものがないと書いたが,その後の調べでちょっと面白いことが分かった。

まずはVMware Player。何年か前に初めて登場したときは,既存の仮想マシンを実行する機能しかなかった。つまり,仮想マシンを新規作成することが,単体では出来なかったのである。しかし改めて調べてみると,現バージョンでは新規作成も可能になっている。そういえば,そんなニュースを聞いたことがあったような。しかも,ユニティ・モードまでサポートしてる。ってことは,これでFusion並みのことが出来るのだろうか?

早速,VMwareのサイトからVMware Playerをダウンロード(ユーザー登録が必要)してきてインストールしてみた。新規の仮想マシンを作成し,試しにWindows XPをインストールするところまでは問題なし。しかし,Windows Updateでひと通りパッチを当て終わり,ではこの状態でスナップ・ショットを,と思ったら...ない!! VMware Playerはスナップ・ショット機能がないのか...。スナップ・ショットが取れないと,仮想環境としての価値は半減してしまう。調べてみると,"NHM"というフリー・ソフトウェアを作って,独自にスナップ・ショット機能を実現している方もいるのだが,VMwareのものとは互換性がないとのこと。ここがちょっと引っかかる。

やっぱり,VMware Workstationを買えってことなのだろうか。しかし,もう少し調べてみると興味深い情報が。VMware Workstationの体験版に関するものだ。体験版といっても,プログラム自体は製品版と同じで,体験版用のライセンス・キーを入力すると,30日間使用できるようになっている。これにVMware Playerが同梱されていて,Workstation体験版でスナップ・ショットが取れるというのだ。しかも,スナップ・ショットを取る機能に関しては,使用期限がないらしい。そんなうまい話があるのか?

ものは試しと,今度はVMware Workstation体験版をダウンロードしてきた。インストールを開始すると,VMware Playerが検出されたのでアンインストールする,というようなメッセージ。PlayerとWorkstationは共存出来ないらしい。しかし,インストール後に見てみると,スタート・メニューにはVMware Playerも登録されている。どうせインストールするなら,インストール済みのものを使い回せないのだろうか。まぁいいけど。インストール中に,ライセンス・キーの入力パネルが表示されるが,ここでは体験版のキーを入力せず,スキップした。インストール完了後,Workstationを立ち上げてバージョン情報を見ると,「ライセンスの有効期限」が「無期限」となっている。これはどういう意味? 体験版のライセンス・キーすらまだ適用していないのに。

取り敢えず気にしないことにして,Workstationのホーム・タブから「既存の仮想マシンまたはチームを開く」を選択して,VMware Playerで作成したvmxを開いてみると,その仮想マシンの設定情報等が表示される。そこで「この仮想マシンをパワーオン」というリンクをクリックしてみると...「仮想マシンをパワーオンするには,有効なライセンス キーが必要です。」だって。なるほど,ライセンス・キーを入力しないと,パワー・オンができないのか。で,体験版のキーだと30日で期限切れになる,と。逆に言えば,このパネルが出てこない機能は,無料で使い放題ということ?

実際,結構いろんなことが出来てしまうっぽい。スナップ・ショットは勿論,まだ試してはいないが,「クローン作成」も出来そう。仮想マシンの設定も編集できる。では仮想マシンのパワー・オンはどうすればいいかというと,VMware Playerで実行すればよい。WorkstationとPlayerを行き来するのがちょっと面倒とはいえ,ここまで無料で使えてしまっていいのだろうか。

因みにこの運用方法には少々制限がある。WorkstationとPlayerは別々のプログラムなので,片方が起動していると,もう片方で仮想マシンの操作ができないのだ。つまり,Player起動中に,Workstationを起動してスナップ・ショットは取れないし,Workstationを起動したまま,Playerを起動して仮想マシンをスタートさせることはできない。実行中のスナップ・ショットを取れないのは,使い途によっては厳しい制限かも知れないが,これは無料と言うことで仕方ないところだろう。

何はともあれ,私的にはこれだけ出来れば十分満足。しばらくこれで使い込んでみたい。VMware WorkstationもFusion並の値段なら買ってもいいんだけどねぇ。何で製品構成がプラットフォームによって異なるのだろう。放置プレイ状態のVMware Serverの扱いといい,WorkstationとPlayerの妙な関係といい,VMwareのコンセプトはなかなか難しい。

ところで,仮想環境を使うようになると,メイン・マシンのメモリ6GBがネック。今更DDR2...という気はするのだが,やっぱり8GBに増設しておいた方がよいだろうか。返す返すも,16GBのマシンにメインを移行しなかったのが悔やまれる。


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