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もう一つの地球・5 [UFOと宇宙人14]

2014年6月13日。地球のマントルを調べていた科学者達が、地底に大量の水が存在することを発見した。それは、地表のすべての海を合わせた量の3倍にも及ぶ。地下およそ650キロのマントル遷移層(まんとるせんいそう)という部分にあるという。この発見は、科学者や研究者達が考えて来た地下世界の常識を覆すものだった。

プラズマ物理学者のジョン・ブランデンバーグ氏が語る。
『我々は、地球の表面しか見ていません。十数キロも掘れば、温度が高すぎて先へ進めないからです。コアまで6500キロ近い距離のうち、ほんの十数キロです。進んだとは言えません。現在70以上の宇宙探査プロジェクトが、稼働しています。私達は、地球の内部がどうなっているのかよりも、月の表面のことを良く知っているのです』

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(よく知られている地球内部構造の想像図)

地球の内部構造に関する私達の科学的知識は、地震発生時に起こる地震波と地球の重力場が基になっている。だが、地底を掘り進め、知識を裏付ける証拠を得るには至っていない。地球内部に関する私達の理解は、間違っているのだろうか。一部の古代宇宙飛行士説の提唱者によれば、人類最古とも言われる神話に書かれたとおり、もう一つの地球は天では無く、地底奥深くに存在するのかもしれない。

作家のブルックス・アグニュー氏が語る。
『世界中を旅して各地の古代文化を見てみると、その中に必ず見つかるのが別世界の存在です。それもこの地球の中の世界です。一つは、マヤに伝わる「ポポル・ヴフ」という叙事詩です。そこには地球に現れた双子の兄弟のことが書かれていますが、彼等は地底からやって来た最初の人類なのです。マヤ族は現在も、生命は天からでは無く地底の世界からやってくるのだと信じています。マヤだけでなく、チベット族もアメリカ先住民ホピ族も、同じ考え方です』

また、作家のデビッド・チルドレス氏は、次のように述べている。
『仏教の中には、「アガルタ」*と呼ばれる地下世界の物語が存在します。そこには、高度な技術を持つ人々が暮らしています。さらに、その地底世界では列車や車のような乗りものさえ、走っているのです』
*アジアのどこかにあるとされる地下都市。どちらかといえば、オカルト的伝説

『もっとも古い教えに、驚くべき内容が含まれます。エデンの園は、地球上には存在しないというのです。地球の内部には空洞があり、エデンの園はその中にあると、そう述べています』

宗教指導者のアリエル・バー・ツァドック氏がこう語っているように、もう一つの地球は私達の足元にあるのだろうか。地底世界の存在については、長年にわたり議論が続いている。多くの著名科学者や数学者たちも、「地球空洞説」という仮説を支持して来たのだ。

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(ハレーの地球空洞説)

物理学者のマイケル・デニン氏が語る。
『エドモンド・ハレーはハレー彗星の軌道計算を行ったことで有名ですが、彼は地球の内部構造の研究にも力を注いでいたのです。彼は、地球は空洞であるということ以外に、地球内部ではコアを中心として、様々な大気を持つ複数の層が渦巻いているという説を打ち立てました』

それから75年後、18世紀の数学者レオンハルト・オイラーは、独自の地球空洞説を発表した。地球の中央には、1000キロ近い大きさの太陽が広がっているというのだ。


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(オイラーの地球空洞説)

前出のアグニュー氏が語る。
『オイラーは天才的数学者で、独自の仮説を立てました。地球は単に空洞であるというだけでなく、地球の北極と南極の地表は他よりも薄くなっており、そこから地底世界へつながっているというのです。また、地球内部には高度な文明があると、主張しました』

オイラーからさらに二世紀後の1947年、地球内部の空洞に文明があるという説が再燃した。海軍少将で探検家のリチャード・バードが、北極探査の旅に出たのがきっかけとなった。バードが個人の日記に書いた内容によれば、北極の先には謎めいた土地があり、彼はそこを「大いなる未知の中心」と呼んだのである。

前出のアグニュー氏が、続けて語る。
『バードは北極へ飛び、戻ってきて、不思議なことに緑豊かな土地があったと報告しています。その三年後、彼は南極へも飛びました。噂によれば、バードの一団は南極大陸で、地球内部の世界へ通じる入口を発見したということです。そこには、高度な文明があったと言います』

前出のチルドレス氏が語る。
『バードの発言は、衝撃的でした。彼は、南極と北極をつなぐ特殊な航空機の存在についても、言及しています。そのことは、チリやアルゼンチンの新聞、そして欧米の新聞にも発表されています。バードがアメリカに戻ると、彼はそれらの発言について、ワシントンで質問を受けました。そして、発言を控えるよう、釘を刺されたのです』

地球の南極や北極には、別世界への入口があるのだろうか。それが本当なら、バードはその入口を通ったのだろうか。古代宇宙飛行士説では、このようなゲートの存在を主張している。だが、それは地底へとつながるのではなく、異次元へとつながっているのかもしれない。
(つづく)


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高度な文明を持つ地下都市が地球の内部に存在することなど、とうてい信じ難い。しかし、あるテレビ番組でバード少将の話と撮影された「大いなる未知の中心」の写真を観たとき、これは真実かもしれない、と思う部分があった。当時アメリカでは、この話題が映画館の幕間でニュースとして一度だけ上映され、そのあとすぐに政府の御達しが出て、上映されることは二度となかったという。政府がバード少将に釘を刺した理由は、いったい何か。



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