Google Display Network のターゲティング [前編]~まず押さえるべき 2 つの基本機能

2017年5月26日

Google のネットワークを活用して広く広告を掲載することができる Google Display Network(グーグル ディスプレイ ネットワーク 略称 GDN)。Gmail や YouTube といった Google のサービスや Google と提携した 200 万のウェブサイトに広告を掲載し、インターネットユーザーの 90% 以上にリーチすることが可能です。

GDN で成果を出すためには「誰に」そして「どんな瞬間に」メッセージを届けるかが重要になってきます。今回は広告掲載先を指定する GDN のターゲティング機能とその活用ポイントについてご紹介します。

「誰に」「どんな瞬間に」を決めるターゲティング機能

GDN のターゲティング機能を大きく 2 つに分類すると、誰に広告を表示するかを指定する「オーディエンス ターゲティング」と、どこに広告を掲載するかを指定する「コンテンツ ターゲティング」に分けられます。これらのターゲティングによって、広告メッセージとユーザーとの関連性を高めることで広告効果の向上が期待できます。

1. オーディエンス ターゲティング

性別や年代などの属性のほか、行動や興味・関心によってユーザーをセグメントできます。商材やサービスのターゲットとするユーザー カテゴリに合わせた広告掲載が可能です。具体的なターゲティングには以下のようなものがあります。

  • 性別/年齢: 性別、年齢、子供の有無で該当するユーザーをターゲティングできます。
  • ユーザー環境: PC やモバイルといったデバイス、地域、曜日や時間帯を指定できます。
  • アフィニティ カテゴリ: 「旅行好き」「グルメ」「DIY 愛好者」など興味関心セグメントでユーザーをターゲティングできます。ユーザーの嗜好に基づいて、比較的多くのユーザーにリーチします。
  • 購買意向の強いユーザー層: 「分譲マンション」「水着」「挙式・披露宴プラン」など特定の商品やサービスを積極的に探しているユーザーに絞ってアプローチできます。
  • リマーケティング: 自社のサイトに訪れたユーザーに対して広告を表示させます。ユーザーとの再エンゲージメントを強化します。
    ※自社サイトにリマーケティング タグを設定する必要があります。

GDN のオーディエンス ターゲティング

2. コンテンツ ターゲティング

広告を表示するウェブページを指定できます。どんな情報が掲載されているページかを選択できるので、今まさに特定の情報を求めてウェブページに訪れているユーザーに対してアピールできるターゲティング方法です。

  • トピック: 「コンサート、音楽祭」「健康に関するニュース」「料理、レシピ」など、Google が独自にリスト化したトピックに関連するウェブページに広告を掲載します。プロモーションしたい商品やサービスに近いトピックを選ぶことで、そのトピックに興味のあるユーザーにリーチすることができます。
  • プレースメント: GDN 広告を掲載できるウェブページの中から、特定のページを URL で指定することができます。プロモーションしたい商品やサービスに関連性の高い情報が掲載されているサイトや、興味関心が高いユーザーがいそうなサイトを指定することができます。
  • キーワード: 指定したキーワードに関連したウェブページに広告を掲載することができます。プロモーションしたい内容と関連性の高いキーワードを自由に指定できるので、広告とそれが掲載されるウェブページの情報とのマッチングをさらに高められます。

GDN のコンテンツ ターゲティング

例えば、ある映画の宣伝をするとき、映画に興味がある人に広く認知してほしいときは「トピック」で「映画」を選択して映画関連のウェブサイトに広告を表示できます。もしくは、「プレースメント」でロードショウ情報サイトやチケットサイトを指定して、今まさに映画を観に行くことを検討している人にリーチしたり、「キーワード」で映画に登場する人気キャラクター関連のサイトに広告を掲載することもできます。

プロモーションの目的に合わせたターゲティングを

GDN の特長は広範にリーチできること

GDN の特長は「広範にリーチできること」と同時に、多種多様なターゲティング機能を備えていることにあります。そのため、「なによりもまず、プロモーションの目的を明確にしてから、どのようなターゲティング機能が有効かを見極めることが重要です」と GDN のプロダクト開発にも関わるプログラマティックプロダクトスペシャリスト 宇佐美は言います。

認知を拡大するためなのか、直接的に購入を促すことを目的とするのか、いわゆるマーケティングファネルのどの層を目的としたプロモーションなのかによって適したターゲティング方法は変わってきます。例えば「旅行好きな人」と「今度の休みに旅行に行こうと思っている人」の旅行に対する関心の強さは異なります。GDN なら、こういった興味・関心の段階によって「アフィニティ カテゴリ」か「購買意向の強いユーザー」かを選んでターゲティングすることができます。広告に接触したことで誰にどうなってほしいのかを明確にすることで、最適なターゲティング機能を選定することができるのです。

GDN の目的別ターゲティング

次回はこれらのターゲティング機能を活用して、GDN のプロモーション効果を上げる方法について、事例と共にご紹介します。

 

この記事のまとめ

  • GDN で成果を出すためには「誰に」そして「どんな瞬間に」メッセージを届けるかを最初に明確にしておく。
  • GDN のターゲティング機能は、「オーディエンス ターゲティング」と「コンテンツ ターゲティング」の大きく 2 種類がある。

 

GDN の機能について解説した担当者

宇佐美 暁子 Akiko Usami
宇佐美 暁子 Akiko Usami
グーグル プログラマティック プロダクト スペシャリスト

消費財メーカー勤務を経てグーグルに入社。広告代理店チーム担当を経て、現在のチームに異動。前職の経験を活かして広告出稿企業のニーズを吸い上げ、広告商品へのフィードバックを行っている。
岩田 悠 Haruka Iwata
岩田 悠 Haruka Iwata
グーグル プログラマティック プロダクト スペシャリスト

新卒でグーグルに入社し、広告代理店のサポート業務や、新たなプロダクトの国内リリースのサポートなどを担当。その後現在のチームで企業のマーケティング課題に対するコンサルティングやプロダクト改善業務を行っている。

 

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