ニンテンドースイッチの要はコントローラー「Joy-Con」、プレゼンテーション 2017で詳細発表!
文●八尋/ASCII
2017年01月13日 21時32分
任天堂は1月13日、新型ビデオゲーム機「Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)」(関連記事)のプレゼンテーション「Nintendo Switch プレゼンテーション 2017」を実施した。
Nintendo Switchは3月3日発売!
希望小売価格は2万9980円(税別)
プレゼンテーションでは、君島 達己社長が登壇し、「Nintendo Switchは、テレビゲームのプレースタイルを多様化させる新しい家庭用据え置き型ゲームです。本日のプレゼンテーションでは、ハードとソフトについて具体的に紹介します」と挨拶した。続けて、Nintendo Switchの希望小売価格は2万9980円(税別)で、3月3日に発売すると発表した。
またオンラインサービスは、専用のスマートデバイスアプリと連携することで、友達とボイスチャットなどのコミュニケーションが可能になるという。発売後は無料で利用でき、2017年秋ごろに有料化するとのこと。そのほか、ゲームの起動規制を地域単位で設けるリージョンロックについては、原則としてかけないということも発表した。
続いて、任天堂のソフト開発責任者の高橋 伸也氏が登壇。高橋氏は「Nintendo Switchは、これまで任天堂が提供してきた数々のゲーム機の娯楽のDNAをしっかりと受け継ぎすべてを詰め込みました」と挨拶。Joy-Conの紹介や、USB Type-Cを備えていること、画面はタッチパネルを採用している点、Wi-Fi接続によるオンライン対戦、最大8台のローカルプレーが可能な点などを説明した。
Nintendo Switchの要はJoy-Con
Nintendo Switchの総合プロデューサーの小泉 歓晃氏も登壇。小泉氏は「ゲームにとってコントローラーってとっても大切ですよね。今からNintendo Switchのコントローラー『Joy-Con』について説明します」と挨拶した。
小泉氏によると、Joy-Conには「Joy-Con(L)」と「Joy-Con(R)」があり、それぞれ押し込み入力が可能なアナログスティックがついている。また、ゲーム画面を静止画撮影するキャプチャーボタンも備え、将来的には動画撮影も可能だという。加速度センサーやジャイロセンサーを内蔵しているので、モーションコントロールを使った操作もできる。両方のJoy-ConにLRボタンを搭載し、1つ1つのコントローラーとして使用することができる「おすそわけプレー」も可能だ。
さらに、LRボタン付きの「Joy-Conストラップ」が付属するほか、近くのモノとの距離や形状・動きを認識する「モーションIRカメラ」や、コントローラーを持った手に振動を与えて多彩な表現力を実現した「HD振動」などのシステムも搭載している。HD振動では「コップに入れる氷の感触も1つ1つ伝わる」という。
各メーカーが80タイトル以上を開発中!
Nintendo Switchのゲームタイトルはまず、Joy-Conのみで相手の目を見てプレーするという「ワンツースイッチ」や、ボクシングとシューティングを合わせたようなゲーム「ARMS」が発表された。ワンツースイッチは本体と同じ3月3日、ARMSは2017年春に発売予定だ。
「スプラトゥーン2」も発表され、二丁拳銃スプラマニューバの登場や新しいスペシャルアタックなどが紹介された。また、Joy-ConのほかPROコントローラーにも対応するほか、ローカルプレーも可能だ。スプラトゥーン2は2017年夏に発売予定。
スーパーマリオの最新作「スーパーマリオ オデッセイ」も発表され、人が暮らしているビルの中を飛び回ったり、トレードマークである帽子を使ってアクションする様子などが紹介された。テーマは「見知らぬ世界への旅」で、マリオが様々な世界を旅するという。スーパーマリオ オデッセイは、2017年冬に発売予定。
「ゼノブレイド2」「ファイヤーエンブレム無双」のほか、「ドラゴンクエストX オンライン」「ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて」のNintendo Switch版もアナウンス。加えて、「ドラゴンクエスト ヒーローズⅠ・Ⅱ for Nintendo Switch」も発表された。
スクウェア・エニックスが完全新作のRPG「プロジェクトオクトパストラベラー」、ベセスダ・ソフトワークスが「The Elder Scrolls V: Skyrim」の新作、ATLUSが「真・女神転生」シリーズ最新作を開発中だと発表。セガゲームスの名越 稔洋が登壇し、Nintendo Switch向けのタイトルを開発する予定だとコメントしたほか、Electronic Artsも「FIFA」シリーズの最新作を開発中とのこと。グラスホッパー・マニファクチュアのCEOの須田 剛一氏も登場し、「トラヴィス・タッチダウン」のビジュアルを公開し、最新作を開発中ということを発表した。
ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルドは3月3日発売!
1月14日、15日に東京ビッグサイトで体験会も!
最後に、「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」のトレーラーが流れて、発売日が3月3日であることが明らかになり、プレゼンテーションは幕を閉じた。ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルドは、プレゼンテーション後に体験ブースで少しプレーすることができたのだが、今までのゼルダの伝説シリーズの雰囲気を踏襲しつつ、麗な映像で広いマップを駆け巡ることができるオープンワールドという新たな部分にも触れることができた。
1月14日、15日には、だれでも参加できる「Nintendo Switch 体験会 2017」を開催予定だ。Nintendo Switch 体験会 2017では、ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルドやスプラトゥーン2、マリオカート8 デラックスなど、たくさんのNintendo Switchタイトルがプレーできる。いち早くNintendo Switchを体験してみたいという人は、ぜひ足を運んでみてほしい。
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