『マツコの知らない世界』ボウリングが劇的に上達する理論のまとめ

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日常に潜む様々な“知らない世界”に精通したゲストが登場し、マツコ・デラックスにその魅力をプレゼンする番組『マツコの知らない世界』(TBS系列、毎週火曜21:00~)。9月1日放送回の後半は、これまで5万個のボールの穴を空けたドリラー・芦川和義さんが登場。「ボウリングの世界」を紹介した。

2020年東京五輪の追加種目候補になり、にわかに注目を集めるボウリング。芦川さんは、マイボールを作る職業“ドリラー”でありつつ、この度、ボウリング日本代表の競技力向上部会委員に就任。芦川さんがコーチを務めることになった理由は、トレーナーの資格を持つ「レッシュ4スタンス理論」が認められたことだという。そんな芦川さんが番組内で明かした、劇的にボウリングが上達する方法を以下にまとめた。

■ボールの選び方
ボールは親指を基準に選ぶ。ボウリング場のボールは、同じ重さでも穴の大きさがS、M、Lと3種類ある。親指を入れてキツかったりブカブカだったりするサイズを避け、親指を入れて回した時に軽く擦れるがスムーズに回るくらいがベスト。重さではなく、このような親指のフィット感が重要だという。アドバイスに従って選び直したマツコが投げると、目に見えてボールのスピードがアップしていた。

■最先端の身体理論による自身のタイプを知る
「レッシュ4スタンス理論」とは、投げる、打つ、取る、握るといった人間の動きには生まれつきの特性があり、それを4パターンに分類した最新の理論。今回は、わかりやすくAタイプとBタイプに分け、その判定方法を紹介。

・両足の土踏まずを水平にして立ち……
Aタイプ:手首を持って引っ張っられても動かないが、ヒジだと動く
Bタイプ:ヒジを持って引っ張っられても動かないが、手首だと動く

・スマホ、電車のつり革などの持ち方
Aタイプ:指先で握る
Bタイプ:手の平で握る

・ビールジョッキの持ち方
Aタイプ:ジョッキの取っ手を指先で持ち、脇を締め手首を動かして飲む
Bタイプ:ジョッキの取っ手をガッシリと持ち、脇を広げヒジを上げて飲む

・うちわのあおぎ方
Aタイプ:ヒジを固定して手首であおぐ
Bタイプ:脇を広げヒジを使ってあおぐ

どれかがAなら、全部Aに当てはまるという。実際に上記の見分け方を試したマツコはAタイプで「えー!何で!?面白い」と驚嘆。Aタイプ(指)とBタイプ(ヒジ)ではスポーツの練習法も変わるため、例えば野球で「脇を締めろ」と指導して良くなるのはAタイプ。マツコは「脇を締めたことで大成しなかった選手がいっぱいいたんだろうな。もったいない」と感心していた。

■タイプ別の投げ方
Aタイプは、ボールは指先で引っかけるように持ち、ヒジを体にぴったり当てて構える(ヒジを固定すると手首が柔らかく動く)。音は「ビュッ」「バッ」「ガン」ではなく「シュー」「サー」「ファー」などの軽い音をイメージしながら投げ、最後は上に伸び上がる姿勢に。同タイプのマツコは、実践してみて「初めてボールの放し方がわかった」と大興奮していた。反対にBタイプは、手の平全体でボールを扱い、縮み込むような動きで投げる。

■立つ位置と狙う位置
(右利きの場合)真ん中より少し左に立ち、レーンの中ほどにある三角形の印の、真ん中とひとつ右の間くらいを狙って投げる。

最後に、芦川さんがマツコのマイボールを作って持参。早速投げてみると、指導を受ける前とは見違える球筋で、あわやストライク。マツコは、「これは練習だな。始めちゃおうかな」と、すっかりボウリングにハマった様子だった。

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