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孫子の兵法は現代のビジネス書でも
よく取り上げられます。

戦いに勝つために記された書ですから
多くの場合は、企業“戦略”に
応用されていますが、

実は、人の考え方やとらえ方の
本質を説いているとみることができます。

その一つの例が、
「迂を以て直となし、患を以て利となす」
(回り道をかえって近道となるようにして、
 弱点をかえって利点となるようにする。)

この一文は、私達の物の見方に
クセ、思い込みがあることを教えてくれます。

同じ孫子の中に「兵は詭道なり」、
戦はだまし合いなのだと教えてくれていますが、
自分や相手の物の見方のクセを逆手に取れれば
それだけ戦いは有利になります。

その時に、
ある行軍(軍の移動)を相手から見て
「回り道をしている」と思わせて奇襲攻撃もできるし、
敢えて、回り道をして、相手をおびき出しすことができれば、
結局相手に対して最短距離で戦いを挑むことが出来ます。

「回り道」と決めているのは、自分の物の見方であり
相手との関係性の間に生まれてきた見方でしかないのです。

それと同じように、
「弱点や問題点(患)」を相手にわざわざ見せつけることで
相手の油断を引き出すことも出来ます。
一歩進んで、
 一見「問題に見える状況」を、
 自分たち有利になるための使い方が
  ないだろうか?と検討することも出来ます。

この「弱点や問題点」も見方を変えるだけで
利点となり得るかもしれませんし、

もしかすると、「利点」だと気付いていないのは
自分だけだった何てこともあり得ます。

ここで、気付いておきたいのは、
現在の気付いている状況、時には症状だったり、状態は、
単なる、その瞬間(時点)での状態に過ぎません。

それそのものに、
近道だ、回り道だ、問題だ、利点だ は
ない、と言うことです。

その状態を、周りとの関係、自分との関係に
当てはめて、理解あるいは評価しているだけです。

だとすれば、
「回り道」はあるとき「回り道」であり、「近道」でもあるし、
「問題点」はあるとき、「問題点」であり、「利点」でもある。

自分自身であれ、部下であれ、上司であれ、
組織であれ、社会であれ、世界であれ
その状況の両側面を見ることができて

さらに、それを自分の望む方向に
できるんだと言うことを
頭の片隅にでも置いておいて下さい。

さらに言えば、
「ビンチ」と思えば、「ピンチ」ですし
「チャンス」と思えば、「チャンス」として
自分が決めて扱うことができるという
可能性をいつも持っておいて下さい。

大河ドラマで
扱われる、戦国時代、関ヶ原の時代
幕末の混乱

物語として興味深い時代だけでなく
活きている人々の価値観が逆転する
変化が起こった時代なのです。

このときには、
「ピンチはチャンスに」
「年功序列、出自が出世のポイントから
  実力主義に変化したり」
「官軍が賊軍になったり」
価値観のシフトが起こる時代は
この数百年の間に4回(戦国、関ヶ原、幕末、太平洋戦争敗戦)

そんな時にはあなた自身に、
「迂を以て直となし、患を以て利となす」
ができる柔軟性があるとしたら・・・

そしてその柔軟性があなたの未来をより活きやすくするモノ
になるとしたら・・・

ぜひ、自分の苦手なところや、
上手くいっていないところを
「どんな風に上手くいかせるか?」
「どんな状況に持ち込めば、有利か?」
こんなことを考えて、現代の孫子よろしく
上手くいく未来を創造してみませんか?

創造への一歩として、まずはイメージ(想像)
 するのも良いじゃありませんか、 ね?

では。


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稗島 正樹 まさき@活き生きトレーナー
NLPトレーナー コーチ
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