ゴルフクラシック最新号にDプレーンの解説が!! | 電車で酔いどれゴルフのブログ

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12月20日発行ゴルフクラシックの最新号、2015年2月号にてDプレーンが特集されています。

 

DプレーンのDはディメンションのD。3次元で解析するという意味です。このタイガーも自分の弾道分析にとりいれているDプレーンが日本の雑誌に詳細に解説されるというのはめずらしいです。
トラックマンやフライトスコープなどで科学的に分析されたDプレーン、新飛球法則は従来の旧飛球法則(ナインボールフライトロー)を否定するものです。
米国PGAのティーチング・プロフェッショナルやUSGTFではDプレーン、新飛球法則は当たり前になっていますが日本のティーチングプロ、ツアープロコーチやゴルフ雑誌などでのレッスン記事ではまだまだ旧飛球法則が主流です。

今回のゴルフクラシックで初めて詳細にDプレーンを阿河コーチが解説しています。また、チョイスの2014年春号で吉田一尊(一誉)コーチが新飛球法則を初めて詳しく説明されてました。
米国にかなり遅れ、ようやく日本のゴルフ雑誌でもDプレーン、新飛球法則の説明記事が詳しく解説されるようになってきました!!!!!

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旧飛球法則(ナインボールフライトロー)
ボールの出球の方向はスイング軌道により、その後の曲がりはフェイスの向きによる。

 

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Dプレーン、新飛球法則
ボールの出玉の方向はフェイスの向きが重要。
ボールはドライバーでフェースアングルに対して85%、アイアンで75%の影響を受けるということになっています。
ボールはインパクト時のフェイスの向きに飛んでいく。
サイドスピンは存在しない。バックスピンの軸の傾きで曲がり幅が決定する。
曲がり幅はスイング軌道とフェイスの向きが作る面(Dプレーン)の傾きで決まる。


タイガーのショットのD-Planeが右に傾いてる (フェードボール)
https://www.youtube.com/watch?v=QlXHO2TaEhc

 

ショーン・オフェアのショットのD-Planeは左に傾いてる(ドローボール)

https://www.youtube.com/watch?v=gG4OkebplRQ

 

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OLD PGA BALL Flight Laws  対 The D-Plane

「右図:フェイスがスクエアなら出球は真っ直ぐでスイングパスがインサイドアウトならD-Planeは左に傾くので球は真っ直ぐ飛んだ後に左に切れる」「左図:旧飛球法則、インサイドアウトに振るとボールは右に飛び出し、フェイスは目標方向に真っ直ぐなのでその後にボールは左に切れる」


 

 

 

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日本で旧飛球法則(ナインボールフライトロー)が特に有名になったのは江連忠コーチとその師匠ジム・マクリーンが1995年くらいに紹介したときからと記憶してます。しかし、ジム・マクリーンは旧飛球法則から今は新飛球法則のエバンジェリストになっています。
以下の動画では新飛球法則に従い、スイング軌道ではなくフェースの向きで出球の方向決まるという説明しています。つまり以前唱えていた旧飛球法則の出球の方向はスイング軌道が優先するという説明を否定しています。

https://www.youtube.com/watch?v=ubuxo-nf8AQ

 

江連忠コーチはこの件について見解を説明されていないので今の考えはわかりません。

江連忠コーチと言えば1994年に浜田山のゴルフ練習場でラーニングゴルフクラブを立ち上げた人。その後、ラーニングゴルフクラブは浜田山のゴルフ練習場ハイランドセンターの経営者の子息の内藤コーチが主宰しています。記憶が正しければ江連忠コーチがラーニングゴルフクラブでコーチを始めたときは内藤コーチがマネージャだっと思います。ラーニングゴルフクラブは当初、江連忠と永井延宏の高校同級生コンビが中心で運営され、その後、内藤雄士、谷将貴、井上透、星野豪史、植村啓太と多くの有名コーチが参画。今はそれぞれ独立して活躍してます。

 

今回、Dプレーンを解説した阿河コーチは内藤コーチ主宰のゴルフスクールでコーチをしていましたので浜田山出身系列コーチとも言えます。浜田山出身系列コーチでのDプレーン、新飛球法則の解説は初めてですがその他の浜田山出身系列コーチの見解が新飛球法則、Dプレーンに対してどう考えているかは不明です?????

 

旧飛球法則、新飛球法則とありますが今、第三の飛球法則、ファントムカメラによる分析から、フェースアングル(フェースの向き)ではなく、ボールに作用するエキセントリック・フォース(Eccentric Forces)によって影響を受けると真飛球法則も!?
エキセントリック・フォースとは、どんなものかというと・・・・
Centric Forces(ボールの中心に作用する力)は,直線運動を生み出します。
Eccentric Forces(ボールの中心からずれて作用する力)は、回転運動を生み出します。この回転運動から飛球法則を考えたのが真飛球法則。

 

トラックマンではDプレーンとオフセンターインパクトでスライスを解析しています。詳細は以下のブログを参照ください。

 

 

新飛球法則 VS 真飛球法則? 1
http://ameblo.jp/shirouto-craftman/entry-11872112585.html

新飛球法則 VS 真飛球法則? 2
http://ameblo.jp/shirouto-craftman/entry-11883165134.html

New Ball Flight Laws (新飛球法則)
http://www.gcraft1.com/ballflightlaws.html

早くから新飛球法則でコーチをしている坂本プロのコラム
http://shgolfacademy.blogspot.jp/2012/06/blog-post_2156.html

 
 
ご参考:
旧飛球法則(ナインボールフライトロー)はもともとゲイリー・ワイレン博士によって説明されたものです。
以前の米国PGAティーチングマニュアルの飛球法則も彼が記述したものです。
そのとき、彼は飛球法則は以下の5つからなるとしています。

Clubhead Speed,
centeredness of contact,
Clubhead Path,
Position of Club face and
Angle of approach
 
ゲイリー・ワイレン博士の著書、「ワイレン博士の飛ばすゴルフ」が日本でも1985年に出版されており、日本にも来日した事があります。 ゲイリー・ワイレン博士の旧飛球法則が米PGAのマニュアルとなった事で、今日の日本のティーチングにも大きな影響を与えています。日本ではさらに1995年の江連忠コーチ&ジム・マクリーンのレッスン本での説明による影響も大きいと思われます。
 
新飛球法則は2010年のPGAショーでも話題になり、
2011年12月の米国PGAマガジンの100-103ページにPGM(Professonal Golf Management) 2.0にて
「クラブヘッドフェイスの向きはパスより優先する」として米国PGAは完全に新飛球法則へ向かって行きます。
 
John Graham によるD Plane ゴルフ (2009/3)
 

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過去のDプレーン、新飛球法則の記述

 

最新のチョイス2014春号に新飛球法則が!!

新飛球法則 D-プレーンを解剖!!

タイガーも語るD-Plane,新飛球法則とは???