中央区民は居住人口回復策で、みごと今年に入ってすぐ人口が15万人を突破し、東京オリパラ後の2024年には20万人に達すると予想されています。

 

当然その人口をまかなうインフラが整備されていることが前提です。しかし、中央区は少なくとも2回チャンスを失っています。

 

1回目は平成12年の運輸政策審議会(現 交通政策審議会)答申。ゆりかもめの延伸が平成27年までに着手することとなっています。TTT(トーキョータワーズ)の居住者の中には、近い将来ゆりかもめで通勤できることを理由に購入なさった方も多いのではないでしょうか?

しかし、この案は実現しませんでした。理由は

①線路の橋脚が街を分断する

②勝どき駅がさらに混雑する

 

①の理由はよくわかりませんが、②についてはその通りです。ではなぜ、最初からゆりかもめを環状化しなかったのか?晴海➡勝どき➡新橋と環状化すれば、そのままJRとつながりますし、勝どき駅の混雑も緩和できたはずです。

また、その後東京2020が決定したことを考えると、観光客にとっても試合会場が集中する臨海部を景色を楽しみながら移動することができ、素晴らしいレガシーとなっていたでしょう。

 

因みに昨年4月10年ぶりに改訂された交通政策審議会答申には、すでにゆりかもめは外され、都心部・臨海地域地下鉄構想が入りました。しかし”事業性(採算性)に課題があり、検討熟度が低く構想段階であるため、十分な検討を行うことを期待する”という注釈付きです。私が生きている間に実現しないでしょう。

そして、今回の環状2号線の全線開通の延期とBRT(高速バス)運行会社の設立延期。難題が山積しています。

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