とりあえずこの記事から。青文字は引用です。

 

http://www.nikkei.com/article/DGXLASDE04H06_U6A101C1PP8000/

中国のTPP参加「歓迎」 答弁書で条件付き容認 

政府は4日の持ち回り閣議で、環太平洋経済連携協定(TPP)を巡り、中国が協定の求める高い水準を満たす用意があることを示し、正式に参加表明すれば「歓迎したい」とする答弁書を決定した。TPPについては「アジア太平洋地域に開かれた協定だ」とした。

 

「TPPは中国包囲網!(キリッ)」とはなんだったのか(お約束笑)

 

さてこれで懸念されるやっぱり、農業ですよ。

食ですよ。

原産国表示ですよ。

 

産地表示ってのは「自由貿易を阻害する非関税障壁」ですから、TPP参加国の間ではまあ遅かれ早かれ禁止されるでしょう。

 

産地表示をしてはならない!

消費者に産地を隠さなければならない!

 

ってね。

 

そうしたら、スーパーには有象無象の産地非表示の謎野菜が並ぶことになるわけです。

 

高値邁進中の300円国産キャベツが、激安中国野菜に勝てますかね?

日本の農業、壊滅しませんか?

日本の国益はどこにあるんですか?日本国民の知る権利は?

 

「産地表示が自由貿易を阻害するってどゆこと!?関係なくない!?」

 

と思う人に、この記事を。

 

アメリカの原産国表示は、カナダとメキシコに提訴されて敗訴しました。

 

http://www.foocom.net/column/shirai/12722/

食肉の原産国表示訴訟 米国敗訴の意味するところ

> 5月18日、WTO(世界貿易機関)の紛争処理委員会(上級委員会)は、 
>牛豚の精肉に原産国表示(Country of Origin Labelling, COOL)を義務付けた 
>米国の制度は公平な自由貿易を定めたWTOルールに違反するとして、 
>カナダとメキシコの訴えを支持した。 


>米国のCOOLは、消費者の知る権利、消費者により多くの情報を提供して選択する権利を保証することを 
>大義名分としているが、「米国産を買おう(Buy American)」政策も背景にある。 
>自国産を買おうは、自国産保護につながるし、外国産の輸入阻止と表裏一体の関係にある。

 

 

というわけで、国産表示ってのは自国産を買おうという気持ちを煽るわけで、それは外国産に不利だ、自由貿易を阻害してる、ってみなされちゃうわけです。

 

WTOの自由貿易主義をより一層強固に進めるのがTPPですから、TPP加盟国間での原産地表示なんて禁止されるに決まってると思います。

 

つーかそもそも自国産保護して何が悪いんだよ!!

ほんっと、無政府主義の極左アナーキー条約だなTPPはよ!!

 

ちなみにアメリカはTPPの親玉みたいに言われてますが、国内ではTPP反対派が多い。

なぜならアメリカ人は愛国的な人が多いから。

上記の訴訟も、Buy Americanして自国の食肉を保護したい気持ちが強いからこそなわけで。

 

そう、「愛国心」と真っ向対決するのがTPPなのです。

 

結論:愛国心を謳うネトウヨがTPPに賛成とか意味わかんない。

 

 

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