今から12年前の今日
神奈川県足柄上郡山北町にある
玄倉川で世にもバカバカしい
水難事故が起きた。

そう俗に言う
『玄倉川水難事故』である。
別名『DQNの川流れ』
とも言うらしいが…

数え年で行くと今年は十三回忌を
やってるハズだ。

毎年夏になると海や川で
水の事故をよくニュースや新聞で
見たり聞いたりするけど
これほどバカバカしい事故は
後にも先にもこれだけだろうと思う。

この日は神奈川県全土に13日の
夜から雲行きが怪しく
大雨洪水警報が発令されてて
ダムの管理人 地元警察
地元住民が川の中州にキャンプを
していた行楽客に注意を促し
その大半のグループは待避を
したんだがこの1グループは
それを無視した。

ほんで14日に雨足が激しくなり
ダムの水を放流を開始しようと
警告のサイレンを発令したんだが
この団体はそれをも無視して
中州に取り残された。

この玄倉川の上流には
玄倉ダムという発電用のダムがあり
貯水率に乏しく大雨が降ると
すぐに満水になりダムの水を放流する。
その時にサイレンを流し注意を
呼び掛けてる…


ほんで川の中州に取り残された
この団体をレスキュー隊員が
どうにかして救出を試みようと
試行錯誤してる最中に遭難者の一人が

『早く助けろ!それがお前らの仕事だろ!』

とレスキュー隊員に暴言を吐いたと言う。

結局レスキュー隊員の努力も空しくこの中州に取り残された18人は
濁流に飲まれ流されてしまった。

正に自業自得。正に天罰ともいえる。

この事故で失う物は大きく
得るものは何もなかった。

13人の命…
そのうち4人が子供。

4800万円もの税金が無駄に
失われ全て山北町が負担。
しかも事故の生存者や遺族達は
責任の擦り付け合いでビタ1文も
払っていない。

そして警察 消防 自衛隊員の
貴重なお盆休み…
流された連中の捜索の為に返上。

そしてこの事故で辛くも生存した
当時5歳と1歳の子供。
加藤朝香ちゃんと加藤一樹君だったかな?

元気でいれば姉は高校生
弟は中学生になってる。

この2人だけは将来常識のある
マトモな大人になってほしい。

当時テレビカメラが撮った事故の映像と新聞記事。






レスキュー隊員の手により
救出された加藤朝香ちゃん。



捜索時の様子。この時は御殿場の自衛隊も出動したらしい。それを冷めた目で一部始終を見てた地元住民もいたとかいないとか…

{29AFC751-FCBB-419C-A868-02DF86212455:01}



俺はこの事故現場の隣町に現在住んでいる。

ほんで今年の4月下旬事故現場を
撮影してきた。


丹沢湖 亡くなった13人が
水死体となって浮いてた場所。




玄倉橋から見た玄倉川と丹沢湖








魔の立間堰堤。
亡くなった13人はここから
流れ落ちて息を引き取った。




玄倉川へ行く入口
この事故のせいでこの様な門が
出来てしまったと地元住民が嘆く。




事故現場付近の川原



ついでにこんな看板があったので
撮影してきた。







おそらく今年も2ちゃんねるでは
この事故の事で面白可笑しく
書き込みがあるだろう。

毎年そうだから…

ほんでこの事故で亡くなった
4人の子供のみ
御冥福をお祈りします。





Android携帯からの投稿