空手で使う手の形には、正拳と開手をベースに様々なものがあります。
その中でも特に“最強”・・いや、或る意味“最凶”とも言えるのがこれ
中高一本拳
面では無く点で力を集中させるこの打撃は、喰らわしたら最後、確実に相手を戦意喪失させます。ましてやこれが、急所と呼ばれる「点」にどんぴしゃ決まったら・・・(怖
今や伝説レベルでしか言われなくなった、かつての空手の謳い文句
一撃必殺
を、文字通り可能にする必勝の拳。
僕の凱旋塾 では、拳技と言えば今はこれです(^^)v
※youtube版はこちら (同じヤツです)
通常の正拳(握り拳)とは違い、たった一点のみに力が集約されるので、突くと言うより刺す打撃(拳)です。
例えるなら警棒やナイフの先端の様な攻撃特性を持ちますので、筋力にさほど依存しませんし、競技空手の様に破壊力を増す為の筋力アップも必要としません。
またそんな特性を持ちますから、相手の攻撃を捌けなくても、動いてる相手の腕や足そのものや、構えてる手、或いはもつれてる状態でどこでもいいから叩くだけで、その尋常じゃない痛さに必ず動きが止まります。
空手の父、船越義珍先生の高弟であった江上茂先生(松濤会)は、この一本拳を使い出して以降、正拳での巻藁突きはしなくなったそうです。
そしてこの記事を書く事にした切っ掛けも、その江上先生のお弟子さんで、アメブロ仲間でもある国東征二郎さんの記事 を読んだからだったりします(*^^*ゞ (正義のために使われるべきに激しく同意!)
こんな危険極まりない技ですから、おいそれと軽々しく教えることはしません。
しかもその握り方が特殊なのです。
そしてその握りを一瞬で作れる様に癖付けておかないと、いざというとき咄嗟には使えない訳です。
上で紹介した握り方の写真はあくまで一般的なもの。
つまりそのままの形では使えない握り方です。
動画の最初でもやってますが、試しに形を作って上から掌で何度か叩いてみてください。
中指があっさり引っ込みますよね?これで叩いても、相手が痛がるのは一発目だけで、しかも大して効きません^_^;
じゃぁどう握るの?
僕の口からは言えません(笑)
ただし探そうと努力すれば必ず見付かります。
例えば、船越先生の著書にも写真付きでさりげなく載ってますし、先生が型を紹介している一連の写真を見てみればわかりますが、拳のほとんどが一本拳になってます。つまり昔はそれ(一本拳)が“当たり前だった”って事ですね。
しかも敢えてタイトルは言いませんが、某国民的超人気格闘技漫画でも、思いっきり詳細な描画でこの握り方が紹介されてました。構図を見る限り恐らく船越先生の著書を参考にした事がわかります♪
更に更に、僕の憧れでもある成龍(ジャッキー・チェン)主演の映画『龍拳』でも、必殺の拳、奥義の拳として一本拳が使われてましたね(^^)※ただし中指では無く人さし指を使ってます。
以上、最近のちょっと堅苦しかった雰囲気を、少しでも和ませる事が出来ればと。
・・・和めない和めない(笑)
今夜は雨でバイトが中止なので、明日の撮影本番の準備と、来週のWSに向けての台詞覚えに没頭します♪
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