ゾンビバエという名のハエ | ワタケンのブログ

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この前またまたNHK !。

ヒアリの生態ということで蟻の特集を夜中放送してたんすよ。これが面白いのなんのって。因みに南野陽子というタレントさんは昔「なんの」って言われてた時期がありました(まったく関係ない)


蟻の生態とかNHK で夜中放送されても、みなさん見ないでしょwww 誰が興味あんねん!って逆に興味持ってしまい見いってしまいましわさ。


このヒアリ君、バリカッコいいです。元々アマゾンにしか生息していなかった蟻なんですが、貿易が盛んになったことでコンテナに付着したヒアリがアメリカに渡り、そこから爆発的に増えてしまいました。何故か?

それはメチャクチャ強いからです。このヒアリ君おしりに針をつけているのです。蜂のようにね。しかも針の先には猛毒がついていて身体は小さいのですが、他の蟻はみな勝てません。この毒性はあのスズメバチとかわらない強さで、しかも針が抜けないのです。複数かいプスプスと毒針を刺すことができるのです。

小さな動物もたまに死ぬそうなのでヤバイでしょ?この強さから生態系をぶっ壊しながらアメリカ大陸全域に生息するようになり、作物に大きな被害をだすまでになってしまったのです。

ヒアリ君は植物についた油虫と共生関係にあるようで、油虫君がだした甘い汁を好んで飲むのです。そのかわりに油虫君の天敵のてんとう虫を自慢の毒針で滅多ざしにし殺すのであります。いいんだか悪いんだか(笑)人間にとってはこれがやっかいで、油虫くんがだす酵素で植物がやられ腐ってしまうのです。

あとヒアリ君の強さは単に喧嘩が強いだけではなくチームワークや結束力が半端ないです!昔の日本みたいな感じかな(笑)

彼らは水辺近くでも平気で巣をつくるのですがたまに大雨などで巣が浸水、池に全部飲み込まれても彼らは動じないのです。

ヒアリ君の身体は水に浮く性質を持っておりみんなぷかあっと浮くのですが、それからお互いの強力な顎と顎をドッキングさせてみんなで繋がり、人柱ならぬ蟻イカダを完成させます。これ画像でみると







こんな感じで、この上に女王アリと大事な卵を載せて、次なる陸地を目指して泳ぎはじめるっす。その手際のいいことなんの。現場監督が優秀なんでしょうな。

タイマンでも強いのに、チームワークもあるこのヒアリ君、向かうところ敵なしと思われるかもしれませんが、神はそんなに甘い世界を与えてくれません。

アメリカは国をあげてこのヒアリ対策に乗り出し、大学の昆虫博士がヒアリの天敵をみつけてきました!!

その名はタイトルのとおり「ゾンビバエ」

みなさんこの名前ヤバくないっすか?ゾンビバエてwww www www www どんなハエやねんて思ってこのへんからさらにテレビに釘付けになりやしたwww

生態をしるとまさにゾンビバエなんですが、その恐ろしさはホラー映画を軽く越えてますwww

このゾンビバエ君、なんと得物はヒアリ君のみですwww ほかに得物とする虫がいないんです、ウンコなめたり食べ物なめたりとかしないんす。何をするのか?

それはヒアリ君の上空2ミリくらいを飛んで一瞬の隙にヒアリ君の背中に着地、同時に卵を産み付けます、ヒアリ君の体内に。体内に入った卵はやがて孵化しゾンビバエ幼虫が既成します。ヒアリ君の体を養分としもりもり大きくなりなりながら幼虫はのっしのっしとヒアリ君の頭に向かいます。

やがて頭に入るとこんどヒアリ君の脳ミソも食べてしまうのですが、この間ヒアリ君は普通に行動してるのです(笑)既に死んでいるのにまるでゾンビのようにヒアリを動かすところからゾンビバエと名付けられたようです。行動の意志までハエの幼虫がコントロールし最後は体から酵素を出してヒアリ君の首をポロっと落とすのであります。

ね?恐いでしょ(笑)

自分が死んでいることも気づかないうちにのっとられわからないまま死んでいく、ガクブル((((;゜Д゜)))

アメリカではこのゾンビバエを使ってヒアリの駆除をしようとしています。生物農薬といって他の生態系を壊さずに駆除できるメリットがあり、ゾンビバエが増えてもゾンビバエは餌となるヒアリが減れば自然に死んでしまうのでかなり期待されているみたい。

エグイでしょなかなかw

農薬のように何度もまかなくてもいいというのもメリットがある。1度まけば勝手に増えてくれるので。

しかしヒアリ君はこのゾンビバエが天敵だと言うことをDNAレベルで記憶しているようで、アメリカ生まれのヒアリにゾンビバエを投入するとヒアリはすぐパニックを起こして大変な騒ぎになる。その慌てぶりはすごい、さっきまで卵をせっせと運んでいたのに卵おいて逃げ回るからね。

凄いなあ生物って。

んじゃまた