2016年03月06日 22時00分00秒

「材料を入れて放置」で驚異的な柔らかさの角煮などが完成、わずか3000円の超便利家電「スロークッカー」の威力を試してみました

おいしいものを食べたいが、とにかく忙しくて時間がない、という人でも「材料を入れて放置するだけ」で料理を完成させることができるのが「スロークッカー」です。火を使わないので鍋を放置して外出してもOKで、「家を出る前にセット→夜帰ってきたらご飯ができてる!」という働く人にとってはうれしいアイテム。長時間かけてゆっくり過熱するので野菜やお肉を驚異的な柔らかさに仕上げることが可能で、さらにAmazon1位にもなったツインバードのスロークッカーなら3000円程度で購入できるとのことなので、実際に買ってその威力を確かめてみました。

ツインバード工業株式会社 / スロークッカー
http://www.twinbird.jp/products/ep4717.html

編集部に到着したスロークッカーの箱を開けると……

中に入っていたのは本体・陶器なべ・ガラスふた・取扱説明書兼レシピなど。

陶器なべやガラスふたを本体にセットするとこんな感じです。

サイズは約285×235×285mmで重さは約3.3kg。iPhone 5と比較するとこのくらいです。

操作部は本体正面にある切替スイッチのみ。モードは「弱」と「強」の2段階となっています。

取扱説明書兼レシピ集が付属しているので、初心者でも簡単に使えるようになっています。

レシピはこんな感じ。ぶり大根・ロールキャベツ・豚の角煮など、全部で8種類の料理の作り方がのっていました。

スロークッカーが得意とするのは主に煮込み料理。ということで、まずはレシピ集を参考にしつつ夕飯の定番カレーを作ってみて、いつものカレーとどのように違うのか?ということを確かめてみます。

じゃがいも・にんじん・たまねぎなどを一口サイズにカットして……

市販のカレールウをお湯で溶かしておきます。

お肉はシチュー&カレー用のカットしてあるものを購入していたので……

あとは材料を全てスロークッカーに投入するだけ。

ものの数分で作業が完了してしまいました。

なお、今回購入したスロークッカーにはタイマー機能がなく、手動で電源をオフにするまで延々加熱が続いてしまうので、タイマー機能をつけるには別途24時間プログラムタイマーを購入する必要があります。写真に写っているのはAmazonで税込670円で購入したもの。

使い方はまず、本体を利用する地域に応じて本体裏面のツマミを「50Hz」か「60Hz」かを切り替えて……

本体側面のスイッチを「常時通電」に合わせます。

正面には15分きざみで時間を設定できる小さなスイッチがついているので、タイマーをオンにする時間帯のスイッチを下げて……

コンセントに接続。

側面のスイッチを「常時通電」から「タイマー」に切り替えて……

あとはスロークッカーのプラグをプログラムタイマー底面の端子に接続するだけ。

カレーは「強」にして5時間加熱するとのことですが、プログラムタイマーで「オフ」に設定している時間帯は、プラグをコンセントと接続していても、通電中のランプが点灯しません。

時間になると通電中のランプが自動的に点灯しました。加熱時間である5時間を越えると、今度は勝手にオフになり、通電中ランプも消えるというわけです。

加熱中のスロークッカーはほぼ無音。時折、耳を澄ますとカレーが温まって「くつくつ」と煮える音が聞こえるだけなので、マンションなどでも問題なく使えます。なお、電気圧力鍋 クックマイスターはコンパクトなのが利点である一方で、一度に1~2人前しか作れないのが難点でしたが、ツインバードのスロークッカーは一度に4~6人前の料理を作ることが可能。家族が多い人や作り置きがしたい人にとっては非常にうれしいところですが、その分、キッチンやダイニングに置いた時の存在感はあります。

タイマーが切れるのを確認してフタを開けてみると、ふわ~りとカレーのいい匂いが広がります。

お皿に盛りつけて、さっそくいただきます。長時間煮込んでいましたが、見たところ煮崩れなどは起こっていませんでした。

肉や野菜と一緒にカレーをぱくりと一口食べてみると、ほろりとほぐれる肉の柔らかさに驚愕。ジューシーさは保たれつつも、噛む必要がないほどお肉は柔らかで、煮崩れしていないジャガイモも信じられないほどに柔らか。喜ぶべきか悲しむべきか、これまでで一番何もしていないはずのスロークッカーカレーが、自分史上もっともおいしく作れたカレーになっていました。

この柔らかさ、尋常ではない……ということで、具を取り出して仕上がりを確かめてみます。豚肉は軽く箸をあてただけでホロッ……と崩れてしまうほど。

持ち上げると、どれほどトロットロになっているのかがよくわかります。

ニンジンは箸でつまんだだけで切れそうになってしまうほど柔らか。甘みも凝縮されており、カレーを食べた編集部員の中には「ちょっと感動する」とコメントした人もいました。

じゃがいもはメークインを使ったところ「ほろほろ」というよりは「ねっとりやわらか」。舌で抑えると簡単に潰れてしまうほどでした。

なお、陶器の内部は少しこびりつきがあり気合いを入れて洗わなければならない部分もありましたが、焦げ付きなどはほとんどなし。

次は、普通に作るとなかなか理想のトロトロ具合になってくれない、「豚の角煮」に挑戦。スロークッカーのレシピはインターネット上にたくさんアップされているので、クックパッドにアップされているこのレシピを参考につくってみました。

まずはゆで卵を作成。

ゆで卵が完成したら、ネギ・ショウガ・大根をカットします。

豚バラ肉は1つが100gほどになるようにカット。

表面をしっかり焼いて……

焼き終わったら全ての材料をスロークッカーにイン。

しょうゆ・みりん・砂糖・和風だし・酒・お湯などを合わせたものを注ぎ入れます。

あとはカレーの時と同じ要領でタイマーをセットし放置するだけ。「強」で5時間加熱します。

夜の23時にセットし、朝の4時に仕上がるようにしていたのですが、朝8時ごろにスロークッカー内部を見てみるとこんな感じでした。できたてアツアツではないものの、ほんのり温かさが残っています。

お皿に盛りつけ……

お箸でお肉をツンツンしてみたところ、脂身はぷるっぷる、赤身に至っても箸で簡単に割れてしまうような柔らかさ。お店で出てくる角煮のようなハイレベルな仕上がりにテンションはうなぎ上りです。

とろりん、と身をわけて……

食べてみると、ふわっ……と口の中で肉がほぐれるほど柔らかいのに肉汁はしっかり閉じ込められており、叫び出したいくらいのおいしさ。単体でもばくばく食べ進めていけますが、ご飯に載せても幸せそうです。

大根は少し力を入れる必要がありましたが、箸でキレイに割れました。

しっかり中までだしが染みています。

煮卵も中までいい具合に味が染みこんでいました。

最後は魚料理に挑戦。サバのみそ煮を作ってみます。

サバの切り身は流水で洗って水気をふいておきます。

ショウガはスライスに。

サバの切り身とショウガをスロークッカーに投入し……

みそ・しょうゆ・酒・みりんなどを混ぜたものを注ぎ入れます。

落としぶたをして……

「弱」で8時間放置。

完成したサバのみそ煮はこんな感じです。

骨は箸を入れると簡単にポキッと折れてしまいました。

まるでサバ缶か何かのように、骨は柔らかな状態で、このまま食べてしまえます。

身も中まで味が染みていて、ご飯のお供に最適。今回は骨まで柔らかくしたかったので弱で8時間でしたが、そこまででなくてもいい、という時は強で2~3時間加熱するだけでOK。自分好みの仕上がりに合わせて調理できるのもいいところです。

ということで、一家に一台あると料理の手間を省くことができ、かつ料理の仕上がりレベルをぐんと上げることが可能。タイマーと合わせても4000円以内なので、家で料理する頻度が多い人は買って損はなさそうです。

Amazon.co.jp: TWINBIRD コトコト煮込む スロークッカー EP-4717BR ブラウン EP-4717BR: ホーム&キッチン

Amazon.co.jp: 24時間プログラムタイマーII PT25: ホーム&キッチン

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