2016年03月10日 11時15分00秒
昔懐かしのレトロゲームを3Dにしてプレイ可能なエミュレーター「3DNes Emulator」
ファミコンやスーパーファミコン、ゲームボーイといった昔懐かしのゲームをエミュレートしてPCでプレイ可能にするのが「エミュレーター」というソフトウェアですが、なんと昔のゲームを3Dにしてプレイできるというエミュレーター「3DNes Emulator」が登場しました。3DNes Emulatorはベータ版をテストしている段階で、ソフトウェアではなくブラウザのFirefoxで動作する仕様になっています。
3DNes Beta - Play Nes In 3D
http://tructv.bitbucket.org/3dnes/
nesdev.com • View topic - 3D Nes Emulator
http://forums.nesdev.com/viewtopic.php?f=3&t=13552
3DNes Emulatorで昔懐かしのゲームをプレイするとどのようになるかは以下のムービーから確認可能です。
3DNes Emulator - Beta Release - YouTube
任天堂のパズルゲーム「ドクターマリオ」のメニュー画面。何となく立体感がある画面になっており……
マウスをグリグリするときちんと3Dになっていることがわかります。
ドクターマリオを、以下の画像のようなアングルでプレイしたことがある人はいないはずです。
これはコナミの「魂斗羅」です。3D表示になっているせいか、ビル・ライザーとランス・ビーンのグラフィックだけ少しゆがんでしまっています。
ゲーム本編はこんな感じ。ドクターマリオと比べると立体感は少なく見えます。
しかし、アングルを動かすとしっかりと3Dになっていることがわかります。
ステージのオブジェクトだけでなく、ライフゲージにまで影がついています。プレイを見ていると、四角いオブジェクト3D表示はほとんど違和感がありませんが、丸いものは3D表示をうまく処理できていない感じ。
見下ろすアングルのマップも3D。水まで3D表示になってしまっており、大変なことに。
敵は3Dというよりは、空中に浮いているような表示になっています。
スーパーマリオブラザーズ3はグラフィックが複雑なのか、うまく3D表示できていない印象。
地面や、画面右にあるハテナブロックはきれいに3D表示されています。
やはり、複雑な形状を3D表示すると、ゆがんだりすけてしまったりするようです。
しかし、ブロックが立ち並ぶクッパ城はほとんど違和感なしでした。
コナミの「悪魔城ドラキュラ」。すでにタイトルロゴが変な感じ……。
あの悪魔城ドラキュラを3D表示でプレイできるのは、新しい体験です。
アングルを変えまくって、ステージの隅々を観察するだけでも楽しそう。
「3DNes Emulator」を開発したのはベトナム人のTrần Vũ Trúcさん。記事作成時点では、ロムをクラウドにアップロードしてFirefoxのブラウザから3DNes Emulatorにロムを読み込ませないとプレイできませんが、近い将来には正式版のソフトウェアをリリースするとのことです。