2016年07月01日 07時00分00秒

「銀魂」実写映画化発表、原作者・空知英秋さんは「全員銀魂と一緒に死んでもらう」とコメント

週刊少年ジャンプ連載の人気作品「銀魂」が実写映画化されることになりました。主演:小栗旬×監督:福田雄一というタッグで、この2人に対して原作者・空知英秋さんからは、いかにも空知さんらしいメッセージが送られています。

映画「銀魂」公式サイト
http://gintama-film.com

映画「銀魂」公式Twitterアカウント
@gintama_film

漫画の実写映画化は、原作ファンが見た時に納得がいかなかったり満足しなかったりする形になることが少なくなく、不安視する声が多く囁かれますが、今回は原作者の空知英秋さんが、そういったファンの気持ちを踏まえたようなメッセージを発表しています。

原作者 空知英秋さん:
「ジャンプ」でやってる「幕末」の「侍」ものというキーワードで『るろうに剣心』並みの大作漫画と勘違いした、こんな豪華なスタッフとキャストが集まってくれました。
メンバーが豪華だろうと原作が原作ですから基本泥舟。全員銀魂と一緒に死んでもらう事になりますが、福田監督は「勇者ヨシヒコ」でコスプレ感丸出しながらもそんなのお構いなしで物語に引き込み爆笑させてしまう剛腕振りを見た時から、嫉妬からこのオッさん死んで欲しいなと思っていたし、小栗くんもクローズがカッコ良かったんで、漫画に無断で登場させた時から訴えられるんじゃないかとドキドキしていたし、以前テレビで小栗くんの本棚が映った際に銀魂を1巻で切っているのを見た時から鈴蘭に乗り込まなきゃいけないと思っていたので、二つの邪魔な才能を抹殺するにはいい機会だと思っております。
漫画の実写化はイメージと違うと叩かれるのが常ですが、もう今さら何をやっても読者の皆さんの銀魂のキャラ像はブレないと信じていますし、ここに集まってくれた方々はそういう覚悟もした上で、それでも泥舟でもいいから銀魂に乗りたいと言ってくれた方々ですから、そんな人達の作るまた別の形の銀魂ならコケてもいいから見てみたいな、見てもらってもいいかなと思ったのが実写化をうけた僕の率直な気持ちです。
という事なので皆さん。
わざわざ沈む船に乗り込んだ「現代」の「侍」達の姿を見て、笑うも結構、泣くのも結構。映画と一緒にその顛末もお楽しみあ~れ。

このメッセージを読むと「原作者がそこまで理解した上で受け入れているなら」と、一緒に受け入れるしかないという気持ちになります。とはいえ、この文中にあるように、本作の監督を務めるのはドラマ「勇者ヨシヒコ」シリーズや「アオイホノオ」、映画「HK/変態仮面」などで知られる福田雄一監督。あまたの「イメージと違う実写映画化」とは違うものになりそうな期待が持てます。その福田監督のコメントは以下の通り。

福田雄一監督:
空知先生から大切な作品を任せていただいたこと、本当に光栄です。 たくさんのファンの方に支持されている原作です。
原作の魅力を実写化でも表現できればと、僕が確たる信頼を寄せている最強のキャスト、スタッフに集結していただきました。
空知先生にお会いした時に「福田監督ということは今回ももちろん低予算ですよね!」と言われたのですが、銀魂ともなると、残念ながら?たくさんの予算を頂けました。
この予算、たくさん笑えて感動出来る銀魂のために使い切りたいと思います。

「銀魂」は2004年に週刊少年ジャンプで連載がスタートした漫画。これまでに単行本の累計発行部数が5000万部を超えたという、現在のジャンプの看板作品の1つ。原作のテイストをいかんなく再現したアニメシリーズが何度もテレビで放送されたほか、2度の劇場アニメ化が行われていて、今回、こうしてとうとう実写映画化にこぎ着けました。

現時点では福田監督と、銀時役を小栗旬さんが担当するということ以外、詳細な情報は明かされていません。なお、「銀魂」では小栗さんをモデルにした小栗旬之介というキャラクターが登場したことがあります。

・スタッフ&キャスト
脚本/監督:福田雄一
主演:小栗旬
原作:「銀魂」空知英秋(集英社「週刊少年ジャンプ」連載)
製作:「銀魂」製作委員会
制作プロダクション:プラスディー
配給:ワーナー・ブラザース映画
©空知英秋/集英社 ©2017「銀魂」製作委員会

・2016/12/06追記
メインキャスト3人の姿が発表されました。

坂田銀時役の小栗旬さんは、地毛を銀色に染め、さらにウィッグを使って銀時の天然パーマを完全再現。

志村新八役は菅田将暉さん。

神楽役は橋本環奈さん。小栗さんと同様、地毛をオレンジ色に染めたとのこと。

福田監督は「似せるのに命賭けるので、かなり頑張ったつもりです!」とコメントしています。

 

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