プロの写真家が、iPhone7と総額約90万円のライカのデジタルカメラを撮り比べた写真が公開されました。
iPhone7と90万円のライカで撮り比べ！
先日、iPhone7 Plusのポートレートモードとキヤノンのデジタル一眼レフの撮り比べ写真をご紹介しましたが、今度はプロの写真家による、高級デジカメを使った比較です。
写真家のShin Noguchi氏が、iPhone7とライカのデジタルカメラ「M9-P」で撮り比べた写真が、カメラレビューサイトのPetaPixelに掲載されました。
Noguchi氏は、東京と鎌倉を拠点に活躍するストリートフォトグラファーで、国内外で数々の賞を受けています。
ライカ「M9-P」は、2011年に発売されたモデルで、本体価格が約82万円、撮影に使われたレンズと合わせると約90万円の高級機です。32GBのSIMフリーモデルが85,800円なので、価格差は約10倍となります。
写真は雨の降る鎌倉・妙本寺で撮られており、左がiPhone7、右がライカ「M9-P」です。
iPhone 7 （左）とLeica M9-P （右）
見比べると、ライカ「M9-P」のほうが落ちる雨の描写が繊細なように見えます。
細部を拡大して比較したのがこちらです。
iPhone 7 （左）とLeica M9-P （右）
プロ写真家も舌を巻いたiPhone7の画質
Noguchi氏は自身のTumblrで以下の感想を記しています。
iPhone 7とライカM9-Pで近所を撮り比べ。
いやいや、凄い。RAW撮りなら。内部で変換されたJPEG画質とこうやって比較（photo 5）しちゃうと後戻りできないわな。でもこれは、あくまでもライカが手元にない時。まぁそんな場面はほとんど無いんだけど、そんな「なぜか埼玉、どうしてもiPhone7」な時でもRAW撮りしておけばね、と。
いやいや、凄い時代。なんせこのiPhone 7は俺のメイン機iMac 2007より処理速度が3倍も速いとのこと。
かぁ、粋なもんです。
また、PetaPixelで紹介されたことについては「結局のところ、雨の鎌倉はイイねぇ、となってもらえると嬉しいところ。」と語っています。
銀座でShin Noguchi氏らの写真が見られる作品展が開催中
Shin Noguchi氏の作品も展示される、ソニーワールドフォトグラフィーアワードの2016年受賞作品展が、9月24日（土）から10月24日（木）にかけて東京の銀座プレイスで開催されています。
世界の第一線で活躍する写真家たちの作品に興味のある方は、足を運んでみてはいかがでしょうか。
Source:PetaPixel,Shin Noguchi
(hato)