スイス社製の懐中時計に28億円、史上最高額で落札

スイス社製の懐中時計に28億円、史上最高額で落札
11月11日、スイスの高級時計メーカー、パテック・フィリップが1930年代に製作した金の懐中時計が、時計として史上最高額となる2320万スイスフラン(約28億円)で落札された。写真は5日、ジュネーブで撮影(2014年 ロイター/Denis Balibouse)
[ジュネーブ 11日 ロイター] - スイスの高級時計メーカー、パテック・フィリップが1930年代にニューヨークの銀行家の注文で製作した金の懐中時計が11日、オークションに掛けられ、時計として史上最高額となる2320万スイスフラン(約28億円)で落札された。
米競売大手サザビーズが明らかにした。
今回の落札価格は、15年前の過去最高値を上回った。予想落札価格は1500万スイスフランだった。出品者と落札者は明らかにされていない。
この懐中時計「スーパーコンプリケーション」を発注した銀行家のヘンリー・グレーブズ氏は、世界で最も複雑な時計を作るよう指示したという。万年暦、月齢、ストップウオッチ機能などを持つクロノグラフ、日の出・日の入り時間の表示など多彩な機能が搭載されている。
時計は、1969年に最後にねじが巻かれ、現在も動いている。オークションでは15分で落札されたという。

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