Conophytum burgeri ブルゲリ

コノフィツム・ブルゲリの成長記録

2016/12/21

今年は3月と8月に実生をしました。

3月蒔きは大きいのは8mm程度には成長。10数本出芽して、10本夏越しできたのでなかなか良い成績。うんと遮光して通風もよくしたおかげもあるだろうけど、夏であっても水を途切れさせなかったのがよかったような。

写真は8月蒔き。1ミリブルゲリーズがキラキラ。種をたくさんいただいたんだけど相変わらず蒔き方が下手で密集させちゃう自分にがっかりだ。マウントしちゃってるやん。

2016/6/25

赤梅、青梅。真っ赤に染まっていたのは旧葉で、休眠入りすると色素が抜けて、中の新葉の色が現れます。

2016/4/6

なんと美味しそうな色!

鳥害にあったNo1もナントカカントカ生きています。新葉が育ってくれてるといいのだけど。

ちなみに「小苗のうちは休眠期以外は水をじゃぶじゃぶあげたほうが元気に育つ」と聞いて実践シテマス。

メサから種を買って今春から実生も始めました。

2015/12/17

やや近所で毎年開かれる某蚤の市でNo2を迎えました。

翡翠色。はー、きれいだわー。

2015/11/22

先月かじられたブルゲリですが、復活しました!

パイセンたちのアドバイスのおかげで根出しがうまくいきました。強遮光下の発根管理だったので淡い色になっちゃったけど、これはこれで美し。

宇宙がみえる・・。

裏側はいまも痛々しい姿だけど、発根もしたうえにサイズも大きくなるんだからたいしたもんです。よくがんばりました!

2015/10/5

気づいたらブルゲリが土から抜けて転がっていました。

しかも体積の1/4が消失・・。たぶん小鳥のしわざ・・。たしかに美味しそうだけども。

以前も別ブルゲリをやられたことがあるのに油断してました。育て始めて1年。直径1cmくらいには成長していたのにとても残念・・。

と、悲しんでいてもしょうがないので、万が一に賭けて発根からリスタート。

枯れた根を取り除いて芯出しです。根を3mmくらいまで切り詰め、すぐに植え付けずに2日間乾燥。土は群仙園さんに倣って鹿沼がいいみたい。カビ予防のため、念のためベントレートでシリンジもしました。

かじられてない側はガラスのリンゴみたいでいまなお美しい。

復活してくれますように。

2015/5/15
初夏のような晴れ間が続いたら、あっと言う間に休眠入り。たった1日で堅く乾燥形態になりました。こんなに休眠入りって早いのかな、、。ブルゲリは休眠中でも半日陰程度の日照を好むそうなので、硬葉ハオルチアエリアに移動させました。おやすみなさい。

2015/4/23

2014/12/30


多肉植物は夢の中に出てくるような変わった形をしたものが多いけれど、最も美しいと思ったのがブルゲリ。まるで宝石。これが植物とは思えない。

冬はオリーブをはじめ、ベランダの植物全般が眠ったようにしているので、なんとなく物足りなくて、室内で愛でやすそうな多肉に目がいってしまう。オブツーサを育ててみて思ったのは、多肉は一般的な植物と同じように育ててはいけないということ。また、多肉とひとくくりにしてもいけなくて、属によって育て方がだいぶ違う。オリーブ園芸も奥深いけれど、多肉も奥が深そう。いろいろ本を読んだり、ウェブで調べたりするのが楽しい。

買えるところがなかなかなくて、ようやく手にいれたブルゲリは、いまは紅葉時期で赤く変わりかけている。寄って撮影した写真では分かりにくいけれど、直径8ミリしかない。キャンディーやイクラみたいだし食べられないか心配だ。

  • 高さ8mm、横幅8mm

ブルゲリの特徴

  • Conophytum (Ophthalmophyllum) burgeri
  • ハマミズナ科コノフィツム属。メセン(女仙類)。
  • コノフィツムのなかでも宝石のようなユニークな姿。丸形。半透明の緑色からルビーレッドに変わる。自生地では冬に雨が降るため、秋から春が成長期にあたる。
  • 自生地の写真。赤みが入った石英がごろごろしてる。ローズクオーツ? ブルゲリはこれら薔薇水晶に擬態しているのかも。
  • (コノフィツム全般にいえるが)ブルゲリの成長サイクルは、秋に芽出しと開花、冬に葉を充実、春に紅葉、夏に外見上は休眠。休眠中に新芽を内部で保護し育てる。普段慣れている植物とは真逆の成長サイクルと考えればいい。
  • 原産地は南アフリカの西部(Aggenys[アッヘニアイルス])。沿岸から200kmの内陸部。ブルゲリが自生する地帯にある鉱山を所有していたBurger familyにちなんで burgeriと名付けられた(なお、いまは鉱山は the Black Mountain mine companyの所有に)。

コノフィツム・ブルゲリの育て方

  • 陽光:陽をとても好む。ブルゲリにとっての春〜秋である9月〜2月は日光浴をたっぷりと。3月頃から徐々に半日陰の日照量に持っていき、梅雨から9月上旬は遮光率40〜50%で管理。
  • 室温・気温:生育温度は8~25℃前後。冬期の室内であれば35℃程度まで上がっても大丈夫。
  • 用土との接地面が濡れていると腐りやすい。接地面に砂をあてがうか、湿った土と触れ合う箇所をなるべく減らす。
  • ブルゲリは脱皮によって新旧の葉を入れ替えて成長する。5〜6月の夏の休眠に入る前に外側の葉が枯れて保護層になる。皮の内部では新葉(球体の葉)が育ち、9月の秋の成長期に入ると脱皮し、新葉が展開する。脱皮は手助けが必要。保護層である皮は水をかけて柔らかくしたあとに綿棒などで剥く。剥かずにそのままにすることもできるが翌年の休眠前に内部の表皮が乾燥し、二重皮になってしまう。そうすると日照量が減り株が弱る(らしい。試したことがない)。
  • ブルゲリの寿命はそんなに長くないといわれているが、9年育てている方もいる。長く育てにくいのは事実なので、種まき・実生で繁殖させたい品種。
  • (2015/11追記)1cm未満の小サイズのブルゲリは一年を通して根を乾かしすぎないほうがいいとアドバイスいただく。一年中腰水でもいいとか←試してないけど。
  • 9〜12月:9月中旬以降に徐々に水やり頻度を増やす。1日で乾くくらいの少量の水を数日間開けてやるサイクルで水やり。古葉保護層の中の新芽が動き始める。内部の新球が元気ならば皮に霧吹きをして剥いて、新芽を出す。10月に入ったらたっぷり水やり。成木の場合、10月頃に開花、結実する。
  • 12〜2月:内部の新球が大きくなる時期。鉢内部が乾いて5〜7日間あけて水やり。
  • 3〜6月:太陽光が強まってくるので室内管理の場合、窓際の温度に気をつける。鉢が茹だってしまわないよう風通しに注意。窓際から引き離して温度管理をしてもいい。特に5月に入ったら休眠の準備を始め、古い葉が乾燥し始めるので水やりを控えめに(内部の土が乾いて2週間程度置いて水やり)。
  • 7〜9月:半日陰(40%程度)で管理。気温や鉢の温度を下げるため風通しを確保。水やりは1週間に1度少量の水やり(鉢内部が少し湿るくらい)。夏は陽光を少なめ・完全断水したほうがいいという説もあるが、株を弱らせることにもつながるので、半日陰・通気・極少量の水で緩やかに成長させたほうがいい。夜間の蒸れにも弱いので夜間も通気を確保。