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安倍の肝いり・杉田水脈議員は「待機児童一人もいない」以外にもトンデモ発言連発!「保育所はコミンテルンの陰謀」

炎上した杉田水脈のTwitter


 奈良県安堵町の増井敬史町議が、福島瑞穂議員を在日コリアンだと名指しした上で「股裂きの刑にしてやりたい」とFacebookに投稿したことが大きな問題となっているが、こういうトンデモ議員は国会議員にもいる。

 同じ時期、Twitter上では先の衆院選で自民党から出馬し当選した杉田水脈議員が炎上していたのだ。杉田議員といえば、これまでヘイトスピーチを連発してきた極右中の極右である議員だが、今回は待機児童問題でこんなとんでもない主張をツイートした。

〈待機児童、待機児童っていうけど 世の中に『待機児童』なんて一人もいない。子どもはみんなお母さんといたいもの。保育所なんか待ってない。待機してるのは預けたい親でしょ〉(1月24日、杉田議員のTwitterより)

 子どもを保育所に預けるのは親のエゴ──。とくにこの主張が悪質なのは、〈子どもはみんなお母さんといたいもの〉〈(子どもは)保育所なんか待っていない〉という部分。これは“子育ては母親の仕事”と決め付けた上で“保育所で預けられた子どもはかわいそう”だと女性に罪悪感を植え付けるもので、男性の育児参加や女性の社会進出を阻害してきた言説そのものだ。

 さらに杉田議員は、このツイートに批判の声が寄せられると、〈私も子供を預けて働いてきた親ですけど。苦労は人一倍知っています〉〈私はだから預ける親が悪いとは一言も言っていません。自分もゼロ歳児(実質1歳)から保育所に預けて働いてきましたので〉などと反論。〈日本の施策には子供の視点が抜けている〉〈全て親の視点ばかり〉と論点をずらし、〈子供の気持ちとか成長とか度外視してる〉〈子供の成長に何がいいのか?一番わかるのはお母さんですよね?〉と、相変わらず“子どもがかわいそう”“子育ては母親の役割”と主張しつづけた。

 自分も子どもを保育所に預けていたのに、他人には「子どもの気持ちを考えろ」と言って母親を責め立てる。挙げ句、杉田議員は〈子育て支援と少子化対策が専門〉と言うのだから、呆れるほかない。

 いったいなんでこんな人物が国会議員をやっているのか。しかし、杉田議員は、安倍首相の秘蔵っ子議員。昨年の衆院選で、極右政党・日本のこころ(当時・次世代の党)の元衆院議員である杉田水脈氏を公認候補にしたのも安倍首相の方針だった。

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