カズオ・イシグロ氏にノーベル文学賞 長崎生まれのイギリス人【UPDATE】

「日の名残り」でイギリス最高の文学賞であるブッカー賞を受賞。
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カズオ・イシグロ氏(2015年06月08日)
時事通信社

2017年のノーベル文学賞に、日系イギリス人作家のイシグロ・カズオ氏(62)が選出された。スウェーデン・アカデミーが10月5日に発表した

1954年に長崎で生まれたイシグロ氏は5歳のときに海洋学者の父親がイギリス政府に招かれ、家族で渡英。1983年に国籍を取得し、石黒一雄からカズオ・イシグロとなった。

1982年に長編第1作『遠い山なみの光(原題:A Pale View of Hills)』で小説家デビュー。イギリス王立文学協会賞を受賞した。

この作品と、それに続く1986年の『浮き世の画家(原題:An Artist of the Floating World)』は、戦後の長崎を舞台にしている。

1989年に長編第3作『日の名残り(現代:The Remains of the Day)』を出版。第2次世界大戦後のイギリスの田園地帯にある邸宅を舞台にした同作は、イギリス最高の文学賞であるブッカー賞を受賞した。1993年に同作は、アンソニー・ホプキンス主演で映画化もされた。

発表によると、ノーベル文学賞の選考委員会は、「(イシグロ・カズオ氏の)感情に訴える作品は、世界とつながっているという私たちの幻想に隠された闇をあらわにした」と評価している。イシグロ氏はこれまで8小説を発表した他、映画やテレビなどの脚本も手がけている。

カズオ・イシグロ氏の作品一覧